JPH0555701U - 車両用負荷制御装置 - Google Patents
車両用負荷制御装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両に搭載されている電装品への電力供給を
制御するのに好ましく適用でき、スイッチ、ボリウムま
たは負荷など位置が変更になっても容易に対処すること
ができ車両用負荷制御装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 操作手段10−1乃至10−24を有する操
作部10が各操作に応じてその識別情報と操作状態情報
とからなる操作信号を発生する。操作信号多重処理部2
0が、操作信号を入力して多重化し多重伝送ライン30
を介して負荷制御部40に送出する。負荷制御部40
は、操作信号と負荷F1乃至F48,FD1乃至FD8
との対応関係を規定するデータが予め格納された記憶手
段40fを備える。格納データは識別情報に基づいて読
み出され、これに基づいて制御手段40aが制御する負
荷を決定して操作状態情報に基づいて制御する。
制御するのに好ましく適用でき、スイッチ、ボリウムま
たは負荷など位置が変更になっても容易に対処すること
ができ車両用負荷制御装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 操作手段10−1乃至10−24を有する操
作部10が各操作に応じてその識別情報と操作状態情報
とからなる操作信号を発生する。操作信号多重処理部2
0が、操作信号を入力して多重化し多重伝送ライン30
を介して負荷制御部40に送出する。負荷制御部40
は、操作信号と負荷F1乃至F48,FD1乃至FD8
との対応関係を規定するデータが予め格納された記憶手
段40fを備える。格納データは識別情報に基づいて読
み出され、これに基づいて制御手段40aが制御する負
荷を決定して操作状態情報に基づいて制御する。
Description
【0001】
本考案は、例えば車両に搭載されているランプなどの電装品への電力供給を制 御するために好ましく適用することのできる車両用負荷制御装置に関するもので る。
【0002】
車両にはランプなどの電装品が多く装備されている。これらの電装品負荷への 電力供給の制御は古くは、図14に示されるように、負荷毎に電線を設けて制御 を行なっていた。
【0003】 すなわち、負荷1−1及び1−2に対してはスイッチ2−1及び2−2をオン 、オフすることによって、また、負荷1−3及び1−4に対しては、スイッチ2 −3及び2−4と、ボリウム2−3R及び2−4Rによって、それぞれ制御ユニ ット3−1及び3−2を介して、例えばランプを点灯させるとともに、その照明 の照度を調整するなどが行なわれる。
【0004】 このような1対1の構成においては車両用組電線(ワイヤハーネス)が肥大化 するため、今日では図15に示される構成で負荷への電力供給の制御を行なわせ ている。すなわち、図15において、3−1〜3−4はスイッチであり、図14 のスイッチ2−1〜2−4に対応している。また、3−3R及び3−4Rもスイ ッチであり、図14のボリウム2−3R及び2−4Rの機能を持たせている。ス イッチ3−1〜3−4のオン側を押すと、スイッチを閉じた信号が操作信号多重 処理部4に送出され、またオフ側を押すと、スイッチが開である信号を送出する 。また、スイッチ5−3R及び5−4Rのオン側を押すと、ボリウムをアップさ せる信号を、オフ側を押すとダウンさせる信号を送出する。
【0005】 これらの信号は、操作信号多重処理部4で時分割多重され、多重信号線5を介 して負荷制御部6に伝送される。負荷制御部6では、多重化された信号を分離し 、それぞれの対応する負荷1−1〜1−4への電力供給を制御する。
【0006】
上述したように、従来の車両用負荷制御装置は、スイッチのオン、オフ情報又 はボリウムのアップ、ダウン情報を多重化して信号線を共用化して組電線の肥大 化を防いでいた。従って、スイッチと負荷、又はスイッチ及びボリウムと負荷を 接続する接続線の肥大化を防ぐために、単に接続線を時分割で使用して共用化さ せているのみであった。すなわち、スイッチ又はボリウムと負荷とは1対1の固 定的な関係にあった。そのため、スイッチやボリウム、又は負荷の位置に変更が 生じた場合は、変更のつど操作信号多重処理部4及び負荷制御部6を変更しなけ ればならず、車両の種類毎に車両用負荷制御装置を作らねばならなかった。
【0007】 よって本考案は、上述した従来の問題点に鑑み、スイッチ、ボリウム又は負荷 などの位置が変更になっても容易に対処することができるように改良した車両用 負荷制御装置を提供することを課題としている。
【0008】
