JPH05507649A - 二重層水酸化物配合物をベースとする凝固剤 - Google Patents

二重層水酸化物配合物をベースとする凝固剤

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JPH05507649A JP91509890A JP50989091A JPH05507649A JP H05507649 A JPH05507649 A JP H05507649A JP 91509890 A JP91509890 A JP 91509890A JP 50989091 A JP50989091 A JP 50989091A JP H05507649 A JPH05507649 A JP H05507649A
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ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 二重層水酸化物配合物をベースとする凝固剤本発明は、塗料、ワックス及び/又 は塗工組成物用の金工重層水酸化物配合物凝固剤、該凝固剤を含有する水性懸濁 液、該凝固剤の製造方法、及び該凝固剤並びに/若しくは該水性懸濁液の使用に 関する。
例えば自動車産業界等において、金属表面又はプラスチック表面に、水不溶性の 有機物質を含有する塗料、ワックス又は類似する塗工組成物を塗装する際に、そ の塗料又は塗工物質を塗装すべき表面に対して完全に付着させることは決してで きない。特に自動車のボディの塗装においては、いわゆる「オーバースプレー」 が塗料の吹付ブース内に蓄積し、これを該吹付ブースから水により除去し、そし ていわゆる「沈降タンク」内に流し入れる。一方で、粘着性の塗料粒子によって 水移送用パイプ、ノズル及びスプリンクラ−系の機能が妨害されないようにし、 他方で、回収した成分を循環水から除去するために、化学薬品を水に添加して上 述の物質を凝固させなければならない。これらの化学薬品を添加すると、水によ り回収した噴霧塗料粒子を変性させ、一段階の操作でこれを凝固させて排出可能 な凝固体を形成することになる。
特に自動車産業界においては、使用された従来の塗料を凝固させるために数種類 の中性又はアルカリ性の薬品が使用されている。従来は、凝固、すなわち塗料粒 子を変性させ、凝集させて排出可能な凝固物を形成するために、粉末状又は液状 のアルカリ性及び中性の薬品が、塗料吹付ブース及びこれに接続されているパイ プ並びにユニット内を循環する水に添加されていた。
従来公知の薬品は、従来の塗料の凝固に使用される場合に多くの欠点を有してい る。すなわち、これらは塗料粒子を凝固させること、及び過剰な塗料ミストを排 出するのに使用する水を充分に処理することに比較的長い時間を要する。好まし くない場合には、適当でない変性により、塗料粒子を互いに接着させて装置の全 体に沈殿させる結果を生じる。従来公知の多くの凝固剤は、循環水中に蓄積され 、装置の部品を腐食する作用を有する物質(例えば、クロライド又はスルフェー ト等の無機アニオン)を含有する。このために必要となる頻繁な水槽の交換は、 更なる欠点とみなされる。処理水槽の有効寿命を長くすることが望ましいので、 処理水槽内に素早(堆積し、そのため種々の理由により装置の操作性を低下させ る物質を使用することは望ましくない。
従来公知の塗料及び塗工組成物を凝固させる方法において、沈降タンク内で凝固 物を浮遊させる塗料凝固剤を使用するか、或いは凝固物に沈殿を生じさせる凝固 剤を使用するかに関しては、主として現存する装置により決定する。前者の場合 には凝固物を水の表面から取り除(ことができるのに対して、後者の場合には沈 降した凝固物をタンクの底部からスクレーパー・フライト・コンベヤー(Kra tzband)により除去する。しかし、変性及び凝固させた塗料粒子を均質な 分散状態に保たなければならない塗料処理ラインが、ますます多用されるように なっている。従って、塗料の質及び種類によるが、個々の場合における塗料粒子 の特徴的な挙動は、均質な懸濁液が得られるように浮遊する傾向のある塗料を沈 殿させること、又は、同様に分散状態に保つように沈降する傾向のある塗料の大 部分を浮遊させることに影響される。(ジエイ・ゲーテ・イン・オーバーフレッ ヒエ+ジエイ・オー・ティー(J、Geke in 0berflache +  J OT)、第11巻、1986年、第43〜46頁)。
