JPH0554376A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0554376A JPH0554376A JP23552991A JP23552991A JPH0554376A JP H0554376 A JPH0554376 A JP H0554376A JP 23552991 A JP23552991 A JP 23552991A JP 23552991 A JP23552991 A JP 23552991A JP H0554376 A JPH0554376 A JP H0554376A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- magnetic recording
- magnetic
- buffer film
- wound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基体表面に、磁性層を形成し、次いで、この
磁性層が形成された磁気記録媒体原反に緩衝フィルムを
重ねて巻き取るに際し、緩衝フィルムを先行して巻き取
りロ−ルに単独で巻き取り、巻き芯部に緩衝フィルムの
巻回層を形成した後、続いて磁気記録媒体原反を緩衝フ
ィルムに重ねて巻き取り、巻回した状態で長期間保存し
ても、磁性層の表面平滑性が良好で、電磁変換特性に優
れた磁気記録媒体を得る。 【構成】 基体表面に、磁性層を形成し、次いで、この
磁性層が形成された磁気記録媒体原反に緩衝フィルムを
重ねて巻き取るに際し、緩衝フィルムを先行して巻き取
りロ−ルに単独で巻き取り、巻き芯部に緩衝フィルムの
巻回層を形成した後、続いて磁気記録媒体原反を緩衝フ
ィルムに重ねて巻き取る磁気記録媒体の製造方法
磁性層が形成された磁気記録媒体原反に緩衝フィルムを
重ねて巻き取るに際し、緩衝フィルムを先行して巻き取
りロ−ルに単独で巻き取り、巻き芯部に緩衝フィルムの
巻回層を形成した後、続いて磁気記録媒体原反を緩衝フ
ィルムに重ねて巻き取り、巻回した状態で長期間保存し
ても、磁性層の表面平滑性が良好で、電磁変換特性に優
れた磁気記録媒体を得る。 【構成】 基体表面に、磁性層を形成し、次いで、この
磁性層が形成された磁気記録媒体原反に緩衝フィルムを
重ねて巻き取るに際し、緩衝フィルムを先行して巻き取
りロ−ルに単独で巻き取り、巻き芯部に緩衝フィルムの
巻回層を形成した後、続いて磁気記録媒体原反を緩衝フ
ィルムに重ねて巻き取る磁気記録媒体の製造方法
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気記録媒体の製造方
法に関し、さらに詳しくは、巻回した状態で長期間保存
しても、磁性層の表面平滑性が良好に保持されて、記録
再生特性が劣化したり、ノイズが増大したりすることの
ない電磁変換特性に優れた磁気記録媒体を製造する方法
に関する。
法に関し、さらに詳しくは、巻回した状態で長期間保存
しても、磁性層の表面平滑性が良好に保持されて、記録
再生特性が劣化したり、ノイズが増大したりすることの
ない電磁変換特性に優れた磁気記録媒体を製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気記録媒体は、ポリエステル
フィルムなどの基体表面に磁性粉末、結合剤樹脂、有機
溶剤等を混合分散して調製した磁性塗料を塗布、乾燥し
て磁性層を形成するか、あるいは強磁性材を真空蒸着等
により被着して強磁性金属薄膜層を形成するなどしてつ
くられ、記録再生出力を向上させ、ノイズを低減して、
高密度記録を達成するため、ス−パ−カレンダ−処理に
より磁性層の表面仕上げ処理を施して、磁性層表面を平
滑にすることが行われており、走行性を良好にするた
め、磁性層と反対側の裏面に、非磁性粉末、結合剤樹脂
などを含むバックコ−ト層を形成して、裏面を適度に粗
面化することが行われている。しかしながら、磁性層の
表面が平滑に仕上げられた磁気記録媒体は、巻回した状
態で長期間保存されると、磁気記録媒体裏面の凹凸が転
写されて磁性層の表面が粗面化され、記録再生出力が低
下したり、ノイズが増大したりし、特に、磁気記録媒体
の裏面にバックコ−ト層を形成したものはこの傾向が著
しい。このため、近年、バックコ−ト層の成分や構成、
さらに磁性層の成分や構成を改良するなどして、磁気記
録媒体を巻回した状態で長期間保存しても、バックコ−
ト層の凹凸が磁性層の表面に転写しないようにし、記録
再生出力の低下や、ノイズの増大を防止することが試み
られている(特開昭60−32122号、特開平2−2
65016号)が、これらの方法では、バックコ−ト層
および磁性層の成分や構成が制限されるため、バックコ
−ト層の凹凸が磁性層の表面に転写するのを抑制できる
反面、それ以外の電磁変換特性等を改善しようとする
と、制約が生じて、電磁変換特性等を充分に向上するこ
とができない場合がある。
フィルムなどの基体表面に磁性粉末、結合剤樹脂、有機
溶剤等を混合分散して調製した磁性塗料を塗布、乾燥し
て磁性層を形成するか、あるいは強磁性材を真空蒸着等
により被着して強磁性金属薄膜層を形成するなどしてつ
くられ、記録再生出力を向上させ、ノイズを低減して、
高密度記録を達成するため、ス−パ−カレンダ−処理に
より磁性層の表面仕上げ処理を施して、磁性層表面を平
滑にすることが行われており、走行性を良好にするた
め、磁性層と反対側の裏面に、非磁性粉末、結合剤樹脂
などを含むバックコ−ト層を形成して、裏面を適度に粗
面化することが行われている。しかしながら、磁性層の
表面が平滑に仕上げられた磁気記録媒体は、巻回した状
態で長期間保存されると、磁気記録媒体裏面の凹凸が転
写されて磁性層の表面が粗面化され、記録再生出力が低
下したり、ノイズが増大したりし、特に、磁気記録媒体
の裏面にバックコ−ト層を形成したものはこの傾向が著
しい。このため、近年、バックコ−ト層の成分や構成、
さらに磁性層の成分や構成を改良するなどして、磁気記
録媒体を巻回した状態で長期間保存しても、バックコ−
ト層の凹凸が磁性層の表面に転写しないようにし、記録
再生出力の低下や、ノイズの増大を防止することが試み
られている(特開昭60−32122号、特開平2−2
65016号)が、これらの方法では、バックコ−ト層
および磁性層の成分や構成が制限されるため、バックコ
−ト層の凹凸が磁性層の表面に転写するのを抑制できる
反面、それ以外の電磁変換特性等を改善しようとする
