JPH05506565A - 抗炭水化物抗体および炭水化物抗原を使用する後天性免疫不全症候群(aids)およびaids関連症候群(arc)の処置のための薬剤および方法 - Google Patents

抗炭水化物抗体および炭水化物抗原を使用する後天性免疫不全症候群(aids)およびaids関連症候群(arc)の処置のための薬剤および方法

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JPH05506565A JP91501229A JP50122991A JPH05506565A JP H05506565 A JPH05506565 A JP H05506565A JP 91501229 A JP91501229 A JP 91501229A JP 50122991 A JP50122991 A JP 50122991A JP H05506565 A JPH05506565 A JP H05506565A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 抗炭水化物抗体および炭水化物抗原を使用する後天性免疫不全症候群(AlDs )およびAIDS関連症候群(ARC)の処置のための薬剤および方法 発明の分野 本発明は、後天性免疫不全症候群(AIDS)およびAIDS関連症候群(AR C)の処置および特に抗炭水化物抗体を使用してAIDSおよびARCの処置の ための薬剤に関する。
発明の背景 ウィルス性感染に関する宿主細胞での変異糖鎖形成かを報告されている。(レイ 等、(1978年)、パイロロジー、第88巻、118頁;クマラサミー等、( 1985年)、アチーブ・オブ・バイオケミ支トリー・アンド・バイオフィジッ クス、第236巻、593頁)。腫瘍遺伝子と同様に、サイトメガロウィルスま たはHIVにより誘発される変態糖鎖形成は、本来の宿主細胞に存在しない新規 抗原の産生をもたらす(アンドリュー等、(1989年)、ジャーナル・オブ・ イクスペリメンタル・メディスン、第169巻、1347頁、アダチ等、(19 88年)、ジャーナル・オブ・イクスペリメンタル・メディスン、第167巻、 323頁)。オリゴ糖エピトープを同定するモノクローナル抗体を使用して、感 染後LeYおよびLe”抗原の出現を検出した。
種々の研究は、インビトロでのHIV感染の炭水化物部分の関与を示した。すな わち、感染した細胞でのゴルジ糖鎖形成における初期段階の阻害は産生ウィルス の感染性を減少する。(グラター等、(1987年)、ネイチャー、第330巻 、74頁;モンテフィオリ等、(1988年) 、PNAS、第85巻、924 8頁)。更に、恐らく感染細胞のgp 120−グリカンとの特異的な相互作用 により、レクチンはシンシチウム産生を阻止し、また無細胞ウィルスの感染性を 中和する。(リフロン等、(1986年)、ジャーナル・オブ・イクスペリメン タル・メディスン、第164巻、2101頁)。しかしながら、標的T4細胞の N−糖鎖形成での変異がHIV感染に影響を及ぼすとは思えない(モンテフィオ リ等、(1988年)、上掲)。
Gp120は種々のグ;ノカン構造を含み、炭水化物はgp120の総量の50 %を構成する(マンユーズ等、(1987年)、PNAS、第84巻、5424 頁)。N−結合グリカンが主にgp120上で発見された。(クザラキー等、( 1989年)、ジャーナル・オブ・アクワイアード・イムノ・デフィシエンシー ・シンドロームズ、第2巻、163頁)。T4受容体のためのgl)120上の 結合部位が分子の非直線状C末端部分に位置すると思われる(ラスキイー等、( 1987年)、セル、第50巻、975頁)。グリカンがウィルス結合に直接的 に関与しているかどうかは明白でない。すなわち、抗体を中和する場合に見られ るように、阻害レクチンは結合部位に隣接したグリカンに結合し、T4−gp1 20結合を立体的に妨害しているかもしれない(バラライ等、(1988年)、 エイズ、第2巻、165〜169頁;リンスレイ等、(1988年)、ジャーナ ル・オブ・パイロロジー、第62巻、3695頁)。レクチンの研究によりgp 120に対してこれまで確認されたグリカンは、遍在しており、レクチンに基づ く処置の治療的可能性が小さいと思われる。
本出願の優先権主張日後に刊行された記事において、ハンセン等、(1990年 )、ジャーナル・オブ・パイロロノー、第64巻、2833頁は、3種の炭水化 物エピトープ(A 1、Le’およびシアロシル−Tn)がHIV感染後にTリ ンパ系細胞上で優先的または独占的に発現すると記載している。単純ムチン型構 造シアロシル−Tnおよびその関連TnおよびT抗原は、一般に正常成人細胞の 細胞表面に発現しない。癌細胞がこれらの抗原を発現し、免疫系に感作するため に、これらの抗原に対する体液性免疫反応が癌患者に見られル(スブリンガー等 、(1979年) 、Prog、Al lergy1第26巻、42頁)。ハン セン等(1990年)、上掲、はTnおよびTに対する抗体はHIV上のこれら の抗原の存在を示さなかったことを開示している。これは、インビトロでの免疫 −中和アッセイの結果であり、使用されるモノクローナル抗体の特異性質に依存 する。
エイズは、その病因がHIVと称される新種のリンパ栄養のレトロウィルスの感 染に関連するものであると確認された紛れもなく新しい疾患として知られている 。この疾患は欠陥細胞媒介性免疫および絶対的リンパ球減少症、特に減少ヘルパ ーニリン3球(T4またCD4)に関連する陳害により特徴付けられる。これは HIVがCD4母集団に優先的に感染するという事実のためである。指摘される 臨床的特徴およびヘルパーTリンパ球減少症候群の複合により通常明示される前 症候群であるARCは、エイズより先行し得るものである。
HIVでの感染の診断は通常HIVに対して作られた抗体を検出することに基づ いて行う。確かな抗体プロフィルは疾患の程度で変化し得る(ガロ等、(198 6年)、Prog、Al lergy、第37巻、1頁)。
