JPH0548113B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0548113B2 JPH0548113B2 JP23775186A JP23775186A JPH0548113B2 JP H0548113 B2 JPH0548113 B2 JP H0548113B2 JP 23775186 A JP23775186 A JP 23775186A JP 23775186 A JP23775186 A JP 23775186A JP H0548113 B2 JPH0548113 B2 JP H0548113B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- culture
- temperature
- filamentous fungi
- culture tank
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M27/00—Means for mixing, agitating or circulating fluids in the vessel
- C12M27/02—Stirrer or mobile mixing elements
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/12—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of temperature
- C12M41/18—Heat exchange systems, e.g. heat jackets or outer envelopes
- C12M41/22—Heat exchange systems, e.g. heat jackets or outer envelopes in contact with the bioreactor walls
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Zoology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は培養槽内で糸状菌を培養する方法、
特に液体培地を用いて糸状菌を液体培養する方法
に関するものである。
特に液体培地を用いて糸状菌を液体培養する方法
に関するものである。
第4図は例えば産業図書(株)発行「バイオリアク
ター」に記載された従来の培養装置を示す断面図
である。図において、1は培養槽で、堅形円筒状
に形成され、内部に培養液2を入れて培養を行う
ようになつている。培養槽1の培養液2の液面3
より下部の外周には温度調節用ジヤケツト4が設
けられ、冷熱媒出入口5,6が上下に連絡してい
る。また培養槽1内の液面下にはコイル7が設け
られ、上下に冷熱媒出入口8,9に連絡してい
る。培養槽1には培養液中で回転する攪拌機10
が設けられ、その下側に通気管11が開口してい
る。培養槽1の上部には仕込口12、のぞき窓1
3、接種口14、排気口15および光取入口16
が設けられており、下部には収穫口17が設けら
れるとともに、液輸送管18が開口している。1
9は培養槽1の内壁に等間隔で放射状に設けられ
た邪魔板、20は試料採取管である。
ター」に記載された従来の培養装置を示す断面図
である。図において、1は培養槽で、堅形円筒状
に形成され、内部に培養液2を入れて培養を行う
ようになつている。培養槽1の培養液2の液面3
より下部の外周には温度調節用ジヤケツト4が設
けられ、冷熱媒出入口5,6が上下に連絡してい
る。また培養槽1内の液面下にはコイル7が設け
られ、上下に冷熱媒出入口8,9に連絡してい
る。培養槽1には培養液中で回転する攪拌機10
が設けられ、その下側に通気管11が開口してい
る。培養槽1の上部には仕込口12、のぞき窓1
3、接種口14、排気口15および光取入口16
が設けられており、下部には収穫口17が設けら
れるとともに、液輸送管18が開口している。1
9は培養槽1の内壁に等間隔で放射状に設けられ
た邪魔板、20は試料採取管である。
上記の培養装置において糸状菌の培養を行う方
法は、仕込口12から培養槽1に培養液2を仕込
み、接種口14から糸状菌を接種し、攪拌機10
を回転させて培養液2を攪拌し、ジヤケツト4お
よび(または)コイル7に冷媒または熱媒を導入
して培養液2を冷却または加温して培養適温に維
持し、糸状菌の培養を行う。培養適温に維持する
ために冷却を要する場合には、冷熱媒出入口6お
よび(または)9から冷却水等の冷媒を導入し、