と、制約が生じて、電磁変換特性等を充分に向上するこ
とができない場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明者はかかる現
状に鑑み種々検討を行った結果、すでに、表面に磁性層
を形成した磁気記録媒体原反に緩衝フィルムを重ねて巻
き取り、巻き取った状態で熱処理を行うと、巻き取られ
た磁気記録媒体原反の磁性層と原反裏面が直接接触せ
ず、熱処理工程中における磁気記録媒体裏面の凹凸の磁
性層表面への転写が防止されて、磁性層表面の平滑性が
良好に保持され、また、磁性塗料を基体表面に塗布して
形成された磁性層は、熱処理により磁性層中の結合剤樹
脂が充分に硬化され、残存溶剤が除去されるため、磁性
層の表面が変形しにくくなり、さらに、真空蒸着等によ
って基体表面に形成された強磁性金属薄膜層は、成膜過
程で生じた残留応力等が、熱処理により充分に緩和され
て安定化されるため、これら何れの磁性層が形成された
場合も、磁気記録媒体原反裏面の凹凸の転写が効果的に
防止され、記録再生出力の低下や、ノイズの増大を効果
的に抑制できることを究明した。ところが、さらに検討
を重ねた結果、この磁性層が形成された磁気記録媒体原
反に緩衝フィルムを重ねて巻き取り、巻き取った状態で
熱処理を行う方法では、緩衝フィルムを重ねた磁気記録
媒体原反の巻き始めにおける先端によって巻き芯面上に
段差が生じ、この上に巻かれる磁気記録媒体原反にこの
段差形状が転写する段差写りが生じて、磁気記録媒体原
反の巻き芯面から5mmほどの厚みに渡って磁気記録媒
体原反の幅方向に伸びるしわが発生するという問題があ
ることが判明した。
状に鑑み種々検討を行った結果、すでに、表面に磁性層
を形成した磁気記録媒体原反に緩衝フィルムを重ねて巻
き取り、巻き取った状態で熱処理を行うと、巻き取られ
た磁気記録媒体原反の磁性層と原反裏面が直接接触せ
ず、熱処理工程中における磁気記録媒体裏面の凹凸の磁
性層表面への転写が防止されて、磁性層表面の平滑性が
良好に保持され、また、磁性塗料を基体表面に塗布して
形成された磁性層は、熱処理により磁性層中の結合剤樹
脂が充分に硬化され、残存溶剤が除去されるため、磁性
層の表面が変形しにくくなり、さらに、真空蒸着等によ
って基体表面に形成された強磁性金属薄膜層は、成膜過
程で生じた残留応力等が、熱処理により充分に緩和され
て安定化されるため、これら何れの磁性層が形成された
場合も、磁気記録媒体原反裏面の凹凸の転写が効果的に
防止され、記録再生出力の低下や、ノイズの増大を効果
的に抑制できることを究明した。ところが、さらに検討
を重ねた結果、この磁性層が形成された磁気記録媒体原
反に緩衝フィルムを重ねて巻き取り、巻き取った状態で
熱処理を行う方法では、緩衝フィルムを重ねた磁気記録
媒体原反の巻き始めにおける先端によって巻き芯面上に
段差が生じ、この上に巻かれる磁気記録媒体原反にこの
段差形状が転写する段差写りが生じて、磁気記録媒体原
反の巻き芯面から5mmほどの厚みに渡って磁気記録媒
体原反の幅方向に伸びるしわが発生するという問題があ
ることが判明した。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる問題を
克服するため種々検討を行った結果なされたもので、表
面に磁性層を形成した磁気記録媒体原反に緩衝フィルム
を重ねて巻き取るに際し、緩衝フィルムを先行して巻き
取りロ−ルに単独で巻き取り、巻き芯部に緩衝フィルム
の巻回層を形成した後、続いて磁気記録媒体原反を緩衝
フィルムに重ねて巻き取ることによって、磁気記録媒体
原反の巻き始め先端による段差や、巻き芯面のキズある
いは凹凸などによる磁気記録媒体原反の段差写りを抑制
し、磁気記録媒体原反の幅方向に伸びるしわの発生を防
止したものである。また、緩衝フィルムを先行して巻き
取りロ−ルに単独で巻き取り、続いて磁気記録媒体原反
を緩衝フィルムに重ねて巻き取った状態で、40℃以上
の温度で熱処理することによって、磁気記録媒体の電磁
変換特性等に何らの制約も生じることなく、巻回した状
態で長期間保存しても、磁気記録媒体の裏面の凹凸が磁
性層表面に転写することによる磁性層表面の粗面化を防
止し、記録再生出力が低下したり、ノイズが増大したり
しないようにしたものである。
克服するため種々検討を行った結果なされたもので、表
面に磁性層を形成した磁気記録媒体原反に緩衝フィルム
を重ねて巻き取るに際し、緩衝フィルムを先行して巻き
取りロ−ルに単独で巻き取り、巻き芯部に緩衝フィルム
の巻回層を形成した後、続いて磁気記録媒体原反を緩衝
フィルムに重ねて巻き取ることによって、磁気記録媒体
原反の巻き始め先端による段差や、巻き芯面のキズある
いは凹凸などによる磁気記録媒体原反の段差写りを抑制
し、磁気記録媒体原反の幅方向に伸びるしわの発生を防
止したものである。また、緩衝フィルムを先行して巻き
取りロ−ルに単独で巻き取り、続いて磁気記録媒体原反
を緩衝フィルムに重ねて巻き取った状態で、40℃以上
の温度で熱処理することによって、磁気記録媒体の電磁
変換特性等に何らの制約も生じることなく、巻回した状
態で長期間保存しても、磁気記録媒体の裏面の凹凸が磁
性層表面に転写することによる磁性層表面の粗面化を防
止し、記録再生出力が低下したり、ノイズが増大したり
しないようにしたものである。
【0005】この発明によれば、磁性層が形成された磁
気記録媒体原反に緩衝フィルムを重ねて巻き取るに際
し、緩衝フィルムを先行して巻き取りロ−ルに単独で巻
き取り、巻き芯部に緩衝フィルムの巻回層を形成した
後、続いて磁気記録媒体原反を緩衝フィルムに重ねて巻
き取っているため、磁気記録媒体原反の巻き始め先端に
よる巻き芯面に対する段差が小さくなるとともに、この
段差の影響が巻き芯部の緩衝フィルムの巻回層により緩
和される。従って、この上に巻かれる磁気記録媒体原反
に段差形状が転写する段差写りが抑制されて、磁気記録
媒体原反の幅方向に伸びるしわの発生が効果的に防止さ
れる。さらに、巻き取りロ−ルの巻き芯面が荒れていた
り少々のキズあるいは凹凸があっても、巻き芯部の緩衝
フィルムの巻回層によりその影響が緩和され、磁気記録
媒体原反にその形状が転写されることもない。また、緩
衝フィルムを先行して巻き取りロ−ルに単独で巻き取
り、続いて磁気記録媒体原反を緩衝フィルムに重ねて巻
き取った状態で、40℃以上の温度で熱処理しているた
め、巻き取られた磁気記録媒体原反の磁性層と原反裏面
