JPH056096A - 導電性ロール - Google Patents
導電性ロールInfo
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- JPH056096A JPH056096A JP3182996A JP18299691A JPH056096A JP H056096 A JPH056096 A JP H056096A JP 3182996 A JP3182996 A JP 3182996A JP 18299691 A JP18299691 A JP 18299691A JP H056096 A JPH056096 A JP H056096A
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- JP
- Japan
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- layer
- conductive
- conductive layer
- resistance
- roll
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 マグネツトシヤフト42の外周に空隙を設け
た状態で金属スリーブ12を同軸的に配設する。そし
て、この金属スリーブ12の外周に導電層14を形成
し、さらにこの導電層14の外周に抵抗層15を形成す
る。上記導電層14は、マトリツクス成分中にチタンブ
ラツクおよび磁性酸化鉄の少なくとも一方と充填材とが
分散されている。上記抵抗層15は、フエノール樹脂を
マトリツクス成分とし、そのマトリツクス成分中にチタ
ンブラツクおよび磁性酸化鉄の少なくとも一方が分散さ
れている。しかも、上記抵抗層15の電気抵抗値が導電
層14の電気抵抗値より大きく設定されている。 【効果】 電気抵抗が全体に均一となり、耐久性および
耐リーク性に優れている。したがつて、この導電性ロー
ルを、例えば現像ロールとして用いると画像むら等の生
じない、均一で良好な複写画像が得られ、長期の使用に
も充分耐えることができる。
た状態で金属スリーブ12を同軸的に配設する。そし
て、この金属スリーブ12の外周に導電層14を形成
し、さらにこの導電層14の外周に抵抗層15を形成す
る。上記導電層14は、マトリツクス成分中にチタンブ
ラツクおよび磁性酸化鉄の少なくとも一方と充填材とが
分散されている。上記抵抗層15は、フエノール樹脂を
マトリツクス成分とし、そのマトリツクス成分中にチタ
ンブラツクおよび磁性酸化鉄の少なくとも一方が分散さ
れている。しかも、上記抵抗層15の電気抵抗値が導電
層14の電気抵抗値より大きく設定されている。 【効果】 電気抵抗が全体に均一となり、耐久性および
耐リーク性に優れている。したがつて、この導電性ロー
ルを、例えば現像ロールとして用いると画像むら等の生
じない、均一で良好な複写画像が得られ、長期の使用に
も充分耐えることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機の現
像ロール等に用いられる導電性ロールに関するものであ
る。
像ロール等に用いられる導電性ロールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真複写機は図3に示すよ
うに構成され、つぎのようにして複写を行う。すなわ
ち、軸1aを中心に矢印方向に回転する感光ドラム1が
コロトロン2により一様に帯電される。3は露光機構部
でここを介して原稿光像のスリツト露光8が感光ドラム
1表面に到達し、原稿像に対応した静電潜像が感光ドラ
ム1表面に形成される。4は現像ロールであり上記静電
潜像に対してトナーを付着させトナー像を形成する。6
は給紙機構ロールであり、複写紙11を感光ドラム1表
面に対して供給し、転写装置5を介してトナー像を複写
紙11上に転写する。7はトナー像が形成された複写紙
11を通過させて定着する定着ロールである。このよう
にして、複写体(コピー)が得られる。なお、感光ドラ
ム1表面はクリーナー9により転写残像や現像トナーを
除去され、さらにイレーサーランプ10によつて全面光
照射をうけ零電位化されつぎの帯電に備える。このよう
な電子写真複写機において、現像ロール4は、通常、1
05 〜1010Ω・cm、特に106 Ω・cm程度の導電性を
備えていることが求められている。そして、このような
