JPH0550268A - チタン・ニツケル合金製部品と異種金属部品との接合方法 - Google Patents
チタン・ニツケル合金製部品と異種金属部品との接合方法Info
- Publication number
- JPH0550268A JPH0550268A JP21590891A JP21590891A JPH0550268A JP H0550268 A JPH0550268 A JP H0550268A JP 21590891 A JP21590891 A JP 21590891A JP 21590891 A JP21590891 A JP 21590891A JP H0550268 A JPH0550268 A JP H0550268A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チタン・ニッケル部品と他の異種金属部品と
を強固に効率的に接合することができる方法を提供す
る。 【構成】 チタン・ニッケル合金部品の接合部を厚肉に
成形して、この厚肉の接合部を異種金属部品の所定部位
に当て、前記厚肉接合部を高温度に発熱させて溶接す
る。 【効果】 チタン・ニッケル部品と異種金属部品とが非
常に強固かつ安定に接合されるので、高機能のチタン・
ニッケル合金製部品を必要とする技術分野に大きく寄与
できる。
を強固に効率的に接合することができる方法を提供す
る。 【構成】 チタン・ニッケル合金部品の接合部を厚肉に
成形して、この厚肉の接合部を異種金属部品の所定部位
に当て、前記厚肉接合部を高温度に発熱させて溶接す
る。 【効果】 チタン・ニッケル部品と異種金属部品とが非
常に強固かつ安定に接合されるので、高機能のチタン・
ニッケル合金製部品を必要とする技術分野に大きく寄与
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チタン・ニッケル合金
製部品と異種金属部品との接合方法に関するものであ
り、難接合性のゆえに阻まれていた高機能性チタン・ニ
ッケル合金(形状記憶合金、超弾性合金)の眼鏡部品へ
の利用を大幅に前進させ得る。
製部品と異種金属部品との接合方法に関するものであ
り、難接合性のゆえに阻まれていた高機能性チタン・ニ
ッケル合金(形状記憶合金、超弾性合金)の眼鏡部品へ
の利用を大幅に前進させ得る。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、チタン・ニッケル合金の
中には、変形しても既定の温度を履歴することによって
元の形状を復元する所謂「形状記憶性」の秀れたもの
や、非常に靱やかな弾力性を呈するところの所謂「超弾
性」に富んだ高機能性合金が数多く開発されている。
中には、変形しても既定の温度を履歴することによって
元の形状を復元する所謂「形状記憶性」の秀れたもの
や、非常に靱やかな弾力性を呈するところの所謂「超弾
性」に富んだ高機能性合金が数多く開発されている。
【0003】このような高機能性チタン・ニッケル合金
は、例えば眼鏡素材として利用することができれば、眼
鏡フレームの性能は大いに向上され、通常の金属材料を
用いた眼鏡フレームよりも格段に掛け心地の良くて、し
かも長持ちのする製品を提供することが可能となる。
は、例えば眼鏡素材として利用することができれば、眼
鏡フレームの性能は大いに向上され、通常の金属材料を
用いた眼鏡フレームよりも格段に掛け心地の良くて、し
かも長持ちのする製品を提供することが可能となる。
【0004】しかして、この種の高機能性チタン・ニッ
ケル合金は、従来から異種金属材料との接合が非常に困
難であると言われており、これを接合する方法として
は、 イ.ネジやリベットなどの止着部品を用いて機械的に接
合する方法、 ロ.チタン・ニッケル合金材料の表面にロウ付性に富ん
だ金属をメッキして、このメッキ金属を介在させた状態
で、対象とする異種金属材料にロウ付けする方法、 が従来採用されてきた。
ケル合金は、従来から異種金属材料との接合が非常に困
難であると言われており、これを接合する方法として
は、 イ.ネジやリベットなどの止着部品を用いて機械的に接
合する方法、 ロ.チタン・ニッケル合金材料の表面にロウ付性に富ん
だ金属をメッキして、このメッキ金属を介在させた状態
で、対象とする異種金属材料にロウ付けする方法、 が従来採用されてきた。
【0005】しかし、かゝる従来におけるチタン・ニッ
ケル合金と異種金属との接合技術については、次のよう
な不満が聞かれた。
ケル合金と異種金属との接合技術については、次のよう
な不満が聞かれた。
【0006】即ち、ネジやリベットなどの止着部品を用
