JPH0545604B2 - - Google Patents

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JPH0545604B2
JPH0545604B2 JP30681288A JP30681288A JPH0545604B2 JP H0545604 B2 JPH0545604 B2 JP H0545604B2 JP 30681288 A JP30681288 A JP 30681288A JP 30681288 A JP30681288 A JP 30681288A JP H0545604 B2 JPH0545604 B2 JP H0545604B2
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JP
Japan
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particles
parts
resin particles
vinylidene chloride
particle size
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JP30681288A
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Inventor
Norio Onobusa
Ichiro Ibuki
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Graft Or Block Polymers (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は粒径が比較的大きく、しかも形状が球
形の部分架橋した非晶質塩化ビニリデン系樹脂粒
子を高収率で容易に製造する方法を提供するもの
である。 また、本発明は部分架橋した非晶質塩化ビニリ
デン系樹脂粒子の粒径分布を制御する方法を提供
するものである。 本発明によつて得られる部分架橋した非晶質塩
化ビニリデン系樹脂粒子はビース発泡法による優
れた塩化ビニリデン系樹脂の発泡成形体を製造す
るための原料樹脂粒子として特に有用である。 (従来の技術) 断熱性、耐熱性等に優れた塩化ビニリデン系樹
脂のビーズ発泡法による発泡成形体が特開昭63−
170434号に記載され、部分架橋した非晶質塩化ビ
ニリデン系樹脂の製造方法が特開昭63−122713号
に記載されている。 ビーズ発泡法は樹脂粒子に揮発性発泡剤を含浸
し、直ちに或いは一定期間熟成し発泡性樹脂粒子
とし、これを直接発泡成形するか或いは一次発泡
後二次発泡成形し発泡成形体を製造する方法であ
る。ビーズ発泡法に使用される部分架橋した非晶
質塩化ビニリデン系樹脂粒子はその中心径が0.2
〜2mmの範囲にあり、粒径分布が極力狭く、粒子
形状が球状であるものが好ましい。 粒径が小さいと発泡剤の含浸に要する時間が短
かくて済むが、含浸後の粒子から発泡剤が逸散し
やすく、一次発泡後の発泡粒子からも発泡剤が逸
散しやすく、また発泡粒子への空気の浸入が多く
なり、それらのために二次発泡成形時の発泡倍率
が低下するし、成形体の断熱性等の物性が低下す
る。粒径が大きいと発泡剤の含浸に要する時間が
長くなり生産性が低下する。 中心径は目的とする発泡成形体により選定され
る。成形体中の原粒界面は往々にして融着不足や
空隙発生の問題を起こすので樹脂粒子の中心径は
大きい方が好ましく、断熱板の如き単純な形状の
成形体用であれば比較的大きい中心径の樹脂粒子
が使用される。しかし、細かい嵌合部や肉薄部を
有する成形体用には小さい中心径の樹脂粒子が使
用される。 粒径分布は用途にもよるが一般に狭い程好まし
い。粒径分布が広いと樹脂に対する発泡剤の含浸
量の割合が粒子毎に分布を生じ発泡成形体の物性
を低下させたり、成形体の外観が問題になる場合
