JPH0545999U - アークヒータの冷却構造 - Google Patents
アークヒータの冷却構造Info
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- JPH0545999U JPH0545999U JP9404791U JP9404791U JPH0545999U JP H0545999 U JPH0545999 U JP H0545999U JP 9404791 U JP9404791 U JP 9404791U JP 9404791 U JP9404791 U JP 9404791U JP H0545999 U JPH0545999 U JP H0545999U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷却能力を向上させて高温特性を維持できる
アークヒータの冷却構造を提供する。 【構成】 環状部材 (アノード電極) 2内にこれと同心
的に環状流路4aを形成すると共に、2本の給水流路4
b,4bを環状流路4aの径方向外方から互いに直線状
に連通させて、冷却水を環状流路4aに供給する。
アークヒータの冷却構造を提供する。 【構成】 環状部材 (アノード電極) 2内にこれと同心
的に環状流路4aを形成すると共に、2本の給水流路4
b,4bを環状流路4aの径方向外方から互いに直線状
に連通させて、冷却水を環状流路4aに供給する。
Description
【0001】
本考案は、プラズマを用いた加熱装置であるアークヒータ、特にその冷却構造 に関する。
【0002】
アークヒータは、一般にプラズマ化学反応用熱源としてのプラズマジェットを 作り出す装置である。
【0003】 図5は、従来のアークヒータの構成を示すもので、環状のアノード電極aと同 軸的に棒状のカソード電極bを設け、これら電極a,b間に直流電圧を印加して アークcを発生させ、このアークcにより作動ガスdをプラズマ状態にして、上 記アノード電極a内面側から外部に噴出させている。
【0004】 一方、アークヒータの電極a,bは、アーク温度やガス温度が高いことによる 特性劣化を防ぐために、冷却水による冷却が行われている。アノード電極aにつ いては、その肉厚内に環状の冷却水流路fが形成されており、この流路fに冷却 水を一側から供給し逆側から排出することにより冷却されている。
【0005】
ところで、上述したアノード電極aの冷却構造としては、その電極aの加熱面 である内面e側を重点的に冷却する必要がある。しかしながら、従来の冷却構造 では、図5(b) のように、冷却水が環状流路f内側部であるスロート部gの周囲 を二手に分かれて流れるため、電極内面eに加えられた熱は、主として環状流路 f内側を流れる冷却水により排出されるだけで、流路f外側の冷却水はほとんど 冷却に寄与しない。このため、従来の冷却構造では、甚だ冷却能力が低く、より 大きなパワーのアークヒータには適用が難しかった。
【0006】 そこで本考案の目的は、冷却能力を向上させて高温特性を維持できるアークヒ ータの冷却構造を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するために、本考案の冷却構造は、環状のアノード電極と棒状 のカソード電極とを同軸的に配置したアークヒータにおいて、上記アノード電極 内にこれと同心的に大径の環状流路を形成すると共に、この環状流路に冷却水を 供給すべく複数の給水流路を上記環状流路にその径方向外方から互いに放射状に 連通させたものである。
【0008】
アノード電極内に大径の環状流路を形成し、複数本の給水流路を環状流路の径 方向外方から互いに放射状に連通させることで、これら給水流路から環状流路に 供給された冷却水は、アノード電極の環状部材内側部に直接噴射され、環状流路 内の冷却水を攪拌することができる。このため、従来は冷却に寄与していない環 状流路外側の冷却水も冷却に供せられることになり、冷却能力を向上できる。
【0009】
以下、本考案の実施例を添附図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は、アークヒータの全体構成を示すもので、1は円環状のSUS製フラン ジ、2はフランジ1の内面側に嵌着された銅製の第1環状部材であり、後述する 第2環状部材8と対をなす。このフランジ1および環状部材2からなるブロック 3には、内部に冷却水を流すために冷却水流路4が形成されている。冷却水流路 4は、環状部材2の肉厚内にこれと同心に形成した環状流路4a、環状流路4a にフランジ1外周の2箇所から互いに逆方向に冷却水を供給する給水流路4b, 4b、これら流路4bによる給水箇所と直交する2箇所から冷却水を排出する排 水流路4c,4c (図2) からなる。環状流路4aは、その外径が十分な大きさ とされており、環状部材2の外周にその周方向に連続して溝6を形成し、この環 状部材2をフランジ1に嵌着することで得られている。給水流路4b,4bは、 図2に示すように、環状流路4aに対しその径方向外方から互いに直線状に連通 され、それらの噴出口が環状流路4a内側のスロート部2aを挾んで相対向して いる。これと同様に、排水流路4c,4cは、両給水流路4bと直交する位置に 連通形成されている。なお、これらの流路4b,4cは、フランジ1にその外周 から内周にまで延在させて4つの連通孔5を放射状に形成することで得られてい る。
