JPH0553099U - タッチスイッチ - Google Patents

タッチスイッチ

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JPH0553099U
JPH0553099U JP10997891U JP10997891U JPH0553099U JP H0553099 U JPH0553099 U JP H0553099U JP 10997891 U JP10997891 U JP 10997891U JP 10997891 U JP10997891 U JP 10997891U JP H0553099 U JPH0553099 U JP H0553099U
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switch
magnetic
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康之 平林
貴俊 大山
重男 斉藤
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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石を持つ磁気回路を利用してリードス
イッチや磁電変換素子を可動ヨークの微少な変位量で作
動させ、かつ長期使用や多頻度使用における動作の安定
化及び信頼性の向上を図る。 【構成】 永久磁石3と固定ヨーク4A,4Bとを有す
る固定磁気回路部5と、固定磁気回路部5の漏れ磁束の
変化を感知するリードスイッチ11又は磁電変換素子
と、固定磁気回路部5の磁路を橋絡する位置にある少な
くとも一つの可動ヨーク6とを備え、外力で前記可動ヨ
ーク6の橋絡状態が解除されたことを前記リードスイッ
チ11又は磁電変換素子により前記漏れ磁束の変化とし
て検知する構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被検知物体の微少な移動距離を感知するセンサ、移動物体の正確な 位置検出のためのセンサや、所定の外力を感知する圧力センサなどに適している 永久磁石を利用したタッチスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、変位量(移動距離)検出用または外力検出用スイッチとして一般に使用さ れているものとしてマイクロスイッチが知られている。図10は上記マイクロス イッチの操作力(外力)とスイッチ作動(スイッチ・オン又はスイッチ・オフ) に至るまでの変位量との関係を示し、スイッチ作動に必要な変位量x2は比較的大 きくて0.3〜0.5mm程度である。また、スイッチ作動となる変位量のばらつき も大きいのが普通である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、従来一般的なマイクロスイッチは、図10の変位量x2より微 少な変位量で作動が要求される用途には不適であり、被検知物体の微少な移動距 離を感知するセンサや移動物体の正確な位置検出のためのセンサに利用すること は困難である。また、マイクロスイッチは、ばねの復元力で作動前の状態に復帰 する構造であるため、作動回数が多くなるのに伴いばねの復元力が初期の状態よ り変化するので、長期使用や多頻度使用に伴い信頼性が低下する嫌いがあった。
【0004】 一方、数μmという非常に微少な変位量で作動するスイッチとして超高精度ス イッチが知られているが、非常に高価なものであるため用途が限定されてしまう 嫌いがあった。
