JPH0550156B2 - - Google Patents
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- JPH0550156B2 JPH0550156B2 JP63118900A JP11890088A JPH0550156B2 JP H0550156 B2 JPH0550156 B2 JP H0550156B2 JP 63118900 A JP63118900 A JP 63118900A JP 11890088 A JP11890088 A JP 11890088A JP H0550156 B2 JPH0550156 B2 JP H0550156B2
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- Japan
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- container
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- thermal expansion
- liquid helium
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Description
【発明の詳細な説明】
A 産業上の利用分野
この発明は、液体ヘリウム、液体窒素等を収納
する極低温容器の支持具に関する。
する極低温容器の支持具に関する。
このような極低温容器は、例えば、核磁気共鳴
断層撮影装置(NMR−CT)の超電導マグネツ
トなどを冷却する等のために使用される。
断層撮影装置(NMR−CT)の超電導マグネツ
トなどを冷却する等のために使用される。
B 従来技術
この種の支持具は、極低温容器を他の部材(例
えば真空容器)に連結するもので、他の部材から
支持具を介しての熱伝導による極低温容器への熱
侵入を極力防止する必要から、従来では、支持具
を熱伝導度のきわめて低いガラス繊維強化プラス
チツク(GFRP)を用いて作製していた。
えば真空容器)に連結するもので、他の部材から
支持具を介しての熱伝導による極低温容器への熱
侵入を極力防止する必要から、従来では、支持具
を熱伝導度のきわめて低いガラス繊維強化プラス
チツク(GFRP)を用いて作製していた。
従来の支持具A0の一例を第7図に示す。
この支持具A0は、GFRPで熱膨張率が正の支
持部材41と、支持部材41を直列に連結するス
テンレス鋼製の2つの端部ジヨイント42,43
とからで構成されている。
持部材41と、支持部材41を直列に連結するス
テンレス鋼製の2つの端部ジヨイント42,43
とからで構成されている。
支持部材41は、連続したガラス繊維を長環状
に多数回巻きつけたものをエポキシ樹脂等で固め
たGFRPであり、2つの互いに平行な直線部41
aと、両端の2つの半円係合部41bとが一体と
なつている。
に多数回巻きつけたものをエポキシ樹脂等で固め
たGFRPであり、2つの互いに平行な直線部41
aと、両端の2つの半円係合部41bとが一体と
なつている。
端部ジヨイント42,43の端部にはそれぞれ
ピン44を介してプーリー状の溝付きリング45
が回動自在に軸支されている。支持部材41の各
半円係合部41bは、端部ジヨイント42,43
の溝付きリング45の溝に回動自在に係合されて
いる。
ピン44を介してプーリー状の溝付きリング45
が回動自在に軸支されている。支持部材41の各
半円係合部41bは、端部ジヨイント42,43
の溝付きリング45の溝に回動自在に係合されて
いる。
C 発明が解決しようとする課題
ガラス繊維強化プラスチツクは熱膨張率が比較
的小さいのであるが、ガラス繊維強化プラスチツ
ク製の支持具で支持する極低温容器が極低温にな
ると、収縮し、支持具も極低温容器から冷却され
収縮する。
的小さいのであるが、ガラス繊維強化プラスチツ
ク製の支持具で支持する極低温容器が極低温にな
ると、収縮し、支持具も極低温容器から冷却され
収縮する。
例えば、第7図のGFRP製の支持具A0を介し
て液体ヘリウム容器を室温の真空容器に懸架した
場合を考える。室温(約293K)の状態から液体
ヘリウム容器に液体ヘリウムを注入し、液体ヘリ
ウム容器は4.2K(液体ヘリウムの沸点)まで冷却
されると、ごく一般に使われているステンレス製
の液体ヘリウム容器では収縮割合は0.30%、ま
た、支持具は44.2Kから293Kまで温度分布をも
ち、全体としての収縮割合は0.1〜0.2%になる
が、真空容器は温度変化がないので収縮は起こら
ない。
