JPH0554724A - 耐熱性・可撓性に優れた電線 - Google Patents

耐熱性・可撓性に優れた電線

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JPH0554724A
JPH0554724A JP3232421A JP23242191A JPH0554724A JP H0554724 A JPH0554724 A JP H0554724A JP 3232421 A JP3232421 A JP 3232421A JP 23242191 A JP23242191 A JP 23242191A JP H0554724 A JPH0554724 A JP H0554724A
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JP
Japan
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weight
parts
heat resistance
flexibility
electric wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP3232421A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Ozawa
一則 小沢
Shigeru Kashiwazaki
茂 柏崎
Koichi Yoshida
孝一 吉田
Hitoshi Kashimura
均 樫村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性,難燃性,可撓性および耐水性に優れ
た自動車用電線を提供する。 【構成】 (a)ポリエチレンとVA量が28重量%以
下のエチレン−酢酸ビニル共重合体の混合物100重量
部に、(b)分子量が1000以上のフェノール系酸化
防止剤を0.5〜6重量部と分子量1000以上のチオ
エーテル系酸化防止剤を1〜10重量部、(c)有機ハ
ロゲン系難燃剤と酸化アンチモンが2:1〜1:1の範
囲で合計して15〜50重量部および(d)ハイドロタ
ルサイト2〜15重量部を必須成分とし、上記(a)〜
(d)の混合物の100%モジュラスが15MPa以下
である絶縁体を被覆し架橋してなることを特徴とする耐
熱性・可撓性に優れた電線である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は絶縁電線、特に自動車
用架橋ポリエチレン絶縁電線に関する。
【0002】
【従来の技術】耐熱性を有する絶縁電線は数多くある
が、自動車のワイヤハーネス用線材に限定しても下記の
ような品種のものが市販されている。
【0003】(1)AVX(耐熱温度90〜110
℃);自動車用架橋ビニル絶縁電線。これはポリ塩化ビ
ニルと耐熱性可塑剤の混合物を架橋して耐熱性を得るも
のである。
【0004】(2)AEX(耐熱温度110〜150
℃);自動車用架橋ポリエチレン電線。難然性ポリエチ
レン混和物を架橋して耐熱性を得るものである。
【0005】(3)シリコン電線(耐熱温度150〜1
80℃)。耐熱性に優れたシリコンゴムを絶縁体とした
ものである。必要に応じてガラス編組を施す場合もあ
る。 (4)ふっ素電線(耐熱温度150〜250℃)。耐熱
性を有するふっ素ポリマーを絶縁体としたものである。
その組成により耐熱グレードが異なっている。
【0006】これらの電線は、電気銅線もしくはスズメ
ッキ軟銅線のより線の上に各々の耐熱性混和物を必要に
応じ0.3〜0.6mm程度の厚さに被覆し、また必要
に応じ架橋(加硫)処理して製造されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの自動車用電線
に要求される必須条件としては、性能と経済性が挙げら
れる。一方、電線に要求される耐熱性は、特殊用途を除
き最高150℃の温度に耐えることである。
【0008】これらのことから、上記(1)のAVX電
線は耐熱性に不足し、また、(4)のふっ素電線および
(3)のシリコン電線は価格的に問題がある。
【0009】残された(2)のAEX電線がこれらの条
件に合致する電線であるが、耐熱性および難燃化処理が
適切でないと、これらの性能を満足させることができ
ず、かつ、耐水性の大幅な低下を招いてしまう危険があ
る。
【0010】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、上述した従来技術の欠点を解消し、耐熱性,難
燃性,耐水性の調和を図り、特に自動車用耐熱電線とし
て優れた電線を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、(a)ポリ
エチレンとVA量が28重量%以下のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の混合物100重量部に、(b)分子量が
1000以上のフェノール系酸化防止剤を0.5〜6重
量部と分子量1000以上のチオエーテル系酸化防止剤
を1〜10重量部、(c)有機ハロゲン系難燃剤と酸化
アンチモンが2:1〜1:1の範囲で合計して15〜5
0重量部および(d)ハイドロタルサイト2〜15重量
部を必須成分とし、上記(a)〜(d)の混合物の10
0%モジュラスが15MPa以下であることを特徴とす
る絶縁体を被覆し架橋してなる耐熱性・可撓性に優れた
電線である。
【0012】
【実施例】この発明で使用するポリエチレンは、好まし
くはメルトインデックス0.2〜5.0g/10分,密
度0.92〜0.95g/cm3 の中から選ばれる。エ
チレン酢酸ビニルコポリマーは、VA量が28%以下で
ある必要がある。これが28%を越えると耐熱性が大幅
に低下してしまう。また、メルトインデックスは、0.
5〜5.0g/10分ものもが好ましい。ポリエチレン
とエチレン酢酸ビニルの種類と混和比は、最終的組成物
の100%モジュラスが15MPa以下となるように決
