JPH0559574B2 - - Google Patents
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- JPH0559574B2 JPH0559574B2 JP2086733A JP8673390A JPH0559574B2 JP H0559574 B2 JPH0559574 B2 JP H0559574B2 JP 2086733 A JP2086733 A JP 2086733A JP 8673390 A JP8673390 A JP 8673390A JP H0559574 B2 JPH0559574 B2 JP H0559574B2
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Landscapes
- Projection-Type Copiers In General (AREA)
- Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、露光装置の露光光源として用いられ
るランプに関する。 [従来の技術] この種の露光装置は半導体装置を製造する際
に、半導体ウエハー上にマスクパターンを投影
し、半導体ウエハーを露光させるのに使用されて
いる。このような露光装置は、露光光源と、この
露光光源から半導体ウエハーへ光を導く光学系と
を備えており、露光光源は光を発するランプとを
有している。 ここで、製品すなわち半導体装置の寸法がこの
ランプから放射される光の波長により大きく影響
されることが知られている。具体的に言えば、半
導体装置の最小パターン寸法は、露光光源からの
光の波長に依存している。 従来、このような露光光源として、高圧水銀ラ
ンプが採用されていた。高圧水銀ランプにおい
て、固体の状態で封入された水銀は、電圧の印加
により励起されると蒸気化し数10気圧の高圧に保
たれる。高圧水銀ランプは、スペクトル分布を有
する光を出射することができ、この光のスペクト
ル分布には、それぞれ波長436nmおよび365nmの
g線およびi線と呼ばれるスペクトルが含まれ
る。 g線は、最小パターン寸法0.8ミクロンの4メ
ガビツトのダイナミツクランダムアクセスメモリ
(4MDRAM)の製造に適している。一方、i線
は、最小パターン寸法0.5〜0.6ミクロンの16メガ
ビツトのダイナミツクランダムアクセスメモリ
(16MDRAM)の製造に用いられる。 ところで、最近では、次世代の超LSIメモリと
して考えられる64メガビツトのダイナミツクラン
ダムアクセスメモリ(64MDRAM)に専ら注目
が集まつている。実際に64MDRAMを製造する
には、ラインアンドスペースサイズすなわち最小
パターン寸法が0.3ミクロン以下でなければなら
ない。このことは、露光光源が、遠紫外線波長帯
域内の250nm程度の露光波長を有する光を出射し
なければならないことを意味している。 遠紫外線を出射するための露光光源として、従
来、レーザ波長248nmのフツ化クリプトン
(KrF)のエキシマレーザが知られていた。 [発明が解決しようとする問題点] 遠紫外線は、縮小投影型の光学レンズ系を介し
て半導体ウエハー上に投射される。このような光
学レンズ系においては、遠紫外線の吸収率が低い
レンズ素材を使用しなければならない。例えば、
レンズ素材として、蛍石(CaF2)や石英が用い
られる。 しかしながら、蛍石は精密加工が困難であり、
熱膨張係数が大きいという欠点を持つており、レ
ンズ特性が温度によつて影響を受ける。このた
め、実用的には、合成石英のみが、露光光源用の
光学レンズ系のレンズ素材として用いられる。こ
れにより、光学レンズ系の各レンズは単一の素材
すなわち石英によつてのみ構成されなければなら
ない。 一般に、色消しレンズは、異なるアツベ数を有
するレンズの組合わせにより構成されるものであ
る。したがつて、上記の光学レンズ系には色消し
レンズを含むことはできず、単色光学系として構
成される。 ここで注目すべきは、遠紫外線域での石英の分
散が可視域に比べて非常に大きいことである。し
たがつて、露光波長のスペクトル幅を露光光源に
おいて調節して、半値幅を0.003nm以下にしなけ
ればならないことが知られている。 光線を放射する露光光源としてKrFエキシマレ
ーザを用いた場合、このエキシマレーザから放射
される光線は0.3nm程度の広いスペクトル幅を有
している。上述したように光学レンズ系を介して
半導体ウエハーに光線を出射し半導体ウエハーを
露光するためには、このような広いスペクトル幅
を何らかの方法で狭帯域化する必要がある。ま