このような種類の装置内において、塗料の充分な凝固にこれまで寄与した普通に 用いられる薬品は、層状シリケートを含有しており、これは吹付ブースに通ずる 供給パイプ内より導入される。欧州特許出願第0193668号は、オーバース プレーを含む廃水の変性及び清浄化用にヘクトライトを抑泡剤と組み合わせて使 用することに関する。例えば、塗料をベントナイトの表面に吸収させて塗料粒子 を変性することができる。
ドイツ国特許第3421289号には、噴lll塗装装置の湿潤分離器内で、5 〜20重量%のワックス、10〜30重量%のアルカノールアミン、0.5〜5 重量%の抑泡剤及び水を含有する合成樹脂塗料を変性するための製剤が記載され ている。この製剤は前述の先行技術を上回る利点を示すにもかかわらず、例えば いわゆる「ハイソリッド」塗料又はポリウレタン・ノン−チップ・プライマー・ フィラー塗料等の変性困難な塗料を分散させることができず、また凝固物を分散 状態に保って連続的に除去することができない。更に、これは、公知の欠点を含 むために使用することが好ましくないアルカノールアミンを含有する。
本発明が解決しようとする課題は、上述した先行技術の欠点を未然に防止する塗 料及び塗工組成物用凝固剤を提供することである。特に、新規な凝固剤は、塗料 及び塗工組成物を効果的に変性して凝集体を形成させるだけでなく、固形物を均 一な分散状態に維持することにより形成された凝集体の効果的な排出を促進する 。これは、連続的に凝固物を除去する上記の装置及び、従来の浮遊又は沈降装置 の全ての装置において危険となる部位に沈降を生じることなく、凝固物の循環水 からの連続的な除去を可能とするであろう。
第1の態様において、本発明は、一般式■[M”1−wM”’−(OH)!]  A−・mH=0[式中、M”は少なくとも一種の2価金属カチオン、Mlllは 少なくとも一種の3価金属カチオン、Aは一塩基又は多塩基酸のアニオンの相当 部分であり、1/6≦X≦1/2及び 0≦m≦1である。] で示される二重層水酸化物配合物を含有する、塗料、ワックス及び/又は塗工組 成物用の凝固剤に関する。
このいわゆる「二重層水酸化物」は、例えばアール・アルマン(R,Allma nn)、ヒミア(Chimia)第24巻(1977年)、第99頁等の文献に より公知である。
これは化学的には、2価及び3価金属カチオンの混合壇基性ヒドロキシ塩である 。
組成並びに含水量の相違により、X線回折図のライン幅及びラインシフトを説明 することができる。天然及び合成二重層水酸化物は、加熱又は焼成により連続的 に水を放出する。結晶水は200℃で完全に放出してしまい、これより高い温度 では水酸基骨格から水が、そして典型的にアニオンとして存在するカーボネート から二酸化炭素が放出される。二重層水酸化物の構造は、この操作により崩壊す る。
本発明の好ましい態様例の一つにおいて、凝固剤は、一般式IのアニオンAが、 カーボネート、スルフェート、クロライド、ナイトレイト及びホスフェートイオ ンの中から選択されたものであることに特徴を有する。カーボネートイオンが非 常に広く分布しており、天然の二重層水酸化物中にも分布することを考慮すると 、カーボネートイオンが特に好ましい。
2価及び3価金属カチオンの選択に関しては、原則的には何も制限はないが、一 般式Iの2価金属カチオンは、マグネシウム、カルシウム、マンガン、亜鉛及び 銅の中から選択することが好ましい。一般式1の3!金属カチオンは、鉄又はア ルミニウムから選択することが好ましい。以下、一般式Iの定義に関して、少な くも一種の2価及び3価金属カチオンという場合には、所望により数種類の2価 及び3価金属カチオンが二重層水酸化物配合物中に共存してもよいことを意味す る。
好ましいカチオン性二重層水酸化物配合物の原型は、理想式:%式% で示される無機ヒドロタルサイトである。この理想式を”(OH)!”に標準化 すると、即ち、全ての指数を8で割ると一般式■に相当する。
