JPH0547568A - 波ケース収納電気機器及びその製造方法 - Google Patents
波ケース収納電気機器及びその製造方法Info
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- JPH0547568A JPH0547568A JP3209298A JP20929891A JPH0547568A JP H0547568 A JPH0547568 A JP H0547568A JP 3209298 A JP3209298 A JP 3209298A JP 20929891 A JP20929891 A JP 20929891A JP H0547568 A JPH0547568 A JP H0547568A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 2
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】波ケース収納電気機器の冷却効率を向上させ
る。 【構成】山部と谷部とが交互に並ぶように成形された波
板を側壁部に用いた波ケース2内に電気機器本体を収納
した後、波ケース内に絶縁油6を充填する。次いで波ケ
ース2内を真空ポンプ14により減圧し、波ケース内の
上端から所定の深さの位置までの領域の内圧が負圧とな
ったときに減圧動作を停止させて波ケース2を密封す
る。
る。 【構成】山部と谷部とが交互に並ぶように成形された波
板を側壁部に用いた波ケース2内に電気機器本体を収納
した後、波ケース内に絶縁油6を充填する。次いで波ケ
ース2内を真空ポンプ14により減圧し、波ケース内の
上端から所定の深さの位置までの領域の内圧が負圧とな
ったときに減圧動作を停止させて波ケース2を密封す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、山部と谷部とが交互に
並ぶように成形された波板を側壁部に用いた波ケース内
に電気機器本体を収納した波ケース収納電気機器及びそ
の製造方法に関するものである。
並ぶように成形された波板を側壁部に用いた波ケース内
に電気機器本体を収納した波ケース収納電気機器及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変圧器等の油入電気機器のケースとし
て、図6ないし図8に示したように、波板1により側壁
部を構成した波ケース2が用いられている。波板1は、
山部1aと谷部1bとが交互に並ぶように波付け成形さ
れた鋼板からなり、各山部1aの幅方向(ケースの高さ
方向)の両端1a1,1a2(図7参照)が溶接されて、各
山部1aの内側に油道空間が形成されている。波板1は
上部枠体3及び下部枠体4の間に跨って配置され、波板
1の上端縁及び下端縁がそれぞれ上部枠体3及び下部枠
体4に溶接されて波ケース2が構成されている。
て、図6ないし図8に示したように、波板1により側壁
部を構成した波ケース2が用いられている。波板1は、
山部1aと谷部1bとが交互に並ぶように波付け成形さ
れた鋼板からなり、各山部1aの幅方向(ケースの高さ
方向)の両端1a1,1a2(図7参照)が溶接されて、各
山部1aの内側に油道空間が形成されている。波板1は
上部枠体3及び下部枠体4の間に跨って配置され、波板
1の上端縁及び下端縁がそれぞれ上部枠体3及び下部枠
体4に溶接されて波ケース2が構成されている。
【0003】図9(A)に示したように、波ケース2内
に電気機器(例えば変圧器)本体5を収納した後、ケー
ス内に絶縁油6を充填すると、絶縁油の静圧の分布は図
9(B)に示すようになり、ケースの下部程絶縁油の静
圧が高くなる。尚図9において6aは絶縁油の液面レベ
ルを示している。
に電気機器(例えば変圧器)本体5を収納した後、ケー
ス内に絶縁油6を充填すると、絶縁油の静圧の分布は図
9(B)に示すようになり、ケースの下部程絶縁油の静
圧が高くなる。尚図9において6aは絶縁油の液面レベ
ルを示している。
【0004】上記の静圧は波板の各山部1aに内側から
作用するため、各山部1aは図8に鎖線で示したように
膨らむことになる。この膨らみは山部1aの幅方向(ケ
ースの高さ方向)のほぼ中央部付近で最大になる。
作用するため、各山部1aは図8に鎖線で示したように
膨らむことになる。この膨らみは山部1aの幅方向(ケ
ースの高さ方向)のほぼ中央部付近で最大になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8に鎖線で示したよ
うに、絶縁油の静圧により波板1の山部1aが膨らむ
と、波ケース2の容積が増大するため、余分の絶縁油が
必要になり、不経済である。また波板の各山部1aが膨
らむと、谷部1bに形成されている空気道が狭くなるた