上記課題を解決するため本考案により成された車両用負荷制御装置は、図1の 基本構成図に示すように、複数の操作手段10−1乃至10−24を有し各操作 手段の操作に応じて操作信号を発生する操作部10と、該操作部からの操作信号 を多重化して多重伝送ライン30を介して送出する操作信号多重処理部20と、 前記多重伝送ラインを介して送られてくる前記多重化された操作信号を受信し該 受信した操作信号に基づいて、対応する負荷F1乃至F48,FD1乃至FD8 への電力供給を制御する負荷制御部40とを備えた車両用負荷制御装置において 、前記操作部10が発生する操作信号が各操作手段の識別情報とその操作状態情 報とからなり、前記負荷制御部40が、前記受信した操作信号と該操作信号によ って制御する負荷との対応関係を規定するデータが予め格納され、該格納された データが前記受信した操作信号の識別情報に基づいて読み出される記憶手段40 fと、該記憶手段から読み出したデータに基づいて制御する負荷を決定すると共 に、該決定した負荷を前記受信した操作信号の操作状態情報に基づいて制御する 制御手段40aとを備えることを特徴としている。
【0009】 前記車両用負荷制御装置において、前記負荷F1乃至F48,FD1乃至FD 8がオン・オフ制御とオン時のデューティ制御とが行われるデューティ制御負荷 FD1乃至FD8を有し、前記操作部10が前記デューティ制御負荷の各々のオ ン・オフ制御用の操作手段とオン時のデューティ制御用の制御手段とを有するこ とを特徴としている。
【0010】
上記構成において、複数の操作手段10−1乃至10−24を有する操作部1 0が各操作手段の操作に応じて操作信号を発生し、この操作信号が各操作手段の 識別情報とその操作状態情報とからなる。操作信号多重処理部20が操作部から 操作信号を入力して多重化し、これを多重伝送ライン30を介して負荷制御部4 0に送出する。負荷制御部40は受信した操作信号と該操作信号によって制御す る負荷との対応関係を規定するデータが予め格納された記憶手段40fを備え、 この記憶手段40fに格納されたデータは、受信した操作信号の識別情報に基づ いて読み出される。負荷制御部40の制御手段40aはまた、記憶手段40fか ら読み出したデータに基づいて制御する負荷を決定すると共に、該決定した負荷 を受信した操作信号の操作状態情報に基づいて制御する。
【0011】 以上のように、操作信号が各操作手段の識別情報とその操作状態情報とからな り、操作信号の識別情報に基づいて操作信号とこの操作信号によって制御する負 荷との対応関係を規定するデータを読み出し、この読み出したデータによって制 御する負荷を決定すると共に、この決定した負荷を受信した操作信号の操作状態 情報に基づいて制御するようにしているので、操作手段と負荷との対応関係を記 憶手段に格納するデータを変更するだけで容易に対処することができる。
【0012】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図2は本考案による車両用 負荷制御装置の一実施例を示し、同図において、10は操作スイッチ部であり、 該操作スイッチ部10は図3に示すように各々が一対の常開スイッチ101 及び 102 からなる多数のスイッチ対10−1〜10−24…10−nを備える。各 スイッチ対にはその位置情報を示す6ビットコードが付与されている。一対の常 開スイッチ101 及び102 の一方がオン側、他方がオフ側として使用される。 通常のスイッチとして使用されるスイッチ対の場合、スイッチ101 のオンによ ってオン操作信号が、スイッチ102 のオンによってオフ操作信号がそれぞれ発 生され、ボリウムとして使用されるスイッチ対の場合、スイッチ101 のオンに よってアップ操作信号が、スイッチ102 のオンによってダウン操作信号がそれ ぞれ発生される。
【0013】 20は操作スイッチ部10からの操作信号を処理して信号多重化する操作信号 多重処理部であり、予め定めた制御プログラムに従って動作するマイクロコンピ ュータ(CPU)20aと、操作スイッチ部10からの操作信号をCPU20a に入力するための入力インタフェース20bと、CPU20aから操作スイッチ 部10に対して各スイッチ用インジケータを制御するための制御信号を出力する ための出力インタフェース20cと、入力インタフェース20bを介して入力し たCPU20aによって多重化された操作信号を多重伝送ライン30を介して後 述する負荷制御部40に送出するための多重出力インタフェース20dとを備え る。
【0014】 40は多重伝送ライン30を介して操作信号多重処理部20から伝送されてく る多重化された操作信号を識別し、この識別の結果によって負荷を制御する負荷 制御部であり、予め定めた制御プログラムに従って動作して多重化された操作信 号を処理し、この処理結果を出力するマイクロコンピュータ(CPU)40aと 、多重伝送ライン30を介して伝送されてくる多重化された操作信号を受信して これをCPU40aに入力するための多重入力インタフェース40bと、CPU 40aが出力する処理結果を受信して各負荷を駆動する駆動信号を出力する出力 インタフェース40cと、出力インタフェース40cが出力する駆動信号を入力 して負荷を駆動するドライバ40d−1〜40d−48及び40d−D1〜40 d−D8とを備える。