て液体ヘリウム容器を室温の真空容器に懸架した
場合を考える。室温(約293K)の状態から液体
ヘリウム容器に液体ヘリウムを注入し、液体ヘリ
ウム容器は4.2K(液体ヘリウムの沸点)まで冷却
されると、ごく一般に使われているステンレス製
の液体ヘリウム容器では収縮割合は0.30%、ま
た、支持具は44.2Kから293Kまで温度分布をも
ち、全体としての収縮割合は0.1〜0.2%になる
が、真空容器は温度変化がないので収縮は起こら
ない。
このように真空容器は収縮しないのに対し、液
体ヘリウム容器および支持具は収縮するため、真
空容器および液体ヘリウム容器の中心位置が変化
しないとすれば、支持具に大きな引張り応力が加
わり、支持具が破断するおそれがあつた。
体ヘリウム容器および支持具は収縮するため、真
空容器および液体ヘリウム容器の中心位置が変化
しないとすれば、支持具に大きな引張り応力が加
わり、支持具が破断するおそれがあつた。
これを避けるためには支持部材41の断面積を
大きくして耐引張り応力を増せばよいのである
が、強度を増加させるため断面積が増加すると伝
導熱量が増加し断熱性が損なわれ、また、端部ジ
ヨイント42,43等他の部分も補強する必要が
ある。
大きくして耐引張り応力を増せばよいのである
が、強度を増加させるため断面積が増加すると伝
導熱量が増加し断熱性が損なわれ、また、端部ジ
ヨイント42,43等他の部分も補強する必要が
ある。
また、支持具と液体ヘリウム容器との収縮のた
め、液体ヘリウムの注入の前後において、液体ヘ
リウム容器の中心位置が所定の基準位置からずれ
る結果となつていた。
め、液体ヘリウムの注入の前後において、液体ヘ
リウム容器の中心位置が所定の基準位置からずれ
る結果となつていた。
特に、液体ヘリウム容器が核磁気共鳴断層撮影
装置の超電導マグネツトを冷却するものである場
合には、超電導マグネツトが液体ヘリウム容器内
に収納されることから、超電導マグネツト自体の
中心位置も基準位置からずれ、中心磁場の均一度
が悪化し、画質の劣化、画像の歪み等を生じる結
果を招いていた。
装置の超電導マグネツトを冷却するものである場
合には、超電導マグネツトが液体ヘリウム容器内
に収納されることから、超電導マグネツト自体の
中心位置も基準位置からずれ、中心磁場の均一度
が悪化し、画質の劣化、画像の歪み等を生じる結
果を招いていた。
この発明は、このような事情に鑑みてなされた
ものであつて、液体ヘリウム等の極低温液体を極
低温容器に注入した前後において、その極低温容
器の中心位置の変位を極力防止するとともに、耐
破断性のすぐれた極低温容器の支持具を提供する
ことを目的とする。
ものであつて、液体ヘリウム等の極低温液体を極
低温容器に注入した前後において、その極低温容
器の中心位置の変位を極力防止するとともに、耐
破断性のすぐれた極低温容器の支持具を提供する
ことを目的とする。
D 課題を解決するための手段
この発明は、このような目的を達成するため
に、次のような構成をとる。
に、次のような構成をとる。
すなわち、この発明の極低温容器の支持具は、
熱膨張率が正の支持部材と熱膨張率が負の支持部
材とを適当な長さ比で直列に連結してなるもので
ある。
熱膨張率が正の支持部材と熱膨張率が負の支持部
材とを適当な長さ比で直列に連結してなるもので
ある。
熱膨張率が正の支持部材の材質としては、繊維
強化プラスチツクであつてもよいし、金属材料で
あつてもよい。また、熱膨張率が負の支持部材の
材質は、一般的には繊維強化プラスチツクであ
る。熱膨張率が正の支持部材の数と熱膨張率が負
の支持部材の数とは限定されず、いずれも1つあ
るいは2以上であつてもよい。
強化プラスチツクであつてもよいし、金属材料で
あつてもよい。また、熱膨張率が負の支持部材の
材質は、一般的には繊維強化プラスチツクであ
る。熱膨張率が正の支持部材の数と熱膨張率が負
の支持部材の数とは限定されず、いずれも1つあ
るいは2以上であつてもよい。
E 作用
この発明の構成による作用は、次のとおりであ
る。
る。
極低温容器への極低温液体の注入に伴つて支持
具が冷却されると、熱膨張率が正の支持部材は収
縮するのに対し、熱膨張率が負の支持部材は伸長
する。
具が冷却されると、熱膨張率が正の支持部材は収
縮するのに対し、熱膨張率が負の支持部材は伸長
する。
冷却による降下温度を考慮して、熱膨張率が正
の支持部材の長さや個数と熱膨張率が負の支持部
材の長さや個数を適当に設定しておくことによ
り、支持具全体としての長さ変化を充分に小さく
することが可能であり、また、全体として任意の
熱膨張率にすることも可能である。
の支持部材の長さや個数と熱膨張率が負の支持部