冷熱媒出入口5および(または)8から排出す
る。加温する場合は逆方法に温水、蒸気等の熱媒
を導入、排出する。培養を行つた培養液は連続
的、間欠的またはバツチ式に収穫口17から取出
す。
法は、仕込口12から培養槽1に培養液2を仕込
み、接種口14から糸状菌を接種し、攪拌機10
を回転させて培養液2を攪拌し、ジヤケツト4お
よび(または)コイル7に冷媒または熱媒を導入
して培養液2を冷却または加温して培養適温に維
持し、糸状菌の培養を行う。培養適温に維持する
ために冷却を要する場合には、冷熱媒出入口6お
よび(または)9から冷却水等の冷媒を導入し、
冷熱媒出入口5および(または)8から排出す
る。加温する場合は逆方法に温水、蒸気等の熱媒
を導入、排出する。培養を行つた培養液は連続
的、間欠的またはバツチ式に収穫口17から取出
す。
上記のような従来の培養装置においては、発泡
に対する対策は機械消泡材、消泡剤の自動添加等
により可能であるが、培養微生物の壁面付着に関
しては防止策がとられていないため、糸状菌の培
養の場合には、培養槽1の培養液2の液面3より
上の上部壁面21に菌塊22が付着して生長す
る。
に対する対策は機械消泡材、消泡剤の自動添加等
により可能であるが、培養微生物の壁面付着に関
しては防止策がとられていないため、糸状菌の培
養の場合には、培養槽1の培養液2の液面3より
上の上部壁面21に菌塊22が付着して生長す
る。
微生物の壁面付着は糸状菌に特に発生しやすい
問題で、糸状菌の液体培養を困難にしている大き
な要因である。このような糸状菌の壁面付着は培
養液2の液面3付近に起こりやすく、液面3の1/
2以上を覆い、かつ壁面21の全面に付着するこ
ともある。したがつて培養槽1の上部より添加さ
れるPH調整剤や栄養源が培養液2にまで到達しな
いこともある。
問題で、糸状菌の液体培養を困難にしている大き
な要因である。このような糸状菌の壁面付着は培
養液2の液面3付近に起こりやすく、液面3の1/
2以上を覆い、かつ壁面21の全面に付着するこ
ともある。したがつて培養槽1の上部より添加さ
れるPH調整剤や栄養源が培養液2にまで到達しな
いこともある。
また菌塊22が壁面21に付着すると、培養液
中の菌体濃度が減少し、極端な場合には大部分の
菌体が壁面21に付着し、培養液2中には存在し
なくなることもある。このため、培養時間が長
くなる、生産物の生成速度が低下する、培養
の再現性が悪くなる、付着菌体が死滅腐敗し、
培養条件を狂わせるなどの問題点があつた。
中の菌体濃度が減少し、極端な場合には大部分の
菌体が壁面21に付着し、培養液2中には存在し
なくなることもある。このため、培養時間が長
くなる、生産物の生成速度が低下する、培養
の再現性が悪くなる、付着菌体が死滅腐敗し、
培養条件を狂わせるなどの問題点があつた。
この発明は上記問題点を解決するためのもの
で、培養槽壁面への菌塊の付着がなく、効率よく
培養を行うことが可能な糸状菌の培養方法および
装置を提供することを目的としている。
で、培養槽壁面への菌塊の付着がなく、効率よく
培養を行うことが可能な糸状菌の培養方法および
装置を提供することを目的としている。
この発明は次の糸状菌の培養方法およびその装
置である。
置である。
(1) 培養槽内で糸状菌を培養する方法において、
培養槽内の培養液の液面より上部の壁面を前記
糸状菌の培養適温より低い温度に維持して培養
するとを特徴とする糸状菌の培養方法。
培養槽内の培養液の液面より上部の壁面を前記
糸状菌の培養適温より低い温度に維持して培養
するとを特徴とする糸状菌の培養方法。
(2) 糸状菌を培養する培養槽と、この培養槽内の
培養液を前記糸状菌の培養適温に維持する装置
と、前記培養槽の培養液の液面より上部の壁面
を前記糸状菌の培養適温より低い温度に維持す
る装置とを有することを特徴とする糸状菌の培
養装置。
培養液を前記糸状菌の培養適温に維持する装置
と、前記培養槽の培養液の液面より上部の壁面
を前記糸状菌の培養適温より低い温度に維持す
る装置とを有することを特徴とする糸状菌の培
養装置。
本発明において培養の対象となる糸状菌として
は特に制限はなく、アルペルギルス属、ペニシリ
ウム属、ムコール属、リゾープス属、モナスカス
属等に属する糸状菌のすべてが培養の対象とな
る。培養培地としては通常の糸状菌培養に用いら
れる液体培地が使用でき、粘度が高いものでもよ
い。
は特に制限はなく、アルペルギルス属、ペニシリ
ウム属、ムコール属、リゾープス属、モナスカス
属等に属する糸状菌のすべてが培養の対象とな
る。培養培地としては通常の糸状菌培養に用いら
れる液体培地が使用でき、粘度が高いものでもよ