た、光線が狭帯域を有していても、半導体ウエハ
ー上にスペツクル発生しやすく、したがつて、エ
キシマレーザを用いたのでは、0.3ミクロン程度
のラインアンドスペースを得ることは困難であ
る。 さらに、エキシマレーザにおけるレーザガスと
してハロゲンガスの使用が避けられない。このた
め、ハロゲンガスの取扱やその排気のために大が
かりな付帯設備が必要となる。また、装置の製造
コストやランニングコストが高価となる。 そこで本発明の目的は、大がかりな付帯設備を
要することなく超LSIメモリの製造に適した露光
光源を提供することにある。 本発明の別の目的は、超LSIメモリに要求され
るラインアンドスペースを達成できる上記の露光
光源を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、大がかりな付帯設
備を要することなく超LSIメモリに要求される高
解像度を得ることができる露光ランプを提供する
ことにある。 本発明のさらに他の目的は、比較的安価に上記
の露光ランプを提供することにある。 [課題を解決するための手段] 本発明に係るランプは遠紫外線の放射により基
板を照射するために用いられるものである。ラン
プには実質的に核スピン零の単一同位体からなる
金属元素を封入し、この単一同位体の蒸気化によ
り遠紫外線が放射される。 [作用] 蒸気化可能な特定の金属元素の単一同位体のう
ち、核スピン零の単一同位体をランプに封入し、
蒸気化すると共に励起して狭帯域幅の遠紫外線を
発生させる。 核スピン零の単一同位体のみを用いるため、異
なる同位体の混在による同位体シフトから生じる
スペクトル幅の広がりを防止できると共に、核磁
気モーメントによるスペクトル線の分裂すなわち
超微細構造を回避でき、したがつて、遠紫外線の
スペクトル幅を狭帯域化することが可能となる。 [実施例] 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。 第1図および第2図を参照すると、本発明の第
1の実施例による露光光源10が照明装置11内
に設けられており、露光光源10の背面には、反
射ミラー13が露光光源10との間に間隔をおい
て設けられている。反射ミラー13は、半楕円形
状(第2図)、半球面状、半円状などの断面を有
し、第2図に示すように、露光光源10の一部を
覆つている。いずれにせよ、反射ミラー13は、
露光光源10から半導体ウエハー31上に放射さ
れる光線を集束するものである。 第1図において、露光光源10は露光ランプ1
5から構成され、露光ランプ15はランプ管、第
1および第2のコネクタ16および17、第1お
よび第2の電極18および19とを備えている。
ランプ管は、第1および第2の開口端部と、上記
第1および第2の開口端部の間の屈曲形状即ち蛇
行した中間部とを有する。第1図に示された例で
は、ランプ管の中間部は直線部および湾曲部から
構成されている。ランプ管は石英により構成さ
れ、したがつて、石英放電管とも呼ばれる。第1
および第2のコネクタ16および17は、第1お
よび第2の開口端部に、密封状態すなわち気密状
態を保つように嵌合されている。第1および第2
の電極18および19は、それぞれ、第1および
第2のコネクタ16および17を介してランプ管
の内部空間に挿入される。第1図には示されてい
ないが、後述するように、蒸気化可能な金属がラ
ンプ管の内部空間に封入されている。第1および
第2の電極18および19間の放電により、ラン
プ管の内部空間の蒸気化可能な金属は加熱され蒸
気化される。 内部空間に蒸気化可能な金属を封入するには、
まず真空ポンプ(図示せず)によりランプ管の排
気を行ない、その後、蒸気化可能な金属をアルゴ
ンガス、ネオンガスなどの不活性ガスとともにラ
ンプ管の内部空間内に導入する。ここで、蒸気化
可能な金属の量は、ランプ管の内部空間において
蒸気化したときに蒸気化可能な金属の分圧が
1Torr以下とする。すなわち、露光ランプ15は
低圧ランプと言える。つぎに、第1および第2の
コネクタ16および17をランプ管の第1および
第2の開口端部に気密に嵌合する。 図示された照明装置11は、さらに、第1およ
び第2のコネクタ16および17と電源23とに
接続される一対の電源端子21および22を備え
ている。この構造によれば、後述するように、電
源端子21および22が第1および第2のコネク
タ16および17に電気的に接続された状態で電
源端子21および22間に電圧を印加すれば、露
光光源10から光線を放射することができる。 ところで、各元素には、原子番号と、陽子と中