が直接接触せず、熱処理工程中における磁気記録媒体裏
面の凹凸の磁性層表面への転写が防止されて、磁性層表
面の平滑性が良好に保持され、また、磁性塗料を基体表
面に塗布して形成された磁性層は、熱処理により磁性層
中の結合剤樹脂が充分に硬化され、残存溶剤が除去され
るため、磁性層の表面が変形しにくくなり、さらに、真
空蒸着等によって基体表面に形成された強磁性金属薄膜
層は、成膜過程で生じた残留応力等が、熱処理により充
分に緩和されて安定化されるため、これら何れの磁性層
が形成された場合も、磁気記録媒体原反裏面の凹凸の転
写が効果的に防止され、記録再生出力が低下したり、ノ
イズが増大したりすることのない電磁変換特性に優れた
磁気記録媒体が得られる。
気記録媒体原反に緩衝フィルムを重ねて巻き取るに際
し、緩衝フィルムを先行して巻き取りロ−ルに単独で巻
き取り、巻き芯部に緩衝フィルムの巻回層を形成した
後、続いて磁気記録媒体原反を緩衝フィルムに重ねて巻
き取っているため、磁気記録媒体原反の巻き始め先端に
よる巻き芯面に対する段差が小さくなるとともに、この
段差の影響が巻き芯部の緩衝フィルムの巻回層により緩
和される。従って、この上に巻かれる磁気記録媒体原反
に段差形状が転写する段差写りが抑制されて、磁気記録
媒体原反の幅方向に伸びるしわの発生が効果的に防止さ
れる。さらに、巻き取りロ−ルの巻き芯面が荒れていた
り少々のキズあるいは凹凸があっても、巻き芯部の緩衝
フィルムの巻回層によりその影響が緩和され、磁気記録
媒体原反にその形状が転写されることもない。また、緩
衝フィルムを先行して巻き取りロ−ルに単独で巻き取
り、続いて磁気記録媒体原反を緩衝フィルムに重ねて巻
き取った状態で、40℃以上の温度で熱処理しているた
め、巻き取られた磁気記録媒体原反の磁性層と原反裏面
が直接接触せず、熱処理工程中における磁気記録媒体裏
面の凹凸の磁性層表面への転写が防止されて、磁性層表
面の平滑性が良好に保持され、また、磁性塗料を基体表
面に塗布して形成された磁性層は、熱処理により磁性層
中の結合剤樹脂が充分に硬化され、残存溶剤が除去され
るため、磁性層の表面が変形しにくくなり、さらに、真
空蒸着等によって基体表面に形成された強磁性金属薄膜
層は、成膜過程で生じた残留応力等が、熱処理により充
分に緩和されて安定化されるため、これら何れの磁性層
が形成された場合も、磁気記録媒体原反裏面の凹凸の転
写が効果的に防止され、記録再生出力が低下したり、ノ
イズが増大したりすることのない電磁変換特性に優れた
磁気記録媒体が得られる。
【0006】この発明において、緩衝フィルムに重ねた
磁気記録媒体原反の巻き取りは、図2に示すように、緩
衝フィルム1をガイドロ−ラ2を介して巻き取りロ−ル
3に先行して巻き取り、巻き芯部に緩衝フィルムの巻回
層4を形成した後、磁気記録媒体原反5をガイドロ−ラ
6を介して緩衝フィルム1の巻回層4に重ね、緩衝フィ
ルム1とともに巻き取って行われる。図1は、このよう
にして磁気記録媒体原反5を緩衝フィルム1とともに重
ね巻きした2種巻き磁気記録媒体原反Aを示したもので
ある。
磁気記録媒体原反の巻き取りは、図2に示すように、緩
衝フィルム1をガイドロ−ラ2を介して巻き取りロ−ル
3に先行して巻き取り、巻き芯部に緩衝フィルムの巻回
層4を形成した後、磁気記録媒体原反5をガイドロ−ラ
6を介して緩衝フィルム1の巻回層4に重ね、緩衝フィ
ルム1とともに巻き取って行われる。図1は、このよう
にして磁気記録媒体原反5を緩衝フィルム1とともに重
ね巻きした2種巻き磁気記録媒体原反Aを示したもので
ある。
【0007】このようにして巻き取られた2種巻き磁気
記録媒体原反Aにおいて、巻き取りロ−ル3の巻き芯部
に、磁気記録媒体原反5に先行して単独で巻き取り形成
される緩衝フィルム1の巻回層4は、続いて緩衝フィル
ム1に重ねて巻き取られる磁気記録媒体原反5の巻き始
め先端による段差の影響を充分に緩和させるため、ま
た、巻き取りロ−ル3の巻き芯面が荒れていたり少々の
キズあるいは凹凸があってもその影響を充分に緩和させ
るため、その厚さを少なくとも 0.1mm以上となるよう
にするのが好ましい。
記録媒体原反Aにおいて、巻き取りロ−ル3の巻き芯部
に、磁気記録媒体原反5に先行して単独で巻き取り形成
される緩衝フィルム1の巻回層4は、続いて緩衝フィル
ム1に重ねて巻き取られる磁気記録媒体原反5の巻き始
め先端による段差の影響を充分に緩和させるため、ま
た、巻き取りロ−ル3の巻き芯面が荒れていたり少々の
キズあるいは凹凸があってもその影響を充分に緩和させ
るため、その厚さを少なくとも 0.1mm以上となるよう
にするのが好ましい。
【0008】また、緩衝フィルム1を先行して巻き取り
ロ−ル3に単独で巻き取り、続いて磁気記録媒体原反5
を緩衝フィルム1に重ねて巻き取った2種巻き磁気記録
媒体原反Aの状態で行う熱処理は、40℃以上の温度で
1時間以上、加熱槽中に放置するなどして行うのが好ま
しく、40℃より低い温度では磁性層中の結合剤樹脂が
充分に硬化されず、また真空蒸着等によって基体表面に
形成された強磁性金属薄膜層は、成膜過程で生じた残留
応力等が充分に緩和されないため、磁気記録媒体原反裏
面の凹凸が磁性層表面に転写されて、磁性層の表面が粗
面化されてしまう。
ロ−ル3に単独で巻き取り、続いて磁気記録媒体原反5
を緩衝フィルム1に重ねて巻き取った2種巻き磁気記録
媒体原反Aの状態で行う熱処理は、40℃以上の温度で
1時間以上、加熱槽中に放置するなどして行うのが好ま
しく、40℃より低い温度では磁性層中の結合剤樹脂が
充分に硬化されず、また真空蒸着等によって基体表面に
形成された強磁性金属薄膜層は、成膜過程で生じた残留
応力等が充分に緩和されないため、磁気記録媒体原反裏
面の凹凸が磁性層表面に転写されて、磁性層の表面が粗
面化されてしまう。
【0009】このように巻き取りロ−ル3に磁気記録媒
体原反5に先行して巻き取られ、緩衝フィルム1の巻回
層4を形成した後、磁気記録媒体原反5とともに重ね巻
きされる緩衝フィルム1は、その表面粗さが少なくとも
磁気記録媒体原反5の裏面の粗さより平滑であることが
必要であり、磁性層の表面に直接接触するため、磁性層
表面と同等あるいはより平滑であるのが望ましい。ま
た、段差写り防止の目的のため、緩衝フィルム1の弾性
率は重ねて巻き取る磁気記録媒体原反5の弾性率より低
い方が好ましい。
体原反5に先行して巻き取られ、緩衝フィルム1の巻回
層4を形成した後、磁気記録媒体原反5とともに重ね巻