い。
培養条件は通常の糸状菌培養に採用されている
条件がそのまま採用でき、糸状菌の種類(属、
種、株等)によつて異なるが、一般的には培地PH
3〜8、培養温度20〜40℃、培養時間15時間程度
以上である。
条件がそのまま採用でき、糸状菌の種類(属、
種、株等)によつて異なるが、一般的には培地PH
3〜8、培養温度20〜40℃、培養時間15時間程度
以上である。
本発明ではこのような糸状菌の培養を培養槽で
行う場合、培養槽内の培養液を糸状菌の培養適温
に維持するとともに、培養液の液面より上部の壁
面を上記培養適温より低い温度に維持して培養を
行う。培養適温は糸状菌の種類によつて異なる
が、一般的には上記培養温度である20〜40℃の範
囲に入る。培養適温より低い温度はこの温度より
低い温度であるが、一般的には15℃以下が好まし
く、10℃以下が特に好ましい。
行う場合、培養槽内の培養液を糸状菌の培養適温
に維持するとともに、培養液の液面より上部の壁
面を上記培養適温より低い温度に維持して培養を
行う。培養適温は糸状菌の種類によつて異なる
が、一般的には上記培養温度である20〜40℃の範
囲に入る。培養適温より低い温度はこの温度より
低い温度であるが、一般的には15℃以下が好まし
く、10℃以下が特に好ましい。
培養槽内の培養液を糸状菌の培養適温に維持す
る装置としては通常採用されている冷却または加
温用のジヤケツト、コイル等があげられる。培養
液の液面より上部の壁面を糸状菌の培養適温より
低い温度に維持する装置としては、冷却用ジヤケ
ツト、冷却用コイル、冷媒噴出ヘツダ等があげら
れる。
る装置としては通常採用されている冷却または加
温用のジヤケツト、コイル等があげられる。培養
液の液面より上部の壁面を糸状菌の培養適温より
低い温度に維持する装置としては、冷却用ジヤケ
ツト、冷却用コイル、冷媒噴出ヘツダ等があげら
れる。
培養液を糸状菌の培養適温に維持し、培養液の
液面より上部の壁面を培養適温より低い温度に維
持して糸状菌の培養を行うと、攪拌等により上部
壁面に菌体が付着しても、壁面が培養適温より低
い温度に維持されているので、上部壁面における
糸状菌の増殖はなく、菌塊は付着しない。一方、
培養液は培養適温に維持されているため、培養液
中で糸状菌が増殖し、効率のよい培養が行われ
る。
液面より上部の壁面を培養適温より低い温度に維
持して糸状菌の培養を行うと、攪拌等により上部
壁面に菌体が付着しても、壁面が培養適温より低
い温度に維持されているので、上部壁面における
糸状菌の増殖はなく、菌塊は付着しない。一方、
培養液は培養適温に維持されているため、培養液
中で糸状菌が増殖し、効率のよい培養が行われ
る。
以下、この発明を図面の実施例によつて説明す
る。第1図ないし第3図は別の実施例による培養
装置を示す断面図であり、第4図とほぼ同様の構
造となつているが、細部を省略して概略的に図示
されており、第4図と同一符号は同一または相当
部分を示している。
る。第1図ないし第3図は別の実施例による培養
装置を示す断面図であり、第4図とほぼ同様の構
造となつているが、細部を省略して概略的に図示
されており、第4図と同一符号は同一または相当
部分を示している。
培養槽1は培養液2を糸状菌の培養適温に維持
する装置として、培養液2の液面3より下部の外
周に温度調節用ジヤケツト4が設けられて、冷熱
媒出入口5,6が上下に連絡しているのは従来の
ものと同様であるが、培養液2の液面3より上部
の上部壁面21を糸状菌の培養適温より低い温度
に維持する装置として、第1図では上部壁面21
の外周に冷却用ジヤケツト23が設けられ、その
上部に冷媒出口24、下部に冷媒入口25が連絡
している。第2図では上部壁面21の外周に冷却
用コイル26が巻かれて、冷媒出口24および冷
媒入口25に連絡しており、冷却用コイル26は
カバー27内に充填されたガラスウール等の保冷
材28により覆われている。第3図では培養槽1
内の上部に冷媒噴出ヘツダ29が設けられ、冷媒
管30の冷媒を上部壁面21に噴射するようにな
つている。冷媒管30の冷媒としては専用の冷媒
のほかに、2点鎖線で示すように培養液または上
部のガスを循環系31から冷却装置32で冷却し
て循環するようにしてもよい。第1図ないし第3
図では培養液2中のコイル7は図示されていない
が、これはあつてもなくてもよい。Mは攪拌機1
0を回転させるモーターを示す。他の構成は第4
図と同様である。
する装置として、培養液2の液面3より下部の外
周に温度調節用ジヤケツト4が設けられて、冷熱
媒出入口5,6が上下に連絡しているのは従来の
ものと同様であるが、培養液2の液面3より上部