それを特徴づけるためになされた顕著な進歩にもかがゎらず、エイズおよびAR Cの処置および予防方法は未だほとんど開発されていない。それらの処置および 予防のより優れた方法を開発することは大いに必要である。
発明の概要 新規の抗体は抗−Tn抗体である。この型のモノクローナル抗体は、使用された ウィルスまたは標的細胞への結合のいずれかにより、インビトロでHIV感染お よびシンシチウム形成を阻害し得る。従って、それはウィルス関連のウィルス性 糖質タンパク質およびグリコスフィンゴリピドとして発現する炭水化物を同定す るために使用され得、それによって免疫治療および/またはワクチン開発に有効 であることが期待される標的としてのウィルス被膜のグリカンを同定するのに使 用し得る。
新規の抗体はエイズまたはARCの進行の阻害または遅滞に使用され得る。この 目的のための薬剤は、抗−Tnからなる抗体の1種またはそれ以上の抗体の薬学 的効果量および薬学的に許容される担体、希釈剤または添加剤を含む。
もう一つの態様において、本発明は、1種またはそれ以上のTn抗原の免疫学的 有効量、および薬学的に許容される担体、希釈剤または添加剤を含むエイズおよ びARCに対するワクチンを提供する。
エイズおよびARCに対して活発に免疫化する方法は、Tn抗原の1種またはそ れ以上の免疫学的有効量および薬学的に許容される担体、希釈剤または添加剤を 含む薬剤を対象物に投与することを含む。
発明の詳細な説明 炭水化物構造は標的細胞への病原体の初期付着に含まれる。本発明の開発中、抗 炭水化物モノクローナル抗体のパネルについて、使用されたウィルスまたは標的 細胞へのいずれかの結合により、インビトロでのHIV感染阻害能力を試験した 。炭水化物抗原に対するモノクローナル抗体はウィルスによる感染を阻止し得、 シンシチウム形成も阻害し得た。ウィルス感染の阻害は、ウィルス株(HTLV 目、Bおよび患者分離物SS l−002) 、ウィルス増殖に使用された細胞 株(H9およびMT4)または感染の標的として使用された細胞型(リンパ球ま たは単核球)に影響されない。モノクローナル抗体をウィルスとともにブレイン キュベートしたときだけでなく、細胞を感染以前にブレインキュベートしたとき 、阻害が観察された。すなわち、モノクローナル抗体はウィルス性情タンパク質 として発現した炭水化物構造を認識すると思われ、ウイルスニンベロープのグル カンは免疫治療および/またはワクチンの開発のために有効な標的であることが 期待される。
抗−Tn抗体は以下の構造を有するTn炭水化物抗原に特異的である。
Ga 1NAcαl−0−Ser/Thr抗−Tn MAbは以下の構造を有す るシアロシル−Tn炭水化物抗原と交差反応し得る。
NeuAca2−6Ga INAcal−0−3er/Thr抗原に対するの適 当な抗−Tn抗体のアイソタイプおよび親和性は、ある抗体と別の抗体では非常 に変化し、すなわち、Tn対する特異性は、これらの抗体の性質を厳密に区別化 するものである。
好ましいマウスモノクローナル抗体の例は、1990年、11月14日付でPH LS・センター・フォー・アプライド・マイクロバイオロシー・アンド・リサー チ、ヨーロピアン・コレクション・オブ・アニマル・セル・カルチャー、ポート ンダウン、ソールズベリー、ウイルトンヤー、イングランドに寄託された新規ハ イブリドーマKTH1、KTH2およびKTH3により製造された抗体を含む。
各々3種の寄託されたハイブリドーマの受託番号90111401.90111 402.90111403である。しかしながら、モノクローナル抗体KTH1 、KTH2およびKTH3の識別的性質を有する他のモノクローナル抗体を使用 し得る。
炭水化物抗原Tnへの特異的結合に加えて、モノクローナル抗体KTH1、KT H2およびKTH3の別の識別的性質は、各々IgG1、IgMおよびIgMで あるそれらのアイソタイプである。
炭水化物抗原Tnに対するポリクローナル抗体は公知の方法で製造し得る。
Tn抗原に対する抗体を得るのに使用される免疫原は、多くのムチン型糖タンパ ク質のコア構造である。「ムチン型糖タンパク質」とは、この明細書で用いる場 合は、セリン残基またはトレオニン残基に高度の〇−結合糖鎖形成を有する高分 子量タンパク質を意味する。ムチン型糖タンパク質はS−8依存績合によりさら に重合され、上皮性の分泌物の主要成分である。「ムチン型糖タンパク質のコア 構造」とは、この明細書で用いる場合は、周辺置換のない基本炭水化物構造を意 味し、これはムチン型糖タンパク質のタンパク質部分に直接的に連結する。本発 明において、糖タンパク質が高分子量(相対分子量〉106ダルトン)を有する 限り、ムチン型糖タンパク質のTnコア構造を免疫原として使用することができ 、ムチンと同じ程度に糖鎖形成される、即ち総量の50%以上が糖鎖形成される 。
Tn抗原を含む動物ムチンも免疫原として使用し得る。
Tn抗原免疫原は、Tn抗原コア構造を露出させるムチン型糖タンパク質の酵素 的または化学的修飾により、またはムチン上にTnコア構造を有するムチンの分 離により得ることができる。これらのムチンは数種の動物に存在する。Tn抗原 免疫原を常用方法により分離し、精製し得る。
例として、シアリルーTnコア構造を製造するために酵素的または化学的修飾さ れるムチン型糖タンパク質をセファロース4Bまたはセファクリル2005を通 してゲル#過により分離し得る。ついで、分離された糖タンパク質を下記の方法 により、酵素的または化学的に修飾し、Tnコア構造を露出させ、Tnコア構造 を免疫原として使用するために精製する。