きされる緩衝フィルム1は、その表面粗さが少なくとも
磁気記録媒体原反5の裏面の粗さより平滑であることが
必要であり、磁性層の表面に直接接触するため、磁性層
表面と同等あるいはより平滑であるのが望ましい。ま
た、段差写り防止の目的のため、緩衝フィルム1の弾性
率は重ねて巻き取る磁気記録媒体原反5の弾性率より低
い方が好ましい。
【0010】このような緩衝フィルム1としては、たと
えば、磁性層表面と同等あるいはより平滑なポリエチレ
ンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタレ−ト、ポリカ
−ボネ−ト、ポリイミド、ポリ塩化ビニル等のプラスチ
ックフィルムなどが好適なものとして使用される。
えば、磁性層表面と同等あるいはより平滑なポリエチレ
ンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタレ−ト、ポリカ
−ボネ−ト、ポリイミド、ポリ塩化ビニル等のプラスチ
ックフィルムなどが好適なものとして使用される。
【0011】このように、平滑な緩衝フィルム1を重ね
て巻き取られる磁気記録媒体原反5は、磁性層の表面が
平滑であるほど磁気記録媒体原反5裏面の凹凸の転写が
効果的に防止される。このため、8ミリビデオテ−プな
どの高密度磁気記録用磁気テ−プを製造するときに特に
有効であるが、裏面がかなり荒れて凹凸が多く形成され
ている磁気テ−プでも、磁気テ−プカ−トリッジなどの
リ−ルやハブでの磁気テ−プ巻き圧による接触圧では、
磁性面の粗面化はせいぜい中心線平均粗さRaで 0.025
μmまでであり、磁性層表面の粗さが中心線平均粗さR
aで 0.025μmを超える磁気テ−プでは転写の影響を無
視することができる。従って、磁性層の表面粗さが中心
線平均粗さRaで 0.025μm以下のものに効果的であ
る。
て巻き取られる磁気記録媒体原反5は、磁性層の表面が
平滑であるほど磁気記録媒体原反5裏面の凹凸の転写が
効果的に防止される。このため、8ミリビデオテ−プな
どの高密度磁気記録用磁気テ−プを製造するときに特に
有効であるが、裏面がかなり荒れて凹凸が多く形成され
ている磁気テ−プでも、磁気テ−プカ−トリッジなどの
リ−ルやハブでの磁気テ−プ巻き圧による接触圧では、
磁性面の粗面化はせいぜい中心線平均粗さRaで 0.025
μmまでであり、磁性層表面の粗さが中心線平均粗さR
aで 0.025μmを超える磁気テ−プでは転写の影響を無
視することができる。従って、磁性層の表面粗さが中心
線平均粗さRaで 0.025μm以下のものに効果的であ
る。
【0012】磁気記録媒体原反5において、基体上に形
成される磁性層は、磁性粉末を、結合剤樹脂、有機溶剤
およびその他の必要成分とともに混合分散して磁性塗料
を調製し、この磁性塗料を基体上に塗布し、乾燥して形
成され、また、強磁性材を、真空蒸着、イオンプレ−テ
ィング、スパッタリング、メッキ等の手段によって基体
上に被着するなどの方法で形成される。
成される磁性層は、磁性粉末を、結合剤樹脂、有機溶剤
およびその他の必要成分とともに混合分散して磁性塗料
を調製し、この磁性塗料を基体上に塗布し、乾燥して形
成され、また、強磁性材を、真空蒸着、イオンプレ−テ
ィング、スパッタリング、メッキ等の手段によって基体
上に被着するなどの方法で形成される。
【0013】磁性塗料を調製する場合、使用される磁性
粉末としては、γ−Fe2 O3 粉末、Fe3 O4 粉末、
γ−Fe2 O3 粉末とFe3 O4 粉末の中間酸化物粉
末、Co含有γ−Fe2 O3 粉末、Co含有Fe3 O4
粉末、CrO2 粉末、バリウムフェライト粉末、ストロ
ンチウムフェライト粉末、およびFe粉末、Co粉末、
Fe−Ni粉末などの金属粉末など、一般に磁気記録媒
体に使用される磁性粉末がいずれも好適なものとして使
用される。
粉末としては、γ−Fe2 O3 粉末、Fe3 O4 粉末、
γ−Fe2 O3 粉末とFe3 O4 粉末の中間酸化物粉
末、Co含有γ−Fe2 O3 粉末、Co含有Fe3 O4
粉末、CrO2 粉末、バリウムフェライト粉末、ストロ
ンチウムフェライト粉末、およびFe粉末、Co粉末、
Fe−Ni粉末などの金属粉末など、一般に磁気記録媒
体に使用される磁性粉末がいずれも好適なものとして使
用される。
【0014】また、結合剤樹脂としては、塩化ビニル−
酢酸ビニル系共重合体、ポリビニルブチラ−ル系樹脂、
繊維素系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、イソシアネ−ト化合物など、従来、磁気記録媒体に
一般に使用されるものがいずれも使用され、さらに、有
機溶剤としては、シクロヘキサノン、メチルエチルケト
ン、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメ
チルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロフランな
ど、一般に磁気記録媒体に使用される有機溶剤が単独ま
たは混合して使用される。
酢酸ビニル系共重合体、ポリビニルブチラ−ル系樹脂、
繊維素系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、イソシアネ−ト化合物など、従来、磁気記録媒体に
一般に使用されるものがいずれも使用され、さらに、有
機溶剤としては、シクロヘキサノン、メチルエチルケト
ン、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメ
チルホルムアミド、ジオキサン、テトラヒドロフランな
ど、一般に磁気記録媒体に使用される有機溶剤が単独ま
たは混合して使用される。
【0015】なお、磁性塗料中には、分散剤、研磨剤、
潤滑剤、帯電防止剤など、一般に磁性塗料中に添加され
るものが、いずれも必要に応じて添加使用される。
潤滑剤、帯電防止剤など、一般に磁性塗料中に添加され
るものが、いずれも必要に応じて添加使用される。
【0016】また、真空蒸着等によって強磁性金属薄膜
層を形成する場合、使用される強磁性材としては、C
o、Ni、Fe、Co−Ni、Co−Cr、Co−P、
Co−Ni−P、Fe−Ni、Fe−Coなど、一般
に、強磁性金属薄膜層を形成するとき使用される強磁性
材がいずれも使用され、これらの強磁性材で形成される
強磁性金属薄膜層は、厚さを0.03〜1μmの範囲内にす