の上部壁面21を糸状菌の培養適温より低い温度
に維持する装置として、第1図では上部壁面21
の外周に冷却用ジヤケツト23が設けられ、その
上部に冷媒出口24、下部に冷媒入口25が連絡
している。第2図では上部壁面21の外周に冷却
用コイル26が巻かれて、冷媒出口24および冷
媒入口25に連絡しており、冷却用コイル26は
カバー27内に充填されたガラスウール等の保冷
材28により覆われている。第3図では培養槽1
内の上部に冷媒噴出ヘツダ29が設けられ、冷媒
管30の冷媒を上部壁面21に噴射するようにな
つている。冷媒管30の冷媒としては専用の冷媒
のほかに、2点鎖線で示すように培養液または上
部のガスを循環系31から冷却装置32で冷却し
て循環するようにしてもよい。第1図ないし第3
図では培養液2中のコイル7は図示されていない
が、これはあつてもなくてもよい。Mは攪拌機1
0を回転させるモーターを示す。他の構成は第4
図と同様である。
上記の培養装置において糸状菌の培養を行う方
法は、従来と同様に培養槽1に培養液2を仕込む
とともに、糸状菌を接種し、攪拌機10を回転さ
せて培養液2を攪拌し、ジヤケツト4および(ま
たは)コイル7に冷媒または熱媒を導入して培養
液2を冷却または加温して培養適温に維持する。
同時に第1図においては冷媒入口25から冷却用
ジヤケツト23に冷媒を供給し、冷媒出口24か
ら排出して上部壁面21を冷却し、これにより培
養適温より低い温度に維持する。第2図では同様
に冷媒入口25から冷却用コイル26に冷媒を通
して上部壁面21を冷却するが、保冷材28によ
り保冷を行い、冷却効果を高める。また第3図で
は冷媒管30の冷媒を冷媒噴出ヘツダ29から噴
出させて上部壁面21を冷却する。冷媒として培
養液または上部のガスを利用する場合は循環系3
1から冷却装置32を通して冷却し循環する。
法は、従来と同様に培養槽1に培養液2を仕込む
とともに、糸状菌を接種し、攪拌機10を回転さ
せて培養液2を攪拌し、ジヤケツト4および(ま
たは)コイル7に冷媒または熱媒を導入して培養
液2を冷却または加温して培養適温に維持する。
同時に第1図においては冷媒入口25から冷却用
ジヤケツト23に冷媒を供給し、冷媒出口24か
ら排出して上部壁面21を冷却し、これにより培
養適温より低い温度に維持する。第2図では同様
に冷媒入口25から冷却用コイル26に冷媒を通
して上部壁面21を冷却するが、保冷材28によ
り保冷を行い、冷却効果を高める。また第3図で
は冷媒管30の冷媒を冷媒噴出ヘツダ29から噴
出させて上部壁面21を冷却する。冷媒として培
養液または上部のガスを利用する場合は循環系3
1から冷却装置32を通して冷却し循環する。
こうして培養液を培養糸状菌の培養適温に維持
し、培養液の液面より上部の壁面を培養適温より
低い温度に維持して糸状菌の培養を行うと、攪拌
等により上部壁面21に菌体が付着しても、壁面
が培養適温より低い温度に維持されているので、
上部壁面21における糸状菌の増殖はなく、菌塊
は付着しない。一方、培養液2は培養適温に維持
されているため、培養液中で糸状菌が増殖し、効
率のよい培養が行われる。
し、培養液の液面より上部の壁面を培養適温より
低い温度に維持して糸状菌の培養を行うと、攪拌
等により上部壁面21に菌体が付着しても、壁面
が培養適温より低い温度に維持されているので、
上部壁面21における糸状菌の増殖はなく、菌塊
は付着しない。一方、培養液2は培養適温に維持
されているため、培養液中で糸状菌が増殖し、効
率のよい培養が行われる。
上記のように菌塊の壁面付着を防止することに
より、基本的には増殖した菌体がすべて液内に存
在することになるため、菌体の増殖速度が速くな
るとともに、生産物の生成速度が速くなり、また
培養条件の制御が容易となり、培養の再現性も高
くなる。
より、基本的には増殖した菌体がすべて液内に存
在することになるため、菌体の増殖速度が速くな
るとともに、生産物の生成速度が速くなり、また
培養条件の制御が容易となり、培養の再現性も高
くなる。
試験例
3容の槽内の液面上部の外周壁面に冷却用コ
イル26を巻付けた培養槽1に、可溶性殿粉1.25
%(w/v)、ペプトン1.29%(w/v)、KH2
PO40.5%(w/v)およびMgSO4・7H2O0.01%
(w/v)を含む培養液(培地)2を投入し、
これを120℃で20分間加熱殺菌後30℃に冷却した
ものに、アスペルギルス・オリゼー1AM2673を
予めフスマ含有培地で培養した培養菌体1gを接
種し、次いで培養槽1に配設した冷却用コイル2
6により上部壁面21を5℃に冷却し、400r.p.
