JPH0550969U - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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JPH0550969U
JPH0550969U JP10310691U JP10310691U JPH0550969U JP H0550969 U JPH0550969 U JP H0550969U JP 10310691 U JP10310691 U JP 10310691U JP 10310691 U JP10310691 U JP 10310691U JP H0550969 U JPH0550969 U JP H0550969U
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宏 榊原
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日本電装株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電機能上発生する磁気音に基づく騒音を低
減させることを可能にした車両用交流発電機を提供する
ことを目的とする 【構成】 車両用交流発電機のドライブエンドフレーム
1または、リヤエンドフレーム2に、リブ幅(L)に対
して軸方向厚さ(H)が大きい補強リブ32をメインリ
ブ31間に複数本設けることにより、ドライブエンドフ
レーム1または、リヤエンドフレーム2の軸方向への支
持剛性が得られる。このドライブエンドフレームまた
は、リヤエンドフレームの軸方向の剛性向上により、発
電機能上発生する磁気音の共振を抑制させることができ
騒音が低減する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロータコアの回転中に発生する騒音(振動)の防止及び低減を達成 する車両用交流発電機の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば実開昭63─5417号公報に示されるような車両用交流発電機 において、高品質化のために発電時の騒音低減が望まれており、この騒音発生要 因の一つとして発電機能上発生する磁気音の低減が急務となってきている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の技術ではロータコイルを固定しているドライブエン ドフレームおよび、リヤエンドフレームの内部に設けられるロータコイルの振動 による磁気歪み(騒音)が発生し易いという問題が生じていた。
【0004】 この点を改善するものとして、図6に示すようにドライブエンドフレームおよ び、リヤエンドフレームに配設される各メインリブ31の間に補強リブ32を設 けるものが提案されているが、より騒音低減を達成すべく更なる改善が望まれて いた。
【0005】 そこで本考案者は、鋭意研究の結果、上記ドライブエンドフレームおよびリヤ エンドフレームに配設される各メインリブの間に設けられる補強リブの軸方向の 剛性が不足するため、シャフトに固定されるロータコア等が振動し、この振動に より磁気音の共振が起こり、この共振により磁気音が増大して、これが原因で騒 音(磁気歪)が大きくなることを突き止めた。
【0006】 本考案は、このような知見に基づいて案出されたものであって、ロータコアが 回転中に発電機能上発生する磁気音を原因とし、補強リブの剛性不足により大き くなる騒音を部品点数を増加することなく、また大きな重量増大を招くことなく 有効に低減させることを可能にした車両用交流発電機を提供することを目的とす るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を解決するために車両のエンジンによって回転駆動される シャフトと、前記シャフトの外周に固着され、ロータコイルが巻回されたロータ コアと、前記ロータコアの両側において、前記シャフトを回転可能に軸支する前 方軸受部および後方軸受部と、前記ロータコアの周囲を取り囲み、ステータコイ ルが巻回されたステータコアと、前記ロータコアの両側に、前記前方軸受部およ び前記後方軸受部に隣接して設けられた前方冷却ファンおよび後方冷却ファンと 、前記前方軸受部及び、後方軸受部を保持し、前記ロータコアと前記ステータコ アとを取り囲み、前記車両への取付け部が形成された略椀形状のドライブエンド フレームおよびリヤエンドフレームと、前記ドライブエンドフレームとリヤエン ドフレームとを締め付け固定するボルトを取り付けるボルト穴と、前記一つのボ ルト穴と同ドライブエンドフレーム上に設けられる他のボルト穴とを結ぶメイン リブと、前記ドライブエンドフレームおよび、リヤエンドフレームに設けられる 前記前方軸受部の外周に隣接して形成される前記一つのメインリブと同ドライブ エンドフレームに設けられる他のメインリブの間に開口する吸入窓部を備える車 両用交流発電機において、 前記一つのメインリブと他のメインリブとの間に、リブ幅(L)に対して軸方 向厚さ(H)が長い補強リブを複数本配設するという技術的手段を採用するもの である。