め、絶縁油の冷却効率が低下するという問題も生じる。
うに、絶縁油の静圧により波板1の山部1aが膨らむ
と、波ケース2の容積が増大するため、余分の絶縁油が
必要になり、不経済である。また波板の各山部1aが膨
らむと、谷部1bに形成されている空気道が狭くなるた
め、絶縁油の冷却効率が低下するという問題も生じる。
【0006】上記の問題を解決することを狙った電気機
器として、常温の無負荷状態でケース内を負圧に保っ
て、図10に示したように、各山部1aの相対向する側
壁部を、外圧Pにより互いに接触するまで内側に湾曲さ
せるようにしたものがある。このように構成すれば、絶
縁油の量を少なくすることができ、また山部1aの両側
の空気道を広くすることができる。
器として、常温の無負荷状態でケース内を負圧に保っ
て、図10に示したように、各山部1aの相対向する側
壁部を、外圧Pにより互いに接触するまで内側に湾曲さ
せるようにしたものがある。このように構成すれば、絶
縁油の量を少なくすることができ、また山部1aの両側
の空気道を広くすることができる。
【0007】しかしながら、このようにした場合には、
電気機器の運転時にケースの内圧が上昇したときにも、
各山部1aの凹みが残るため、各波部1aが外圧により
常時大きな歪みが与えられた状態に保持されることにな
る。そのため波板が疲労し、ケースの耐久性が低下する
恐れがある。また図10のように各山部1aの側壁部を
内側に湾曲させると、電気機器の運転時においても、各
山部に凹みが残るため、各山部の内側の油道が狭くな
り、冷却効率が低下する。
電気機器の運転時にケースの内圧が上昇したときにも、
各山部1aの凹みが残るため、各波部1aが外圧により
常時大きな歪みが与えられた状態に保持されることにな
る。そのため波板が疲労し、ケースの耐久性が低下する
恐れがある。また図10のように各山部1aの側壁部を
内側に湾曲させると、電気機器の運転時においても、各
山部に凹みが残るため、各山部の内側の油道が狭くな
り、冷却効率が低下する。
【0008】本発明の目的は、波板の各山部に大きな歪
みを生じさせることなく絶縁油の節約を図るとともに、
波板の各山部内の油道を狭くすることなく、山部相互間
に空気道を十分に確保することができるようにした波ケ
ース収納電気機器及びその製造方法を提供することにあ
る。
みを生じさせることなく絶縁油の節約を図るとともに、
波板の各山部内の油道を狭くすることなく、山部相互間
に空気道を十分に確保することができるようにした波ケ
ース収納電気機器及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の波ケース収納電
気機器は、山部と谷部とが交互に並ぶように成形された
波板を側壁部に用いた波ケース内に絶縁油と共に電気機
器本体を収納したもので、本発明においては、電気機器
が運転されていない状態で、波ケース内の上端から所定
の深さの位置までの第1の領域の内圧が負圧となり、該
第1の領域よりも下方の第2の領域では内圧が正圧とな
るように波ケース内の圧力分布が設定されている。
気機器は、山部と谷部とが交互に並ぶように成形された
波板を側壁部に用いた波ケース内に絶縁油と共に電気機
器本体を収納したもので、本発明においては、電気機器
が運転されていない状態で、波ケース内の上端から所定
の深さの位置までの第1の領域の内圧が負圧となり、該
第1の領域よりも下方の第2の領域では内圧が正圧とな
るように波ケース内の圧力分布が設定されている。
【0010】上記の電気機器を製造する際には、山部と
谷部とが交互に並ぶように成形された波板を側壁部に用
いた波ケース内に電気機器本体を収納し、波ケース内に
絶縁油を充填した後該波ケース内を減圧し、波ケース内
の上端から所定の深さの位置までの領域の内圧が負圧と
なったときに減圧動作を停止させて波ケースを密封す
る。
谷部とが交互に並ぶように成形された波板を側壁部に用
いた波ケース内に電気機器本体を収納し、波ケース内に
絶縁油を充填した後該波ケース内を減圧し、波ケース内
の上端から所定の深さの位置までの領域の内圧が負圧と
なったときに減圧動作を停止させて波ケースを密封す
る。
【0011】負圧にする領域は、電気機器の運転時にお
ける圧力上昇と波板の山部の強度とを勘案して適宜に設
定する。
ける圧力上昇と波板の山部の強度とを勘案して適宜に設
定する。
【0012】
【作用】上記のように、波ケース内の上端から所定の深
さの位置までの領域のみを負圧とするようにしておく
と、電気機器の運転時に機器からの発熱によりケースの
内圧が上昇したときには、第1の領域においても油道が
広げられる力が働き、絶縁油がより効率良く循環でき
る。
さの位置までの領域のみを負圧とするようにしておく
と、電気機器の運転時に機器からの発熱によりケースの
