JPH0561078A - 光周波数変換方法 - Google Patents
光周波数変換方法Info
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- JPH0561078A JPH0561078A JP383992A JP383992A JPH0561078A JP H0561078 A JPH0561078 A JP H0561078A JP 383992 A JP383992 A JP 383992A JP 383992 A JP383992 A JP 383992A JP H0561078 A JPH0561078 A JP H0561078A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏波依存性のない光周波数変換を可能とす
る。 【構成】 3次の光非線形媒質10に対し、任意の偏波
状態をもつ周波数fs の信号光Sと偏波の直交する2つ
の直線偏波光Px ,Py からなるポンプ光P(x,y) を入
力させることにより、信号光Sと同一偏波状態のポンプ
光成分により、周波数変換光を生じさせる。
る。 【構成】 3次の光非線形媒質10に対し、任意の偏波
状態をもつ周波数fs の信号光Sと偏波の直交する2つ
の直線偏波光Px ,Py からなるポンプ光P(x,y) を入
力させることにより、信号光Sと同一偏波状態のポンプ
光成分により、周波数変換光を生じさせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ある光周波数の信号光
を別の周波数の光に変換する光周波数変換方法に関する
ものである。
を別の周波数の光に変換する光周波数変換方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光周波数変換方法としては、
2次あるいは3次の光非線形性を利用する方法や、半導
体光増幅器を利用する方法が知られている。ここで、3
次の光非線形性および半導体光増幅器を利用する2つの
光周波数変換方法について説明する。
2次あるいは3次の光非線形性を利用する方法や、半導
体光増幅器を利用する方法が知られている。ここで、3
次の光非線形性および半導体光増幅器を利用する2つの
光周波数変換方法について説明する。
【0003】まず、3次の光非線形性を用いる光周波数
変換方法について説明する。
変換方法について説明する。
【0004】光非線形媒質に光を入射したときに生じる
分極Pは、一般に次の(1) 式のように表される。
分極Pは、一般に次の(1) 式のように表される。
【0005】 P=x1 E+x2 EE+x3 EEE+…… …(1) ここで、Eは光電場、xは媒質によって決まる定数であ
る。分極および光電場は2つの偏波成分を持つので、光
電場E,分極Pは一般にはベクトル量であり、xはテン
ソル量である。この光非線形媒質に周波数fs の信号光
と周波数fp のポンプ光を入力する。この時、光電場E
は次の(2) 式のように表される。
る。分極および光電場は2つの偏波成分を持つので、光
電場E,分極Pは一般にはベクトル量であり、xはテン
ソル量である。この光非線形媒質に周波数fs の信号光
と周波数fp のポンプ光を入力する。この時、光電場E
は次の(2) 式のように表される。
【0006】 E=Ep exp(i2πfp t)+Es exp(i2πfs t)+c.c.…(2) この(2) 式を上記(1) 式に代入すると、第2項,第3項
よりいろいろな周波数成分の分極が生じることが分か
る。例えば第3項より、 P=x3 Ep Ep Es *exp{i2π(2fp −fs )t}+c.c. …(3) という分極波が生じる。但し、*は複素共役を表す。こ
の分極成分より、周波数(2fp −fs )の光が生じ
る。ここでポンプ光を無変調光とすると、この周波数光
は、周波数fs の信号光と同じ変調信号を有する。従っ
て、この過程により周波数fs から周波数(2fp −f
s )への周波数変換が可能となる。
よりいろいろな周波数成分の分極が生じることが分か
