JPH0550030A - 塗膜構造 - Google Patents
塗膜構造Info
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- JPH0550030A JPH0550030A JP23747491A JP23747491A JPH0550030A JP H0550030 A JPH0550030 A JP H0550030A JP 23747491 A JP23747491 A JP 23747491A JP 23747491 A JP23747491 A JP 23747491A JP H0550030 A JPH0550030 A JP H0550030A
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガラスもしくはプラスチック製の微細なビー
ズを用いた再帰反射機能を有する塗膜構造として、その
再帰反射量ないし再帰反射領域を変化させて、変化に富
んだ外観を呈する塗膜構造を実現することを目的とす
る。 【構成】 鋼板10の上面にアルミ蒸着層でなる反射層
13を形成すると共に、この反射層13の表面に、バイ
ンダー層14に保持された微細なガラスビーズ15を多
数並べてなるビーズ層16を形成し、且つ該ビーズ層1
6を、上記ビーズ15の下半部を囲む光吸収度の低い透
明クリヤ層でなる第1クリヤ層16aと、上記ビーズ1
5の上半部を覆う着色層でなる第2クリヤ層16bとで
構成する。
ズを用いた再帰反射機能を有する塗膜構造として、その
再帰反射量ないし再帰反射領域を変化させて、変化に富
んだ外観を呈する塗膜構造を実現することを目的とす
る。 【構成】 鋼板10の上面にアルミ蒸着層でなる反射層
13を形成すると共に、この反射層13の表面に、バイ
ンダー層14に保持された微細なガラスビーズ15を多
数並べてなるビーズ層16を形成し、且つ該ビーズ層1
6を、上記ビーズ15の下半部を囲む光吸収度の低い透
明クリヤ層でなる第1クリヤ層16aと、上記ビーズ1
5の上半部を覆う着色層でなる第2クリヤ層16bとで
構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の車体塗
装に用いられる塗膜構造、特に再帰反射機能を有する塗
膜構造に関する。
装に用いられる塗膜構造、特に再帰反射機能を有する塗
膜構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の外観を向上させてその商
品価値を高めるために、車体デザインに加えて特に該車
体に対する塗装が重要視される傾向にある。例えば、特
開平1−118576号公報においては、自動車の車体
等に対する塗装の上塗り層に、反射屈折材としてのガラ
スビーズを混入させ、このガラスビーズによる光の屈曲
反射作用を利用することにより、陶磁器に極めて近い外
観を呈する塗装面を構成し、これにより、品質を向上さ
せて商品価値を高めるようになっている。
品価値を高めるために、車体デザインに加えて特に該車
体に対する塗装が重要視される傾向にある。例えば、特
開平1−118576号公報においては、自動車の車体
等に対する塗装の上塗り層に、反射屈折材としてのガラ
スビーズを混入させ、このガラスビーズによる光の屈曲
反射作用を利用することにより、陶磁器に極めて近い外
観を呈する塗装面を構成し、これにより、品質を向上さ
せて商品価値を高めるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なガラスビーズを用いた塗装の一種として、例えば道路
標識のように夜間における視認性を向上させるために、
再帰反射機能を付与する塗装技術が知られており、この
再帰反射機能を有する塗膜構造を自動車の車体塗装に適
用した場合には、図5に示すように、車体鋼板1の表面
に反射層としてのアルミ蒸着層2を形成し、このアルミ
蒸着層2の上面に多数のガラスビーズ3…3を並列配置
すると共に、これらのガラスビーズ3…3を、所望の車
体色に対応した染料が含有された着色クリヤ層で覆った
構造とされ、上記各ガラスビーズ3内に入射した光が、
再び入射方向に再帰反射することになる。即ち、図示の
ように、法線xに対して平行に入射した光a(入射角が
0の光)の全てはガラスビーズ3内で内部反射されるこ
とになる。また、所定の入射角で入射した光bは、その
一部が、ガラスビーズ3内で内部反射されて再び入射方
向に再帰反射する反射光cとなると共に、残りの一部