いて接合する前者の機械的接合法にあっては、接合部分
に止着部品が出っ張って製品デザインを損なうという問
題であり、また、チタン・ニッケル合金の表面をメッキ
したうえでロウ付けするという後者のメッキ接合法にあ
っては、接合強度が接合部分のメッキ金属の剥離強度に
依存して、余り強い外力を受けると剥離してしまうとい
う問題である。
いて接合する前者の機械的接合法にあっては、接合部分
に止着部品が出っ張って製品デザインを損なうという問
題であり、また、チタン・ニッケル合金の表面をメッキ
したうえでロウ付けするという後者のメッキ接合法にあ
っては、接合強度が接合部分のメッキ金属の剥離強度に
依存して、余り強い外力を受けると剥離してしまうとい
う問題である。
【0007】
【解決すべき技術的課題】本発明は、チタン・ニッケル
合金と異種金属との従来の接合技術に前述の如き問題が
あったことに鑑みて為されたもので、チタン・ニッケル
部品と他の異種金属部品とを強固に効率的に接合させる
ことができる新方法を提供することを技術的課題とする
ものである。
合金と異種金属との従来の接合技術に前述の如き問題が
あったことに鑑みて為されたもので、チタン・ニッケル
部品と他の異種金属部品とを強固に効率的に接合させる
ことができる新方法を提供することを技術的課題とする
ものである。
【0008】
【課題解決のために採用した手段】本発明者が上記技術
的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参
照して説明すると、次のとおりである。
的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参
照して説明すると、次のとおりである。
【0009】即ち、本発明は、チタン・ニッケル合金部
品と異種金属部品との接合方法に係るものであるが、そ
の要旨とするところは、接合すべき部位が厚肉に形成さ
れて接合部11を成しているチタン・ニッケル合金部品1
を用いるというチタン・ニッケル合金材の接合部厚肉化
手段と、このチタン・ニッケル合金部品1を異種金属部
品2の所定部位21に接合するにあたり、チタン・ニッケ
ル合金部品1の前記接合部11を異種金属部品2の所定部
位21に当接させ、当該チタン・ニッケル合金部品1の接
合部11を発熱させて溶接するというチタン・ニッケルの
特殊溶接手段とを採用することによって、接合部を増強
して接合強度の強化を図りつつ溶接熱による脆弱化を抑
制した点に存する。なお、ここに異種金属部品とは、チ
タン・ニッケル合金以外の金属で成形された製品構成の
ためのパーツを意味し、例えば、ニッケル・銅合金製部
品、ニッケル・クロム合金製部品、純チタン製部品が含
まれる。
品と異種金属部品との接合方法に係るものであるが、そ
の要旨とするところは、接合すべき部位が厚肉に形成さ
れて接合部11を成しているチタン・ニッケル合金部品1
を用いるというチタン・ニッケル合金材の接合部厚肉化
手段と、このチタン・ニッケル合金部品1を異種金属部
品2の所定部位21に接合するにあたり、チタン・ニッケ
ル合金部品1の前記接合部11を異種金属部品2の所定部
位21に当接させ、当該チタン・ニッケル合金部品1の接
合部11を発熱させて溶接するというチタン・ニッケルの
特殊溶接手段とを採用することによって、接合部を増強
して接合強度の強化を図りつつ溶接熱による脆弱化を抑
制した点に存する。なお、ここに異種金属部品とは、チ
タン・ニッケル合金以外の金属で成形された製品構成の
ためのパーツを意味し、例えば、ニッケル・銅合金製部
品、ニッケル・クロム合金製部品、純チタン製部品が含
まれる。
【0010】以下、本発明を添附図面に示す実施例に基
いて、さらに詳しく説明する。図面上、符号1で指示す
るものは、チタン・ニッケル・バナジウム形状記憶合金
の長さ3.5cm 、線径 1.5mmの部品であって、側面図で表
わされた関係上、半分が隠れて見えないが、全体形状は
∩形に湾曲した眼鏡ブリッジ部品であり、その両端部近
傍の長さ4mmの領域は平均線径が 3.5mmの厚肉に成形さ
れて接合部11を構成している。
いて、さらに詳しく説明する。図面上、符号1で指示す
るものは、チタン・ニッケル・バナジウム形状記憶合金
の長さ3.5cm 、線径 1.5mmの部品であって、側面図で表
わされた関係上、半分が隠れて見えないが、全体形状は
∩形に湾曲した眼鏡ブリッジ部品であり、その両端部近
傍の長さ4mmの領域は平均線径が 3.5mmの厚肉に成形さ
れて接合部11を構成している。
【0011】符号2で指示するものは、チタン・ジルコ
ニウム合金をタークスヘッド圧延およびベンディング加