る。例えば第3項より、 P=x3 Ep Ep Es *exp{i2π(2fp −fs )t}+c.c. …(3) という分極波が生じる。但し、*は複素共役を表す。こ
の分極成分より、周波数(2fp −fs )の光が生じ
る。ここでポンプ光を無変調光とすると、この周波数光
は、周波数fs の信号光と同じ変調信号を有する。従っ
て、この過程により周波数fs から周波数(2fp −f
s )への周波数変換が可能となる。
【0007】次に、半導体光増幅器を利用する光周波数
変換方法について説明する。
変換方法について説明する。
【0008】半導体光増幅器に周波数fs の信号光と周
波数fp1の第1のポンプ光を入力する。すると両者を合
わせた光強度は、干渉効果によりその差周波数(fp1−
fs )でビート振動を起こす。
波数fp1の第1のポンプ光を入力する。すると両者を合
わせた光強度は、干渉効果によりその差周波数(fp1−
fs )でビート振動を起こす。
【0009】ところで、半導体光増幅器内の電子キャリ
ア数は、光強度に応じて変化する。従って、ビート周波
数が電子キャリア数が応答できる周波数であれば、電子
キャリア数も周波数(fp1−fs )で振動することにな
る。電子キャリア数が振動するとそれに伴って媒質の屈
折率が変調され、これにより入力光に対して位相変調が
かかることになる。
ア数は、光強度に応じて変化する。従って、ビート周波
数が電子キャリア数が応答できる周波数であれば、電子
キャリア数も周波数(fp1−fs )で振動することにな
る。電子キャリア数が振動するとそれに伴って媒質の屈
折率が変調され、これにより入力光に対して位相変調が
かかることになる。
【0010】ここで、上記2つの周波数光に加えて、周
波数fp2の第2のポンプ光を入力する。この第2のポン
プ光に周波数(fp1−fs )の位相変調がかかると、f
p2±(fp1−fs )の周波数位置に変調側帯波が生じ
る。いま、2つのポンプ光が無変調光であると、この変
調側帯波は周波数fs の信号光と同じ変調信号を有す
る。従って、この過程により周波数fs から周波数{f
p2±(fp1−fs )}への周波数変換が可能となる。
波数fp2の第2のポンプ光を入力する。この第2のポン
プ光に周波数(fp1−fs )の位相変調がかかると、f
p2±(fp1−fs )の周波数位置に変調側帯波が生じ
る。いま、2つのポンプ光が無変調光であると、この変
調側帯波は周波数fs の信号光と同じ変調信号を有す
る。従って、この過程により周波数fs から周波数{f
p2±(fp1−fs )}への周波数変換が可能となる。
【0011】なお、以上の説明では2つのポンプ光は別
の周波数光としたが、1つの周波数光で両者の機能を兼
ねさせてもよい。
の周波数光としたが、1つの周波数光で両者の機能を兼
ねさせてもよい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た2つの方法においては、その周波数変換過程におい
て、偏波依存性が存在するという欠点がある。
た2つの方法においては、その周波数変換過程におい
て、偏波依存性が存在するという欠点がある。
【0013】前者の3次の光非線形性を利用する光周波
数変換方法の場合、前述のようにx3 はテンソル量であ
り、そのテンソル成分の値は一様ではない。従って、信
号光およびポンプ光の偏波状態によって光電場E,分極
Pのベクトル成分が異なると、これに従い発生する非線
形分極の大きさも異なってくる。すなわち、周波数変換
効率は、入力偏波状態に依存することになる。
数変換方法の場合、前述のようにx3 はテンソル量であ
り、そのテンソル成分の値は一様ではない。従って、信
号光およびポンプ光の偏波状態によって光電場E,分極
Pのベクトル成分が異なると、これに従い発生する非線
形分極の大きさも異なってくる。すなわち、周波数変換
効率は、入力偏波状態に依存することになる。
【0014】このような偏波依存性が存在する光周波数
変換方法は、信号光の偏波状態が固定された状況にしか
使えないことになり、その適用範囲は限定されたものと
なる。