が、ガラスビーズ3を透過して反射層2により反射され
て再び入射方向に再帰反射する反射光dとなる。この場
合、入射光の入射角が大きくなるほど反射光dの割合が
増加することになるのであるが、この反射光dが、車体
色を付与するために染料が含有された着色層4により吸
収され、このため、図6に示すように、所定の入射角よ
り再帰反射が起こり得る限界の入射角に至る範囲、即
ち、入射角が30°付近より90°付近に至る範囲で再
帰反射量が漸次低下することになる。
なガラスビーズを用いた塗装の一種として、例えば道路
標識のように夜間における視認性を向上させるために、
再帰反射機能を付与する塗装技術が知られており、この
再帰反射機能を有する塗膜構造を自動車の車体塗装に適
用した場合には、図5に示すように、車体鋼板1の表面
に反射層としてのアルミ蒸着層2を形成し、このアルミ
蒸着層2の上面に多数のガラスビーズ3…3を並列配置
すると共に、これらのガラスビーズ3…3を、所望の車
体色に対応した染料が含有された着色クリヤ層で覆った
構造とされ、上記各ガラスビーズ3内に入射した光が、
再び入射方向に再帰反射することになる。即ち、図示の
ように、法線xに対して平行に入射した光a(入射角が
0の光)の全てはガラスビーズ3内で内部反射されるこ
とになる。また、所定の入射角で入射した光bは、その
一部が、ガラスビーズ3内で内部反射されて再び入射方
向に再帰反射する反射光cとなると共に、残りの一部
が、ガラスビーズ3を透過して反射層2により反射され
て再び入射方向に再帰反射する反射光dとなる。この場
合、入射光の入射角が大きくなるほど反射光dの割合が
増加することになるのであるが、この反射光dが、車体
色を付与するために染料が含有された着色層4により吸
収され、このため、図6に示すように、所定の入射角よ
り再帰反射が起こり得る限界の入射角に至る範囲、即
ち、入射角が30°付近より90°付近に至る範囲で再
帰反射量が漸次低下することになる。
【0004】そこで、上記再帰反射量ないし再帰反射領
域を調整することにより、変化に富んだ外観を呈する塗
膜構造を構成したいと言う要求があるが、この要求をい
かに実現するかが課題とされていた。
域を調整することにより、変化に富んだ外観を呈する塗
膜構造を構成したいと言う要求があるが、この要求をい
かに実現するかが課題とされていた。
【0005】そこで本発明は、ガラスもしくはプラスチ
ック製の微細なビーズを用いた再帰反射機能を有する塗
膜構造として、その再帰反射量ないし再帰反射領域を変
化させて、変化に富んだ外観を呈する塗膜構造を提供す
ることを目的とする。
ック製の微細なビーズを用いた再帰反射機能を有する塗
膜構造として、その再帰反射量ないし再帰反射領域を変
化させて、変化に富んだ外観を呈する塗膜構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、被塗物の表面に形成された反射層
と、この反射層の上面に再帰反射材としてのガラスもし
くはプラスチック製の微細なビーズが並列配置されてな
るビーズ層とを有すると共に、該ビーズ層を、上記ビー
ズの下半部を囲む第1クリヤ層と、上記ビーズの上半部
を覆う第2クリヤ層とで構成し、且つ第1クリヤ層と第
2クリヤ層の光吸収度を異ならせたことを特徴とする。
第1発明という)は、被塗物の表面に形成された反射層
と、この反射層の上面に再帰反射材としてのガラスもし
くはプラスチック製の微細なビーズが並列配置されてな
るビーズ層とを有すると共に、該ビーズ層を、上記ビー
ズの下半部を囲む第1クリヤ層と、上記ビーズの上半部
を覆う第2クリヤ層とで構成し、且つ第1クリヤ層と第
2クリヤ層の光吸収度を異ならせたことを特徴とする。
【0008】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、上記第1発明において、第1クリ
ヤ層を光吸収度の低い透明クリヤ層としたことを特徴と
する。
第2発明という)は、上記第1発明において、第1クリ
ヤ層を光吸収度の低い透明クリヤ層としたことを特徴と
する。
【0009】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3発明という)は、上記第1発明において、第1クリ
ヤ層を第2クリヤ層に比べて光吸収度の高い着色クリヤ
層としたことを特徴とする。
第3発明という)は、上記第1発明において、第1クリ
ヤ層を第2クリヤ層に比べて光吸収度の高い着色クリヤ
層としたことを特徴とする。
【0010】