等々があるからである。 また、樹脂粒子の形状は二次発泡成形の際の金
型へのスムースで均密な充填の観点等から真球に
近い程好ましい。 ビーズ発泡法で使用される部分架橋した非晶質
塩化ビニリデン系樹脂粒子は、一旦溶融して押出
造粒して製造することが困難なので、専ら縣濁重
合法により直接製造されている。しかし、通常の
縣濁重合法では縣濁安定剤の量を多く使用するこ
とにより中心径の小さい樹脂粒子は安定に製造で
きるが、中心径の比較的大きい樹脂粒子を安定に
製造することは困難である。大きい樹脂粒子を得
るには縣濁安定剤の量を少く、そして/または撹
拌を弱くする必要があるのであるが、これらの手
段はいずれも縣濁状態を不安定にする方向であ
り、重合途中で単量体、単量体・重合体混合物の
液滴が沈降、凝集、更には反応系全体の集塊化を
行こすからである。 また、通常の縣濁重合法では撹拌槽内の各位置
で流動エネルギー分布が存在すること及び液滴の
衝突に統計的確率分布が存在することから、単量
体、単量体・重合体混合物の液滴の分散・合一に
分布が生じることを避け難く、従つて得られる樹
脂粒子の粒径分布が広くなつてしまう欠点があ
る。 一方、スチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、メ
タクリル酸メチル系樹脂、結晶性塩化ビニリデン
系樹脂等の製造技術の分野ではこれらの樹脂を縣
濁重合法により製造する方法がよく知られてい
る。特にビーズ発泡法により発泡成形体を製造す
ることが盛んに行われているスチレン系樹脂の製
造技術の分野では所望の中心径と狭い粒径分布を
持つたスチレン系樹脂粒子を縣濁重合により収率
よく製造する方法が多数提案されている。 これらの提案を大別すると、特公昭45−39459
号、特公昭46−21449号、特公昭62−51961号等の
縣濁安定剤に特徴のある方法()、特開昭57−
10610号等の重合転化率10%程度塊状重合し、そ
の後縣濁重合に移ることを特徴とする方法()、
特公昭40−824号、特開昭57−70111号等のスチレ
ン系樹脂をスチレン単量体に溶解後縣濁重合する
ことを特徴とする方法()、特公昭46−2987号、
特公昭49−19111号等の予め粒径を揃えた未架橋
のスチレン系樹脂粒子を水中に分散させ、そこへ
樹脂粒子が膨潤するが溶解しない量のスチレンを
主体とする単量体を断続的または連続的に供給し
て縣濁重合することを特徴とする方法()に分
類される。 前記(),(),()の方法はいずれも重合
中に単量体、単量体・重合体混合物の液滴の分
散、合一に分布が存在することを避け難く、従つ
て得られる樹脂粒子の粒径分布は広く満足すべき
方法ではない。前記()の方法はスチレンを主
体とする単量体を多く供給し過ぎるとスチレン系
樹脂粒子が単量体に溶解した溶液状態となり、こ
れが水中で分散、合一を起こし粒径分布が広くな
る。縣濁安定剤の量が少なければ場合によつては
重合系全体が不安定となり集塊化するし、多けれ
ば供給された単量体の単独液滴も生成し、これか
らの樹脂粒子が生成し粒径分布が広くなる。従つ
て、重合系内の単量体の単量体と重合体の和に対
する重量比を0.6程度以下に保つ必要があり、し
かも単量体、縣濁安定剤等の断続的または連続的
な供給が必要であり、管理面でも設備面でも複雑
で必ずしも満足すべき方法ではない。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者等が解決しようとする問題点は部分架
橋した非晶質塩化ビニリデン系樹脂粒子の製造に
おいても、粒径が比較的大きく、形状が球状であ
り、しかも粒径分布の制御された樹脂粒子を安定
に高収率で製造する方法を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は前記問題点を解決するために鋭意
研究を重ねた結果、ゲル分率が25〜85%である非
晶質塩化ビニリデン系樹脂粒子が常温から重合温