【0005】 本考案は、上記の点に鑑み、微少な変位量で作動可能であり、長期使用や多頻 度使用においても安定に作動し、精度及び信頼性の向上を図り安価で様々な用途 に使用可能なタッチスイッチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のタッチスイッチは、永久磁石と少なくと も一つの固定ヨークとを有する固定磁気回路部と、該固定磁気回路部の磁路を橋 絡する位置にある少なくとも一つの可動ヨークとを備え、外力が前記可動ヨーク に加わる如く構成するとともに、前記外力で前記可動ヨークの橋絡状態が解除さ れたことによる前記固定磁気回路部の漏れ磁束の変化を感知するリードスイッチ 又は磁電変換素子を備えた構成としている。
【0007】
【作用】
本考案のタッチスイッチの動作原理を説明する。永久磁石とその磁極面に少な くとも一つの固定ヨークを配置して固定磁気回路部を構成し、該固定磁気回路部 の磁路を橋絡する位置に少なくとも一つの可動ヨークを配置しておく。前記可動 ヨークに外力を加えることで、前記可動ヨークによる固定磁気回路部の磁路の橋 絡状態が解除されると、前記永久磁石を含む固定磁気回路部の漏れ磁束に変化が 生じる。この漏れ磁束の変化は、前記可動ヨークが微少量変位しただけでもリー ドスイッチや磁電変換素子を充分作動させ得る大きさとなることに着目し、前記 固定磁気回路部の漏れ磁束の経路にリードスイッチ又は磁電変換素子を配置して 、前記磁路の橋絡あるいは開放時における前記固定磁気回路部の漏れ磁束の変化 を前記リードスイッチ又は磁電変換素子で検出している。このように、本考案の タッチスイッチは、前記固定磁気回路部の漏れ磁束の急激な変化をリードスイッ チ又は磁電変換素子で感知してスイッチのオン−オフを行うので、微少な変位量 (例えば数10μm)で作動可能で高精度なスイッチが実現できる。従来のマイ クロスイッチと比較して、接点が磁束密度の変化で作動するリードスイッチ又は 磁電変換素子を用いているため、接点の動作が安定しチャタリングが少ない。ま た、初期状態への復帰を磁石の吸引力で行っているので、従来のばねの復元力を 利用したマイクロスイッチと比較して、長期使用や多頻度使用における復元力低 下がなく動作が安定し、構造も簡単なので安価で信頼性の高いスイッチを実現で きる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係るタッチスイッチの実施例を図面に従って説明する。
【0009】 図1及び図2は本考案の第1実施例を示す。これらの図において、タッチスイ ッチ1は、内部に空間を形成するための着磁方向の貫通穴2を有する円筒状の永 久磁石3の両磁極面に鉄等の磁性体である一対の固定ヨーク4A,4Bをそれぞ れ接合一体化した固定磁気回路部5と、前記貫通穴2内に配設されたリードスイ ッチ11と、外力が無い状態では該固定磁気回路部5の磁路を橋絡する位置にあ る鉄等の磁性体である可動ヨーク6と、外力(操作力)を可動ヨーク6に伝える 非磁性体又は磁性体の可動棒7とを、樹脂等で形成されたケース9に収納した構 成である。
【0010】 前記ケース9には、前記固定磁気回路部5や可動ヨーク6が収納配置される収 納空間10が形成されている。
【0011】 前記固定磁気回路部5は、永久磁石3の両端面(両開口端面)に磁極 (一方の面 にN極、他面にS極)を形成し、該両磁極面にそれぞれ底面が吸着面16となっ た固定ヨーク4A,4Bを配置固定して成っており、前記ケース9の収納空間1 0内壁に固定されている。前記固定ヨーク4A,4Bは、前記永久磁石3の両端 面に取り付けられる部分に永久磁石内径と同心で前記リードスイッチ11外径よ りやや大きい穴12A,12Bがそれぞれ形成されている。前記リードスイッチ 11はその長手方向が貫通穴2の中心部を貫通し、前記リードスイッチ11が有 する一対の磁性線18A,18Bの端部が前記穴12A,12Bからそれぞれ突出 するように配置されており、前記穴12A,12Bあるいは貫通穴2に樹脂等の 固定部材19を充填すること等により固定されている。すなわち、リードスイッ チ11は、その接点15が貫通穴2の略中央部に位置していればよい。ここでは 、永久磁石3による漏れ磁束が貫通穴2の長手方向を通過しており、貫通穴2内 にはリードスイッチ11の接点15を成す一対の磁性線18A,18Bに略平行 に磁場が形成されている。従ってリードスイッチ11を効率的に駆動できる。
