JPH05500085A - ポリマー及び/又はコポリマーの存在下における古紙からの充填剤の浮選方法 - Google Patents
ポリマー及び/又はコポリマーの存在下における古紙からの充填剤の浮選方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ポリマー/又はコポリマーの存在下における古紙からの充填剤の浮選方法
本発明は、古紙からの充填剤の除去方法、および数平均分子量が1000〜50
0000である少なくとも部分的に水溶性のポリマー及び/又はコポリマーの、
古紙からの充填剤の除去のための使用に関する。
印刷適性、密度および不透明性を向上させるためおよびより均一な外観およびよ
り優れた白色度を得るために、はとんど全ての紙に充填剤が添加される。使用さ
れる充填剤は、天然鉱物または化学的に沈降した生成物、例えば、カオリンまた
は珪素富有アルミナのような珪酸アルミニウム、白亜または石灰のような炭酸カ
ルシウム、タルク、硫酸カルシウム及び/又は硫酸バリウム〔ウルマンズ・エン
チクロペディー・デル・テヒニツシェン・ヘミ−(UllmannsEncyk
lopadie der technischen Chemie)、第17巻
、577頁以降、(1979年)〕である。紙原料の充填剤含量は、紙を用いる
目的により、はとんどの場合、7〜25重量%である。標準的品質特徴を有する
紙の製造を可能にするために、紙の製造に用いられる出発物質および助剤の品質
が均一であることが必須である。
印刷紙およびティッシュペーパーの製造において、印刷古紙が多量に用いられる
。高い白色度を得るために、印刷古紙から印刷インキを除去しなくてはならない
。これは、本質的に以下の二つの工程からなる脱インキプロセスにより行われる
:1、 古紙の解繊、すなわち、印刷インキ粒子の脱離に必要な化学薬剤の存在
下における水中での繊維化、および2、 脱離印刷インキ粒子の繊維懸濁液から
の除去。
第2の工程は、洗浄または浮選により実施することができる〔ウルマンズ・エン
チクロベディー・デル・テヒニツシエン・ヘミ−(Ullmanns Ency
clop:adie der technischen Chemie)、第4
版、第17巻、570〜571頁(1979年)〕。印刷インキと紙繊維の湿潤
性の相違を利用する浮選において、空気が繊維懸濁液を通過するように吹き込ま
れる。小さな空気の泡に印刷インキ粒子が付着し、水の表面に紙料回収機により
除去される気泡を形成する。
古紙の脱インキは、通常、水酸化アルカリ、アルカリ珪酸塩、酸化漂白剤および
界面活性剤の存在下に、30〜50℃の範囲の温度で、アルカリpHにおいて実
施される。印刷インキ粒子の脱離および分離に影響を与える界面活性剤として、
石鹸及び/又は脂肪アルコールポリグリコールエーテルがしばしば用いられる〔
ウルマンズ・エンチクロベディー・デル・テヒニツシエン・ヘミ−1第4版、第
17巻、571〜572頁(1979年)〕。
残念ながら、紙原料懸濁液から脱離印刷インキ粒子を分離する既知の方法は大き
な欠点を有している。古紙の多量の充填剤成分は浮選により不完全にしか除去さ
れず、紙の製造、特に新聞紙の製造において脱インキ古紙の割合は約50重量%
に限定される。古紙中に存在する充填剤は紙繊維の洗浄により除去されるが、繊
維損失が非常に大きく、水が激しく汚染されるという不利益が存在する。
「ボッヘンブラット・フィール・バビールフアプリカチオン(Wochey+b
latt fur Papierfabrikation)、第17巻、646
〜649頁(1985年)」から、石鹸または非イオン性界面活性剤を含む水性
液ではな(、特にアルキルベンゼンスルホネートを含む水性液を界面活性剤とし
て用いて古紙を処理すると、浮選による充填剤の除去を向上し得ることが知られ
ている。しかしながら、多くの場合、充填剤除去の向上は、再使用可能な古紙の
品質が満たさなくてはならない厳しい要求に応じるには不充分である。
従って、本発明が解決しようとする課題は、古紙からの充填剤の除去において明
らかな向上を得ることのできる方法を開発することにある。
本発明は、数平均分子量が1000〜500000である少なくとも部分的に水
溶性のポリマー及び/又はコポリマーを存在させると、水性紙原料懸濁液からの
充填剤の除去が大きく向上するという観察に基づく。
すなわち、本発明は、印刷インキの浮選後、アミン基を含むモノマーの重合また