変換方法は、信号光の偏波状態が固定された状況にしか
使えないことになり、その適用範囲は限定されたものと
なる。
【0015】同様に、後者の半導体光増幅器による光周
波数変換方法においても、偏波依存性が存在する。すな
わち、この光周波数変換方法は、信号光と第1のポンプ
光とが干渉効果によりビート振動を起こすことがもとに
なっているが、干渉効果を生じさせるのは2つの光波の
同一偏波成分同士であるので、信号光と第1のポンプ光
が同一偏波状態のときに周波数変換が可能となる。この
2つの光波が直交偏波関係にあるときには、周波数変換
光は生じない。従って、この光周波数変換方法も信号光
の偏波状態が固定された状況にしか使えないことにな
り、その適用範囲は限定されたものとなる。
波数変換方法においても、偏波依存性が存在する。すな
わち、この光周波数変換方法は、信号光と第1のポンプ
光とが干渉効果によりビート振動を起こすことがもとに
なっているが、干渉効果を生じさせるのは2つの光波の
同一偏波成分同士であるので、信号光と第1のポンプ光
が同一偏波状態のときに周波数変換が可能となる。この
2つの光波が直交偏波関係にあるときには、周波数変換
光は生じない。従って、この光周波数変換方法も信号光
の偏波状態が固定された状況にしか使えないことにな
り、その適用範囲は限定されたものとなる。
【0016】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、偏波依存性のない光周波数変換
を可能とする光周波数変換方法を提供することにある。
のであり、その目的は、偏波依存性のない光周波数変換
を可能とする光周波数変換方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1では、3次の光非線形を有する媒質に対
し、周波数fs の信号光と周波数fpのポンプ光を入力
することにより、周波数(2fp −fs )の光を発生さ
せる光周波数変換方法において、ポンプ光として偏波の
直交する2つの光を用いるようにした。
め、請求項1では、3次の光非線形を有する媒質に対
し、周波数fs の信号光と周波数fpのポンプ光を入力
することにより、周波数(2fp −fs )の光を発生さ
せる光周波数変換方法において、ポンプ光として偏波の
直交する2つの光を用いるようにした。
【0018】また、請求項2では、請求項1記載の光周
波数変換方法において、3次の光非線形を有する媒質と
して複屈折性を有する媒質を用いるとともに、2つのポ
ンプ光の偏光方向と前記媒質の直交する2つの主軸方向
とがそれぞれ合致するように構成した。
波数変換方法において、3次の光非線形を有する媒質と
して複屈折性を有する媒質を用いるとともに、2つのポ
ンプ光の偏光方向と前記媒質の直交する2つの主軸方向
とがそれぞれ合致するように構成した。
【0019】また、請求項3では、半導体光増幅器に対
し、周波数fs の信号光と周波数fp1とfp2の2つのポ
ンプ光を入力することにより、周波数{fp2±(fp1−
fs )}の光を発生させる光周波数変換方法において、
周波数fp1のポンプ光として偏波の直交する2つの光を
用いるようにした。
し、周波数fs の信号光と周波数fp1とfp2の2つのポ
ンプ光を入力することにより、周波数{fp2±(fp1−
fs )}の光を発生させる光周波数変換方法において、
周波数fp1のポンプ光として偏波の直交する2つの光を
用いるようにした。
【0020】
【作用】請求項1によれば、3次の光非線形媒質に対
し、任意の偏波状態をもつ周波数fs の信号光と偏波の
直交する2つの光からなるポンプ光が入力される。これ
により、信号光と同一偏波状態のポンプ光成分により、
周波数変換光が生じる。従って、発生する周波数変換光
は常に一定となる。
し、任意の偏波状態をもつ周波数fs の信号光と偏波の
直交する2つの光からなるポンプ光が入力される。これ
により、信号光と同一偏波状態のポンプ光成分により、
周波数変換光が生じる。従って、発生する周波数変換光
は常に一定となる。
【0021】また、請求項2によれば、複屈折性を有す
る3次の光非線形媒質に対し、任意の偏波状態をもつ周