【0008】
【作用】
騒音発生の主原因としてドライブエンドフレームおよび、リヤエンドフレーム に形成される各メインリブの間に設けられる補強リブの軸方向の剛性不足があげ られる。この剛性不足により、シャフトに固着されるロータコア等が軸方向に振 動し、またこの振動により磁気音の共振がおこる。さらにこの共振により磁気音 が増大され、これが磁気歪みとなり非常に耳障りな騒音として聞こえていた。
【0009】 本考案によればドライブエンドフレームおよび、リヤエンドフレームの少なく とも一方に、リブ幅(L)に対して軸方向厚さ(H)が大きい補強リブをメイン リブ間に複数本設けることにより、大きな重量増加を招くことなく、前記軸方向 への支持剛性が向上し騒音が有効に抑えられる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案による車両用交流発電機を図1に示す実施例により説明する。図 1は、車両用交流発電機100の要部断面図を示し、図2は図1のA方向より見 た正面図を示す。
【0011】 本発電機の外殻をなす一対のドライブエンドフレーム1および、リヤエンドフ レーム2は共に概略椀状で、互いの開口部を当接させ、複数個(本実施例では4 個)のボルト穴10に挿入されたボルト14により締め付け固定している。
【0012】 前記ドライブエンドフレーム1および、リヤエンドフレーム2の基部中央には 、円筒状の前方軸受部12aおよび、後方軸受部12bがそれぞれ形成されてい る。また、前記リヤエンドフレーム2内部には、ブラシホルダ17とブラシ16 が配設され、このブラシ16はシャフト8に設けられるスリップリング15に摺 接されている。
【0013】 ドライブエンドフレーム1および、リヤエンドフレーム2に形成される前方軸 受部12aおよび、後方軸受部12b外周には内部を冷却するための冷却風を外 部より取り込む図2に示すような吸入窓部33が隣接し形成されている。また、 ドライブエンドフレーム1および、リヤエンドフレーム2には、それぞれの開口 部近くに前方吐出窓13aおよび、後方吐出窓13bが形成されている。
【0014】 さらに、図2に示すように、ドライブエンドフレーム1に一体形成されるメイ ンリブ31の間に補強リブ32を複数本(本実施例では5本)設けている。この 補強リブ32の断面形状は、強度面と耐振性を確保した上で、図3の騒音レベル (エンジン回転数は、最も要求の強い低速回転域の1500rpm前後である) を表す実験上の特性図から適性値を判断して、(軸方向厚さH/リブ幅L)とし て定義されるリブ幅比を、1.5倍としている。
【0015】 前方軸受部12aおよび、後方軸受部12b内側には、フロントベアリング7 aおよび、リヤベヤリング7bがそれぞれ取付られ、これらフロントベアリング 7aおよび、リヤベヤリング7bには、シャフト8が回転自在に支持されている 。また前記シャフト8には、ステータコア5の内側に位置するようにロータコア 3が固定されており、ロータコア3の内壁にはロータコイル4が狭持(巻回)さ れている。
【0016】 更に、前記ロータコア3の両端外周面には、ステータコア5内周側よりも小さ い径の金属製の前方冷却ファン11aおよび、後方冷却ファン11bがシャフト 8と同心状に固着されている。
【0017】 次に本考案の上記構成による車両用交流発電機100の作動について説明する 。ドライブエンドフレーム1の外側に突出したシャフト8の先端に固定されたプ ーリ9に掛け渡された図示しないベルトによって、車両エンジンの回転力が伝達 され前記シャフト8が回転する。また同時にスリップリング15の外周面に接触 するブラシ16より界磁電流が通電されると、ロータコア3が回転磁界を形成し 、それによってステータコイル6に交流電圧が発生する。このとき、ロータコア 3とステータコイル6との間で発電機能上、磁気音が発生するが、上述のように リブ幅(L)に対して軸方向厚さ(H)が大きい補強リブ32を複数本設けると ロータコア3の振動が大幅に低減されるので、磁気音はあまり増大されず、騒音 が低減される。
【0018】 なお、リブ幅比を1.5倍にし、各メインリブの間に5本の補強リブを設けた 場合、図4に示されるように、低速回転域において、従来品の騒音レベルに比べ て4〜7デシベル低減されており、また、図5に示されるように、ドライブエン ドフレーム1および、リヤエンドフレーム2の軸方向、左右方向、上下方向への 振動も低減されていることがわかる。
【0019】 ちなみに、ドライブエンドフレーム1に一体形成されるリブのリブ幅比が1. 5倍以上であれば重量面では若干重くなるが、効果的に低い騒音レベルが得られ る。
【0020】 また、本実施例では、ドライブエンドフレーム1および、リヤエンドフレーム 2のうちドライブエンドフレーム1の補強リブ32のみを、リブ幅(L)に対し 軸方向厚さ(H)を大きくして軸方向側の剛性向上させたが、ドライブエンドフ レーム1および、リヤエンドフレーム2両方へリブ幅(L)に対し軸方向厚さ( H)を大きくした補強リブを設ければ、さらに効果的に騒音(磁気歪み)を低減 できるのは勿論のことである。
【0021】 以上の本実施例では、発電機内部を冷却するための冷却風を外部より取り込む 吸入窓部33の吸入面積を、従来とほぼ同等にすることにより、出力低下、温度 上昇に悪影響をおよぼすことなく、また、異物が発電機内に侵入して冷却ファン 等を破損させる等の発電機の信頼性を落とすことなく、騒音(磁気歪み)を低減 させることができる。
【0022】
【考案の効果】
以上述べたように本考案においては、ドライブエンドフレームまたは、リヤエ ンドフレームに形成されるメインリブと、同フレーム上に形成される隣合う他の メインリブの間に補強リブを複数本設け、且つその補強リブの断面形状をリブ幅 (L)に対し軸方向厚さ(H)を大きくすることにより、軸方向の剛性が得られ る。また、前記ドライブエンドフレームまたは、リヤエンドフレームの軸方向の 剛性向上により、発電機能上発生する磁気音の共振を抑制させることができ、ま たこの共振により発生する騒音(磁気歪み)を部品点数の増加をせず、大きな重 量増加を招くことなく、確実に低減することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部横断面図である。
【図2】図1の矢印A方向より交流発電機を見た正面図
である。
【図3】本考案による車両用交流発電機のリブ幅比と騒
音レベルとの関係を示す特性図である。
【図4】本考案による車両用交流発電機の回転数と騒音
レベルとの関係を示す特性図である。
【図5】本考案による車両用交流発電機の回転数と各方
向の振動との関係を示す特性図である。
【図6】従来の車両用交流発電機の要部正面図である。
【符号の説明】
1 ドライブエンドフレーム 2 リアエンドフレーム 3 ロータコア 4 ロータコイル 5 ステータコア 6 ステータコイル 8 シャフト 10 ボルト穴 11a 前方冷却ファン 11b 後方冷却ファン 12a 前方軸受部 12b 後方軸受部 14 ボルト 31 メインリブ 32 補強リブ 33 吸入窓部 100 車両用交流発電機 H 軸方向厚さ L リブ幅

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンによって回転駆動される
    シャフトと、 前記シャフトの外周に固着され、ロータコイルが巻回さ
    れたロータコアと、 前記ロータコアの両側において、前記シャフトを回転可
    能に軸支する前方軸受部および後方軸受部と、 前記ロータコアの周囲を取り囲み、ステータコイルが巻
    回されたステータコアと、 前記ロータコアの両側に、前記前方軸受部および前記後
    方軸受部に隣接して設けられた前方冷却ファンおよび後
    方冷却ファンと、 前記前方軸受部及び、後方軸受部を保持し、前記ロータ
    コアと前記ステータコアとを取り囲み、前記車両への取
    付け部が形成された略椀形状のドライブエンドフレーム
    およびリヤエンドフレームと、 前記ドライブエンドフレームとリヤエンドフレームとを
    締め付け固定するボルトを取り付けるボルト穴と、 前記一つのボルト穴と同ドライブエンドフレーム上に設
    けられる他のボルト穴とを結ぶメインリブと、 前記ドライブエンドフレームおよびリヤエンドフレーム
    に設けられる前記前方軸受部の外周に隣接して形成され
    る前記一つのメインリブと同ドライブエンドフレームに
    設けられる他のメインリブの間に開口する吸入窓部を備
    える車両用交流発電機において、 前記一つのメインリブと他のメインリブとの間に、リブ
    幅(L)に対して軸方向厚さ(H)が長い補強リブを複
    数本配設したことを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 【請求項2】 前記一つのメインリブと他のメインリブ
    との間に、リブ幅(L)に対して軸方向厚さ(H)が長
    い補強リブをドライブエンドフレームおよびリヤエンド
    フレームのどちらか一方または、両方に複数本配設した
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用交流発電機。
  3. 【請求項3】 前記補強リブの寸法が、リブ幅(L)に
    対して軸方向厚さ(H)が1.5倍以上であるこを特徴
    とする請求項1または、請求項2記載の車両用交流発電
    機。
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JPH0550969U true JPH0550969U (ja) 1993-07-02
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59149452U (ja) * 1983-03-26 1984-10-05 デンヨ−株式会社 回転機
JPS6281448U (ja) * 1985-11-12 1987-05-25
JPS6390960U (ja) * 1986-11-28 1988-06-13

Patent Citations (3)

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