【作用】第1発明によれば、ビーズ層を構成する第1ク
リヤ層と第2クリヤ層の光の吸収度が異なっているの
で、例えば、各々のクリヤ層の光吸収度を要求に応じて
適宜に設定することにより、所定の入射角で入射されて
ビーズを透過したのち、反射層により反射されて再び入
射方向に反射する反射光の各クリヤ層での吸収度が変化
し、これにより、再帰反射光の光量を要求に応じて調整
することが可能となって、外観が多様化することにな
る。
リヤ層と第2クリヤ層の光の吸収度が異なっているの
で、例えば、各々のクリヤ層の光吸収度を要求に応じて
適宜に設定することにより、所定の入射角で入射されて
ビーズを透過したのち、反射層により反射されて再び入
射方向に反射する反射光の各クリヤ層での吸収度が変化
し、これにより、再帰反射光の光量を要求に応じて調整
することが可能となって、外観が多様化することにな
る。
【0011】特に、第2発明によれば、ビーズの下半部
を囲む第1クリヤ層が、光吸収度の低い透明クリヤ層と
されているので、所定の入射角で入射されてビーズを透
過したのち、反射層により反射されて再び入射方向に反
射する反射光の第1クリヤ層での吸収率が低下し、これ
により、再帰反射量ないし再帰反射領域が増加すると共
に、再帰反射が起こり得る限界の入射角近傍に達した場
合には、急激に再帰反射量が低下することになって、陰
影感が強調された立体感に富む外観が得られることな
る。
を囲む第1クリヤ層が、光吸収度の低い透明クリヤ層と
されているので、所定の入射角で入射されてビーズを透
過したのち、反射層により反射されて再び入射方向に反
射する反射光の第1クリヤ層での吸収率が低下し、これ
により、再帰反射量ないし再帰反射領域が増加すると共
に、再帰反射が起こり得る限界の入射角近傍に達した場
合には、急激に再帰反射量が低下することになって、陰
影感が強調された立体感に富む外観が得られることな
る。
【0012】また、第3発明によれば、ビーズの下半部
を囲む第1クリヤ層が光吸収度の高い着色クリヤ層とさ
れているので、所定の入射角で入射されてビーズを透過
したのち、反射層により反射されて再び入射方向に反射
する反射光の第1クリヤ層での吸収率が増加し、これに
より、再帰反射量ないし再帰反射領域が低下すると共
に、一定の入射角以上では急激に再帰反射量が減少する
ことになって、上記第2発明の場合と同様に、陰影感が
強調された立体感に富む外観が得られることなる。
を囲む第1クリヤ層が光吸収度の高い着色クリヤ層とさ
れているので、所定の入射角で入射されてビーズを透過
したのち、反射層により反射されて再び入射方向に反射
する反射光の第1クリヤ層での吸収率が増加し、これに
より、再帰反射量ないし再帰反射領域が低下すると共
に、一定の入射角以上では急激に再帰反射量が減少する
ことになって、上記第2発明の場合と同様に、陰影感が
強調された立体感に富む外観が得られることなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0014】図1に示すように、この実施例に係る塗膜
は、鋼板10の表面に、該鋼板10側から、電着下塗り
層11と、中塗り層12と、反射層13とが形成されて
いると共に、この反射層13の表面に、接着機能を有す
るバインダー層14に保持されたガラスもしくはプラス
チック製の微細なビーズ15を多数並べてなるビーズ層
16が設けられており、このビーズ層16が、上記ビー
ズ15の下半部を囲む第1クリヤ層16aと、同じくビ
ーズ15の上半部を覆う第2クリヤ層16bとで構成さ
れている。
は、鋼板10の表面に、該鋼板10側から、電着下塗り
層11と、中塗り層12と、反射層13とが形成されて
いると共に、この反射層13の表面に、接着機能を有す
るバインダー層14に保持されたガラスもしくはプラス
チック製の微細なビーズ15を多数並べてなるビーズ層
16が設けられており、このビーズ層16が、上記ビー
ズ15の下半部を囲む第1クリヤ層16aと、同じくビ
ーズ15の上半部を覆う第2クリヤ層16bとで構成さ
れている。
【0015】なお、上記反射層13は、例えば高純度
(純度99.999%程度)のアルミを、膜厚1000
オングストローム程度に蒸着したアルミ蒸着層で構成さ
れると共に、上記バインダー層14は、例えば膜厚が5
μm程度とされたアクリルメラミン樹脂でなる透明層と
され、更に、上記ビーズ15としては、例えば、直径5
0μm程度の高屈折ガラスビーズ(屈折率2.2程度)
が使用される。また、上記第1クリヤ層16aは、例え