【0011】 また、7は上記フランジ1の一側面に取付けられたFRP製の構体で、その中 央に貫通孔7aを有する。貫通孔7aのフランジ1側には複数段の段差部7bが 形成され、この段差部7bに銅製の第2環状部材8と絶縁材製のカソードカバ9 が嵌着されている。第2環状部材8は、構体7のフランジ1への取付時に上記第 1環状部材2の側面凹部2bに嵌め込まれ、この環状部材2に対し同軸に位置決 めされている。第1・第2環状部材2,8間には、絶縁材からなる断面コ字状の 環状仕切板10が介設されており、いわば従来のアノード電極を互いに絶縁され た2つの環状部材2,8に分割した構造となっている。このように本例で、分割 型のアノード電極構造を採用したのは、第1環状部材2を定常時に、第2環状部 材8を放電スタート時にそれぞれ使用するためである。
【0012】 上記構体7及び第2環状部材8等は、上記フランジ1に一体物として取付けら れるブロック11をなし、このブロック11にも、上記ブロック3と同様に冷却 水流路12が形成されている。冷却水流路12は、第2環状部材8内に形成した 流路12a、この流路12aに構体7外から冷却水を供給する給水流路12b、 給水流路12bと逆側から流路12aの冷却水を排出する排水流路12cからな る。具体的には、構体7の外周テーパ部から上記孔7aの段差部7bに延在させ て連通孔13,13を形成し、この段差部7bに第2環状部材8を嵌着して流路 12aと両連通孔13とを連通させることで得られている。
【0013】 図3は、第2環状部材8内の流路12a形状を示したものである。第2環状部 材8は、軸方向に互いに対峙された2つの環状片14,15からなる。環状片1 5の接合面には予め環状溝15aが同心的に形成されており、これにより環状部 材8内部には環状の空間16が区画形成されている。空間16は環状部材8外観 とほぼ同一形状とされ、その内部には部材8と同じ銅製の中子18が配設されて いる。中子18は、図4に示すように、空間16と同じ幅W及び外径Dをもつ環 状のベース部18aと、このベース部18aの内面側に一体形成された区画部1 8bからなり、この区画部18bが空間16と同一形状とされている。このため 、中子18を図3のように空間16内に設けることで、空間16の内側には環状 部材8内面側と略同一形状 (断面略V字状) の細い冷却水流路19が区画形成さ れる。中子18の外周2箇所には、中心に向けて孔18cが設けてあり、この孔 18cはこれと交差する孔18dにより上記冷却水流路19と連通している。な お、17は環状片15に形成した連通孔で、上記孔18cを給水流路12bおよ び排水流路12cと接続する。
【0014】 図1において、上記環状部材2,8の一端側には、棒状のカソード電極20が 配置されている。カソード電極20は、予めカソードホルダー21に支持されて おり、このホルダ21を上記構体7の孔7a内に嵌め込むことで、上記カソード カバ9の内側に且つ両環状部材2,8と同軸に配設されている。なお、図1中、 22はカソード電極20を冷却するための冷却水流路、23は構体7内側に作動 ガスを注入するためのガス流路である。
【0015】 次に、本実施例の作用について説明する。
【0016】 いま、構体7の内側にガス流路23を通じて作動ガスを注入し、カソード電極 20および第1環状部材2間に直流電圧を印加した状態で第2環状部材8にトリ ガー電圧を印加すると、カソード電極20先端で生じたアークは、第2環状部材 8の内面に付着したのち、その付着点が第1環状部材2の内面上に移る。これに より、注入ガスはアークにより加熱されてプラズマ状態となり、両環状部材2, 8内を通過して外部に噴射される。
【0017】 このとき、冷却水流路4,12には冷却水が供給され、これによって両環状部 材2,8は冷却されている。即ち、冷却水流路4には、図2のように、その給水 流路4b,4bにフランジ1外から冷却水が供給され、この冷却水が流路4b, 4bを通って環状流路4aに導入される。このとき、給水流路4b,4bは、環 状部材2中央のスロート部2aを挾んで相対向しているため、これら流路4bか らの冷却水はスロート部2aにその両側から噴射され、これに起因して環状流路 4a内の冷却水が十分に攪拌される。こうして攪拌された冷却水は、その後、排 出流路4c,4cを経てフランジ1外に排出される。一方、冷却水流路12には 、図1のように、その給水流路12bに構体7外から冷却水が供給され、この冷 却水が環状部材8内に導入される。環状部材8では、図3のように、冷却水が連 通孔17、中子18の孔18c,18dを通って流路19に供給され、この流路 19内を二手に分かれて周方向に流れたのち、逆側の連通孔17を通って排水流 路12cに導かれる。そして、この排水流路12cにより構体7外部に排出され る。
【0018】 以上のように、本アークヒータでは、従来型アノード電極を2つの環状部材2 ,8に分割し、カソード電極20とこれに対し遠方の環状部材2間にアークを発 生させたので、同じ投入電力に対し電流よりも電圧を相対的に大きくし、熱効率 の向上等を図ることができる。また、近方の環状部材8はアーク発生時のトリガ ーとして使用したので、上述のように放電路を長くしても、着火性に劣ることは ない。