度近傍の温度において樹脂粒子重量の1〜20倍量
の塩化ビニリデンを主体とする共重合性不飽和単
量体を含浸すること、また、含浸された重合性不
飽和単量体は実質的に全量が原樹脂粒子内で重合
することを見出し、これらの知見に基づいて本発
明を完成した。 即ち、本発明はゲル分率が25%以上85%以下で
ある非晶質塩化ビニリデン系樹脂粒子をシード粒
子とし、膨潤度が該シード粒子の限界膨潤度の80
%以下となる量の塩化ビニリデンを主体とする共
重合性不飽和単量体及び架橋剤とラジカル重合開
始剤を該シード粒子に含浸せしめた後、縣濁安定
剤を添加して水性縣濁重合する(以下シード重合
と云う)ことを特徴とする部分架橋した非晶質塩
化ビニリデン系樹脂粒子の製造方法を提供するも
のである。以下に詳しく説明する。なお本発明に
云う限界膨潤度(以下LSI記す)とは樹脂粒子2
〜5gを過剰量のシード重合において使用する単
量体組成の混合液に常温、撹拌下1時間浸漬した
後、200メツシユの金網で濾過し金網上に残つた
単量体を含浸した状態の樹脂粒子の重量から次式
で求めた値である。 限界膨潤度≡LSI=(単量体を含浸した状態の
樹脂粒子重量)/(浸漬前の樹脂粒子重量) また、本発明でいう膨潤度(以下SIと記す)と
はシード重合において使用するシード粒子の重量
(Ws)と単量体の全重量(Wm)から次式で求め
た値である。 膨潤度≡SI=(Ws+Wm)/Ws また、本発明でいうゲル分率とは樹脂1〜2g
を100mlのテトラヒドラフラン中に40℃、撹拌下
1時間浸漬した後、可溶分と不溶分を濾別し、テ
トラヒドロフランを蒸発除去して得られるテトラ
ヒドロフラン不溶分の重量から次式で求めた値で
ある。 ゲル分率(%)=(不溶分の重量)×100/(浸漬
前の樹脂重量) まず、本発明のゲル分率が25%以上85%以下で
ある非晶質塩化ビニリデン系樹脂粒子(以下シー
ド粒子という)について説明する。 本発明のシード粒子は結晶性であるとLSIが低
く本発明の目的に適さない故、非晶質である必要
がある。一般に塩化ビニリデンより生成する構造
単位が85重量%以下の樹脂は非晶質である。ま
た、非晶質であつてもゲル分率が25%未満では単
量体を含浸した粒子はシード重合中に単量体を粒
子内に保持できず、ゲル分率が85%を越えると
LSIが低く本発明の目的に適さない故、ゲル分率
は25%以上85%以下である必要がある。 本発明のシード粒子は塩化ビニリデン30〜85
部、一種以上の共重合性不飽和単量体70〜15部及
び一種以上の共重合可能な二重結合を分子内に2
以上有する化合物(以下架橋剤と云う)とをラジ
カル重合開始剤、縣濁安定剤、必要に応じてPH調
整剤の存在下に公知の水性縣濁重合を行うことに
より得られる。 この場合、縣濁安定剤の量を多く使用し、そし
て/または撹拌を強くして始めから大部分をシー
ド粒子として得ることもできるし、直接にビーズ
発泡用原料樹脂粒子を得る目的で重合して得た樹
脂粒子から規格内の製品粒子を篩分し残部の規格
外の小粒子をシード粒子として得ることもでき、
また、残部の規格外の大粒子を粉砕してシード粒
子とすることもできる。 共重合性不飽和単量体としては塩化ビニル、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレ
ン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、アクリル
酸、メタクリル酸、アクリル酸アルキルエステ
ル、メタクリル酸アルキルエステル、アクリル酸
グリシジル、メタクリル酸グリシジル、N−フエ
ニルマレイミド、N−ヘキシルマレイミド、N−
2クロロフエニルマレイミド等のN−置換マレイ
ミド等公知の単量体を挙げることができる。 架橋剤としてはジビニルベンゼン、,エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1・3−ブ