波数fs の信号光が入力され、また、偏波の直交する2
つのポンプ光がそれぞれ直交する2つの主軸方向と合致
するように入力される。これにより、2つの主軸方向の
偏波成分に分かれた信号光と同一偏波状態のポンプ光成
分とにより、周波数変換光が生じる。従って、発生する
周波数変換光は常に一定となる。
る3次の光非線形媒質に対し、任意の偏波状態をもつ周
波数fs の信号光が入力され、また、偏波の直交する2
つのポンプ光がそれぞれ直交する2つの主軸方向と合致
するように入力される。これにより、2つの主軸方向の
偏波成分に分かれた信号光と同一偏波状態のポンプ光成
分とにより、周波数変換光が生じる。従って、発生する
周波数変換光は常に一定となる。
【0022】また、請求項3によれば、半導体光増幅器
に対し、任意の偏波状態をもつ周波数fs の信号光と周
波数fp1で、偏波が互いに直交する2つの光からなる第
1のポンプ光が入力される。これにより、周波数fs の
信号光Sと周波数fp1の第1のポンプ光の両者を合わせ
た光強度は、干渉効果によりその差周波数(fp1−
fs )でビート振動を起こす。
に対し、任意の偏波状態をもつ周波数fs の信号光と周
波数fp1で、偏波が互いに直交する2つの光からなる第
1のポンプ光が入力される。これにより、周波数fs の
信号光Sと周波数fp1の第1のポンプ光の両者を合わせ
た光強度は、干渉効果によりその差周波数(fp1−
fs )でビート振動を起こす。
【0023】このとき、第1のポンプ光を、偏波が互い
に直交する2つの光により構成しているため、信号光と
同一偏波成分の振幅が常に一定となる。これにより、信
号光と第1のポンプ光とのビート振動は常に一定とな
る。
に直交する2つの光により構成しているため、信号光と
同一偏波成分の振幅が常に一定となる。これにより、信
号光と第1のポンプ光とのビート振動は常に一定とな
る。
【0024】このビート振動により、半導体光増幅器内
の電子キャリア数も周波数(fp1−fs )で振動するこ
とになる。電子キャリア数が振動すると、それに伴って
媒質の屈折率が変調され、これにより入力光に対して位
相変調がかかる。
の電子キャリア数も周波数(fp1−fs )で振動するこ
とになる。電子キャリア数が振動すると、それに伴って
媒質の屈折率が変調され、これにより入力光に対して位
相変調がかかる。
【0025】ここで、信号光,第1のポンプ光の2つの
周波数光に加えて、周波数fp2の第2のポンプ光P2
が、半導体光増幅器へ入力される。この第2のポンプ光
に周波数(fp1−fs )の位相変調がかかると、fp2±
(fp1−fs )の周波数位置に変調側帯波が生じる。い
ま、第1および第2のポンプ光が無変調光であると、こ
の変調側帯波は、周波数fs の信号光と同じ変調信号を
有する。従って、この過程により周波数fs から周波数
{fp2±(fp1−fs )}への偏波依存性のない周波数
変換が可能となる。
周波数光に加えて、周波数fp2の第2のポンプ光P2
が、半導体光増幅器へ入力される。この第2のポンプ光
に周波数(fp1−fs )の位相変調がかかると、fp2±
(fp1−fs )の周波数位置に変調側帯波が生じる。い
ま、第1および第2のポンプ光が無変調光であると、こ
の変調側帯波は、周波数fs の信号光と同じ変調信号を
有する。従って、この過程により周波数fs から周波数
{fp2±(fp1−fs )}への偏波依存性のない周波数
変換が可能となる。
【0026】
【実施例1】図1は、本発明に係る3次の光非線形性を
利用した光周波数変換方法を説明するための図である。
利用した光周波数変換方法を説明するための図である。
【0027】図1において、10は偏波保持光ファイバ
などの複屈折性を有する3次の光非線形媒質、11は偏
波ビームスプリッタ、12はハーフミラー、Sは周波数
fs の信号光、Px は周波数fp の直線偏波光からなる
ポンプ光、Py はポンプ光Px と偏波方向が互いに直交
し、かつ、周波数およびパワーが同一に設定された直線
偏波光からなるポンプ光である。
などの複屈折性を有する3次の光非線形媒質、11は偏