材の長さや個数を適当に設定しておくことによ
り、支持具全体としての長さ変化を充分に小さく
することが可能であり、また、全体として任意の
熱膨張率にすることも可能である。
これによつて、支持具自体にかかる引張り応力
や圧縮応力を充分に小さくして、支持具の破断を
免れることが可能となる。また、極低温液体を注
入した前後における極低温容器の中心位置の変位
も充分に小さくなる。
や圧縮応力を充分に小さくして、支持具の破断を
免れることが可能となる。また、極低温液体を注
入した前後における極低温容器の中心位置の変位
も充分に小さくなる。
F 実施例
以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1実施例
第3図Aは使用対象の一例としての核磁気共鳴
断層撮影装置(NMR−CT)を示す縦断正面図、
第3図Bはその縦断側面図である。
断層撮影装置(NMR−CT)を示す縦断正面図、
第3図Bはその縦断側面図である。
このNMR−CTにおいて、超電導マグネツト
1を内蔵した液体ヘリウム容器2は、内筒2a、
外筒2bおよび両側の閉塞端版2cから二重円筒
状に構成されている。内部に液体ヘリウム容器2
を気密的に封入した真空容器3も、内筒3a、外
筒3bおよび両側の閉塞端版3cから二重円筒状
に構成されている。
1を内蔵した液体ヘリウム容器2は、内筒2a、
外筒2bおよび両側の閉塞端版2cから二重円筒
状に構成されている。内部に液体ヘリウム容器2
を気密的に封入した真空容器3も、内筒3a、外
筒3bおよび両側の閉塞端版3cから二重円筒状
に構成されている。
超電導マグネツト1を内蔵した液体ヘリウム容
器2と真空容器3とは互いに同軸状になつてい
る。真空容器3の内部空間は患者挿入部Sとなつ
ている。
器2と真空容器3とは互いに同軸状になつてい
る。真空容器3の内部空間は患者挿入部Sとなつ
ている。
液体ヘリウム容器2と真空容器3との間に一定
幅の空間を確保した状態で、液体ヘリウム容器2
を真空容器3に対して同軸状にかつ軸方向中心を
合わせて支持するために、液体ヘリウム容器2の
両側の端版2cと、真空容器3の外筒3bの内周
面との間に8個の支持具A1を、また、真空容器
3の外筒3bと液体ヘリウム容器2の外筒2bの
間に4個の支持具A1′をそれぞれ左右前後対称に
掛け渡している。
幅の空間を確保した状態で、液体ヘリウム容器2
を真空容器3に対して同軸状にかつ軸方向中心を
合わせて支持するために、液体ヘリウム容器2の
両側の端版2cと、真空容器3の外筒3bの内周
面との間に8個の支持具A1を、また、真空容器
3の外筒3bと液体ヘリウム容器2の外筒2bの
間に4個の支持具A1′をそれぞれ左右前後対称に
掛け渡している。
支持具A1,A1′はそれぞれ上下方向、左右方
向、軸方向のゆれを防止し、液体ヘリウム容器2
の中心と真空容器3の中心とが一致するようにす
るためである。
向、軸方向のゆれを防止し、液体ヘリウム容器2
の中心と真空容器3の中心とが一致するようにす
るためである。
なお、通常、二点鎖線で示すように、液体ヘリ
ウム容器2と真空容器3との間に、熱伝導率の高
いアルミニウム等の二重円筒状の熱シールド4を
配置して液体ヘリウム容器2を熱シールド4で覆
うことによつて外部から、液体ヘリウム容器2へ
の熱幅射を遮断する。
ウム容器2と真空容器3との間に、熱伝導率の高
いアルミニウム等の二重円筒状の熱シールド4を
配置して液体ヘリウム容器2を熱シールド4で覆
うことによつて外部から、液体ヘリウム容器2へ
の熱幅射を遮断する。
第3図では、一重の熱シールドにしているが、
二重以上でもかまわず、それらの熱シールドを冷
凍機にて冷却してもかまわない。
二重以上でもかまわず、それらの熱シールドを冷
凍機にて冷却してもかまわない。
第4図Aは核磁気共鳴断層撮影装置(NMR−
CT)の他の例を示す縦断正面図、第4図Bはそ
の縦断側面図である。
CT)の他の例を示す縦断正面図、第4図Bはそ
の縦断側面図である。
この第4図に示すNMR−CTは、内筒2a、
外筒2bおよび両側の閉塞端版2cから二重円筒
状に構成され、超電導マグネツト1を内蔵した液
体ヘリウム容器2の外側に内筒5a、外筒5b、
閉塞端版5cからなる液体窒素容器5を套嵌させ
ている。内筒3a、外筒3bおよび両側の閉塞端
版3cから二重円筒状に構成された真空容器3の
内部に液体ヘリウム容器2および液体窒素容器5
が気密的に封入されている。
外筒2bおよび両側の閉塞端版2cから二重円筒
状に構成され、超電導マグネツト1を内蔵した液
体ヘリウム容器2の外側に内筒5a、外筒5b、