内圧が上昇したときには、第1の領域においても油道が
広げられる力が働き、絶縁油がより効率良く循環でき
る。
【0013】また上記のように波ケース内の圧力を予め
減じておくと、電気機器の運転時に内圧が上昇したとき
の各山部の膨らみを従来より小さくすることができるた
め、各山部に無理な力が加わることがなく、ケースの耐
久性を向上させることができる。
減じておくと、電気機器の運転時に内圧が上昇したとき
の各山部の膨らみを従来より小さくすることができるた
め、各山部に無理な力が加わることがなく、ケースの耐
久性を向上させることができる。
【0014】また上記のように波ケース内の圧力を予め
減じて波板の各山部の膨らみを押えるようにすると、絶
縁油の節約を図ることができる。
減じて波板の各山部の膨らみを押えるようにすると、絶
縁油の節約を図ることができる。
【0015】
【実施例】本実施例において、電気機器の基本構成は、
図6ないし図8によって説明したものと同様である。波
ケース内に絶縁油を充填する前の状態では、側壁部を構
成する波板1の各山部1aが図1(A)に示すような断
面形状を呈しており、各山部の相対する側壁はほぼ平板
状を呈している。波ケース内に電気機器本体を収納した
後、絶縁油を充填すると、その静圧により波板の各山部
1aは図1(B)に実線で示すように膨らむ。
図6ないし図8によって説明したものと同様である。波
ケース内に絶縁油を充填する前の状態では、側壁部を構
成する波板1の各山部1aが図1(A)に示すような断
面形状を呈しており、各山部の相対する側壁はほぼ平板
状を呈している。波ケース内に電気機器本体を収納した
後、絶縁油を充填すると、その静圧により波板の各山部
1aは図1(B)に実線で示すように膨らむ。
【0016】本発明においては、電気機器を運転してい
ない常温状態で、波ケース内の上端から所定の深さの位
置までの第1の領域の内圧を負圧とし、該第1の領域よ
りも下方の第2の領域では内圧を正圧に保つように、波
ケース内の圧力分布を設定する。本実施例では、波ケー
ス内の上端から高さ方向の中央部までの領域を第1の領
域とし、この第1の領域の内圧を負圧に保つようにして
いる。このように内圧の分布を設定したときには、常温
において絶縁油の静圧により波ケースの高さ方向の中央
部Qで各山部1aに生じる膨らみが除去され、該中央部
Qよりも上方の部分では山部が凹み、下方の部分では山
部が膨らむことになる。図1(B)の鎖線は、膨らみが
除去された山部の幅方向の中央部の断面形状を示してい
る。
ない常温状態で、波ケース内の上端から所定の深さの位
置までの第1の領域の内圧を負圧とし、該第1の領域よ
りも下方の第2の領域では内圧を正圧に保つように、波
ケース内の圧力分布を設定する。本実施例では、波ケー
ス内の上端から高さ方向の中央部までの領域を第1の領
域とし、この第1の領域の内圧を負圧に保つようにして
いる。このように内圧の分布を設定したときには、常温
において絶縁油の静圧により波ケースの高さ方向の中央
部Qで各山部1aに生じる膨らみが除去され、該中央部
Qよりも上方の部分では山部が凹み、下方の部分では山
部が膨らむことになる。図1(B)の鎖線は、膨らみが
除去された山部の幅方向の中央部の断面形状を示してい
る。
【0017】以下上記実施例の電気機器を製造する方法
について説明する。実施例では、波ケース内に電気機器
本体を収納し、更に絶縁油を充填した後、波ケース内を
減圧し、波ケースの高さ方向の中央部で波板の各山部の
厚さTが絶縁油を充填する前の初期形状に戻ったとき
に、減圧動作を停止させて波ケースを密閉した。
について説明する。実施例では、波ケース内に電気機器
本体を収納し、更に絶縁油を充填した後、波ケース内を
減圧し、波ケースの高さ方向の中央部で波板の各山部の
厚さTが絶縁油を充填する前の初期形状に戻ったとき
に、減圧動作を停止させて波ケースを密閉した。
【0018】図2は本発明の実施例において、波ケース
内を真空引きする際の状態を示したもので、この実施例
では、波ケース2内に電気機器本体を収納した後、波ケ
ース2の上端開口部に蓋板2Aを取付け、波ケース内を
絶縁油6で満たした。この状態では、波板の各山部1a
が絶縁油の静圧により図1(B)に実線で示したように
膨らんだ状態にある。
内を真空引きする際の状態を示したもので、この実施例
では、波ケース2内に電気機器本体を収納した後、波ケ
ース2の上端開口部に蓋板2Aを取付け、波ケース内を
絶縁油6で満たした。この状態では、波板の各山部1a
が絶縁油の静圧により図1(B)に実線で示したように
膨らんだ状態にある。
【0019】波ケース2内を絶縁油で満たした後、波ケ
ースの上部にバルブ10を介して配管11の一端を接続
し、該配管11の他端を気密構造を有するバッファタン