チレングリコール、1・6−ヘキサンジオール、
ネオペンチグリリコール等のジオールのジアクリ
ル酸エステルやジメタクリル酸エステル、トリメ
チロールプロパンのトリアクリル酸エステルやト
リメタクリル酸エステル、テトラアリルオキシエ
タン等公知の共重合可能な架橋剤を挙げることが
できる。 架橋剤の量を加減することによりゲル分率を加
減できるので、架橋剤の量はシード粒子のゲル分
率が25〜85%の範囲の所望の値となるよう決める
ことができる。 ラジカル重合開始剤、縣濁安定剤としては公知
のものが使用できる。 次に、シード重合について説明する。 シード重合においてはシード粒子の重量と塩化
ビニリデンと一種以上の共重合性不飽和単量体の
単量体合計重量はSIがLSIの80%以下である条件
を満足することが必須である。SIがLSIの80%以
下であれば単量体は実質的に全量がシード粒子に
含浸し、含浸した単量体は実質的に全量がシード
粒子内で重合するのである。シード粒子の粒径の
ほゞ(SI)1/3倍の球形の樹脂粒子を得ることが
できる。SIがLSIの80%を越えるとシード粒子に
含浸しない単量体が存在し、この余分の単量体が
単独で分散・縣濁し重合するので微細な粒子や数
個以上合着した凝集粒等を多量に含む粒径分布の
広い樹脂粒子を生成する。 シード粒子への単量体と架橋剤及びラジカル重
合開始剤の含浸は縣濁安定剤の実質的不存在下で
シード粒子を水、単量体、架橋剤、ラジカル重合
開始剤と重合開始温度以下の温度で撹拌混合する
ことにより達成することができる。含浸操作時に
縣濁安定剤が存在するとシード粒子に含浸しない
単独の油滴も生成するので縣濁安定剤は実質的に
存在してはならない。 次いで縣濁安定剤を添加撹拌することにより、
単量体等を含浸し合着しているシード粒子は個々
にきれいに分散する。所定の温度に昇温して縣濁
重合を行えば単量体は実質的に全量が膨潤拡大し
たシード粒子内で重合し、シード粒子の粒径分布
とSIから決定される所期の粒径分布を有する樹脂
粒子を得ることができる。 縣濁安定剤の量は単量体等を含浸し合着してい
るシード粒子を個々にきれいに分散し、また重合
中に粒子同志が合着しない量であればよく、撹拌
強さは単量体等を含浸し合着しているシード粒子
を個々に分散でき、また重合中に個々の粒子が沈
降しない強さであればよい。 本発明のシード重合によれば生成粒子の粒径分
布はシード粒子の粒径分布とSIにより決定され縣
濁安定剤の種類や量、撹拌の強さには実質的に影
響を受けない。 シード重合に使用する塩化ビニリデンの量は30
〜85部が好ましく、一種以上の共重合性不飽和単
量体の量は70〜15部が好ましい(シード重合の説
明における部はシード重合において使用する塩化
ビニリデンと一種以上の共重合性不飽和単量体の
単量体合計重量を100部とする値である)。 塩化ビニリデンが30部未満では得られる樹脂の
難燃性、ガスバリヤー性、耐薬品性等塩化ビニリ
デン本来の特性が低下し、85部を越えると樹脂に
結晶性が発現しビーズ発泡のための発泡剤の含浸
性が低下する。 シード重合で使用する共重合性不飽和単量体と
してはシード粒子の説明において挙げた如き公知
の共重合可能な不飽和単量体が使用できる。 シード重合で使用する架橋剤としてはシード粒
子の説明において挙げた如き公知の架橋剤が使用
できる。架橋剤の種類、量はビーズ発泡のための
発泡剤の含浸性、発泡過程での発泡性、発泡成形
体の独立気泡率等を勘案して決定することができ
る。 シード重合に使用する縣濁安定剤としてはヒド
ロキシプロピルメチルセルロース系、ポリビニル
アルコール系縣濁安定剤にその他各種の公知の縣
濁安定剤を使用することができる。 シード重合に使用する水の量は90〜150部が適
当である。 シード重合に使用されるラジカル重合開始剤は
ラウリルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド等公知の油溶性開始剤を使用することができ