波ビームスプリッタ、12はハーフミラー、Sは周波数
fs の信号光、Px は周波数fp の直線偏波光からなる
ポンプ光、Py はポンプ光Px と偏波方向が互いに直交
し、かつ、周波数およびパワーが同一に設定された直線
偏波光からなるポンプ光である。
【0028】偏波ビームスプリッタ11は、別々の入力
端から入力された2つの直交する直線偏波光であるポン
プ光Px とPy を、直交偏波状態を保持したまま同一の
出力端へ出力する。また、ハーフミラー12は、偏波ビ
ームスプリッタ11にて偏波合成されたポンプ光P(x,
y)および信号光Sを光非線形媒質10へ入力させる。
端から入力された2つの直交する直線偏波光であるポン
プ光Px とPy を、直交偏波状態を保持したまま同一の
出力端へ出力する。また、ハーフミラー12は、偏波ビ
ームスプリッタ11にて偏波合成されたポンプ光P(x,
y)および信号光Sを光非線形媒質10へ入力させる。
【0029】次に、図1に基づいて3次の光非線形性を
用いた光周波数変換方法について説明する。
用いた光周波数変換方法について説明する。
【0030】まず、周波数fp で、パワーが同一の、互
いに直交する2つの直線偏波光からなるポンプ光Px ,
Py を、偏波ビームスプリッタ11により合成する。こ
のようにして合成されたポンプ光P(x,y)は、2つの直
交偏波成分に分解すると、常に1対1のパワー比とな
る。
いに直交する2つの直線偏波光からなるポンプ光Px ,
Py を、偏波ビームスプリッタ11により合成する。こ
のようにして合成されたポンプ光P(x,y)は、2つの直
交偏波成分に分解すると、常に1対1のパワー比とな
る。
【0031】この偏波合成されたポンプ光P(x,y)と任
意の偏波状態をもつ周波数fs の信号光Sを、ハーフミ
ラー12を介して等方的な3次の光非線形媒質10に入
力する。ここで、偏波合成された2つのポンプ光は、各
々の偏波方向が複屈折性非線形媒質の直交する2つの主
軸方向に合致するように設定する。一方、任意の偏波状
態で複屈折性非線形媒質に入力された信号光は、2つの
主軸方向の偏波成分に分かれて媒質中を伝搬する。
意の偏波状態をもつ周波数fs の信号光Sを、ハーフミ
ラー12を介して等方的な3次の光非線形媒質10に入
力する。ここで、偏波合成された2つのポンプ光は、各
々の偏波方向が複屈折性非線形媒質の直交する2つの主
軸方向に合致するように設定する。一方、任意の偏波状
態で複屈折性非線形媒質に入力された信号光は、2つの
主軸方向の偏波成分に分かれて媒質中を伝搬する。
【0032】ところで、複屈折性非線形媒質の場合、2
つの主軸方向の偏波成分同士がそれぞれで相互作用を起
こし、直交した偏波成分同士は相互作用を起こさない。
例えば、2つの主軸をS軸およびF軸とすると、S軸方
向の信号光成分とポンプ光から周波数変換光が、F軸方
向の信号成分とポンプ光から周波数変換光がそれぞれ発
生する。この場合、両軸のポンプ光強度は同一である。
従って、両軸にはそれぞれの信号光成分パワーに比例し
た周波数変換光が発生する。それが媒質の出力端で加え
合わされると、周波数変換光全体のパワーは元の信号光
全体のパワーに比例した値となる。これは、元の信号光
がどんな偏波状態であっても事情は変わらない。従っ
て、本例の場合、発生する周波数変換光は常に一定であ
る。すなわち、偏波依存性のない光周波数変換が可能と
なる。
つの主軸方向の偏波成分同士がそれぞれで相互作用を起
こし、直交した偏波成分同士は相互作用を起こさない。
例えば、2つの主軸をS軸およびF軸とすると、S軸方
向の信号光成分とポンプ光から周波数変換光が、F軸方
向の信号成分とポンプ光から周波数変換光がそれぞれ発
生する。この場合、両軸のポンプ光強度は同一である。
従って、両軸にはそれぞれの信号光成分パワーに比例し
た周波数変換光が発生する。それが媒質の出力端で加え
合わされると、周波数変換光全体のパワーは元の信号光
全体のパワーに比例した値となる。これは、元の信号光
がどんな偏波状態であっても事情は変わらない。従っ
て、本例の場合、発生する周波数変換光は常に一定であ
る。すなわち、偏波依存性のない光周波数変換が可能と
なる。
【0033】以上説明したように、本実施例によれば、
3次の光非線形媒質10に対し、周波数fs の信号光S
と周波数fp のポンプ光Pを入力することにより、周波
数(2fp −fs )の光を発生させる光周波数変換方法
において、ポンプ光として偏波の直交する2つの光を合
成したものを用いるため、任意の偏波状態をもつ信号光
Sに対し、常に一定の効率で周波数変換を行うことがで
きる。
3次の光非線形媒質10に対し、周波数fs の信号光S
と周波数fp のポンプ光Pを入力することにより、周波
数(2fp −fs )の光を発生させる光周波数変換方法
において、ポンプ光として偏波の直交する2つの光を合
成したものを用いるため、任意の偏波状態をもつ信号光
Sに対し、常に一定の効率で周波数変換を行うことがで
きる。
【0034】
【実施例2】図2は、本発明に係る半導体光増幅器を用
いた光周波数変換方法を説明するための図である。
いた光周波数変換方法を説明するための図である。
【0035】図2において、20は半導体光増幅器、2
1は偏波ビームスプリッタ、22,23はハーフミラ
ー、Sは任意の偏波状態を持つ周波数fs の信号光、P
1xは周波数fp1の直線偏波光からなる第1のポンプ光、
P1yはポンプ光P1xと偏波方向が互いに直交し、かつ、
周波数およびパワーが同一に設定された直線偏波光から
なる第1のポンプ光、P2 は任意の偏波状態を持つ周波
数fp2の第2のポンプ光である。
1は偏波ビームスプリッタ、22,23はハーフミラ
ー、Sは任意の偏波状態を持つ周波数fs の信号光、P
1xは周波数fp1の直線偏波光からなる第1のポンプ光、
P1yはポンプ光P1xと偏波方向が互いに直交し、かつ、
周波数およびパワーが同一に設定された直線偏波光から
なる第1のポンプ光、P2 は任意の偏波状態を持つ周波
数fp2の第2のポンプ光である。
【0036】偏波ビームスプリッタ21は、図1の偏波
ビームスプリッタ11と同様の機能を有し、2つの直交
する直線偏波光である第1のポンプ光P1xと第2のポン
プ光P1yを、直交偏波状態を保持したまま同一の出力端
へ出力する。また、ハーフミラー22は、信号光Sおよ
び第2のポンプ光P2 をハーフミラー23へ入力させ
る。ハーフミラー23は、偏波ビームスプリッタ21に
て偏波合成された第1のポンプ光P1(x,y)並びに信号光
Sおよび第2のポンプ光P2 を半導体光増幅器20へ入
力させる。
ビームスプリッタ11と同様の機能を有し、2つの直交
する直線偏波光である第1のポンプ光P1xと第2のポン
プ光P1yを、直交偏波状態を保持したまま同一の出力端
へ出力する。また、ハーフミラー22は、信号光Sおよ
び第2のポンプ光P2 をハーフミラー23へ入力させ
る。ハーフミラー23は、偏波ビームスプリッタ21に
て偏波合成された第1のポンプ光P1(x,y)並びに信号光
Sおよび第2のポンプ光P2 を半導体光増幅器20へ入
力させる。
【0037】次に、図2に基づいて半導体光増幅器を用
いた光周波数変換方法について説明する。
いた光周波数変換方法について説明する。
【0038】まず、周波数fp1で、パワーが同一の、互
いに直交する2つの直線偏波光からなる第1のポンプ光
P1x,P1yを、偏波ビームスプリッタ21により合成す
る。次いで、この偏波合成された第1のポンプ光P1(x,
y)と任意の偏波状態をもつ周波数fs の信号光Sを、ハ
ーフミラー23を介して半導体光増幅器20へ入力す
る。これにより、周波数fs の信号光Sと周波数fp1の
第1のポンプ光P1(x,y)の両者を合わせた光強度は、干
渉効果によりその差周波数(fp1−fs )でビート振動
を起こす。
いに直交する2つの直線偏波光からなる第1のポンプ光
P1x,P1yを、偏波ビームスプリッタ21により合成す
る。次いで、この偏波合成された第1のポンプ光P1(x,
y)と任意の偏波状態をもつ周波数fs の信号光Sを、ハ
ーフミラー23を介して半導体光増幅器20へ入力す
る。これにより、周波数fs の信号光Sと周波数fp1の