ク12に接続した。またバッファタンク12に配管13
の一端を接続し、該配管13の他端を真空ポンプ14に
接続した。
ースの上部にバルブ10を介して配管11の一端を接続
し、該配管11の他端を気密構造を有するバッファタン
ク12に接続した。またバッファタンク12に配管13
の一端を接続し、該配管13の他端を真空ポンプ14に
接続した。
【0020】上記のように、波ケース2にバッファタン
ク12を介して真空ポンプ14を接続した後、バルブ1
0を開いて真空ポンプ14を運転し、バッファタンク1
3内を真空引きした。バッファタンク12内を真空引き
すると、波ケース2内の余分な絶縁油がバッファタンク
12内に流入し、波ケース2内の圧力が低下していく。
これに伴って波板1の各山部1aの膨らみが少なくなっ
ていき、やがてケースの上部では各山部が凹むようにな
る。ケースの高さ方向の中央部での各山部1aの厚さが
絶縁油を充填する前と同じ値になったときにバッファタ
ンク12内の真空引きを停止し、バルブ10を閉じて波
ケース1内を密閉した。
ク12を介して真空ポンプ14を接続した後、バルブ1
0を開いて真空ポンプ14を運転し、バッファタンク1
3内を真空引きした。バッファタンク12内を真空引き
すると、波ケース2内の余分な絶縁油がバッファタンク
12内に流入し、波ケース2内の圧力が低下していく。
これに伴って波板1の各山部1aの膨らみが少なくなっ
ていき、やがてケースの上部では各山部が凹むようにな
る。ケースの高さ方向の中央部での各山部1aの厚さが
絶縁油を充填する前と同じ値になったときにバッファタ
ンク12内の真空引きを停止し、バルブ10を閉じて波
ケース1内を密閉した。
【0021】上記の実施例では、波ケース内を絶縁油で
満しているため、波ケースにバッファタンク12を介し
て真空ポンプを接続したが、図3(A)に示すように、
波ケース2内に絶縁油6を充填する際に絶縁油の液面レ
ベル6aを波ケースの上端より下方の位置に止めてお
き、波ケース2にバルブ10を介して直接真空ポンプ1
4を接続して、該真空ポンプ14により波ケース内を真
空引きするようにしても良い。この場合にも、波板の山
部の特定の部分の厚み、例えばケースの高さ方向の中央
部での各山部の厚みTを監視して、該山部の厚みが絶縁
油を充填する前と同じ値になったとき(山部の膨らみが
除去されたとき)にバルブ10を閉じ、波ケースを密閉
する。
満しているため、波ケースにバッファタンク12を介し
て真空ポンプを接続したが、図3(A)に示すように、
波ケース2内に絶縁油6を充填する際に絶縁油の液面レ
ベル6aを波ケースの上端より下方の位置に止めてお
き、波ケース2にバルブ10を介して直接真空ポンプ1
4を接続して、該真空ポンプ14により波ケース内を真
空引きするようにしても良い。この場合にも、波板の山
部の特定の部分の厚み、例えばケースの高さ方向の中央
部での各山部の厚みTを監視して、該山部の厚みが絶縁
油を充填する前と同じ値になったとき(山部の膨らみが
除去されたとき)にバルブ10を閉じ、波ケースを密閉
する。
【0022】波ケース内を真空引きすると、山部1aの
膨らみが除去されるにつれてケース内の容積が小さくな
っていくため、絶縁油のレベル6aが上昇していく。本
実施例においては、絶縁油の静圧によりケースの高さ方
向の中央部で波板の各山部に生じる膨らみが実質的に除
去された時点で絶縁油の液面が規定レベルに達するよう
にした。
膨らみが除去されるにつれてケース内の容積が小さくな
っていくため、絶縁油のレベル6aが上昇していく。本
実施例においては、絶縁油の静圧によりケースの高さ方
向の中央部で波板の各山部に生じる膨らみが実質的に除
去された時点で絶縁油の液面が規定レベルに達するよう
にした。
【0023】図3(B)に示したように、波ケースの上
部に油面計15が取り付けられる場合には、波板の山部
の特定部分の膨らみが除去された際の油面レベルを油面
計15の検出レベルの上限位置に一致させるようにして
おく。
部に油面計15が取り付けられる場合には、波板の山部
の特定部分の膨らみが除去された際の油面レベルを油面
計15の検出レベルの上限位置に一致させるようにして
おく。
【0024】図4は、上記の各実施例のように、ケース
の上下方向の中央部で絶縁油の静圧により各部に生じる
膨らみを除去するようにした場合(ケース内の上端から
高さ方向の中央部までの領域を負圧に保つ第1の領域と
した場合)、内圧の分布は図4の直線aのようになり、
ケースの高さ方向の各位置での内圧は、ケース内を減圧
しない場合の内圧(図4の直線b)よりも低くなる。
の上下方向の中央部で絶縁油の静圧により各部に生じる
膨らみを除去するようにした場合(ケース内の上端から
高さ方向の中央部までの領域を負圧に保つ第1の領域と
した場合)、内圧の分布は図4の直線aのようになり、