は共重合によりもしくはカルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポ
リマーとアミノアルコール及び/又はジアミンとの反応により調製された数平均
分子量が1000〜500000である少なくとも部分的に水溶性のポリマー及
び/又はコポリマーを、水性紙原料懸濁液に風乾紙原料1kg当たり0.1〜8
gの合計量で添加し、続いて浮選することを特徴とする古紙から充填剤を除去す
る方法に関する。
本発明は、アミノ基を含む七ツマ−の重合または共重合により、もしくはカルボ
キシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーとアミノアルコール及び
/又はジアミンとの反応により調製された数平均分子量が1000〜50000
0である少な(とも部分的に水溶性のポリマー及び/又はコポリマーの、浮選に
よる古紙からの充填剤の除去のための使用にも関する。
風乾紙原料は、内部湿分の平衡状態が達成されている紙原料である。これは、温
度および空気の相対湿度に依存する。
「充填剤」は、紙産業において典型的に用いられる物質、例えば、カオリンまた
は珪素富有アルミサのような珪酸アルミニウム、及び/又は、白亜または石灰の
ような炭酸カルシウムである。
「少なくとも部分的に水溶性」というのは、使用pHにおいて、0.01重量%
以上のポリマー及び/又はコポリマーが水に溶解し透明または曇った溶液を形成
することを意味する。
本発明によれば、印刷インキの浮選後に20〜60℃の温度において、好ましく
は風乾紙原料1kg当たり1〜4gのポリマー及び/又はコポリマーが水性紙原
料懸濁液に添加される。水性紙原料懸濁液に添加されたポリマー及び/又はコポ
リマーは、数平均分子量が、好ましくは1000〜200000.より好ましく
は1000〜1oooooである。懸濁液のpHは7〜11好ましくは8〜10
である。懸濁液の紙原料含量は、例えば、0.5〜2重量%である。
次に懸濁液を既知の方法により20〜95℃の温度、好ましくは45〜60℃の
温度で、例えばデンバー(D enver)浮選セルにおいて浮選する。
本発明により用いられるポリマー及び/又はコポリマーは、〔式中、R1および
R2は水素またはメチル、R3およびR4は水素もしくは01〜.アルキル基ま
たはピペラジン、ピペリジンもしくはモルホリン基、R5は直鎖状または分岐状
01〜22アルキル基を表して、アンモニウム基の対イオンがハロゲン、スルフ
ェート、ポスフェート、ポレートまたは有機酸アニオンであるか、またはR5は
電子対を表し、ZはOまたはN H、およびnは2〜5の数を表す。〕で示され
るアミノ基含有モノマーの重合により、もしくはモノマー■と
〔式中、R5およびR6は各々、水素原子またはメチル基を表す。〕で示される
モノマー不飽和酸、
〔式中、R7およびR8は各々、水素原子またはメチル基、R9は直鎖状または
分岐状C1〜22アルキル基、mは2〜4の数、pは0〜18の数を表す。ただ
し、p=0の場合、コポリマー中の不飽和カルボン酸エステルの含量は30重量
%を越えない。〕で示されるモノマー不飽和カルボン酸エステル、R3,アミド
窒素原子が直鎖状及び/又は分岐状Cエル2□アルキル基により置換されていて
よいアクリルアミド及び/又はメタクリルアミド、及び/又は
R4,N−ビニルピロリドン
との共重合により得ることができる。
適当なアミノ基含有モノマーエは、特に、R1が水素、R2が水素またはメチル
、R3およびR4が各々、メチルまたはエチル、R5が電子対を表すか、または
R5がC1〜4アルキル基を表して、アンモニウム基の対イオンがハロゲン原子
であり、ZがOまたはNH,およびnが2〜5の数を表し、例えば、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミ
ノプロピルメタクリルアミド、ジメチルアミノネオペンチルアクリレート、ジエ
チルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート及び/又
はメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライドである。モノマ
ー不飽和酸■としてアクリル酸及び/又はメタクリル酸が好ましく用いられる。
R9が好ましくは直鎖または分岐状C4〜8アルキル基を表すモノマー不飽和カ