【0012】 前記可動ヨーク6は、一方の端部上縁Pを支点として微少範囲で回動できるよ うにケース9の収納空間10の底部側に配設され、該可動ヨーク6の他方の端部 上面Qに下端が当接する可動棒7はケース9に対して上下方向に摺動自在に取り 付けられている。この可動棒7は、前記可動ヨーク6上面が固定ヨーク側吸着面 16に吸着されているときは上端がケース9上面に突出するようになっており、 該可動棒7にはケース9から抜けないようにストッパ17が設けられている。前 記可動ヨーク6は、通常、磁気吸引力で前記固定ヨーク4A,4Bの底面をなす 平坦な吸着面16に吸着されているが、可動棒7に前記磁気吸引力に打ち勝つ外 力(操作力)が加わったときは、前記端部上縁Pを支点として下方に回動するこ とで図1の仮想線の如く前記吸着面16から離脱することができる。
【0013】 図3及び図4で第1実施例の動作原理を説明する。図3は固定磁気回路部5の 構成を示しており、円筒状永久磁石3の貫通穴2の中心部(リードスイッチ11 が配置される位置)には漏れ磁束Φが矢印の向きで通っている。固定ヨーク4A ,4Bの吸着面16に可動ヨーク6が図3の仮想線の如く吸着されて密着してい れば、可動ヨーク6で固定ヨーク4A,4Bが橋絡される結果、永久磁石3のN 極−固定ヨーク4A−可動ヨーク6−固定ヨーク4B−永久磁石3のS極に至る 磁路がエアーギャップ無しで成立し、この磁路を大部分の磁束がとおることにな り、前記漏れ磁束Φは少ない。ここで、外力で可動ヨーク6が固定ヨーク4A, 4Bから離脱すると、前記永久磁石3のN極−固定ヨーク4A−可動ヨーク6− 固定ヨーク4B−永久磁石3のS極に至る磁路中にエアーギャップが存在するこ とになって当該磁路を通過する磁束が急減し、逆に前記漏れ磁束Φは急増する。
【0014】 図4は外力によって生じた可動ヨーク6と固定ヨーク吸着面16との間の対向 距離Xと漏れ磁束Φとの関係を示している。この図4から、対向距離X=0(ギ ャップ零)近傍では僅かな対向距離変化で漏れ磁束Φが大きく変化し、対向距離 に対する漏れ磁束の変化率が点線Hのように極めて大きいことが判る。そして、 数10μmの対向距離の変化で十分にリードスイッチやその他の磁電変換素子を 動作させ得る漏れ磁束Φの変化量が得られることが実験的に確認されている。
【0015】 以上の第1実施例の構成において、タッチスイッチとしての動作を説明する。 通常は可動ヨーク6上面が前記固定ヨーク4A,4Bの吸着面16に吸着されて いるともに、前記可動ヨーク6の端部上面Qに可動棒7下端が当接しており、そ の可動棒7上端がケース9上面に突出している。このとき、前記吸着面16に可 動ヨーク6上面が吸着していることで前記固定磁気回路部5の磁路は橋絡されて おり、永久磁石3の磁束の大部分は固定ヨーク4A,4Bを介して可動ヨーク6 を通るため、貫通穴2の内部を通過する漏れ磁束は少なくなり、前記リードスイ ッチ11に及ぶ漏れ磁束密度はリードスイッチ11の開放値以下となっていて、 その接点15は開きリードスイッチ11はオフとなっている。
【0016】 一方、ケース9上面に突出している可動棒7上端に上方から操作力を加えるこ とにより、可動棒7が下(矢印T1方向)に押し下げられて前記可動ヨーク6の端 部上面Qを押圧し、可動ヨーク6が前記吸着面16から離脱して端部上縁Pを支 点に下方に回動する。この結果、固定ヨーク4A,4Bの吸着面16と可動ヨー ク6上面との間にギャップが生じ、可動ヨーク6による固定ヨーク4A,4B間 の橋絡状態が解除され、前記永久磁石3のN極−固定ヨーク4A−可動ヨーク6 −固定ヨーク4B−永久磁石3のS極に至る磁路中にエアーギャップが存在する ことになって、当該磁路を通過する磁束は急減し、逆に貫通穴2の内部空間を通 過する漏れ磁束は急増する。従って、前記リードスイッチ11に及ぼす漏れ磁束 密度はリードスイッチ11の感動値以上となり、接点15が閉じリードスイッチ 11はオンとなる。