ケースの高さ方向の各位置での内圧は、ケース内を減圧
しない場合の内圧(図4の直線b)よりも低くなる。
【0025】電気機器が運転されたときには、絶縁油の
静圧に、電気機器からの発熱による圧力の上昇分が加わ
るため、図4の直線aは右方向に平行移動する。また電
気機器の運転が停止している状態で周囲温度が常温より
も低下したときには、図4の直線aが左方向に平行移動
する。
静圧に、電気機器からの発熱による圧力の上昇分が加わ
るため、図4の直線aは右方向に平行移動する。また電
気機器の運転が停止している状態で周囲温度が常温より
も低下したときには、図4の直線aが左方向に平行移動
する。
【0026】今波ケースの高さ方向の中央部において波
板の各山部の膨らみが除去されるように内圧の分布を設
定した場合、内圧分布の許容範囲は図5に破線で示した
直線cとdとの間の領域である。即ち、ケースの高さ方
向の位置と内圧との関係を示す内圧分布直線が図5の直
線cとdとの間にあれば、波板の各山部に無理な力が加
わらない。尚図5においてHは波ケースの高さを示して
おり、この例では、波ケースを絶縁油で満すものとして
いる。
板の各山部の膨らみが除去されるように内圧の分布を設
定した場合、内圧分布の許容範囲は図5に破線で示した
直線cとdとの間の領域である。即ち、ケースの高さ方
向の位置と内圧との関係を示す内圧分布直線が図5の直
線cとdとの間にあれば、波板の各山部に無理な力が加
わらない。尚図5においてHは波ケースの高さを示して
おり、この例では、波ケースを絶縁油で満すものとして
いる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、波ケー
ス内の上端から所定の深さの位置までの第1の領域のみ
を負圧とするようにしたので、電気機器の運転時に機器
からの発熱によりケースの内圧が上昇したとき、第1の
領域部の凹みをなくして、各山部内に広い油道を形成す
ることができ、冷却効率を高めることができる。
ス内の上端から所定の深さの位置までの第1の領域のみ
を負圧とするようにしたので、電気機器の運転時に機器
からの発熱によりケースの内圧が上昇したとき、第1の
領域部の凹みをなくして、各山部内に広い油道を形成す
ることができ、冷却効率を高めることができる。
【0028】また本発明によれば、波ケース内の圧力を
予め減じておくので、電気機器の運転時に内圧が上昇し
たときの各山部の膨らみを従来より小さくすることがで
きる。従って各山部に無理な力が加わるのを防いで、ケ
ースの耐久性を向上させることができる利点がある。
予め減じておくので、電気機器の運転時に内圧が上昇し
たときの各山部の膨らみを従来より小さくすることがで
きる。従って各山部に無理な力が加わるのを防いで、ケ
ースの耐久性を向上させることができる利点がある。
【0029】更に、本発明では、波ケース内に絶縁油を
充填した後ケース内を減圧して、絶縁油を充填した際の
山部の膨らみを抑えるようにしたので、絶縁油の節約を
図ることができる利点がある。
充填した後ケース内を減圧して、絶縁油を充填した際の
山部の膨らみを抑えるようにしたので、絶縁油の節約を
図ることができる利点がある。
【図1】(A)は波ケースに絶縁油を充填する前の波板
の山部の断面形状を示す断面図、(B)は波ケース内に
絶縁油を充填した際の波板の山部の断面形状を示した断
面図である。
の山部の断面形状を示す断面図、(B)は波ケース内に
絶縁油を充填した際の波板の山部の断面形状を示した断
面図である。
【図2】本発明の実施例において波ケース内を真空引き
するために、波ケースに真空ポンプを接続した状態を示
した構成図である。
するために、波ケースに真空ポンプを接続した状態を示
した構成図である。
【図3】(A)は本発明の他の実施例において波ケース
内に絶縁油を充填した状態を一部切り欠いて概略的に示
した正面図である。(B)は同実施例において波ケース
内を真空引きした状態を一部切り欠いて概略的に示した
正面図である。
内に絶縁油を充填した状態を一部切り欠いて概略的に示
した正面図である。(B)は同実施例において波ケース
内を真空引きした状態を一部切り欠いて概略的に示した
正面図である。
【図4】ケースの高さ方向の各位置と内圧との関係を本
発明の実施例と従来例とについて示した線図である。
発明の実施例と従来例とについて示した線図である。
【図5】ケースの高さ方向の各部の内圧の許容範囲を示
した線図である。である。
した線図である。である。
【図6】本発明が対象とする電気機器で用いる波ケース
の概略上面図である。
の概略上面図である。
【図7】図6の波ケースの半部縦断面図である。
【図8】図6の波ケースの波板の山部を示す部分正面図
である。
である。
【図9】(A)は波ケース内に絶縁油とともに電気機器
