JPH0553478U - 薬剤の水系施用容器 - Google Patents

薬剤の水系施用容器

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JPH0553478U
JPH0553478U JP10742691U JP10742691U JPH0553478U JP H0553478 U JPH0553478 U JP H0553478U JP 10742691 U JP10742691 U JP 10742691U JP 10742691 U JP10742691 U JP 10742691U JP H0553478 U JPH0553478 U JP H0553478U
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文康 皆川
定敏 松本
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有恒薬品工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、河川等の水系に施用した場合に薬
剤の効果を持続でき、また設置に手間がかからず、しか
も設置後の安全管理上にも問題のない薬剤施用容器とす
る。 【構成】 開口部1を有するポリエチレン製球状の容器
本体2の開口部1内に、セラミック、金属等のリング状
安定用重り3を嵌め入れ、フィルタ4およびゴム製のパ
ッキン5を介して透孔6a付きキャップ6を取り付け、
河川等の水系に倒立状態で浮かべて内容の薬剤Aを水中
に徐放する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は川、湖、沼等の水系に害虫駆除用の薬剤または消臭用の薬剤等を散 布する薬剤の水系施用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、幼虫または世代の一部が川等の水系に生息する昆虫類等のうち、大量 発生、有毒性または病原菌、寄生虫の媒介等の問題により害虫とみなされるもの を防除するため、当該水系に農薬その他の薬剤を直接散布することが知られてい る。また、藻類その他のプランクトンの大量発生等により水系が悪臭を発する場 合には、活性炭または液状消臭剤等を施用する必要がある。
【0003】 上記所要の場合に採用し得る薬剤の施用方法としては、これまで、噴霧器に よる水上散布、徐放性の粒状剤や錠剤の散布、特殊なドリップ装置を用いた 液剤の滴下などが行なわれていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の場合は、効率よく噴霧し得る装置がなく、また流水系に施用 すれば効果が持続しないという問題点がある。また、上記の場合は、薬剤が粒 ・錠剤単位であって薬効を及ぼす範囲が小さいため、広範囲に散布する必要があ って手間がかかるという問題点がある。さらにまた上記の場合は、薬液タンク を地上に設置する必要があり、安全管理が難しいという問題点がある。
【0005】 この考案は、上記した従来の薬剤散布上の問題点を解決し、水系に施用した場 合に薬剤の効果を持続でき、また設置に手間がかからず、しかも設置後の安全管 理上にも問題のない水系への薬剤施用容器とすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するため、この考案においては密閉可能な蓋付きの耐水性容 器の開口部近傍に、この容器を水系に浮遊させた際、前記開口部を水面下に位置 させる安定用重りを取り付けた構成を採用したのである。
【0007】 または、前記容器の開口部に、その開口面積を規制するフィルタを被覆したも のであってよく、前記容器の底部に、係留用紐状部材の係止部を付設したものと することもできる。
【0008】
【作用】
上記したように構成されるこの考案に係る薬剤の水系施用容器は、液状の薬剤 を入れた容器を開封して水系に浮遊させると、重りによって開口部が安定して水 面下に位置するので、前記薬剤と水との濃度勾配、比重差により、さらにはフィ ルタの開口面積に対応して薬剤が持続的に水中に拡散する。また、容器は静水中 に浮遊させておけばよく、流水中では係留用の紐状部材に係止して流失を防ぐ。
【0009】
【実施例】
この考案の実施例を以下、図面に基づいて説明する。
【0010】 図1に示すように、実施例は、頂部に開口部1を有するポリエチレン製球状の 容器本体2(容量10リットル)の開口部1内部に、セラミックからなるリング 状の安定用重り3を嵌め入れ、その上にフィルタ4およびゴム製のパッキン5を 介して透孔6a付きキャップ6を取り付けたものである。
【0011】 前記した容器本体2は、耐水性を有する合成樹脂、金属、ガラス、セラミック ス等を成形材料として、施用期間および施用量に見合う所要容量で球状の他、円 筒状、角筒状、楕円球状などの種々の形状で設ける。上記合成樹脂としては、例 えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、エポキ シ樹脂、ポリアミド等が例示でき、ガラスウール、金属ネット等を充填材または 補強材とすれば耐久性をより向上させることができる。
【0012】 図2に示すように、開口部1は、大径の肩部7の先端に円筒状に突出形成され 、その外周面に雄ねじ部8を有し、内周面に環状の段部9を有する。重り3は、 正立状態(図1参照)で段部9に係止され、容器内部に落ち込まない。重り3を 開口部1から抜け止めするキャップ6は、内周面に雌ねじ部10を有すると共に 、頂面中央部に透孔6aを有し、この透孔6aと重り3の通孔3aを通じて容器 は内・外部と連通する。
【0013】 重り3は、水に浮遊する容器が、常時倒立状態で安定する重量であれば、その 材質や形状は特に限定されるものではなく、たとえばセラミックス、金属、ガラ ス、合成樹脂などで円環状の他、小球状に形成し、これを多数上下2枚のフィル タ4間に充填した重り3a(図3参照)としてもよい。また、図3に鎖線で示す ように、円環状の重り11をキャップ6の上縁に載置して取り付けることもでき る。
【0014】 フィルタ4は、主に薬剤Aの溶出量を適当に制限するために取り付けるもので あり、メッシュ#300〜20程度の網目の他、多孔板、ガラスウール等の不織 布を適当な布厚としたもの等を用いることができる。網目を形成するフィルタ4 の成形材料としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルニトリルなどが 耐久性がよく好ましい。
【0015】 図4に示すように、容器底部に形成する係止部12は、半球状に凹ませた前記 底部13に、棒状の係止杆14を架け渡して設けたものであり、この係止杆14 の下にロープ、針金、ワイヤ等の係留用紐状部材15を挿通するかまたは結え付 ける。また、係止杆14は、フック、リング等の他の周知形状であってよいのは もちろんである。
【0016】 次に、上記実施例の使用方法について説明する。
【0017】 まず、図5に示すように、製品として流通する水系施用容器には、若干の空気 aと共に所定量の液状の薬剤Aが充填されており、開口部1は図外の中栓および キャップ6で密封されている。したがって、使用直前に、このような中栓を取り 外して開口部1を図2に示す状態に組み付け、さらに所要数の水系施用容器の係 止部12に係留用紐状部材15を取り付け連結する。その後、図5に示すように 、この水系施用容器を倒立状態として、水に浮かべ、係留用紐状部材15の端部 を橋脚、杭等の固定構造物に固定する。
【0018】 このようにすると乳剤である薬剤Aは、その比重、濃度勾配によって水中に徐 放され、たとえば、水量100〜200トン/時の河川に1個を設置すれば、そ の後30時間に亘り、1ppm以下の濃度で薬剤を拡散することができた。
【0019】
【効果】
この考案は、以上説明したように、開口部が水面下に安定して保持されて、薬 剤を持続的に水中に拡散させるものであるから、施用する薬剤の効果を一定の効 率で所要期間持続させることができ、また、設置に手間がかからず、しかも川等 の岸から離れた水上に係留して設置できるので、幼児等に手が届かず、安全管理 上の問題もないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の部品分解斜視図
【図2】同上の組立てた状態の開口部を示す縦断面図
【図3】安定用重りの他の形態を示す開口部の縦断面図
【図4】実施例の底部を示す斜視図
【図5】実施例の使用状態を説明する模式図
【符号の説明】
1 開口部 2 容器本体 3 重り 4 フィルタ 12 係止部 15 係留用紐状部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉可能な蓋付きの耐水性容器の開口部
    近傍に、この容器を水系に浮遊させた際、前記開口部を
    水面下に位置させる安定用重りを取り付けてなる薬剤の
    水系施用容器。
  2. 【請求項2】 前記容器の開口部に、その開口面積を規
    制するフィルタを被覆してなる請求項1記載の薬剤の水
    系施用容器。
  3. 【請求項3】 前記容器の底部に、係留用紐状部材の係
    止部を付設してなる請求項1または2記載の薬剤の水系
    施用容器。
JP10742691U 1991-12-26 1991-12-26 薬剤の水系施用容器 Expired - Lifetime JP2568126Y2 (ja)

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JP2568126Y2 JP2568126Y2 (ja) 1998-04-08

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