【0017】 図4の動作原理の所で説明したように、リードスイッチ11をターンオンさせ るための可動ヨーク6の変位量はごく僅かでよいから(例えば数10μm以下) 、マイクロスイッチに比べて極めて高精度のスイッチを構成できることが判る。
【0018】 リードスイッチ11のオン状態から通常のオフ状態への復帰は、可動棒7に加 わっている力が低下して、前記固定磁気回路部5の吸着面16が可動ヨーク6を 吸引する力で可動ヨーク6が吸着面16に再び吸着されたときに、固定磁気回路 部5の磁路が再び可動ヨーク6にて橋絡されてリードスイッチ11に及ぼす漏れ 磁束密度がリードスイッチの開放値以下になることで行なわれる。その際、可動 棒7も元の状態に戻される。
【0019】 また、前記可動ヨーク6上面と吸着面16との対向距離X(但し、図1の固定 ヨーク左端におけるもの)と、可動ヨーク6上面を吸着面16から離脱させるた めに可動棒7上端に加える操作力の大きさFとの関係を図5に示す。図に示すよ うに、対向距離X=0において操作力の大きさFは一定値f1(磁気回路で予め 定まる)であり、対向距離が僅かに増えると急減していくことが分かる。従って 、可動ヨーク6を吸着面16から離脱させるためには、可動棒7上端に加える外 力がf1以上でなければならない。図中の点線の直線は、リードスイッチ11が ターンオンとなる対向距離X=x1を示している。つまり、可動棒7上端に加えら れる外力が一定の大きさ以上でないと固定磁気回路部5における可動ヨーク6の 橋絡状態が解消されず、リードスイッチ11がターンオンしない。このことを利 用して第1実施例の構成を圧力センサ等の用途にも使用できる。
【0020】 なお、前記永久磁石3の磁気特性や固定ヨーク4A,4Bの寸法を変えること で、可動ヨーク6を離脱させるのに必要な操作力の大きさFを所望の大きさに設 定することができる。
【0021】 図6及び図7は本考案の第2実施例を示している。これらの図において、タッ チスイッチ1Aは、直方体状の永久磁石23とそれぞれ鉄等の磁性体である一対 の平板状固定ヨーク14A,14Bとを有する固定磁気回路部5Aと、該固定磁 気回路部5Aを橋絡する鉄等の磁性体である可動ヨーク6と、棒状の非磁性体又 は磁性体である可動棒7とを、樹脂等で形成されたケース9Aに収納した構成で ある。
【0022】 前記固定磁気回路部5Aは、永久磁石23の厚み方向の両側面に磁極を形成し 、該両磁極面にそれぞれ平板状固定ヨーク14A,14Bを配置固定して成って おり、前記ケース9Aの収納空間10A内壁に固定されている。図7のように、 前記平板状固定ヨーク14A,14Bは、前記永久磁石23上面より突出する突 出部22A,22Bをそれぞれ一体に形成した形状であって、それぞれの該突出 部22A,22B同士が正面で対向しないように左右対称に形成されており、両 ヨーク下端面は前記可動ヨーク6が吸着される吸着端面25A,25Bとしてい る。また、前記ケース9Aの収納空間10A内の永久磁石23の上方にはスイッ チ固定部30が形成されており、リードスイッチ11が配置固定されている。
【0023】 この場合、互いに斜めに位置する突出部22A,22Bにより、永久磁石23 上面上方を斜めに横断して漏れ磁束が通るようになっている。すなわち、前記リ ードスイッチ11は、その接点15が永久磁石23上面上方の略中央部に位置し 、一対の磁性線18A,18Bのうち磁性線18Aが平板状固定ヨーク14Aの 突出部22Aに対向し,磁性線18Bが平板状固定ヨーク14Bの突出部22B に対向していれば良い。
【0024】 従って、この第2実施例の構成によると、前記第1実施例と同様に、外力を加 えて可動棒7を矢印T2方向に押し下げることで、可動ヨーク6の橋絡を解除し 、リードスイッチ11を作動させることができる。なお、その他の構造及び作用 は前記第1実施例と同様である。
