JPH0555728B2 - - Google Patents
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- JPH0555728B2 JPH0555728B2 JP62137989A JP13798987A JPH0555728B2 JP H0555728 B2 JPH0555728 B2 JP H0555728B2 JP 62137989 A JP62137989 A JP 62137989A JP 13798987 A JP13798987 A JP 13798987A JP H0555728 B2 JPH0555728 B2 JP H0555728B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
- F16C32/04—Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
- F16C32/0406—Magnetic bearings
- F16C32/044—Active magnetic bearings
- F16C32/0444—Details of devices to control the actuation of the electromagnets
- F16C32/0451—Details of controllers, i.e. the units determining the power to be supplied, e.g. comparing elements, feedback arrangements with P.I.D. control
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- Electromagnetism (AREA)
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
この発明は、宇宙用機器、高速回転機等に使用
して好適な磁気軸受の制御装置に関する。 [従来の技術] 磁気軸受は、その名の示すとおり、磁気の吸引
力や反発力を利用して、物体を無接触で支持する
ものであり、低摩擦、低振動、低騒音等の特徴が
ある。また、超高速回転、真空中での回転に使用
できるため、人工衛星の姿勢制御装置や高速回転
機等に使用され始めている。 磁気軸受は、制御軸数により、一軸制御のもの
と、多軸制御のものとに大別される。 一軸制御の磁気軸受は、スラスト軸受などに適
用される。その制御装置としては、PID(比例・
積分・微分)調節器が使用され、電流マイナーフ
イードバツク補償と合わせて、不平衡剛性とコイ
ル電流の遅れを補償するのが一般的である。ここ
で、不平衡剛性というのは、磁気による吸引力の
場合、回転軸が平衡状態からずれたとき、そのず
れを助長する方向に働くのであり、磁気吸引力の
不平衡分を変位量で除した値、すなわち、不安定
化力の磁気ばね定数を意味している。なお、これ
は、後述する(14)式のδjの係数に相当するもの
である。 一方、多軸制御の磁気軸受には、多入力、多出
力の制御装置が必要であり、次のような制御方式
がとられている。 各軸受を単独にPID制御する方式 これは、上述した一軸制御方式を各軸受にそれ
ぞれ独立に適用し、各軸受を単独にPID制御する
ようにしたものである。 回転子重心の各軸方向の運動を、それぞれ独
立にPID制御する方式 これは、回転子の重心の並進3方向、回転2方
向の運動を、それぞれ独立にPID制御するもので
ある。 第12図は、この種の方式を説明するための図
である。制御対象(磁気軸受)120の回転子の
重心は、軸方向、径方向(2方向)に並進運動を
行うとともに、2方向に回転運動を行う。これら
の重心変位は、変位検出器121によつて検出さ
れ、変位推定器122に供給される。ただし、軸
方向の運動は、他の方向の運動とまつたく独立に
制御できるので、第12図では省略してある。 変位推定器122は、上記検出量から回転子の
推定重心変位y^G,θ^Z,θ^y,z^Gを演算し、加算器1
23にフイードバツクする。加算器123は、重
心変位指令値からフイードバツク量を減算し、そ
の偏差をPID制御器124に供給する。PID制御
器124の出力は、重心に作用する力の指令値に
関するものであるが、これが荷重指令変換器12
5により、軸受部に作用する磁気力の指令値に変
換され、電流指令器126に送られる。電流指令
器126は、前記指令値から、軸受部の電磁石へ
供給する電流指令値を作成し、これにより、制御
対象120を制御する。こうして、回転子が無接
触で軸受部に支持される。 現代制御理論に基づく状態フイードバツクに
よる制御方式 これは、松村文夫他「横軸形磁気軸受の基本方
程式と制御系設計」電気学会論文誌C.101巻6号、
137(1981)に記載されたものである。この制御方
式では、所定の評価関数が最小になるように、数
値計算によつてフイードバツク係数を求めるよう
になつている。 [発明が解決しようとする問題点] ところで、上述した従来の制御方式には、次の
ような欠点があつた。 (1) 各軸受を単独に制御するの方式では、左右
の軸受の相互干渉の影響を補償することができ
ない。 (2) 回転子の重心の運動をそれぞれ独立にPID制
御するの制御方式では、左右対称な構造をも
つ場合には、重心の各軸方向の運動をそれぞれ
制御することができる。しかし、左右非対称な
場合には、左右の軸受の不平衡剛性の影響が、
反対側の軸受に影響して相互干渉を起こし、こ
のの制御方式では、これを補償できない。な
お、これは、重心変位のフイードバツクループ
の係数行列の中に、非対角項が現れることに対
応するが、その詳細は後述する。 (3) 現代制御理論によるの制御方式では、上記
(1),(2)の不都合は解消されるが、すべての状態
変数のフイードバツクをとる必要があるため、
フイードバツクループが多数となり、数値計算
によつて求めたフイードバツク係数の設定も、
また微調整も複雑で困難である。 この発明は、このような背景の下になされたも
ので、左右非対称な構造をもつ場合でも、常に最
適な制御を行うことのできる磁気軸受の制御装置
を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、第1発明は、 軸受部に配設された電磁石に流す電流を制御す
ることにより、回転子を無接触で支持するように
した磁気軸受において、 前記回転子の回転軸の径方向の変位を少なくと
も2箇所で検出し、それぞれの検出結果を出力す
る変位検出器と、 この変位検出器の出力と、該変位検出器、前記
回転子の重心および前記回転軸の軸受部の相互の
位置関係とに基づいて演算を行い、前記回転子の
重心変位と前記回転軸の軸受部変位とを推定する
変位推定器と、 この変位推定器から出力された推定重心変位に
I−PD動作を加え、これをフイードバツクする
ことにより重心の並進、回転運動を制御するI−
PD方式の主制御器と、 前記変位推定器から出力された推定軸受部変位
にPD動作を加え、これをフイードバツクするこ
とにより軸受部の磁気力の不平衡を補償する不平
衡剛性補償器と を具備することを特徴とする。 また、第2発明は、 軸受部に配設された電磁石に流す電流を制御す
ることにより、回転子を無接触で支持するように
した磁気軸受において、 前記回転子の回転軸の径方向の変位を少なくと
も2箇所で検出し、それぞれの検出結果を出力す
る変位検出器と、 この変位検出器の出力と、該変位検出器と前記
回転子の重心の相互の位置関係とに基づいて演算
を行い、前記回転子の重心変位を推定する変位推
定器と、 この変位推定器から出力された推定重心変位に
I−PD動作を加え、これをフイードバツクする
ことにより重心の並進、回転運動を制御するI−
PD方式の主制御器と、 前記変位推定器から出力された推定重心変位に
PD動作を加え、これをフイードバツクすること
により軸受部の磁気力の不平衡を補償する不平衡
剛性補償器と を具備することを特徴とする。 [作用] 上記第1発明によれば、推定軸受部変位に基づ
いて、軸受の不平衡剛性を、各軸受部でそれぞれ
補償している。この結果、左右非対称な構造をも
つ場合でも、重心各軸方向の運動が互いに影響を
及ぼさない非干渉な制御系とすることができる。
したがつて、非対称な構造をもつ場合でも、簡単
な制御装置で、安定かつ速応性に富んだ、定常特
性のよい磁気軸受を得ることができる。 これを従来の制御方式と比較すると、従来は回
転子の運動制御と、各軸受部の不平衡剛性の補償
とを、1つのPID制御装置で共通に行つていた。
このため、左右非対称な構造をもつ場合に現れる
左右の軸受の不平衡剛性の相互干渉(クロスルー
プ)、あるいは、不平衡剛性の並進方向と回転方
向の相互干渉(クロスループ)を補償することが
できなかつた(この詳細は、後述する)。 本発明では、回転子の運動制御と、不平衡剛性
の補償とを別々に制御することにより、不平衡剛
性の相互干渉を補償できるようにした。 また、第2発明は、推定重心変位に基づいて、
軸受の不平衡剛性の並進方向成分、および回転方
向成分をそれぞれ補償して、第1発明と同様の効
果をあげることができる。なお、第1発明と第2
発明の違いの詳細については後述する。 [実施例] 以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明
する。 第1図は、この発明の第1実施例(第1発明対
応)による磁気軸受制御装置の構成を示すブロツ
ク図であるが、この制御装置の説明に入る前に、
まず第2図以降を参照して、上記制御装置の制御
対象である磁気軸受につき説明する。 磁気軸受(制御対象)の構造と各関連量 第2図は、磁気軸受の構造を示す斜視図であ
る。 図において、1は回転子、2は回転子1の回転
軸である。回転軸2は、左右の軸受部3l,3r
により無接触で支持されている。軸受部3l,3
rは、それぞれ4個の電磁石をもち(第1図の3
l1〜3l4、および3r1〜3r4参照)、回転軸2を吸
引することにより、これを平衡位置に保持しよう
とする。この軸受部3l,3rの外方には、左右
の検出部4l,4rが配設されている。検出部4
l,4rは、たとえば渦電流式の非接触変位計か
らなるもので、回転軸2の径方向の変位量を検出
するものである。 上記回転子1につき、次のような静止座標系を
定める。まず、平衡状態における回転子1の重心
Gの位置を原点Oとする。また、平衡状態におけ
る回転軸2の軸心をx軸、鉛直下方をz軸とし、
y軸は、これら各軸が右手系をなすように定め
る。なお、重心Gと回転子1の中心とは、必ずし
も一致しない(第3図a参照)。 第3図は、上記各部の位置関係を示す図であ
り、同図aとcは正面図、bは平面図である。同
図aに示すように、重心Gと回転子1の中心との
距離をl0、回転子1の中心と左右の軸受部3l,
3rとの距離をそれぞれl1,l2、回転子1の中心
と検出部4l,4rとの距離をそれぞれl1′,l2′
とする。また、同図bに示すように、回転軸2の
y軸方向の変位量を記述する。すなわち、左右軸
受部3l,3rにおける回転軸2のy軸方向の変
位量(平衡位置からの変位量)をyl,yr、左右検
出部4l,4rにおける回転軸2のy軸方向の変
位量をyl′,yr′とする。また、重心Gの位置での
回転軸2のy軸方向の変位量をyGとする。さら
に、同図cに示すように、z軸方向の各変位量を
それぞれ、zl,zr,zl′,zr′,ZGとする。 次に、左軸受部3lにおいて、回転軸2に作用
する吸引力は、鉛直上方にfl1、鉛直下方にfl2、水