ルボン酸エステル■は、例えば、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、
ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、オクチルアクリレート及び/又は
ブチル・3モルエチレンオキシドアクリレートである。
更に、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−エチルアクリルアミド及び/又
はt−ブチルアクリルアミドが、アミノ基含有モノマーIとの共重合に適当であ
る。
アミノ基含有モノマー■の重合または共重合は、要すれば例えばイソプロパツー
ルであるアルコールのような水混和性溶媒を含む水性媒体中、既知の重合方法に
より行われる〔ウルマンズ・エンチクロペディー・デル・テヒニッシェン・ヘミ
−(UllmannsEncyclopadie der technisch
en Chemie)、第4版、第19巻、3〜4頁、フエルラーク・ヘミ−・
ヴアインハイム(Verlag ChemieWeinheim)、1980年
〕。開始剤として、ラジカル発生化合物、例えばカリウムまたはアンモニウムパ
ーオキシスルフェート、1−プチルヒドロバーオキシド、アゾビス(シアノペン
タン酸)、アゾビス(イソブチロニトリル)もしくは2.2′−アゾビス(2−
アミジノプロパンジヒドロクロライド)が少量で用いられる。アミノ基含有モノ
マーエの重合または共重合は、例えば、同時に、アミノ基含有モノマーエおよび
要すればB1、B2、B3及び/又はB4のモノマーを開始剤含有水に滴加する
ことにより行うことができる。重合温度は広範囲に変化してよい。使用する開始
剤により60〜100℃の範囲の温度が好ましい。ポリマー含量が例えば10〜
60重量%のポリマー及び/又はコポリマー水溶液が得られる。
カルボキシル基及び/又はエステル基−COORC式中、RはC1−8アルキル
基または芳香族基を表す。〕並びに/若しくは一〇〇−0−C〇−基を含むポリ
マーを、ポリマー中に存在するカルボキシル、エステル及び/又は潜在カルボキ
シル基を基準に、Di、 O〜1当量の式:
〔式中、R”は01〜8アルキル基または芳香族基、RI5およびR16は同一
または異なって01〜4アルキル基または芳香族基を表すか、またはR15およ
びR16は一緒になってCH2CH20CH2CH2を表し、kは2.3及び/
又は4、およびXは0〜10の数を表す。〕で示されるアミノアルコール、
B2. 0〜1当量の式:
〔式中、R17はC8−8アルキル基または芳香族基、R+8は水素または01
〜4アルキル基およびR19およびR20は同一または異なってC3−4アルキ
ル基を表すか、またはRI9およびR”は−緒になって−CH= CH−N =
CH−を表す。〕で示されるジアミン、
B3. 0〜0.5当量の式・
HO−(C,R2,○)y R21(VI)〔式中、R”はC6〜2□アルキル
基または芳香族基、1lt2.3及び/又は4、およびyはO〜30の数を表す
。〕で示されるアルコール、および
B4. 0〜0.5当量の式・
〔式中、R”は水素または01〜4アルキル基、およびR231iC6〜22ア
ルキル基または芳香族基を表す。〕で示されるアミンと、成分D1およびB2の
合計当量力<0とならないようにして反応させることにより、少な(とも部分的
に水溶性のポリマー及び/又はコポリマーを調製した場合にも、浮選1こより充
填剤が高度に除去される。
本発明のポリマー中に存在してよい酸無水物基:ま酸無水物基当たり二つの潜在
カルボキシル基を有する。
カルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基と共に、ポリマー中のカルボキシ
ル、エステル及び/又は潜在カルボキシル基を基準に、Dl、0〜1当量のアミ
ノアルコール、B2. 0〜1当量のジアミン、
B3. 0〜0.2当量のアルコール、およびB4. 0〜0.2当量のアミン
を、成分D1およびB2の合計当量が0.7〜1となるように含むポリマーが好
ましく用いられる。
カルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーは、好ましくは、
式:
%式%
C式中、RIOおよびR’lは同一または異なって水素またはメチル基、および
RI 2およびRI3は同一またjt異なって水素、01〜8アルキル基または