閉塞端版5cからなる液体窒素容器5を套嵌させ
ている。内筒3a、外筒3bおよび両側の閉塞端
版3cから二重円筒状に構成された真空容器3の
内部に液体ヘリウム容器2および液体窒素容器5
が気密的に封入されている。
超電導マグネツト1を内蔵した液体ヘリウム容
器2と液体窒素容器5と真空容器3とは互いに同
軸状になつている。
器2と液体窒素容器5と真空容器3とは互いに同
軸状になつている。
液体ヘリウム容器2と液体窒素容器5との間に
は一定の空間を確保した状態で、液体ヘリウム容
器2を液体窒素容器5に対して同軸状に支持する
ために、液体ヘリウム容器2の両側の端版2c
と、液体窒素容器5の内筒5aの内周面との間に
支持具A1を8つ左右前後対称に掛け渡している。
は一定の空間を確保した状態で、液体ヘリウム容
器2を液体窒素容器5に対して同軸状に支持する
ために、液体ヘリウム容器2の両側の端版2c
と、液体窒素容器5の内筒5aの内周面との間に
支持具A1を8つ左右前後対称に掛け渡している。
なお、第3図の支持具A1′と同様のものを介在
させることもできる。
させることもできる。
また、液体窒素容器5と真空容器3との間に一
定幅の空間を確保した状態で、液体窒素容器5を
真空容器3に対して同軸状に支持するために、液
体窒素容器5の両側の端版5cと、真空容器3の
外筒3bの内周面との間に支持具A1を8つ左右
前後対称に掛け渡している。
定幅の空間を確保した状態で、液体窒素容器5を
真空容器3に対して同軸状に支持するために、液
体窒素容器5の両側の端版5cと、真空容器3の
外筒3bの内周面との間に支持具A1を8つ左右
前後対称に掛け渡している。
なお、二点鎖線で示すように、液体窒素容器5
と液体ヘリウム容器2との間において、アルミニ
ウム製の二重円筒状の熱シールド4を配置して液
体ヘリウム容器2を熱シールド4で覆う場合もあ
る。
と液体ヘリウム容器2との間において、アルミニ
ウム製の二重円筒状の熱シールド4を配置して液
体ヘリウム容器2を熱シールド4で覆う場合もあ
る。
極低温容器の組み立て、立ち上げに際しては、
まず、液体ヘリウム容器2、液体窒素容器5、真
空容器3の中心合わせを行い、真空容器3内を真
空引きし、次いで、液体窒素容器5に液体窒素を
注入するとともに、液体ヘリウム容器2にも液体
窒素を注入して予備冷却を行い、その後、液体ヘ
リウム容器2から液体窒素を排出しその代わりに
液体ヘリウム容器2に液体ヘリウムを注入する。
まず、液体ヘリウム容器2、液体窒素容器5、真
空容器3の中心合わせを行い、真空容器3内を真
空引きし、次いで、液体窒素容器5に液体窒素を
注入するとともに、液体ヘリウム容器2にも液体
窒素を注入して予備冷却を行い、その後、液体ヘ
リウム容器2から液体窒素を排出しその代わりに
液体ヘリウム容器2に液体ヘリウムを注入する。
次に、支持具A1およびA1′の具体的構造を第1
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
この支持具A1およびA1′は、熱膨張率が正の支
持部材11と、熱膨張率が負の支持部材12と、
これら両支持部材11,12を直列に連結するス
テンレス鋼製の中間ジヨイント13と、両支持部
材11,12の他端側に連結されたステンレス鋼
製の端部ジヨイント14,15とから構成されて
いる。
持部材11と、熱膨張率が負の支持部材12と、
これら両支持部材11,12を直列に連結するス
テンレス鋼製の中間ジヨイント13と、両支持部
材11,12の他端側に連結されたステンレス鋼
製の端部ジヨイント14,15とから構成されて
いる。
中間ジヨイント13の両端部にはそれぞれピン
16を介してプーリー状の溝付きリング17が回
動自在に軸支されている。また、端部ジヨイント
14,15の各端部にもピン18を介して溝付き
リング19が回動自在に軸支されている。
16を介してプーリー状の溝付きリング17が回
動自在に軸支されている。また、端部ジヨイント
14,15の各端部にもピン18を介して溝付き
リング19が回動自在に軸支されている。
熱膨張率が正の支持部材11は、連続したガラ
ス繊維を長環状に多数回巻きつけたものをエポキ
シ樹脂等で固めたGFRP(ガラス繊維強化プラス
チツク)であり、2つの互いに平行な直線部11
aと、両端の2つの半円係合部11bとが一体と
なつている。
ス繊維を長環状に多数回巻きつけたものをエポキ
シ樹脂等で固めたGFRP(ガラス繊維強化プラス
チツク)であり、2つの互いに平行な直線部11
aと、両端の2つの半円係合部11bとが一体と
なつている。
熱膨張率が負の支持部材12は、連続した芳香
族ポリアミド(アラミド)繊維を長環状に多数回
