JPH055664U - 油圧パワーステアリング装置 - Google Patents
油圧パワーステアリング装置Info
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- JPH055664U JPH055664U JP6068691U JP6068691U JPH055664U JP H055664 U JPH055664 U JP H055664U JP 6068691 U JP6068691 U JP 6068691U JP 6068691 U JP6068691 U JP 6068691U JP H055664 U JPH055664 U JP H055664U
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 操向補助力を付与する油圧アクチュエータ20
のコントロールバルブ30が、操向操作力の入力軸2と出
力軸4とを連結するトーションバー3のねじれ角に応じ
て作動する。そのトーションバー3のねじれを規制する
油圧の調節バルブ60を備え、この調節バルブ60のハウジ
ング7の内部に、一対のスプール61、62の相対移動によ
り開閉するオリフィス63が形成される。一方のスプール
61は油圧の増加によりオリフィス63を閉じる方向に移動
すると共にバネ67の弾性力によりオリフィス63を開く方
向に移動し、他方のスプール62は車速の減少によりオリ
フィス63を閉じる方向に移動すると共に車速の増加によ
りオリフィス63を開く方向に移動する。そのバネ67の弾
性力が前記ハウジング7の外部から調節可能とされてい
る。 【効果】 一方のスプールを押すバネの弾性力を調節す
ることで所望の操舵特性を得ることができる。
のコントロールバルブ30が、操向操作力の入力軸2と出
力軸4とを連結するトーションバー3のねじれ角に応じ
て作動する。そのトーションバー3のねじれを規制する
油圧の調節バルブ60を備え、この調節バルブ60のハウジ
ング7の内部に、一対のスプール61、62の相対移動によ
り開閉するオリフィス63が形成される。一方のスプール
61は油圧の増加によりオリフィス63を閉じる方向に移動
すると共にバネ67の弾性力によりオリフィス63を開く方
向に移動し、他方のスプール62は車速の減少によりオリ
フィス63を閉じる方向に移動すると共に車速の増加によ
りオリフィス63を開く方向に移動する。そのバネ67の弾
性力が前記ハウジング7の外部から調節可能とされてい
る。 【効果】 一方のスプールを押すバネの弾性力を調節す
ることで所望の操舵特性を得ることができる。
Description
【0001】
本考案は、トーションバーのねじれ角に応じて作動するコントロールバルブを 備えた油圧パワーステアリング装置の改良に関する。
【0002】
図10に示す従来の油圧パワーステアリング装置101は、操向操作力の入力 軸102と、この入力軸102にトーションバー103を介し連結される出力軸 104とを備えている。その出力軸104にはピニオン105が一体化され、こ のピニオン105にラック106が噛み合い、このラック106に操向用車輪( 図示省略)が連動する。これにより、入力軸102の回転がトーションバー10 3を介してピニオン105に伝達され、このピニオン105の回転によるラック 106の車両幅方向移動により操向用車輪の操舵がなされる。
【0003】 その操向操作の補助力を付与する油圧シリンダ107がラック106に連結さ れている。その油圧シリンダ107にポンプ109によって圧油がタンク108 からコントロールバルブ110を介して供給される。そのコントロールバルブ1 10は、操舵抵抗と操舵方向に応じたトーションバー103のねじれ角に応じて 油圧シリンダ107に圧油を供給し、これにより油圧シリンダ107はラック1 06に操向補助力を付与する。
【0004】 このような油圧パワーステアリング装置101にあっては、高速走行時におけ る直進安定性と低速走行時における操舵労力の低減が要求されることから、操舵 抵抗が小さい場合にはトーションバー103のねじれ剛性が大きく、操舵抵抗が 大きい場合にはトーションバーのねじれ剛性が小さいことが望まれる。そのため 、油圧が作用することによりトーションバー103のねじれを規制する規制手段 111と、この規制手段111に作用する油圧の調節バルブ112とが設けられ ている。
【0005】 その調節バルブ112は、ハウジング113の内部に挿入される一対のスプー ル114、115を有し、両スプール114、115の相対移動により開閉する オリフィス116が形成されている。そのオリフィス116を通って、前記ポン プ109から供給される圧油の圧力が規制手段111のプランジャ117に作用 する。そのプランジャ117は前記出力軸104に挿入され、油圧の作用により 入力軸102を押し付けて入力軸102と出力軸104との相対回転を規制する ことでトーションバー103のねじれを規制する。
【0006】 一方のスプール114は、そのオリフィス116を通って規制手段111に作 用する油圧が上昇すると図中上方に移動してオリフィス116を閉じると共に、 オリフィス116を開く方向にバネ118により押されている。
【0007】 他方のスプール115はソレノイド119の電磁力に応じて移動するスライダ ー120に一体化され、そのソレノイド119に作用する電流は車速センサーを 備えたコントローラ121により制御される。これにより他方のスプール115 は、車速の減少により図中下方に移動してオリフィス116を閉じると共に、車 速の増加により図中上方に移動してオリフィス116を開く。
【0008】 上記従来の油圧パワーステアリング装置101によれば、直進走行状態ではポ ンプ109から送り出される油の圧力がオリフィス116を介して規制手段11 1のプランジャ117に作用し、トーションバー103のねじれが規制されるた めに直進安定性が向上する。操舵を行なうと操舵抵抗が大きくなってトーション バー103がねじられ、油圧シリンダ107に供給される圧油の圧力が上昇する ため、規制手段111に作用する油圧も上昇する。これにより、一方のスプール 114がオリフィス116を閉じる方向に移動し、規制手段111のプランジャ 117への油圧の作用が解除されるため、トーションバー103のねじれ規制が 解除され、操舵労力が低減される。
【0009】 他方のスプール115は、車速の減少によりオリフィス116を閉じる方向に 移動すると共に車速の増加によりオリフィス116を開く方向に移動するため、 図9に示すように、操向補助を付与する油圧の増加割合を上昇させるのに必要な 入力トルクの値は、車速が大きくなる程に大きくなる。すなわち、高速では直進 安定性がよく、低速では操舵労力が低減される。これは、車速が大きくなると他 方のスプール115の移動によりオリフィス116の開度が大きくなるため、一 方のスプール114がオリフィス116を閉じるために移動しなければならない 距離は大きくなることによる。すなわち、その一方のスプール114の移動距離 は操舵抵抗が大きくなって規制手段に作用する油圧が増加しなければ大きくなら ないことから、車速が大きくなるにつれて大きな操舵抵抗に抗して入力トルクの 値を大きくしなければならないことによる。
【0010】
従来の油圧パワーステアリング装置101にあっては、調節バルブ112の一 方のスプール114をオリフィス116の開く方向に押すバネ118は、一端が 一方のスプール114により支持され、他端がハウジング113に嵌め込まれる キャップ122により支持されるため、そのバネ118の弾性力は調節すること ができなかった。そのため、調節バルブ112を構成する部材の寸法精度の如何 によってバネ118がスプール114を押す弾性力が変化し、所望の操舵特性を 得ることができないという問題があった。特に、速度変化に対する操舵力の変化 を高速領域よりも低速領域において大きくする場合、一方のスプール114を押 すバネ118として負荷荷重とたわみの関係が非線形になるものを用いるが、こ のようなバネ118の非線形特性を左右する初期負荷荷重の大きさを調節するこ とができないため、所望の操舵特性を得ることが困難であった。
【0011】 本考案は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
【0012】
本考案の特徴とするところは、操向操作力の入力軸と、この入力軸にトーショ ンバーを介し連結される出力軸と、そのトーションバーのねじれ角に応じて作動 するコントロールバルブと、そのコントロールバルブを介し供給される圧油によ り作動して操向補助力を付与する油圧アクチュエータと、油圧が作用することに より前記トーションバーのねじれを規制する規制手段と、その規制手段に作用す る油圧の調節バルブとを備え、その調節バルブはハウジングの内部に挿入される 一対のスプールを有し、両スプールの相対移動により開閉するオリフィスが形成 され、一方のスプールは、規制手段に作用する油圧の増加によりオリフィスを閉 じる方向に移動すると共にバネの弾性力によりオリフィスを開く方向に移動し、 他方のスプールは車速の減少によりオリフィスを閉じる方向に移動すると共に車 速の増加によりオリフィスを開く方向に移動する油圧パワーステアリング装置に おいて、前記バネの弾性力が前記ハウジングの外部から調節可能とされている点 にある。
【0013】
本考案の構成によれば、調節バルブの一方のスプールをオリフィスの開く方向 に押すバネの弾性力がハウジングの外部から調節可能とされているため、調節バ ルブを構成する部品の寸法精度に拘わらず、所望の弾性力で一方のスプールを押 すことができる。また、一方のスプールを押すバネとして非線形特性バネを用い る場合、そのバネの初期負荷荷重を調節することができる。
【0014】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0015】 図1に示すラックピニオン式油圧パワーステアリング装置1は、車両のハンド ル(図示省略)に連結される入力軸2と、この入力軸2にトーションバー3を介 し連結される出力軸4を備えている。そのトーションバー3は、ピン5を介し入 力軸2に連結され、セレーション6を介して出力軸4に連結される。その入力軸 2は、バルブハウジング7の内部にシール部材8を介して挿入されると共にベア リング15を介して回転自在に支持され、さらに出力軸4の内周にベアリング9 を介し回転自在に支持されている。その出力軸4はラックハウジング10の内部 にベアリング11、12を介して回転自在に支持され、この出力軸4にピニオン 13が一体化されている。このピニオン13に噛み合うラック14に操向用車輪 (図示省略)が連結される。これにより、操向操作入力による入力軸2の回転が 、トーションバー3を介して出力軸4と一体のピニオン13に伝達され、このピ ニオン13の回転によりラック14が車両幅方向に移動して車両の操舵がなされ る。
【0016】 その操向操作の補助力を付与する油圧アクチュエータとして油圧シリンダ20 が設けられている。この油圧シリンダ20は前記ラックハウジング10により構 成されるシリンダチューブと、ラック14に一体化されるピストン21を備えて いる。そのピストン21により仕切られるシリンダチューブ内の油室22、23 に、操舵方向と操舵抵抗に応じて圧油を供給するため、前記トーションバー3の ねじれ角に応じて作動する公知のコントロールバルブ30が設けられている。
【0017】 このコントロールバルブ30は、前記バルブハウジング7の内部において入力 軸2を囲む筒状の弁部材31を備えている。この弁部材31は前記出力軸4に同 行回転するよう連結されている。また、バルブハウジング7にはポンプ33に接 続される入口ポート34と、タンク35に接続される出口ポート36と、前記油 圧シリンダ20の一方の油室22に接続される第1ポート37と、他方の油室2 3に接続される第2ポート38とを備えている。各ポート34、36、37、3 8は入力軸2と弁部材31との間の流路を介し連通し、その流路はトーションバ ー3のねじれに伴う入力軸2と弁部材31との相対回転により開度が調節される 。すなわち、直進状態では操舵抵抗がないためにトーションバー3のねじれ角は 0であり、入口ポート34と出口ポート36とが連通し、ポンプ33からコント ロールバルブ30に供給される圧油はタンク35に還流し、油圧シリンダ20に 圧油は供給されない。操舵を行なって操舵抵抗が大きくなると、操舵抵抗に応じ てトーションバー3がねじれ、出力軸4と一体の弁部材31が入力軸2に対し相 対回転する。すると、入口ポート34と出口ポート36との間の流路の開度が小 さくなり、入口ポート34から油圧シリンダ20の油室22、23の一方に操舵 方向と操舵抵抗に応じた圧力の圧油が供給され、また、油室22、23の他方か ら油が出口ポート36を通ってタンク35に還流する。これにより、操舵方向と 操舵抵抗に応じた操向補助力が油圧シリンダ20からラック14に作用する。
【0018】 前記ポンプ33から送り出される油の圧力が作用することによりトーションバ ー3のねじれを規制する規制手段51が設けられている。この規制手段51は、 図2に示すように、出力軸4に4つの挿入孔52が周方向に沿って形成され、各 挿入孔52にプランジャ53が挿入されている。各プランジャ53は出力軸4の 径方向に沿って移動可能とされ、その先端は入力軸2の外周に形成された凹部5 4に当接されている。出力軸4の軸方向であって各プランジャ53の上下位置に おいて、出力軸4とバルブハウジング7との間を油密状にシールするシール部材 55、56が出力軸4に取り付けられ、これにより、シール部材55、56の軸 方向間が油室57とされている。この油室57と前記入口ポート34とを後述の 調節バルブ60を介し接続する油の流路59がバルブハウジング7に形成されて いる。これにより、油圧が油室57を介して各プランジャ53に作用すると、各 プランジャ53は出力軸4の径方向内方に移動して入力軸2を押し付け、入力軸 2と出力軸4との相対回転を規制するので、トーションバー3のねじれを規制す ることができる。
【0019】 規制手段51に作用する油圧の調節バルブ60がバルブハウジング7の内部に 設けられている。この調節バルブ60は、バルブハウジング7の内部に挿入され る第1スプール61と第2スプール62とを備えている。両スプール61、62 は筒状であって、第1スプール61の内部に第2スプール62が軸方向相対移動 可能に挿入され、第1スプール61はバルブハウジング7の内部に軸方向移動可 能に挿入されている。
【0020】 図3乃至図5に示すように、第1スプール61の内周の段部61aと第2スプ ール62の外周の凸部62aとの間が、両スプール61、62の軸方向相対移動 により開閉するオリフィス63とされている。その凸部62aの径は図中上方に 向かうに従い大きくされ、これにより、その第1スプール61は図中上方に移動 することによりオリフィス63を閉じると共に、第2スプール62は図中下方に 移動することでオリフィス63を閉じる。このオリフィス63の上流側(図中上 方側)と前記入口ポート34とを連通する通孔64が第1スプール61に設けら れ、また、オリフィス63の下流側(図中下方側)と前記規制手段51の油室5 7に通じる流路59とを連通する通孔65が第1スプール61に設けられている 。これにより、ポンプ33から入口ポート34を介してコントロールバルブ30 に流入する油の圧力がオリフィス63を介して規制手段51のプランジャ53に 作用する。
【0021】 その第1スプール61は規制手段51に作用する油圧の上昇によりオリフィス 63を閉じる方向に移動する。すなわち、第1スプール61の外周には段差面6 6が形成され、この段差面66に規制手段51に作用する油圧が作用することで 、第1スプール61は図中上方に移動してオリフィス63を閉じる。
【0022】 また、第1スプール61はバネ67の弾性力により図中下方、すなわちオリフ ィス63を開く方向に移動する。そのバネ67は図中上下方向に弾性変形する圧 縮コイルバネとされ、一端が第1スプール61の上面により支持されると共に、 他端がキャップ68の内面により支持される。そのキャップ68の外周には雄ね じ68aが形成され、バルブハウジング7に形成された雌ねじ孔7aにねじ合わ されている。また、キャップ68の外周の雄ねじ68aにはロックナット69が ねじ合わされる。さらに、キャップ68の上部には図6にも示すように工具挿入 用の六角孔68bが形成されている。これにより、雌ねじ孔7aに対するキャッ プ68のねじ込み量を大きくすると、バネ67が第1スプール61を押す弾性力 は大きくなり、そのねじ込み量を小さくすると、バネ67が第1スプール61を 押す弾性力は小さくなる。なお、キャップ68の外周とバルブハウジング7の内 周との間にはシール部材70が介在されている。
【0023】 その第2スプール62は、車速の減少により図中下方、すなわちオリフィスを 閉じる方向に移動すると共に、車速の増加により図中上方、すなわちオリフィス 63を開く方向に移動する。そのため、バルブハウジング7の下部にソレノイド 71が取り付けられ、このソレノイド71は車速センサーを有する公知のコント ローラー72に接続されている。これにより、ソレノイド71に印加される電流 は車速に応じて変化し、車速が小さいほどに大きな電流が印加される。このソレ ノイド71の内部に磁性材製のベース74とスライダー73とが配置されている 。そのスライダー73の下部はベース74に上下動可能に挿入され、上部は前記 第2スプール62に挿入され、上端にはナット75がねじ合わされている。この ナット75とスライダー74に形成された段部74aとにより第2スプール62 が挟まれ、これにより第2スプール62はスライダー74と同行移動する。また 、スライダー74を図中上方に押すバネ(図示省略)が設けられている。
【0024】 上記構成の油圧パワーステアリング装置1によれば、高速直進走行状態では図 3に示すように第2スプール62が上方に移動してオリフィス63を開いている ため、ポンプ33から送り出される油の圧力がオリフィス63を介して規制手段 51のプランジャ53に作用する。これによりトーションバー3のねじれが規制 されるために直進安定性が向上する。操舵を行なうと操舵抵抗が大きくなってト ーションバー3がねじられ、油圧シリンダ20に供給される圧油の圧力が上昇す るため、規制手段51のプランジャ53に作用する油圧が上昇する。この油圧の 上昇により第1スプール61が上方に移動して図4に示すようにオリフィス63 を閉じるため、規制手段51のプランジャ53に対する油圧の作用が解除される 。これにより、トーションバー3のねじれ規制が解除されるために操舵労力が低 減する。
【0025】 車速が大きくなると、図3に示すように第2スプール62の移動によりオリフ ィス63の開度が大きくなるため、第1スプール61がオリフィス63を閉じる ために移動しなければならない距離は大きくなる。車速が小さくなると、図5に 示すように第2スプール62の移動によりオリフィス63の開度が小さくなるた め、第1スプール61がオリフィス63を閉じるために移動しなければならない 距離は小さくなる。その第1スプール61の移動距離は操舵抵抗が大きくなって 規制手段51のプランジャ53に作用する油圧が増加しなければ大きくならない ことから、車速が増加するにつれて大きな操舵抵抗に抗して入力トルクを大きく しなければならない。これにより、低速時における操舵労力の低減と高速時にお ける直進安定性の向上とが図られている。
【0026】 本実施例におけるバネ67は、図7に示すように負荷荷重の小さい領域では大 きい領域に比べたわみ変化の大きい非線形特性を有するものされている。これに より、バネ67が第1スプール61を押す弾性力は、第1スプール61の移動量 が小さい範囲では大きい範囲に比べ小さくなる。これにより、車速が小さく第1 スプール61の僅かの移動によりオリフィス63が閉じられる領域にあっては、 操舵入力トルクの変化が小さくバネ67の負荷荷重の変化が小さくとも、第1ス プール61の移動量が大きいためにオリフィス63が閉じられ、シリンダ20に 作用する油圧の増加割合が上昇する。一方、車速が大きくなると操舵入力トルク の変化が大きくバネ67の負荷荷重の変化が大きくなっても、第1スプール61 の移動量が小さいためにオリフィスが閉じられず、シリンダ20に作用する油圧 の増加割合は大きくならない。すなわち、速度変化に対する操舵力の変化は、低 速領域における方が高速領域におけるよりも大きくなる。このような非線形特性 を有するバネ67が、調節バルブ60の構成部品の寸法精度の狂いにより大きな 初期負荷荷重を受けると、上記操舵特性を奏することができない。そのため、バ ネ61の初期負荷荷重は略0に設定するのが好ましい。このような初期負荷荷重 の設定は、キャップ68の雌ねじ孔7aに対するねじ込み量の調節により行なう ことができる。
【0027】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。
【0028】 例えば第1スプール61を押すバネ67として線形特性を有するものを用いて もよい。この場合、バネ67の第1スプール61を押す弾性力が、調節バルブ6 0を構成する部品の寸法精度の狂いにより所期の設定値より大きくなると、第1 スプール61は操舵抵抗が当初想定していた値よりも大きな値になった時点でオ リフィス63を閉じるため、操舵労力が所期の値より増大する。このような場合 は、キャップ68の雌ねじ孔7aへのねじ込み量を小さくし、バネ67が第1ス プール61を押す弾性力を小さくする。また、バネ67が第1スプール61を押 す弾性力が所期の設定値よりも小さくなると高速での直進安定性が低下する。こ のような場合は、キャップ68の雌ねじ孔7aへのねじ込み量を大きくし、バネ 67が第1スプール61を押す弾性力を大きくする。
【0029】 また図8に示すように、ポンプ33側の入口ポート34aとコントロールバル ブ30側の入口ポート34bとの間で、第1スプール61の内周の段61bと第 2スプール62の外周の凸部62aとにより第2オリフィス80を形成する。そ して高速時に第2スプール62が図中上方に移動すると第2オリフィス80の開 度が小さくなるようにする。これにより、ポンプ33から吐出される圧油はポー ト34aから第1スプール61の通孔64aを介して第2オリフィス80を通過 する際に絞られ、しかる後に第1スプールの通孔64bからポート34bに至る 。本実施例によれば、上記実施例に比べ、高速時において規制手段51に作用す る油圧が大きくなり、高速時における直進安定性をより向上することができる。 他は上記実施例と同様で同一部分は同一符号で示す。
【0030】
本考案による油圧パワーステアリング装置によれば、調節バルブを構成する部 品の寸法精度に拘わらず、一方のスプールを押すバネの弾性力や初期負荷荷重を 調節することで所望の操舵特性を得ることができる。
【図1】 本考案の実施例に係る油圧パワーステアリン
グ装置の断面図
グ装置の断面図
【図2】 本考案の実施例に係る規制手段の横断面図
【図3】 本考案の実施例に係る調節バルブの作用説明
用断面図
用断面図
【図4】 本考案の実施例に係る調節バルブの作用説明
用断面図
用断面図
【図5】 本考案の実施例に係る調節バルブの作用説明
用断面図
用断面図
【図6】 本考案の実施例に係る調節バルブのキャップ
の平面図
の平面図
【図7】 本考案の実施例に係るバネの特性線図
【図8】 本考案の異なった実施例に係る調節バルブの
断面図
断面図
【図9】 入力トルクと油圧シリンダに作用する油圧と
の関係を示す図
の関係を示す図
【図10】 従来例にかかる油圧パワーステアリング装
置の断面図
置の断面図
1 油圧パワーステアリング装置 2 入力軸 3 トーションバー 4 出力軸 7 ハウジング 20 油圧アクチュエータ 30 コントロールバルブ 51 規制手段 60 調節バルブ 61 第1スプール 62 第2スプール 63 オリフィス 67 バネ 68 キャップ
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 操向操作力の入力軸と、この入力軸にト
ーションバーを介し連結される出力軸と、そのトーショ
ンバーのねじれ角に応じて作動するコントロールバルブ
と、そのコントロールバルブを介し供給される圧油によ
り作動して操向補助力を付与する油圧アクチュエータ
と、油圧が作用することにより前記トーションバーのね
じれを規制する規制手段と、その規制手段に作用する油
圧の調節バルブとを備え、その調節バルブはハウジング
の内部に挿入される一対のスプールを有し、両スプール
の相対移動により開閉するオリフィスが形成され、一方
のスプールは、規制手段に作用する油圧の増加によりオ
リフィスを閉じる方向に移動すると共にバネの弾性力に
よりオリフィスを開く方向に移動し、他方のスプールは
車速の減少によりオリフィスを閉じる方向に移動すると
共に車速の増加によりオリフィスを開く方向に移動する
油圧パワーステアリング装置において、前記バネの弾性
力が前記ハウジングの外部から調節可能とされているこ
とを特徴とする油圧パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991060686U JP2556278Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 油圧パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991060686U JP2556278Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 油圧パワーステアリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055664U true JPH055664U (ja) | 1993-01-26 |
| JP2556278Y2 JP2556278Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=13149439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991060686U Expired - Lifetime JP2556278Y2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 油圧パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2556278Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60182285A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-17 | Toshiba Corp | X線装置 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP1991060686U patent/JP2556278Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60182285A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-17 | Toshiba Corp | X線装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2556278Y2 (ja) | 1997-12-03 |
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