構造的には、ヒドロタルサイトはブルーサイト[Mg(OH)2]から誘導され る。
ブルーサイトは、層状構造中で、密充填された水酸化物イオンの二層間の八面体 空隙内に金属イオンと共に結晶化するのであるが、八面体空隙の一層おきにのみ 金属イオンを有する。ヒドロタルサイト中で層群は、マグネシウムイオンの中に アルミニウムイオンで置換されるものがあるということにより陽電荷を受取る。
この陽電荷は、結晶水と共に眉間に存在するアニオンにより相殺される。
層状構造は、特徴付けにも使用したX線回折図(JCPDS Card Ind ex:22−700)により明らかである。
合成ヒドロタルサイトは公知であり、特にドイツ国特許出願公開第159212 6号、ドイツ国特許第3306822号、ドイツ国特許出願公開第334694 3号及び欧州特許出願公開第0207811号に記載されている。
欧州特許出願公開第0207811号には、出発溶液(金属塩溶液及びアルカリ 性カーボネート溶液)を−緒に連続的に流動させ、続いて濾過及び洗浄し、生成 物を湿潤状態におくという連続沈殿(フラッシュ沈殿)の場合に生成する極微細 粒子について記載されている。
その他の例には、式[MgaFez(OH)+sコCOs ・4.5H!Oで示 されるバイロアウライト、及び近似式[Mg+eA1s(OH)so] (So n)z (OH)−mHz。
及び[Zn5A12(OH)+sコCO,・mH,Oで示されるマガルドレート (magaldrate)がある。
更に、本発明の塗料、ワックス及び/又は塗工組成物凝固用の凝固剤は、所望に より、一つ又はそれ以上の凝固又は処方用として公知の活性物質及び/又は助剤 、特に凝集助剤、抑泡剤、腐食防止剤、硬化成分、ワックス及び/又は殺生物剤 を含有することができる。これらの活性物質又は助剤は、凝固効果に悪影響を及 ぼしうると従来言われた成分と相互作用を生じない組成を有しなければならない 。シアナミド及び/又はジンアナミド及び/又はカルシウムシアナミドは、その ような活性物質及び/又は助剤の例とされている。これらの化合物を塗料の凝固 用に使用することが、ドイツ国特許出願公開第34 12763.1により知ら れている。その他の成分は、カルシウム及び/又はアルミニウム及び/又はマグ ネシウム化合物を含む。更に、ポリエチレンイミン及び/又はポリアクリルアミ ド等の凝集助剤を添加してもよい。この分子量は、約5X10’〜5X10’D の範囲にあることが好ましい。その他の所望により添加されつる活性物質は、例 えば、ドイツ国特許第2758873号又はドイツ国特許第3421 289号 に記載されているような種類のワックスを含む。
例えば、特定のpH値の確立又は凝固剤の抗菌性処理等の特別な要求は、凝固剤 中に特別な添加剤が存在することで考慮することができる。即ち、抗菌性効果を 有すると共に、pH調整にも寄与しつるホウ酸、及び、例えばホルムアルデヒド 、イソチアジンン並びにこれらの誘導体及びピリジン−N−オキサイド並びにこ れの誘導体等の殺生物剤を所望により添加することができる。リン酸、くえん酸 等の有機酸、及び他の非腐食性の酸又はこその酸性塩もpH調整剤として使用す ることができる。本発明の凝固剤に他に使用し得る成分は、防腐剤及び抑泡剤を 含む。公知の抑泡剤以外に、ヘンケル社(Benkel KGaA)製品のデヒ ドラン(Dehydran;商標)も充分に抑泡剤として使用することができる 。
特別な種類の塗料処理ラインにおいて、凝固物を沈降させることが必要な場合に は、それ自体公知の沈降助剤を本発明の凝固剤に添加することができる。
本発明は、上述した凝固剤の水性懸濁液(スラリー)をも含む。好ましい態様に おいて、このスラリーは2〜30重量%の凝固剤、及び所望により、その他の上 述した活性物質及び/又は助剤を含む。残部は水である。本発明の凝固剤をスラ リーとして処方することの利点は、二重層水酸化物配合物が凝固法に使用する直 前まで分散状態で存在しており、循環水及び/又は沈降タンクへの添加直後に変 性及び凝固効果を発揮できることである。しかし、凝固剤を使用場所まで固形状 で輸送し、これを所望量の水に単に溶解又は懸濁させてスラリーに転換し、この ようにして形成したスラリーを循環水又は沈降タンクに添加することももちろん 可能である。スラリーの添加は、ポンプ送り又は、高速撹拌を保証する通常の撹 拌機の使用によって循環している水の強乱流部分に添加するのが最良である。