巻きつけたものをエポキシ樹脂等で固めたもので
あり、2つの互いに平行な直線部12aと、両端
の2つの半円係合部12bとが一体となつてい
る。
族ポリアミド(アラミド)繊維を長環状に多数回
巻きつけたものをエポキシ樹脂等で固めたもので
あり、2つの互いに平行な直線部12aと、両端
の2つの半円係合部12bとが一体となつてい
る。
芳香族ポリアミド繊維の好ましい例として、テ
クノーラ(登録商標:帝人(株)製)を挙げることが
できる。このテクノーラの化学名は、コポリパラ
フエニレン・3−4′オキシジフエニレン・テレフ
タライドで、その化学構造式を第2図に示す。こ
のテクノーラは、負の熱膨張率をもつており、加
熱によつて収縮する一方、冷却によつて伸長する
性質がある。テクノーラを樹脂で固めた強化繊維
をTFRPと略記する。
クノーラ(登録商標:帝人(株)製)を挙げることが
できる。このテクノーラの化学名は、コポリパラ
フエニレン・3−4′オキシジフエニレン・テレフ
タライドで、その化学構造式を第2図に示す。こ
のテクノーラは、負の熱膨張率をもつており、加
熱によつて収縮する一方、冷却によつて伸長する
性質がある。テクノーラを樹脂で固めた強化繊維
をTFRPと略記する。
本実施例に用いるGFRP、TFRPを室温
(293K)から液体窒素の沸点(77K)まで温度降
下したところ、GFRPは収縮しその割合は0.18%
であり、TFRPは伸長しその割合は0.07%であつ
た。すなわち、GFRPの熱膨張率(線膨張率)は
+0.18%、TFRPの熱膨張率(線膨張率)は−
0.07%である。
(293K)から液体窒素の沸点(77K)まで温度降
下したところ、GFRPは収縮しその割合は0.18%
であり、TFRPは伸長しその割合は0.07%であつ
た。すなわち、GFRPの熱膨張率(線膨張率)は
+0.18%、TFRPの熱膨張率(線膨張率)は−
0.07%である。
熱膨張率が正のGFRP製の支持部材11の各半
円係合部11bは、中間ジヨイント13の一方の
溝付きリング17の溝と、端部ジヨイント14の
溝付きリング19の溝に回動自在に係合され、熱
膨張率が負のTFRP製の支持部材12の各半円係
合部12bは、中間ジヨイント13の他方の溝付
きリング17の溝と、端部ジヨイント15の溝付
きリング19の溝に回動自在に係合されている。
円係合部11bは、中間ジヨイント13の一方の
溝付きリング17の溝と、端部ジヨイント14の
溝付きリング19の溝に回動自在に係合され、熱
膨張率が負のTFRP製の支持部材12の各半円係
合部12bは、中間ジヨイント13の他方の溝付
きリング17の溝と、端部ジヨイント15の溝付
きリング19の溝に回動自在に係合されている。
中間ジヨイント13、端部ジヨイント14,1
5、溝付きリング17,19の収縮量と、支持具
A1の長さ方向での温度分布と、両支持部材11,
12の熱膨張率とを考慮して、液体ヘリウムを注
入したときの支持具A1全体の収縮量が適当な値
となり、支持具に引張り応力が生じたり、ゆるみ
が生じたり、さらに極低温容器が移動したりしな
いように両支持部材11,12の各寸法を定めて
ある。
5、溝付きリング17,19の収縮量と、支持具
A1の長さ方向での温度分布と、両支持部材11,
12の熱膨張率とを考慮して、液体ヘリウムを注
入したときの支持具A1全体の収縮量が適当な値
となり、支持具に引張り応力が生じたり、ゆるみ
が生じたり、さらに極低温容器が移動したりしな
いように両支持部材11,12の各寸法を定めて
ある。
なお、液体ヘリウム容器2、液体窒素容器5、
真空容器3は、径方向および軸方向に収縮する。
その収縮量は、同じ材料なら最も温度が低い液体
ヘリウム容器2で最大となる。この点を考慮する
と、支持具A1の伸び縮みが全くないとすると、
液体ヘリウム容器2を少し浮き上げる可能性があ
る。
真空容器3は、径方向および軸方向に収縮する。
その収縮量は、同じ材料なら最も温度が低い液体
ヘリウム容器2で最大となる。この点を考慮する
と、支持具A1の伸び縮みが全くないとすると、
液体ヘリウム容器2を少し浮き上げる可能性があ
る。
その浮き上がりを防止するには、その浮き上が
りを打ち消す量だけ支持具A1が少し伸びた方が
よい。この場合、熱膨張率が負のTFRP製の支持
部材12を少し長めに設定すればよい。
りを打ち消す量だけ支持具A1が少し伸びた方が
よい。この場合、熱膨張率が負のTFRP製の支持
部材12を少し長めに設定すればよい。
以上により、液体ヘリウムの注入によつて支持
具A1が冷却されても支持具A1に引張り応力が生
じたり、ゆるみが生じたりすることがなく、液体