精製のために、修飾されたムチンをゲル濾過により、例えばセファロース4Bま たはセファクリル200を通して分離し得る。合成分子濾過膜カラム上での高圧 クロマトグラフィー(高速液体クロマトグラフィー ファルマシア)は酵素的ま たは化学的に修飾されたムチンの分離にもまた有効である。しかしながら、モノ クローナル抗体を製造するための免疫原として、修飾されたムチンを精製する必 要はない。未修飾ムチンの少量の存在は、本発明の目的のために免疫原としての 使用には有害でない。更に、もし適当な常用の予防措置をとるなら、修飾は常に 定量的である。
動物種に由来し、シアリル−Tnコア構造形態で既に糖タンパク質を含むムチン は常用法、たとえば上記のようにセファロース4B、セファクリル200または FPCLを通してゲル濾過により得られる。
種々のムチン型糖タンパク質のTn構造を露出させるのに使用し得る酵素的修飾 の型の実施例は、特異的シアリダーゼによるGa1NAc付着した末端位のα2 −3シアリル残基およびα2−6シアリル残基の除去またはクロストリジウム・ ベルフリンゲヌスシアリダーゼによる全シアル酸の全除去を含む。酵素的修飾は β−ガラクトシダーゼ(好ましくはカロニア・ラムパスから)、α−フコシダー ゼおよびN−アセチルへキソサミニダーゼによる処理をも含む。
ムチン糖タンパク質の酵素的加水分解は、ヒロハシ等、(1985年) 、PN AS、第82巻、7039〜7043頁、およびケルドセン等、(1988年) 、キャンサー・リサーチ、第48巻、2214頁に開示されている。
ムチン型糖タンパク質のTnコア構造を露出させるのに使用し得る化学的反応の 実施例は、過ヨウ素酸酸化、ついで水素化ホウ素ナトリウムによる還元および弱 酸での処理を含む。その製造をスミス分解(スビリオ、Methods Enz ymol、 (1972年)、第28巻、3〜43頁)と呼ぶ。この化学的処理 は、上記のようにンアリダーゼ処理により除去され得るシアル酸を除いて、炭水 化物残基の非還元末端を除去する。
免疫原として使用され得る動物から分離されるムチンの例は、炭水化物鎖の90 %がTn抗原であるヒツジ下顎ムチンおよび炭水化物鎖50%がTn抗原であり 、炭水化物鎖の20%がT抗原および他の未同定の残基を含むウシ下顎ムチン( BSM)を含む。Tn抗原をンアリダーゼを使用してシアロシル残渣の除去によ りシアロシルTnムチンから製造する。
この動物起源のムチンを、上記のように常用ゲル濾過またはFPLCのような同 様の方法により免疫原として使用するために精製し得る。しかしながら、免疫原 の精製はモノクローナル抗体の製造には必須ではない。
ヒト赤血球グリコフォリンを、マーチエン−およびアンドリュー、サイエンス( 1971年)、第174巻、1247〜1248頁により初めて開示された方法 によりヒト赤血球膜から得る。
Tnコア構造を有する糖タンパク質かどうかはヘリックスポマチア力ラムを用い てアフィニティークロマトグラフにより(カーターおよびシャロン、(1977 年)、アシーブズ・オブ・バイオケミストリー・アンド・バイオフィジックス、 第180巻、570〜582頁)、または抗Tn抗体を有する糖質タンパク質( ケミバイト、エドモンド、アルバータ、カナダ)のイムノブロッティングにより 同定され得る。
抗原の分布はかなり制限される。しかしながら、本発明に有用であるTn抗原の 出所の一つは、偏平肺癌細胞株QG56およびLU−65の培養上清である(ヒ ロハシ等、(1985年)、上掲、およびタカハシ等、(1988年)、キャン サー・リサーチ、第48巻、4361頁)。
第2の出所は、再度、化学的または酵素的にTnに変換され得る高密度のシアリ ル−Tnを含む、ヒツジ下顎ムチンである。
第3の起源は、生合成的に製造されたTn−タンパク質である。
セリンおよび/またはトレオニンアミノ酸残基を含む、合成ペプチドまたは組換 えタンパク質は天然起源のグリコリルトランスフエラーゼ(UD P−G a  l NA c セリン/トレオニン−ペプチド−N−アセチルガラクトサミニル トランスフェラーゼ)を用いてインビトロで糖鎖形成され得る:エルハマー等、 (1982年)、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー参照。
第4の出所は化学的に合成されたGa1Nacαl−0−SerまたはGa l NAc al−0−Thr (スウェーデン、バイオカーブ社市販品)である。
本発明の目的のために免疫原として有用な形態中Tn抗原を得るために、培地上 清から、上記の種々の細胞株を公知の方法により培養する。ついで培地上清を処 理し、以下のようにシアリルTn抗原を得る。
例えば、処理は以下のようである。懸濁中で培養された細胞から培養終了培地を 凍結乾燥し、元の容積の1150に容積を減少させる。濃縮培養終了培地を4℃ で0.01%アジ化ナトリウムを含む、リン酸緩衝塩類溶液に対して大量に透析 する。透析された物質をセファロース4Bに入れ、ゲル濾過する。空隙容量を溜 め、更に濃縮し、セファクリル200上で再びクロマトグラフにかける。空隙容 量中の糖質ンパク質画分を免疫原として使用する。全工程は、シアリル結合が不 安定であるために、制限時間内に低温度(4℃)で終了しなければならない。
ついで免疫原を免疫化のために処理し得る。例えば、Tn抗原(例えば、4.0  g)を蒸留水(例えば、4m1)に溶解し、酸で処理されたサルモネラミネソ タの適当量(例えば、16mg)と十分混合し、凍結乾燥する。乾燥混合物を適 当な担体(例えば、20mMリン酸緩衝液を含む140mMNaC1、pH7, 0)の適当な容量(例えば、4.0m1)中に懸濁し、ムチン約100μgおよ び細菌400μg部を静脈内注射する。
免疫化は、細菌へ吸収の代わりにフロイント完全アジュバントで行うこともでき る。ムチンとサルモネラミネソタ間の量の比を変え得る。最良の結果はサルモネ ラミネソタを、ヤング等、(1979年)、ジャーナル・オブ・エクスベリメン タル・メディスン、第150巻、1008〜1019頁、による前記と同様に酢 酸で処理したときに観察された。
