JPH0554972U - 膨張弁 - Google Patents
膨張弁Info
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- JPH0554972U JPH0554972U JP10625491U JP10625491U JPH0554972U JP H0554972 U JPH0554972 U JP H0554972U JP 10625491 U JP10625491 U JP 10625491U JP 10625491 U JP10625491 U JP 10625491U JP H0554972 U JPH0554972 U JP H0554972U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】通常の高負荷時のダイアフラムの変位ストロー
クを大きくすることなく、起動時など一定限度を越える
高負荷時には冷媒の流量を増大させて、充分な冷房能力
と潤滑能力を確保することができる膨張弁を提供するこ
とを目的とする。 【構成】蒸発器5の出口側冷媒流路と連通する低圧室2
9と蒸発器5から送り出される冷媒の温度を感知してそ
の温度にしたがって内部圧力が変化する高圧室27との
間を仕切って両室内の圧力差に追随して変位するダイア
フラム25と、ダイアフラム25の変位によって駆動さ
れて蒸発器5に送り込まれる冷媒の流量を制御する弁機
構21,30と、低圧室29内と高圧室27内とが所定
の圧力差に達した位置でダイアフラム25の変位を阻止
し、さらに圧力差が一定以上大きくなったらダイアフラ
ム25が上記阻止位置より先まで変位可能なように反転
する反転板バネ35を設けた。
クを大きくすることなく、起動時など一定限度を越える
高負荷時には冷媒の流量を増大させて、充分な冷房能力
と潤滑能力を確保することができる膨張弁を提供するこ
とを目的とする。 【構成】蒸発器5の出口側冷媒流路と連通する低圧室2
9と蒸発器5から送り出される冷媒の温度を感知してそ
の温度にしたがって内部圧力が変化する高圧室27との
間を仕切って両室内の圧力差に追随して変位するダイア
フラム25と、ダイアフラム25の変位によって駆動さ
れて蒸発器5に送り込まれる冷媒の流量を制御する弁機
構21,30と、低圧室29内と高圧室27内とが所定
の圧力差に達した位置でダイアフラム25の変位を阻止
し、さらに圧力差が一定以上大きくなったらダイアフラ
ム25が上記阻止位置より先まで変位可能なように反転
する反転板バネ35を設けた。
Description
【0001】
この考案は、自動車用冷房装置などに用いられて、蒸発器に入る冷媒の流量を 制御するための膨張弁に関する。
【0002】
この種の膨張弁では一般に、蒸発器の出口側冷媒流路と連通する低圧室と、蒸 発器から送り出される冷媒の温度を感知してその温度にしたがって内部圧力が変 化する高圧室とを設けて、その両室の間をダイアフラムで仕切り、そのダイアフ ラムの変位によって弁機構を駆動して、蒸発器に送り込まれる冷媒の流量を制御 している。
【0003】 しかし、ダイアフラムの変位ストロークが大きいとダイアフラムが早期に劣化 してしまう。そこで従来は、通常運転での使用頻度の最も多い熱負荷時のダイア フラムの変位量を限界として、ダイアフラムのそれ以上の変位を阻止するストッ パを設け、それ以上の熱負荷によって低圧室内と高圧室内との圧力差が増加して も、ダイアフラムを限界位置で停止させたままにして、冷媒流量が一定に保たれ るようにしている。
【0004】
しかし、熱負荷が非常に大きいとき、特に起動時における高負荷時などには、 冷房能力が不足して冷えが悪く、また冷媒中にガス分が多くなるので、冷媒と共 に循環する潤滑油が不足して圧縮機の焼けつき等が発生する問題があった。
【0005】 そこでこの考案は、通常の高負荷時のダイアフラムの変位ストロークを大きく することなく、起動時など一定限度を越える高負荷時には冷媒の流量を増大させ て、充分な冷房能力と潤滑能力を確保することができる膨張弁を提供することを 目的とする。
【0006】
上記の目的を達成するため、本考案の膨張弁は、蒸発器の出口側冷媒流路と連 通する低圧室と、上記蒸発器から送り出される冷媒の温度を感知してその温度に したがって内部圧力が変化する高圧室と、上記低圧室と上記高圧室との間を仕切 って上記低圧室内と上記高圧室内の圧力差に追随して変位するダイアフラムと、 上記ダイアフラムの変位によって駆動されて上記蒸発器に送り込まれる冷媒の流 量を制御する弁機構と、上記低圧室内と上記高圧室内とが所定の圧力差に達した 位置で上記ダイアフラムの変位を阻止し、さらに上記低圧室内と上記高圧室内と の圧力差が一定以上大きくなったら上記ダイアフラムが上記阻止位置より先まで 変位可能なように反転する反転板バネを設けたことを特徴とする。
【0007】
熱負荷が増大して、低圧室内と高圧室内との圧力差が所定の圧力差(例えば、 使用頻度の最も多い状態)に達すると、ダイアフラムの変位は反転板バネによっ て阻止され、それからある程度熱負荷が増大しても蒸発器内に送り込まれる冷媒 の流量は変化しない。
【0008】 しかし熱負荷がさらに大きく増大して、低圧室内と高圧室内との圧力差が一定 以上大きくなると、反転板バネが反転して、ダイアフラムが先の阻止位置よりも 先まで変位できるようになり、蒸発器内に送り込まれる冷媒の流量が急増する。