平左方にfl3、水平右方にfl4であるとする。また、
右軸受部3rにおいて、回転軸2に作用する吸引
力は、それぞれfr1,fr2,fr3,fr4であるとする。
こうすると、左右の軸受部3l,3rにおいて、
y軸方向、z軸方向に作用する力fyl,fyr,fzl,
fzrは、次のようになる。 fyl=fl3−fl4,fyr=fr3−fr4,fzl=fl2−fl1,fzr
=fr2−fr1 ……(1) また、回転子1のx,y,z各軸回りの回転量
をθx,θy,θz、回転子1のx軸回りの回転角速度
をωxとする。 磁気軸受の伝達特性 次に、このような磁気軸受の運動方程式から始
めて、磁気軸受の伝達特性を求め、そのブロツク
線図を定めることとする。 (1) 運動方程式 回転子1を、軸対称の構造をもつ剛体とみなし
て、x軸回りの回転を除いた5自由度を制御する
場合を考える。ここで、回転軸2の方向、つまり
スラスト方向(x軸方向)については、変位量の
検出も、力を加えることも、他方向の運動とは独
立に行えるから、単独に制御することができる。 しかしながら、径方向、すなわちラジアル方向
(y軸およびz軸方向)の4軸は、互いに影響し
あつている。たとえば、左の軸受部3lに吸引力
が働くと、右の軸受部3rの方でも運動が生じ
る。 また、一般に、検出部4l,4rの位置と、軸
受部3l,3rの位置とは異なるので、左の軸受
部3lにおける回転軸2の変位を知ろうとする
と、左右の検出部4l,4rにおける変位量から
推定しなければならない。 このように、左右の運動は、吸引力の発生にお
いても、変位の検出においても関連している。ま
た、回転子1が回転し始めると、ジヤイロモーメ
ントが発生するので、y軸方向とz軸方向の運動
も干渉しあつている。つまり、ラジアル4軸は、
すべて関連していることとなる。 さて、第2図、第3図において、重心Gの並進
運動の運動方程式は、次のようになる。 mx¨G=Fx,my¨G=Fymz¨G=Fz ……(2) また、重心Gの回転運動の運動方程式は、次の
ようになる。 Jyθ¨z−ωxJxθ・y=Mz Jyθ¨y+ωxJxθ・z=My ……(3) ここで、mは回転子1の質量、Jx,Jyはx軸、
y軸回りの慣性モーメント(ただしz軸回りの慣
性モーメントJz=Jy),xG,yG,zGは重心Gの各
軸方向の平衡位置からの変位量、θy,θzは重心G
の回りの角変位量、ωxは回転子1の回転角速度、
Fx,Fy,Fzは重心Gに作用する力、My,Mzは
重心Gに働くモーメントである。 ラジアル4軸の運動方程式を行列で表記する
と、次のようになる。 m,0,0,0 0,m,0,0 0,0,Jy,0 0,0,0,Jy y¨G z¨G θ¨z θ¨y十0,0,0,0 0,0,0,0 0,0,0,−ωxJx 0,0,ωxJx,0 y・G z・G θ・z θ・y=Fy Fz Mz My ……(4) これを直接記法で表記すると、 〓x¨G+〓x¨G=〓G ……(4a) となり、さらにラプラス変換すると、 (s2〓+s〓)〓G=〓G ……(4b) となる。これが回転子の運動を表す運動方程式で
ある。なお、本明細書では、便宜上、時間領域で
の関数も、ラプラス変換後の複素周波数領域での
関数も同じ記号を用いることとする。 (2) 軸受部3l,3r、検出部4l,4r、およ
び重心Gでの、回転軸2の変位量の関係を記述
する。 まず、重心変位と軸受部変位の関係は、次のよ
うになる。 yl yr z1 zr=1,0,l1−l0,0 1,0,−(l2+l0),0 0,1, 0 ,−(l1−l0) 0,1, 0 ,l2+l0yG zG θz θy ……(5) または、直接記法で 〓B=〓〓G ……(5a) となる。 また、重心変位と検出部変位の関係は、次の通
りである。 yl′ yr′ z1′ zr′=1,0,l1′−l0,0 1,0,−(l2′+l0),0 0,1, 0 ,−(l1′−l0) 0,1, 0 ,l2′+l0 yG zG θz θy ……(6) 直接記法で、 xS=BxG ……(6a) となる。 上記(6)式を解けば、検出部変位xSから推定重心
変位x^Gを推定することができる。すなわち、 x^G=y^G z^G θ^z θ^y=1/l1′+l2′l2′+l0,l1′−l0,0,0 0,0,l2′+l0,l1′−l0 1,−1,0,0 0,0,−1,1 yl′ yrr′ zl′ zr′ ……(7) となる。直接記法で x^G=〓-1〓S ……(7a) となる。 上記(7)式を(5)式に代入すると、推定軸受部変位
x^Bを推定することができる。すなわち、 y^l y^r z^l z^r=1/l1′+l2′l1+l2′,l1′−l1,0,0 l2′−l2,l1′+l2,0,0 0,0,l1+l2′,l1′−l1 0,0,l2′−l2,l1′+l2 yl′ yr′ zl′ zr′ ……(8) となる。直接記法で表記すると、 x^B=〓〓-1〓S ……(8a) となる。 こうして、検出部変位xSから軸受部変位と重心
変位の推定値x^B,x^Gを求めることができる。 一方、軸受部3l,3rに発生した吸引力fB
(前記(1)式参照)と、回転子1の重心Gに作用す
る一般化力fGとの関係は、次式のようになる。 Fy Fz Mz My=1,1,0,0 0,0,1,1 l1−l0,−(l2+l0),0,0 0,0,−(l1−l0),l2+l0 fyl fyr fzl fzr ……(9) 直接記法で表記すると、 〓G=〓〓B ……(9a) となる。 こうして、検出部4、重心G、および軸受部3
における変位量と力との関係が求められた。 (3) 軸受部3l,3rに発生した吸引力を求め
る。電磁石(馬てい形)の吸引力f、一般に、
次のように表すことができる。 f=(φg)2/μ0Ag=(NiPg)2/μ0Ag=(Ni
μ0Ag/2δ)2/μ0Ag=μ0AgN2/4(i/δ)2……(1
0) ここで、fは吸引力、iはコイル電流、δは電
磁石と回転軸2との間のギヤツプの大きさ、φg
は磁束、Pgはギヤツプ部のパーミアンス、Agは
ギヤツプ部の断面積、μ0は真空中の透磁率、Nは
コイルの巻数である。 上記(10)式中、吸引力、電流、ギヤツプの大きさ
を、それぞれ定常分と変動分とに分けると次の式
が成立する。 Fj+fj=μ0AgN2/4(Ij+ij/W+δj)2 ……(11) ここで、定常分とは平衡時における値であり、
大文字で示してある。また、変動分は平衡状態か
らのずれに相当し、小文字で示してある。 変動分が定常分と比べて十分小さいとすれば、
2次以上の微小項が省略でき、次の式が成立す
る。 Fj+fj=μ0AgN2/4(Ij/W)2{1+2(ij/
Ij)−2(δj/W)}……(12) よつて、 Fj=μ0AgN2/4(Ij/W)2 ……(13) fj=2Fj(ij/Ij−δj/W) ……(14) の2式が成り立つ。 ここで、Fj,Ij,Wは、吸引力、電流、ギヤツ
プの大きさの各定常分、fj,ij,δjはこれらの変
動分である。また、サフイツクスjは、l1,l2,
l3,l4,r1,r2,r3,r4をとる。つまり、左右軸受
部3l,3rの各方向につき、吸引力、電流、ギ
ヤツプの大きさの、それぞれの定常分と変動分と
が定まる。 次に、コイル電流の変動分ij、軸受部変位yl,
yr,zl,zr、軸受部吸引力fyl,fyr,fzl,fzrの各
関係を求める。まず、電流iyl,iyr,izl,izrの正
の向きとして、正の吸引力fyl,fyr,fzl,fzrを発
生させる電流の向きをとると、次式が成立する。 yl=−δl3=δl4 yr=−δr3=δr4 zl=−δl2=δl1 zr=−δr2=δr1 ……(15) iyl=il3=−il4 iyr=ir3=−ir4 iz1=i12=−i11 izr=ir2=−ir1 ……(16) これらの式と(14)式とから、次の式が得られ
る。 fyl=fl3−fl4=2Fl3(il3/Il3−δl3/W)−2Fl4
(il4/Il4−δl4/W)=2(Fl3/Il3+Fl4/Il4)iy
l+2/W(Fl3+Fl4)yl fyr=fr3−fr4=2(Fr3/Ir3+Fr4/Ir4)iyr+2/
W(Fr3+Fr4)yr fzl=fl2−fl1=2(Fl2/Il2+Fl1/Il1)izl+2/
W(Fl2+Fl1)zl fzr=fr2−fr1=2(Fr2/Ir2+Fr1/Ir1)izr+2/
W(Fr2+Fr1)zr……(17) この式を行列で表せば、
して好適な磁気軸受の制御装置に関する。 [従来の技術] 磁気軸受は、その名の示すとおり、磁気の吸引
力や反発力を利用して、物体を無接触で支持する
ものであり、低摩擦、低振動、低騒音等の特徴が
ある。また、超高速回転、真空中での回転に使用
できるため、人工衛星の姿勢制御装置や高速回転
機等に使用され始めている。 磁気軸受は、制御軸数により、一軸制御のもの
と、多軸制御のものとに大別される。 一軸制御の磁気軸受は、スラスト軸受などに適
用される。その制御装置としては、PID(比例・
積分・微分)調節器が使用され、電流マイナーフ
イードバツク補償と合わせて、不平衡剛性とコイ
ル電流の遅れを補償するのが一般的である。ここ
で、不平衡剛性というのは、磁気による吸引力の
場合、回転軸が平衡状態からずれたとき、そのず
れを助長する方向に働くのであり、磁気吸引力の
不平衡分を変位量で除した値、すなわち、不安定
化力の磁気ばね定数を意味している。なお、これ
は、後述する(14)式のδjの係数に相当するもの
である。 一方、多軸制御の磁気軸受には、多入力、多出
力の制御装置が必要であり、次のような制御方式
がとられている。 各軸受を単独にPID制御する方式 これは、上述した一軸制御方式を各軸受にそれ
ぞれ独立に適用し、各軸受を単独にPID制御する
ようにしたものである。 回転子重心の各軸方向の運動を、それぞれ独
立にPID制御する方式 これは、回転子の重心の並進3方向、回転2方
向の運動を、それぞれ独立にPID制御するもので
ある。 第12図は、この種の方式を説明するための図
である。制御対象(磁気軸受)120の回転子の
重心は、軸方向、径方向(2方向)に並進運動を
行うとともに、2方向に回転運動を行う。これら
の重心変位は、変位検出器121によつて検出さ
れ、変位推定器122に供給される。ただし、軸
方向の運動は、他の方向の運動とまつたく独立に
制御できるので、第12図では省略してある。 変位推定器122は、上記検出量から回転子の
推定重心変位y^G,θ^Z,θ^y,z^Gを演算し、加算器1
23にフイードバツクする。加算器123は、重
心変位指令値からフイードバツク量を減算し、そ
の偏差をPID制御器124に供給する。PID制御
器124の出力は、重心に作用する力の指令値に
関するものであるが、これが荷重指令変換器12
5により、軸受部に作用する磁気力の指令値に変
換され、電流指令器126に送られる。電流指令
器126は、前記指令値から、軸受部の電磁石へ
供給する電流指令値を作成し、これにより、制御
対象120を制御する。こうして、回転子が無接
触で軸受部に支持される。 現代制御理論に基づく状態フイードバツクに
よる制御方式 これは、松村文夫他「横軸形磁気軸受の基本方
程式と制御系設計」電気学会論文誌C.101巻6号、
137(1981)に記載されたものである。この制御方
式では、所定の評価関数が最小になるように、数
値計算によつてフイードバツク係数を求めるよう
になつている。 [発明が解決しようとする問題点] ところで、上述した従来の制御方式には、次の
ような欠点があつた。 (1) 各軸受を単独に制御するの方式では、左右
の軸受の相互干渉の影響を補償することができ
ない。 (2) 回転子の重心の運動をそれぞれ独立にPID制
御するの制御方式では、左右対称な構造をも
つ場合には、重心の各軸方向の運動をそれぞれ
制御することができる。しかし、左右非対称な
場合には、左右の軸受の不平衡剛性の影響が、
反対側の軸受に影響して相互干渉を起こし、こ
のの制御方式では、これを補償できない。な
お、これは、重心変位のフイードバツクループ
の係数行列の中に、非対角項が現れることに対
応するが、その詳細は後述する。 (3) 現代制御理論によるの制御方式では、上記
(1),(2)の不都合は解消されるが、すべての状態
変数のフイードバツクをとる必要があるため、
フイードバツクループが多数となり、数値計算
によつて求めたフイードバツク係数の設定も、
また微調整も複雑で困難である。 この発明は、このような背景の下になされたも
ので、左右非対称な構造をもつ場合でも、常に最
適な制御を行うことのできる磁気軸受の制御装置
を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、第1発明は、 軸受部に配設された電磁石に流す電流を制御す
ることにより、回転子を無接触で支持するように
した磁気軸受において、 前記回転子の回転軸の径方向の変位を少なくと
も2箇所で検出し、それぞれの検出結果を出力す
る変位検出器と、 この変位検出器の出力と、該変位検出器、前記
回転子の重心および前記回転軸の軸受部の相互の
位置関係とに基づいて演算を行い、前記回転子の
重心変位と前記回転軸の軸受部変位とを推定する
変位推定器と、 この変位推定器から出力された推定重心変位に
I−PD動作を加え、これをフイードバツクする
ことにより重心の並進、回転運動を制御するI−
PD方式の主制御器と、 前記変位推定器から出力された推定軸受部変位
にPD動作を加え、これをフイードバツクするこ
とにより軸受部の磁気力の不平衡を補償する不平
衡剛性補償器と を具備することを特徴とする。 また、第2発明は、 軸受部に配設された電磁石に流す電流を制御す
ることにより、回転子を無接触で支持するように
した磁気軸受において、 前記回転子の回転軸の径方向の変位を少なくと
も2箇所で検出し、それぞれの検出結果を出力す
る変位検出器と、 この変位検出器の出力と、該変位検出器と前記
回転子の重心の相互の位置関係とに基づいて演算
を行い、前記回転子の重心変位を推定する変位推
定器と、 この変位推定器から出力された推定重心変位に
I−PD動作を加え、これをフイードバツクする
ことにより重心の並進、回転運動を制御するI−
PD方式の主制御器と、 前記変位推定器から出力された推定重心変位に
PD動作を加え、これをフイードバツクすること
により軸受部の磁気力の不平衡を補償する不平衡
剛性補償器と を具備することを特徴とする。 [作用] 上記第1発明によれば、推定軸受部変位に基づ
いて、軸受の不平衡剛性を、各軸受部でそれぞれ
補償している。この結果、左右非対称な構造をも
つ場合でも、重心各軸方向の運動が互いに影響を
及ぼさない非干渉な制御系とすることができる。
したがつて、非対称な構造をもつ場合でも、簡単
な制御装置で、安定かつ速応性に富んだ、定常特
性のよい磁気軸受を得ることができる。 これを従来の制御方式と比較すると、従来は回
転子の運動制御と、各軸受部の不平衡剛性の補償
とを、1つのPID制御装置で共通に行つていた。
このため、左右非対称な構造をもつ場合に現れる
左右の軸受の不平衡剛性の相互干渉(クロスルー
プ)、あるいは、不平衡剛性の並進方向と回転方
向の相互干渉(クロスループ)を補償することが
できなかつた(この詳細は、後述する)。 本発明では、回転子の運動制御と、不平衡剛性
の補償とを別々に制御することにより、不平衡剛
性の相互干渉を補償できるようにした。 また、第2発明は、推定重心変位に基づいて、
軸受の不平衡剛性の並進方向成分、および回転方
向成分をそれぞれ補償して、第1発明と同様の効
果をあげることができる。なお、第1発明と第2
発明の違いの詳細については後述する。 [実施例] 以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明
する。 第1図は、この発明の第1実施例(第1発明対
応)による磁気軸受制御装置の構成を示すブロツ
ク図であるが、この制御装置の説明に入る前に、
まず第2図以降を参照して、上記制御装置の制御
対象である磁気軸受につき説明する。 磁気軸受(制御対象)の構造と各関連量 第2図は、磁気軸受の構造を示す斜視図であ
る。 図において、1は回転子、2は回転子1の回転
軸である。回転軸2は、左右の軸受部3l,3r
により無接触で支持されている。軸受部3l,3
rは、それぞれ4個の電磁石をもち(第1図の3
l1〜3l4、および3r1〜3r4参照)、回転軸2を吸
引することにより、これを平衡位置に保持しよう
とする。この軸受部3l,3rの外方には、左右
の検出部4l,4rが配設されている。検出部4
l,4rは、たとえば渦電流式の非接触変位計か
らなるもので、回転軸2の径方向の変位量を検出
するものである。 上記回転子1につき、次のような静止座標系を
定める。まず、平衡状態における回転子1の重心
Gの位置を原点Oとする。また、平衡状態におけ
る回転軸2の軸心をx軸、鉛直下方をz軸とし、
y軸は、これら各軸が右手系をなすように定め
る。なお、重心Gと回転子1の中心とは、必ずし
も一致しない(第3図a参照)。 第3図は、上記各部の位置関係を示す図であ
り、同図aとcは正面図、bは平面図である。同
図aに示すように、重心Gと回転子1の中心との
距離をl0、回転子1の中心と左右の軸受部3l,
3rとの距離をそれぞれl1,l2、回転子1の中心
と検出部4l,4rとの距離をそれぞれl1′,l2′
とする。また、同図bに示すように、回転軸2の
y軸方向の変位量を記述する。すなわち、左右軸
受部3l,3rにおける回転軸2のy軸方向の変
位量(平衡位置からの変位量)をyl,yr、左右検
出部4l,4rにおける回転軸2のy軸方向の変
位量をyl′,yr′とする。また、重心Gの位置での
回転軸2のy軸方向の変位量をyGとする。さら
に、同図cに示すように、z軸方向の各変位量を
それぞれ、zl,zr,zl′,zr′,ZGとする。 次に、左軸受部3lにおいて、回転軸2に作用
する吸引力は、鉛直上方にfl1、鉛直下方にfl2、水
平左方にfl3、水平右方にfl4であるとする。また、
右軸受部3rにおいて、回転軸2に作用する吸引
力は、それぞれfr1,fr2,fr3,fr4であるとする。
こうすると、左右の軸受部3l,3rにおいて、
y軸方向、z軸方向に作用する力fyl,fyr,fzl,
fzrは、次のようになる。 fyl=fl3−fl4,fyr=fr3−fr4,fzl=fl2−fl1,fzr
=fr2−fr1 ……(1) また、回転子1のx,y,z各軸回りの回転量
をθx,θy,θz、回転子1のx軸回りの回転角速度
をωxとする。 磁気軸受の伝達特性 次に、このような磁気軸受の運動方程式から始
めて、磁気軸受の伝達特性を求め、そのブロツク
線図を定めることとする。 (1) 運動方程式 回転子1を、軸対称の構造をもつ剛体とみなし
て、x軸回りの回転を除いた5自由度を制御する
場合を考える。ここで、回転軸2の方向、つまり
スラスト方向(x軸方向)については、変位量の
検出も、力を加えることも、他方向の運動とは独
立に行えるから、単独に制御することができる。 しかしながら、径方向、すなわちラジアル方向
(y軸およびz軸方向)の4軸は、互いに影響し
あつている。たとえば、左の軸受部3lに吸引力
が働くと、右の軸受部3rの方でも運動が生じ
る。 また、一般に、検出部4l,4rの位置と、軸
受部3l,3rの位置とは異なるので、左の軸受
部3lにおける回転軸2の変位を知ろうとする
と、左右の検出部4l,4rにおける変位量から
推定しなければならない。 このように、左右の運動は、吸引力の発生にお
いても、変位の検出においても関連している。ま
た、回転子1が回転し始めると、ジヤイロモーメ
ントが発生するので、y軸方向とz軸方向の運動
も干渉しあつている。つまり、ラジアル4軸は、
すべて関連していることとなる。 さて、第2図、第3図において、重心Gの並進
運動の運動方程式は、次のようになる。 mx¨G=Fx,my¨G=Fymz¨G=Fz ……(2) また、重心Gの回転運動の運動方程式は、次の
ようになる。 Jyθ¨z−ωxJxθ・y=Mz Jyθ¨y+ωxJxθ・z=My ……(3) ここで、mは回転子1の質量、Jx,Jyはx軸、
y軸回りの慣性モーメント(ただしz軸回りの慣
性モーメントJz=Jy),xG,yG,zGは重心Gの各
軸方向の平衡位置からの変位量、θy,θzは重心G
の回りの角変位量、ωxは回転子1の回転角速度、
Fx,Fy,Fzは重心Gに作用する力、My,Mzは
重心Gに働くモーメントである。 ラジアル4軸の運動方程式を行列で表記する
と、次のようになる。 m,0,0,0 0,m,0,0 0,0,Jy,0 0,0,0,Jy y¨G z¨G θ¨z θ¨y十0,0,0,0 0,0,0,0 0,0,0,−ωxJx 0,0,ωxJx,0 y・G z・G θ・z θ・y=Fy Fz Mz My ……(4) これを直接記法で表記すると、 〓x¨G+〓x¨G=〓G ……(4a) となり、さらにラプラス変換すると、 (s2〓+s〓)〓G=〓G ……(4b) となる。これが回転子の運動を表す運動方程式で
ある。なお、本明細書では、便宜上、時間領域で
の関数も、ラプラス変換後の複素周波数領域での
関数も同じ記号を用いることとする。 (2) 軸受部3l,3r、検出部4l,4r、およ
び重心Gでの、回転軸2の変位量の関係を記述
する。 まず、重心変位と軸受部変位の関係は、次のよ
うになる。 yl yr z1 zr=1,0,l1−l0,0 1,0,−(l2+l0),0 0,1, 0 ,−(l1−l0) 0,1, 0 ,l2+l0yG zG θz θy ……(5) または、直接記法で 〓B=〓〓G ……(5a) となる。 また、重心変位と検出部変位の関係は、次の通
りである。 yl′ yr′ z1′ zr′=1,0,l1′−l0,0 1,0,−(l2′+l0),0 0,1, 0 ,−(l1′−l0) 0,1, 0 ,l2′+l0 yG zG θz θy ……(6) 直接記法で、 xS=BxG ……(6a) となる。 上記(6)式を解けば、検出部変位xSから推定重心
変位x^Gを推定することができる。すなわち、 x^G=y^G z^G θ^z θ^y=1/l1′+l2′l2′+l0,l1′−l0,0,0 0,0,l2′+l0,l1′−l0 1,−1,0,0 0,0,−1,1 yl′ yrr′ zl′ zr′ ……(7) となる。直接記法で x^G=〓-1〓S ……(7a) となる。 上記(7)式を(5)式に代入すると、推定軸受部変位
x^Bを推定することができる。すなわち、 y^l y^r z^l z^r=1/l1′+l2′l1+l2′,l1′−l1,0,0 l2′−l2,l1′+l2,0,0 0,0,l1+l2′,l1′−l1 0,0,l2′−l2,l1′+l2 yl′ yr′ zl′ zr′ ……(8) となる。直接記法で表記すると、 x^B=〓〓-1〓S ……(8a) となる。 こうして、検出部変位xSから軸受部変位と重心
変位の推定値x^B,x^Gを求めることができる。 一方、軸受部3l,3rに発生した吸引力fB
(前記(1)式参照)と、回転子1の重心Gに作用す
る一般化力fGとの関係は、次式のようになる。 Fy Fz Mz My=1,1,0,0 0,0,1,1 l1−l0,−(l2+l0),0,0 0,0,−(l1−l0),l2+l0 fyl fyr fzl fzr ……(9) 直接記法で表記すると、 〓G=〓〓B ……(9a) となる。 こうして、検出部4、重心G、および軸受部3
における変位量と力との関係が求められた。 (3) 軸受部3l,3rに発生した吸引力を求め
る。電磁石(馬てい形)の吸引力f、一般に、
次のように表すことができる。 f=(φg)2/μ0Ag=(NiPg)2/μ0Ag=(Ni
μ0Ag/2δ)2/μ0Ag=μ0AgN2/4(i/δ)2……(1
0) ここで、fは吸引力、iはコイル電流、δは電
磁石と回転軸2との間のギヤツプの大きさ、φg
は磁束、Pgはギヤツプ部のパーミアンス、Agは
ギヤツプ部の断面積、μ0は真空中の透磁率、Nは
コイルの巻数である。 上記(10)式中、吸引力、電流、ギヤツプの大きさ
を、それぞれ定常分と変動分とに分けると次の式
が成立する。 Fj+fj=μ0AgN2/4(Ij+ij/W+δj)2 ……(11) ここで、定常分とは平衡時における値であり、
大文字で示してある。また、変動分は平衡状態か
らのずれに相当し、小文字で示してある。 変動分が定常分と比べて十分小さいとすれば、
2次以上の微小項が省略でき、次の式が成立す
る。 Fj+fj=μ0AgN2/4(Ij/W)2{1+2(ij/
Ij)−2(δj/W)}……(12) よつて、 Fj=μ0AgN2/4(Ij/W)2 ……(13) fj=2Fj(ij/Ij−δj/W) ……(14) の2式が成り立つ。 ここで、Fj,Ij,Wは、吸引力、電流、ギヤツ
プの大きさの各定常分、fj,ij,δjはこれらの変
動分である。また、サフイツクスjは、l1,l2,
l3,l4,r1,r2,r3,r4をとる。つまり、左右軸受
部3l,3rの各方向につき、吸引力、電流、ギ
ヤツプの大きさの、それぞれの定常分と変動分と
が定まる。 次に、コイル電流の変動分ij、軸受部変位yl,
yr,zl,zr、軸受部吸引力fyl,fyr,fzl,fzrの各
関係を求める。まず、電流iyl,iyr,izl,izrの正
の向きとして、正の吸引力fyl,fyr,fzl,fzrを発
生させる電流の向きをとると、次式が成立する。 yl=−δl3=δl4 yr=−δr3=δr4 zl=−δl2=δl1 zr=−δr2=δr1 ……(15) iyl=il3=−il4 iyr=ir3=−ir4 iz1=i12=−i11 izr=ir2=−ir1 ……(16) これらの式と(14)式とから、次の式が得られ
る。 fyl=fl3−fl4=2Fl3(il3/Il3−δl3/W)−2Fl4
(il4/Il4−δl4/W)=2(Fl3/Il3+Fl4/Il4)iy
l+2/W(Fl3+Fl4)yl fyr=fr3−fr4=2(Fr3/Ir3+Fr4/Ir4)iyr+2/
W(Fr3+Fr4)yr fzl=fl2−fl1=2(Fl2/Il2+Fl1/Il1)izl+2/
W(Fl2+Fl1)zl fzr=fr2−fr1=2(Fr2/Ir2+Fr1/Ir1)izr+2/
W(Fr2+Fr1)zr……(17) この式を行列で表せば、
【表】
となる。また、直接記法で表すと、
〓B=〓〓+〓〓B ……(17b)
となる。
こうして、電流変動分iと、吸引力変動分fB
と、軸受部変位量xBとの関係が得られた。 (4) 電磁石の電流特性 電磁石に与えられる電流指令と、応答(実際
に流れるコイル電流)iとの関係を次の式で表
す。 〓=〓(s)〓 ……〓 ここで、4組のラジアル軸受をすべて同じ特性
とすると、次のようになる。 〓=G(s)〓〓 ……(18a) ただし、〓は単位行列 なお、伝達特性G(s)の具体例としては、次
のようなものがある。 電流マイナーフイードバツクがないとき 第9図aに示すように、電流マイナーフイード
バツクがない場合は、 1/G(s)=1+as となる。なお、aはコイルの時定数を表す。 比例電流マイナーフイードバツクがあるとき この場合は、第9図bに示すように、 G(s)=K/(1+as+K) 1/G(s)=(1+K)K+as/K となる。なお、Kは比例ゲインである。 PI電流マイナーフイードバツクのとき この場合は、第9図cに示すような構成とな
る。ここで、系を安定にするために、比例ゲイン
Kp、および時定数Tを、Kp=2a/Tに設定する
と、1/G(s)は、次のようになる。 1/G(s)=1+T2s/2a+T2(a−T)s2/
2a−T3s3(a−T)/2a+T4(a−T)s4/2a+
…… PI電流マイナーフイードバツクと一次遅れ
フイルタ(時定数T)との組み合わせ この場合は、第9図dのようになり、1/G
(s)は、次の式で与えられる。 1/G(s)=1+T(1+T/2a)s+T2s2/
2 (5) 制御対象の伝達特性 以上を総合して、磁気軸受、つまり制御対象の
伝達特性を求める。 上述した運動方程式等を改めて書くと、 運動方程式 (s2〓+s〓)xG=〓G
……(4b) 軸受部変位 〓B=〓〓〓 ……(5a) 検出部変位 〓S=〓〓〓 ……(6a) 推定重心変位 x^G=〓-1〓S ……(7a) 推定軸受部変位 x^B=〓〓-1〓S……(8a) 一般化力と吸引力 〓G=〓〓B ……(9a) 電磁吸引力 〓B=〓〓+〓〓〓……(17b) コイル電流特性 〓=G(s)〓〓〓〓〓
……(18a) となる。 上記(4b),(5a),(6a)式および(9a),
(17b),(18a)式から、次の式が得られる。 (s2〓+s〓)〓G =〓G =〓〓B =〓(〓〓+〓〓B) =〓〓G(s)〓〓〓〓〓+〓〓〓〓G ……(19) ここで、 電流指令値 〓〓〓〓=〓-1〓〓〓〓B
……(20) 吸引力指令値 〓〓〓〓B=D-1〓〓〓〓G
……(21) とおき、これらの式を(19)式に代入すると、次の
式が成立する。 (s2〓+s〓−〓〓〓)〓G=〓〓G(s)〓〓-1
〓-1 G=G(s)〓〓〓〓G ……(22) よつて、 1/G(s)(s2〓+s〓−〓〓〓)〓G〓〓〓〓G ……(23) となる。これが、重心に作用する一般化力の指令
値〓〓〓〓Gと重心変位〓Gとの関係を示す式であ
る。 この(23)式を、運動方程式(4b)と比較する
と、〓〓〓の項が新たに加わつていることが分か
る。この〓〓〓(以下、不平衡剛性行列〓〓〓と
よぶ)は、軸受部変位〓Bによつて生じるもので、
不平衡剛性の影響を表す項であり、次式で表され
る成分を持つ。 〓〓〓 =2/W〓 1,1,0,0 0,0,1,1 l1−l0,−(l2+l0),0,0 0,0,−(l1−l0),l2+l0 Fl3+Fl4,0,0,0 × 0,Fr3+Fr4,0,0 0,0,Fl2+Fl1,0 0,0,0,Fr2+Fr1 1,0,l1−l0,0 × 1,0,−(l2+l0),0 0,1,0,−(ll−l0) 0,1,0,l2+l0 (Fl3+Fl4)+(Fr3+Fr4) 0, 0 (Fl2+Fl1)+(Fr3+Fr1), , (Fl3+Fl4)(l1−l0) 0 −(Fr3+Fr4)(l2+l0), 0 −(Fl2+Fl1)(l1−l0) ,+(Fr2+Fr1)(l2+l0), (Fl3+Fl4)(l1−l0) 0 −(Fr3+Fr4)(l2+l0), 0 −(Fl2+Fl1)(l1−l0) ,+(Fr2+Fr1)(l2+l0) (Fl3+Fl4)(l1−l0)2 0 +(Fr3+Fr4)(l1+l0)2, 0 (Fl2+Fl1)(l1−l0)2 ,+(Fr2+Fr1)(l2+l0)2) ……(24) 磁気軸受の機械構造が左右対称のときは、 l0=0,l1=l2,Fl3+Fl4=Fr3+Fr4,Fl2+Fl1
=Fr2+Fr1 ……(25) となるから、不平衡剛性行列〓は対角行列とな
る。よつて、この行列〓を通して重心変位量〓G
がフイードバツクされても、各軸の相互干渉は生
じない。しかしながら、左右非対称のときは、不
平衡剛性行列〓は非対角となるから、y軸とθz
軸、およびz軸とθy軸の運動は、互いに干渉しあ
う。 このように、上記(23)式で示される重心Gの運
動には、行列〓で表現される不平衡剛性の影響
と、ジヤイロモーメント行列〓で表現されるジヤ
イロモーメントの影響とがあるため、各軸の運動
は相互に関連している。 第4図は、上述した(23)式で示される伝達特性
を示すブロツク線図である。 この図において、一点鎖線で囲んだ部分が制御
対象である。この制御対象の前段には、重心に作
用する力の指令値〓Gから吸引力指令値〓Bを算出
するための荷重指令変換器(上記(21)式の行列〓
−1に相当)と、吸引力指令値〓Bから電流指令値
〓を算出するための電流指令器(上記(20)式の行
列〓-1に相当)が設けられている。 上記制御対象は、電流指令値〓に応じてコイル
電流〓(変動分)を電磁石に流し、軸受部吸引力
〓B(変動分)を発生する。この吸引力〓Bによ
り、回転子1の重心Gに力〓Gが作用し、回転子
1が4b式の運動を行う。これにより、重心変位
xG,軸受部変位〓Bが生じ、軸受部変位〓Bが行列
Qを介して、行列〓の出力側に正帰還される。こ
れが、不平衡剛性を表す行列〓に相当する。 第4図のブロツク線図で示す系は、重心に作用
する一般化力の指令値〓Gの4つの成分を入力と
し、重心変位〓Gの4つの成分を出力とする多入
力・多出力系である。 この場合、不平衡剛性行列〓と、ジヤイロモー
メント行列〓が非対角なので、各軸が干渉しあつ
ている。また、行列〓が正帰還されているので、
不安定な系である。 制御装置の構成法 次に、この制御対象を制御する制御装置につい
て説明する。制御対象に制御装置を加えた制御系
の特性としては、ある一つの出力変数に対して、
一つの入力で制御できるように非干渉化されてい
るのが望ましい。また、非干渉化された各部分
系、は、制御性、安定性、速応性の面でも十分に
良い性能を備えているのがよい。 これらの制御特性をI−PD方式の制御装置を
用いて実現することを考える。以下、I−PD方
式という場合、I−PDのほかに、I−PDD2,
I−PDD2D3……の各方式を含むものとする。 I−PD方式の制御系の構成は、第5図に示す
ように、伝達関数〓-1で表される制御対象(これ
は、第4図の制御対象に荷重指令変換器と、電流
指令器を加えたものに相当する)に、伝達関数F
で示されるP(比例)、D(微分)、D2(2回微分)
……の局所フイードバツクをかけて極配置を調整
し、特性を改善する一方、制御量〓を目標値〓側
に直結フイードバツクし、I(積分)動作で定常
位置偏差がゼロになるように制御するものであ
る。なお、上記伝達関数〓-1のアンダーライン
は、複素周波数sの昇べき多項式を表す。たとえ
ば、〓=〓0+s〓1+s2〓2+……となる。 I−PD制御装置に含まれる積分ゲインK、比
例ゲイン〓0、微分ゲイン〓1、2回微分ゲイン〓
2……を、北森俊行「制御対象の部分的知識に基
づくI−PD方式非干渉制御系の設計」計測自動
制御論文集、16−1,112/117(1980)に記載さ
れている部分モデルマツチング法に基づいて設計
する。 (1) 部分モデルマツチング法 非干渉性、制御性、安定性、速応性の面で、十
分に設計仕様を満たす制御系として、次の式で表
される伝達特性をもつ参照モデルを考える。 {〓+a1〓s+a2〓2s2+……}〓=〓 ……(26) ここで、〓:出力 〓:入力 〓:立ち上がり時間行列(対角行列) a1,a2……:係数 である。 (26)式の{}の中は、対角行列となるので、入
出力はそれぞれ非干渉化されて、部分系に分かれ
ている。また、適当な係数列を選ぶことにより、
各部分系に適当な減衰性、応答性を与えることが
できる。 ここで、制御対象である磁気軸受をI−PD方
式の制御装置で制御する場合の、制御系の入出力
関係を、(26)式の参照モデルに一致させる操作を
行う。この制御系の伝達特性の各項の係数を、s
の低次の方から補償要素に応じた次数まで、上記
参照モデルの係数と等しくすることを、部分モデ
ルマツチング法といい、これに基づいて各ゲイン
の設計公式が導かれる。すなわち、フイードバツ
クループ中の補償要素として、比例要素〓0と1
回微分要素〓1とを使用するとき、各ゲインは、
上記文献により、次に式で与えられる。 〓=a3/a4〔〓2 -1〓3〕diag ……(27) 〓=1/a3〓2〓-3 ……(28) 〓0=a1〓−〓0 ……(29) 〓1=a2〓2−〓1 ……(30) ここで、[ ]diagは、行列の対角成分を表す。
(27)〜(30)式で与えられる各ゲインを補償要素と
して用いれば、(26)式で表される参照モデルの伝
達特性をもつ、非干渉で安定な制御系が得られ
る。 なお、フイードバツクループ中の補償要素に、
さらに高次の微分要素、すなわち、2回微分要
素、3回微分要素などを含む場合も、上記(27)〜
(30)式と同様に、各ゲインが与えられる。 (2) 次に、第4図で示される本実施例の伝達特性
と、上記I−PD制御方式の行列〓とを等置す
ることにより、積分ゲインK、比例ゲイン〓0、
微分ゲイン〓1を算出する。 まず、本実施例装置のコイル電流特性G(s)
を次式で表す。 I/G(s)=g0+g1s ……(31) この式は、前述した電流マイナーフイードバツ
クがないとき、あるいは比例電流マイナーフイー
ドバツクのときには、厳密に成立する。また、そ
の他の電流マイナーフイードバツク方式のときに
は、近似的に成り立つ。この(31)式を、第4図の
ブロツク線図に対応する(23)式に代入すると、 (g0+g1s)(s2〓+s〓−〓)〓G=〓G
……(32) となる。この式の左辺の〓Gの係数が、行列〓に
対応するから、これらを等置することにより、 〓=−g0〓+g0〓s−g1〓s +g0〓s2+g1〓s2+g1〓s3 ……(33) となり、次の各式が成立する。 〓0=−g0〓 〓1=g0〓−g1〓 〓2=g0〓+g1〓 〓3=g1〓 ……(34) したがつて、立ち上がり時間、積分ゲイン、比
例ゲイン、および微分ゲインは、次の式で規定さ
れる。 立ち上がり時間 〓=a3/a4[〓2 -1〓3]diag=a3/a4g1/g0〓=σ〓 ただしσ=a3/a4g1/g0 ……(35) 積分ゲイン 〓=1/a3〓2〓-3 =g0/a3σ3〓+g1/a3σ3〓 ……(36) 比例ゲイン 〓0=a1〓−〓0= a1g0/a3σ2〓+a1g1/a3σ2〓+g0DQA ……(37) 微分ゲイン 〓1=a2〓−H1 =a2g0/a3σ〓+(a2g1/a3σ−g0) 〓+g1〓 ……(38) こうして、積分ゲイン、比例ゲイン、および微
分ゲインが求められた。ここで、上記各ゲインの
右辺第1項は、質量行列〓(対角行列)に関する
成分、第2項は、ジヤイロモーメント行列〓(非
対角行列)に関する成分である。また、比例ゲイ
ンおよび微分ゲインの第3項は、不平衡剛性行列
〓(非対角行列)にかかわる成分で、不平衡剛性
を補償するものである。このI−PD制御装置を、
第4図に示す制御対象に付加すると、第6図のよ
うになる。 第6図において、加算器7は第5図の積分器の
入力側の加算器に対応し、加算器8は第5図の積
分器の出力側の加算器に対応する。また、第6図
の荷重指令変換器から変位推定器までが、第5図
の〓-1に対応し、第6図の〓0+〓1sが第5図の
〓に対応する。 第6図において、検出部4l,4rから出力さ
れた検出部変位〓sは、行列〓-1により推定重心
変位x^Gに変換される。この推定重心変位x^Gが、目
標値側にある加算器7に直接フイードバツクされ
るとともに、PD要素(〓0+〓1s)を介して積
分要素の出力側にある加算器8にフイードバツク
される。この加算器8の出力が重心に作用する一
般化力の指令値〓Gとなる。 この図では、制御対象内のフイードバツクルー
プが不平衡剛性行列〓で表されている。これは、
第4図のフイードバツクループを等価変換したも
のである。 第6図の〓0,〓1に(37),(38)式を代入し、不
平衡剛性行列〓に関する項だけを分離すると、第
7図が得られる。 すなわち、不平衡剛性行列〓の伝達特性を有す
る不平衡剛性補償器と、質量行列Mとジヤイロモ
ーメント行列〓に関する特性をもつ主制御器およ
びジヤイロモーメント補償器とに分離され、これ
らがフイードバツクループを形成する。 ここで、積分ゲイン、比例ゲイン、および微分
ゲインの、質量行列〓にかかわる各成分は、対角
成分のみであるが、ジヤイロモーメント行列〓、
および不平衡剛性行列〓にかかわる各成分は、非
対角成分をもつこととなる。すなわち、ジヤイロ
モーメント行列〓で表現されるジヤイロモーメン
トの影響と、行列〓で表現される不平衡剛性の影
響とで、互いに関連し合つている重心Gまわりの
各軸の運動を非干渉化して、各軸をそれぞれ独立
に制御するためには、補償のための制御装置もク
ロスして設ける必要がある。 このうち、不平衡剛性の補償部分は、対角行列
にすることができる。すなわち、上記(37),(38)
両式の不平衡剛性補償部分である〓に関する成分
を他の部分と分離することにより、この部分を対
角化することができる。 このために、第8図に示すように、重心変位量
x^Gを係数行列Aによつて、軸受部変位量x^Bに変換
し、これをPD要素(g0+g1s)〓を介して、加
算器9へフイードバツクするようにした。このよ
うに構成しても、第7図と全く等価である。これ
によつて、補償フイードバツクループ中に、対角
行列〓が入ることとなり、不平衡剛性補償部分を
対角化することができる。 対角化できれば、不平衡剛性の補償フイードバ
ツクループは、クロスしなくなり、制御装置が簡
略化されるとともに、現場におけるゲインの微調
整も容易となる。 なお、第8図において、積分、比例、微分各ゲ
インの質量行列Mとジヤイロモーメント行列〓に
かかわる成分は、推定重心変位x^Gを入力とするフ
イードバツクループを形成している。 第1実施例の構成 第8図を具体化することにより、第1図の構成
が得られる。 第1図において、30は変位推定器である。変
位推定器30は、検出部4l,4rに接続されて
いる。そして、検出部変位〓sに(7a)式の変換を
施して推定重心変位x^Gを求めるとともに、(8a)式
の変換により、検出部変位xsから推定軸受部変
位x^Bを求める。すなわち、第8図の構成要素〓-1
と〓とに対応する部分である。ここで求められた
推定重心変位x^Gは、主制御器40,50、ジヤイ
ロモーメント補償器60に供給され、推定軸受部
変位x^Bは、不平衡剛性補償器80に供給される。 これらの構成要素40,50,60は、第8図
の比例・微分要素と積分要素とに対応し、I−
PD方式の制御を実行するものである。 まず、主制御器40,50は、推定重心変位x^G
と重心変位指令値〓^Gとから、重心に作用する
一般化力の指令値〓Gを求めるものである。すな
わち、主制御器40は、第8図に示す加算器7
と、積分ゲイン中の質量行列〓に関する成分に相
当するI要素41a,41bと、比例ゲインおよ
び微分ゲイン中の質量行列Mにかかわる成分に対
応するPD要素42a,42bと、加算器8とを
有し、推定重心変位x^Gから重心に作用する一般化
力の指令値〓Gを演算する。 上記I要素41a,41bは、重心変位指令値
〓から推定重心変位x^Gを引いた偏差に対して、
(g0〓/a3σ3)のゲインで積分し((36)式参照)、
PD要素42a,42bは、推定重心変位x^Gに
(a1g0〓/a3σ2+a2g0〓・s/a3σ)の演算を施
す((37),(38)式)。また、主制御器50も同様に
構成され、加算器7,8と、I要素51a,51
bと、PD要素52a,52bとからなつている。 次に、ジヤイロモーメント補償器60は、前述
した積分ゲイン、比例ゲイン、微分ゲイン(前記
(36)〜(38)式参照)のジヤイロモーメント行列C
に関する各成分の演算を行うものである。すなわ
ち、回転数検出器6から供給される回転子1の角
速度ωxと、x軸回りの慣性モーメントJxとの積
をとつて行列〓の成分ωxJxを求め(前記(4)〜(4b)
式参照)、これにI−PD出力を乗じて、(36)〜(3
8)式のジヤイロモーメントの補償値を演算する。 このジヤイロモーメント補償器60には、重心
変位の指令値x^Gと推定値〓Gの内の回転に関する
成分、すなわち、y,z,θ^y,zが供給され、
以下の演算が行われる。まず、指令値と推定値の
偏差(y−θ^y),(z−θ^z)がそれぞれ、加算器
7からI要素61a,61bに供給される。ま
た、推定値θ^yがP要素62aおよびD要素63a
に、推定値θ^zがP要素62bおよびD要素63b
に、それぞれ供給される。これらの各要素の出力
は、加算器8で加減算され、乗算器64a,64
bにそれぞれ供給される。乗算器64a,64b
には、増幅器65から値ωxJxが供給され、乗算
が行われる。 上述したP要素62a,62bは、入力に対し
て(a1g1/a3σ2)倍の増幅を行う((37)式参照)。
また、D要素63a,63bは、入力に対して
(a2g1/a3σ−g0)sの演算を行う(上記(38)式)。
さらに、I要素61a,61bは、入力に対して
(g1/a3σ3)(I/s)の演算を施するようになつ
ている(上記(36)式参照)。 こうして求められたジヤイロモーメントの補償
値は、加算器11,12に供給され、z軸回りの
モーメントと、y軸回りのモーメントとが補償さ
れ、重心に作用する一般化力の指令値〓Gが求め
られ、荷重指令変換器70に供給される。 荷重指令変換器70は、第8図の行列要素〓-1
に相当するもので、(21)式の演算により、重心に
作用する一般化力の指令値〓Gを、軸受部吸引力
の指令値〓Bに変換するものである。ここで、係
数行列〓の逆行列〓-1は、次式で与えられる。 D-1=1/l1+l2 l2+l0,l1−l0,1,0 l2−l 0,−1,0 0,l2−l0,0,−1 0,l1−l0,0, 1 ……(39) 上記の演算を実行するために、荷重指令変換器
70は、入力を(l2+l0)/(l1+l2)倍にする増
幅器71a,73aと、(l1−l0)/(l1+l2)倍
にする増幅器71b,73bと、1/(l1+l2)
倍にする増幅器72a,72b,74a,74b
と、加算器75a,75bと、加算器76a,7
6bとを有している。そして、これらの加算器7
5a〜76bから軸受部吸引力の指令値Bが出
力され、不平衡剛性補償器80へ供給される。 不平衡剛性補償器80は、第8図のフイードバ
ツクループに挿入された(g0+g1s)〓要素と加
算器9とに相当するもので、上記軸受部吸引力の
指令値〓Bが供給される加算器9と、推定軸受部
変位x^Bに対して、(g0+g1s)〓の比例・微分演
算を実行するPD要素81a,81b,82a,
82bとから構成される。 PD要素81a〜82bのP要素は推定軸受部
変位x^Bをg0〓倍に増幅し、D要素は推定軸受部変
位x^にg1s〓の演算を施す。そして、軸受部吸引
力の指令値〓BからPD要素81a〜82bの出力
を引いた偏差値(〓B−(g0+g1s)〓x^B)の電流
指令器90に供給する。 電流指令器90は、第8図の〓-1要素に相当す
るものである。すなわち、加算器9から供給され
た上記偏差値を増幅して、コイル電流変動分の指
令値を出力する増幅器91a,91b,92a,
92bと、コイル電流の定常分から、これらの変
動分指令値を加減算する加算器93a〜96bか
ら構成されている。そして、加算器93a〜96
bから、各コイル3l1〜3l4、および3r1〜3r4
へ供給する電流の指令値が出力される。 この実施例による磁気軸受制御装置は、上述し
たように、I−PD方式の参照モデルにマツチン
グさせてあるから、良好な制御特性を得ることが
できる。すなわち、制御性、安定性、速応性の面
で優れた特性を有している。 また、推定軸受部変位x^Bを、不平衡剛性補償器
80のPD要素81a〜82bの各入力側にフイ
ードバツクして、不平衡剛性の補償が対角行列Q
により行われるようにしたから、不平衡剛性の補
償制御の簡単化を図ることができる。これによ
り、y軸とθz軸、あるいはz軸とθyとの相互干渉
を回避できる。 また、ジヤイロモーメント補償器40により、
ジヤイロモーメントの影響を解消するようにした
から、回転子1の回転数にかかわらず、常に安定
した制御が可能となる。 上述した第1実施例の不平衡剛性補償系を要約
すると、第10図のようになる。すなわち、推定
軸受部変位x^Bの各成分y^l,y^r,z^l,z^rを、不平衡
剛性補償器80を通して、成分毎にフイードバツ
クしている。これにより、不平衡剛性補償のため
のフイードバツクループは、4本となり、構成が
簡単となる。ただし、軸受部変位を推定する必要
がある。 以上が第1実施例であつた。ところで、上述し
た第7図から他の実施例を構成することが可能で
ある。以下、この第2実施例につき説明する。 第2実施例(第2発明対応) 第1実施例では、検出部4l,4rの出力か
ら、推定軸受部変位x^Bを算出し、これにより不平
衡剛性の補償を行つていた。一方、第2実施例で
は、第7図に示すように、重心変位の推定値x^Gに
より不平衡剛性の補償を行つている。 これを各成分毎に描いたのが、第11図であ
る。この第2実施例では、y軸方向の並進運動と
z軸回りの回転運動、あるいはy軸回りの回転運
動とz軸方向の並進運動を対として、フイードバ
ツクループを作つている。 すなわち、推定重心変位y^Gおよびθ^Zは、不平衡
剛性補償器80Aを通して、yGおよびθZの運動を
制御するループにフイードバツクされ、推定重心
変位θ^yおよびx^Gは、不平衡剛性補償器80Aを
通して、θyとzGの運動を制御するループにフイー
ドバツクされる。このように、クロスしてフイー
ドバツクすることにより、不平衡剛性を補償する
ことができる。なお、上記不平衡剛性補償器80
Aは、(g0+g1s)〓の特性をもつもので、その
出力は加算器8にフイードバツクされる。 この構成でも、第1実施例と同様の効果をあげ
ることができる。しかしながら、フイードバツク
ループが8本となるために、構成が複雑になる。 なお、既述した第1および第2実施例において
は、主制御部40,50に加え、不平衡剛性補償
器80とジヤイロモーメント補償器60とを併用
する構成にしたが、ジヤイロモーメント補償器6
0を省略して主制御器40,50に不平衡剛性補
償器80のみを加えた構成にしても、左右が非対
称の磁気軸受において、回転子1の並進運動と重
心回りの回転運動の相互干渉を回避することがで
き、優れた制御性能が得られる。 [発明の効果] 以上説明したように、この発明は、不平衡剛性
の補償を行うようにしたから、左右が非対称の構
造をした磁気軸受でも、簡単な制御装置により、
安定で速応性に富み、かつ定常特性のよい制御を
行うことができる。 特に、第1発明では、y軸とθz軸、あるいはz
軸とθy軸の相互干渉を回避したから、左右が非
対称の磁気軸受でも制御が容易となる。 また、フイードバツク定数が回転数によらない
から、回転数が変化しても常に安定した動作が可
能となる。
と、軸受部変位量xBとの関係が得られた。 (4) 電磁石の電流特性 電磁石に与えられる電流指令と、応答(実際
に流れるコイル電流)iとの関係を次の式で表
す。 〓=〓(s)〓 ……〓 ここで、4組のラジアル軸受をすべて同じ特性
とすると、次のようになる。 〓=G(s)〓〓 ……(18a) ただし、〓は単位行列 なお、伝達特性G(s)の具体例としては、次
のようなものがある。 電流マイナーフイードバツクがないとき 第9図aに示すように、電流マイナーフイード
バツクがない場合は、 1/G(s)=1+as となる。なお、aはコイルの時定数を表す。 比例電流マイナーフイードバツクがあるとき この場合は、第9図bに示すように、 G(s)=K/(1+as+K) 1/G(s)=(1+K)K+as/K となる。なお、Kは比例ゲインである。 PI電流マイナーフイードバツクのとき この場合は、第9図cに示すような構成とな
る。ここで、系を安定にするために、比例ゲイン
Kp、および時定数Tを、Kp=2a/Tに設定する
と、1/G(s)は、次のようになる。 1/G(s)=1+T2s/2a+T2(a−T)s2/
2a−T3s3(a−T)/2a+T4(a−T)s4/2a+
…… PI電流マイナーフイードバツクと一次遅れ
フイルタ(時定数T)との組み合わせ この場合は、第9図dのようになり、1/G
(s)は、次の式で与えられる。 1/G(s)=1+T(1+T/2a)s+T2s2/
2 (5) 制御対象の伝達特性 以上を総合して、磁気軸受、つまり制御対象の
伝達特性を求める。 上述した運動方程式等を改めて書くと、 運動方程式 (s2〓+s〓)xG=〓G
……(4b) 軸受部変位 〓B=〓〓〓 ……(5a) 検出部変位 〓S=〓〓〓 ……(6a) 推定重心変位 x^G=〓-1〓S ……(7a) 推定軸受部変位 x^B=〓〓-1〓S……(8a) 一般化力と吸引力 〓G=〓〓B ……(9a) 電磁吸引力 〓B=〓〓+〓〓〓……(17b) コイル電流特性 〓=G(s)〓〓〓〓〓
……(18a) となる。 上記(4b),(5a),(6a)式および(9a),
(17b),(18a)式から、次の式が得られる。 (s2〓+s〓)〓G =〓G =〓〓B =〓(〓〓+〓〓B) =〓〓G(s)〓〓〓〓〓+〓〓〓〓G ……(19) ここで、 電流指令値 〓〓〓〓=〓-1〓〓〓〓B
……(20) 吸引力指令値 〓〓〓〓B=D-1〓〓〓〓G
……(21) とおき、これらの式を(19)式に代入すると、次の
式が成立する。 (s2〓+s〓−〓〓〓)〓G=〓〓G(s)〓〓-1
〓-1 G=G(s)〓〓〓〓G ……(22) よつて、 1/G(s)(s2〓+s〓−〓〓〓)〓G〓〓〓〓G ……(23) となる。これが、重心に作用する一般化力の指令
値〓〓〓〓Gと重心変位〓Gとの関係を示す式であ
る。 この(23)式を、運動方程式(4b)と比較する
と、〓〓〓の項が新たに加わつていることが分か
る。この〓〓〓(以下、不平衡剛性行列〓〓〓と
よぶ)は、軸受部変位〓Bによつて生じるもので、
不平衡剛性の影響を表す項であり、次式で表され
る成分を持つ。 〓〓〓 =2/W〓 1,1,0,0 0,0,1,1 l1−l0,−(l2+l0),0,0 0,0,−(l1−l0),l2+l0 Fl3+Fl4,0,0,0 × 0,Fr3+Fr4,0,0 0,0,Fl2+Fl1,0 0,0,0,Fr2+Fr1 1,0,l1−l0,0 × 1,0,−(l2+l0),0 0,1,0,−(ll−l0) 0,1,0,l2+l0 (Fl3+Fl4)+(Fr3+Fr4) 0, 0 (Fl2+Fl1)+(Fr3+Fr1), , (Fl3+Fl4)(l1−l0) 0 −(Fr3+Fr4)(l2+l0), 0 −(Fl2+Fl1)(l1−l0) ,+(Fr2+Fr1)(l2+l0), (Fl3+Fl4)(l1−l0) 0 −(Fr3+Fr4)(l2+l0), 0 −(Fl2+Fl1)(l1−l0) ,+(Fr2+Fr1)(l2+l0) (Fl3+Fl4)(l1−l0)2 0 +(Fr3+Fr4)(l1+l0)2, 0 (Fl2+Fl1)(l1−l0)2 ,+(Fr2+Fr1)(l2+l0)2) ……(24) 磁気軸受の機械構造が左右対称のときは、 l0=0,l1=l2,Fl3+Fl4=Fr3+Fr4,Fl2+Fl1
=Fr2+Fr1 ……(25) となるから、不平衡剛性行列〓は対角行列とな
る。よつて、この行列〓を通して重心変位量〓G
がフイードバツクされても、各軸の相互干渉は生
じない。しかしながら、左右非対称のときは、不
平衡剛性行列〓は非対角となるから、y軸とθz
軸、およびz軸とθy軸の運動は、互いに干渉しあ
う。 このように、上記(23)式で示される重心Gの運
動には、行列〓で表現される不平衡剛性の影響
と、ジヤイロモーメント行列〓で表現されるジヤ
イロモーメントの影響とがあるため、各軸の運動
は相互に関連している。 第4図は、上述した(23)式で示される伝達特性
を示すブロツク線図である。 この図において、一点鎖線で囲んだ部分が制御
対象である。この制御対象の前段には、重心に作
用する力の指令値〓Gから吸引力指令値〓Bを算出
するための荷重指令変換器(上記(21)式の行列〓
−1に相当)と、吸引力指令値〓Bから電流指令値
〓を算出するための電流指令器(上記(20)式の行
列〓-1に相当)が設けられている。 上記制御対象は、電流指令値〓に応じてコイル
電流〓(変動分)を電磁石に流し、軸受部吸引力
〓B(変動分)を発生する。この吸引力〓Bによ
り、回転子1の重心Gに力〓Gが作用し、回転子
1が4b式の運動を行う。これにより、重心変位
xG,軸受部変位〓Bが生じ、軸受部変位〓Bが行列
Qを介して、行列〓の出力側に正帰還される。こ
れが、不平衡剛性を表す行列〓に相当する。 第4図のブロツク線図で示す系は、重心に作用
する一般化力の指令値〓Gの4つの成分を入力と
し、重心変位〓Gの4つの成分を出力とする多入
力・多出力系である。 この場合、不平衡剛性行列〓と、ジヤイロモー
メント行列〓が非対角なので、各軸が干渉しあつ
ている。また、行列〓が正帰還されているので、
不安定な系である。 制御装置の構成法 次に、この制御対象を制御する制御装置につい
て説明する。制御対象に制御装置を加えた制御系
の特性としては、ある一つの出力変数に対して、
一つの入力で制御できるように非干渉化されてい
るのが望ましい。また、非干渉化された各部分
系、は、制御性、安定性、速応性の面でも十分に
良い性能を備えているのがよい。 これらの制御特性をI−PD方式の制御装置を
用いて実現することを考える。以下、I−PD方
式という場合、I−PDのほかに、I−PDD2,
I−PDD2D3……の各方式を含むものとする。 I−PD方式の制御系の構成は、第5図に示す
ように、伝達関数〓-1で表される制御対象(これ
は、第4図の制御対象に荷重指令変換器と、電流
指令器を加えたものに相当する)に、伝達関数F
で示されるP(比例)、D(微分)、D2(2回微分)
……の局所フイードバツクをかけて極配置を調整
し、特性を改善する一方、制御量〓を目標値〓側
に直結フイードバツクし、I(積分)動作で定常
位置偏差がゼロになるように制御するものであ
る。なお、上記伝達関数〓-1のアンダーライン
は、複素周波数sの昇べき多項式を表す。たとえ
ば、〓=〓0+s〓1+s2〓2+……となる。 I−PD制御装置に含まれる積分ゲインK、比
例ゲイン〓0、微分ゲイン〓1、2回微分ゲイン〓
2……を、北森俊行「制御対象の部分的知識に基
づくI−PD方式非干渉制御系の設計」計測自動
制御論文集、16−1,112/117(1980)に記載さ
れている部分モデルマツチング法に基づいて設計
する。 (1) 部分モデルマツチング法 非干渉性、制御性、安定性、速応性の面で、十
分に設計仕様を満たす制御系として、次の式で表
される伝達特性をもつ参照モデルを考える。 {〓+a1〓s+a2〓2s2+……}〓=〓 ……(26) ここで、〓:出力 〓:入力 〓:立ち上がり時間行列(対角行列) a1,a2……:係数 である。 (26)式の{}の中は、対角行列となるので、入
出力はそれぞれ非干渉化されて、部分系に分かれ
ている。また、適当な係数列を選ぶことにより、
各部分系に適当な減衰性、応答性を与えることが
できる。 ここで、制御対象である磁気軸受をI−PD方
式の制御装置で制御する場合の、制御系の入出力
関係を、(26)式の参照モデルに一致させる操作を
行う。この制御系の伝達特性の各項の係数を、s
の低次の方から補償要素に応じた次数まで、上記
参照モデルの係数と等しくすることを、部分モデ
ルマツチング法といい、これに基づいて各ゲイン
の設計公式が導かれる。すなわち、フイードバツ
クループ中の補償要素として、比例要素〓0と1
回微分要素〓1とを使用するとき、各ゲインは、
上記文献により、次に式で与えられる。 〓=a3/a4〔〓2 -1〓3〕diag ……(27) 〓=1/a3〓2〓-3 ……(28) 〓0=a1〓−〓0 ……(29) 〓1=a2〓2−〓1 ……(30) ここで、[ ]diagは、行列の対角成分を表す。
(27)〜(30)式で与えられる各ゲインを補償要素と
して用いれば、(26)式で表される参照モデルの伝
達特性をもつ、非干渉で安定な制御系が得られ
る。 なお、フイードバツクループ中の補償要素に、
さらに高次の微分要素、すなわち、2回微分要
素、3回微分要素などを含む場合も、上記(27)〜
(30)式と同様に、各ゲインが与えられる。 (2) 次に、第4図で示される本実施例の伝達特性
と、上記I−PD制御方式の行列〓とを等置す
ることにより、積分ゲインK、比例ゲイン〓0、
微分ゲイン〓1を算出する。 まず、本実施例装置のコイル電流特性G(s)
を次式で表す。 I/G(s)=g0+g1s ……(31) この式は、前述した電流マイナーフイードバツ
クがないとき、あるいは比例電流マイナーフイー
ドバツクのときには、厳密に成立する。また、そ
の他の電流マイナーフイードバツク方式のときに
は、近似的に成り立つ。この(31)式を、第4図の
ブロツク線図に対応する(23)式に代入すると、 (g0+g1s)(s2〓+s〓−〓)〓G=〓G
……(32) となる。この式の左辺の〓Gの係数が、行列〓に
対応するから、これらを等置することにより、 〓=−g0〓+g0〓s−g1〓s +g0〓s2+g1〓s2+g1〓s3 ……(33) となり、次の各式が成立する。 〓0=−g0〓 〓1=g0〓−g1〓 〓2=g0〓+g1〓 〓3=g1〓 ……(34) したがつて、立ち上がり時間、積分ゲイン、比
例ゲイン、および微分ゲインは、次の式で規定さ
れる。 立ち上がり時間 〓=a3/a4[〓2 -1〓3]diag=a3/a4g1/g0〓=σ〓 ただしσ=a3/a4g1/g0 ……(35) 積分ゲイン 〓=1/a3〓2〓-3 =g0/a3σ3〓+g1/a3σ3〓 ……(36) 比例ゲイン 〓0=a1〓−〓0= a1g0/a3σ2〓+a1g1/a3σ2〓+g0DQA ……(37) 微分ゲイン 〓1=a2〓−H1 =a2g0/a3σ〓+(a2g1/a3σ−g0) 〓+g1〓 ……(38) こうして、積分ゲイン、比例ゲイン、および微
分ゲインが求められた。ここで、上記各ゲインの
右辺第1項は、質量行列〓(対角行列)に関する
成分、第2項は、ジヤイロモーメント行列〓(非
対角行列)に関する成分である。また、比例ゲイ
ンおよび微分ゲインの第3項は、不平衡剛性行列
〓(非対角行列)にかかわる成分で、不平衡剛性
を補償するものである。このI−PD制御装置を、
第4図に示す制御対象に付加すると、第6図のよ
うになる。 第6図において、加算器7は第5図の積分器の
入力側の加算器に対応し、加算器8は第5図の積
分器の出力側の加算器に対応する。また、第6図
の荷重指令変換器から変位推定器までが、第5図
の〓-1に対応し、第6図の〓0+〓1sが第5図の
〓に対応する。 第6図において、検出部4l,4rから出力さ
れた検出部変位〓sは、行列〓-1により推定重心
変位x^Gに変換される。この推定重心変位x^Gが、目
標値側にある加算器7に直接フイードバツクされ
るとともに、PD要素(〓0+〓1s)を介して積
分要素の出力側にある加算器8にフイードバツク
される。この加算器8の出力が重心に作用する一
般化力の指令値〓Gとなる。 この図では、制御対象内のフイードバツクルー
プが不平衡剛性行列〓で表されている。これは、
第4図のフイードバツクループを等価変換したも
のである。 第6図の〓0,〓1に(37),(38)式を代入し、不
平衡剛性行列〓に関する項だけを分離すると、第
7図が得られる。 すなわち、不平衡剛性行列〓の伝達特性を有す
る不平衡剛性補償器と、質量行列Mとジヤイロモ
ーメント行列〓に関する特性をもつ主制御器およ
びジヤイロモーメント補償器とに分離され、これ
らがフイードバツクループを形成する。 ここで、積分ゲイン、比例ゲイン、および微分
ゲインの、質量行列〓にかかわる各成分は、対角
成分のみであるが、ジヤイロモーメント行列〓、
および不平衡剛性行列〓にかかわる各成分は、非
対角成分をもつこととなる。すなわち、ジヤイロ
モーメント行列〓で表現されるジヤイロモーメン
トの影響と、行列〓で表現される不平衡剛性の影
響とで、互いに関連し合つている重心Gまわりの
各軸の運動を非干渉化して、各軸をそれぞれ独立
に制御するためには、補償のための制御装置もク
ロスして設ける必要がある。 このうち、不平衡剛性の補償部分は、対角行列
にすることができる。すなわち、上記(37),(38)
両式の不平衡剛性補償部分である〓に関する成分
を他の部分と分離することにより、この部分を対
角化することができる。 このために、第8図に示すように、重心変位量
x^Gを係数行列Aによつて、軸受部変位量x^Bに変換
し、これをPD要素(g0+g1s)〓を介して、加
算器9へフイードバツクするようにした。このよ
うに構成しても、第7図と全く等価である。これ
によつて、補償フイードバツクループ中に、対角
行列〓が入ることとなり、不平衡剛性補償部分を
対角化することができる。 対角化できれば、不平衡剛性の補償フイードバ
ツクループは、クロスしなくなり、制御装置が簡
略化されるとともに、現場におけるゲインの微調
整も容易となる。 なお、第8図において、積分、比例、微分各ゲ
インの質量行列Mとジヤイロモーメント行列〓に
かかわる成分は、推定重心変位x^Gを入力とするフ
イードバツクループを形成している。 第1実施例の構成 第8図を具体化することにより、第1図の構成
が得られる。 第1図において、30は変位推定器である。変
位推定器30は、検出部4l,4rに接続されて
いる。そして、検出部変位〓sに(7a)式の変換を
施して推定重心変位x^Gを求めるとともに、(8a)式
の変換により、検出部変位xsから推定軸受部変
位x^Bを求める。すなわち、第8図の構成要素〓-1
と〓とに対応する部分である。ここで求められた
推定重心変位x^Gは、主制御器40,50、ジヤイ
ロモーメント補償器60に供給され、推定軸受部
変位x^Bは、不平衡剛性補償器80に供給される。 これらの構成要素40,50,60は、第8図
の比例・微分要素と積分要素とに対応し、I−
PD方式の制御を実行するものである。 まず、主制御器40,50は、推定重心変位x^G
と重心変位指令値〓^Gとから、重心に作用する
一般化力の指令値〓Gを求めるものである。すな
わち、主制御器40は、第8図に示す加算器7
と、積分ゲイン中の質量行列〓に関する成分に相
当するI要素41a,41bと、比例ゲインおよ
び微分ゲイン中の質量行列Mにかかわる成分に対
応するPD要素42a,42bと、加算器8とを
有し、推定重心変位x^Gから重心に作用する一般化
力の指令値〓Gを演算する。 上記I要素41a,41bは、重心変位指令値
〓から推定重心変位x^Gを引いた偏差に対して、
(g0〓/a3σ3)のゲインで積分し((36)式参照)、
PD要素42a,42bは、推定重心変位x^Gに
(a1g0〓/a3σ2+a2g0〓・s/a3σ)の演算を施
す((37),(38)式)。また、主制御器50も同様に
構成され、加算器7,8と、I要素51a,51
bと、PD要素52a,52bとからなつている。 次に、ジヤイロモーメント補償器60は、前述
した積分ゲイン、比例ゲイン、微分ゲイン(前記
(36)〜(38)式参照)のジヤイロモーメント行列C
に関する各成分の演算を行うものである。すなわ
ち、回転数検出器6から供給される回転子1の角
速度ωxと、x軸回りの慣性モーメントJxとの積
をとつて行列〓の成分ωxJxを求め(前記(4)〜(4b)
式参照)、これにI−PD出力を乗じて、(36)〜(3
8)式のジヤイロモーメントの補償値を演算する。 このジヤイロモーメント補償器60には、重心
変位の指令値x^Gと推定値〓Gの内の回転に関する
成分、すなわち、y,z,θ^y,zが供給され、
以下の演算が行われる。まず、指令値と推定値の
偏差(y−θ^y),(z−θ^z)がそれぞれ、加算器
7からI要素61a,61bに供給される。ま
た、推定値θ^yがP要素62aおよびD要素63a
に、推定値θ^zがP要素62bおよびD要素63b
に、それぞれ供給される。これらの各要素の出力
は、加算器8で加減算され、乗算器64a,64
bにそれぞれ供給される。乗算器64a,64b
には、増幅器65から値ωxJxが供給され、乗算
が行われる。 上述したP要素62a,62bは、入力に対し
て(a1g1/a3σ2)倍の増幅を行う((37)式参照)。
また、D要素63a,63bは、入力に対して
(a2g1/a3σ−g0)sの演算を行う(上記(38)式)。
さらに、I要素61a,61bは、入力に対して
(g1/a3σ3)(I/s)の演算を施するようになつ
ている(上記(36)式参照)。 こうして求められたジヤイロモーメントの補償
値は、加算器11,12に供給され、z軸回りの
モーメントと、y軸回りのモーメントとが補償さ
れ、重心に作用する一般化力の指令値〓Gが求め
られ、荷重指令変換器70に供給される。 荷重指令変換器70は、第8図の行列要素〓-1
に相当するもので、(21)式の演算により、重心に
作用する一般化力の指令値〓Gを、軸受部吸引力
の指令値〓Bに変換するものである。ここで、係
数行列〓の逆行列〓-1は、次式で与えられる。 D-1=1/l1+l2 l2+l0,l1−l0,1,0 l2−l 0,−1,0 0,l2−l0,0,−1 0,l1−l0,0, 1 ……(39) 上記の演算を実行するために、荷重指令変換器
70は、入力を(l2+l0)/(l1+l2)倍にする増
幅器71a,73aと、(l1−l0)/(l1+l2)倍
にする増幅器71b,73bと、1/(l1+l2)
倍にする増幅器72a,72b,74a,74b
と、加算器75a,75bと、加算器76a,7
6bとを有している。そして、これらの加算器7
5a〜76bから軸受部吸引力の指令値Bが出
力され、不平衡剛性補償器80へ供給される。 不平衡剛性補償器80は、第8図のフイードバ
ツクループに挿入された(g0+g1s)〓要素と加
算器9とに相当するもので、上記軸受部吸引力の
指令値〓Bが供給される加算器9と、推定軸受部
変位x^Bに対して、(g0+g1s)〓の比例・微分演
算を実行するPD要素81a,81b,82a,
82bとから構成される。 PD要素81a〜82bのP要素は推定軸受部
変位x^Bをg0〓倍に増幅し、D要素は推定軸受部変
位x^にg1s〓の演算を施す。そして、軸受部吸引
力の指令値〓BからPD要素81a〜82bの出力
を引いた偏差値(〓B−(g0+g1s)〓x^B)の電流
指令器90に供給する。 電流指令器90は、第8図の〓-1要素に相当す
るものである。すなわち、加算器9から供給され
た上記偏差値を増幅して、コイル電流変動分の指
令値を出力する増幅器91a,91b,92a,
92bと、コイル電流の定常分から、これらの変
動分指令値を加減算する加算器93a〜96bか
ら構成されている。そして、加算器93a〜96
bから、各コイル3l1〜3l4、および3r1〜3r4
へ供給する電流の指令値が出力される。 この実施例による磁気軸受制御装置は、上述し
たように、I−PD方式の参照モデルにマツチン
グさせてあるから、良好な制御特性を得ることが
できる。すなわち、制御性、安定性、速応性の面
で優れた特性を有している。 また、推定軸受部変位x^Bを、不平衡剛性補償器
80のPD要素81a〜82bの各入力側にフイ
ードバツクして、不平衡剛性の補償が対角行列Q
により行われるようにしたから、不平衡剛性の補
償制御の簡単化を図ることができる。これによ
り、y軸とθz軸、あるいはz軸とθyとの相互干渉
を回避できる。 また、ジヤイロモーメント補償器40により、
ジヤイロモーメントの影響を解消するようにした
から、回転子1の回転数にかかわらず、常に安定
した制御が可能となる。 上述した第1実施例の不平衡剛性補償系を要約
すると、第10図のようになる。すなわち、推定
軸受部変位x^Bの各成分y^l,y^r,z^l,z^rを、不平衡
剛性補償器80を通して、成分毎にフイードバツ
クしている。これにより、不平衡剛性補償のため
のフイードバツクループは、4本となり、構成が
簡単となる。ただし、軸受部変位を推定する必要
がある。 以上が第1実施例であつた。ところで、上述し
た第7図から他の実施例を構成することが可能で
ある。以下、この第2実施例につき説明する。 第2実施例(第2発明対応) 第1実施例では、検出部4l,4rの出力か
ら、推定軸受部変位x^Bを算出し、これにより不平
衡剛性の補償を行つていた。一方、第2実施例で
は、第7図に示すように、重心変位の推定値x^Gに
より不平衡剛性の補償を行つている。 これを各成分毎に描いたのが、第11図であ
る。この第2実施例では、y軸方向の並進運動と
z軸回りの回転運動、あるいはy軸回りの回転運
動とz軸方向の並進運動を対として、フイードバ
ツクループを作つている。 すなわち、推定重心変位y^Gおよびθ^Zは、不平衡
剛性補償器80Aを通して、yGおよびθZの運動を
制御するループにフイードバツクされ、推定重心
変位θ^yおよびx^Gは、不平衡剛性補償器80Aを
通して、θyとzGの運動を制御するループにフイー
ドバツクされる。このように、クロスしてフイー
ドバツクすることにより、不平衡剛性を補償する
ことができる。なお、上記不平衡剛性補償器80
Aは、(g0+g1s)〓の特性をもつもので、その
出力は加算器8にフイードバツクされる。 この構成でも、第1実施例と同様の効果をあげ
ることができる。しかしながら、フイードバツク
ループが8本となるために、構成が複雑になる。 なお、既述した第1および第2実施例において
は、主制御部40,50に加え、不平衡剛性補償
器80とジヤイロモーメント補償器60とを併用
する構成にしたが、ジヤイロモーメント補償器6
0を省略して主制御器40,50に不平衡剛性補
償器80のみを加えた構成にしても、左右が非対
称の磁気軸受において、回転子1の並進運動と重
心回りの回転運動の相互干渉を回避することがで
き、優れた制御性能が得られる。 [発明の効果] 以上説明したように、この発明は、不平衡剛性
の補償を行うようにしたから、左右が非対称の構
造をした磁気軸受でも、簡単な制御装置により、
安定で速応性に富み、かつ定常特性のよい制御を
行うことができる。 特に、第1発明では、y軸とθz軸、あるいはz
軸とθy軸の相互干渉を回避したから、左右が非
対称の磁気軸受でも制御が容易となる。 また、フイードバツク定数が回転数によらない
から、回転数が変化しても常に安定した動作が可
能となる。
第1図はこの発明の第1実施例による磁気軸受
制御装置の構成を示すブロツク図、第2図は磁気
軸受の構成を示す斜視図、第3図は同磁気軸受の
座標系を説明するための概念図であり、同図aと
cは正面図、同図bは平面図、第4図は制御対象
たる磁気軸受の伝達特性を示すブロツク線図、第
5図はI−PD方式の制御系の構成を示すブロツ
ク線図、第6図は第4図の制御対象にI−PD制
御装置と、検出部とを付加して構成した装置の特
性を示すブロツク線図、第7図は第6図のPD要
素を具体的に示したブロツク線図で、この発明の
第2実施例装置の特性を示すもの、第8図は第7
図の装置を改良した上記第1実施例装置の特性を
示すブロツク線図、第9図は軸受部電磁石の特性
例を示すブロツク線図、第10図は上記第1実施
例の不平衡剛性補償に関するブロツク線図、第1
1図は第2実施例の不平衡剛性補償に関するブロ
ツク線図、第12図は従来の制御方式を説明する
ためのブロツク線図である。 1……回転子、2……回転軸、3……軸受部、
4……検出部、30……変位推定器、40,50
……主制御器、60……ジヤイロモーメント補償
器、70……荷重指令変換器、80……不平衡剛
性補償器、90……電流指令器。
制御装置の構成を示すブロツク図、第2図は磁気
軸受の構成を示す斜視図、第3図は同磁気軸受の
座標系を説明するための概念図であり、同図aと
cは正面図、同図bは平面図、第4図は制御対象
たる磁気軸受の伝達特性を示すブロツク線図、第
5図はI−PD方式の制御系の構成を示すブロツ
ク線図、第6図は第4図の制御対象にI−PD制
御装置と、検出部とを付加して構成した装置の特
性を示すブロツク線図、第7図は第6図のPD要
素を具体的に示したブロツク線図で、この発明の
第2実施例装置の特性を示すもの、第8図は第7
図の装置を改良した上記第1実施例装置の特性を
示すブロツク線図、第9図は軸受部電磁石の特性
例を示すブロツク線図、第10図は上記第1実施
例の不平衡剛性補償に関するブロツク線図、第1
1図は第2実施例の不平衡剛性補償に関するブロ
ツク線図、第12図は従来の制御方式を説明する
ためのブロツク線図である。 1……回転子、2……回転軸、3……軸受部、
4……検出部、30……変位推定器、40,50
……主制御器、60……ジヤイロモーメント補償
器、70……荷重指令変換器、80……不平衡剛
性補償器、90……電流指令器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 軸受部に配設された電磁石に流す電流を制御
することにより、回転子を無接触で支持するよう
にした磁気軸受において、 前記回転子の回転軸の径方向の変位を少なくと
も2箇所で検出し、それぞれの検出結果を出力す
る変位検出器と、 この変位検出器の出力と、該変位検出器、前記
回転子の重心および前記回転軸の軸受部の相互の
位置関係とに基づいて演算を行い、前記回転子の
重心変位と前記回転軸の軸受部変位とを推定する
変位推定器と、 この変位推定器から出力された推定重心変位に
I−PD動作を加え、これをフイードバツクする
ことにより重心の並進、回転運動を制御するI−
PD方式の主制御器と、 前記変位推定器から出力された推定軸受部変位
にPD動作を加え、これをフイードバツクするこ
とにより軸受部の磁気力の不平衡を補償する不平
衡剛性補償器と を具備することを特徴とする磁気軸受の制御装
置。 2 軸受部に配設された電磁石に流す電流を制御
することにより、回転子を無接触で支持するよう
にした磁気軸受において、 前記回転子の回転軸の径方向の変位を少なくと
も2箇所で検出し、それぞれの検出結果を出力す
る変位検出器と、 この変位検出器の出力と、該変位検出器と前記
回転子の重心の相互の位置関係とに基づいて演算
を行い、前記回転子の重心変位を推定する変位推
定器と、 この変位推定器から出力された推定重心変位に
I−PD動作を加え、これをフイードバツクする
ことにより重心の並進、回転運動を制御するI−
PD方式の主制御器と、 前記変位推定器から出力された推定重心変位に
PD動作を加え、これをフイードバツクすること
により軸受部の磁気力の不平衡を補償する不平衡
剛性補償器と を具備することを特徴とする磁気軸受の制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13798987A JPS63303217A (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | 磁気軸受の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13798987A JPS63303217A (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | 磁気軸受の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63303217A JPS63303217A (ja) | 1988-12-09 |
| JPH0555728B2 true JPH0555728B2 (ja) | 1993-08-17 |
Family
ID=15211458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13798987A Granted JPS63303217A (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | 磁気軸受の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63303217A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5201713B2 (ja) * | 2007-09-04 | 2013-06-05 | 株式会社大阪真空機器製作所 | 磁気軸受装置 |
| JP5115105B2 (ja) * | 2007-09-04 | 2013-01-09 | 株式会社大阪真空機器製作所 | 磁気軸受システム |
| JP5279890B2 (ja) * | 2011-12-29 | 2013-09-04 | 株式会社大阪真空機器製作所 | ラジアル方向制御器及び、それが適用された磁気軸受装置 |
| JP2013068327A (ja) * | 2012-11-28 | 2013-04-18 | Osaka Vacuum Ltd | 磁気軸受装置 |
| JP6937671B2 (ja) * | 2017-11-22 | 2021-09-22 | エドワーズ株式会社 | 磁気軸受制御装置及び真空ポンプ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5989821A (ja) * | 1982-11-11 | 1984-05-24 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 制御形磁気軸受装置 |
| JPS61211523A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-19 | Koyo Seiko Co Ltd | 5自由度制御形磁気軸受装置 |
-
1987
- 1987-06-01 JP JP13798987A patent/JPS63303217A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63303217A (ja) | 1988-12-09 |
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