免疫化のために使用される宿主細胞は、その牌細胞(splenocyte)が ハイブリドーマ製造に適している、すなわち、HAT感受性ミエローマ細胞株と 細胞融合し、安定なハイブリドーマの確立が可能である動物のいかなる系統また はいかなるの種類のマウスまたはラットであってもよい。
免疫化の計画は、ムチン免疫化に対する宿主動物の感受性に依存するが、上記の プロトコールはマウスに適切である。別の条件もまた適用し得る。適当な免疫化 計画は当技術の熟練者により決定され得る。
例えば、Ba1b/cマウスの適当な免疫化計画は、5週間週に1度、尾静脈に 免疫原製剤を静脈注射し、ついで、1力月中止後、免疫原製剤で促進させる。
宿主に投与される免疫原製剤の量はムチンの分子量、炭水化物エピトープの露出 量およびムチン型糖タンパク質に関連するエピトープの新規性および密度に依存 する。マウスに注射される糖タンパク質の範囲は、生理食塩水100μm中にコ ートされた3〜5μgであり、体重が100〜150gである個々のマウスに静 脈注射する。
フロイント完全アジュバントを使用するとき、生理食塩水500μm中糖タンパ ク質約20μmをフロイント完全アジュバント500μlで乳状にし、約200 μlを多部位に皮下注射する(約50μm/部位)。
サルモネラミネソタでコートされたまたはフロイント完全アジュバントで混合し た抗原の同量をラット、ハムスター、またはモルモットのような宿主に使用する 。数倍量をウサギのような宿主に使用する。動物の体重に比例して抗原の量を増 加することを必要としない。
十分量の抗体が全血清に検知され得るまで免疫化を繰り返す。宿主の膵臓細胞を 除去し、牌細胞を良く確立された技術によりHAT感受性ミエローマ細胞と融合 する(コーラ−およびミルスタイン、(19L5年)、ネイチャー、ijf!2 56巻、495〜497頁、およびヤング等、(1979年)、上掲)。
HAT感受性ミエローマ細胞はN5−1.5P−1、または(好ましくは)SP −2であって良く、例えば、しかしHAT感受性ミエローマ細胞のいずれの型も 使用し得る。時折、抗体が宿主血清中に検知されなかったとしても、バイブリド ーマミニコーマ細胞と宿主胛細胞の融合後に確立され得る。したがって、細胞融 合以前に抗体を検知することは必須でない。通常、ヤング等、(1979年)、 上掲に記載されたように、融合はポリエチレングリコール中で行われる。
融合細胞をミニクローンが形成するまで96ウエルプレートで培養する。最後の ブースター注射後48〜72時間のスプレノサイトを使用すること、および良( 増殖しているミエローマ細胞と融合すること、増殖する多数の生存融合細胞を得 ることが重要である。インキュベーター中の温度およびC○2濃度を融合細胞を 培養の初期段階で注意深く制御しなければならない。
当技術の熟練者は培養条件を容易に決定し得る。フィーダー細胞は本発明の過程 に記載の融合細胞を増殖させるために必要でない。
適当な培養期間の後、免疫化に使用されたシアリル−Tn抗原と反応する抗体を 分泌するハイブリドーマを限界希釈により、すなわち、1細胞/新規の培地光た り細胞1個以上になる点まで希釈することによりクローン化およびサブクローン 化し、ついでウェル中ヘブレーティングする。
一般に、96ウエルプレートの各ウェルは、PBS中、糖タンパク質溶液で各ウ ェルのインキュベーションにより、免疫原として使用されるTnコア構造を含む ムチン糖タンパク質でコートする。例えば、0.1〜10ug/ml溶液100 μlを加えて、−夜インキユベートする。糖タンパク質溶液を除去し、洗浄し、 さらに5%ウシ血清アルブミンとインキュベートし、抗体をスクリーニングする ために使用する前にプレートを不活化する。この方法は、ヒロハン等、(198 5年)、玉揚に開示されている。
特定の抗原と反応する抗体を分泌するハイブリドーマを以下のようにスクリーニ ングする。抗原−被覆ウェルに結合する抗体を、通常、最初にヤング等、(19 79年)、玉揚に開示された+25i−ラベルプロティンAによる第2の抗体( 抗−マウスIgMおよびIgGヤギまたはウサギ抗体)により検出する。この方 法は、使用し得るELISA検定法より感受性がよいが、ELISA検定法も使 用し得る。EL I SA検定法は自動読み取り機および市販のELISAキッ トの使用により簡便に行い得る。
このようにして分離されたハイブリドーマにより分泌されるTn抗原に対するモ ノクローナル抗体を、ハイブリドーマ細胞培養の大量バッチを増殖させ、上清か らの抗体の精製または腹水液の製造を刺激するバイブリーマ株をマウスに注射す ることにより多量に製造し得る。両者の方法は当技術において公知である。
本発明のモノクローナル抗体を多量に製造する方法はヤング等、(1979年) 、玉揚に開示されている。
本発明の分離されたハイブリドーマを懸濁培地中、または細胞を圧縮し、高密度 で増殖させるグラスファイバーコンテナー中でより簡便に大量バッチで増殖させ る。抗体は培養培地に広(存在し得る。
モノクローナル抗体を公知の方法、例えば、プロティンAを使用してのアフィニ ティー分離または逆相アルキル化シリカゲルゲル上高圧液体クロマトグラフィー または合成ポリスチレンゲル濾過カラムの使用のような公知の方法により精製し 得る。
薬剤の適当な投与量は、投与の形態に依存して、熟練技術者により容易に決定し 得る。さらに具体的には、なおいっそうのAIDS感染を抑制する抗体の静脈内 投与の適当な用量が種々の常用実験により決定される。例えば、KTHl、KT H2およびKTH3抗体はインビトロで2μg/mlの濃度でHIV感染を阻害 し得る。KTH−115,6mgは、血液約7.81を有する体重60kgの男 性に投与するとき、HIV感染を防ぐのに十分であると思われる。
人体抗体が、このインビボでの阻害を行うために非常に好ましい。
薬剤投与の適当な方法は当技術の熟練者により決定し得る。抗体は静脈内投与し 得るが、しかし他の投与形態もまた可能である。