現像ロール4は、現像剤(トナー)が磁性を有する場合
は、図4に示すように、金属スリーブ40とその両端部
分のエンドキヤツプ41と金属スリーブ40内のマグネ
ツトシヤフト42と、さらに金属スリーブ40の外周の
導電層43によつて構成されている。図において、44
は軸受けである。
うに構成され、つぎのようにして複写を行う。すなわ
ち、軸1aを中心に矢印方向に回転する感光ドラム1が
コロトロン2により一様に帯電される。3は露光機構部
でここを介して原稿光像のスリツト露光8が感光ドラム
1表面に到達し、原稿像に対応した静電潜像が感光ドラ
ム1表面に形成される。4は現像ロールであり上記静電
潜像に対してトナーを付着させトナー像を形成する。6
は給紙機構ロールであり、複写紙11を感光ドラム1表
面に対して供給し、転写装置5を介してトナー像を複写
紙11上に転写する。7はトナー像が形成された複写紙
11を通過させて定着する定着ロールである。このよう
にして、複写体(コピー)が得られる。なお、感光ドラ
ム1表面はクリーナー9により転写残像や現像トナーを
除去され、さらにイレーサーランプ10によつて全面光
照射をうけ零電位化されつぎの帯電に備える。このよう
な電子写真複写機において、現像ロール4は、通常、1
05 〜1010Ω・cm、特に106 Ω・cm程度の導電性を
備えていることが求められている。そして、このような
現像ロール4は、現像剤(トナー)が磁性を有する場合
は、図4に示すように、金属スリーブ40とその両端部
分のエンドキヤツプ41と金属スリーブ40内のマグネ
ツトシヤフト42と、さらに金属スリーブ40の外周の
導電層43によつて構成されている。図において、44
は軸受けである。
【0003】近年、低コスト化等の観点から、上記導電
層43は、合成樹脂マトリツクスにカーボン粉末等の導
電材を混入してなる導電性材料を円筒状に成形した成形
体により構成され、この成形体を上記金属スリーブ40
の外周面に外嵌することにより上記現像ロール4が得ら
れる。
層43は、合成樹脂マトリツクスにカーボン粉末等の導
電材を混入してなる導電性材料を円筒状に成形した成形
体により構成され、この成形体を上記金属スリーブ40
の外周面に外嵌することにより上記現像ロール4が得ら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記現
像ロール4は、上記のように導電層43の一層構造のた
め、耐摩耗性、すなわち耐久性が低いという問題を有し
ている。また、上記問題に加えて電気抵抗の不均一に起
因する複写画像の均一性および耐リーク性においても問
題を有している。このように、従来の導電性ロールは、
電気抵抗の均一性,耐久性および耐リーク性の全てに満
足のいくものではなかつた。
像ロール4は、上記のように導電層43の一層構造のた
め、耐摩耗性、すなわち耐久性が低いという問題を有し
ている。また、上記問題に加えて電気抵抗の不均一に起
因する複写画像の均一性および耐リーク性においても問
題を有している。このように、従来の導電性ロールは、
電気抵抗の均一性,耐久性および耐リーク性の全てに満
足のいくものではなかつた。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、電気抵抗が均一で、耐久性に優れ、さらに耐
リーク性にも優れた導電性ロールの提供をその目的とす
る。
たもので、電気抵抗が均一で、耐久性に優れ、さらに耐
リーク性にも優れた導電性ロールの提供をその目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の導電性ロールは、永久磁石ローラの外周
に空隙を設けた状態で円筒状スリーブが同軸的に配設さ
れ、この円筒状スリーブの外周に導電層が円周に沿つて
形成され、さらにこの導電層の外周に、円周に沿つて抵
抗層が形成された導電性ロールにおいて、上記導電層
が、フエノール樹脂をマトリツクス成分とし、そのマト
リツクス成分中にチタンブラツクおよび磁性酸化鉄の少
なくとも一方と充填材とを分散して構成され、上記抵抗
層が、フエノール樹脂をマトリツクス成分とし、そのマ
トリツクス成分中にチタンブラツクおよび磁性酸化鉄の
少なくとも一方を分散して構成され、上記抵抗層の電気
抵抗値が導電層の電気抵抗値より大きく設定されている
という構成をとる。
め、この発明の導電性ロールは、永久磁石ローラの外周
に空隙を設けた状態で円筒状スリーブが同軸的に配設さ