本発明においては、極微細粒子(フラッシュ沈殿)生成物を使用することが好ま しい。ヒドロタルサイト及びバイロアウライト生成物を、特に毎分10000〜 15000回転の高速撹拌機で撹拌し、そして塗料懸濁液中に導入することが好 ましい。再生成物では、一般に、粗い分散で緩慢な沈降の凝集物と透明ないしわ ずかに曇りのある溶液が観察される。例えば「ウルトラ」スターテ−(撹拌機) などによって小さな気泡を供給すると、全固体成分が迅速に浮遊する。このよう にして得られた溶液は、一般に透明及び無色である。フラッシュ沈殿性生成物を 使用する場合には、一般に、上述した浮遊助剤の一つによる後処理を行う必要が ない。
本発明の他の態様例は、塗料、ワックス及び/又は塗工組成物の存在下における 、二重層水酸化物配合物のその場での(in 5itu)沈殿である。この態様 例では、2価金属カチオンの水溶性塩を3価金属カチオンのヒドロキソ錯体と反 応させる。
浴液の塩析を最小限とするために、可溶性マグネシウム塩及びアルミネート溶液 の反応によりヒドロタルサイトを調製することが好ましい。
例えば、硝酸マグネシウム等のマグネシウム塩の添加及び溶解の後で、調整した アルミネート溶液を供給することができる。化学量論量の添加を完了して、しば らく溶液を撹拌した後、無色透明溶液の中分散度析出物が得られる。水相のpH 値は8〜9の範囲にあることが好ましい。ここでまだ曇りを有している溶液は、 上述した凝集助剤で更に処理する。
塗料を二重層水酸化物配合物の懸濁液に添加しても、オーバースプレーの凝固の 場合と基本的に同じ凝固結果が得られる。
本発明の凝固剤又はこれの水性懸濁液(スラリー)は、循環水及び沈降タンク又 は塗料処理装置内の塗料、ワックス及び/又は塗工組成物を凝固させるために使 用する。本発明のスラリーは、凝固剤を2〜30重量%の量で含有することが好 ましい。このスラリーを、適当な公知の計量装置により循環水及び/又は沈降タ ンクに連続的に添加するが、そのためには上記の水性懸濁液が特に適する。凝固 剤は断続的に、例えば−日に一回ないし数回添加してもよい。一つの好ましい使 用形態における使用量は、塗料オーバースプレーを基準にして、凝固剤が1〜1 00重量%、好ましくは2〜10重量%の範囲にある量である。これは、例えば 、循環水の全量を基準にして、基本的添加量を0.1〜0.3%として達成する ことができる。
上記の塗料、ワックス及び/又は塗工組成物凝固用の凝固剤は実際に使用すると 優れた特性を示す。すなわち、蓄積する塗料粒子を完全に変性するだけでなく、 装置内において付着又はブロッキング等の操作上の問題を生ずることな(、除去 容易な凝固体の形態で循環水と共に装置から排出される。塗料粒子は、処理装置 を連続的に運転する場合でさえも、懸濁液中で浮遊状態に保たれ、そして循環水 から容易に除去することができる。凝固体の除去は、従来の運転装置においてで さえも何も問題はない。この点で、本発明の方法は、近年使用されている、凝固 体を懸濁状態に保って連続的に除去する連続排出装置と同様に、変性塗料凝固体 を浮遊又は沈降させる従来の装置に使用するのにちょうど適する。特に、従来の 方法では処理が困難な塗料、例えばハイソリッド仕上げ塗料又はPUR(ポリウ レタン)ノン−チップ・プライマー・フィラー塗料等を容易に変性し、装置から 排出することができる。更に、本発明の凝固剤は、液状、すなわち水性懸濁液( スラリー)として処方することができ、そして例えば、連続的にモニター及び制 御したポンプによる自動化プレミックスを行うことなく循環水及び沈降タンクに 添加することができる限り、使用するうえで利点がある。強い臭気の成分が存在 しない場合には、障害となる臭気を発することがない。
本発明を以下の実施例により説明するが、特に断らない限り、全ての量は凝固剤 製品基準の重量%である。
