JPH0548292U - 誘導発熱ローラ装置用鉄心 - Google Patents

誘導発熱ローラ装置用鉄心

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JPH0548292U
JPH0548292U JP11245391U JP11245391U JPH0548292U JP H0548292 U JPH0548292 U JP H0548292U JP 11245391 U JP11245391 U JP 11245391U JP 11245391 U JP11245391 U JP 11245391U JP H0548292 U JPH0548292 U JP H0548292U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラの内部に配置される磁束発生機構の鉄
心として、巻鉄心を使用することなく、簡単な構成によ
って円筒状の鉄心を構成することを目的とする。 【構成】 磁性鋼板からなり、湾曲部と、この湾曲部の
内端に連続して形成された屈曲部とによって鉄心鋼板を
構成する。この鉄心鋼板の複数を順次積層して、円筒状
の鉄心を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、誘導発熱ローラ装置に使用する鉄心に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように誘導発熱ローラ装置は、回転するローラと、その内部に配置され た磁束発生機構とによって主として構成されてあり、この磁束発生機構は、固定 された鉄心と、この鉄心に巻装される誘導コイルとによって構成されるのを普通 としている。
【0003】 図4はこの種ローラ装置の一例を示し、ローラ1はその両端の駆動軸2が機台 に対して軸受3を介して回転自在に支持されてあり、駆動軸2、ローラ1を貫通 する支持ロッド4に、円筒状の鉄心5、前記鉄心に巻装されてある誘導コイル6 からなる磁束発生機構7が支持されている。支持ロッド4と駆動軸2との間には 軸受8が介在されてあり、支持ロッド4は機台に対して支持されている。
【0004】 ところでこのような磁束発生機構7を構成している鉄心5として、従来では図 5に示すように磁性鋼板を巻回して構成した巻鉄心を使用するのを普通としてい る。巻鉄心によると、それを円筒状に構成するのが容易であるからである。
【0005】 ところでこのような巻鉄心を使用する場合、誘導コイルと巻鉄心の磁性鋼板と は同方向に巻回されるので、磁性鋼板自身が誘導コイルの二次巻線として作用す るので、その巻回方向に短絡電流が発生する。この短絡電流により鉄心が発熱し てしまう。
【0006】 これを回避するために図に示すように、巻鉄心の円周上にスリット9を設けて おく必要がある。しかしこのようなスリット9を形成すると、巻鉄心自体の剛性 が失われ、自重による軸心のたわみが大きくなってしまう欠点がある。
【0007】 またこの種ローラ装置では、固定されている磁束発生機構7の外周と、ローラ 1の内面との間には磁気空隙10が形成されるものであり、そのため誘導コイル 6が交流電源によって励磁されることによって発生する交番磁束のすべてが、鉄 心5の両端面からローラ1に至るものではなく、その一部は鉄心5の中間から誘 導コイル6を横切ってローラ1に至る、いわゆる漏洩磁束が存在する。
【0008】 このような漏洩磁束は、鉄心5を構成している磁性鋼板をその厚さ方向に貫通 することになるため、磁性鋼板に渦電流が発生し、これが鉄心5の発熱原因とな る。鉄心5が発熱すれば、鉄心5の磁気特性が低下するばかりでなく、これに巻 回されている誘導コイルの電気特性、絶縁特性なども低下するようになり、好ま しくない。
【0009】 これを解決するためには、漏洩磁束が磁性鋼板を貫通することのないように鉄 心5を構成すればよい。その対策として細幅に切断した多数枚の磁性鋼板を、放 射状に並べることによって筒状に構成することが考えられる。これによれば漏洩 磁束が磁性鋼板を貫通することによる渦電流の発生は少なくなり、鉄心5の発熱 量を低減させることが可能となる。
【0010】 しかしこのように細幅の磁性鋼板を一定の円周に沿って放射状に並べる作業は 極めて面倒である。また各磁性鋼板の内端を密に並べても、隣合う磁性鋼板の外 端の間には空隙が形成されるようになる。そのため更に別の細幅の磁性鋼板をそ の空隙に挾み込むなどして、その空隙を埋めるなどの作業が必要となる。
【0011】 前記した外端の空隙をなくすために、放射状に並べられた磁性鋼板の内端を、 パイプの外周に溶接によって固着し、前記パイプを回転させながら磁性鋼板の外 端より加圧して、磁性鋼板を湾曲させることも考えられるが、これによれば溶接 作業、パイプの回転作業、加圧作業などを必要とする。しかも誘導発熱ローラに 使用する鉄心は、長いもので7mに及ぶものがあり、このような長い鉄心につい て、前記のような作業を施すことは不可能に近い。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、磁束発生機構を構成する鉄心として、巻鉄心を使用することなく、 簡単な構成によって、円筒状の鉄心を構成することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は、磁性鋼板からなり、湾曲部と、この湾曲部の内端に連続して形成さ れた屈曲部とによって鉄心鋼板を構成し、前記鉄心鋼板の複数を、円筒状となる ように積層してなることを特徴とする。