ば膜厚が20μm程度とさて上記バインダー層14と同
様のアクリルメラミン樹脂でなる光吸収度の低い透明ク
リヤ層とされ、更に、第2クリヤ層16bは、例えば膜
厚が40μm程度とさて所望の車体色に応じた染料が1
重量%程度混入された着色クリヤ層とされている。
(純度99.999%程度)のアルミを、膜厚1000
オングストローム程度に蒸着したアルミ蒸着層で構成さ
れると共に、上記バインダー層14は、例えば膜厚が5
μm程度とされたアクリルメラミン樹脂でなる透明層と
され、更に、上記ビーズ15としては、例えば、直径5
0μm程度の高屈折ガラスビーズ(屈折率2.2程度)
が使用される。また、上記第1クリヤ層16aは、例え
ば膜厚が20μm程度とさて上記バインダー層14と同
様のアクリルメラミン樹脂でなる光吸収度の低い透明ク
リヤ層とされ、更に、第2クリヤ層16bは、例えば膜
厚が40μm程度とさて所望の車体色に応じた染料が1
重量%程度混入された着色クリヤ層とされている。
【0016】上記のような塗膜構造によれば、図1に示
すように、法線Xに平行に入射された光A(入射角が0
の光)の全てはガラスビーズ15の内面で内部反射され
ることになり、また、所定の入射角で入射した光Bは、
その一部が、ガラスビーズ15内で内部反射されて再び
入射方向に再帰反射する反射光Cとなると共に、残りの
一部が、ガラスビーズ15を透過して反射層13により
反射して再び入射方向に再帰反射される反射光Dとな
る。この場合、入射角が大きくなるほど反射光Dが増加
することになるのであるが、上記ガラスビーズ15の下
半部を囲む第1クリヤ層16aが、光吸収度の低い透明
クリヤ層とされているので、ガラスビーズ15を透過し
たのち、反射層13で反射されて再び入射方向に反射す
る反射光Dの第1クリヤ層16aでの吸収率が低く、こ
のため、上記反射層13で反射された反射光Dの多くが
再帰反射することになる。その結果、図2に点線(イ)
で示す従来の再帰反射量に比べて、実線(ロ)で示すよ
うに、より広い範囲で再帰反射量が増加すると共に、再
帰反射が起こり得る限界の入射角付近、即ち、入射角が
90°付近に達した場合には、急激に再帰反射量が低下
することになって、陰影感が強調された極めて立体感の
ある塗膜構造が得られることになり、これを自動車の車
体塗装に適用した場合には、その外観が一段と向上する
ことになる。
すように、法線Xに平行に入射された光A(入射角が0
の光)の全てはガラスビーズ15の内面で内部反射され
ることになり、また、所定の入射角で入射した光Bは、
その一部が、ガラスビーズ15内で内部反射されて再び
入射方向に再帰反射する反射光Cとなると共に、残りの
一部が、ガラスビーズ15を透過して反射層13により
反射して再び入射方向に再帰反射される反射光Dとな
る。この場合、入射角が大きくなるほど反射光Dが増加
することになるのであるが、上記ガラスビーズ15の下
半部を囲む第1クリヤ層16aが、光吸収度の低い透明
クリヤ層とされているので、ガラスビーズ15を透過し
たのち、反射層13で反射されて再び入射方向に反射す
る反射光Dの第1クリヤ層16aでの吸収率が低く、こ
のため、上記反射層13で反射された反射光Dの多くが
再帰反射することになる。その結果、図2に点線(イ)
で示す従来の再帰反射量に比べて、実線(ロ)で示すよ
うに、より広い範囲で再帰反射量が増加すると共に、再
帰反射が起こり得る限界の入射角付近、即ち、入射角が
90°付近に達した場合には、急激に再帰反射量が低下
することになって、陰影感が強調された極めて立体感の
ある塗膜構造が得られることになり、これを自動車の車
体塗装に適用した場合には、その外観が一段と向上する
ことになる。
【0017】また、図3は第2実施例の塗膜構造を示す
もので、この実施例においては、上記第1実施例と同様
に、鋼板20の表面に、該鋼板20側から、電着下塗り
層21と、中塗り層22、反射層23とが形成されてい
ると共に、この反射層23の表面に、接着機能を有する
バインダー層24に保持されたガラスもしくはプラスチ
ック製の微細なビーズ25を多数並べてなるビーズ層2
6が設けられており、このビーズ層26が、上記ビーズ
25の下半部を囲む第1クリヤ層26aと、同じくビー
ズ15の上半部を覆う第2クリヤ層26bとで構成され
ている。そして、この実施例においては、上記バインダ
ー層24が、例えば膜厚が5μm程度とされ、且つ所望
の車体色に応じた染料が5重量%程度混入されたアクリ
ルメラミン樹脂でなる着色クリヤ層とされていると共