実施例 二つの異なる塗料凝固方法について試験した。第1の方法(実施例1.1〜6゜ 2)は水により運ばれる塗料をベースとする。凝固試験は、172リツトルスケ ールで行った。以下の実際的な条件をシュミレートした。
典型的な自動車吹付ブースからのオーバースプレーの供給量は約25kg/時で ある。−日の工程において、二交替により処理時間16時間、及び処理タンク保 持容量的6013で、循環水中に6〜7g/リットルの塗料濃度を生じる。従っ て、塗料濃度を5g/リットルに調整して、以下の凝固及び沈殿試験に使用した 。第2の方法では、試験を90リツトルのパイロット−スケールプラントで行つ た。
フォード社が使用した種々の含溶媒塗料(赤色及び白色の仕上げ塗料、プライマ ー及びクリヤー塗料)を使用した。
実施例1.1 第1の方法を用いて、5g/リットルの水中濃度の水性塗料懸濁液500+1を 撹拌しながら市販のヒドロタルサイト1gと反応させ、その後撹拌を2分間継続 した。微細な分散析出物と強い曇りを有する上澄み液を生じた。
PU、PEメラミンのバインダーの種類に相当するポリウレタン/ポリエステル 塗料を水性塗料として使用した。この塗料は、約24重量%の固形分含量及び約 19.5重量%のバインダー含量である。この溶媒含量(水及び1価並びに2価 アルコール)は約76重量%である。
実施例1.2 実施例1.1の方法において、懸濁液を1gの焼成タルサイト(ヒドロタルサイ トを500℃で2時間加熱して調製、約40重量%減量)と反応させた。中程度 の分散析出物と中程度の曇りを有する上澄み液を生じた。
実施例1.3 実施例1.1の方法において、懸濁液を20%の固形分を含有する5gのフラッ シュ沈殿ヒドロタルサイトと反応させた。粗い分散の凝集物(緩慢に沈降)と軽 い曇りのある上澄み液を生じた。ウルトラスターラ−(約1500 Orpm) による後処理をすると、固形分が素早く浮遊し、清澄な溶液を生じた。
実施例1,4 実施例1.1の方法において、懸濁液を25%の固形分を含有する5gのフラツ シュ沈殿バイロアウライトと反応させた。得られた結果は、溶液がわずかに曇っ たこと以外は、実施例1.3と同様である。
実施例1.5 5.1gのMg(NOx)!・6H,Oを水に溶解して1リツトルの水性塗料懸 濁液に添加し、ヒドロタルサイト配合物と等量の、A120311.1%及びN a2019.1%を含有するアルミネート溶液を撹拌しながら添加した。
中程度の分散析出物とわずかに曇りを有する上澄み液が得られた。
実施例2.1 第1の方法を用いて、市販のヒドロタルサイト1g及びカチオン系凝集助剤10 111を、実施例1.1の水性塗料懸濁液500m1に5g/リットルの濃度で 添加した。二重層水酸化物相を添加した約1分後、凝集助剤を0.1%溶液の形 態で添加して更に2分間撹拌した。上澄み液は無色透明であった。
使用した凝集助剤は、0.1%溶液の形態で市販されているポリアクリルアミド ベースの助剤で、例えばP−3−フ、oクリル(ferrocryl)8767  (ヘンケル社(Henkel KGaA)製品)である。
実施例2.1の方法において、懸濁液を焼成ヒドロタルサイト500mg及びカ チオン系凝集助剤IQ+alと反応させた。
別に、懸濁液を焼成ヒドロタルサイト1g及びカチオン系凝集助剤1011と反 応させた。
更に、懸濁液を焼成ヒドロタルサイト2g及びカチオン系凝集助剤5mlと反応 させた。
これらの三つのいずれの場合にも、中程度ないし粗い凝集塊が得られ、上澄み液 は無色透明であった。
実施例2.2 実施例2.1の方法において、懸濁液を、フラッシュ沈殿ヒドロタルサイト(固 形分20重量%)及びカチオン系凝集助剤25社と反応させた。別に、該懸濁液 をフラッシュ沈殿ヒドロタルサイト5g及びカチオン系凝集助剤IQ+ml並び に25+1と反応させた。
更に、該懸濁液を、フラッシュ沈殿ヒドロタルサイト10g及びカチオン系凝集 助剤10+alと反応させた。
これらの三つのいずれの場合にも、中程度ないし粗い凝集塊を生じ、上澄み液は 無色透明であった。
実施例2.3 実施例2.1の方法において、懸濁液を、フラッシュ沈殿バイロアウライト(固 形分25%)5g及び凝集助剤10鳳1と反応させた。