芳香族基を表す。〕
で示される構造単位を含む。
構造単位C1のみを含むポリマーが特に好ましい。
本発明により使用されるポリマーの調製に必要なカルボキシル、エステル及び/
又は酸無水物基を含むポリマーは、ヘキサン、オクタン、トルエン、キシレン及
び/又はケトンのような有機溶媒中、既知の重合方法により調製することができ
る。適当なモノマーは、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、上記
酸のC1−8アルキルエステル、上記酸のアリールエステル、無水マレイン酸、
マレイン酸、フマル酸、上記酸のモノ01−8アルキルエステル、上記酸のジc
+−gアルキルエステルおよび相当するアリールエステルである。エステル中の
アルコール基のアルキル基は、直鎖状、分岐状または環式であってよい。モノマ
ーまたはモノマーの混合物を用いることができる。モノマーとして、アクリル酸
、メタクリル酸、アクリレート及び/又はメタクリレートが好ましい。他の好適
なモノマーは、スチレン、アルキルスチレン、4−ビニルピリジン、N−ビニル
ピロリドン、アクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、塩化ビニ
ル及び/又は塩化ビニリデンである。重合は、ラジカル発生剤、例えば、過酸化
ジベンゾイル及び/又はアゾビスイソブチロニトリルの存在下に、60〜150
℃の温度で常圧下に行われる。
カルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーと、アミノアルコ
ール及び/又はジアミン、要すればアルコール及び/又はアミンとの反応は、有
機溶媒の存在または不存在下、好ましくは、硫酸、p−トルエンスルホン酸、ジ
ブチル錫ジラウレート、錫及び/又はアルカリアルコラードのような触媒の存在
下、100〜230℃の温度で行われる。エステル化及び/又はアミド化反応中
に形成された水及び/又は形成されたアルコールは留去する。適当な有機溶媒は
、例えば、100℃を越える沸点を有する脂肪族及び/又は芳香族炭化水素であ
る。
適当なアミノアルコール■は、例えば、2−ジメチルアミノエタノール、2−ジ
エチルアミノエタノール、3−ジエチルアミノ−2゜2−ジメチル−1−プロパ
ツール、4−(ジメチルアミノ)−1−ブタノール、6−(ジメチルアミノ)−
1〜ヘキサノール、2−[2−(ジメチルアミノ)−エトキシ]−エタノール、
2−ジブチルアミノエタノール、3−ジメチルアミノ−1−プロパツール、3−
ジエチルアミノ−1−プロパツール、4−ジメチルアミノフェノール、3−ジエ
チルアミノフェノール、N−ヒドロキシエチル−N−メチルアニリン、N−ヒド
ロキシエチル−N−二チルアニリン、N−n−ブチル−N−ヒドロキシエチルア
ニリン及び/又は4−(2−ヒドロキシエチル)−モルホリンである。ジアミン
Vの例は、N、N−ジメチルアミノプロピルアミン、N、N−ジエチルアミノエ
チルアミン、N、N−ジエチルアミノエチルアミン、1−ジエチルアミノ−4−
アミノペンタン、N、N−ジメチル−p−フ二二レンジアミン、N。
N−ジエチル−p−フェニレンジアミン及び/又は1−(3−アミノプロピル)
−イミダゾールである。
カルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーと、アミノアルコ
ール及び/又はジアミンとの反応は、アルコール■及び/又はアミン■の存在下
に行うことができる。アルコール及び/又はアミン中に存在し得るアルキル基は
、直鎖状、分岐状及び/又は環式であってよい。アルコール■の例は、シクロヘ
キサノール、2−エチルヘキサノール、オクタツール、ドデカノール、テトラデ
カノール、ヘキサデカノール、オクタデカノール、ドコサノール、12モルのエ
チレンオキシドを有する獣脂アルコール及び/又はベンジルアルコールである。
アミン■の例は、ヘキシルアミン、2−エチルヘキシルアミン、オクチルアミン
、デシルアミン、ドデシルアミン、テトラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、
オクタデシルアミン、トコジルアミン、ヤシ油アミン及び/又は獣脂アミンであ
る。
特に好ましい態様において、構造単位C1[R′。は水素、R1は水素またはメ
チル基、およびR12は水素または01〜4アルキル基を表す。〕を含み、カル
ボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を有するポリマーを、アミノアルコー
ル及び/又はジアミンと反応させる。
本発明によれば、重合または共重合により調製された少なくとも部分的に水溶性
のポリマー及び/又はコポリマー、並びに/もしくは、カルボキシル、エステル
及び/又は無水物基を含むポリマーとアミノアルコール及び/又はジアミンとの
反応により調製された少なくとも部分的に水溶性のポリマーを用いて古紙から充
填剤を除去することができる。多くの場合、古紙からの充填剤の除去は、少なく
とも部分的に水溶性のポリマー及び/又はコポリマーを、アミノ基及び/又はア
ンモニウム基を有し数平均分子量が2000〜500000である少な(とも部
分的に水溶性のポリマーと組み合わせて用いると、かなり増加させることができ
る。この混合物において、少なくとも部分的に水溶性のポリマー及び/又はコポ
リマーと、アミノ及び/又はアンモニウム基を有する少なくとも部分的に水溶性
のポリマーとの重量比は10:1〜1.10、好ましくは5:1〜1:5である
。混合物は、紙原料懸濁液に、風乾紙原料1kg当たり0.1〜8g1好ましく
は1〜4gの量で添加される。アミノ及び/又はアンモニウム基を有する少なく
とも部分的に水溶性のポリマーの例は、ポリエチレンイミン、エチレンイミンを
含むコポリマー、2−ビニルピリジン系のポリマー及び/又はコポリマー、4−
ビニルピリジン及び/又は1−ビニルイミダゾール、第1級、第2級、第3級及
び/又は第4級アミノ基を含むポリサツカリド及び/又はヘテロポリサツカリド
、例えば、セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、澱粉、第1級、第2級、
第3級及び/又は第4級アミノ基を含むキトサン及び/又はグアー、蛋白質、お
よびこれらポリマーの混合物である。
本発明の方法により得られる繊維質物質は、明らかに低い繊維含量において、典
型的な界面活性剤の存在下に浮選した繊維質物質と区別される。本発明の方法に
より紙製造における脱インキ古紙の割合を50重量%以上に増加させることがで
きる。
実施例
撹拌機、二つの供給容器、加熱および冷却系、還流冷却器および温度計を備えた
反応器に、2,2゛−アゾビス(2−アミジノプロパンジヒドロクロライド)1
70mgおよび水36.8 gを導入した。ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト42gを一方の供給容器(供給容器1)に導入し、2.2’−アゾビス(2−
アミジノプロパンジヒドロクロライド)330mgと水4gからなる溶液を別の
供給容器に導入した。反応器中の溶液を撹拌下に75℃に加熱した後、両方の供
給溶液を90分かけて同時に添加した。添加後、混合物を80℃で60分間撹拌
し、約45℃に冷却後、50重量%蟻酸16.7gで中和した。得られた透明な
50重量%水溶液のブルックフィールド粘度(25℃においてスピンドル5を用
いて20rpmで測定)は18QQQmPasであった。
ポリマー■の調製
窒素導入口、垂直スチーム加熱リービッヒ冷却器および降下型冷却器を備えた反
応器に、乾燥ポリアクリル酸〔グツドリッチ(Goodrich)製グツドーラ
イト(Good−rite) K 722]108 g、ジメチルアミノプロピ
ルアミン204.4gおよびN−メチルピロリドン300gを導入し、170℃
に加熱した。反応水の留去を始めた。温度を徐々に230℃に上げ、水が完全に
除去されるまでその温度に維持した。100℃に冷却した後、N−メチルピロリ
ドンを減圧留去した。得られたポリマーを、ポリマー含量が1重量%となるよう
な量の水に溶解した。
コポリマーエの調製
53.5gではなく36.8gの水を反応器に導入し、ジメチルアミノエチルメ
タクリレ−)39g、エチルアクリレート7.5gおよびメタクリル酸3.5g
の混合物を供給容器1に導入した以外はポリマー■と同じ方法でコポリマーエを
調製した。中和工程は省いた。得られた乳白色50重量%溶液のブルックフィー
ルド粘度(25℃においてスピンドル5を用いて20rpmで測定)は3300
0mPasであった。
コポリマー■の調製
アクリル酸32.0g、30重量%硫酸106.7gおよび水9760gと、ジ
メチルアミンエチルメタクリレート217.6g、メチルメタクリレート46.