に、上記第1クリヤ層26aが、例えば膜厚が20μm
程度とさた上記バインダー層24と同様の光吸収度が高
い着色クリヤ層とされ、更に、上記第2クリヤ層26b
が、例えば膜厚が40μm程度とされ、且つ上記バイン
ダー層24および第1クリヤ層26aと同様の染料が1
重量%程度混入された着色クリヤ層とされている。
もので、この実施例においては、上記第1実施例と同様
に、鋼板20の表面に、該鋼板20側から、電着下塗り
層21と、中塗り層22、反射層23とが形成されてい
ると共に、この反射層23の表面に、接着機能を有する
バインダー層24に保持されたガラスもしくはプラスチ
ック製の微細なビーズ25を多数並べてなるビーズ層2
6が設けられており、このビーズ層26が、上記ビーズ
25の下半部を囲む第1クリヤ層26aと、同じくビー
ズ15の上半部を覆う第2クリヤ層26bとで構成され
ている。そして、この実施例においては、上記バインダ
ー層24が、例えば膜厚が5μm程度とされ、且つ所望
の車体色に応じた染料が5重量%程度混入されたアクリ
ルメラミン樹脂でなる着色クリヤ層とされていると共
に、上記第1クリヤ層26aが、例えば膜厚が20μm
程度とさた上記バインダー層24と同様の光吸収度が高
い着色クリヤ層とされ、更に、上記第2クリヤ層26b
が、例えば膜厚が40μm程度とされ、且つ上記バイン
ダー層24および第1クリヤ層26aと同様の染料が1
重量%程度混入された着色クリヤ層とされている。
【0018】なお、上記反射層23およびビーズ25に
ついては、第1実施例と同様構成とされている。
ついては、第1実施例と同様構成とされている。
【0019】上記のような塗膜構造によれば、図3に示
すように、法線X′に平行に入射された光A′の全ては
ガラスビーズ25内で内部反射されることになり、ま
た、所定の入射角で入射した光B′は、その一部が、ガ
ラスビーズ25内で内部反射されて再び入射方向に再帰
反射する反射光C′となると共に、残りの一部がガラス
ビーズ25を透過して反射層23により反射されて再び
入射方向に再帰反射される反射光D′となる。この場
合、入射角が大きくなるほど反射光D′が増加すること
になるのであるが、上記ビーズ25の下半部を囲む第1
クリヤ層26aが、光吸収度の高い着色クリヤ層とされ
ているので、ガラスビーズ25を透過したのち、反射層
23で反射されて再び入射方向に反射する反射光D′の
第1クリヤ層26aでの吸収率が高く、このため、上記
反射層23で反射された反射光D′の多くが吸収される
ことになる。その結果、図4に点線(イ)で示す従来の
再帰反射量に比べて、実線(ハ)で示すように、再帰反
射領域が減少すると共に、一定の入射角に達した場合に
は、急激に再帰反射量が低下することになって、上記第
1実施例の場合と同様に、陰影感が強調された極めて立
体感のある塗膜構造が得られることなり、これを自動車
の車体塗装に適用した場合には、その外観が一段と向上
することになる。
すように、法線X′に平行に入射された光A′の全ては
ガラスビーズ25内で内部反射されることになり、ま
た、所定の入射角で入射した光B′は、その一部が、ガ
ラスビーズ25内で内部反射されて再び入射方向に再帰
反射する反射光C′となると共に、残りの一部がガラス
ビーズ25を透過して反射層23により反射されて再び
入射方向に再帰反射される反射光D′となる。この場
合、入射角が大きくなるほど反射光D′が増加すること
になるのであるが、上記ビーズ25の下半部を囲む第1
クリヤ層26aが、光吸収度の高い着色クリヤ層とされ
ているので、ガラスビーズ25を透過したのち、反射層
23で反射されて再び入射方向に反射する反射光D′の
第1クリヤ層26aでの吸収率が高く、このため、上記
反射層23で反射された反射光D′の多くが吸収される
ことになる。その結果、図4に点線(イ)で示す従来の
再帰反射量に比べて、実線(ハ)で示すように、再帰反
射領域が減少すると共に、一定の入射角に達した場合に
は、急激に再帰反射量が低下することになって、上記第
1実施例の場合と同様に、陰影感が強調された極めて立
体感のある塗膜構造が得られることなり、これを自動車
の車体塗装に適用した場合には、その外観が一段と向上
することになる。
【0020】なお、上記第1、第2実施例における各バ
インダー層14,24は必ずしも必要とされるものでは
ない。また、各実施例の塗膜構造の適用範囲は、自動車
の車体塗装に限定されるものではなく、各種の塗装に適
用可能であることは言うまでもない。