これも中程度ないし粗い凝集塊を生じ、上澄み液は無色透明であった。
実施例2.4 実施例2.1の方法において、5.1gのMg(NOs)z・6H20を水に溶 解して11.1%及びNa2019.1%を含有するアルミネート溶液を撹拌し ながら添加した。次いで、凝集助剤40■lを添加した。懸濁液のpH値は8〜 9であった。
これも中程度ないし粗い凝集析出物を生じ、上澄み液は無色透明であった。
下記の表1に示すg数に相当する量のヒドロタルサイト(X)を水30011に 懸濁させ、得られた懸濁液中に、表1に示すg数の一定量の未希釈の水性塗料( Y)を撹拌しながら添加した。
約1分後、上述した凝集助剤の0.1%溶液Zalを添加し、その後懸濁液を約 2分間放置して反応させ、次いで沈降させた。
表1 ヒドロタルサイト(g)(X)1 2 5 2 5塗料(g) (Y) 0.7  0.7 0.7 1.3 1.3凝集助剤(al)(Z) 3 3 1 6  3中程度ないし粗い分散析出物(沈殿)、及びわずかな曇りないし清澄な上澄み 液を生じた。
実施例3.1 市販のヒドロタルサイト2gを、上述した水性塗料1.5gを含む懸濁液300 w1中に、強力に撹拌しながら添加し、次いで中性の非イオン性凝集助剤5ml を添加した。2分間撹拌した後、該懸濁液を放置して沈降させた。粗い凝集沈殿 及びほぼ清澄な上澄み液を生じた。使用した中性の凝集助剤は、0.1%溶液の 形態で市販されているポリアクリルアミドをベースとする助剤、例えば、商品名 P−3−フェロクリル8740 (ヘンケル社製品)であった。
実施例3.2 中性の凝集助剤10m1を添加したこと以外は、実施例3.1に記載した手順と 同様にした。ここでも、粗い凝集沈殿及びほぼ清澄な上澄み液が得られた。
実施例3.3 市販のヒドロタルサイト5g及び中性の凝集助剤6】1を使用すること以外は、 実施例3.1に記載の手順と同様にした。ここでも、凝集塊の沈殿と実質的に清 澄な溶液が得られた。
実施例4.1 1.25gのマガルドレートを5g/リットルの濃度の塗料懸濁液500m1中 に撹拌しながら添加すること以外は、実施例1.1に記載の手順通りにした。更 に5分間撹拌すると、懸濁液は微細な分散沈殿と強く曇った上澄み液を呈した。
実施例4.2 2.5gのマガルドレートを使用すること以外は、実施例4.1に記載の手順通 りにした。懸濁液は微細な分散沈殿と曇った上澄み液を呈した。
実施例4.3 焼成マガルドレート(マガルドレートを500℃で2時間加熱、約35重量%減 量)を塗料懸濁液に実施例4.1に示す量で添加して、中程度の分散沈殿及び中 程度の曇り並びにわずかに乳白色を呈する上澄み液を生じた。
実施例4.4 2.5gの焼成マガルドレートを実施例4.3と同様に添加して、これも中程度 の分散沈殿及び中程度の曇り並びにわずかに乳白色を呈する上澄み液を生じた。
実施例5 実施例2.1の手順に従って、マガルドレート又は焼成マガルドレートを上述の 条件で添加した。5分間撹拌した後、0.1%カチオン系凝集助剤1011を添 加した。1.25gのマガルドレートを使用した場合には、中程度の分散沈降凝 固剤と清澄な上澄み液が得られた。2.5gのマガルドレートを使用した場合に は、わずかに曇る上澄み液が得られた。焼成マガルドレートを使用した場合には 、柔らかな固まりの沈殿が得られたが、溶液は強い曇りを生じていた。
実施例6.1 フラッシュ沈殿させたZn/AI生成物[Zn5A1z (OH)+g] CO s ・mHz。
(実験室におけるフラッシュ沈殿生成物、固形分36.4%)を、実施例1.1 の手順に従って、濃度5g/リットルの塗料懸濁液500璽1に添加し、強力に 撹拌した。緩慢に沈降する多量の沈殿と、中程度に曇る上澄み液が得られた。ウ ルトラスターラー(約1500 Orpm)で後処理すると、迅速に浮遊する固 形分と中程度に曇る溶液を生じた。
更に凝集助剤を添加しても、粗い分散沈殿には影響を生じなかった。上澄み液は わずかに曇るか又は清澄であった。
実施例6.2 実施例6.1におけるフラッシュ沈殿Zn−Al生成物6.7gを使用して、実 施例1.1を繰り返した。