【0025】 図8及び図9は本考案の第3実施例を示している。これらの図において、タッ チスイッチ1Bは、貫通穴2を有する円筒状の永久磁石3とそれぞれ鉄等の磁性 体である一対の平板状固定ヨーク24A,24Bとを有する固定磁気回路部5B と、該固定磁気回路部5Bを橋絡する鉄等の磁性体である一対の可動ヨーク26 A,26Bとを、樹脂等で形成されたケース9Bに収納配置した構成である。
【0026】 前記固定磁気回路部5Bは、永久磁石3の両端面(両開口端面)に磁極を形成し 、該両磁極面にそれぞれ平板状固定ヨーク24A,24Bを配置固定して成って おり、前記ケース9Bの収納空間10B内に固定されている。また、前記永久磁 石3の貫通穴2の内部にはリードスイッチ11が配置されている。前記平板状固 定ヨーク24A,24Bは、前記永久磁石3の両端面に取り付けられる部分に穴 12A,12Bがそれぞれ形成され、それぞれのヨーク両側端面は前記可動ヨー ク26A,26Bが吸着される吸着端面27としている。
【0027】 前記可動ヨーク26A,26Bは、前記固定磁気回路部5Bを間に平行に対面 し、それぞれ下端部外縁Sを支点として微少範囲で回動できるようにケース9B の収納空間10Bに配設されており、通常は前記平板状固定ヨーク24A,24 Bの両側の吸着端面27にそれぞれ吸着されている。また、外力にて前記下端部 外縁Sを支点として外側に回動させることで前記吸着端面27からそれぞれ離脱 させことができる。
【0028】 この場合、固定磁気回路部5Bにおいて、接点15が貫通穴2の略中央に位置 しているリードスイッチ11が有する一対の磁性線18A,18Bに略平行に漏 れ磁束が通るようになっており、一対の可動ヨーク26A,26Bが前記平板状 固定ヨーク24A,24Bの吸着端面27に吸着されることで固定ヨーク24A, 24B間磁路が橋絡されている。そして、図8に示すように、被検知物体側に下 端中央が細くなっているテーパー形状の押圧体29を装着し、該押圧体29の下 端中央部を平行な可動ヨーク26A,26Bの中間に配置している。
【0029】 従って、この第3実施例の構成によると、被検知物体に外力が働いて前記押圧 体29が矢印T3方向に押し下げられることで、前記固定磁気回路部5Bの磁路 を橋絡していた一対の可動ヨーク26A,26Bが下端部外縁Sを支点として外 側に押し広げられて磁路の橋絡状態が解消され、リードスイッチ11を作動させ ることができる。なお、その他の構造及び作用は前記第1実施例と同様である。
【0030】 上記各実施例のタッチスイッチによると、次のような効果を得ることができる 。 (1) 永久磁石を内蔵した固定磁気回路部に対して可動ヨークを吸着離脱させ ることで磁路の橋絡、開放を行い、前記固定磁気回路部の急激な漏れ磁束変化を リードスイッチで感知してスイッチのオン−オフを行うので、可動ヨークの微少 な変位量(換言すれば被検知物体の微少な変位量)で作動可能で高精度なスイッ チが実現できる。 (2) 可動ヨークは固定磁気回路部の磁気吸引力を上回る一定値以上の外力が 加わらないと動かないので、被検知物体からの一定の外力に対して作動するスイ ッチが実現でき、圧力センサ等への応用が考えられる。 (3) 可動ヨークの初期状態への復帰を永久磁石の吸引力で行っており、一旦 可動ヨークが離れた後は、外力が著しく低下乃至零にならないと可動ヨークが復 帰しない特長(一種の状態保持スイッチ)もあり、この特長を生かした用途も考 えられる。 (4) 可動ヨークの復帰にばねを使用しないので、従来のばねの復元力を利用 したマイクロスイッチ等と比較して、長期使用や多頻度使用における復元力低下 がなく作動が安定し、構造も簡単で低コストで製造でき、様々な用途に使用可能 である。 (5) 従来のマイクロスイッチと比較して、接点が磁束密度の変化で作動する リードスイッチを用いているため、接点の動作が安定しチャタリングが少ない。 また、接点が密封状態であるリードスイッチを用いているため、接点の腐食の恐 れがなく、様々なガス雰囲気中での使用が可能である。