【0009】
図面を参照して実施例を説明する。 図2は自動車の冷房装置などに用いられる冷凍サイクルを示しており、エンジ ンによって駆動される圧縮機1で高圧に圧縮された冷媒は凝縮器2で熱を放出し て液化され、液状状態になった冷媒(冷媒液)は受液器3に一時的に貯留される 。
【0010】 そして、受液器3から出た冷媒液は膨張弁10で断熱膨張して蒸発器5に入り 、そこで熱を吸収して気化され、圧縮機1へ戻される。6は、膨張弁10の動作 を制御するための感温筒である。
【0011】 図1は膨張弁10を示しており、14は弁ボディー、11は、受液器3に接続 されて高圧の液体冷媒が供給される冷媒入口、12は、蒸発器5の入口に接続さ れる冷媒出口である。
【0012】 冷媒入口11と冷媒出口12との間の絞り部17の入口側口元は弁座になって いて、そこにボール状の弁体21が、圧縮コイルバネ22によって押し付けられ て絞り部17を閉じている。23は、圧縮コイルバネ22のばね圧を調整するた めの調整ナット。20は、弁体21と圧縮コイルバネ22との間に介装されたば ね受けである。
【0013】 弁ボディー14の上端部には、面と垂直方向に変位自在な可撓性薄膜からなる ダイアフラム25で二つに仕切られたダイアフラム室26が形成されている。 そして、ダイアフラム室26の高圧室27は、蒸発器5の出口側に設けられた 感温筒6に、キャピラリチューブ28によって接続されている。感温筒6は、蒸 発器5を出る冷媒ガスの温度を感知するものであり、キャピラリチューブ28内 には少量の冷媒が封入されている。したがって、蒸発器5を出る冷媒ガスの温度 の変動(過熱度によって生じる)にしたがってダイアフラム室26の高圧室27 内の圧力が変化する。
【0014】 一方、ダイアフラム室26の低圧室29は、蒸発器5の出口側と連通しており 、低圧室29内は、蒸発器5を出る冷媒ガスの圧力と等圧になっている。その結 果、ダイアフラム25は、高圧室27と低圧室29との圧力差によって変位する 。
【0015】 30は、ダイアフラム25の動きを弁体21に伝達する作動棒である。 作動棒30は、絞り部17に向かって形成された受け孔31内を通って、その 上端は、ダイアフラム25の下面に当接して配置された大きな皿状のダイアフラ ム受け24の下面に当接し、下端は、絞り部17内を通って弁体21の上面に当 接している。33は、シール用のOリングであり、小さな圧縮コイルバネ34で 付勢されて取り付けられている。
【0016】 このような構成により、作動棒30を介して、ダイアフラム25の変位にした がって弁体21が変位し、それによって絞り部17の開口面積が変化して、蒸発 器5に送り込まれる冷媒の量が制御される。
【0017】 ただし、ダイアフラム受け24の裏面と弁ボディー14との間には、ドーナッ ツ状の皿ばねによって形成された反転板バネ35が配置されている。 この反転板バネ35は、図1に示されるように、中央寄りの部分に平らな部分 35aを有し、その外側がハの字状に形成されて、周縁部が弁ボディー14側に 当接している。35bはそのハの字状の斜面である。また、ダイアフラム受け2 4の裏面には、反転板バネ35の斜面35bの途中に向かって小さな突起36が 突設されている。
【0018】 図3は、上記実施例の膨張弁10の、低圧室29内と高圧室27内との圧力差 (以下、単に「圧力差」という)の変化に対する冷媒流量の変化を示している。 熱負荷が非常に小さいときには、圧力差が小さくてダイアフラム25は変位せ ず、絞り部17は弁体21によって完全に閉じられていて、冷媒の流量はゼロで ある。
【0019】 しかし、熱負荷が少し大きくなると、それにつれて大きくなる圧力差によって ダイアフラム25が下方に変位して、弁体21が絞り部17から離され、冷媒が 蒸発器5に流入する。そして、圧力差が増大するのに伴って弁体21が絞り部1 7から離されて、冷媒の流量が大きくなる。
【0020】 しかし、圧力差が所定差圧(例えば通常での使用頻度の最も多い熱負荷状態に おける差圧)Aに達すると、図4に示されるように、ダイアフラム受け24の裏 面の突起36が反転板バネ35にぶつかって、ダイアフラム25がそれ以上変位 できなくなる。
【0021】 反転板バネ35は、ダイアフラム受け24下面の突起36側から所定以下の力 が加わってもほとんど変形しない。したがって、熱負荷がある程度増加して、圧 力差がAより増加しても、ダイアフラム25の変位が阻止され、図4の状態が維 持されて、冷媒の流量が一定流量Cに維持される。
【0022】 しかし、反転板バネ35に対してダイアフラム受け24下面の突起36側から 加わる力が一定以上に大きくなると、図5に示されるように、反転板バネ35は 瞬間的に反転する。
【0023】 したがって、使用頻度の最も多い熱負荷状態からさらに熱負荷が一定以上増大 して、圧力差がBに達すると、そこで反転板バネ35が反転して、圧力差A以上 の状態で変位を阻止されていた阻止位置よりも先までダイアフラム25が変位可 能となり、弁体21が絞り部17から離れる開き方向に移動して、冷媒の流量が 急速に増大する。
【0024】 したがって、通常の運転中に生じる高負荷時にはダイアフラム25のストロー クは反転板バネ35が反転する前の状態に規制されるが、起動時など一定限度を 越える高負荷時には、反転板バネ35が反転し、ダイアフラム25が大きく変位 して冷媒の流量が増大する。