性子の数の合計に等しい質量数が与えられてい
る。ある元素が異なる質量数を有する複数個の同
位体を有する場合には、放射スペクトルの広がり
はその元素の同位体の数に依存する。これは、異
なる質量数を有する同位体の存在により同位体シ
フトが発生することによる。すなわち、このよう
な同位体シフトは、異なる質量数を有する同位体
の放射スペクトルの微小変位によつて起こり、各
放射スペクトルの帯域幅を広げることになる。 さて、蒸気化可能な金属は、例えば実質的に
は、単一同位体からなる水銀である。水銀は、自
然界には、80Hg196,80Hg198,80Hg199,
80Hg200,80Hg201,80Hg202,80Hg204で表わさ
れる7つの安定同位体があることが知られてい
る。本実施例においては、これら7つの同位体の
うちひとつを選択してランプ管に封入する。表1
に各同位体の核スピンと存在比を示す。尚、核ス
ピンは核磁気モーメントと言い換えてもよい。
るランプに関する。 [従来の技術] この種の露光装置は半導体装置を製造する際
に、半導体ウエハー上にマスクパターンを投影
し、半導体ウエハーを露光させるのに使用されて
いる。このような露光装置は、露光光源と、この
露光光源から半導体ウエハーへ光を導く光学系と
を備えており、露光光源は光を発するランプとを
有している。 ここで、製品すなわち半導体装置の寸法がこの
ランプから放射される光の波長により大きく影響
されることが知られている。具体的に言えば、半
導体装置の最小パターン寸法は、露光光源からの
光の波長に依存している。 従来、このような露光光源として、高圧水銀ラ
ンプが採用されていた。高圧水銀ランプにおい
て、固体の状態で封入された水銀は、電圧の印加
により励起されると蒸気化し数10気圧の高圧に保
たれる。高圧水銀ランプは、スペクトル分布を有
する光を出射することができ、この光のスペクト
ル分布には、それぞれ波長436nmおよび365nmの
g線およびi線と呼ばれるスペクトルが含まれ
る。 g線は、最小パターン寸法0.8ミクロンの4メ
ガビツトのダイナミツクランダムアクセスメモリ
(4MDRAM)の製造に適している。一方、i線
は、最小パターン寸法0.5〜0.6ミクロンの16メガ
ビツトのダイナミツクランダムアクセスメモリ
(16MDRAM)の製造に用いられる。 ところで、最近では、次世代の超LSIメモリと
して考えられる64メガビツトのダイナミツクラン
ダムアクセスメモリ(64MDRAM)に専ら注目
が集まつている。実際に64MDRAMを製造する
には、ラインアンドスペースサイズすなわち最小
パターン寸法が0.3ミクロン以下でなければなら
ない。このことは、露光光源が、遠紫外線波長帯
域内の250nm程度の露光波長を有する光を出射し
なければならないことを意味している。 遠紫外線を出射するための露光光源として、従
来、レーザ波長248nmのフツ化クリプトン
(KrF)のエキシマレーザが知られていた。 [発明が解決しようとする問題点] 遠紫外線は、縮小投影型の光学レンズ系を介し
て半導体ウエハー上に投射される。このような光
学レンズ系においては、遠紫外線の吸収率が低い
レンズ素材を使用しなければならない。例えば、
レンズ素材として、蛍石(CaF2)や石英が用い
られる。 しかしながら、蛍石は精密加工が困難であり、
熱膨張係数が大きいという欠点を持つており、レ
ンズ特性が温度によつて影響を受ける。このた
め、実用的には、合成石英のみが、露光光源用の
光学レンズ系のレンズ素材として用いられる。こ
れにより、光学レンズ系の各レンズは単一の素材
すなわち石英によつてのみ構成されなければなら
ない。 一般に、色消しレンズは、異なるアツベ数を有
するレンズの組合わせにより構成されるものであ
る。したがつて、上記の光学レンズ系には色消し
レンズを含むことはできず、単色光学系として構
成される。 ここで注目すべきは、遠紫外線域での石英の分
散が可視域に比べて非常に大きいことである。し
たがつて、露光波長のスペクトル幅を露光光源に
おいて調節して、半値幅を0.003nm以下にしなけ
ればならないことが知られている。 光線を放射する露光光源としてKrFエキシマレ
ーザを用いた場合、このエキシマレーザから放射
される光線は0.3nm程度の広いスペクトル幅を有
している。上述したように光学レンズ系を介して
半導体ウエハーに光線を出射し半導体ウエハーを
露光するためには、このような広いスペクトル幅
を何らかの方法で狭帯域化する必要がある。ま
た、光線が狭帯域を有していても、半導体ウエハ
ー上にスペツクル発生しやすく、したがつて、エ
キシマレーザを用いたのでは、0.3ミクロン程度
のラインアンドスペースを得ることは困難であ
る。 さらに、エキシマレーザにおけるレーザガスと
してハロゲンガスの使用が避けられない。このた
め、ハロゲンガスの取扱やその排気のために大が
かりな付帯設備が必要となる。また、装置の製造
コストやランニングコストが高価となる。 そこで本発明の目的は、大がかりな付帯設備を
要することなく超LSIメモリの製造に適した露光
光源を提供することにある。 本発明の別の目的は、超LSIメモリに要求され
るラインアンドスペースを達成できる上記の露光
光源を提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、大がかりな付帯設
備を要することなく超LSIメモリに要求される高
解像度を得ることができる露光ランプを提供する
ことにある。 本発明のさらに他の目的は、比較的安価に上記
の露光ランプを提供することにある。 [課題を解決するための手段] 本発明に係るランプは遠紫外線の放射により基
板を照射するために用いられるものである。ラン
プには実質的に核スピン零の単一同位体からなる
金属元素を封入し、この単一同位体の蒸気化によ
り遠紫外線が放射される。 [作用] 蒸気化可能な特定の金属元素の単一同位体のう
ち、核スピン零の単一同位体をランプに封入し、
蒸気化すると共に励起して狭帯域幅の遠紫外線を
発生させる。 核スピン零の単一同位体のみを用いるため、異
なる同位体の混在による同位体シフトから生じる
スペクトル幅の広がりを防止できると共に、核磁
気モーメントによるスペクトル線の分裂すなわち
超微細構造を回避でき、したがつて、遠紫外線の
スペクトル幅を狭帯域化することが可能となる。 [実施例] 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明する。 第1図および第2図を参照すると、本発明の第
1の実施例による露光光源10が照明装置11内
に設けられており、露光光源10の背面には、反
射ミラー13が露光光源10との間に間隔をおい
て設けられている。反射ミラー13は、半楕円形
状(第2図)、半球面状、半円状などの断面を有
し、第2図に示すように、露光光源10の一部を
覆つている。いずれにせよ、反射ミラー13は、
露光光源10から半導体ウエハー31上に放射さ
れる光線を集束するものである。 第1図において、露光光源10は露光ランプ1
5から構成され、露光ランプ15はランプ管、第
1および第2のコネクタ16および17、第1お
よび第2の電極18および19とを備えている。
ランプ管は、第1および第2の開口端部と、上記
第1および第2の開口端部の間の屈曲形状即ち蛇
行した中間部とを有する。第1図に示された例で
は、ランプ管の中間部は直線部および湾曲部から
構成されている。ランプ管は石英により構成さ
れ、したがつて、石英放電管とも呼ばれる。第1
および第2のコネクタ16および17は、第1お
よび第2の開口端部に、密封状態すなわち気密状
態を保つように嵌合されている。第1および第2
の電極18および19は、それぞれ、第1および
第2のコネクタ16および17を介してランプ管
の内部空間に挿入される。第1図には示されてい
ないが、後述するように、蒸気化可能な金属がラ
ンプ管の内部空間に封入されている。第1および
第2の電極18および19間の放電により、ラン
プ管の内部空間の蒸気化可能な金属は加熱され蒸
気化される。 内部空間に蒸気化可能な金属を封入するには、
まず真空ポンプ(図示せず)によりランプ管の排
気を行ない、その後、蒸気化可能な金属をアルゴ
ンガス、ネオンガスなどの不活性ガスとともにラ
ンプ管の内部空間内に導入する。ここで、蒸気化
可能な金属の量は、ランプ管の内部空間において
蒸気化したときに蒸気化可能な金属の分圧が
1Torr以下とする。すなわち、露光ランプ15は
低圧ランプと言える。つぎに、第1および第2の
コネクタ16および17をランプ管の第1および
第2の開口端部に気密に嵌合する。 図示された照明装置11は、さらに、第1およ
び第2のコネクタ16および17と電源23とに
接続される一対の電源端子21および22を備え
ている。この構造によれば、後述するように、電
源端子21および22が第1および第2のコネク
タ16および17に電気的に接続された状態で電
源端子21および22間に電圧を印加すれば、露
光光源10から光線を放射することができる。 ところで、各元素には、原子番号と、陽子と中
性子の数の合計に等しい質量数が与えられてい
る。ある元素が異なる質量数を有する複数個の同
位体を有する場合には、放射スペクトルの広がり
はその元素の同位体の数に依存する。これは、異
なる質量数を有する同位体の存在により同位体シ
フトが発生することによる。すなわち、このよう
な同位体シフトは、異なる質量数を有する同位体
の放射スペクトルの微小変位によつて起こり、各
放射スペクトルの帯域幅を広げることになる。 さて、蒸気化可能な金属は、例えば実質的に
は、単一同位体からなる水銀である。水銀は、自
然界には、80Hg196,80Hg198,80Hg199,
80Hg200,80Hg201,80Hg202,80Hg204で表わさ
れる7つの安定同位体があることが知られてい
る。本実施例においては、これら7つの同位体の
うちひとつを選択してランプ管に封入する。表1
に各同位体の核スピンと存在比を示す。尚、核ス
ピンは核磁気モーメントと言い換えてもよい。
【表】
一般に、同位体は、存在比が大きいものほど簡
単に入手できる。このことを考慮して、水銀の単
一同位体として、80Hg200と80Hg202のいずれか
を選択して使用する。即ち、核スピン零の単一同
位体を選択する。 第1および第2のコネクタ16および17間に
電源25からたとえば10キロボルトの交流電圧を
印加することにより、水銀の同位体は励起されラ
ンプ管内で金属蒸気となる。 ここで、80Hg200と80Hg202のいずれかを単一
同位体として用いる場合について述べる。表1に
示したように、80Hg200や80Hg202の同位体は核
スピンが零である。80Hg200と80Hg202のいずれ
かをランプ管に封入した場合には、上述したよう
に核スピンが零でない単一同位体の場合にあらわ
れる超微細構造の発生を防止することができる。
尚、実用的には、存在比を考慮して80Hg202を単
一同位体として用い、ランプ管に封入するのが好
ましい。ランプ管の長さが1メートルの場合には
例えば数10ミリグラムの80Hg202をランプ管に封
入すれば、この同位体80Hg202が蒸気化し励起さ
れて光線の放射が可能となる。放射される光線
は、波長253.7nm、スペクトル幅0.002nm以下の
単一放射スペクトルを有している。このことは、
光線が遠紫外線域の波長を有し、スペクトル幅が
非常に狭く、同位体シフトによるスペクトルの広
がりも超微細構造も起こらないことを示してい
る。このような80Hg202などの同位体は、日本酸
素株式会社などにより販売されており、容易に入
手できる。 第3図を参照すると、露光装置は、第1図およ
び第2図に示した照明装置11を備え、この照明
装置11は反射鏡13と露光光源10とで単純化
して表わされている。第1図を参照して説明した
ように、照明装置11は露光光源10から狭帯域
スペクトル幅を有する遠紫外線を放射する。この
遠紫外線はミラー25により反射された後、反射
遠紫外線として光学インテグレータ26を経てミ
ラー27に送出される。反射遠紫外線はコンデン
サレンズ28を介して、拡大された回路パターン
が描かれたフオトマスク29上に投影される。拡
大された回路パターンの像は縮小投影レンズ30
を介して縮小パターンとして半導体ウエハー31
に投影される。半導体ウエハー31はシリコン、
GaAsなどのウエハーである。このようにして、
フオトマスク29上の拡大回路パターンは縮小回
路パターンとなつて半導体ウエハー31上に転写
される。光学インテグレータ26、コンデンサレ
ンズ28、縮小投影レンズ30は石英を用いて構
成することができる。 このように、水銀の単一同位体のみが露光ラン
プ15内に封入される。これにより、同位体シフ
トの発生を防止することができ、スペクトル幅の
狭帯域化が達成される。さらに、核スピン零の同
位体をランプ管に封入した場合には、超微細構造
の発生をも避けることができる。このことによ
り、スペクトル幅をますます狭くすることが可能
となる。したがつて、このような露光光源を半導
体装置を製造するための露光装置に採用すると、
エキシマレーザからなる従来の露光装置とは異な
り、特別な付帯設備を用いることなく
64MDRAMなどの超LSIメモリの製造が可能と
なる。すなわち、本発明による露光光源によれ
ば、64MDRAMに要求されるラインアンドスペ
ースを達成でき、しかも、従来の露光装置にくら
べて安価となる。 以上の実施例においては、蒸気化可能な金属と
して、水銀のみを使用した。しかし、このような
蒸気化可能な金属は水銀のみに限定されることな
く、たとえば、鉛、カドミウム、亜鉛などでもよ
い。鉛、カドミウム、亜鉛などの元素は、水銀と
同様に遠紫外線の放射が可能である。これらの元
素を使用する場合には、露光ランプ15は、第1
図における第1および第2の電極18および19
のかわりに陰極と陽極を有する中空陰極ランプに
より構成される。この場合、陰極は蒸気化可能な
金属として用いる金属と同じ金属により構成す
る。表2〜4には、鉛(Pb)、亜鉛(Zn)、カド
ミウム(Cd)のそれぞれについて、同位体、核
スピン、及び存在比を示した。公知のとおり、鉛
(Pb)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)は表2〜
4に示すとおり、それぞれ4個、5個、8個の同
位体を持つている。
単に入手できる。このことを考慮して、水銀の単
一同位体として、80Hg200と80Hg202のいずれか
を選択して使用する。即ち、核スピン零の単一同
位体を選択する。 第1および第2のコネクタ16および17間に
電源25からたとえば10キロボルトの交流電圧を
印加することにより、水銀の同位体は励起されラ
ンプ管内で金属蒸気となる。 ここで、80Hg200と80Hg202のいずれかを単一
同位体として用いる場合について述べる。表1に
示したように、80Hg200や80Hg202の同位体は核
スピンが零である。80Hg200と80Hg202のいずれ
かをランプ管に封入した場合には、上述したよう
に核スピンが零でない単一同位体の場合にあらわ
れる超微細構造の発生を防止することができる。
尚、実用的には、存在比を考慮して80Hg202を単
一同位体として用い、ランプ管に封入するのが好
ましい。ランプ管の長さが1メートルの場合には
例えば数10ミリグラムの80Hg202をランプ管に封
入すれば、この同位体80Hg202が蒸気化し励起さ
れて光線の放射が可能となる。放射される光線
は、波長253.7nm、スペクトル幅0.002nm以下の
単一放射スペクトルを有している。このことは、
光線が遠紫外線域の波長を有し、スペクトル幅が
非常に狭く、同位体シフトによるスペクトルの広
がりも超微細構造も起こらないことを示してい
る。このような80Hg202などの同位体は、日本酸
素株式会社などにより販売されており、容易に入
手できる。 第3図を参照すると、露光装置は、第1図およ
び第2図に示した照明装置11を備え、この照明
装置11は反射鏡13と露光光源10とで単純化
して表わされている。第1図を参照して説明した
ように、照明装置11は露光光源10から狭帯域
スペクトル幅を有する遠紫外線を放射する。この
遠紫外線はミラー25により反射された後、反射
遠紫外線として光学インテグレータ26を経てミ
ラー27に送出される。反射遠紫外線はコンデン
サレンズ28を介して、拡大された回路パターン
が描かれたフオトマスク29上に投影される。拡
大された回路パターンの像は縮小投影レンズ30
を介して縮小パターンとして半導体ウエハー31
に投影される。半導体ウエハー31はシリコン、
GaAsなどのウエハーである。このようにして、
フオトマスク29上の拡大回路パターンは縮小回
路パターンとなつて半導体ウエハー31上に転写
される。光学インテグレータ26、コンデンサレ
ンズ28、縮小投影レンズ30は石英を用いて構
成することができる。 このように、水銀の単一同位体のみが露光ラン
プ15内に封入される。これにより、同位体シフ
トの発生を防止することができ、スペクトル幅の
狭帯域化が達成される。さらに、核スピン零の同
位体をランプ管に封入した場合には、超微細構造
の発生をも避けることができる。このことによ
り、スペクトル幅をますます狭くすることが可能
となる。したがつて、このような露光光源を半導
体装置を製造するための露光装置に採用すると、
エキシマレーザからなる従来の露光装置とは異な
り、特別な付帯設備を用いることなく
64MDRAMなどの超LSIメモリの製造が可能と
なる。すなわち、本発明による露光光源によれ
ば、64MDRAMに要求されるラインアンドスペ
ースを達成でき、しかも、従来の露光装置にくら
べて安価となる。 以上の実施例においては、蒸気化可能な金属と
して、水銀のみを使用した。しかし、このような
蒸気化可能な金属は水銀のみに限定されることな
く、たとえば、鉛、カドミウム、亜鉛などでもよ
い。鉛、カドミウム、亜鉛などの元素は、水銀と
同様に遠紫外線の放射が可能である。これらの元
素を使用する場合には、露光ランプ15は、第1
図における第1および第2の電極18および19
のかわりに陰極と陽極を有する中空陰極ランプに
より構成される。この場合、陰極は蒸気化可能な
金属として用いる金属と同じ金属により構成す
る。表2〜4には、鉛(Pb)、亜鉛(Zn)、カド
ミウム(Cd)のそれぞれについて、同位体、核
スピン、及び存在比を示した。公知のとおり、鉛
(Pb)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)は表2〜
4に示すとおり、それぞれ4個、5個、8個の同
位体を持つている。
【表】
【表】
【表】
水銀について述べたと同様に、実用的には、
Pb,Zn,Cdの上述の同位体の中から、同位体の
存在比を考慮した上で、使用する金属を選択す
る。 本実施例において、露光装置は、半導体ウエハ
ー上に回路パターンを転写するために用いられて
いるが、半導体ウエハーに代えて、ガラス基板に
クロムなどの遮光膜を被覆したフオトマスクブラ
ンクや、ガラス基板にインデイウム−テイン−オ
キサイドなどの透明膜を被覆した発光パネルを用
いてもよい。 以上本発明について実施例を用いて説明した
が、当業者であれば、本発明をさまざまに変形し
て実施することが可能であることは言うまでもな
い。たとえば、露光ランプの形状は、第1図に示
したような屈曲形状に限らず、さまざまな形状に
できることはもちろんである。さらに、露光ラン
プはマイクロ波励起ランプでもよい。また、種々
の同位体を遠紫外線の放射に使用できる。 [発明の効果] 本発明によれば、特定の金属元素の単一同位体
をランプ管に封入し、金属蒸気化して遠紫外線を
放射させる。このように、単一同位体を封入する
ことにより、同位体シフトを除き、スペクトル幅
を狭くすることができる。このようなスペクトル
幅の狭帯域化は、4MDRAM、16MDRAMなど
の超LSIメモリの製造に有用である。但し、使用
する同位体の核スピンによつては、スペクトルに
超微細構造があらわれることがある。 さらに、核スピン零の同位体を使用した場合に
は、同位体シフトばかりでなく超微細構造をも除
去することができる。したがつて、このような同
位体を用いれば、効果的にスペクトル幅を狭帯域
化できる。 この事実から、単に、露光ランプに封入すべき
同位体を適当に選択することにより、超LSIメモ
リに要求される所望のラインアンドスペースが達
成できることが容易に理解されよう。したがつ
て、特別な付帯設備が不要となり安価に露光装置
を得ることができる。
Pb,Zn,Cdの上述の同位体の中から、同位体の
存在比を考慮した上で、使用する金属を選択す
る。 本実施例において、露光装置は、半導体ウエハ
ー上に回路パターンを転写するために用いられて
いるが、半導体ウエハーに代えて、ガラス基板に
クロムなどの遮光膜を被覆したフオトマスクブラ
ンクや、ガラス基板にインデイウム−テイン−オ
キサイドなどの透明膜を被覆した発光パネルを用
いてもよい。 以上本発明について実施例を用いて説明した
が、当業者であれば、本発明をさまざまに変形し
て実施することが可能であることは言うまでもな
い。たとえば、露光ランプの形状は、第1図に示
したような屈曲形状に限らず、さまざまな形状に
できることはもちろんである。さらに、露光ラン
プはマイクロ波励起ランプでもよい。また、種々
の同位体を遠紫外線の放射に使用できる。 [発明の効果] 本発明によれば、特定の金属元素の単一同位体
をランプ管に封入し、金属蒸気化して遠紫外線を
放射させる。このように、単一同位体を封入する
ことにより、同位体シフトを除き、スペクトル幅
を狭くすることができる。このようなスペクトル
幅の狭帯域化は、4MDRAM、16MDRAMなど
の超LSIメモリの製造に有用である。但し、使用
する同位体の核スピンによつては、スペクトルに
超微細構造があらわれることがある。 さらに、核スピン零の同位体を使用した場合に
は、同位体シフトばかりでなく超微細構造をも除
去することができる。したがつて、このような同
位体を用いれば、効果的にスペクトル幅を狭帯域
化できる。 この事実から、単に、露光ランプに封入すべき
同位体を適当に選択することにより、超LSIメモ
リに要求される所望のラインアンドスペースが達
成できることが容易に理解されよう。したがつ
て、特別な付帯設備が不要となり安価に露光装置
を得ることができる。
第1図は本発明の一実施例による露光光源を含
む照明装置を示す図、第2図は第1図の露光光源
の断面図、第3図は第1図および第2図に示した
露光光源を含む露光装置を示す図である。 10……露光光源、11……照明装置、13…
…反射ミラー、15……露光ランプ、16,17
……第1および第2のコネクタ、18,19……
第1および第2の電極、21,22……電源端
子、23……電源、25,27……ミラー、26
……光学インテグレータ、28……コンデンサレ
ンズ、29……フオトマスク、30……縮小投影
レンズ、31……半導体ウエハー。
む照明装置を示す図、第2図は第1図の露光光源
の断面図、第3図は第1図および第2図に示した
露光光源を含む露光装置を示す図である。 10……露光光源、11……照明装置、13…
…反射ミラー、15……露光ランプ、16,17
……第1および第2のコネクタ、18,19……
第1および第2の電極、21,22……電源端
子、23……電源、25,27……ミラー、26
……光学インテグレータ、28……コンデンサレ
ンズ、29……フオトマスク、30……縮小投影
レンズ、31……半導体ウエハー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 遠紫外線の放射により基板を照射するランプ
において、実質的に核スピン零の単一同位体から
なる金属元素を上記ランプに封入し、上記単一同
位体の蒸気化により上記遠紫外線を放射するよう
にしたことを特徴とするランプ。 2 上記金属元素は、水銀(Hg)、カドミウム
(Cd)、亜鉛(Zn)、および鉛(Pb)のうちのひ
とつであることを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載のランプ。 3 半導体装置を製造するために基板を露光する
露光装置において、上記露光装置は上記基板上に
遠紫外線を放射する露光光源を備え、上記露光光
源は、実質的に核スピン零の単一同位体からなる
金属元素を封入し上記単一同位体の蒸気化により
上記遠紫外線を放射するようにしたランプから構
成されることを特徴とする露光装置。 4 上記金属元素は、水銀(Hg)、カドミウム
(Cd)、亜鉛(Zn)、および鉛(Pb)のうちのひ
とつであることを特徴とする特許請求の範囲第3
項に記載の露光装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2086733A JPH03284827A (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 金属元素の単一同位体を封入したランプおよびそのランプを用いた露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2086733A JPH03284827A (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 金属元素の単一同位体を封入したランプおよびそのランプを用いた露光装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03284827A JPH03284827A (ja) | 1991-12-16 |
| JPH0559574B2 true JPH0559574B2 (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=13895034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2086733A Granted JPH03284827A (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 金属元素の単一同位体を封入したランプおよびそのランプを用いた露光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03284827A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001117211A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-04-27 | Semiconductor Leading Edge Technologies Inc | ペリクル |
| JP2001117212A (ja) * | 1999-10-15 | 2001-04-27 | Semiconductor Leading Edge Technologies Inc | ペリクル膜の寿命予測方法および品質管理方法 |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP2086733A patent/JPH03284827A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03284827A (ja) | 1991-12-16 |
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