ヘリウム容器2、液体窒素容器5、真空容器3の
各中心位置を所定の基準位置に維持させ、液体ヘ
リウム容器2内の超電導マグネツト1の中心位置
を所定の基準位置に一致させた状態を保つことが
できる。
具A1が冷却されても支持具A1に引張り応力が生
じたり、ゆるみが生じたりすることがなく、液体
ヘリウム容器2、液体窒素容器5、真空容器3の
各中心位置を所定の基準位置に維持させ、液体ヘ
リウム容器2内の超電導マグネツト1の中心位置
を所定の基準位置に一致させた状態を保つことが
できる。
すなわち、中心磁場の均一度を精度良く保つこ
とができるとともに、液体ヘリウム容器2、液体
窒素容器5、真空容器3が互いに接触することが
防止され、各容器間の断熱状態を良好に維持する
ことができる。
とができるとともに、液体ヘリウム容器2、液体
窒素容器5、真空容器3が互いに接触することが
防止され、各容器間の断熱状態を良好に維持する
ことができる。
また、支持具A1自体にかかる引張り応力やゆ
るみを実質的にゼロにして支持具A1の破断を免
れることができる。そして、耐引張り応力増加の
ために支持具A1の断面積を大きなものとする必
要がなく、むしろ、両支持部材11,12の断面
積を減少して断熱性の向上を期すことができる。
るみを実質的にゼロにして支持具A1の破断を免
れることができる。そして、耐引張り応力増加の
ために支持具A1の断面積を大きなものとする必
要がなく、むしろ、両支持部材11,12の断面
積を減少して断熱性の向上を期すことができる。
第2実施例
次に、第2実施例を第5図に基づいて説明す
る。
る。
GFRP製で熱膨張率が正の支持部材21が、1
本の直線部21aと、この直線部21aの両端に
一体的に形成されたリング部21bとからなり、
各リング部21bに埋金21cが嵌着固定されて
いる。また、TFRPで熱膨張率が負の支持部材2
2も、1本の直線部22aと、この直線部22a
の両端に一体的に形成されたリング部22bとか
らなり、各リング部22bに埋金22cが嵌着固
定されている。
本の直線部21aと、この直線部21aの両端に
一体的に形成されたリング部21bとからなり、
各リング部21bに埋金21cが嵌着固定されて
いる。また、TFRPで熱膨張率が負の支持部材2
2も、1本の直線部22aと、この直線部22a
の両端に一体的に形成されたリング部22bとか
らなり、各リング部22bに埋金22cが嵌着固
定されている。
これらの支持部材21,22も、連続した繊維
を長環状に多数回巻きつけたものを、その直線部
21a,22aで互いに接触させた状戴で、エポ
キシ樹脂等で固めたものである。埋金21c,2
2cの材質はステンレス鋼である。
を長環状に多数回巻きつけたものを、その直線部
21a,22aで互いに接触させた状戴で、エポ
キシ樹脂等で固めたものである。埋金21c,2
2cの材質はステンレス鋼である。
中間ジヨイント23に対して両支持部材21,
22の埋金21c,22cをピン26を介して回
動自在に連結し、端部ジヨイント24,25に対
して両支持部材21,22の埋金21c,22c
をピン28を介して回動自在に連結することによ
り、支持具A2を構成している。
22の埋金21c,22cをピン26を介して回
動自在に連結し、端部ジヨイント24,25に対
して両支持部材21,22の埋金21c,22c
をピン28を介して回動自在に連結することによ
り、支持具A2を構成している。
第3実施例
次に、第3実施例を第6図に基づいて説明す
る。
る。
GFRP製で熱膨張率が正の支持部材31および
TFRP製で熱膨張率が負の支持部材32が棒状に
構成され、それぞれの両端部に雄ネジ部31a,
32aが形成されている。ステンレス鋼製の中間
ジヨイント33も端部ジヨイント34,35も棒
状に構成され、それぞれに雄ネジ部33a,34
a,35aが形成されている。
TFRP製で熱膨張率が負の支持部材32が棒状に
構成され、それぞれの両端部に雄ネジ部31a,
32aが形成されている。ステンレス鋼製の中間
ジヨイント33も端部ジヨイント34,35も棒
状に構成され、それぞれに雄ネジ部33a,34
a,35aが形成されている。
支持部材31の各雄ネジ部31aを中間ジヨイ
ント33の雌ネジ部33aと端部ジヨイイント3
4の雌ネジ部34aに螺合するとともに、支持部
材32の各雄ネジ部32aを中間ジヨイント33
の雌ネジ部33aと端部ジヨイント35の雌ネジ
部35aに螺合することにより、支持具A3を構
成してある。
ント33の雌ネジ部33aと端部ジヨイイント3
4の雌ネジ部34aに螺合するとともに、支持部
材32の各雄ネジ部32aを中間ジヨイント33