れ、この円筒状スリーブの外周に導電層が円周に沿つて
形成され、さらにこの導電層の外周に、円周に沿つて抵
抗層が形成された導電性ロールにおいて、上記導電層
が、フエノール樹脂をマトリツクス成分とし、そのマト
リツクス成分中にチタンブラツクおよび磁性酸化鉄の少
なくとも一方と充填材とを分散して構成され、上記抵抗
層が、フエノール樹脂をマトリツクス成分とし、そのマ
トリツクス成分中にチタンブラツクおよび磁性酸化鉄の
少なくとも一方を分散して構成され、上記抵抗層の電気
抵抗値が導電層の電気抵抗値より大きく設定されている
という構成をとる。
【0007】
【作用】すなわち、本発明者らは、上記特性の全てに優
れた導電性ロールを得るために、この導電性ロールの構
成およびそれを構成する形成材料を中心に一連の研究を
重ねた。その結果、導電性ロールを円筒状スリーブの外
周に導電層を形成し、さらにこの導電層の外周に抵抗層
を形成して二層構造とし、上記導電層を形成する導電性
材料として、導電性材料のマトリツクス成分にフエノー
ル樹脂を用い、このフエノール樹脂マトリツクス成分に
導電材として従来から用いられているカーボン粉末に代
えてチタンブラツクおよび磁性酸化鉄の片方もしくは双
方を用い、さらに充填材を配合する。また、上記抵抗層
を形成する抵抗層形成材料として、マトリツクス成分に
フエノール樹脂を用い、またこのフエノール樹脂マトリ
ツクス成分に配合される物質として、上記と同様チタン
ブラツクおよび磁性酸化鉄の片方もしくは双方を用い
る。そして、上記抵抗層の電気抵抗値を導電層のそれよ
り大きく設定すると、電気抵抗が均一で、耐久性に優
れ、しかも耐リーク性にも優れた導電性ロールが得られ
ることを見出しこの発明に到達した。
れた導電性ロールを得るために、この導電性ロールの構
成およびそれを構成する形成材料を中心に一連の研究を
重ねた。その結果、導電性ロールを円筒状スリーブの外
周に導電層を形成し、さらにこの導電層の外周に抵抗層
を形成して二層構造とし、上記導電層を形成する導電性
材料として、導電性材料のマトリツクス成分にフエノー
ル樹脂を用い、このフエノール樹脂マトリツクス成分に
導電材として従来から用いられているカーボン粉末に代
えてチタンブラツクおよび磁性酸化鉄の片方もしくは双
方を用い、さらに充填材を配合する。また、上記抵抗層
を形成する抵抗層形成材料として、マトリツクス成分に
フエノール樹脂を用い、またこのフエノール樹脂マトリ
ツクス成分に配合される物質として、上記と同様チタン
ブラツクおよび磁性酸化鉄の片方もしくは双方を用い
る。そして、上記抵抗層の電気抵抗値を導電層のそれよ
り大きく設定すると、電気抵抗が均一で、耐久性に優
れ、しかも耐リーク性にも優れた導電性ロールが得られ
ることを見出しこの発明に到達した。
【0008】つぎに、この発明を詳しく説明する。
【0009】この発明の導電性ロールは、永久磁石ロー
ラと、この永久磁石ローラの外周に空隙を設けた状態で
配設される円筒状スリーブと、上記円筒状スリーブの外
周に形成される導電層と、さらにこの導電層の外周に円
周に沿つて一体的に形成される抵抗層とから構成され、
二層構造を有する。
ラと、この永久磁石ローラの外周に空隙を設けた状態で
配設される円筒状スリーブと、上記円筒状スリーブの外
周に形成される導電層と、さらにこの導電層の外周に円
周に沿つて一体的に形成される抵抗層とから構成され、
二層構造を有する。
【0010】上記永久磁石ローラは、通常用いられるも
のがあげられる。
のがあげられる。
【0011】上記永久磁石ローラの外周に配設される円
筒状スリーブとしては、特に限定するものではなく、通
常用いられる金属製のものがあげられる。
筒状スリーブとしては、特に限定するものではなく、通
常用いられる金属製のものがあげられる。
【0012】上記円筒状スリーブの外周に円周に沿つて
形成される導電層は、合成樹脂をマトリツクスとし、そ
のマトリツクス中に特殊な導電材および充填材が分散し
てなるものである。そして、その厚み(t)は、50〜
200μmに設定するのが好適であり、さらにその電気
抵抗値は106 〜109 Ω・cmの範囲内に設定するのが
好ましい。
形成される導電層は、合成樹脂をマトリツクスとし、そ
のマトリツクス中に特殊な導電材および充填材が分散し
てなるものである。そして、その厚み(t)は、50〜
200μmに設定するのが好適であり、さらにその電気
抵抗値は106 〜109 Ω・cmの範囲内に設定するのが
好ましい。
【0013】上記マトリツクスとなる合成樹脂には、フ
エノール樹脂が用いられ、特にレゾール型フエノール樹
脂があげられる。
エノール樹脂が用いられ、特にレゾール型フエノール樹
脂があげられる。
【0014】上記合成樹脂マトリツクス中に分散される
特殊な導電材は、分散性に優れたものであり、チタンブ
ラツクおよび磁性酸化鉄の片方もしくは双方が用いられ
る。
特殊な導電材は、分散性に優れたものであり、チタンブ
ラツクおよび磁性酸化鉄の片方もしくは双方が用いられ
る。
【0015】上記チタンブラツクは、酸化チタン系の化
合物で黒色を呈するものである。このチタンブラツク
は、二酸化チタンの酸素を一部取り除くことで得られ、
粒径が小さく、また磁性を持たず、水系また有機系にお
いて分散性に優れたものである。そして、このチタンブ
ラツクとしては、例えば三菱金属社製のチタンブラツク
13Rがあげられる。
合物で黒色を呈するものである。このチタンブラツク
は、二酸化チタンの酸素を一部取り除くことで得られ、
粒径が小さく、また磁性を持たず、水系また有機系にお
いて分散性に優れたものである。そして、このチタンブ
ラツクとしては、例えば三菱金属社製のチタンブラツク
13Rがあげられる。
【0016】また、上記磁性酸化鉄としては、Fe3 O
4 で表される粉末状物が用いられ、例えば三菱金属社製
のマグネタイトパウダー等があげられる。
4 で表される粉末状物が用いられ、例えば三菱金属社製
のマグネタイトパウダー等があげられる。
【0017】上記特殊な導電材(チタンブラツクおよび
磁性酸化鉄の片方もしくは双方)の配合割合は、上記フ
エノール樹脂100重量部(以下「部」と略す)に対し
て50〜150部の割合に設定するのが好ましい。
磁性酸化鉄の片方もしくは双方)の配合割合は、上記フ
エノール樹脂100重量部(以下「部」と略す)に対し
て50〜150部の割合に設定するのが好ましい。
【0018】上記充填材としては、ガラス粉末,シリカ
等があげられる。なかでも、ガラス粉末を用いることが
好ましい。このように、上記ガラス粉末を用いることに
よりこの導電性ロールの帯電性の向上が図られる。上記
充填剤の配合量は、フエノール樹脂100部に対して5
0〜150部の範囲内に設定するのが好適である。
等があげられる。なかでも、ガラス粉末を用いることが
好ましい。このように、上記ガラス粉末を用いることに
よりこの導電性ロールの帯電性の向上が図られる。上記
充填剤の配合量は、フエノール樹脂100部に対して5
0〜150部の範囲内に設定するのが好適である。
【0019】そして、上記導電層の外周に一体的に形成
される抵抗層は、合成樹脂をマトリツクスとし、そのマ
トリツクス中に特殊な導電材が分散してなるものであ
る。そして、その厚み(t′)は、20〜50μmに設
定するが好適であり、さらにその電気抵抗値は107 〜
1010Ω・cmの範囲内に設定するのが好ましい。
される抵抗層は、合成樹脂をマトリツクスとし、そのマ
トリツクス中に特殊な導電材が分散してなるものであ
る。そして、その厚み(t′)は、20〜50μmに設
定するが好適であり、さらにその電気抵抗値は107 〜
1010Ω・cmの範囲内に設定するのが好ましい。
【0020】上記合成樹脂マトリツクス成分および特殊
な導電材としては、前記導電層形成材料と同様のものが
用いられる。
な導電材としては、前記導電層形成材料と同様のものが
用いられる。
【0021】なお、抵抗層形成材料における導電材の配
合割合は、合成樹脂100部に対して50〜150部の
範囲内に設定するのが好ましい。
合割合は、合成樹脂100部に対して50〜150部の
範囲内に設定するのが好ましい。
【0022】この発明の導電性ロールは、上記の原料を
用い、例えばつぎのようにして製造することができる。
すなわち、上記フエノール樹脂に上記導電材であるチタ
ンブラツクおよび磁性酸化鉄の片方もしくは双方、さら
に充填材を配合し、ボールミル等を用いて混合,攪拌
し、この混合物を適当な溶剤(メタノール等)に溶解
し、導電性材料の混合樹脂液をつくる。つぎに、この混
合樹脂液を、金属スリーブの外周面にデイツピング等で
塗工して乾燥し、加熱硬化することにより導電層を形成
する。そして、このようにして形成された導電層の上に
抵抗層を形成する。この抵抗層の形成は、上記と同様フ
エノール樹脂に上記導電材を配合し、ボールミル等を用
いて混合,攪拌し、この抵抗層形成用混合物を上記と同
様に溶剤に溶解し、前記導電層の外周面に塗工したのち