第1のポンプ光P1(x,y)の両者を合わせた光強度は、干
渉効果によりその差周波数(fp1−fs )でビート振動
を起こす。
【0039】このとき、第1のポンプ光P1(x,y)とし
て、実施例1のポンプ光と同様に、偏波合成された光を
用いているので、信号光Sと同一偏波成分の振幅が常に
一定となる。これにより、信号光Sと第1のポンプ光P
1(x,y)とのビート振動は常に一定となる。
て、実施例1のポンプ光と同様に、偏波合成された光を
用いているので、信号光Sと同一偏波成分の振幅が常に
一定となる。これにより、信号光Sと第1のポンプ光P
1(x,y)とのビート振動は常に一定となる。
【0040】このビート振動により、半導体光増幅器2
0内の電子キャリア数も周波数(fp1−fs )で振動す
ることになる。電子キャリア数が振動すると、それに伴
って媒質の屈折率が変調され、これにより入力光に対し
て位相変調がかかる。
0内の電子キャリア数も周波数(fp1−fs )で振動す
ることになる。電子キャリア数が振動すると、それに伴
って媒質の屈折率が変調され、これにより入力光に対し
て位相変調がかかる。
【0041】ここで、信号光S,第1のポンプ光P1(x,
y)の2つの周波数光に加えて、周波数fp2の第2のポン
プ光P2 を、ハーフミラー22,23を介して半導体光
増幅器20へ入力する。この第2のポンプ光に周波数
(fp1−fs )の位相変調がかかると、fp2±(fp1−
fs )の周波数位置に変調側帯波が生じる。いま、2つ
のポンプ光が無変調光であると、この変調側帯波は周波
数fs の信号光と同じ変調信号を有する。従って、この
過程により周波数fs から周波数{fp2±(fp1−
fs )}への偏波依存性のない周波数変換が可能とな
る。
y)の2つの周波数光に加えて、周波数fp2の第2のポン
プ光P2 を、ハーフミラー22,23を介して半導体光
増幅器20へ入力する。この第2のポンプ光に周波数
(fp1−fs )の位相変調がかかると、fp2±(fp1−
fs )の周波数位置に変調側帯波が生じる。いま、2つ
のポンプ光が無変調光であると、この変調側帯波は周波
数fs の信号光と同じ変調信号を有する。従って、この
過程により周波数fs から周波数{fp2±(fp1−
fs )}への偏波依存性のない周波数変換が可能とな
る。
【0042】以上説明したように、本実施例によれば、
半導体光増幅器20に対し、周波数fs の信号光Sと周
波数fp1とfp2の2つのポンプ光P1 とP2 を入力する
ことにより、周波数{fp2±(fp1−fs )}の光を発
生させる光周波数変換方法において、周波数fp1のポン
プ光として偏波の直交する2つの光を合成したものを用
いるため、実施例1と同様に、任意の偏波状態をもつ信
号光Sに対し、常に一定の効率で周波数変換を行うこと
ができる。
半導体光増幅器20に対し、周波数fs の信号光Sと周
波数fp1とfp2の2つのポンプ光P1 とP2 を入力する
ことにより、周波数{fp2±(fp1−fs )}の光を発
生させる光周波数変換方法において、周波数fp1のポン
プ光として偏波の直交する2つの光を合成したものを用
いるため、実施例1と同様に、任意の偏波状態をもつ信
号光Sに対し、常に一定の効率で周波数変換を行うこと
ができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項3によれば、任意の偏波状態をもつ信号光に対し常
に一定の効率で周波数変換を行うことが可能であるた
め、光通信、光情報処理の分野において、特に光周波数
多重を利用したシステムにおける周波数変換素子に応用
できる利点がある。
求項3によれば、任意の偏波状態をもつ信号光に対し常
に一定の効率で周波数変換を行うことが可能であるた
め、光通信、光情報処理の分野において、特に光周波数
多重を利用したシステムにおける周波数変換素子に応用
できる利点がある。
【図1】図1は本発明に係る3次の光非線形性を利用し
た光周波数変換方法を説明するための図
た光周波数変換方法を説明するための図
【図2】図2は本発明に係る半導体光増幅器を用いた光
周波数変換方法を説明するための図