る。 以上説明したように、本発明は部分架橋構造を
有するシード粒子の膨潤拡大した網目構造内に含
浸した単量体が実質的に全量シード粒子内で重合
する機構の重合法であり、従つてシード粒子の粒
径分布とSIを選定することにより粒径制御を行う
縣濁重合法であつて、縣濁安定剤の量や種類、撹
拌の強さ、単量体・重合体混合物の液滴粘度、或
いは未架橋の樹脂粒子に少量づつ単量体を添加し
ていくこと等により粒径制御を行う従来の縣濁重
合法とは全く異る新規な方法である。 本発明によれば目標の粒径分布を有する製品樹
脂粒子を予めシード粒子の粒径分布とSIを選定す
ることにより安定に高収率で製造することができ
る。 また、本発明によれば規格外の樹脂粒子を規格
内に回収救済することができる。 以下、本発明を実施例によつて更に詳細に説明
するが、これらの例により限定されるものではな
い。なを、実施例中の部は重量部を表わす。 実施例1〜4、比較例1〜3 水120部に縣濁安定剤としてPVA 0.3部を予め
溶解した溶液を反応容器に仕込み、次にN−フエ
ニルマレイミド7部をアクリロニトリル20部、ス
チレン23部、ジビニルベンゼンを表1に示す量の
混合液に予め溶解させ、更に塩化ビニリデン50部
を混合した単量体混合液とラジカル重合開始剤と
してラウリルパーオキサイド0.8部を仕込んだ。
窒素置換後、撹拌を開始し60℃に昇温後26.5時間
に反応し、生成樹脂粒子を濾別、水洗、乾燥し
た。得られた樹脂粒子中の残存単量体量はいずれ
も1.5%以下であり、重合率はいずれも98%以上
であつた。 篩分して得た粒径0.3〜0.4mmの樹脂粒子のゲル
分率と限界膨潤度は表1に示す値であつた。 次に水110部と得られた粒径0.3〜0.4mmの樹脂
粒子20部を反応容器に仕込み、N−フエニルマレ
イミド7部、アクリロニトリル20部、スチレン23
部、塩化ビニリデン50部、ジビニルベンゼン0.03
部の単量体混合液とラウリルパーオキサイド0.8
部を仕込んだ後、1時間撹拌した。次いで
PVA0.3部を水14部に溶解した水溶液を添加後窒
素置換し、40分間撹拌後60℃に昇温し26.5時間反
応した。瀘別、水洗、乾燥して、得られた樹脂粒
子の残存単量体量はいずれも1.5%以下であり、
重合率はいずれも98%以上であつた。また、粒径
分布、粒子形状、ゲル分率は表1に示す性状であ
つた。
【表】 実施例5〜7、比較例4 水120部にPVA0.3部を予め溶解した溶液を反
応容器に仕込み、次にN−フエニルマレイミド7
部をアクリロニトリル20部、スチレン23部、1・
6−ヘキサンジオールジアクリレート0.07部の混
合液に予め溶解させ、更に塩化ビニリデン50部と
ラウリルパーオサイド0.8部を混合した単量体混
合液を仕込んだ。窒素置換後、100rpmの速度で
撹拌を開始し60℃に昇温後26.5時間反応した。生
成樹脂粒子を濾別、水洗、乾燥して得られた樹脂
粒子の残存単量体量は1.5%以下であり、重合率
は98%以上であつた。また粒径分布は次の通りで
あつた。 粒径(mm) 含有率(%) 0.2以下 4 0.2〜0.4 28 0.4〜0.6 18 0.6〜0.8 14 0.8〜1.0 12 1.0〜1.2 10 1.2〜2.0 14 次ぎに、得られた樹脂粒子の粒径が0.2〜0.4mm
の粒子をそれぞれ表2に示す量と水110部を反応
容器に仕込み、N−フエニルマレイミド7部、ア
クリロニトリル20部、塩化ビニリデン50部、1・
6−ヘキサンジオールジアクリレート0.06部ラウ
リルパーオキサイド0.8部の単量体混合液を仕込
んだ後、1時間100rpmで撹拌し、続けてPVA0.3
部を水14部に溶解した水溶液を添加後窒素置換
し、速度を130rpmに上げて40分間撹拌後60℃に
昇温し26.5時間反応した。濾別、水洗、乾燥して
得られた樹脂粒子の残留単量体はずれもは1.5%
以下、重合率はいずれも98%以上、ゲル分率はい