【0031】 なお、上記各実施例において、固定磁気回路部の磁路の橋絡、橋絡解除(開放 )による漏れ磁束変化を検出する素子としてリードスイッチ11を用いたが、ホ ールIC、磁気抵抗効果素子、SMD等の磁電変換素子を用いて検出する構成と してもよい。この場合、磁路の橋絡時がオフで開放時がオンとなるスイッチだけ でなく、橋絡時がオンで開放時がオフとなるスイッチも構成できる。また、第1 実施例及び第3実施例で使用した円筒状の永久磁石3については、貫通穴を有す る他の形状(角筒等)の永久磁石を用いてもよい。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のタッチスイッチによれば、数10μm程度の微 少な変位量で作動する高精度なスイッチが実現できるとともに、被検知物体から の一定値以上の外力に対して作動するスイッチが実現でき、圧力センサなどに応 用できる。また、接点が密封状態であるリードスイッチや磁電変換素子を用いる ことができるため、様々なガス雰囲気中で使用できる。また、初期状態への復帰 を永久磁石の吸引力で行っているので、従来のばねの復元力を利用したマイクロ スイッチ等と比較して、長期使用や多頻度使用における復元力低下がなく作動が 安定している。さらに、永久磁石とヨークの組み合わせであって構造も簡単で安 価で信頼性が高く、様々な用途に使用可能な高精度なタッチスイッチを提供でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るタッチスイッチの第1実施例を示
す側断面図である。
【図2】同正断面図である。
【図3】第1実施例の動作説明のための固定磁気回路部
の正断面図である。
【図4】第1実施例における可動ヨークと吸着面との対
向距離Xと、固定磁気回路部の漏れ磁束Φとの関係を示
すグラフである。
【図5】第1実施例における可動ヨークと吸着面との対
向距離Xと、操作力の大きさFのと関係を示すグラフで
ある。
【図6】本考案の第2実施例を示す側断面図である。
【図7】第2実施例における要部を示す斜視図である。
【図8】本考案の第3実施例を示す正断面図である。
【図9】同平面図である。
【図10】従来のマイクロスイッチにおける変位量X
と、その変位量を与えるために加える操作力の大きさF
との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1,1A,1B タッチスイッチ 3,23 永久磁石 4A,4B 固定ヨーク 5,5A,5B 固定磁気回路部 6,26A,26B 可動ヨーク 7 可動棒 11 リードスイッチ 14A,14B,24A,24B 平板状固定ヨーク 29 押圧体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石と少なくとも一つの固定ヨーク
    とを有する固定磁気回路部と、該固定磁気回路部の磁路
    を橋絡する位置にある少なくとも一つの可動ヨークとを
    備え、外力が前記可動ヨークに加わる如く構成するとと
    もに、前記外力で前記可動ヨークの橋絡状態が解除され
    たことによる前記固定磁気回路部の漏れ磁束の変化を感
    知するリードスイッチ又は磁電変換素子を備え一体化し
    たことを特徴とするタッチスイッチ。
JP10997891U 1991-12-14 1991-12-14 タッチスイッチ Withdrawn JPH0553099U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011175799A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Yuhshin Co Ltd 無接点スイッチ

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