周波数変換方法を説明するための図
【符号の説明】 10…光非線形媒質、11,21…偏波ビームスプリッ
タ、12,22,23…ハーフミラー、20…半導体光
増幅器。
タ、12,22,23…ハーフミラー、20…半導体光
増幅器。
Claims (3)
- 【請求項1】 3次の光非線形を有する媒質に対し、周
波数fs の信号光と周波数fp のポンプ光を入力するこ
とにより、周波数(2fp −fs )の光を発生させる光
周波数変換方法において、 ポンプ光として偏波の直交する2つの光を用いることを
特徴とする光周波数変換方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の光周波数変換方法におい
て、 3次の光非線形を有する媒質として複屈折性を有する媒
質を用いるとともに、 2つのポンプ光の偏光方向と前記媒質の直交する2つの
主軸方向とがそれぞれ合致するように構成したことを特
徴とする光周波数変換方法。 - 【請求項3】 半導体光増幅器に対し、周波数fs の信
号光と周波数fp1とfp2の2つのポンプ光を入力するこ
とにより、周波数{fp2±(fp1−fs )}の光を発生
させる光周波数変換方法において、 周波数fp1のポンプ光として偏波の直交する2つの光を
用いることを特徴とする光周波数変換方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP383992A JPH0561078A (ja) | 1991-06-21 | 1992-01-13 | 光周波数変換方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15063591 | 1991-06-21 | ||
| JP3-150635 | 1991-06-21 | ||
| JP383992A JPH0561078A (ja) | 1991-06-21 | 1992-01-13 | 光周波数変換方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0561078A true JPH0561078A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=26337480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP383992A Pending JPH0561078A (ja) | 1991-06-21 | 1992-01-13 | 光周波数変換方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0561078A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7869713B2 (en) | 2004-12-01 | 2011-01-11 | Ericsson Ab | Multiplexer with aptical add/drop |
| JP2019200314A (ja) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 富士通株式会社 | 波長変換器、波長変換方法及び伝送装置 |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP383992A patent/JPH0561078A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7869713B2 (en) | 2004-12-01 | 2011-01-11 | Ericsson Ab | Multiplexer with aptical add/drop |
| JP2019200314A (ja) * | 2018-05-16 | 2019-11-21 | 富士通株式会社 | 波長変換器、波長変換方法及び伝送装置 |
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