るのが好ましい。
層を形成する場合、使用される強磁性材としては、C
o、Ni、Fe、Co−Ni、Co−Cr、Co−P、
Co−Ni−P、Fe−Ni、Fe−Coなど、一般
に、強磁性金属薄膜層を形成するとき使用される強磁性
材がいずれも使用され、これらの強磁性材で形成される
強磁性金属薄膜層は、厚さを0.03〜1μmの範囲内にす
るのが好ましい。
【0017】このようにして磁性層を形成した基体の裏
面には、必要に応じてバックコ−ト層が形成され、この
バックコ−ト層は、カ−ボンブラック、炭酸カルシウム
などの非磁性粉末を、結合剤樹脂、有機溶剤およびその
他の必要成分とともに混合分散してバックコ−ト層用塗
料を調製し、このバックコ−ト層用塗料を表面に磁性層
を形成した基体の裏面に塗布し、乾燥して形成される。
面には、必要に応じてバックコ−ト層が形成され、この
バックコ−ト層は、カ−ボンブラック、炭酸カルシウム
などの非磁性粉末を、結合剤樹脂、有機溶剤およびその
他の必要成分とともに混合分散してバックコ−ト層用塗
料を調製し、このバックコ−ト層用塗料を表面に磁性層
を形成した基体の裏面に塗布し、乾燥して形成される。
【0018】ここで、バックコ−ト層の形成に使用され
る結合剤樹脂および有機溶剤は、前記の磁性層の形成に
使用したものと同じものが、いずれも好適に使用され、
必要に応じて、分散剤、潤滑剤なども添加使用される。
る結合剤樹脂および有機溶剤は、前記の磁性層の形成に
使用したものと同じものが、いずれも好適に使用され、
必要に応じて、分散剤、潤滑剤なども添加使用される。
【0019】また、磁性層およびバックコ−ト層を形成
する基体としては、ポリエステル類、ポリオレフィン
類、セルロ−ス誘導体、ビニル系樹脂、ポリイミド類、
ポリアミド類、ポリカ−ボネ−ト類などのプラスチック
製フィルム、さらにアルミニウム合金、チタン合金等か
らなる金属フィルムがいずれも好適なものとして使用さ
れる。
する基体としては、ポリエステル類、ポリオレフィン
類、セルロ−ス誘導体、ビニル系樹脂、ポリイミド類、
ポリアミド類、ポリカ−ボネ−ト類などのプラスチック
製フィルム、さらにアルミニウム合金、チタン合金等か
らなる金属フィルムがいずれも好適なものとして使用さ
れる。
【0020】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。 実施例1 強磁性金属鉄粉末(保磁力1600エルステッド、飽和磁 100 重量部 化量120emu/g 、長軸径0.18μm、軸比10) 水酸基含有塩化ビニル系樹脂 10 〃 熱可塑性ポリウレタン樹脂 7 〃 アルミナ(粒径 0.2μm) 8 〃 ミリスチン酸 2 〃 ベンガラ(粒径 0.8μm) 2 〃 カ−ボンブラック(東海カ−ボン社製、シ−スト5H、粒 2 〃 径20mμm) シクロヘキサノン 70 〃 トルエン 70 〃 上記組成物をボ−ルミル中で96時間混合分散した後、
さらに、三官能性ポリイソシアネ−ト化合物5重量部を
加え、撹拌して磁性塗料を調製した。この磁性塗料を厚
さ10μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルムの表面に乾燥後の厚さが 2.5μmとなるよう塗布
し、乾燥した後、カレンダ処理を行い、磁性層を形成し
た。
さらに、三官能性ポリイソシアネ−ト化合物5重量部を
加え、撹拌して磁性塗料を調製した。この磁性塗料を厚
さ10μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルムの表面に乾燥後の厚さが 2.5μmとなるよう塗布
し、乾燥した後、カレンダ処理を行い、磁性層を形成し
た。
【0021】次いで、下記のバックコ−ト層組成物をボ
−ルミル中で96時間混合分散してバックコ−ト層用塗
料を調製し、このバックコ−ト層用塗料を、前記の表面
に磁性層を形成した二軸配向ポリエチレンテレフタレ−
トフィルムの裏面に、乾燥後の厚さが 1.0μmとなるよ
うに塗布、乾燥してバックコ−ト層を形成し、磁気記録
媒体原反を作製した。 バックコ−ト層組成物 カ−ボンブラック(東海カ−ボン社製、シ−スト5H、粒 60 重量部 径20mμm) ベンガラ(粒径 0.8μm) 2.5 〃 炭酸カルシウム(粒径0.05μm) 30 〃 熱可塑性ポリウレタン樹脂 45 〃 ニトロセルロ−ス 40 〃 三官能性イソシアネ−ト架橋剤 15 〃 シクロヘキサノン 330 〃 トルエン 330 〃
−ルミル中で96時間混合分散してバックコ−ト層用塗
料を調製し、このバックコ−ト層用塗料を、前記の表面
に磁性層を形成した二軸配向ポリエチレンテレフタレ−
トフィルムの裏面に、乾燥後の厚さが 1.0μmとなるよ
うに塗布、乾燥してバックコ−ト層を形成し、磁気記録
媒体原反を作製した。 バックコ−ト層組成物 カ−ボンブラック(東海カ−ボン社製、シ−スト5H、粒 60 重量部 径20mμm) ベンガラ(粒径 0.8μm) 2.5 〃 炭酸カルシウム(粒径0.05μm) 30 〃 熱可塑性ポリウレタン樹脂 45 〃 ニトロセルロ−ス 40 〃 三官能性イソシアネ−ト架橋剤 15 〃 シクロヘキサノン 330 〃 トルエン 330 〃
【0022】次ぎに、図2に示すように、巻き取りロ−
ル3に、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなる
緩衝フィルム1を単独で6mmの厚さになるまで巻き取
った後、得られた磁気記録媒体原反5をポリエチレンテ
レフタレ−トフィルムからなる緩衝フィルム1に重ねて
巻き取り、図1に示すような2種巻き磁気記録媒体原反
Aを作製した。次いで、2種巻き磁気記録媒体原反Aを
60℃の雰囲気中に24時間放置して熱処理を行い、熱
処理後、2種巻き磁気記録媒体原反Aを巻き戻しながら
磁気記録媒体原反と緩衝テ−プを分離し、それぞれ別の
ロ−ルに巻き取って磁気記録媒体原反を得た。しかる
後、得られた磁気記録媒体原反を所定の幅に裁断して磁
気テ−プを得た。
ル3に、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなる
緩衝フィルム1を単独で6mmの厚さになるまで巻き取
った後、得られた磁気記録媒体原反5をポリエチレンテ
レフタレ−トフィルムからなる緩衝フィルム1に重ねて
巻き取り、図1に示すような2種巻き磁気記録媒体原反
Aを作製した。次いで、2種巻き磁気記録媒体原反Aを