インダー層14,24は必ずしも必要とされるものでは
ない。また、各実施例の塗膜構造の適用範囲は、自動車
の車体塗装に限定されるものではなく、各種の塗装に適
用可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上のように、第1発明によれば、ビー
ズ層を構成する第1クリヤ層と第2クリヤ層の光の吸収
度が異なっているので、例えば、各々のクリヤ層の光吸
収度を要求に応じて適宜に設定することにより、所定の
入射角で入射されてビーズを透過したのち、反射層によ
り反射されて再び入射方向に反射する反射光の各クリヤ
層での吸収度が変化し、これにより、再帰反射光の光量
を要求に応じて調整することが可能となって、外観を多
様化させるこができる。
ズ層を構成する第1クリヤ層と第2クリヤ層の光の吸収
度が異なっているので、例えば、各々のクリヤ層の光吸
収度を要求に応じて適宜に設定することにより、所定の
入射角で入射されてビーズを透過したのち、反射層によ
り反射されて再び入射方向に反射する反射光の各クリヤ
層での吸収度が変化し、これにより、再帰反射光の光量
を要求に応じて調整することが可能となって、外観を多
様化させるこができる。
【0022】特に、第2発明によれば、ビーズの下半部
を囲む第1クリヤ層が光吸収度の低い透明クリヤ層とさ
れているので、所定の入射角で入射されてビーズを透過
したのち、反射層により反射されて再び入射方向に反射
する反射光の第1クリヤ層での吸収率が低下し、これに
より、再帰反射量ないし再帰反射領域が増加すると共
に、再帰反射が起こり得る限界の入射角近傍に達した場
合には、急激に再帰反射量が低下することになって、陰
影感が強調された極めて立体感のある外観が得られるこ
となる。
を囲む第1クリヤ層が光吸収度の低い透明クリヤ層とさ
れているので、所定の入射角で入射されてビーズを透過
したのち、反射層により反射されて再び入射方向に反射
する反射光の第1クリヤ層での吸収率が低下し、これに
より、再帰反射量ないし再帰反射領域が増加すると共
に、再帰反射が起こり得る限界の入射角近傍に達した場
合には、急激に再帰反射量が低下することになって、陰
影感が強調された極めて立体感のある外観が得られるこ
となる。
【0023】また、第3発明によれば、ビーズの下半部
を囲む第1クリヤ層が光吸収度の高い着色クリヤ層とさ
れているので、所定の入射角で入射されてビーズを透過
したのち、反射層により反射されて再び入射方向に反射
する反射光の第1クリヤ層での吸収率が増加し、これに
より、再帰反射量ないし再帰反射領域が低下すると共
に、一定の入射角以上では急激に再帰反射量が減少する
ことになって、上記第2発明の場合と同様に、陰影感が
強調された極めて立体感のある外観が得られることな
る。
を囲む第1クリヤ層が光吸収度の高い着色クリヤ層とさ
れているので、所定の入射角で入射されてビーズを透過
したのち、反射層により反射されて再び入射方向に反射
する反射光の第1クリヤ層での吸収率が増加し、これに
より、再帰反射量ないし再帰反射領域が低下すると共
に、一定の入射角以上では急激に再帰反射量が減少する
ことになって、上記第2発明の場合と同様に、陰影感が
強調された極めて立体感のある外観が得られることな
る。
【図1】 第1実施例の塗膜構造の部分拡大断面図。
【図2】 第1実施例の塗膜構造における光の入射角と
再帰反射量との関係を示すグラフ。
再帰反射量との関係を示すグラフ。
【図3】 第2実施例の塗膜構造の部分拡大断面図。
【図4】 第2実施例の塗膜構造における光の入射角と
再帰反射量との関係を示すグラフ。
再帰反射量との関係を示すグラフ。
【図5】 従来の塗膜構造の部分拡大断面図。
【図6】 従来の塗膜構造における光の入射角と再帰反
射量との関係を示すグラフ。 10,20 鋼板 13,23 反射層 15,25 ガラスビーズ 16,26 ビーズ層 16a,26a 第1クリヤ層 16b,26b 第2クリヤ層
射量との関係を示すグラフ。 10,20 鋼板 13,23 反射層 15,25 ガラスビーズ 16,26 ビーズ層 16a,26a 第1クリヤ層 16b,26b 第2クリヤ層
Claims (3)
- 【請求項1】 被塗物の表面に形成された反射層と、こ
の反射層の上面に再帰反射材としてのガラスもしくはプ
ラスチック製の微細なビーズが並列配置されてなるビー
ズ層とを有すると共に、該ビーズ層が、上記ビーズの下
半部を囲む第1クリヤ層と、上記ビーズの上半部を覆う
第2クリヤ層とで構成され、且つ第1クリヤ層と第2ク
リヤ層の光吸収度を異ならせたことを特徴とする塗膜構
造。 - 【請求項2】 被塗物の表面に形成された反射層と、こ
の反射層の上面に再帰反射材としてのガラスもしくはプ
ラスチック製の微細なビーズが並列配置されてなるビー
ズ層とを有すると共に、該ビーズ層が、上記ビーズの下
半部を囲む第1クリヤ層と、上記ビーズの上半部を覆う
第2クリヤ層とで構成され、且つ第1クリヤ層が光吸収
度の低い透明クリヤ層とされていることを特徴とする塗
膜構造。 - 【請求項3】 被塗物の表面に形成された反射層と、こ
の反射層の上面に再帰反射材としてのガラスもしくはプ
ラスチック製の微細なビーズが並列配置されてなるビー
ズ層とを有すると共に、このビーズ層が、上記ビーズの
下半部を囲む第1クリヤ層と、上記ビーズの上半部を覆
う第2クリヤ層とで構成され、且つ第1クリヤ層が第2
クリヤ層に比べて光吸収度が高い着色クリヤ層とされて
いることを特徴とする塗膜構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23747491A JPH0550030A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 塗膜構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23747491A JPH0550030A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 塗膜構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0550030A true JPH0550030A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=17015869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23747491A Pending JPH0550030A (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | 塗膜構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0550030A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011025207A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-10 | Pentel Corp | 再帰性反射塗装物 |
| JP2011110536A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Pentel Corp | 再帰性反射塗装物 |
| JP2020172046A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | ブリヂストンサイクル株式会社 | 塗装体、自転車、および塗装体の製造方法 |
| WO2026158006A1 (zh) * | 2025-01-22 | 2026-07-30 | 黄伟铖 | 一种耐磨反光拉链 |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP23747491A patent/JPH0550030A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011025207A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-10 | Pentel Corp | 再帰性反射塗装物 |
| JP2011110536A (ja) * | 2009-11-30 | 2011-06-09 | Pentel Corp | 再帰性反射塗装物 |
| JP2020172046A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | ブリヂストンサイクル株式会社 | 塗装体、自転車、および塗装体の製造方法 |
| WO2026158006A1 (zh) * | 2025-01-22 | 2026-07-30 | 黄伟铖 | 一种耐磨反光拉链 |
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