適当な薬学的に許容される担体、希釈剤および添加剤は熟練技術者により容易に 決定し得る。例えば、抗体を生理学的緩衝溶液に可溶化して、投与し得る。しか しながら、担体が特に好ましくいことには重要でない。
構造が上述したものである抗原Tnをケルドセン等、(1988年)、キャンサ ー・リサーチ、第48巻、2214頁に記載の公知の方法により、またはTn抗 原または生合成生成Tn糖ペプチドを含む精製免疫原を製造するための上記の方 法により天然物から分離し得る。
本発明のワクチンの適当な投与方法、免疫学的有効投与量および薬学的に許容さ れる担体、希釈剤および添加剤を熟練技術者により容易に決定し得る。例えば、 ワクチンとしてTn抗原の免疫学的活性用量は約55μg/注射である。しかし ながら、担体分子は重要である・Tn抗原でコートされたBCGは、へIDS感 染を防ぐのに有効な方法であると思われる。ある例では、皮肉または皮下に注射 されるBCG500μgにコートされたTn抗原50μgである。
以下の実施例は、本発明の抗体が製造方法を詳細に説明し、試験例はそれらの利 用性を具体的に説明するものである。全てのパーセント、比、部などは重量によ る。FCS=ウシ胎仔血清。
抗炭水化物モノクローナル抗体 試験された抗体、特異性、アイソタイプ、製造の参考文献を第1表に示す。第1 表に示された種々のモノクローナル抗体は、糖タンパク質の〇−結合鎖の周辺に 見られる炭水化物構造を定義する(クロアゼンおよびハコモリ、(1989年)  、Vox Sang、第56巻、1頁参照)。
全細胞を5〜15%FCS、2mMグルタミンおよび1mMピルビン酸塩を含む RPMI 1640中で増殖させ、0,02%NaN3とともに4℃で放!する 。
はじめに、表出した全モノクローナル抗体を、約10〜50ug免疫グロブリン (Ig)/mlを含む無菌培養バイブリーマ上清としてHIV阻害を試験した。
最終的に、モノクローナル抗体KTH1、KTH2およびKTH3を培養上清か ら精製後に使用した(Fig、1およびFig、3、参照)。KTHI (Jg GυをプロティンA−セファロースクロマトグラフィーにより、KTH2(I  gM)およびKTH3(IgM)を製造者(ファルマシア、uppsala、ス ウェーデン)により記載されたイオン交換クロマトグラフィーにより精製した。
第1表に引用する文猷は下記のものである。
1)ヒロハシ、(1985年) 、PNAS、第82巻、7039頁。
2)クローセン等、未発行。
3)クローセン等、(1988年)、モレキュラー・イムノロジー、第25巻、 199頁。
4)ケルドセン等(1988年)、キャンサー・リサーチ、第48巻、22頁。
KTH2(IgM) Tn Ga1NAca−0−3er/Thr KTB3 (IgG)Lu35  (IgM) 1) LE3 (IgG2A) 2) シアo NeuAca2−6GalNAcal−0−3er/Thr KTH3 (IgM)シル−Tn TKI12 (IgG1) 4)β72.3(IgG1 ) 4) T Galβ1−3GalNAc al−0−Ser/Thr Hf18 (I gM) 3)細胞 HIV感染実験のために、T4−リンパ球細胞株H9(ボボビッチ等、(198 4年)、サイエンス、第224巻、497頁、OEM(フォーリー等、(196 5年)、キャンサー、第18巻、522頁)およびMT4(ハラダ等、(198 5年)、サイエンス、第229巻、563頁)を10%FCS (5%OEM細 胞)、100IU/mlペニシリン、20μg/mlゲンタマイシン、100I U/mlストレプトマイシンを有するRPMI 1640 (増殖培地)を使用 して37℃、5%Co2で培養した。細胞を2〜10XIO’セル/mlの濃度 で維持し、培地を週に2度交換する。
単核球中HIV感染実験のために、細胞株U937(レビー等、(1985年) 、バイロロノー、第147巻、441頁)を上記と同様に培養後使用した。
ウィルス源 参照記号HTV−111HTLV、、1B (ポポウッチ等、(1984年)、 サイエンス第224巻、497頁)で長期にわたって慢性的に感染させたH9細 胞からの上清を無菌濾過し、分割し、使用まで一80℃で保管スル。HTV−1 fiSSI−002を上記Cfう等、(1989年) 、PNAS、第86巻、 7139〜43頁)と同様にHIV感染患者(CDCI I)から分離した。つ いで、ウィルスをMT4細胞中に3度通して、上記を同様に保管する。使用前に 、ウィルス製剤のTCIDs。をMT4細胞およびU937細胞中測定した。
毒性 モノクローナル抗体製剤の毒性を20〜0μg/ml精製抗体を含む増殖培地申 24ウェル細胞培養プレート中0.5xlO’MT4細胞をインキュベートする ことにより試験し、上清を培養4日後適当な濃度の抗体を含む新鮮培地と交換す る。トリフアンブル−排除を用いて、0,4および7日に生存細胞を数える。
LISA 細胞不在の上清を二重抗体サンドウィッチELISAを使用してHIV抗原の試 験をした。ニールセン等、(1987年)、ランセット、第8532巻、566 頁参照。各プレートは標準HIV抗原製剤の系統希釈を含み、光学密度(490 nm)をこの標準製剤に関して表す(任意の単位)。インビトロでの全感染実験 は未処理のHTLV、、、Bを使用する対照を含んでいる。培養4日後、上清を 希釈し、この対照から約2の0D490を得た。感染阻害を試験した全抗体を、 ELISA検出の妨害について試験し、そのような妨害は見られなかった。
スクリーニング Tnでの免疫化により刺激されたモノクローナル抗体を含む新しス開発されたハ イブリドーマ上清、すなわちKTH1〜3をTn抗原を使用して、および下記の ウィルス阻害検定法で抗原特異性により両方でスクリーニングする。確立された 対照抗体は、先に非阻害であると発表された抗−Tn抗体Lu35 (ハンセン 等、(1990年)、上湯)およびIgG2A抗−Tnモノクローナル抗体IE 3(タローセン等、未刊行)を含んだ。更に、阻害的であると先に発表された抗 体はシアロシルTn抗原に対するものであった。TKH2およびB72.3(ケ ルドセン等、(1988年)、上湯)を陽性の対照として含んだ。抗T抗体、H H8(タローセン等、上湯)を陰性の対照としてまた含んだ(第1表参照)。