【0019】 また、環状部材2内に比較的大きな環状流路4aを形成すると共に、2本の給 水流路4b,4bを環状流路4aにその径方向外方から互いに対向させて連通さ せたので、環状流路4a内側のスロート部2aに互いに逆側から冷却水を噴射さ せて、環状流路4a内の冷却水を攪拌することが可能となる。従って、環状部材 2のスロート部2bは、流路4a内の冷却水全体で冷却され、従来は冷却に寄与 していない流路4a外側の冷却水も冷却に利用できるようになり、冷却能力を大 幅に向上することができる。また、環状流路4aを十分に大きく形成しているか ら、給水流路4bからの冷却水が直接排水流路4cから排出されることなく、冷 却能力を良好に維持できる。さらに、給水流路4bと排水流路4cを2本ずつ設 けたので、環状流路4aを広くしても、実質的に圧力損失を上げることなく充分 な冷却水量を供給できる。
【0020】 また、環状部材8内にはこれと同軸に環状の空間16を形成し、この空間16 に中子18を設けてその空間16内側にのみ冷却水流路19を形成したので、狭 い流路19を得て冷却水の流速を速め、冷却水への熱伝達量を増大させることが できる。
【0021】 なお、上記実施例では、環状部材2の冷却構造を分割型アノード電極構造に適 用した例について説明したが、通常の一体型アノード電極に適用してもよいこと は当然である。また、この冷却構造における給水流路4bおよび排水流路4cは 、上述した2本に限らず、さらに多く設けてもよい。
【0022】
以上要するに本考案によれば、アノード電極内に大径の環状流路を形成し、複 数本の給水流路を環状流路にその径方向外方から互いに放射状に連通させたので 、環状流路内で冷却水を攪拌させて、冷却能力を向上させることができ、高温特 性を良好に維持できる。
【図1】本考案冷却構造が適用されるアークヒータの一
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A矢視縮小断面図である。
【図3】アークヒータの部分拡大断面図である。
【図4】中子の概略構成図である。
【図5】従来のアークヒータを示す断面図である。
1 フランジ 2 第1環状部材(アノード電極) 2a スロート部 4 冷却水流路 4a 環状流路 4b 給水流路 4c 排水流路 8 第2環状部材(アノード電極) 20 カソード電極
Claims (1)
- 【請求項1】 環状のアノード電極と棒状のカソード電
極とを同軸的に配置したアークヒータにおいて、上記ア
ノード電極内にこれと同心的に大径の環状流路を形成す
ると共に、この環状流路に冷却水を供給すべく複数の給
水流路を上記環状流路にその径方向外方から互いに放射
状に連通させたことを特徴とするアークヒータの冷却構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991094047U JP2583234Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 冷却構造を備えたアークヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991094047U JP2583234Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 冷却構造を備えたアークヒータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0545999U true JPH0545999U (ja) | 1993-06-18 |
| JP2583234Y2 JP2583234Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=14099652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991094047U Expired - Lifetime JP2583234Y2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | 冷却構造を備えたアークヒータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583234Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH035221A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-11 | Akio Kimura | 電気自動車の走行中における充電用発電機の駆動装置 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP1991094047U patent/JP2583234Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH035221A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-11 | Akio Kimura | 電気自動車の走行中における充電用発電機の駆動装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2583234Y2 (ja) | 1998-10-22 |
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