乾燥し、ついで加熱加硫することにより形成することが
できる。上記塗工に際してはデイツプ方式によることが
好適である。より詳しく述べると、上記導電性材料混合
樹脂液を、デイツプ液として、図2に示すような槽13
に収容する。つぎに、金属スリーブ12を垂直に立て
て、上記混合樹脂液中に繰り返し浸漬することにより、
金属スリーブ12の外周面に導電層を形成させる。ま
た、このときのデイツプ液粘度,昇降速度,昇降回数等
の条件は、上記混合樹脂液の液膜が50〜200μmの
範囲内になるような条件に設定することが好ましい。こ
のような液膜が形成されたものについて50℃の温度で
2時間乾燥を施して溶剤を除去し、続いて150℃の温
度で1時間加熱することによりフエノール樹脂を硬化さ
せ導電層化させる。ついで、上記と同様に導電層が形成
された金属スリーブ12を抵抗層形成材料混合樹脂液が
満たされた槽に繰り返し浸漬することにより、導電層の
外周面に一体的に抵抗層を形成させる。このときのデイ
ツプ液粘度,昇降速度,昇降回数等の条件は、上記抵抗
層形成材料混合樹脂液の液膜が5〜40μmの範囲内に
なるような条件に設定することが好ましい。そして、上
記と同様乾燥を施して加熱することにより抵抗層化させ
る。ついで、図1に示すように、マグネツトシヤフト4
2の外周に、空隙を設けた状態で同軸的に上記導電層1
4および抵抗層15の形成された金属スリーブ12を配
設し、さらにその左右両端部分にエンドキヤツプ41を
嵌入することにより導電性ロールが得られる。図におい
て、44は軸受けである。
用い、例えばつぎのようにして製造することができる。
すなわち、上記フエノール樹脂に上記導電材であるチタ
ンブラツクおよび磁性酸化鉄の片方もしくは双方、さら
に充填材を配合し、ボールミル等を用いて混合,攪拌
し、この混合物を適当な溶剤(メタノール等)に溶解
し、導電性材料の混合樹脂液をつくる。つぎに、この混
合樹脂液を、金属スリーブの外周面にデイツピング等で
塗工して乾燥し、加熱硬化することにより導電層を形成
する。そして、このようにして形成された導電層の上に
抵抗層を形成する。この抵抗層の形成は、上記と同様フ
エノール樹脂に上記導電材を配合し、ボールミル等を用
いて混合,攪拌し、この抵抗層形成用混合物を上記と同
様に溶剤に溶解し、前記導電層の外周面に塗工したのち
乾燥し、ついで加熱加硫することにより形成することが
できる。上記塗工に際してはデイツプ方式によることが
好適である。より詳しく述べると、上記導電性材料混合
樹脂液を、デイツプ液として、図2に示すような槽13
に収容する。つぎに、金属スリーブ12を垂直に立て
て、上記混合樹脂液中に繰り返し浸漬することにより、
金属スリーブ12の外周面に導電層を形成させる。ま
た、このときのデイツプ液粘度,昇降速度,昇降回数等
の条件は、上記混合樹脂液の液膜が50〜200μmの
範囲内になるような条件に設定することが好ましい。こ
のような液膜が形成されたものについて50℃の温度で
2時間乾燥を施して溶剤を除去し、続いて150℃の温
度で1時間加熱することによりフエノール樹脂を硬化さ
せ導電層化させる。ついで、上記と同様に導電層が形成
された金属スリーブ12を抵抗層形成材料混合樹脂液が
満たされた槽に繰り返し浸漬することにより、導電層の
外周面に一体的に抵抗層を形成させる。このときのデイ
ツプ液粘度,昇降速度,昇降回数等の条件は、上記抵抗
層形成材料混合樹脂液の液膜が5〜40μmの範囲内に
なるような条件に設定することが好ましい。そして、上
記と同様乾燥を施して加熱することにより抵抗層化させ
る。ついで、図1に示すように、マグネツトシヤフト4
2の外周に、空隙を設けた状態で同軸的に上記導電層1
4および抵抗層15の形成された金属スリーブ12を配
設し、さらにその左右両端部分にエンドキヤツプ41を
嵌入することにより導電性ロールが得られる。図におい
て、44は軸受けである。
【0023】このようにして得られる導電性ロールは、
上層の抵抗層の電気抵抗値が下層の導電層の電気抵抗値
より大きく設定されている。そして、各層の導電材の配
合量の関係を、下記に示す関係に設定するのが好適であ
る。
上層の抵抗層の電気抵抗値が下層の導電層の電気抵抗値
より大きく設定されている。そして、各層の導電材の配
合量の関係を、下記に示す関係に設定するのが好適であ
る。
【0024】w>w′
【0025】上記不等式において、wは下層(導電層)
の導電材の配合割合(%)であり、下記の式により算出
される。
の導電材の配合割合(%)であり、下記の式により算出
される。
【0026】
【0027】w′は上層(抵抗層)の導電材の配合割合
(%)であり、下記の式により算出される。
(%)であり、下記の式により算出される。
【0028】
【0029】さらに、二層の膜厚、すなわち下層の導電
層の膜厚(t)と上層の抵抗層の膜厚(t′)の関係
を、t′>0.2tとなるように設定するのが好適であ
る。
層の膜厚(t)と上層の抵抗層の膜厚(t′)の関係
を、t′>0.2tとなるように設定するのが好適であ
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明の導電性ロール
は、永久磁石ローラの外周に空隙を設けた状態で円筒状
スリーブが同軸的に配設され、この円筒状スリーブの外
周に円周に沿つて、マトリツクス成分であるフエノール
樹脂に前記特殊な導電材を分散した導電性材料を用いて
導電層が形成され、さらにこの導電層の外周に円周に沿
つて一体的に抵抗層が形成された二層構造を有するもの
であり、しかも上記抵抗層の電気抵抗値が導電層のそれ
よりも大きく設定されている。このため、電気抵抗が全
体に均一である。しかも、耐久性に優れ、耐リーク性に
も優れている。したがつて、電子写真複写機の現像ロー
ルとして最適であり、この導電性ロールを現像ロールと
して用いると画像ムラ等が生じず、均一で良好な複写画
像が得られ、この現像ロールは長期の使用にも充分耐え
うるものである。
は、永久磁石ローラの外周に空隙を設けた状態で円筒状
スリーブが同軸的に配設され、この円筒状スリーブの外
周に円周に沿つて、マトリツクス成分であるフエノール
樹脂に前記特殊な導電材を分散した導電性材料を用いて
導電層が形成され、さらにこの導電層の外周に円周に沿
つて一体的に抵抗層が形成された二層構造を有するもの
であり、しかも上記抵抗層の電気抵抗値が導電層のそれ
よりも大きく設定されている。このため、電気抵抗が全
体に均一である。しかも、耐久性に優れ、耐リーク性に
も優れている。したがつて、電子写真複写機の現像ロー
ルとして最適であり、この導電性ロールを現像ロールと
して用いると画像ムラ等が生じず、均一で良好な複写画
像が得られ、この現像ロールは長期の使用にも充分耐え
うるものである。
【0031】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
明する。
【0032】
【実施例1〜3】導電層(下層)形成材料として、後記
の表1に示す原料を同表に示す割合で配合し、ボールミ
ルにより混合攪拌したのち、メタノールに溶解し、粘度
を300cps に調製してデイツプ液をつくつた。この液
中に、外直径25mmの金属スリーブを浸漬してコーテイ
ングしたのち、引き上げて乾燥させ、ついで加熱処理し
て導電層(下層)を形成した。一方、抵抗層(上層)形
成材料として、後記の表1に示す原料を同表に示す割合
で配合し、ボールミルにより混合攪拌したのち、メタノ
ールに溶解し、粘度を50cps に調製してデイツプ液を
つくつた。この液中に、上記導電層(下層)の形成され
た金属スリーブを浸漬してコーテイングしたのち、引き
上げ乾燥させ、ついで加熱処理して導電層の外周に抵抗
層(上層)を形成した。その結果、導電層(下層)と抵
抗層(上層)の二層構造を有する図1に示すような導電
性ロールを得た。
の表1に示す原料を同表に示す割合で配合し、ボールミ
ルにより混合攪拌したのち、メタノールに溶解し、粘度
を300cps に調製してデイツプ液をつくつた。この液
中に、外直径25mmの金属スリーブを浸漬してコーテイ
ングしたのち、引き上げて乾燥させ、ついで加熱処理し
て導電層(下層)を形成した。一方、抵抗層(上層)形
成材料として、後記の表1に示す原料を同表に示す割合
で配合し、ボールミルにより混合攪拌したのち、メタノ
ールに溶解し、粘度を50cps に調製してデイツプ液を
つくつた。この液中に、上記導電層(下層)の形成され
た金属スリーブを浸漬してコーテイングしたのち、引き
上げ乾燥させ、ついで加熱処理して導電層の外周に抵抗
層(上層)を形成した。その結果、導電層(下層)と抵
抗層(上層)の二層構造を有する図1に示すような導電
性ロールを得た。
【0033】
【比較例1〜3】後記の表1に示す原料を同表に示す割
合で配合し、ボールミルにより混合攪拌したのち、メタ
ノールに溶解し、粘度を500cps に調製してデイツプ
液をつくつた。この液中に、外直径25mmの金属スリー
ブを浸漬してコーテイングしたのち、引き上げて乾燥さ
せ、ついで加熱処理して導電層を形成した。その結果、
導電層のみが形成された単層構造の導電性ロールを得
た。
合で配合し、ボールミルにより混合攪拌したのち、メタ
ノールに溶解し、粘度を500cps に調製してデイツプ
液をつくつた。この液中に、外直径25mmの金属スリー
ブを浸漬してコーテイングしたのち、引き上げて乾燥さ
せ、ついで加熱処理して導電層を形成した。その結果、
導電層のみが形成された単層構造の導電性ロールを得
た。
【0034】このようにして得られた導電性ロールの膜
厚を上記層形成材料とともに併せて後記の表1に示し
た。
厚を上記層形成材料とともに併せて後記の表1に示し
た。
【0035】
【表1】
【0036】このようにして得られた各導電性ロールに
ついて、平均電気抵抗、電気抵抗のばらつき、耐リーク
性、画像の均一性(画像ムラの有無)、画像濃度、耐久
性を下記の方法により測定評価した。その結果を後記の
表2に示した。
ついて、平均電気抵抗、電気抵抗のばらつき、耐リーク
性、画像の均一性(画像ムラの有無)、画像濃度、耐久
性を下記の方法により測定評価した。その結果を後記の
表2に示した。
【0037】〔平均電気抵抗および電気抵抗のばらつ
き〕平均電気抵抗は、図5に示す形状の電極21をロー
ル表面上に20個所形成して、図6に示す測定系により
測定した。図において、20はロール、21aは主電
極、21bはガード電極である。そして、各測定値の平
均値を求めた。また、電気抵抗のばらつきは、上記平均
電気抵抗の測定と同様にして、各導電性ロールの20個
所の電気抵抗を測定し、その測定値の最大値および最小
値の差により求めた。
き〕平均電気抵抗は、図5に示す形状の電極21をロー
ル表面上に20個所形成して、図6に示す測定系により
測定した。図において、20はロール、21aは主電
極、21bはガード電極である。そして、各測定値の平
均値を求めた。また、電気抵抗のばらつきは、上記平均
電気抵抗の測定と同様にして、各導電性ロールの20個
所の電気抵抗を測定し、その測定値の最大値および最小
値の差により求めた。
【0038】〔耐リーク性〕ロールとアルミ平板とを3
00μm 離して設置し、ロールとアルミ平板に2.5K
HzのAc電圧をかけ、ロールの破壊した電圧を示した。
00μm 離して設置し、ロールとアルミ平板に2.5K
HzのAc電圧をかけ、ロールの破壊した電圧を示した。
【0039】〔画像の均一性〕導電性ロールを現像ロー
ルとして用い、複写機に組み込み、画像出を行い画像ム
ラの有無を調べた。そして、画像ムラの生じたものを
×、生じなかつたものを○として評価し下記の表2に示
した。
ルとして用い、複写機に組み込み、画像出を行い画像ム
ラの有無を調べた。そして、画像ムラの生じたものを
×、生じなかつたものを○として評価し下記の表2に示
した。
【0040】〔画像濃度〕上記と同様に画像出を行い、
この画像出において、最大濃度でベタ黒コピーをとり、
そのコピーの濃度をマクベス社製の反射濃度計により測
定した。そして、その測定値が1.1以上のものを○、
測定値が1.1未満のものを×として評価し下記の表2
に示した。
この画像出において、最大濃度でベタ黒コピーをとり、
そのコピーの濃度をマクベス社製の反射濃度計により測
定した。そして、その測定値が1.1以上のものを○、
測定値が1.1未満のものを×として評価し下記の表2
に示した。
【0041】〔耐久性〕導電性ロールを現像ロールとし
て用い、複写機に組み込み、複写機のランニングテスト
を行い、初期コピー濃度の90%になつたときのコピー
枚数を示した。
て用い、複写機に組み込み、複写機のランニングテスト
を行い、初期コピー濃度の90%になつたときのコピー
枚数を示した。
【0042】
【表2】
【0043】上記表2の結果から、比較例1,2は複写
画像にムラが無く濃度も良好であるが、耐リーク性およ
び耐久性に劣る。比較例3は、画像の均一性および耐久
性は優れているが、画像濃度に問題がある。これに比べ
て、実施例品は、耐リーク性,耐久性に優れ、しかも、
得られた複写画像にムラも無く、濃度の再現性も良好で
あつた。このことから、実施例品は電気特性,耐リーク
性,画像特性および耐久性の全てに良好な現像ロールと
なりうることがわかる。
画像にムラが無く濃度も良好であるが、耐リーク性およ
び耐久性に劣る。比較例3は、画像の均一性および耐久
性は優れているが、画像濃度に問題がある。これに比べ
て、実施例品は、耐リーク性,耐久性に優れ、しかも、
得られた複写画像にムラも無く、濃度の再現性も良好で
あつた。このことから、実施例品は電気特性,耐リーク
性,画像特性および耐久性の全てに良好な現像ロールと
なりうることがわかる。
【図1】この発明の導電性ロールの縦断面図である。
【図2】この発明の導電性ロールの製法の一例を示す説
明図である。
明図である。
【図3】導電性ロールを組み込んだ電子写真複写機の構
成図である。
成図である。
【図4】従来例の導電性ロールの縦断面図である。
【図5】電極の構成および形状を示す平面図である。
【図6】導電性ロールの電気抵抗を測定するための測定
系を示す構成図である。
系を示す構成図である。
12 金属スリーブ 14 導電層 15 抵抗層 41 エンドキヤツプ 42 マグネツトシヤフト 44 軸受け
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 永久磁石ローラの外周に空隙を設けた状
態で円筒状スリーブが同軸的に配設され、この円筒状ス
リーブの外周に導電層が円周に沿つて形成され、さらに
この導電層の外周に、円周に沿つて抵抗層が形成された
導電性ロールにおいて、上記導電層が、フエノール樹脂
をマトリツクス成分とし、そのマトリツクス成分中にチ
タンブラツクおよび磁性酸化鉄の少なくとも一方と充填
材とを分散して構成され、上記抵抗層が、フエノール樹
脂をマトリツクス成分とし、そのマトリツクス成分中に
チタンブラツクおよび磁性酸化鉄の少なくとも一方を分
散して構成され、上記抵抗層の電気抵抗値が導電層の電
気抵抗値より大きく設定されていることを特徴とする導
電性ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3182996A JPH056096A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 導電性ロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3182996A JPH056096A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 導電性ロール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH056096A true JPH056096A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=16127938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3182996A Pending JPH056096A (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 導電性ロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH056096A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8131191B2 (en) | 2007-10-22 | 2012-03-06 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming apparatus and method for developing electrostatic latent image |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP3182996A patent/JPH056096A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8131191B2 (en) | 2007-10-22 | 2012-03-06 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming apparatus and method for developing electrostatic latent image |
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