ウィルス阻害検定法 25 TCI D50 HTLVIIIBをバイブリーマ上清0.5mlと混合 し、37℃で1時間インキュベートした。MT4細胞(1×106)をこの混合 物中に懸濁し、37℃で2時間インキュベートした。十分、洗浄後、細胞を対応 MAbの10%v / vを含む増殖培地(4ml)中に再懸濁した。
結果をFig、lに示した。Fig、1において、縦座標は4日後(塗りつぶし た柱)および7日後(ハツチング)、抗原産生の任意の単位で表す。横座標は未 処理ウィルスでの対照(roMAbJ ) 、ウィルス不在の対照(○HIV) 、または記載のMAbを含むハイブリドーマ上清を表す。
感染阻害 種々の細胞系中HIV感染に対してMAb類の阻害効果を測定するために、MT 4細胞株のリンパ球性細胞およびU937細胞系の単核球性細胞をHIV−1ウ ィルス菌種各々HTLV、、、Bまたは5SI−002の感染のために標的細胞 として使用した。
500μm増殖培地中10’MT4細胞を2時間25CCID、。
HIV−1で接種した。接種以前に、細胞またはウィルス性接種物のいずれかを MAbの系統希釈で1時間ブレインキュベートした。
ブレインキュベートされたMAb細胞を接種前に洗浄した。接種後、細胞を洗浄 し、4種で200,000細胞を7日間24ウ工ルNUNC皿でMAbなしで増 殖培地で培養した。培養4日後、培養培地中HIV抗原を二重サンドウィッチE LISA(ハンセン等、(1990年)、上湯)を使用して測定した。抗原濃度 を模擬HIVで接種し模擬処理細胞の対照培養中で相当する日数での抗原濃度に 関連して表した。U937細胞における感染の阻害を同様の方法で検定した:2 X10’U937mjaを25CCIDsoSSI 002で接種し、4重で2 週間連続して培養した。U937培養の感染を100日目評価した。
結果をFig、2および3に示す。Fig、2において、縦座標はMAbで処理 されたHTLVIIIBでのMT4細胞の感染後4日のHIV抗原産生(対照に 対する%)を示す。Fig、3において、縦座標ハMA b テ処理すtL7’ :HI V単離SS l−002t’+7)U937細胞の感染10日後HIV 抗原産生(対照%)を示す。Fig、2およびFig、3の各図において、横座 標はウィルス接種物に関するMAbの濃度を示す(ng150%細胞培養感染投 与量)。
Fig、2およびFig、3は、精製MAbKT81〜3がリンパ球性および単 核球性細胞で異なる2種のHIV−1を使用してHIV感染の濃度依存阻害をも たらしたことを示す。リンパ球性および単核球性細胞系でMAb類KTHI〜3 の80%有効投与量は各々10〜15および40〜500ng150%細胞培養 感染投与量であった。
阻害特異性 感染性検定を、MAbでウィルスまたは細胞のブレインキュベート後もしくは合 成Tn抗原、Ga1NAc−3er (バイオカーブ、ランド、スウェーデン) とMAbでウィルスまたは細胞のブレインキュベート後上記のように行う。
MT4細胞またはHT L V 1+ + BをCCID5oまたはPBS当た り20および4重gMAbKTH1とブレインキュベートする。25CCID、 oHTLVmBで接種する前に、ブレインキュベート細胞を完全に洗浄した。4 日目の感染を模擬処理対照培地に対するに関する培養上清中HIV抗原濃度(パ ーセント)として表す。結果を4重の測定の平均値として第2表に示す。
第2表 !11V 細胞 4ngKTH1/CCID5o 45.6% 991%20 n gKTH1/  CCI Dso 1ゴ% 105.2%100μgGa ]NAc−5e r  100.4% 97.3%4ngKTH1/CCID5゜ +100μgGa]NAc−5er 97.8% 98%第2表は抗−Tn抗体 (MAb KTHI)によるHIV感染の阻害は細胞でなく抗体のウィルスに対 する結合の結果であることを示す。感染の阻害がGa 1NAc−9e r ( Tn抗原)によりなくなる。これは感染の阻害がウィルスとMAbの特異的相互 作用の結果であったことを確証するものである。
シンシチウム形成の阻害 HT L V 11+ B感染H9細胞(2X10’)を96ウエル細胞培養プ レート中0.5または50ngKTH1を含む50μl増殖培地中で1時間ブレ インキュベートした。50μm増殖培地中1105cE細胞を加えた。24時間 共培養後、シンシチウム(膨張する細胞質を有する多核巨細胞)の総数を顕微鏡 により数えた。
抗TnMAbKTH1によるHTV感染および非感染リンパ球のシンシチウム活 性の減少を示す結果を第3表に示す。
第3表 KTHI (ng) シンンチウム/ウェル結果から、Tn抗原類が抗−Tn抗 体を使用する受動免疫治療のための標的として機能することが推定され得る。
本発明の2種のMAb、すなわちKTHI (I gG)およびKTH2(Ig M)が、Tn抗原に特異的である、一方、MAbKTH3(IgM)はTn抗原 およびシアロシルTn抗原に対する抗体である。免疫化のために、しかしながら 、シアリル化Tn(NeuACα2−6CINACαl−0−3er/Thr) は、直接の前駆体、Tn (Ga INACα1−eser/Thr)より合成 的製造がより困難である。3種MAb類全てインビトロでのHIV感染を阻害す ることが判明した。阻害は濃度依存的であることを示し、ウィルスとのエピトー プ特異性相互作用の結果であり、非感染細胞とではない。抗TnM、Abが感染 および非感染細胞間のシンンチウム産生を阻害することが判明した。