定される。例えば、密度0.92〜0.93のポリエチ
レン70に対しVA量17%のエチレン酢酸ビニルコポ
リマーを30にするなどである。
【0013】耐熱性を付与するための酸化防止剤は、フ
ェノール系とチオエーテル系の2種を用いる必要があ
り、さらに分子量は1000以上が必要である。これが
1000以下であると耐熱性が低下してしまう。また、
添加量はフェノール系は0.5〜6重量部である。これ
が0.5重量部以下では耐熱性が不足し、6重量部以上
ではブルームが激しくなり耐熱性向上効果も飽和してし
まう。チオエーテル系は1〜10重量部である。これが
1重量部以下では耐熱性が不足し、10重量部以上では
著しいブルームを生じてしまう。分子量1000以上の
フェノール系,チオエーテル系酸化防止剤としては、旭
電化(株)のAO−412S,AO−60,チバガイギ
ー社のイルガノックス1010(いずれも商品名)が挙
げられる。
【0014】難燃剤としては、デカブロモジフェニルオ
キシド,エチレンビステトラブロモフタルイシドテトラ
デカブロモジフェノキシベンゼン,パークロロシクロペ
ンタデカンなどのハロゲン量50〜85%の有機ハロゲ
ン系難燃剤と三酸化アンチモンを用いる。それぞれの使
用比率は2:1〜1:1の範囲であり、合計して15〜
50重量部とする。この比率がこの範囲外では難燃効果
が低下してしまう。添加量としては、15重量部以下で
は電線の難燃性が不足し、50重量部以上では耐熱性,
耐水性が低下してしまう。さらに、安定剤としてハイド
ロタルサイトは2〜15重量部の範囲で用いる。これが
2重量部以下では耐熱性が不足し、15重量部以上では
効果が飽和するため経済性が劣ってしまう。
【0015】以上の材料は、必要に応じてパーオキサイ
ド,着色剤,多官能モノマーなどを加えて、例えばバン
バリーミキサ,加圧ニーダ,ロールミルなどによって均
一に混練する。混練組成物を導体上に被覆して熱あるい
は放射線で架橋される。
【0016】次に、この発明の実施例をより詳しく説明
する。表1に示す実施例1〜3および比較例1〜5の組
成物を160℃の温度のバンバリーミキサで均一に混練
した。次いで60mm押出機を用いて温度170℃で断
面積2mm2 の導体1上に厚さ0.5mmに絶縁体2を
押出被覆して電線とし、実施例1〜3および比較例1〜
5の各試料とした。さらに、電子線照射を20Mrad
行って架橋した。図1はその電線の横断面図を示す。
【0017】各試料はショパー型引張り試験機で絶縁体
の引張り特性を測定し、さらに温度180℃の恒温槽で
促進加熱した後の絶縁体の伸びを測定した。伸び残率
(初期値に対する加熱後の値)は60%以上必要であ
る。また、電線を100mmの長さに切断し、温度75
℃の温水中に両端末を残して浸漬し、1000時間後の
絶縁抵抗を測定した。5×102 MΩ・kmを確保する
必要がある。難燃性はJIS−3005の水平難燃性試
験で評価した。また、電線を室温で30日保管後、表面
のブルーム性を評価した。これらの評価結果を合わせて
第1表に示す。
【0018】
【表1】
【0019】第1表に示すとおり、この発明の実施例1
のものはいずれの試験においても良好な結果が得られ
た。実施例2および実施例3のものは組成を変えた場合
であるが、可撓性もあり十分な性能を示すことが確認さ
れた。
【0020】これに対し、酸化防止剤が少ない比較例
1,ハイドロタルサイトを添加しない比較例2および難
燃剤合計量が50重量部を超える比較例3のものは、い
ずれも耐熱性(伸び残率)が低下しており、特に比較例
3のものは耐水性も大きく劣っている。比較例4のもの
は酸化防止剤が多いものであるが、これはブルームが激
しい。比較例5のものは難燃剤の使用比率が適切でなく
燃えてしまう。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の耐熱性
・可撓性に優れた電線は経済性,耐水性にも優れ、温度
150℃の定格において耐熱性,難燃性,可撓性および
耐水性に優れた架橋ポリエチレン絶縁電線を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の絶縁電線の一実施例の構成を示す横
断面図である。
【符号の簡単な説明】
1 ケーブル導体 2 絶縁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樫村 均 茨城県日立市日高町5丁目1番1号「日立 電線株式会社日高工場内」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリエチレンとVA量が28重量
    %以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体の混合物100
    重量部に、(b)分子量が1000以上のフェノール系
    酸化防止剤を0.5〜6重量部と分子量1000以上の
    チオエーテル系酸化防止剤を1〜10重量部、(c)有
    機ハロゲン系難燃剤と酸化アンチモンが2:1〜1:1
    の範囲で合計して15〜50重量部および(d)ハイド
    ロタルサイト2〜15重量部を必須成分とし、上記
    (a)〜(d)の混合物の100%モジュラスが15M
    Pa以下である絶縁体を被覆し架橋してなることを特徴
    とする耐熱性・可撓性に優れた電線。
JP3232421A 1991-08-21 1991-08-21 耐熱性・可撓性に優れた電線 Pending JPH0554724A (ja)

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KR101232022B1 (ko) * 2009-03-09 2013-02-08 주식회사 엘지화학 Ram 압출식 가교 파이프용 폴리에틸렌 수지 조성물 및 이로부터 제조된 파이프 내벽의 기포수가 저감된 가교 폴리에틸렌 파이프
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