ずれも50〜55%であり、粒径分布は表2に示す値
であつた。
【表】 なお、仕込んだ0.2〜0.4mmの樹脂粒子のゲル分
率は54%であり、限界膨潤度は10であつた。実施
例5〜7の樹脂粒子は球形であり、異形粒、凝集
粒はほとんど見つからない。比較例4の0.8mm以
上の樹脂には異形粒、凝集粒が多い。 比較例 5 撹拌速度を70rpmとした以外は実施例5の前段
の反応と同じ条件で反応を行つた。反応終了後、
反応容器の蓋を開けたところ、撹拌翼の周辺以外
樹脂粒子が全体に凝集していた。 比較例 6 撹拌速度を130rpmとした以外実施例5の前段
の反応と同じ条件で反応を行つた。反応終了後、
反応容器の蓋を開けたところ、撹拌翼上部に約20
%の樹脂凝集塊が付着していた。 実施例 8 実施例1の前段の重合で得た粒径が0.6〜0.8mm
の樹脂粒子を仕込んだことと撹拌速度を160rpm
とした以外は実施例6と同じ条件で後段の反応、
後処理を行つた。得られた樹脂粒子の粒径分布は
次に示す値であつた。 粒径(mm) 含有率(重量%) 0.6以下 2 0.6〜0.8 1 0.8〜1.0 1 1.0〜1.2 17 1.2〜1.6 78 1.6以上 1 なお、仕込んだ0.6〜0.8mmの樹脂粒子のゲル分
率は54%であり、限界膨潤度は10であつた。ま
た、樹脂粒子の形状は球形であり、異形粒、凝集
粒は殆んど含まれていなかつた。 実施例 8 水120部に縣濁安定剤としてヒトロキジプロピ
ルメチルセルロース0.2部を溶解した溶液を反応
容器に仕込み、メタクリル酸メチル50部、塩化ビ
ニリデン50部、ジビニルベンゼン0.04部、ジイソ
プロピルパーオシジカーボネート0.2部の混合液
を仕込んだ。窒素置換後、撹拌を開始し40℃に昇
温後24時間反応し、生成樹脂粒子を濾別、水洗、
乾燥した。得られた樹脂粒子中の残存単量体量は
1.3%であり、重合率は98%以上であつた。篩分
して得た粒径0.2〜0.4mmの樹脂のゲル分率は47%
であり、塩化ビニリデン50部、アクリロニトリル
30部、スチレン15部、N−フエニルマレイミド5
部の単量体混合液に対する限界膨潤度は14であっ
た。 次に、水110部と得られた粒径0.2〜0.4mmの樹
脂粒子20部を実施例5と同じ反応容器に仕込み、
塩化ビニリデン50部、アクリロニトリル30部、ス
チレン15部、N−フエニルマレイミド5部、ジビ
ニルベンゼン0.02部ラウリルパーオキサイド0.6
部よりなる単量体混合液を仕込んだ後、1時間
100rpmで撹拌し、続けてヒドロキシプロピルメ
チルセルロース0.2部を水14部に溶解した水溶液
を添加後、窒素置換し、速度を130rpmに上げて
40分間撹拌後60℃に昇温し24時間反応した。濾
過、水洗、乾燥して得られた樹脂粒子の残存単量
体は1.3%、重合率は98%以上、ゲル分率は41%
であり、粒径分布は次に示す値であつた。 粒径(mm) 含有率(重量%) 0.2以下 3 0.2〜0.4 7 0.4〜0.6 58 0.6〜0.8 30 0.8〜1.0 1 1.0以上 1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ゲル分率が25%以上85%以下である非晶質塩
    化ビニリデン系樹脂粒子をシード粒子とし、膨潤
    度が該シード粒子の限界膨潤度の80%以下となる
    量の塩化ビニリデンを主体とする共重合性不飽和
    単量体及び架橋剤、ラジカル重合開始剤を該シー
    ド粒子に含浸せしめた後、縣濁安定剤を添加して
    水性縣濁重合することを特徴とする部分架橋した
    非晶質塩化ビニリデン系樹脂粒子の製造方法。
JP30681288A 1988-12-06 1988-12-06 塩化ビニリデン系樹脂粒子の製造方法 Granted JPH02153911A (ja)

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