HIVの抗体媒介阻害は、数種の抗体が単核球/マクロファージの感染を増大し 得るという観察により最近反論された(マツダ等、(1989年)、5cand 、J、Immunol、、第30巻、425頁、ロビンソン等、(1989年)  、PNAS、第86巻、4710頁)。しかしながら、本発明で採用された抗 −Tn抗体はリンパ球(MT4細胞)の感染を阻害するだけでなく、単核球(U 937細胞)の感染もまた阻害することが判明した。
HIV中和抗体が)IIV感染患者に観察され、またgp120およびgp41 から選択された合成ペプチドを使用してインビトロで製造された(ウェーバ−等 、(1989年)、ランセット、第1巻、119頁、チャン等、(1986年) 、EMBOJ第5巻、3065頁;ラスキー等、(1986年)、サイエンス、 第233巻、209頁)。これらは疾患の進行を防御するのではなく、型特異性 である。env遺伝子中突然変異を含むHIVにエスケープ突然変異株がインビ トロで発生するのが観察され、その場合、ウィルスは先に抗体を中和する作用を 避は得る(ワイス、(1988年)、ジャーナル・オブ・アクワイアード・イム ノ・デフィシエンシー・ンンドローム、第1巻、536頁)。ウマ感染貧血ウィ ルスに対する抗血清の抗−HIV反応性HIVエンベロープの炭水化物の部分と 比較して開示しているが、炭水化物特異性抗体によるHIV中和は以前に開示さ れていなかった。炭水化物エピトープをHIVエンベロープのペプチド部分をコ ード化するゲノム中突然変異により容易に影響を及ぼされ得ないと思われる。す なわち、この結果はウィルス性グリカンが抗ウイルス性免疫治療および/または ワクチン開発のための標的と考えられ得る。
実施例1 抗−TnMAb類およびハイブリドーマ免疫原の分離 シアリダーゼ処理ヒツジ下顎ムチン(OSM)をTn抗原の資源として使用する 。O3M上約9O%炭水化物鎖シアリル−Tn抗原からなり、これはシアリダー ゼ処理後、Tn抗原に転換する。
OSMをヒツジ下顎腺から常法により分離した(テタマンチおよびピッグマン、 (1968年)、アンーブ・オブ・バイオケミストリー・バイオフィジックス、 第124巻、45〜50頁)。簡潔に言えば、下顎腺の水性抽出液を酸性pH( 例えば、3)で沈澱させた。これをムチンクロットと呼ぶ。ムチンクロットを遠 心分離し、水に溶解し、pHを中性に調整し、酢酸ナトリウム中分別エタノール 沈澱を行った。
免疫化およびモノクローナル抗体の確立上記で分離された高分子量のTn抗原を 1.0mgタンパク質/4ml水の量で蒸留水に溶解し、フロイント完全および 不完全アジュバントの等量と混合した。混合物を1時間37℃で完全に混合した 。
200μm部(すなわち、200μg糖タンパク質および400μg細菌)をB a1b/cマウスに腹腔内注射した。最初のフロイント完全アジュバントの注射 後、フロインド不完全アジュバントの注射を2週間後に行った。最終ブーストを アジュバントなしで静脈内に与えた(200μm生理食塩水中100μg)。
ブースター注射3日後、動物を殺し、膵臓細胞を除去し、牌細胞を常用法により マウスミエローマN5−1細胞と融合した(コーレル等、止揚)。
選択的培地上で増殖させたハイブリドーマを、上記の03M、脱シアリル化O8 MおよびグリコフォリンAとのモノクローナル抗体反応性の常用法によりスクリ ーニングした。グリコフォリンAをシグマ・ケミカル・カンパニー、ミズーリ、 セントルイスより購入した。
05Mを常用法によりクロストリジウム・ベルフリンゲン スタイブXから0. 1ユニット/mlニューラミニダーゼ(シグマ)で処理して脱シアリル化した( ケルドセン等、(1988年)、止揚)脱シアリル化O5Mで陽性反応であった モノクロ−チル抗体を分泌する約40ハイブリドーマであることが判明した。そ れらのうち、32はOSMとも反応した。脱シアリル化O8M(Tn抗原)およ びOSM(シアロシル−Tn)間の交差反応がTn抗原(脱シアリル化○SM) に対する免疫化へのマウス(およびウサギ、下記参照)免疫反応の主な現象であ ると判明した。脱シアリル化O8Mを独占的に結合するかまたはOS Mと交差 反応する全てのハイブリドーマは、ハンセン等、(1990年)、止揚に詳細に 記載されている標準検定でHIVインビトロ感染をほとんど中和し得た。更に、 MAb類のTn抗原特異性を公知のTnおよびシアロシルTn抗原の分布の様々 なセクションで免疫蛍光組織学により確認した(ヒロハン等、(1985年)、 止揚)。これらのハイブリドーマを大規模生産し、モノクローナル抗体の反応性 をOSM、脱シアリル化O8Mおよびグリコフィリンで再試験した。
A、脱シアリル化○SMとの強い反応性を示し、グリコフィリンAまた09Mと 反応性を示さない七ツクローナル抗体を分泌するハイブリドーマが判明し、03 Mおよび脱シアリル化O3Mの両者との反応性を示す抗体もまた判明した。
初期の検討において、抗原の資源は、主要な抗原性エピトープとしてTn抗原を 担持するヒツジムチンであった。ムチンは大型糖質タンパク質あるだけでなく、 均質に精製することおよび構造情報を得るのが困難である。更に、ヒツジ資源は ヒトワクチンにおける使用に関して問題があった。この障害を排除するために、 これらの抗原の製造の半生合成アプローチは以下の実施例に記載のように開発し た。
実施例2 生合成Tn抗原 ペプチド合成 約40アミノ酸残基までの天然発生のアミノ酸配列は標準法により構成要素とな るアミノ酸から合成され得る。この実施例において、○SMタンパク質コアの配 列またはGP120HIVエンベロープタンパク質の配列を使用した。合成され たペプチドを可逆的に固定化し得るために、ペプチドを可逆的に、例えば、TN B−チオールアガロース(ピアス、イリノイ、USA)に結合し得るSH−反応 基を有するN2−末端システィン残基を含むように選択した。この場合のペプチ ドはSerおよびThrを含む。