2 g、アゾビス(イソブチロニトリル)1゜1gおよびイソプロパツール26
3.0gとを別に予備混合し、撹拌機、加熱系および還流冷却器を備えた反応器
に導入し、65°Cに加熱し、その温度で30分間、70℃で1時間および80
℃で1時間撹拌した。得られた透明な20重量%イソプロパツール水溶液の特性
データ: IN NaNO3溶液中の1重量%ポリマー溶液の比粘度=1.28
゜
応用例
水性充填剤懸濁液および水性紙原料懸濁液を用いて約91のチンバー実験室用浮
選セルにおいて浮選を行った。
実施例1
充填剤懸濁液
充填剤23gを水91に分散し、得られた分散液のpHを水酸化ナトリウムによ
り8.5〜9,0に調節した。本発明により用いられるポリマーまたはコポリマ
ー0.2gの添加後、チンバー実験室用セルにおいて7分間浮選を行った。浮選
セルからの溢流中の固形分を濾去し、105℃で一定重量になるまで乾燥し、秤
量した。結果を表1に示す。
表1
使用したポリマー 使用した充填剤 溢流からの充填剤またはコポリマー (重
量%)
ポリマー■ 炭酸カルシウム 92
カオリン/炭酸 73
ポリマー■ 炭酸カルシウム 82
コポリマーI 炭酸カルシウム 82
カオリン/炭酸 69
コポリマー■ 炭酸カルシウム 86
カオリン/炭酸 81
(注) 1): カオリン70重量%と炭酸カルシウム30重1%の混合物
実施例2
紙原料懸濁液
新聞紙およびマガジン(重量比l:1)からの風乾紙原料について、通常用いら
れる化学薬剤を用いて印刷インキの浮選を行った。印刷インキの浮選後、紙原料
懸濁液は、バルブ密度1重量%、温度40℃、pH9,0および灰分含量16重
I%であった。本発明により用いられるポリマーまたはコポリマー0.2gを、
バルブ密度1重量%の脱インキ紙原料懸濁液91に添加し、続いてチンバー実験
室用浮選セルにおいて10分間浮選した。浮選後、紙フィルターにより紙原料か
ら水を除去し、10℃で一定重量になるまで乾燥し、その灰分含量はDIN54
371により決定した。
表2
コポリマー■5.8
国際調査報告
国際調査報告
Claims (16)
- 1.印刷インキの浮選後、アミノ基を含むモノマーの重合または共重合によりも しくはカルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーとアミノア ルコール及び/又はジアミンとの反応により調製された数平均分子量が1000 〜500000である少なくとも部分的に水溶性のポリマー及び/又はコポリマ ーを、水性紙原料懸濁液に風乾紙原料1kg当たり0.1〜8gの合計量で添加 し、続いて浮選することを特徴とする古紙から充填剤を除去する方法。
- 2.ポリマー及び/又はコポリマーを紙原料懸濁液に風乾紙原料1kg当たり1 〜4gの合計量で添加する請求項1記載の方法。
- 3.数平均分子量が1000〜200000、好ましくは1000〜10000 0である少なくとも部分的に水溶性のポリマー及び/又はコポリマーを紙原料懸 濁液に添加する請求項1または2記載の方法。
- 4.A.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中、R1およびR2は水素または メチル、R3およびR4は水素もしくはC1〜4アルキル基またはピペラジン、 ピペリジンもしくはモルホリン基、R5は直鎖状または分岐状C1〜22アルキ ル基を表して、アンモニウム基の対イオンがハロゲン、スルフェート、ホスフェ ート、ボレートまたは有機酸アニオンであるか、またはR5は電子対を表し、Z はOまたはNH、およびnは2〜5の数を表す。〕で示されるアミノ基含有モノ マーの重合によりもしくはモノマーIと B1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)〔式中、R5およびR6は各々、水 素原子またはメチル基を表す。〕で示されるモノマー不飽和酸、 B2.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (III)〔式中、R7およびR8は各々 、水素原子またはメチル基、R9は直鎖状または分岐状C1〜22アルキル基、 mは2〜4の数、pは0〜18の数を表す。ただしp=0の場合、コポリマー中 の不飽和カルボン酸エステルの含量は30重量%を越えない。〕で示されるモノ マー不飽和カルボン酸エステル、B3.アミド窒素原子が直鎖状及び/又は分岐 状C1〜22アルキル基により置換されていてよいアクリルアミド及び/又はメ タクリルアミド、及び/又は B4.N−ビニルピロリドン との共重合により調製されたポリマー及び/又はコポリマーを、紙原料懸濁液に 添加する請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
- 5.式Iにおいて、R1が水素、R2が水素またはメチル、R3およびR4がメ チルまたはエチル、R5が電子対を表すか、またはR5がC1〜4アルキル基を 表して、アンモニウム基の対イオンがハロゲンイオンであり、式IIIにおいて 、R9が直鎖状または分岐状C1〜8アルキル基を表す請求項1〜4のいずれか に記載の方法。
- 6.カルボキシル基及び/又はエステル基−COOR〔式中、RはC1〜8アル キル基または芳香族基を表す。〕並びに/若しくは−CO−O−CO−基を含む ポリマーを、ポリマー中に存在するカルボキシル、エステル及び/又は潜在カル ボキシル基を基準に、D1.0〜1当量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)〔式中、R14はC1〜8アルキル 基または芳香族基、R15およびR16は同一または異なってC1〜4アルキル 基または芳香族基を表すか、またはR15およびR16は一緒になってCH2C H2−O−CH2CH2を表し、kは2、3及び/又は4、およびxは0〜10 の数を表す。〕で示されるアミノアルコール、 D2.0〜1当量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(V)〔式中、R17はC1〜8アルキル基 または芳香族基、R18は水素またはC1〜4アルキル基およびR19およびR 20は同一または異なってC1〜4アルキル基を表す、またはR19およびR2 0は一緒になって−CH=CH−N=CH−を表す。〕 で示されるジアミン、 D3.0〜0.5当量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VI)〔式中、R21はC6〜22アルキ ル基または芳香族基、iは2、3及び/又は4、およびyは0〜30の数を表す 。〕で示されるアルコール、および D4.0〜0.5当量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VII)〔式中、R22は水素またはC1 〜4アルキル基、およびR23はC6〜22アルキル基または芳香族基を表す。 〕で示されるアミンと、成分D1およびD2の合計当量が0とならないようにし て反応させることにより調製されたポリマー及び/又はコポリマーを紙原料懸濁 液に添加する請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
- 7.カルボキシル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーを、ポリマー 中のカルボキシル、エステル及び/又は潜在カルボキシル基を基準に、 D1.0〜1当量のアミノアルコール、D2.0〜1当量のジアミン、 D3.0〜0.2当量のアルコール、およびD4.0〜0.2当量のアミンと、 成分D1およびD2の合計当量が0.7〜1となるようにして反応させることに より調製されたポリマーを紙原料懸濁液に添加する請求項1〜6のいずれかに記 載の方法。
- 8.カルボキシル、エステル及び/又は無水物基を含むポリマーが、式: C1.▲数式、化学式、表等があります▼C2.▲数式、化学式、表等がありま す▼及び/又はC3.▲数式、化学式、表等があります▼〔式中、R10および R11は同一または異なって水素またはメチル基、およびR12およびR13は 同じまたは異なってよく水素、C1〜8アルキル基または芳香族基を表す。〕で 示される構造単位を含む請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
- 9.カルボキシル、エステル及び/または酸無水物基を含むポリマーが構造単位 C1を含む請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
- 10.少なくとも部分的に水溶性のポリマー及び/又はコポリマーを、アミノ及 び/又はアンモニウム基を有し数平均分子量が2000〜500000である少 なくとも部分的に水溶性のポリマーと組み合わせて、ポリマー及び/又はコポリ マーとアミノ基及び/又はアンモニウム基を含むポリマーとの重量比を10:1 〜1:10、好ましくは5:1〜1:5として、紙原料懸濁液に添加する請求項 1〜9のいずれかに記載の方法。
- 11.アミノ基を含むモノマーの重合または共重合により、もしくはカルボキシ ル、エステル及び/又は酸無水物基を含むポリマーとアミノアルコール及び/又 はジアミンとの反応により調製された数平均分子量が1000〜500000の 少なくとも部分的に水溶性のポリマー及び/又はコポリマーの、浮選による古紙 からの充填剤の除去のための使用。