緩慢に沈降する多量の沈殿と、強く曇る上澄み液が得られた。ウルトラスターラ ーで後処理すると、迅速に浮遊する固形分と中程度に曇る溶液を生じた。ここで も更に凝集助剤を添加したが、粗い分散沈殿には影響を生じず、上澄み液は清澄 であ、った。
実施例7 含溶媒塗料との反応を第2の方法で調べた。以下の塗料凝固試験を実験用吹付ブ ース(90リットル−パイロットプラント)で行った。使用した凝固剤は次の組 成を有していた。
30% ヒ ドロタルサイ ト(7ラツノコ沈殿とFロタルナイトペースト、  8%)2%ジシアノジアミド 2%中性凝集助剤 66% (充分に脱イオン化した)水 この組成265gをプロペラ撹拌機で11000rpで1時間撹拌した。
試験した標準的フォード社塗料(55重量%以上の固形分及び溶媒混合物を含有 するブライマーサーフェイサー、50重量%以上の固形分及び溶媒混合物を含有 するバインリッド仕上げ塗料)から次の結果が得られた。この塗料の70gを噴 霧に使用した。
赤色仕上げ塗料、白色仕上げ塗料、プライマー及びクリヤー塗料が変性して、沈 殿が微細分散状態で蓄積した。凝固生成物は、一部が沈降し一部が浮遊する状態 で蓄積した。
要約書 本発明は、二重層水酸化物配合物を含有する塗料、ワックス及び/又は塗工組成 物用の凝固剤、該凝固剤を含有する水性懸濁液、該凝固剤の製造方法、及び該凝 固剤及び/又は水性懸濁液の使用に関する。特に、塗料処理装置内における新規 な凝固剤として、ヒドロタルサイト、バイロアウライト及びマガルドレートを使 用する。
国際調査報告 国際調査報告

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一般式I [M11−xM1112(OH)2]Ax・mH2O[式中、M11は少なくと も一種の2価金属カチオン、M111は少なくとも一種の3価金属カチオン、A は一塩基又は多塩基酸のアニオンの相当部分であり、1/6≦x≦1/2及び 0≦m≦1である。] で示される二重層水酸化物配合物を含有する塗料、ワックス及び/又は塗工組成 物用の凝固剤。
  2. 2.一般式I中のアニオンAが、カーボネート、スルフェート、クロライド、ナ イトレイト及びホスフェートイオンの中から選ばれる請求項1記載の凝固剤。
  3. 3.一般式Iで示される2価金属カチオンが、マグネシウム、カルシウム、マン ガン、亜鉛及び銅の中から選ばれる請求項1記載の凝固剤。
  4. 4.一般式Iで示される3価金属カチオンが、鉄又はアルミニウムから選ばれる 請求項1記載の凝固剤。
  5. 5.一般式Iが、ヒドロタルサイト[Mg6Al2(OH)16]CO3・4H 2O、パイロアウライト[Mg6Fe2(OH)16]CO3・4・5H2O、 マガルドレート(magaldratc)[Mg10Al5(OH)31](S O4)2・mH2O及び[Zn6Al2(OH)16]CO3・mH2Oから選 ばれたものである請求項1記載の凝固剤。
  6. 6.凝固又は処方用として公知の活性物質及び/又は助剤、特に凝集助剤、抑泡 剤、防腐剤、ワックス及び/又は変性助剤を含む請求項1〜5のいずれかに記載 の凝固剤。
  7. 7.活性物質又は助剤として、ジシアノジアミド、カルシウム、アルミニウム及 び/又はマグネシウム化合物、ポリエチレンイミン、ポリアクリルアミド及び/ 又は酸を含む請求項6記載の凝固剤。
  8. 8.請求項1〜7のいずれかに記載の凝固剤を2〜30重量%の量で含む水性懸 濁液。
  9. 9.塗料、ワックス及び/又は塗工組成物が存在下において、2価金属カチオン の水溶性塩と3価金属カチオンのヒドロキソ錯体を反応させて二重層水酸化物を その場で沈降させる請求項1記載の凝固剤の製造方法。
  10. 10.塗粋処理装置の循環水中及び/又は沈降タンク内で、塗料、ワックス及び /又は塗工組成物を凝固させる請求項1〜9のいずれかに記載の凝固剤の使用。
  11. 11.凝固剤の濃度が、塗料オーバースプレー基準で1〜100重量%、好まし くは2〜10重量%の濃度である請求項10記載の使用。
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