UDP−Ga lNAcの可溶化と分離:ポリベブチドα−N−アセチルガラク トサミニルトランスフェラーゼトランスフェラーゼの適切な資源はウン初乳また はラン胸腺であるが、このトランスフェラーゼは多種の動物およびヒト組織およ び細胞系に存在する(エルハマー等、(1986年)、ジャーナル・オブ・バイ オロジカル・ケミストリー、第260巻、5249頁)。
トランスフェラーゼをトリトンX−100で可溶化し、エルハマー等、(198 2年)、玉揚、に記載の脱糖鎖形成化O8Mセファロース上アフィニティクロマ トグラフイーにより精製し得る。別法として、たとえば、チバクロンブルーアガ ロース(シグマケミカル)はラン胸腺から可溶化された酵素と結合し、このトラ ンスフェラーゼをKCIにより溶出し得る。更に、トランスフェラーゼをN末端 ンステイン残基によってTNBチオールアガロースに結合したセリン/トレオニ ン含有合成ペプチドに結合し、EDTAおよび塩またはUDPで溶出し得る。こ のトランスフェラーゼの精製およびアミノ酸の配列は、組換え型トランスフェラ ーゼを使用する必然的可能性でもってトランスフェラーゼ遺伝子のcDNAクロ ーン化を可能にする。更に、遺伝子のクローン化は、細胞中へのcDNAの形質 導入および発現を可能にし、cDNAの形質導入により発現された他の組み換え 型タンパク質の糖鎖形成の考案を可能にする。
セリン/トレオニン残基を含む合成ペプチドの糖鎖形成固定化ペプチド(TNB −チオールアガロース)をα−N−アセチルグリコサミンを加えてUDP−Ga  lNAcから糖鎖形成し、MnC1gの存在中ポリペプチドα−N−アセチル ガラクトサミルトランスフェラーゼUDP−GaINAcにより触媒され得るコ ニの目的のために、トランスフェラーゼを均質に精製するか、またはさほど精製 されていムい状態で使用し得る。トランスフェラーゼおよびUDP−Ga IN ACとペプチドアガロースをインキュベートすることにより、セリン残基および トレオニン残基の約80%を[1’C] Ga lNAc取り込みにより証明さ れるように糖鎖形成する。
糖鎖形成後、アガロースを十分洗浄し、生成した糖ペプチドを還元剤(2−メル カプトメタノールまたはDTT)により分離し得る。
糖ペプチドを均一形態で得、熟練技術者により容易に決定し得るように構造決定 解析され得る。
生合成Tn免疫原の製造 製造されたTn糖ペプチドを、有効なN2末端システィン基のSH反応基を使用 して、例えばピアス、イリノイ、USA、マレイミド活性化キーホールインベッ トヘモシアニンを使用して、または熟練技術者により容易に利用され得る他の方 法により、適当な担体タンパク質に結合し得る。
結論 ヒト有機体において通常発現されないHIVエンベロープタンパク質GP120 に関する炭水化物エピトープを同定した。これらの炭水化物エピトープに対する モノクローナル抗体は、インビトロでHIV感染およびジンシチウム産生を中和 し、ワクチンが少なくとも部分的にHIVにより発現した炭水化物に基づき得る ことを示唆している。この炭水化物を使用してウサギでの予備的なワクチン研究 はこの考えを支持する。検討は最初に3種の炭水化物エピトープ(組織血液群A 、LeY、およびシアロシルTn)を確認したが、今ではデータは炭水化物抗原 Tnが同等かそれより良い免疫中和エピトープを示唆する。
特に、抗−TnMAbKTH3(I gM)はシアロンルーTnと交差反応し、 HIV感染およびンンシチウム産生を中和する。抗−TnMAbKTHl (I gG1)およびKTH2(T gM)はインビトロでのHIV感染およびシンシ チウム産生を中和するが、一方、Tn抗原でのウサギの免疫化は、インビトロで HIV感染アッセイにより予想されたようにHIV免疫中和効果を生じる。
実施例2に記載の結合体は本来のTnムチン抗原と類似の性質を有し、動物およ びヒトにおいて同じ体液性の(抗体)反応をもたらす。HIVエンベロープ糖タ ンパク質からのペプチド配列を使用することにより、HIVタンパク質への体液 性および可能な細胞性の免疫反応もまたもたらすことは当然である。
門!I FIN Z IG3 要 約 書 炭水化物抗原Tnに対するモノクローナルまたはその他の抗体は、AIDSまた はARCの進行を阻害または遅延するために使用され得る。抗原は、免疫化のた めにワクチンに使用することができる。
国際調査報告 、。+amm+w□IA、I1...,5゜、ア、PCT/EP 901021 61国際調査報告 EP 9002161 S^ 42606

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.炭水化物抗原Tnに対する精製されたまたは非天然生成の抗体。
  2. 2.AIDSまたはARCの進行の阻害または遅延に使用するための炭水化物抗 原Tnに対する抗体。
  3. 3.請求項1または請求項2記載のモノクローナル抗体。
  4. 4.請求項3記載のモノクローナル抗体を産生する能力を有することを特徴とす るハイプリドーマ。
  5. 5.受託番号ECACC90111401、90111402および90111 403で寄託されたハイブリドーマのいずれかの性質を有する、請求項4記載の ハイプリドーマ。
  6. 6.AIDSまたはARCの進行の阻害または遅延に使用するための薬剤の製造 のための、炭水化物抗原Tnに対する抗体の使用。
  7. 7.炭水化物抗原Tnおよび生理学的に許容される担体、希釈剤または添加剤を 含む、ワクチン組成物。
  8. 8.AIDSまたはARCに対する対象物の免疫化に使用するための薬剤の製造 のための炭水化物抗原Tnの使用。
  9. 9.炭水化物抗原Tn対する薬学的効果量を対象物に投与することを含む、対象 物におけるエイズまたはARCの進行を阻害または遅延するための方法。
  10. 10.炭水化物抗原Tnの免疫学的効果量を対象物に投与することを含む、エイ ズまたARCに対して対象物を免疫化するための方法。
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