【0015】 上記ドライバ40d−1〜40d−48はオン・オフ負荷F1〜F48に対応 して設けられ、ドライバ40d−D1〜40d−D8はオン・オフだけでなく駆 動電流がデューティ制御される負荷FD1〜FD8に対応して設けられている。 各ドライバは、過電圧、過電流、発熱などの異常を検知して異常信号(ダイアグ 信号)を出力するスマートパワーと称されるICによって構成され、各ドライバ が出力するダイアグ信号は入力インタフェース40eを介してCPU40aに入 力される。CPU40aは、この入力されたダイアグ信号に基づいてどのドライ バ或いは負荷に異常が発生しているかを判断して駆動信号の出力を中止するなど の処置を行う。
【0016】 上記負荷制御部40はまた、操作スイッチ部10のどのスイッチ対が負荷F1 〜F48,FD1〜FD8のどれに対応して使用されているかを解読するための 情報を記憶した例えば不揮発性のE2 PROMからなる記憶媒体40fを有する 。
【0017】 上記負荷制御部40中の出力インタフェース40cは、図4に示すように、C PU40aから入力した8ビット並列信号をデコードするデコーダ40c−1と 、このデコーダ40c−1によってデコードした信号によってオン・オフ負荷用 ドライバ40d−1〜40d−48の各々に対する駆動信号を立上げたり、立下 げたりするラッチ回路40c−2と、デコーダ40c−1によってデコードした 信号によって設定されるデューティデータによってデューティ制御負荷用ドライ バ40d−D1〜40d−D8の各々に対するデューティ駆動信号を発生するデ ューティパルス発生回路40c−3とを有する。
【0018】 次に、操作信号多重処理部20のCPU20aが多重出力インタフェース20 dを通じて送出する多重送信データのフォーマットは、図5に示すように、デー タ送信開始コードSTと、6ビットのスイッチ位置コードQ7〜Q2と、2ビッ トのスイッチオン/オフコードQ1,Q0と、エラーチェックコードECとから なる。スイッチオン/オフコードQ1,Q0が「00」のとき変化なし、「01 」のときスイッチオン又はボリウムアップ、「10」のときスイッチオフ又はボ リウムダウン、「11」のとき禁止と定義さている。
【0019】 操作スイッチ部10のどのスイッチ対が負荷F1〜F48,FD1〜FD8の どれに対応して使用されているかを解読するための情報を記憶する上記記憶媒体 40f中のデータフォーマットは、128バイト×8ビットのメモリ領域が半分 に分けられ、その一方にデコードフォーマットが、他方に操作スイッチ部10か らの信号の送出が中断したときどの負荷をどのように動作させるかを示すデフォ ルト値を格納するデフォルト値格納フォーマットがそれぞれ格納されている。
【0020】 デコードフォーマットは図6に示すように、7ビットのアドレスA0〜A6で アドレス指定され、そのうちのA6が「0」にされ、残りの6ビットA0〜A5 に図5に示した多重送信データのフォーマットのQ2〜Q7によって送られてく るスイッチ位置情報が適用されて、当該スイッチに対応する情報が記憶されてい るアドレスを指定する。メモリ領域に格納される8ビットのデータは、D5〜D 7の上位3ビットによって3種類のコードに分けられる。
【0021】 上位2ビットが「00」の場合は、オン・オフとデューティ制御される負荷F D1〜FD8のためのデータである。そして、D5が「0」のものはボリウムを 表し、D2〜D4が8個の負荷を指定し、D0,D1はボリウムのデューティの 可変範囲を指定する。これを、以下コード1のデータと称する。D1,D0が「 00」の場合0〜100%、「01」の場合10〜100%、「10」の場合2 0〜100%、「11」の場合40〜100%をそれぞれ指定する。D5が「1 」のものはスイッチを表し、D2〜D4が8個の負荷を指定し、D0,D1は未 使用である。これを、以下コード2のデータと称する。なお、両者のD2〜D4 は等しい値となる。
【0022】 上位2ビットのいずれか一方が「1」の場合は、オン・オフ制御される負荷F 1〜D48のためのデータであり、上位3ビットのD5〜D7によって48個の 負荷F1〜F48を8個づつに分けた各グループを指定し、D2〜D4によって 各グループ内の1つの負荷を指定する。すなわち、D2〜D7によって48個の 負荷F1〜F48のなかの1つの負荷を指定する。なお、D0,D1は未使用で ある。これらを、以下コード3のデータと称する。