60℃の雰囲気中に24時間放置して熱処理を行い、熱
処理後、2種巻き磁気記録媒体原反Aを巻き戻しながら
磁気記録媒体原反と緩衝テ−プを分離し、それぞれ別の
ロ−ルに巻き取って磁気記録媒体原反を得た。しかる
後、得られた磁気記録媒体原反を所定の幅に裁断して磁
気テ−プを得た。
【0023】実施例2 厚さ10μmの二軸配向ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルムを高周波スパッタリング装置に装填し、コバルト
−クロム合金(重量比8:2)を高周波スパッタリング
して、二軸配向ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの
表面に、厚さが0.2μmのコバルト−クロム合金からな
る強磁性金属薄膜層を形成した。次いで、実施例1と同
様にして、この強磁性金属薄膜層を表面に形成した二軸
配向ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの裏面にバッ
クコ−ト層を形成し、さらに、2種巻き磁気記録媒体原
反Aを作製し、熱処理を施して、磁気記録媒体原反およ
び磁気テ−プを得た。
ィルムを高周波スパッタリング装置に装填し、コバルト
−クロム合金(重量比8:2)を高周波スパッタリング
して、二軸配向ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの
表面に、厚さが0.2μmのコバルト−クロム合金からな
る強磁性金属薄膜層を形成した。次いで、実施例1と同
様にして、この強磁性金属薄膜層を表面に形成した二軸
配向ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの裏面にバッ
クコ−ト層を形成し、さらに、2種巻き磁気記録媒体原
反Aを作製し、熱処理を施して、磁気記録媒体原反およ
び磁気テ−プを得た。
【0024】比較例1 実施例1における2種巻き磁気記録媒体原反の作製にお
いて、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなる緩
衝フィルムを省き、磁気記録媒体原反のみを巻き取った
以外は、実施例1と同様にして磁気記録媒体原反および
磁気テ−プを得た。
いて、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなる緩
衝フィルムを省き、磁気記録媒体原反のみを巻き取った
以外は、実施例1と同様にして磁気記録媒体原反および
磁気テ−プを得た。
【0025】比較例2 実施例2における2種巻き磁気記録媒体原反の作製にお
いて、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなる緩
衝フィルムを省き、磁気記録媒体原反のみを巻き取った
以外は、実施例2と同様にして磁気記録媒体原反および
磁気テ−プを得た。
いて、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなる緩
衝フィルムを省き、磁気記録媒体原反のみを巻き取った
以外は、実施例2と同様にして磁気記録媒体原反および
磁気テ−プを得た。
【0026】比較例3 実施例1における2種巻き磁気記録媒体原反の作製にお
いて、巻き取りロ−ルに、ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルムからなる緩衝フィルムと得られた磁気記録媒体
原反とを、先端をそろえた状態にして重ねて巻き取り、
2種巻き磁気記録媒体原反を作製した以外は、実施例1
と同様にして磁気記録媒体原反および磁気テ−プを得
た。
いて、巻き取りロ−ルに、ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルムからなる緩衝フィルムと得られた磁気記録媒体
原反とを、先端をそろえた状態にして重ねて巻き取り、
2種巻き磁気記録媒体原反を作製した以外は、実施例1
と同様にして磁気記録媒体原反および磁気テ−プを得
た。
【0027】比較例4 実施例2における2種巻き磁気記録媒体原反の作製にお
いて、巻き取りロ−ルに、ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルムからなる緩衝フィルムと得られた磁気記録媒体
原反とを、先端をそろえた状態にして重ねて巻き取り、
2種巻き磁気記録媒体原反を作製した以外は、実施例2
と同様にして磁気記録媒体原反および磁気テ−プを得
た。
いて、巻き取りロ−ルに、ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルムからなる緩衝フィルムと得られた磁気記録媒体
原反とを、先端をそろえた状態にして重ねて巻き取り、
2種巻き磁気記録媒体原反を作製した以外は、実施例2
と同様にして磁気記録媒体原反および磁気テ−プを得
た。
【0028】比較例5 実施例1における2種巻き磁気記録媒体原反の作製にお
いて、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなる緩
衝フィルムを省いて、磁気記録媒体原反のみを巻き取
り、さらに熱処理を省いた以外は、実施例1と同様にし
て磁気記録媒体原反および磁気テ−プを得た。
いて、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなる緩
衝フィルムを省いて、磁気記録媒体原反のみを巻き取
り、さらに熱処理を省いた以外は、実施例1と同様にし
て磁気記録媒体原反および磁気テ−プを得た。
【0029】比較例6 実施例2における2種巻き磁気記録媒体原反の作製にお
いて、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなる緩
衝フィルムを省いて、磁気記録媒体原反のみを巻き取
り、さらに熱処理を省いた以外は、実施例2と同様にし
て磁気記録媒体原反および磁気テ−プを得た。
いて、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムからなる緩
衝フィルムを省いて、磁気記録媒体原反のみを巻き取
り、さらに熱処理を省いた以外は、実施例2と同様にし
て磁気記録媒体原反および磁気テ−プを得た。
【0030】各実施例および比較例で得られた磁気記録
媒体原反について、熱処理前の磁性層の表面粗さを調