- 12.ポリマー及び/又はコポリマーを、水性紙原料懸濁液中、風乾紙原料1k g当たり0.1〜8gの合計量で、好ましくは風乾紙原料1kg当たり1〜4g の合計量で用いる請求項11記載の使用。
- 13.数平均分子量が1000〜200000、好ましくは1000〜1000 00である少なくとも部分的に水溶性のポリマー及び/又はコポリマーを用いる 請求項11または12記載の使用。
- 14.A.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)〔式中、R1およびR2は水素または メチル、R3およびR4は水素もしくはC1〜4アルキル基またはピペラジン、 ピペリジンもしくはモルホリン基、R5は直鎖状または分岐状C1〜22アルキ ル基を表して、アンモニウム基の対イオンがハロゲン、スルフェート、ホスフェ ート、ボレートまたは有機酸アニオンであるか、またはR5は電子対を表し、Z はOまたはNH、およびnは2〜5の数を表す。〕で示されるアミノ基含有モノ マーの重合によりもしくはモノマーIB1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)〔式中、R5およびR6は各々、水 素原子またはメチル基を表す。〕で示されるモノマー不飽和酸、 B2.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(III)〔式中、R7およびR8は各々、 水素原子またはメチル基、R9は直鎖状または分岐状C1〜22アルキル基、m は2〜4の数、pは0〜18の数を表す。ただしp=0の場合、コポリマー中の 不飽和カルボン酸エステルの含量は30重量%を越えない。〕で示されるモノマ ー不飽和カルボン酸エステル、B3.アミド窒素原子が直鎖状及び/又は分岐状 C1〜22アルキル基により置換されていてよいアクリルアミド及び/又はメタ クリルアミド、及び/又は B4.N−ビニルピロリドン との共重合により調製されたポリマー及び/又はコポリマーを用いる請求項11 〜13のいずれかに記載の使用。
- 15.カルボキシル基及び/又はエステル基−COOR〔式中、RはC1〜8ア ルキル基または芳香族基を表す。〕並びに/若しくは−CO−O−CO−基を含 むポリマーを、ポリマー中に存在するカルボキシル、エステル及び/又は潜在カ ルボキシル基を基準に、D1.0〜1当量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)〔式中、R14はC1〜8アルキル 基または芳香族基、R15およびR16は同一または異なってC1〜4アルキル 基または芳香族基を表すか、またはR15およびR16は一緒になってCH2C H2−O−CH2CH2を表し、kは2、3及び/又は4、およびxは0〜10 の数を表す。〕で示されるアミノアルコール、 D2.0〜1当量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(V)〔式中、R17はC1〜8アルキル基 または芳香族基、R18は水素またはC1〜4アルキル基およびR19およびR 20は同一または異なってC1〜4アルキル基を表すか、またはR19およびR 20は一緒になって−CH=CH−N=CH−を表す。〕 で示されるジアミン、 D3.0〜0.5当量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VI)〔式中、R21はC6〜22アルキ ル基または芳香族基、iは2、3及び/又は4、およびyは0〜30の数を表す 。〕で示されるアルコール、および D4.0〜0.5当量の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VII)〔式中、R22は水素またはC1 〜4アルキル基、およびR23はC6〜22アルキル基または芳香族基を表す。 〕で示されるアミンと、成分D1およびD2の合計当量が0とならないようにし て反応させることにより調製されたポリマー及び/又はコポリマーを用いる請求 項11〜14のいずれかに記載の使用。
- 16.少なくとも部分的に水溶性のポリマー及び/又はコポリマーを、アミノ及 び/又はアンモニウム基を含む少なくとも部分的に水溶性のポリマーと組み合わ せて、ポリマー及び/又はコポリマーとアミノ基及び/又はアンモニウム基を含 むポリマーとの重量比を10:1〜1:10、好ましくは5:1〜1:5として 用いる請求項11〜15のいずれかに記載の使用。
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