【0014】
【作用】
任意の曲率をもって湾曲された鉄心鋼板を順次積層していけば、円筒状の鉄心 が得られる。得られた鉄心の外径は、鉄心鋼板の曲率によって決定される。した がって得ようとする鉄心の外形に応じて、鉄心鋼板の曲率を定めて湾曲したもの を使用すればよい。積層の過程で屈曲部も積層されていく。
【0015】 その場合屈曲部は湾曲部に対して屈曲しているので、これが互いに係合し合う ようになり、いったん積層したときは、これが外側に向かって引き抜かれること が防止される。これによって容易に、かつ確実にその積層が可能となる。
【0016】
【実施例】
本考案の実施例を図1〜図3によつて説明する。11は磁性鋼板からなる鉄心 鋼板で、任意の曲率をもって湾曲された湾曲部12と、この湾曲部1の内端に連 続して形成された屈曲部13とによって形成されてある。湾曲部12の曲率は、 その全体にわたって同じであってもよいし、また連続した曲率のものであっても よい。
【0017】 屈曲部13の、湾曲部12に対する屈曲角度θは、例えば30度程度でよい。 屈曲部13の長さは、できるだけ短いほうがよく、たとえば鉄心鋼板11の厚さ の3〜10倍程度が望ましい。
【0018】 前記した鉄心鋼板11をその内端、すなわち屈曲部13の内端が所定の円15 の外周に沿うようにして順次積層していけば、円筒状の鉄心5が構成されるよう になる。得られた鉄心5の内周は円15に沿うようになり、また外周は円16に 沿うようになる。実際には所定の外形の円柱(またはパイプ)を用意し、これを 型としてその外周に屈曲部13の内端が接するように順次積層していくとよい。
【0019】 得られた鉄心5は、これを構成している鉄心鋼板11が等価的に放射状に並べ たものとなり、したがってこれに誘導コイル6を巻装しても、短絡電流は発生し ないし、また漏洩磁束は、放射状の鉄心と同様に鉄心鋼板11の内部を、その幅 方向に沿って通るようになり、鉄心鋼板11をその厚さ方向に通ることはなくな る。これによって漏洩磁束による渦電流の発生は巻鉄心を使用した場合よりも減 少するようになる。
【0020】 鉄心鋼板11を積層していくとき、屈曲部13も積層されていく。屈曲部13 は湾曲部12に対して屈曲しているので、隣合う屈曲部13同志は、互いに係合 し合う。そのため積層された鉄心鋼板11をその外側に向かって引き抜こうとし ても、係合している屈曲部13によって、その引き抜きは防止される。これによ って鉄心鋼板11の積層過程での積層崩れは回避されるようになるし、また確実 に積層されるようになる。
【0021】 そして積層された屈曲部13の内端の一部を溶接により、または接着剤の含浸 により一体化してソリッド化しておけば、得られた鉄心5は円筒として剛性を充 分に維持することができるようになる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、誘導発熱ローラの磁束発生機構を構成す る鉄心として、これを簡単に剛性の維持可能な円筒状に構成できるとともに、漏 洩磁束による渦電流の発生が少なくなるとともに、鉄心を構成する鉄心鋼板の積 層が容易、かつ確実に行なえるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の一部の拡大断面図である。
【図3】鉄心鋼板の拡大断面図である。
【図4】誘導発熱ローラ装置の断面図である。
【図5】従来の鉄心として使用されている巻鉄心の斜視
図である。
【符号の説明】
1 ローラ 5 鉄心 6 誘導コイル 7 磁束発生機構 11 鉄心鋼板 12 湾曲部 13 屈曲部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラの内部に配置される磁束発生機構
    を構成する、誘導コイルが巻装される誘導発熱ローラ装
    置用鉄心において、磁性鋼板からなり、湾曲部と、前記
    湾曲部の内端に連続して形成された屈曲部とによって鉄
    心鋼板を構成し、前記鉄心鋼板の複数を、円筒状に積層
    してなる誘導発熱ローラ装置用鉄心。
JP11245391U 1991-12-02 1991-12-02 誘導発熱ローラ装置用鉄心 Expired - Lifetime JP2532986Y2 (ja)

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JPH0548292U true JPH0548292U (ja) 1993-06-25
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JP2010034326A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Tokuden Co Ltd 静止誘導機器用鉄心
JP2011146614A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Tokuden Co Ltd 環状鉄心及び鉄心鋼板
JP2011155079A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Tokuden Co Ltd 環状鉄心及び静止誘導機器用鉄心

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