べ、ノイズレベルを測定した。また、信号欠落の有無を
調べた。さらに、各実施例および比較例で得られた磁気
テ−プの2種巻き磁気記録媒体原反の巻き芯側を先頭に
して順に巻きだされた部分を8ミリビデオ用カセットに
巻き込み、60日間保存して保存前と保存後における磁
性層の表面粗さを調べ、ノイズレベルを測定した。ま
た、信号欠落の有無を調べた。磁性層の表面粗さは、東
京精密社製;触針式表面粗度計を用いてカットオフ0.08
mmで中心線平均粗さRaを測定して調べた。またノイ
ズレベルは、8ミリVTRで7MHz の信号を入力し、
再生したときの6MHz でのノイズレベルを測定し、実
施例1および2における熱処理前の磁気記録媒体原反お
よび磁気テ−プの測定値をそれぞれ0dBとして、その相
対値で評価した。さらに信号欠落の有無は、7MHz の
信号を入力し、再生したときの出力レベルが平均的出力
レベルの10%未満に低下するのを測定することで判定
した。
媒体原反について、熱処理前の磁性層の表面粗さを調
べ、ノイズレベルを測定した。また、信号欠落の有無を
調べた。さらに、各実施例および比較例で得られた磁気
テ−プの2種巻き磁気記録媒体原反の巻き芯側を先頭に
して順に巻きだされた部分を8ミリビデオ用カセットに
巻き込み、60日間保存して保存前と保存後における磁
性層の表面粗さを調べ、ノイズレベルを測定した。ま
た、信号欠落の有無を調べた。磁性層の表面粗さは、東
京精密社製;触針式表面粗度計を用いてカットオフ0.08
mmで中心線平均粗さRaを測定して調べた。またノイ
ズレベルは、8ミリVTRで7MHz の信号を入力し、
再生したときの6MHz でのノイズレベルを測定し、実
施例1および2における熱処理前の磁気記録媒体原反お
よび磁気テ−プの測定値をそれぞれ0dBとして、その相
対値で評価した。さらに信号欠落の有無は、7MHz の
信号を入力し、再生したときの出力レベルが平均的出力
レベルの10%未満に低下するのを測定することで判定
した。
【0031】なお、実施例1および2で用いられたポリ
エチレンテレフタレ−トフィルムからなる緩衝フィルム
の磁気記録媒体原反および磁気テ−プの磁性層と接触す
る側の表面粗さは、中心線平均粗さRaで0.0011μmで
あり、さらに、各実施例および比較例で得られた磁気記
録媒体原反および磁気テ−プのバックコ−ト層の表面粗
さは、中心線平均粗さRaで0.014 μmであった。ま
た、実施例1および比較例1,3,5で得られた磁気テ
−プの引っ張り試験での 0.5%伸び弾性率は、710K
g/mm2 であり、実施例2および比較例2,4,6で
得られた磁気テ−プの引っ張り試験での0.5%伸び弾性
率は、770Kg/mm2 であった。さらに、緩衝フィ
ルムの引っ張り試験での 0.5%伸び弾性率は250Kg
/mm2 であった。下記表1および表2は測定結果であ
る。
エチレンテレフタレ−トフィルムからなる緩衝フィルム
の磁気記録媒体原反および磁気テ−プの磁性層と接触す
る側の表面粗さは、中心線平均粗さRaで0.0011μmで
あり、さらに、各実施例および比較例で得られた磁気記
録媒体原反および磁気テ−プのバックコ−ト層の表面粗
さは、中心線平均粗さRaで0.014 μmであった。ま
た、実施例1および比較例1,3,5で得られた磁気テ
−プの引っ張り試験での 0.5%伸び弾性率は、710K
g/mm2 であり、実施例2および比較例2,4,6で
得られた磁気テ−プの引っ張り試験での0.5%伸び弾性
率は、770Kg/mm2 であった。さらに、緩衝フィ
ルムの引っ張り試験での 0.5%伸び弾性率は250Kg
/mm2 であった。下記表1および表2は測定結果であ
る。
【0032】
【0033】
【0034】上記表1および表2から明らかなように、
この発明の製造方法で得られた磁気テ−プ(実施例1お
よび2)は、60日間保存後でも、磁性層表面が粗面化
することがなく、またノイズの上昇も見られず、信号欠
落も生じていない。これに対し、緩衝フィルムを用いず
に熱処理のみ行って得られた比較例1および2の磁気テ
−プでは、熱処理中に磁性層表面の粗面化とノイズの上
昇が見られ、かつ段差写りと思われる信号欠落が生じて
おり。また、緩衝フィルムを先行して巻き込まず、磁気
記録媒体原反と緩衝フィルムの先端を重ねて巻き取った
磁気記録媒体原反から得られた比較例3および4の磁気
テ−プは、保存後の磁気テ−プ磁性層表面の粗面化とノ
イズの上昇は見られないが、段差写りと思われる信号欠
落が生じている。さらに、比較例5および6で得られた
磁気テ−プは、熱処理を行わないため、製造工程中の磁
性層表面の粗面化、段差写りは生じていないが、保存試
験後の磁性層表面が粗面化し、またノイズが上昇し、さ
らに若干の信号欠落が生じている。
この発明の製造方法で得られた磁気テ−プ(実施例1お
よび2)は、60日間保存後でも、磁性層表面が粗面化
することがなく、またノイズの上昇も見られず、信号欠
落も生じていない。これに対し、緩衝フィルムを用いず
に熱処理のみ行って得られた比較例1および2の磁気テ
−プでは、熱処理中に磁性層表面の粗面化とノイズの上
昇が見られ、かつ段差写りと思われる信号欠落が生じて
おり。また、緩衝フィルムを先行して巻き込まず、磁気
記録媒体原反と緩衝フィルムの先端を重ねて巻き取った
磁気記録媒体原反から得られた比較例3および4の磁気
テ−プは、保存後の磁気テ−プ磁性層表面の粗面化とノ
イズの上昇は見られないが、段差写りと思われる信号欠
落が生じている。さらに、比較例5および6で得られた
磁気テ−プは、熱処理を行わないため、製造工程中の磁
性層表面の粗面化、段差写りは生じていないが、保存試
験後の磁性層表面が粗面化し、またノイズが上昇し、さ
らに若干の信号欠落が生じている。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この本発明の製造方法に
よって得られる磁気記録媒体は、60日間保存後でも、
磁性層表面が粗面化することがなく、またノイズの上昇
も見られず、さらに信号欠落も生ぜず、このことからこ
の発明の製造方法によれば、長期間の保存によっても磁
性層の表面が粗面化したり、段差写りすることもなく、
記録再生特性の劣化もなくて、電磁変換特性に優れた磁
気記録媒体が得られることがわかる。
よって得られる磁気記録媒体は、60日間保存後でも、
磁性層表面が粗面化することがなく、またノイズの上昇
も見られず、さらに信号欠落も生ぜず、このことからこ