工等の金属加工を施して得た平均線径2mmのリム枠であ
る。
ニウム合金をタークスヘッド圧延およびベンディング加
工等の金属加工を施して得た平均線径2mmのリム枠であ
る。
【0012】本実施例においては、上記∩形のブリッジ
1を上型治具Aに保持し、上記リム枠2を下型治具Bに
保持して、前記ブリッジ1の両接合部11に図示しない電
極をチャッキングさせたうえ、電圧300 V、電流2000A
の大電流を通電し当該接合部11を発熱溶融させて、100〜
250Kg/cm2 圧力で加圧したところ、図2に示すような状
態でブリッジ1とリム枠2が接合された。
1を上型治具Aに保持し、上記リム枠2を下型治具Bに
保持して、前記ブリッジ1の両接合部11に図示しない電
極をチャッキングさせたうえ、電圧300 V、電流2000A
の大電流を通電し当該接合部11を発熱溶融させて、100〜
250Kg/cm2 圧力で加圧したところ、図2に示すような状
態でブリッジ1とリム枠2が接合された。
【0013】こうして得られたチタン・ニッケル合金製
ブリッジ1とチタン・ジルコニウム合金製リム枠2の接
合強度を、オートグラフ万能試験機(引張速度:5mm/mi
n)を用いてT字形接着強度試験をしたところ、16.2Kg/m
m2という非常に強い接合結果が測定された。そして、当
該ブリッジ1の弾力性には殆ど変化が見られなかった。
ブリッジ1とチタン・ジルコニウム合金製リム枠2の接
合強度を、オートグラフ万能試験機(引張速度:5mm/mi
n)を用いてT字形接着強度試験をしたところ、16.2Kg/m
m2という非常に強い接合結果が測定された。そして、当
該ブリッジ1の弾力性には殆ど変化が見られなかった。
【0014】本発明を眼鏡フレームのブリッジ部分に適
用した実施例は概ね上記のとおりであるが、本発明は前
述の実施例に限定されるものでは決してなく、「特許請
求の範囲」の記載内においてチタン・ニッケル合金製部
品と異種金属部品との接合に適用可能であって、前記チ
タン・ニッケル合金製のブリッジ1に代えて鼻当パッド
のパッドアームとリム枠2との接合する等、メガネ枠に
おける部品相互を接合するのに広く利用することがで
き、更には歯科用の歯列矯正器具にチタン・ニッケル合
金部品を接合する必要がある場合にも採用可能である。
用した実施例は概ね上記のとおりであるが、本発明は前
述の実施例に限定されるものでは決してなく、「特許請
求の範囲」の記載内においてチタン・ニッケル合金製部
品と異種金属部品との接合に適用可能であって、前記チ
タン・ニッケル合金製のブリッジ1に代えて鼻当パッド
のパッドアームとリム枠2との接合する等、メガネ枠に
おける部品相互を接合するのに広く利用することがで
き、更には歯科用の歯列矯正器具にチタン・ニッケル合
金部品を接合する必要がある場合にも採用可能である。
【0015】以上実施例をもって説明したとおり、本発
明によれば、従来接合が極めて困難であったチタン・ニ
ッケル合金製部品と異種金属部品とを、非常に強固な安
定した状態に効率的に接合することが可能となるのであ
って、難接合性のゆえに阻まれていた高機能性チタン・
ニッケル合金(形状記憶合金、超弾性合金など)の眼鏡
部品への利用に大きく寄与できると共に、高機能性チタ
ン・ニッケル合金を必要とする他の技術分野にも寄与す
るところが大である。
明によれば、従来接合が極めて困難であったチタン・ニ
ッケル合金製部品と異種金属部品とを、非常に強固な安
定した状態に効率的に接合することが可能となるのであ
って、難接合性のゆえに阻まれていた高機能性チタン・
ニッケル合金(形状記憶合金、超弾性合金など)の眼鏡
部品への利用に大きく寄与できると共に、高機能性チタ
ン・ニッケル合金を必要とする他の技術分野にも寄与す
るところが大である。
【図1】ブリッジを上型治具に保持させ、リム枠2を下
型治具Bに保持させた状態の本実施例における1工程を
表わした側面説明図である。
型治具Bに保持させた状態の本実施例における1工程を
表わした側面説明図である。
【図2】本実施例の方法によって接合されたブリッジと
リム枠との接合部分を拡大して示した部分拡大説明図で
ある。
リム枠との接合部分を拡大して示した部分拡大説明図で
ある。
【図3】本実施例の方法を適用して接合されたブリッジ
とリム枠との接合直後の状態を示す正面図である。
とリム枠との接合直後の状態を示す正面図である。
1 チタン・ニッケル合金部品(ブリッジ) 2 異種金属部品(リム枠) 11 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 103:18
Claims (5)
