JPH0557724U - 酸化物超電導線の製造装置 - Google Patents

酸化物超電導線の製造装置

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JPH0557724U
JPH0557724U JP000237U JP23792U JPH0557724U JP H0557724 U JPH0557724 U JP H0557724U JP 000237 U JP000237 U JP 000237U JP 23792 U JP23792 U JP 23792U JP H0557724 U JPH0557724 U JP H0557724U
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cold rolling
metal
rolling mill
superconducting wire
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JP000237U
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Inventor
祐 北村
隆代 長谷川
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昭和電線電纜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷間圧延加工により臨界電流密度の高い酸化
物超電導線を連続的に製造する。 【構成】 製造装置Aは、冷間圧延機12を中央に配置
して、その両側に送り出し装置2、6,7および巻き取
り装置3,8,9がそれぞれ配置され、送り出し装置
2、6,7から連続的に送給されたテープ1および金属
テープ4,5は、ガイドローラ10,11間でテープ1
の両面に金属テープ4,5が重ね合わせられて走行し、
ガイドローラ10,11間に配置された冷間圧延機12
により所定の圧下率および圧延速度でテープ1が圧延さ
れる。制御器16は、各検出器13,14,15で検出
され検出信号に基き、テープ1´および金属テープ4
´,5´を同一の走行速度に制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は超電導線の製造装置に係り、特に金属シース法によるBi系の酸化物 超電導線を製造する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
Bi系(Bi−Sr−Ca−Cu−O系)の超電導体は、その臨界温度(Tc )が80〜110Kと液体窒素温度以上の値を有し、安定性および加工性に優れ ることから酸化物超電導体の実用材料として期待されており、また、板状組織を 有するため、機械的な圧縮加工により結晶の配向性が向上し、高い臨界電流密度 (Jc)が得られるという特徴がある。
【0003】 線材を製造するために、現在種々の方法が検討されているが、その代表的な方 法の一つとして金属シース法が知られている。この方法は原料粉末を金属管中に 充填し、これに線引加工や圧延加工等の減面加工を施した後、焼結することによ り内部の原料粉末を超電導体に成長させて超電導線を製造するものである。 この方法は、金属管で被覆されているために非常に加工が容易で、長尺の線材 の製造に適しており、特にBi系の超電導体に対しては、上記の減面加工により 結晶面が同方向に揃い、高いJcを有する線材が得られるため適した方法である と言える。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、Bi系の超電導体のJcを向上させるためには、機械的な圧縮 加工を加える必要があるが、従来はこの加工を熱処理時に一軸プレスで行ってい るため、長さが数cmのものしか加工できず、長尺の線材を製造するには適さな いという問題があった。
【0005】 本考案は上記の問題を解決するためになされたもので、冷間圧延加工により連 続的に圧縮応力を加えて、高いJc値を有する長尺のBi系の酸化物超電導線を 製造することのできる装置を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の酸化物超電導線の製造装置は、金属管中 にBi系超電導体の原料粉末を充填して所定の形状に成形したテープ1を巻回し た送り出し装置2および巻き取り装置3と、前記金属管を形成する材料より大き い硬度を有する金属テープ4,5を巻回した送り出し装置6,7および巻き取り 装置8,9と、前記テープ1の両面に前記金属テープ4,5を重ね合わせて走行 させるためのガイドローラ10,11と、このガイドローラ間に配置された冷間 圧延機12とを備えたものである。
【0007】 本考案におけるテープ1は、金属管中に原料粉末を充填して所定の形状に成形 したものであるが、これは例えば、超電導体を構成する元素を一以上含む酸化物 、炭酸塩、硝酸塩等の粉末を(Bi+Pb):Sr:Ca:Ca=2:2:2: 3の概略モル比からなる組成に配合した混合粉末や、この組成に配合した仮焼粉 末を、高温で内部の超電導化合物と反応せず、加工性の良好なAg等の金属管中 に充填してテープ状に成形したものが用いられる。
【0008】 このテープ1は、予め熱処理を施して送り出し装置2に巻回し、冷間圧延機1 2を介して巻き取り装置3で巻き取った後、再度熱処理を施すことにより、より 超電導特性を向上させることができる。この時の熱処理は、820〜850℃で 50〜200時間の条件で行うことが好ましい、この条件では(2223)相が 優先的に成長し、850℃を越えると(2212)相が生成する。
【0009】 上記のガイドローラ10,11間でテープ1の両面に金属テープ4,5が重ね 合わせられて、冷間圧延機12で圧延加工が施されるが、金属テープ4,5とし ては、金属管を形成する材料より大きい硬度を有するステンレススチールやハス テロイ等の冷間圧延加工時に塑性変形せずに、かつテープ1と圧着しない材料が 用いられる。この金属テープ4,5の厚さは、テープ1の厚さの1〜5倍とする ことが好ましい。これにより、冷間圧延加工時の圧縮応力以外の剪断応力等を金 属テープ4,5に吸収することができ、テープ1に必要な圧力を加えることがで きる。金属テープ4,5の厚さがテープ1の厚さの1倍未満であると、圧縮応力 以外の剪断応力等がテープ1に加わり特性が低下し、一方、5倍を越えると十分 な圧縮効果が得られない。
【0010】 また、冷間圧延機12での圧下率が大きくなると、テープ1の伸びが大きくな って十分な圧縮効果が得られないため、圧下率を20%以下で冷間圧延加工する ことが好ましい。 この冷間圧延加工時の線速は、0.1〜5m/minの範囲が好ましく、線速 が0.1m/min未満では圧縮力が十分にテープ状線材に伝わらず、また線速 が5m/minを越えると、テープ1と金属テープ4,5が同時に圧延ロールに 咬み込まれるため蛇行して均一な加工ができず、その結果不均質な部分を生じ易 くなる。
【0011】 上記のテープ1と金属テープ4,5とは圧延時にスリップを生じない用に制御 することが望ましい。スリップが起こると、集中荷重を生じテープ1に欠陥が導 入され特性が低下する。
【0012】
【作用】
本考案の装置においては、原料粉末を充填して所定の形状に成形したテープ1 を金属テープ4,5を介して冷間圧延機12で連続的に、かつ実質的に一軸方向 の圧縮力を加えることができるため、結晶配向性の優れたBi系の超電導線を製 造することができる。
【0013】
【実施例】
以下本考案の実施例および比較例について説明する。 実施例 図1は本考案の酸化物超電導線の製造装置Aを示したもので、冷間圧延機12 を中央に配置して、その両側に送り出し装置2、6,7および巻き取り装置3, 8,9がそれぞれ配置されている。
【0014】 送り出し装置2には、金属管中にBi系超電導体の原料粉末を充填して所定の 形状に成形したテープ1が巻回され、一方送り出し装置6,7には、金属管を形 成する材料より大きい硬度を有する金属テープ4,5が巻回されており、これら の送り出し装置2、6,7から連続的に送給されたテープ1および金属テープ4 ,5は、ガイドローラ10,11間でテープ1の両面に金属テープ4,5が重ね 合わせられて走行した後、それぞれ巻き取り装置3,8,9に巻き取られる。
【0015】 ガイドローラ10,11間には冷間圧延機12が配置され、所定の圧下率およ び圧延速度でテープ1が圧延される。 冷間圧延機12を通過したテープ1´および金属テープ4´,5´の走行速度 は,各検出器13,14,15で検出され、その検出信号が制御器16へ入力さ れる。
【0016】 制御器16は、この検出信号に基き、巻き取り装置3,8,9の駆動部17, 18,19へ制御信号を出力してテープ1´および金属テープ4´,5´を同一 の走行速度に制御する。 具体例 Bi23 、PbO、SrCO3 、CaCO3 およびCuOの各粉末をBi: Pb:Sr:Ca:Cu=1.85:0.25:2.10:2.00:3.00 の比率に秤量して十分に混合した後、固相反応法により製造した仮焼粉を外径φ 7mmの銀パイプ中に充填した後、冷間で線引加工および圧延加工を施して厚さ 0.15mmのテープに成形して、840℃で50時間の熱処理を施した。
【0017】 次いでこのテープを送り出し装置2に巻回するとともに、送り出し装置6,7 に厚さ0.5mmのSUS430テープを巻回して、これらをガイドローラ10 ,11間に重ね合せて走行させ、冷間圧延機12により圧下率10%、圧延速度 0.5m/minで圧延した。 このようにして得られた長さ20mのテープに、さらに840℃で50時間の 熱処理を施して超電導テープを製造した。この超電導テープのJc(77K)を 測定した結果、1.8×104 A/cm2 の値を示した。
【0018】 比較例1 具体例におけるSUS430テープを用いずに、他は具体例と同一の条件で長 さ10mの超電導テープを製造した。この超電導テープのJc(77K)を測定 した結果、2000A/cm2 の値を示した。 比較例2 図1に示す装置を用いずに、具体例と同様にして製造したテープを長さ3cm に切断し、こ短尺テープに840℃で50時間の熱処理を施した後、圧下率10 %の一軸プレスを施し、さらに840℃で50時間の熱処理を施して超電導テー プを製造した。この超電導テープのJc(77K)を測定した結果、2.0×1 04 A/cm2 の値を示した。
【0019】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の超電導線の製造装置によれば、原料粉末を充填し て所定の形状に成形したテープ1に冷間圧延機12で連続的に、かつ実質的に一 軸方向の圧縮力を加えることができるため、一軸プレス加工による結果と同様に 高いJc値を有する長尺の超電線を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の酸化物超電導線の製造装置の一実施例
を示す概略図。
【符号の説明】
1…テープ 2、6,7…送り出し装置 3,8,9…巻き取り装置 4,5…金属テープ 10,11…ガイドローラ 12…冷間圧延機 16…制御器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属管中にBi系超電導体の原料粉末を充
    填して所定の形状に成形したテープ(1)を巻回した送
    り出し装置(2)および巻き取り装置(3)と、前記金
    属管を形成する材料より大きい硬度を有する金属テープ
    (4,5)を巻回した送り出し装置(6,7)および巻
    き取り装置(8,9)と、前記テープ1の両面に前記金
    属テープ(4,5)を重ね合わせて走行させるためのガ
    イドローラ(10,11)と、このガイドローラ間に配
    置された冷間圧延機(12)とを備えたことを特徴とす
    る酸化物超電導線の製造装置。
JP000237U 1992-01-08 1992-01-08 酸化物超電導線の製造装置 Withdrawn JPH0557724U (ja)

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