の発明の製造方法によれば、長期間の保存によっても磁
性層の表面が粗面化したり、段差写りすることもなく、
記録再生特性の劣化もなくて、電磁変換特性に優れた磁
気記録媒体が得られることがわかる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における緩衝フィルムに磁気記録媒体
原反を重ねて巻き取った2種巻き磁気記録媒体原反の斜
視図である。
原反を重ねて巻き取った2種巻き磁気記録媒体原反の斜
視図である。
【図2】この発明において緩衝フィルムに磁気記録媒体
原反を重ねて巻き取る工程を示す要部模式図である。
原反を重ねて巻き取る工程を示す要部模式図である。
1 緩衝フィルム磁気記録媒体原反 3 巻き取りロ−ル 4 緩衝フィルムの巻回層 5 磁気記録媒体原反 A 2種巻き磁気記録媒体原反
Claims (3)
- 【請求項1】 基体表面に磁性層を形成し、次いで、こ
の磁性層が形成された磁気記録媒体原反に緩衝フィルム
を重ねて巻き取るに際し、緩衝フィルムを先行して巻き
取りロ−ルに単独で巻き取り、巻き芯部に緩衝フィルム
の巻回層を形成した後、続いて磁気記録媒体原反を緩衝
フィルムに重ねて巻き取ることを特徴とする磁気記録媒
体の製造方法 - 【請求項2】 磁性層が形成された磁気記録媒体原反を
緩衝フィルムに重ねて巻き取った状態で、さらに40℃
以上の温度で熱処理を行う請求項1記載の磁気記録媒体
の製造方法 - 【請求項3】 表面に磁性層を形成した磁気記録媒体原
反の裏面に、さらにバックコ−ト層を形成し、このバッ
クコ−ト層を有する磁気記録媒体原反を緩衝フィルムに
重ねて巻き取る請求項1および2記載の磁気記録媒体の
製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23552991A JPH0554376A (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23552991A JPH0554376A (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0554376A true JPH0554376A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16987328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23552991A Withdrawn JPH0554376A (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0554376A (ja) |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP23552991A patent/JPH0554376A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4557944A (en) | Process of manufacturing a magnetic recording medium | |
| US4259392A (en) | Multilayer magnetic recording medium | |
| US4496626A (en) | Magnetic recording medium | |
| JPS6250891B2 (ja) | ||
| US4172171A (en) | Magnetic recording medium | |
| USRE38048E1 (en) | Magnetic recording medium | |
| US4567057A (en) | Method of making magnetic recording medium | |
| GB2146921A (en) | Magnetic recording medium | |
| JP2002304721A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0554376A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JPH04366421A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| US5908684A (en) | Magnetic recording medium | |
| US5547704A (en) | Method for producing a magnetic disk | |
| JP2002304720A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH05174374A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
| JP2897028B2 (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法 | |
| US5292597A (en) | Magnetic recording medium | |
| JPH05128487A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP2003132525A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| KR960000822B1 (ko) | 자기기록매체 | |
| JP2002288819A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH06215350A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| US20060172156A1 (en) | Magnetic recording medium and process for producing same | |
| JPH02101627A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH1131322A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |