JPH0551250B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0551250B2 JPH0551250B2 JP1177475A JP17747589A JPH0551250B2 JP H0551250 B2 JPH0551250 B2 JP H0551250B2 JP 1177475 A JP1177475 A JP 1177475A JP 17747589 A JP17747589 A JP 17747589A JP H0551250 B2 JPH0551250 B2 JP H0551250B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cultivation bed
- silver
- mineral fiber
- flux
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Hydroponics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は培地表面に有害な藻類が生育しない植
物栽培用の鉱物繊維集積体製人工培地に関する。 [従来の技術] ロツクウール、スラグウール、ガラスウール等
の鉱物繊維集積体を植物、特に蔬菜類の水耕栽培
床とすることは、既に広く実施されている。鉱物
繊維集積体は、岩石、鉱滓等の鉱物無機原料を溶
融し、遠心力や噴気を利用して吹き飛ばして繊維
化し、噴霧接着剤とともにネツトコンベヤア上に
堆積積層集綿し、乾燥硬化することによつてマツ
ト状に製造し、これを適宜の寸法に切断すること
により、シート状、ブロツク状の人工栽培床とし
ている。 さらにこの人工栽培床に、親水性化処理をし、
吸水性を向上したり、肥料成分を添加混入するな
どの改質処理も行われている。人工栽培床による
養液栽培において供給される養液が栽培床に常に
適量保持されるようにすることが望ましいが、こ
のようにすると床上表面は養液湿潤状態が維持さ
れ、緑藻類の発生生育を生じ、比較的短時日で床
表面全体を覆うように繁茂し、さらにはこれらが
枯死、腐敗して、通気性、通水性を疎外する表面
層を形成し、病害、虫害なども生ずるなど栽培条
件を低下する問題があつた。従来、この藻類の発
生防止、成長抑制のために、栽培床表面を遮光フ
イルムでカバーしたり養液中に殺藻剤を添加した
りする手段が試みられている。 [発明が解決しようとする課題] しかし遮光フイルムでカバーする方法では光を
完全に遮ることが困難であり効果が不十分である
ほか美感に欠ける問題がある。また殺藻剤の場合
は栽培植物自体の成育に悪い影響を及ぼしたり殺
藻剤が栽培植物自体に残留する問題を生ずるなど
実用性に欠けるものであつた。本発明者は鉱物繊
維集積体の上層部に水酸化銅を付着せしめた防藻
性鉱物繊維製栽培床を既に開発している(特開昭
63−52827)が、本発明は表面均一分布性、殺藻
効果においてさらに優れるものである。 [課題を解決するための手段] 前記課題は本発明による、銀化合物を担持した
フラツクス繊維を少なくとも上表層に分布して付
着せしめることを特徴とする防藻性鉱物繊維製栽
培床により解決される。銀化合物を単に鉱物繊維
製栽培床上表層に付着せしめても防藻性は得られ
るが灌水等を繰り返すうちに流出しその効果は急
速に減少する。また接着剤と混練して鉱物繊維製
栽培床上表層に付着せしめた場合接着剤に含まれ
た銀化合物は水中に溶出することが困難となり十
分な効果が得られない。接着剤が少ないと銀化合
物の水中への溶出は増すが接着剤ごと流出し易く
なり持続する効果が得られない。本発明者はフラ
ツクス繊維に銀を担持させ鉱物繊維製栽培床上表
層に分布して付着せしめることにより持続性のあ
る効果を有する防藻性鉱物繊維製栽培床を得たも
のである。本発明に用いる銀化合物は養液中に銀
イオンを溶出することが必要であり塩化銀等の難
溶性のものは好ましくなく硝酸銀等の可溶性のも
のが好ましい。特に銀サルフアダイアジン等のよ
うに、溶液中に含まれる塩素等と結合して、不溶
化物になりにくい銀化合物は、安定した効果が得
られるので好ましい。フラツクス繊維はフラツク
ス法で製造される化学式K2Ti6O13で表される。
基本構造単位はTiがTiO6八面体配位で、その幾
何学的な結合様式はトンネル構造を形成し、通常
の繊維長が0.1〜10mmの束状繊維である。鉱物繊
維製栽培床上表層へ、銀化合物を担持したフラツ
クス繊維を分布して付着させる方法は水に、銀化
合物、フラツクス繊維及び必要に応じて助剤、添
加剤などを加え攪拌し、均一に分散した水溶液を
スプレーガンなどでスプレーするのが一般的であ
る。助剤としては分散剤等、添加剤としては接着
剤等がある。特に少量の接着剤を併用した場合接
着剤は乾燥時のマイグレーシヨンにより点状もし
くは部分的に付着するので銀の溶出を妨げること
無くフラツクス繊維どうし、或いはフラツクス繊
維と鉱物繊維を互いに固着するのでより好まし
い。続いて前記水溶液をスプレーされた鉱物繊維
製栽培床は乾燥され銀化合物はフラツクス繊維と
共に鉱物繊維製栽培床上表層に固着される。 [作用] 銀化合物は、フラツクス繊維が水溶液中で攪拌
され均一に分散される間にフラツクス繊維のトン
ネル内、割れ目、間隙に入り付着し乾燥される。
鉱物繊維製栽培床上表層にスプレーされたフラツ
クス繊維は鉱物繊維製栽培床上表層の鉱物繊維間
に入り込む。このため灌水や施肥によつてもフラ
ツクス繊維は鉱物繊維に遮られ容易に流出するこ
とはなく担持された銀化合物からは継続して適量
の銀が溶出する。。 [実施例] 実施例 1 ロツクウール(嵩比重80Kg/m3)を切断して得
た一辺が10cmの直方体のブロツクを8個準備し、
AgSD、AgNO3をAg換算でそれぞれ0、0.01mg、
0.05mg、0.1mg付着させた。付着の方法は、フラ
ツクス繊維0.8g、水2ml、エチルアルコール0.1
ml、酢酸ビニル接着剤0.01gを加え、攪拌した
後、エアスプレーガンにて、ブロツクの上表面の
約0〜3mmの層内に付着せしめた後、乾燥し8個
の試験床ブロツクを得た。この各ブロツクを培養
液(窒素100ppm、燐30ppm、カリウム30ppm)
中に浸漬した後、液深20mmの培養液バツトに下部
を浸して載置し、ブロツク表面に細断した緑藻
0.05g(生重量)を散布し、培養液温25±3℃の
恆温室中で20日間培養し、表1の結果を得た。 比較例 1 銀化合物を加えない以外は実施例1と同様にし
表1の結果を得た。 実施例 2 実施例1と同様にして得た試験床ブロツク表面
に細断した緑藻0.05g(生重量)を散布し、ブロ
ツクの上表面1cm2当たり約1mlの培養液(窒素
100ppm、燐30ppm、カリウム30ppm)を午前9
時と午後4時の1日2回散布し、25±3℃の恆温
室中で20日間培養し、表1の結果を得た。 比較例 2 フラツクス繊維0.8gの代わりにクレー0.8gを
用いた以外は実施例2と同様にし表1の結果を得
た。 [発明の効果] 以上の培養試験結果から明らかなように、銀イ
オンの表面層を有する本発明の栽培床は緑草の生
育防止抑制効果に優れ特にAgSDを用いた場合
は、殆ど完全に緑草の生育を阻止し得る顕著な効
果が得られる。さらに本発明の栽培床は上からの
灌水に対しても銀化合物が流出し効果が急速に低
下することはなく持続性の優れた効果を有する。 【表】
物栽培用の鉱物繊維集積体製人工培地に関する。 [従来の技術] ロツクウール、スラグウール、ガラスウール等
の鉱物繊維集積体を植物、特に蔬菜類の水耕栽培
床とすることは、既に広く実施されている。鉱物
繊維集積体は、岩石、鉱滓等の鉱物無機原料を溶
融し、遠心力や噴気を利用して吹き飛ばして繊維
化し、噴霧接着剤とともにネツトコンベヤア上に
堆積積層集綿し、乾燥硬化することによつてマツ
ト状に製造し、これを適宜の寸法に切断すること
により、シート状、ブロツク状の人工栽培床とし
ている。 さらにこの人工栽培床に、親水性化処理をし、
吸水性を向上したり、肥料成分を添加混入するな
どの改質処理も行われている。人工栽培床による
養液栽培において供給される養液が栽培床に常に
適量保持されるようにすることが望ましいが、こ
のようにすると床上表面は養液湿潤状態が維持さ
れ、緑藻類の発生生育を生じ、比較的短時日で床
表面全体を覆うように繁茂し、さらにはこれらが
枯死、腐敗して、通気性、通水性を疎外する表面
層を形成し、病害、虫害なども生ずるなど栽培条
件を低下する問題があつた。従来、この藻類の発
生防止、成長抑制のために、栽培床表面を遮光フ
イルムでカバーしたり養液中に殺藻剤を添加した
りする手段が試みられている。 [発明が解決しようとする課題] しかし遮光フイルムでカバーする方法では光を
完全に遮ることが困難であり効果が不十分である
ほか美感に欠ける問題がある。また殺藻剤の場合
は栽培植物自体の成育に悪い影響を及ぼしたり殺
藻剤が栽培植物自体に残留する問題を生ずるなど
実用性に欠けるものであつた。本発明者は鉱物繊
維集積体の上層部に水酸化銅を付着せしめた防藻
性鉱物繊維製栽培床を既に開発している(特開昭
63−52827)が、本発明は表面均一分布性、殺藻
効果においてさらに優れるものである。 [課題を解決するための手段] 前記課題は本発明による、銀化合物を担持した
フラツクス繊維を少なくとも上表層に分布して付
着せしめることを特徴とする防藻性鉱物繊維製栽
培床により解決される。銀化合物を単に鉱物繊維
製栽培床上表層に付着せしめても防藻性は得られ
るが灌水等を繰り返すうちに流出しその効果は急
速に減少する。また接着剤と混練して鉱物繊維製
栽培床上表層に付着せしめた場合接着剤に含まれ
た銀化合物は水中に溶出することが困難となり十
分な効果が得られない。接着剤が少ないと銀化合
物の水中への溶出は増すが接着剤ごと流出し易く
なり持続する効果が得られない。本発明者はフラ
ツクス繊維に銀を担持させ鉱物繊維製栽培床上表
層に分布して付着せしめることにより持続性のあ
る効果を有する防藻性鉱物繊維製栽培床を得たも
のである。本発明に用いる銀化合物は養液中に銀
イオンを溶出することが必要であり塩化銀等の難
溶性のものは好ましくなく硝酸銀等の可溶性のも
のが好ましい。特に銀サルフアダイアジン等のよ
うに、溶液中に含まれる塩素等と結合して、不溶
化物になりにくい銀化合物は、安定した効果が得
られるので好ましい。フラツクス繊維はフラツク
ス法で製造される化学式K2Ti6O13で表される。
基本構造単位はTiがTiO6八面体配位で、その幾
何学的な結合様式はトンネル構造を形成し、通常
の繊維長が0.1〜10mmの束状繊維である。鉱物繊
維製栽培床上表層へ、銀化合物を担持したフラツ
クス繊維を分布して付着させる方法は水に、銀化
合物、フラツクス繊維及び必要に応じて助剤、添
加剤などを加え攪拌し、均一に分散した水溶液を
スプレーガンなどでスプレーするのが一般的であ
る。助剤としては分散剤等、添加剤としては接着
剤等がある。特に少量の接着剤を併用した場合接
着剤は乾燥時のマイグレーシヨンにより点状もし
くは部分的に付着するので銀の溶出を妨げること
無くフラツクス繊維どうし、或いはフラツクス繊
維と鉱物繊維を互いに固着するのでより好まし
い。続いて前記水溶液をスプレーされた鉱物繊維
製栽培床は乾燥され銀化合物はフラツクス繊維と
共に鉱物繊維製栽培床上表層に固着される。 [作用] 銀化合物は、フラツクス繊維が水溶液中で攪拌
され均一に分散される間にフラツクス繊維のトン
ネル内、割れ目、間隙に入り付着し乾燥される。
鉱物繊維製栽培床上表層にスプレーされたフラツ
クス繊維は鉱物繊維製栽培床上表層の鉱物繊維間
に入り込む。このため灌水や施肥によつてもフラ
ツクス繊維は鉱物繊維に遮られ容易に流出するこ
とはなく担持された銀化合物からは継続して適量
の銀が溶出する。。 [実施例] 実施例 1 ロツクウール(嵩比重80Kg/m3)を切断して得
た一辺が10cmの直方体のブロツクを8個準備し、
AgSD、AgNO3をAg換算でそれぞれ0、0.01mg、
0.05mg、0.1mg付着させた。付着の方法は、フラ
ツクス繊維0.8g、水2ml、エチルアルコール0.1
ml、酢酸ビニル接着剤0.01gを加え、攪拌した
後、エアスプレーガンにて、ブロツクの上表面の
約0〜3mmの層内に付着せしめた後、乾燥し8個
の試験床ブロツクを得た。この各ブロツクを培養
液(窒素100ppm、燐30ppm、カリウム30ppm)
中に浸漬した後、液深20mmの培養液バツトに下部
を浸して載置し、ブロツク表面に細断した緑藻
0.05g(生重量)を散布し、培養液温25±3℃の
恆温室中で20日間培養し、表1の結果を得た。 比較例 1 銀化合物を加えない以外は実施例1と同様にし
表1の結果を得た。 実施例 2 実施例1と同様にして得た試験床ブロツク表面
に細断した緑藻0.05g(生重量)を散布し、ブロ
ツクの上表面1cm2当たり約1mlの培養液(窒素
100ppm、燐30ppm、カリウム30ppm)を午前9
時と午後4時の1日2回散布し、25±3℃の恆温
室中で20日間培養し、表1の結果を得た。 比較例 2 フラツクス繊維0.8gの代わりにクレー0.8gを
用いた以外は実施例2と同様にし表1の結果を得
た。 [発明の効果] 以上の培養試験結果から明らかなように、銀イ
オンの表面層を有する本発明の栽培床は緑草の生
育防止抑制効果に優れ特にAgSDを用いた場合
は、殆ど完全に緑草の生育を阻止し得る顕著な効
果が得られる。さらに本発明の栽培床は上からの
灌水に対しても銀化合物が流出し効果が急速に低
下することはなく持続性の優れた効果を有する。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 銀化合物を担持したフラツクス繊維を少なく
とも上表層に分布して付着せしめたことを特徴と
する防藻性鉱物繊維製栽培床。 2 銀化合物が銀サルフアダイアジン(AgSD)
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載の防藻性鉱物繊維製栽培床。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1177475A JPH0343026A (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 鉱物繊維製防藻性栽培床 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1177475A JPH0343026A (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 鉱物繊維製防藻性栽培床 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0343026A JPH0343026A (ja) | 1991-02-25 |
| JPH0551250B2 true JPH0551250B2 (ja) | 1993-08-02 |
Family
ID=16031565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1177475A Granted JPH0343026A (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 鉱物繊維製防藻性栽培床 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0343026A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100482051B1 (ko) * | 2001-11-14 | 2005-04-13 | 현대자동차주식회사 | 후륜 구동 차량의 라디에이터장착구조 |
| CN102396413A (zh) * | 2011-09-01 | 2012-04-04 | 宁波大榭开发区综研化学有限公司 | 植物基质培养胶带 |
-
1989
- 1989-07-10 JP JP1177475A patent/JPH0343026A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0343026A (ja) | 1991-02-25 |
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