- 【請求項1】 接合すべき部位が厚肉に成形されて接合
部とされたチタン・ニッケル合金部品を、異種金属部品
の所定部位に接合するにあたり、チタン・ニッケル合金
部品の前記接合部を異種金属部品の所定部位に当接さ
せ、当該チタン・ニッケル合金部品の接合部を高温度に
発熱させて強圧を加えて溶接され、接合部が厚肉によっ
て増強されたことを特徴とするチタン・ニッケル合金製
部品と異種金属部品との接合方法。 - 【請求項2】 チタン・ニッケル合金部品と異種金属部
品の両方が、眼鏡部品である請求項1記載のチタン・ニ
ッケル合金製部品と異種金属部品との接合方法。 - 【請求項3】 チタン・ニッケル合金部品が∩形に湾曲
した眼鏡フレームのブリッジであって、その両端部近傍
域には厚肉の接合部を備えている一方、異種金属部品は
左右一対のチタン合金製リム枠であり、前記ブリッジ両
端の接合部を高温度に発熱させて左右両側に配置された
リム枠の所定位置に圧潰して溶接せしめる請求項1また
は2記載のチタン・ニッケル合金製部品と異種金属部品
との接合方法。 - 【請求項4】 チタン・ニッケル合金部品が、鼻当パッ
ドのパッドアームである請求項1または2記載の、チタ
ン・ニッケル合金製部品と異種金属部品との接合方法。 - 【請求項5】 異種金属部品が、チタン合金、またはチ
タンもしくはニッケルクロム合金を成形して得られた眼
鏡部品である、請求項1〜4の何れかに記載のチタン・
ニッケル合金製部品と異種金属部品との接合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3215908A JPH084941B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | チタン・ニッケル合金眼鏡部品と異種金属眼鏡部品との接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3215908A JPH084941B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | チタン・ニッケル合金眼鏡部品と異種金属眼鏡部品との接合方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0550268A true JPH0550268A (ja) | 1993-03-02 |
| JPH084941B2 JPH084941B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=16680246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3215908A Expired - Lifetime JPH084941B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | チタン・ニッケル合金眼鏡部品と異種金属眼鏡部品との接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084941B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020091487A (ko) * | 2001-05-30 | 2002-12-06 | 박도찬 | 티탄과 이종의 금속으로 이루어진 안경테 제작방법 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0259883U (ja) * | 1988-10-26 | 1990-05-01 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3215908A patent/JPH084941B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0259883U (ja) * | 1988-10-26 | 1990-05-01 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020091487A (ko) * | 2001-05-30 | 2002-12-06 | 박도찬 | 티탄과 이종의 금속으로 이루어진 안경테 제작방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH084941B2 (ja) | 1996-01-24 |
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