m.で攪拌しつつ、通気量1V.V.M.、培養温度28
℃程度で10日間培養を行つたところ、培養槽の上
部壁面には糸状菌の菌糸状菌塊は肉眼的に全く認
められなかつた(培養液中の菌糸体量;15.0g/
−培養液)。
イル26を巻付けた培養槽1に、可溶性殿粉1.25
%(w/v)、ペプトン1.29%(w/v)、KH2
PO40.5%(w/v)およびMgSO4・7H2O0.01%
(w/v)を含む培養液(培地)2を投入し、
これを120℃で20分間加熱殺菌後30℃に冷却した
ものに、アスペルギルス・オリゼー1AM2673を
予めフスマ含有培地で培養した培養菌体1gを接
種し、次いで培養槽1に配設した冷却用コイル2
6により上部壁面21を5℃に冷却し、400r.p.
m.で攪拌しつつ、通気量1V.V.M.、培養温度28
℃程度で10日間培養を行つたところ、培養槽の上
部壁面には糸状菌の菌糸状菌塊は肉眼的に全く認
められなかつた(培養液中の菌糸体量;15.0g/
−培養液)。
なお、培養槽の上部壁面21を冷却しない場合
は、培養槽1の上部壁面に著しく糸状菌の菌糸状
菌塊の生成が見られ、その付着量は20.0g/−
培養液(乾燥重量)であつた(培養液中の菌糸体
量;2.5g/−培養液)。
は、培養槽1の上部壁面に著しく糸状菌の菌糸状
菌塊の生成が見られ、その付着量は20.0g/−
培養液(乾燥重量)であつた(培養液中の菌糸体
量;2.5g/−培養液)。
以上の結果より、培養槽に上部壁面を冷却する
ことにより、菌塊の付着が防止されることがわか
る。
ことにより、菌塊の付着が防止されることがわか
る。
なお、上記説明において、培養液を培養適温に
維持する装置および上部壁面を培養適温より低い
温度に維持する装置は図示のものに限らず、他の
類似の手段であつてもよい。また本発明は培養さ
れた糸状菌を目的物とする場合、および糸状菌の
生産物を目的物とする場合、ならびに両者を目的
物とする場合のいずれの場合にも適用できる。
維持する装置および上部壁面を培養適温より低い
温度に維持する装置は図示のものに限らず、他の
類似の手段であつてもよい。また本発明は培養さ
れた糸状菌を目的物とする場合、および糸状菌の
生産物を目的物とする場合、ならびに両者を目的
物とする場合のいずれの場合にも適用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、培養槽内の培養液の液面より
上部の壁面を前記糸状菌の培養適温より低い温度
に維持して培養するようにしたので、培養槽の壁
面への菌塊の付着を防止し、効率よく糸状菌の培
養を行うことができる。
上部の壁面を前記糸状菌の培養適温より低い温度
に維持して培養するようにしたので、培養槽の壁
面への菌塊の付着を防止し、効率よく糸状菌の培
養を行うことができる。
第1図ないし第3図は本発明の別の実施例によ
る培養装置を示す断面図、第4図は従来の培養装
置を示す断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、1は培養槽、2は培養液、4はジヤケツト、
21は上部壁面、23は冷却用ジヤケツト、26
は冷却用コイル、28は保冷材、29は冷媒噴出
ヘツダである。
る培養装置を示す断面図、第4図は従来の培養装
置を示す断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、1は培養槽、2は培養液、4はジヤケツト、
21は上部壁面、23は冷却用ジヤケツト、26
は冷却用コイル、28は保冷材、29は冷媒噴出
ヘツダである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 培養槽内で糸状菌を培養する方法において、
培養槽内の培養液の液面より上部の壁面を前記糸
状菌の培養適温より低い温度に維持して培養する
ことを特徴とする糸状菌の培養方法。 2 液面より上部の壁面の温度が15℃以下である
特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 糸状菌を培養する培養槽と、この培養槽内の
培養液を前記糸状菌の培養適温に維持する装置
と、前記培養槽の培養液の液面より上部の壁面を
前記糸状菌の培養適温より低い温度に維持する装
置とを有することを特徴とする糸状菌の培養装
置。 4 培養適温に維持する装置が冷却もしくは加温
用のジヤケツトまたはコイルである特許請求の範
囲第3項記載の装置。 5 培養適温より低い温度に維持する装置が冷却
用ジヤケツト、冷却用コイルもしくは冷媒噴出ヘ
ツダである特許請求の範囲第3項または第4項記
載の装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23775186A JPS6391075A (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | 糸状菌の培養方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23775186A JPS6391075A (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | 糸状菌の培養方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6391075A JPS6391075A (ja) | 1988-04-21 |