本体を収納した状態を一部切り欠いて示した構成図であ
る。(B)は絶縁油の油面の高さとケース内の圧力との
関係を示した線図である。
本体を収納した状態を一部切り欠いて示した構成図であ
る。(B)は絶縁油の油面の高さとケース内の圧力との
関係を示した線図である。
【図10】従来の波ケース収納電気機器の絶縁油充填時
における波板の山部の断面形状を示した断面図である。
における波板の山部の断面形状を示した断面図である。
1…波板、1a…山部、1b…谷部、5…電気機器本
体、6…絶縁油。
体、6…絶縁油。
Claims (2)
- 【請求項1】 山部と谷部とが交互に並ぶように成形さ
れた波板を側壁部に用いた波ケース内に絶縁油と共に電
気機器本体を収納してなる波ケース収納電気機器におい
て、 電気機器が運転されていない状態で、前記波ケース内の
上端から所定の深さの位置までの第1の領域の内圧が負
圧となり、該第1の領域よりも下方の第2の領域では内
圧が正圧となるように前記波ケース内の圧力分布が設定
されていることを特徴とする波ケース収納電気機器。 - 【請求項2】 山部と谷部とが交互に並ぶように成形さ
れた波板を側壁部に用いた波ケース内に電気機器本体を
収納した後、前記波ケース内に絶縁油を充填して波ケー
ス収納電気機器を製造する方法において、 前記波ケース内に絶縁油を充填した後該波ケース内を減
圧し、 前記波ケース内の上端から所定の深さの位置までの領域
の内圧が負圧となったときに減圧動作を停止させて前記
波ケースを密封することを特徴とする波ケース収納電気
機器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3209298A JP3007452B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 波ケース収納電気機器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3209298A JP3007452B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 波ケース収納電気機器及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0547568A true JPH0547568A (ja) | 1993-02-26 |
| JP3007452B2 JP3007452B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=16570636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3209298A Expired - Lifetime JP3007452B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 波ケース収納電気機器及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3007452B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011129445A1 (ja) | 2010-04-16 | 2011-10-20 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | ポリアセタール樹脂組成物、その製造方法及び成形体 |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP3209298A patent/JP3007452B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011129445A1 (ja) | 2010-04-16 | 2011-10-20 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | ポリアセタール樹脂組成物、その製造方法及び成形体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3007452B2 (ja) | 2000-02-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040603 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20061205 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070417 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |