JPH0556972U - 紡機用トラベラ - Google Patents

紡機用トラベラ

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JPH0556972U
JPH0556972U JP4540792U JP4540792U JPH0556972U JP H0556972 U JPH0556972 U JP H0556972U JP 4540792 U JP4540792 U JP 4540792U JP 4540792 U JP4540792 U JP 4540792U JP H0556972 U JPH0556972 U JP H0556972U
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traveler
spinning
upper leg
radius
curvature
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Pending
Application number
JP4540792U
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English (en)
Inventor
直之 森本
Original Assignee
金井 宏之
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極細番手のコニカル形あるいは縦形トラベラ
を使用した際に多発する紡出時や自動玉揚げ時のトラベ
ラはずれを防止する。 【構成】 コニカル形トラベラ1の脚部のうちリング上
部の外周面と接触する上脚部5を角度Aをもって胴部側
へ向け傾斜させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は精紡機、撚糸機等に用いられる紡機用トラベラの改良に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、紡機用トラベラは、硬鋼線を用いて所定のトラベラ形状に成形し、焼入 れ、焼戻し等の熱処理を行なった後、表面処理を施し、図5に示すように上脚部 を胴部と平行となしたコニカル形トラベラ22あるいは、上脚部を胴部に対して外 側に向け曲折した縦形トラベラ23を形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
最近の梳毛紡績の傾向としては、紡出糸の高級化・高付加価値化が進んでいる 。即ち、細番手糸の紡出や、特殊な繊維との混紡糸あるいは、撚り数を上げた強 撚糸の紡出が行なわれている。 例えば、従来ではウールが100%であったものが、アクリルとウールの混紡 となったり、更には使用されるアクリルも細デニールの繊維が使用されている。 また、Nm60〜72番手の糸を紡出する場合において、従来では600〜70 0T/mの撚り数で紡出していたものが、800〜1200T/mあるいはそれ 以上の撚り数で紡出された強撚糸となってきている。
【0004】 また、今日では、紡出糸が高級化、細番手化してきており、しかも省人化を目 的として機械の高速化が計られるとともに、紡出糸を巻き取った巻取ボビンの機 械による自動一斉玉揚げが実施されている。 上記細番手糸の高速紡出に於いては、極細番手のトラベラが使用されるが、極 細番手のトラベラは使用するワイヤーの線径が細く、トラベラの脚部24の開口強 度は非常に弱いものとなってしまう。したがって、自動玉揚げ装置を使用して玉 揚げを行なった場合、玉揚げの際に、リングのフランジ部に装着されたトラベラ がトラベラに掛かっている糸により引っ張られ、その引張り力にトラベラ脚部の 開口強度が耐えきれず、トラベラ脚部が開いて、トラベラがリングのフランジ部 からはずれてしまい、運転開始時に糸切れが発生して紡出できないという問題点 があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決するためになされたものであり、金属線により形成 され、胴部、頭部、底部、上脚部および下脚部とから構成された縦形あるいはコ ニカル形トラベラにおいて、上記頭部と胴部との間を所要の曲率半径を有する接 続部または糸通過部で接続し、上記リングの上部外周面と接触する上脚部を所要 の角度Aをもたせて胴部側に向け傾斜させてなるものであり、また好ましくは上 記上脚部の角度Aを3°〜15°とし、さらには頭部と胴部を接続する接続部ま たは糸通過部の曲率半径を0.8〜1.5mmとするものである。
【0006】 上記構成とすることにより、梳毛紡績において極細番手のトラベラを使用する 時においても、紡出中にトラベラ飛散が生じたり、巻取りボビンの自動玉揚げの 際や始動の際に、トラベラがリングのフランジ部から外れることのない紡機用ト ラベラを提供するものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 〔実施例1〕 図1に示すように、コニカル形トラベラ1は硬鋼線により形成され、胴部2、 頭部3、底部4、上脚部5および下脚部6から構成されている。
【0009】 胴部2は直線状に形成され、その一端には曲率半径R1 が1.0mmを有する接続 部7を介して、直線状の頭部3が連続して形成されている。 なお、上記胴部2と頭部3の延長線は略直角となるように構成される。
【0010】 胴部2の他端には、曲率半径R2 が0.9mmを有する接続部8を介して、直線状 の底部4が連続して形成されている。 なお、上記胴部2と底部4の延長線は略直角となるように構成される。
【0011】 上記頭部3には、曲率半径R3 が1.0mmを有する接続部9を介して上脚部5が 連続して形成され、上記上脚部5は、胴部2と平行な直線l1 に対し角度Aが1 0°となるように胴部側に向けて傾斜して構成されている。
【0012】 また、上記底部4には、曲率半径R4 が1.0mmを有する接続部10を介して、下 脚部6が連続して形成され、上記下脚部6は、胴部2と平行な直線l2 に対し、 角度Bが20°となるように胴部と反対側に向けて傾斜して構成されている。
【0013】 なお、上記実施例においてコニカル形トラベラ1の内側全高Cは11.6mm、上 脚部5の長さDは3.4mm、上脚部5の脚端と下脚部6の脚端との間の開口寸法E は6.3mmとした。
【0014】 また、上記各部の寸法は上記実施例に限られるものではなく、特に接続部7の 曲率半径R1 は1.0mmとしたが、0.8mm〜1.5mmとするのが好ましく、0.8mmよ り小さいと紡出糸の通過位置が一点に集中され、糸毛羽が発生したり、糸通過部 の摩耗が激しく、トラベラの寿命が短くなる。また、トラベラのリングへの装着 時や、紡出中の異常張力によりトラベラの開口寸法Eが拡げられるが、この時、 接続部7において拡開され、曲率半径R1 が1.5mmより大きいと元に戻りにくく なり、開口寸法Eが大きくなってトラベラ外れの原因となる。 さらに、内側全高Cは11.5mm〜11.9mm、上脚部の長さDは3.3mm〜3.9mm 、開口寸法Eは6.2mm〜6.9mm、角度Bは15°〜45°のものが主として用い られる。
【0015】 〔実施例2〕 図2に示すように、縦形トラベラ11は硬鋼線により形成され、胴部12、頭部13 、底部14、上脚部15および下脚部16から構成されている。
【0016】 胴部12は直線状に形成され、その一端には、曲率半径R5 が1.2mmを有し、か つ外側に膨出する略円弧状の糸通過部17が形成され、これに連続して曲率半径R 6 が5.6mmを有し、かつ上方に膨出する略円弧状の頭部13が形成されている。 なお、上記胴部12と糸通過部17は曲率半径R7 が1.0mmを有する接続部18を介 して接続される。
【0017】 胴部2の他端には、曲率半径R8 が1.0mmを有し、かつ外側に膨出する接続部 19を介して、下方に膨出する略円弧状の底部14が連続して形成されている。 なお、上記底部14は曲率半径R9 が3.0mmを有するように構成される。
【0018】 上記頭部13には、曲率半径R10が1.2mmを有する接続部20を介して、上脚部15 が連続して形成され、上記上脚部15は胴部12と平行な直線l3 に対し、角度Aが 5°となるように胴部側に向けて傾斜して構成されている。
【0019】 また、上記底部14には、曲率半径R11が1.0mmを有する接続部21を介して、下 脚部16が連続して形成され、上記下脚部16は胴部12と平行な直線l4 に対し、角 度Bが8°となるように胴部と反対側に向けて傾斜して構成されている。
【0020】 なお、上記実施例において、縦形トラベラ11の内側全高Cは11.3mm、上脚部 15の長さDは2.8mm、上脚部15の脚端と下脚部16の脚端との間の開口寸法Eは6. 7mmとした。
【0021】 また、上記各部の寸法は上記実施例に限られるものではなく、特に糸通過部17 の曲率半径R5 は1.2mmとしたが、0.8mm〜1.5mmとするのが好ましく、0.8mm より小さいと紡出糸の通過位置が一点に集中され、糸通過部の摩耗が激しく、ト ラベラの寿命が短くなる。また、トラベラのリングへの装着時や、紡出中の異常 張力によりトラベラの開口寸法Eが拡げられるが、この時、糸通過部17において 拡開され、曲率半径R5 が1.5mmより大きいと元に戻りにくくなり、開口寸法E が大きくなってトラベラ外れの原因となる。 さらに、内側全高Cは11.0mm〜11.9mm、上脚部の長さDは2.5mm〜3.9mm 、開口寸法Eは6.2mm〜7.0mm、角度Bは3°〜10°のものが主として用いら れる。
【0022】 上記本考案の紡機用トラベラにおいて、上脚部の角度Aがトラベラの飛散数に 及ぼす関係を調べたところ、図4に示す結果が得られた。 図4に示すように、角度Aを3°未満にするとトラベラの飛散数が急激に増大 し、15°を越すと飛散数は増加しないが、トラベラの脚先がリングあるいはリ ングホルダーと接触し、トラベラが廻らなかったり、糸切れの原因となり、正常 運転が出来ないという問題点を有している。 このため、角度Aは3°〜15°の範囲が好ましいものである。
【0023】 また、本考案の上脚部の角度Aを10°とした実施例1の紡機用トラベラと従 来の上脚部の角度Aを0°とした紡機用トラベラを用いて、下記紡出条件により 比較テストを行ない、1回のドッフィング時における400錘当りのトラベラの 飛散数を調べたところ、表1に示す結果が得られた。 <紡出条件> 紡出糸 :アクリル/ウール混 Nm72 リング :11.1mmコニカルリング φ47 トラベラ番手:No35 スピンドル回転数:13,000r.p.m. 撚数 :850T/m
【0024】
【表1】
【0025】 図3に示すように、玉揚げの際、コニカル形トラベラ1は、糸25によってリン グ内径側でかつ上方に引っ張られ、リング26からはずれようとする力が加わる。 しかし、コニカル形トラベラ1の開口脚部のリング上面に接触する上脚部5が 内側へ曲折して形成されているため、トラベラの上脚部5が拡げられても、なお 上脚部5はリング外周面に接触し、トラベラ1がリング26から外れることがない 。 このように、本考案の紡機用トラベラははずれに対する抵抗力が増加した形状 となっている。
【0026】 したがって、本考案の紡機用トラベラでは表1に示すように、従来の紡機用ト ラベラに比べ、トラベラの飛散数において極めて少く、良好な結果が得られた。
【0027】
【考案の効果】
本考案は、上記のようにトラベラの上脚部を胴部側へ向け傾斜した構成とした ので、トラベラのはずれに対する抵抗力が大幅に増加した。 また、頭部と胴部との接続部或いは糸通過部の曲率半径を0.8〜1.5mmとした ので、弾発性に優れ、上記上脚部の傾斜と相まって、最近の梳毛紡績における細 番手糸の紡出や高速紡出に於いて、細番手のトラベラを用いた場合においても、 紡出中に紡出張力の変動が生じた時に、トラベラがリングから外れて飛散するこ とがなく、しかも、自動玉揚げを行なっても、トラベラ外れの発生が大幅に減少 し、糸継ぎを行なうことなく、連続して紡出できるので、生産性が大幅に向上す る。 さらに、上記接続部或いは糸通過部の曲率半径を0.8〜1.5mmとしたので、糸 毛羽や糸の通過による摩耗の発生が少なく、糸品質が向上すると共に、トラベラ の寿命が大幅に延長されるという優れた実用的効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の紡機用トラベラの一実施例を示すコニ
カル形トラベラの正面図である。
【図2】本考案の紡機用トラベラの他の実施例を示す縦
形トラベラの正面図である。
【図3】本考案の紡機用トラベラの使用状態を示す説明
図である。
【図4】紡機用トラベラにおける上脚部の角度とトラベ
ラの飛散数との関係を示す曲線図である。
【図5】従来の紡機用トラベラを示し、(イ)はコニカ
ル形トラベラの正面図、(ロ)は縦形トラベラの正面図
である。
【符号の説明】
1、22 コニカル形トラベラ 2、12 胴部 3、13 頭部 4、14 底部 5、15 上脚部 6、16 下脚部 7、8、9、10、18、19、20、21 接続部 11、23 縦形トラベラ 17 糸通過部 24 脚部 25 糸 26 リング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属線により形成され、胴部、頭部、底
    部、上脚部および下脚部とから構成された縦形あるいは
    コニカル形トラベラにおいて、上記頭部と胴部との間を
    所要の曲率半径を有する接続部または糸通過部で接続
    し、上記リングの上部外周面と接触する上脚部を所要の
    角度Aをもたせて胴部側に向け傾斜させてなる紡機用ト
    ラベラ。
  2. 【請求項2】 上脚部の角度Aを3°〜15°とした請
    求項1記載の紡機用トラベラ。
  3. 【請求項3】 頭部と胴部を接続する接続部または糸通
    過部の曲率半径を0.8〜1.5mmとした紡機用トラベラ。
JP4540792U 1991-10-29 1992-06-30 紡機用トラベラ Pending JPH0556972U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4540792U JPH0556972U (ja) 1991-10-29 1992-06-30 紡機用トラベラ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8871791 1991-10-29
JP3-88717 1991-10-29
JP4540792U JPH0556972U (ja) 1991-10-29 1992-06-30 紡機用トラベラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0556972U true JPH0556972U (ja) 1993-07-30

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ID=26385385

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JP4540792U Pending JPH0556972U (ja) 1991-10-29 1992-06-30 紡機用トラベラ

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