| JPH0548113B2 true JPH0548113B2 (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=17019929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23775186A Granted JPS6391075A (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | 糸状菌の培養方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6391075A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100374387B1 (ko) * | 2000-04-26 | 2003-03-04 | (주)베스트코리아 | 배양기 냉각장치 |
| JP2001299327A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-10-30 | Mitsubishi Chemical Engineering Corp | 回分式発酵プラントにおける温度制御方法 |
| CN100535098C (zh) * | 2004-01-14 | 2009-09-02 | 大金工业株式会社 | 温度控制装置 |
| JP4571055B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2010-10-27 | 学校法人東京農業大学 | 発酵蒸留乾燥システム |
| JP5520495B2 (ja) * | 2009-02-12 | 2014-06-11 | 特定非営利活動法人広島循環型社会推進機構 | 食品廃棄物からのエタノール製造方法及びその装置 |
| CN102533541B (zh) * | 2010-12-20 | 2015-04-15 | 新奥科技发展有限公司 | 微生物养殖系统 |
| JP6590494B2 (ja) * | 2015-03-12 | 2019-10-16 | 日立造船株式会社 | 廃棄物由来バイオマスの反応装置 |
| ES2648968A1 (es) * | 2016-07-05 | 2018-01-09 | Inbiolev, S.L. | Biorreactor para la multiplicación de levaduras y bacterias lácticas |
| CN106492729A (zh) * | 2016-11-25 | 2017-03-15 | 江苏鼎弘环境科技有限公司 | 一种搅拌反应器 |
| JP7076875B2 (ja) * | 2016-12-05 | 2022-05-30 | グローバル・ライフ・サイエンシズ・ソリューションズ・ユーエスエー・エルエルシー | 1つまたは複数の乱流生成器を備えたバイオリアクタシステム用インペラ |
-
1986
- 1986-10-06 JP JP23775186A patent/JPS6391075A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6391075A (ja) | 1988-04-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6664095B1 (en) | Solid state fermentation | |
| RU2235767C2 (ru) | Твердофазный ферментёр и способ твердофазного культивирования | |
| JPH0548113B2 (ja) | ||
| JP2002513557A5 (ja) | ||
| US4379846A (en) | Fermentation apparatus | |
| US6593128B1 (en) | Method for culturing ciliates | |
| CA2221220A1 (en) | Continuous fermentation process | |
| US2422230A (en) | Production of streptothricin | |
| CN206089484U (zh) | 一种新型复合微生物肥料生产装置 | |
| CN101822168B (zh) | 食用菌接种或菌丝培养装置 | |
| CN108192817A (zh) | 一种连续化供应对数生长期菌液的生产工艺与设备 | |
| CN117064035B (zh) | 一种不含桔霉素富含γ-氨基丁酸的功能性红曲的制备方法 | |
| CN112840961A (zh) | 一种食用菌培养料小型发酵箱及其应用 | |
| CN214937477U (zh) | 一种白僵菌固体发酵箱 | |
| CN208200973U (zh) | 一种连续化供应对数生长期菌液的生产设备 | |
| CN107080281A (zh) | 一种烟草固态发酵工艺及其发酵设备 | |
| CN218478758U (zh) | 一种微生物菌剂培养装置 | |
| CN216837919U (zh) | 一种微生物扩繁装置 | |
| JP5260814B2 (ja) | 機能性コンポストの製造方法 | |
| CN218202798U (zh) | 一种带消泡结构的枯草芽孢杆菌发酵培养装置 | |
| CN223329217U (zh) | 一种复合肥酶解发酵设备 | |
| JPH0421472B2 (ja) | ||
| US2524200A (en) | Continuous method of conducting microbiological processes | |
| Uridil et al. | Isolation of thermophilic streptomycetes | |
| SU878788A1 (ru) | Способ многостадийного культивировани хлебопекарных дрожжей |