【0023】 デフォルト値格納フォーマットは図7に示すように、デコードフォーマットと 同様に7ビットのアドレスA0〜A6でアドレス指定され、そのうちのA6が「 1」にされ残りの6ビットA0〜A5で各スイッチ位置に対応するアドレス指定 を行う。メモリ領域に格納される8ビットのデータは、デコードフォーマットと 同様にD5〜D7の上位3ビットによって3種類のコードに分けられる。
【0024】 すなわち、上位2ビットが「00」の場合は、オン・オフとデューティ制御さ れる負荷FD1〜FD8のためのデータである。そして、D5が「0」のものは ボリウムを表し、D0〜D4でデューティ表示のデフォルト値が表される。これ を、コード1のデータと称する。D5が「1」のものはスイッチを表し、D2〜 D4が未使用、D0,D1がスイッチデータのデフォルト値である。このD0, D1が「00」で変化なし、「01」でオン設定、「10」でオフ設定、「11 」で設定禁止をそれぞれ表している。これを、コード2のデータと称する。なお 、どの負荷のものであるかは、A6以外が同じアドレスのデコードフォーマット によって知ることができる。
【0025】 上位2ビットのいずれか一方が「1」の場合は、オン・オフ制御される負荷F 1〜F48のためのデフォルト値データであり、上位3ビットのD5〜D7によ って48個の負荷F1〜F48を8個づつに分けた各グループを指定し、D2〜 D4によって各グループ内の1つのを指定する。そして、D0,D1にスイッチ データのデフォルト値が設定されている。このスイッチデータのデフォルト値は 、上述したと同様に、D0,D1が「00」で変化なし、「01」でオン設定、 「10」でオフ設定、「11」で設定禁止をそれぞれ表している。これを、コー ド3のデータと称する。
【0026】 負荷制御部40のCPU40a内のRAMには、図8に示すように、アドレス 「000」から「111」までに負荷FD1〜FD8のデューティデータが、ア ドレス「1000」に負荷FD1〜FD8のオン・オフデータが、アドレス「1 001」に空きが、アドレス「1010」から「1111」までに負荷F1〜F 48のオン・オフデータがそれぞれ格納されている。負荷FD1〜FD8のオン ・オフデータは各ビットが各負荷に対応し、負荷F1〜F48のオン・オフデー タは各ビットが各グループの各負荷に対応している。
【0027】 そして、負荷FD1乃至FD8についてのデューティデータ及びオン・オフデ ータのアドレスのA3〜A5は記憶媒体40f中のコード1,2のD5,D6, D7によって、デューティデータのアドレスA0〜A2はコード1のD2〜D4 によってそれぞれアドレス指定され、負荷F1〜F48についてのオン・オフデ ータのアドレスA0〜A2はコード3のデータのD5〜D7によってアドレス指 定される。
【0028】 なお、図示の例では、負荷に関するデータをCPU40aの外部に別個に設け た記憶媒体40fに格納するようにしているが、CPU内のRAM容量に余裕が あれば、記憶媒体の内容を予めRAM中に格納するようにすることもできる。こ の場合、図9に示すように、アドレス「10000」〜「111111」を汎用 エリアとして、アドレス「1000000」〜「1111111」を負荷に関す るデータを格納するためのエリアとしてそれぞれ使用するようにすればよい。こ の場合、処理速度が早くなる。
【0029】 以上の構成において、操作信号処理部20は操作スイッチ部10の特定のスイ ッチの操作によって発生される操作信号を入力インタフェース20bを介して入 力し、この入力した操作信号に基づいて多重伝送すべき情報を図7の多重送信デ ータフォーマットに従って作成すると共に、この作成した情報を一定時間毎に発 生する送信要求に応じて送出する。
【0030】 一方、負荷制御部40は、操作信号処理部20から情報を受信し、この受信し た情報に基づいて記憶媒体40f又はRAM中の負荷に関するデータを読み出し 、この読み出したデータにより制御対象とする負荷を特定してデューティデータ のアップ・ダウンやオン・オフを設定し、この設定によって駆動信号を出力して 負荷の駆動制御を行う。
【0031】 以上概略説明した動作の詳細を、操作信号多重処理部20のCPU20a及び 負荷制御部40のCPU40aが行う仕事を示すフローチャートを参照して以下 説明する。
【0032】 操作信号多重処理部20のCPU20aは、各種の処理ルーチンの一つとして 図10に示すスイッチ位置情報送信ルーチンを実行する。このルーチンでは、そ の最初のステップS1において、送信要求があるか否かの判定を行う。このステ ップS1における判定は、例えば0.1秒毎のタイマ割込によってセットされる送 信要求フラグがセットされているか否かによって行う。ステップS1の判定がN Oのときにはこのルーチンを直ちに抜けて図示しないメインルーチンに戻る。
【0033】 ステップS1の判定がYESのとき、すなわち送信要求があるときには、ステ ップS2に進んでスタートビットを送信し、次のステップS3においてアドレス として使用されるスイッチ位置情報6ビットを送信する。続くステップS4にお いてスイッチオン/オフ情報2ビットを、更に次のステップS5においてエラー チェックビットをそれぞれ送信することによって図5のフォーマットによる多重 送信データの送出を終了する。その後ステップS6に進んで送信完了フラグをセ ットしてからメインルーチンに戻る。
【0034】 一方、負荷制御部40のCPU40aは、各種の処理ルーチンの一つとして図 11に示す多重受信ルーチンを実行する。このルーチンでは、その最初のステッ プS11において、操作信号多重処理部20から0.1秒毎に送信されてくる多重 送信データのスタートビットを検出したか否かを判定し、この判定がNOのとき にはメインルーチンに戻る。一方、ステップS11の判定がYESのときにはス テップS12でスイッチ位置情報6ビットを、次のステップS13でスイッチオ ン/オフ情報2ビットを、更に次のステップS13でエラーチェックビットをそ れぞれ受信する。そして、ステップS14に進んで受信完了フラグをセットして からステップS15に進み、ここでスイッチ情報格納アドレスに受信データを転 送してからメインルーチンに戻る。
【0035】 図11のフローチャートは負荷に関するデータをCPU40a内のRAMでな く、記憶媒体40fが持っている場合のものであるが、CPU40a内のRAM が持っている場合には、ステップS15を省略すればよい。
【0036】 次に、負荷制御部40のCPU40aが行う負荷制御を行うための設定処理を 図12及び図13のフローチャートを参照して通常モードと受信異常モードとの 場合についてそれぞれ説明する。
【0037】 通常モードでは、図12のフローチャートの最初のステップS101において 受信が完了したか否かを受信完了フラグがセットされているかどうかによって判 定し、この判定がNOのときにはメインルーチンに戻る。ステップS101の判 定がYESのときにはステップS102に進んでエラーチェックの結果を判定し 、エラーチェックの結果がOKのときにはステップS103に進んで多重受信デ ータ上位6ビットをアドレスとして記憶媒体40fに送信し、次のステップS1 04で記憶媒体40fからのデータ(D0〜D7)を受信する。なお、CPU4 0aのRAMが負荷に関するデータを持っているときにはステップS103及び S104において、RAMをアクセスすることになる。
【0038】 そのステップS105に進み、ここで受信したデータのうちのD7,D6が「 00」であるか否かを判定することによって、データがデューティ制御負荷FD 1〜FD8に関するものであるかどうかを判断する。ステップS105の判定が YESのときにはステップS106に進み、ここで受信したデータのうちのD5 が「0」であるか否かを判定する。このステップS106の判定では、負荷FD 1〜FD8のデューティデータであるかどうかを判断する。
【0039】 ステップS106の判定がYESのときはステップS107に進み、ここで操 作信号多重処理部20から受信したデータのうちのスイッチのオン/オフに関す る下位2ビットQ1,Q0について、反転Q1及び反転Q0の論理積とQ1及び Q0の論理積との論理和、すなわち以下の論理式が「1」に等しいか否かを判定 する。
【数1】
【0040】 この判定は、Q1,Q0が共に等しいか否かを判定するもので、判定がYES のときはアップ/ダウンのいずれでもないと判断し、ステップS108に進んで 受信完了フラグをリセットしてからメインルーチンに戻る。
【0041】 ステップS107の判定がNOのときには、ステップS109に進んで記憶媒 体40fから受信したデータのD4〜D2によりRAM中のデューティデータエ リアを特定する。その後ステップS110に進み、ここでQ0が「1」に等しい か否かを判定し、この判定がYESのときにはステップS111に進んで上記ス テップS109において特定したエリアのデューティデータをアップし、判定が NOのときにはステップS112に進んで上記ステップS109において特定し たエリアのデューティデータをダウンしてからステップS108に進んで受信フ ラグをリセットしてからメインルーチンに戻る。
【0042】 上記ステップS105の判定がNOのとき、すなわち、D7,D6が「00」 でなくオン・オフ負荷に関するデータのときにはステップS113に進む。ステ ップS113においては、記憶媒体40fから受信したデータのD7〜D5で表 されるRAM中のアドレスとD4〜D2で表されるビットデータを、現在ビット データ、反転Q1及び反転Q0の論理積と、現在ビットデータ、Q1及びQ0の 論理積と、反転Q1及びQ0の論理積との論理和であるSWn、すなわち以下の 論理式の演算結果により変更してからステップS108に戻る。
【数2】
【0043】 具体的には、現在ビットデータSWn-1が「0」であるとき、Q1,Q0とし てオンデータである「01」を受信すると、上記論理式によって、0・1・0+ 0・0・1+1・1=1=SWnに変更される。また、現在ビットデータSWn -1が「0」であるとき、Q1,Q0としてオフデータである「10」を受信する と、上記論理式によって、0・0・1+0・1・0+0・0=0=SWnとなり 現在ビットデータと同じになる。現在ビットデータSWn-1が「1」であるとき 、Q1,Q0としてオフデータである「10」を受信すると、上記論理式によっ て、0・0・1+0・1・0+0・0=0=SWnに変更される。また、現在ビ ットデータSWn-1が「1」であるとき、Q1,Q0としてオンデータである「 01」を受信すると、上記論理式によって、0・1・0+0・0・1+1・1= 1=SWnとなり現在ビットデータと同じになる。
【0044】 また、ステップS106の判定がNOのとき、すなわちD5が「0」でなくデ ューティ制御負荷に関するデューティデータのときにはステップS114に進む 。ステップS114においては、記憶媒体40fから受信したデータのD7〜D 5で表されるRAM中のアドレスとD4〜D2で表されるビットデータを、現在 ビットデータ、反転Q1及び反転Q0の論理積と、現在ビットデータ、Q1及び Q0の論理積と、反転Q1及びQ0の論理積との論理和であるSWnを上式と同 じ論理式の演算結果により変更してからステップS108に戻る。
【0045】 受信異常モードでは2つのパターンがある。1つは正常動作中に受信異常が発 生した場合であり、この場合は異常発生の直前の状態を保持させる。この状態は システムがダウンするまで続行させる。他の1つのパターンは、電源投入直後に 異常が発生した場合であり、この場合は図13のフローチャートの最初のステッ プS201において例えば0.1 秒の多重インターバル時間がオーバフローしたか 否かを判定し、この判定がNOのときには一定時間間隔で正常に受信が行われて いるとして、直ちにメインルーチンに戻る。
【0046】 ステップS201の判定がYESのときには何らかの理由によって受信が中断 しているとしてステップS202に進み、ここでA6=1,A5〜A0=スイッ チ位置情報にして記憶媒体40fをアクセスする。その後ステップS203に進 んでステップS202でアクセスした記憶媒体からデフォルトデータD7〜D0 を受信する。
【0047】 続いてステップS204に進み、ここでステップS203において受信したデ フォルトデータのうちのD7,D6が「00」であるか否かを判定し、この判定 がYESのときにはステップS205に進んでD5が「0」であるか否かを判定 する。ステップS205の判定がYESのときにはステップS206に進み、こ こでA6=0,A5〜A0=スイッチ位置情報にして記憶媒体40fをアクセス してからステップS207に進んで記憶媒体40fからスイッチ位置情報(D7 〜D0)を受信する。その後ステップS208に進み、ここでデューティ用のデ ータメモリアドレスの下位3ビットのD4〜D2で示されるRAMにデューティ デフォルトデータD4〜D0を格納してからメインルーチンに戻る。
【0048】 上記ステップS204の判定がNOのときにはステップS209に進み、記憶 媒体40fから受信したデータのD7〜D5で表されるRAM中のアドレスとD 4〜D2で表されるビットデータを、現在ビットデータ、反転Q1及び反転Q0 の論理積と、現在ビットデータ、Q1及びQ0の論理積と、反転Q1及びQ0の 論理積との論理和であるSWn、すなわち上記論理式の演算結果により変更して からメインルーチンに戻る。
【0049】 また、ステップS205の判定がNOのとき、すなわちD5が「0」でなくデ ューティ制御負荷に関するデューティデータのときにはステップS210に進む 。ステップS210においては、記憶媒体40fから受信したデータのD7〜D 5で表されるRAM中のアドレスとD4〜D2で表されるビットデータを、上記 論理式の演算結果により変更してからメインルーチンに戻る。
【0050】 以上説明したように、本考案による実施例では、操作部である操作スイッチ部 10は一対の常開スイッチ101 ,102 からなるスイッチ対10−1〜10− 24…10−nを有し、オン・オフ負荷の通常のスイッチとして使用されるその 1つのオン側スイッチ101 が操作されるとオン操作信号が発生され、これが操 作信号多重化処理部20で多重化処理されて多重伝送ライン30を介して負荷制 御部40に対して送出される。多重化処理されて多重伝送ライン30を介して送 出されるデータは、その操作されたスイッチ対に識別のために付与されたスイッ チ位置情報とスイッチ対の操作状態情報などからなる。
【0051】 負荷制御部40は受信したデータ中のスイッチ位置情報をアドレスとして使用 して記憶媒体40f中のデータを読み出し、この読み出したデータによってその 操作されたスイッチに対応して設けられたRAM中のデータを、必要なときには 受信データ中の操作状態情報によって変更し、この変更されたRAM中のデータ によって対応する負荷を制御するようになっている。従って、スイッチ対と負荷 との対応関係が変わったときには、記憶媒体40f中のデータを変更するだけで 容易に対処することができる。
【0052】 なお、図示実施例では、操作スイッチ部10のスイッチ対は、操作したときの みオンする常開スイッチからなっているが、これはトグルスイッチやプッシュ・ プッシュスイッチなど任意の構造、機能のスイッチによって構成することができ る。
【0053】 また、実施例では、各スイッチ対にコードを付与しているが、このコードの付 与は、スイッチ対を接続する場所によって自動的に行われるようにすることがで きる。
【0054】 更に、実施例では、負荷はオン・オフ負荷又はデューティ制御可能なオン・オ フ負荷からなっているが、本考案は他の任意の負荷の制御に適用することができ る。
【0055】
以上説明したように本考案によれば、操作信号が各操作手段の識別情報とその 操作状態情報とからなり、操作信号の識別情報に基づいて操作信号とこの操作手 段によって制御する負荷との対応関係を規定する予め設定したデータを読み出し 、この読み出したデータによって制御する負荷を決定すると共に、この決定した 負荷を受信した操作信号の操作状態情報に基づいて制御するようにしているので 、操作手段と負荷との対応関係が変わったときには操作信号とこの操作信号によ って制御する負荷との対応関係を規定するデータを変更することによって、容易 に対処することができる。
【提出日】平成4年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】 その後ステップS105に進み、ここで受信したデータのうちのD7,D6が 「00」であるか否かを判定することによって、データがデューティ制御負荷F D1〜FD8に関するものであるかどうかを判断する。ステップS105の判定 がYESのときにはステップS106に進み、ここで受信したデータのうちのD 5が「0」であるか否かを判定する。このステップS106の判定では、負荷F D1〜FD8のデューティデータであるかどうかを判断する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【0052】 なお、図示実施例では、操作スイッチ部10のスイッチ対は、操作したときの みオンする常開スイッチからなっているが、これはトグルスイッチやシーソース イッチなど任意の構造、機能のスイッチによって構成することができる。
【図1】本考案による車両用負荷制御装置の基本構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本考案による車両用負荷制御装置の一実施例を
示す図である。
示す図である。
【図3】図2中の操作スイッチ部の具体的な例を示す図
である。
である。
【図4】図2中の一部分の具体的な例を示す図である。
【図5】多重送信データのフォーマットを示す図であ
る。
る。
【図6】記憶媒体中のデコードデータのフォーマットを
示す図である。
示す図である。
【図7】記憶媒体中のデフォルト値データのフォーマッ
トを示す図である。
トを示す図である。
【図8】負荷制御部のCPU中のRAMのメモリエリア
のデータマップを示す図である。
のデータマップを示す図である。
【図9】RAM中にデコードデータなどを格納した場合
のメモリマップをしえす図である。
のメモリマップをしえす図である。
【図10】操作信号多重処理部のCPUが行う仕事の一
部を示すフローチャートである。
部を示すフローチャートである。
【図11】負荷制御部のCPUが行う仕事の一部を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図12】負荷制御部のCPUが行う仕事の他の一部を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図13】負荷制御部のCPUが行う仕事の更に他の一
部を示すフローチャートである。
部を示すフローチャートである。
【図14】従来の車両用負荷制御装置の一例を示す図で
ある。
ある。
【図15】従来の車両用負荷制御装置の他の例を示す図
である。
である。
10 操作部(操作スイッチ
部) 10−1〜10−24 操作手段(スイッチ対) 20 操作信号多重処理部 30 多重伝送ライン F1〜F48,FD1〜FD8負荷 40 負荷制御部 40a 制御手段(CPU) 40f 記憶手段(記憶媒体)
部) 10−1〜10−24 操作手段(スイッチ対) 20 操作信号多重処理部 30 多重伝送ライン F1〜F48,FD1〜FD8負荷 40 負荷制御部 40a 制御手段(CPU) 40f 記憶手段(記憶媒体)
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の操作手段を有し各操作手段の操作
に応じて操作信号を発生する操作部と、該操作部からの
操作信号を多重化して多重伝送ラインを介して送出する
操作信号多重処理部と、前記多重伝送ラインを介して送
られてくる前記多重化された操作信号を受信し該受信し
た操作信号に基づいて、対応する負荷への電力供給を制
御する負荷制御部とを備えた車両用負荷制御装置におい
て、 前記操作部が発生する操作信号が各操作手段の識別情報
とその操作状態情報とからなり、 前記負荷制御部が、前記受信した操作信号と該操作信号
によって制御する負荷との対応関係を規定するデータが
予め格納され、該格納されたデータが前記受信した操作
信号の識別情報に基づいて読み出される記憶手段と、該
記憶手段から読み出したデータに基づいて制御する負荷
を決定すると共に、該決定した負荷を前記受信した操作
信号の操作状態情報に基づいて制御する制御手段とを備
えることを特徴とする車両用負荷電源制御装置。 - 【請求項2】 前記負荷がオン・オフ制御とオン時のデ
ューティ制御とが行われるデューティ制御負荷を有し、
前記操作部が前記デューティ制御負荷の各々のオン・オ
フ制御用の操作手段とオン時のデューティ制御用の制御
手段とを有することを特徴とする請求項1記載の車両用
負荷制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991107302U JP2588831Y2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 車両用負荷制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991107302U JP2588831Y2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 車両用負荷制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0555701U true JPH0555701U (ja) | 1993-07-23 |
| JP2588831Y2 JP2588831Y2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=14455651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991107302U Expired - Lifetime JP2588831Y2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 車両用負荷制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2588831Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997016045A1 (en) * | 1995-10-27 | 1997-05-01 | Nippon Seiki Co., Ltd. | Display device for vehicle |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS613596A (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-09 | Tokai Rika Co Ltd | 自動車用負荷制御装置 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP1991107302U patent/JP2588831Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS613596A (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-09 | Tokai Rika Co Ltd | 自動車用負荷制御装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997016045A1 (en) * | 1995-10-27 | 1997-05-01 | Nippon Seiki Co., Ltd. | Display device for vehicle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2588831Y2 (ja) | 1999-01-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980421 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981013 |