の雌ネジ部33aと端部ジヨイント35の雌ネジ
部35aに螺合することにより、支持具A3を構
成してある。
なお、上記いずれの実施例においても、熱膨張
率が負の支持部材としてTFRP製のものを挙げた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、他
の負の熱膨張率の繊維強化プラスチツクであつて
もよい。また、熱膨張率が正の支持部材として
GFRP製のものを挙げたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、他の正の熱膨張率の繊維強
化プラスチツクであつてもよいし、あるいは、熱
膨張率が負の支持部材が繊維強化プラスチツクで
断熱性を有していることから、熱膨張率が正の支
持部材としては金属製のものであつてもよい。
率が負の支持部材としてTFRP製のものを挙げた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、他
の負の熱膨張率の繊維強化プラスチツクであつて
もよい。また、熱膨張率が正の支持部材として
GFRP製のものを挙げたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、他の正の熱膨張率の繊維強
化プラスチツクであつてもよいし、あるいは、熱
膨張率が負の支持部材が繊維強化プラスチツクで
断熱性を有していることから、熱膨張率が正の支
持部材としては金属製のものであつてもよい。
G 発明の効果
この発明によれば、次の効果が発揮される。
極低温容器の支持具を、熱膨張率が正の支持部
材と熱膨張率が負の支持部材との直列連結体とし
て構成してあるため、極低温容器への極低温液体
の注入に伴つて支持具が冷却されたとき、熱膨張
率が正の支持部材の収縮に対して、熱膨張率が負
の支持部材が伸長することとなり、その差し引き
によつて支持具全体としての長さ変化を抑制する
ことができる。
材と熱膨張率が負の支持部材との直列連結体とし
て構成してあるため、極低温容器への極低温液体
の注入に伴つて支持具が冷却されたとき、熱膨張
率が正の支持部材の収縮に対して、熱膨張率が負
の支持部材が伸長することとなり、その差し引き
によつて支持具全体としての長さ変化を抑制する
ことができる。
したがつて、支持具自体にかかる引張り応力や
圧縮応力を充分に小さくして支持具の破断を免れ
ることができる。その結果、耐引張り応力増加の
ために支持具の断面積を大きくする必要がなく、
断熱性の悪化を免れることができる。また、極低
温液体の注入前後における極低温容器の中心位置
の変位を極力防止することができる。
圧縮応力を充分に小さくして支持具の破断を免れ
ることができる。その結果、耐引張り応力増加の
ために支持具の断面積を大きくする必要がなく、
断熱性の悪化を免れることができる。また、極低
温液体の注入前後における極低温容器の中心位置
の変位を極力防止することができる。
なお、極低温容器が核磁気共鳴断層撮影装置の
超電導マグネツトを冷却するものである場合に
は、極低温容器内の超電導マグネツト自体の中心
位置の変位が抑制されるから、中心磁場の均一度
を精度良く保つことができるし、極低温容器がそ
の外側の熱シールド等に接触することを防止しし
て良好な断面状態を維持することができる。
超電導マグネツトを冷却するものである場合に
は、極低温容器内の超電導マグネツト自体の中心
位置の変位が抑制されるから、中心磁場の均一度
を精度良く保つことができるし、極低温容器がそ
の外側の熱シールド等に接触することを防止しし
て良好な断面状態を維持することができる。
第1図ないし第4図はこの発明の第1実施例に
係り、第1図は極低温容器の支持具の一部破断の
正面図、第2図はテクノーラの化学構造式を表し
た図、第3図Aは使用対象の一例としての核磁気
共鳴断層撮影装置(NMR−CT)を示す縦断正
面図、第3図Bはその縦断側面図、第4図Aは核
磁気共鳴断層撮影装置の他の例を示す縦断正面
図、第4図Bはその縦断側面図である。第5図は
第2実施例の極低温容器の支持具の一部破断の正
面図、第6図は第3実施例の極低温容器の支持具
の一部破断の正面図である。第7図は従来の極低
温容器の支持具の一部破断の正面図である。 11,21,31……熱膨張率が正の支持部
材、12,22,32……熱膨張率が負の支持部
材。
係り、第1図は極低温容器の支持具の一部破断の
正面図、第2図はテクノーラの化学構造式を表し
た図、第3図Aは使用対象の一例としての核磁気
共鳴断層撮影装置(NMR−CT)を示す縦断正
面図、第3図Bはその縦断側面図、第4図Aは核
磁気共鳴断層撮影装置の他の例を示す縦断正面
図、第4図Bはその縦断側面図である。第5図は
第2実施例の極低温容器の支持具の一部破断の正
面図、第6図は第3実施例の極低温容器の支持具
の一部破断の正面図である。第7図は従来の極低
温容器の支持具の一部破断の正面図である。 11,21,31……熱膨張率が正の支持部
材、12,22,32……熱膨張率が負の支持部
材。
Claims (1)
- 1 熱膨張率が正の支持部材と熱膨張率が負の支
持部材とを直列に連結してなる極低温容器の支持
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63118900A JPH01289179A (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | 極低温容器の支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63118900A JPH01289179A (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | 極低温容器の支持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01289179A JPH01289179A (ja) | 1989-11-21 |
| JPH0550156B2 true JPH0550156B2 (ja) | 1993-07-28 |
Family
ID=14747950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63118900A Granted JPH01289179A (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | 極低温容器の支持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01289179A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2839705B2 (ja) * | 1990-11-26 | 1998-12-16 | 株式会社東芝 | 極低温容器 |
| DE4429805C1 (de) * | 1994-08-23 | 1995-10-26 | Karlsruhe Forschzent | Stützelement zur Kompensation der thermischen Ausdehnung |
| DE102005013620B3 (de) * | 2005-03-24 | 2006-07-27 | Bruker Biospin Ag | Kryostatanordnung mit thermisch kompensierter Zentrierung |
| CA2663097C (en) * | 2006-09-27 | 2014-11-18 | Matthias Rebernik | Container for receiving media and/or devices to be stored at low temperatures |
| JP5337829B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2013-11-06 | ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 | 極低温容器 |
| CN102226953B (zh) * | 2011-03-30 | 2013-01-30 | 中国科学院电工研究所 | 一种用于空间超导磁体的拉杆 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS514651A (ja) * | 1974-07-03 | 1976-01-14 | Hitachi Ltd | |
| JPS61252466A (ja) * | 1985-05-02 | 1986-11-10 | 住友電気工業株式会社 | 極低温冷媒容器の支持体 |
-
1988
- 1988-05-16 JP JP63118900A patent/JPH01289179A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01289179A (ja) | 1989-11-21 |
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