【0025】 なお、そのような高負荷状態から熱負荷が減小する際には、反転板バネ35の 持つ特性によって、図3に示されるように、熱負荷上昇時とは少しずれたヒステ リシス状の特性線図となる。
【0026】
本考案の膨張弁によれば、熱負荷がある程度増大しても、反転板バネによって ダイアフラムの変位が阻止されるので、通常の運転中に生じる高負荷時にはダイ アフラムのストロークを短くおさえてダイアフラムの劣化を防止することができ 、しかも起動時などに生じる一定限度を越える高負荷時には、反転板バネが反転 して冷媒の流量が増大し、充分な冷房能力と潤滑性能を得ることができる優れた 効果を有する。
【図1】実施例の膨張弁の断面図である。
【図2】実施例の冷凍サイクルの略示図である。
【図3】実施例の冷媒流量特性を示す線図である。
【図4】実施例の膨張弁の動作を示す部分断面図であ
る。
る。
【図5】実施例の膨張弁の動作を示す部分断面図であ
る。
る。
5 蒸発器 21 弁体 25 ダイアフラム 27 高圧室 29 低圧室 30 作動棒 35 反転板バネ
Claims (1)
- 【請求項1】蒸発器の出口側冷媒流路と連通する低圧室
と、 上記蒸発器から送り出される冷媒の温度を感知してその
温度にしたがって内部圧力が変化する高圧室と、 上記低圧室と上記高圧室との間を仕切って上記低圧室内
と上記高圧室内の圧力差に追随して変位するダイアフラ
ムと、 上記ダイアフラムの変位によって駆動されて上記蒸発器
に送り込まれる冷媒の流量を制御する弁機構と、 上記低圧室内と上記高圧室内とが所定の圧力差に達した
位置で上記ダイアフラムの変位を阻止し、さらに上記低
圧室内と上記高圧室内との圧力差が一定以上大きくなっ
たら上記ダイアフラムが上記阻止位置より先まで変位可
能なように反転する反転板バネを設けたことを特徴とす
る膨張弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10625491U JP2554541Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 膨張弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10625491U JP2554541Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 膨張弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0554972U true JPH0554972U (ja) | 1993-07-23 |
| JP2554541Y2 JP2554541Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=14428970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10625491U Expired - Fee Related JP2554541Y2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 膨張弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2554541Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008051439A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Tgk Co Ltd | 膨張装置 |
| CN107860065A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-03-30 | 西藏世峰高科能源技术有限公司 | 充电桩监控室空调系统 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP10625491U patent/JP2554541Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008051439A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Tgk Co Ltd | 膨張装置 |
| CN107860065A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-03-30 | 西藏世峰高科能源技术有限公司 | 充电桩监控室空调系统 |
| CN107860065B (zh) * | 2017-11-10 | 2023-10-24 | 西藏世峰高科能源技术有限公司 | 充电桩监控室空调系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2554541Y2 (ja) | 1997-11-17 |
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Legal Events
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