JPH0561979B2 - - Google Patents
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- JPH0561979B2 JPH0561979B2 JP1032730A JP3273089A JPH0561979B2 JP H0561979 B2 JPH0561979 B2 JP H0561979B2 JP 1032730 A JP1032730 A JP 1032730A JP 3273089 A JP3273089 A JP 3273089A JP H0561979 B2 JPH0561979 B2 JP H0561979B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- polyester
- packaging container
- propellant
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、プラスチツク製エアゾール包装容器
に関するもので、より詳細には噴射剤としてジメ
チルエーテル含有ガスが充填されたプラスチツク
製エアゾール包装容器に関する。 (従来の技術) プラスチツクをエアゾール容器のような耐圧容
器の製造に用いることは古くから知られており、
例えば特開昭46−2484号公報には、ポリエステル
等のプラスチツクをその融点以下の熱弾性温度範
囲内で成形することにより、噴射剤に対し不透過
性で耐圧性に優れた容器を製造することが記載さ
れている。 また、アクリロニトリル−スチレン樹脂を素材
とした小容量エアゾル容器も既に実用に供されて
いる。 (発明が解決しようとする問題点) エアゾール包装容器においては、噴射剤として
フツ化塩化炭化水素であるフロンガスが広く使用
されているが、最近になつてフロンガスの環境汚
染が問題となり、その使用が制限される傾向にあ
る。 この様なフロンガスの代替品としてジメチルエ
ーテルが検討されているが、この場合にはプラス
チツク壁に対する透過性や腐食という問題を生
じ、このために噴射剤としてジメチルエーテルを
用いたプラスチツク製エアゾール包装容器は未だ
実用化されるに至つていない。 また、プラスチツク製エアゾール包装容器は、
普通の家屋内での使用に際しては満足すべき結果
を与えるとしても、未だ耐熱圧製の点で十分満足
し得るものでなかつた。例えば、エアゾール容器
は、自動車の室内に放置されることがあり、この
場合にはエアゾール容器の温度が70℃程度迄達す
ることがある。このような高温では充填された噴
射剤の圧力がかなり上昇すると共に、容器を構成
するプラスチツクが軟化し或いは軟化しないとし
ても熱変形を生じ易くなるため、亀裂乃至破裂を
生じるという問題がある。 従つて本発明は、噴射剤としてジメチルエーテ
ル含有ガスを用いたプラスチツク製エアゾール包
装容器を提供することを目的とする。 また本発明の他の目的は、噴射剤として使用さ
れるジメチルエーテルに対しても耐性を有すると
ともに、熱と圧力とが同時に作用する保存条件下
においても、変形や破壊に対して優れた耐性を示
すプラスチツク製エアゾール包装容器を提供する
ことにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明によれば、筒状胴部、底部及びノズル取
付用口部を備えた肩部から形成された容器本体
と、該口部に取付けられたノズルとから成り、内
容物及び噴射剤が充填されているプラスチツク製
エアゾール包装容器において、 該容器本体の各部は、芳香族ジカルボン酸とア
ルキレングリコールから形成されたポリエステル
及び該ポリエステル中に配合された繊維補強剤か
ら成り、且つ噴射剤としてジメチルエーテル含有
ガスが充填されていることを特徴とするプラスチ
ツク製エアゾール包装容器が提供される。 本発明において、前記ポリエステルは25乃至40
%、特に30乃至40%の結晶化度を有することが好
ましく、繊維補強剤は全体当り5乃至30重量%、
特に10乃至20重量%の量で含有されていることが
望ましい。 (作用) 本発明のプラスチツク包装容器は、筒状胴部、
底部及びノズル取付用口部を備えた肩部から形成
された容器本体と該口部に取付けられたノズルと
から成つているが、該容器本体の各部を繊維補強
剤を配合したポリブチレンテレフタレート又はポ
リエチレンテレフタレート等のポリエステルから
形成していることが顕著な特徴である。 本発明において用いる芳香族ジカルボン酸とア
ルキレングリコールとから形成されるポリエステ
ルは、ジメチルエーテル含有ガスから成る噴射剤
や、アルコール等をベースとする各種化粧品、ケ
ロシン等をベースとする殺虫剤、各種溶媒をベー
スとする塗料等に対して耐性、即ち耐薬品性を有
しており、しかも機械的強度、剛性、耐衝撃性に
優れているという利点を有する。 これが本発明においてプラスチツクとして前記
ポリエステルを選択する理由である。 また本発明においては、前記ポリエステル中に
繊維補強剤を配合する。 即ち、容器器質にこの様な繊維補強剤が配合さ
れていることによつて、機械的強度、剛性、耐衝
撃性等の機械的特性が満足なものとなり、熱及び
圧力が同時に作用する条件下に容器が保存された
場合にも変形や破壊に対して優れた耐性を示す。 この場合、繊維補強剤が配合されていないと、
容器器壁(胴部)の成形収縮率が大きいため、収
縮歪が大となつて寸法精度が低下し、また機械的
特性も悪化する。 (発明の好適態様) 容器素材 本発明において容器素材に用いるプラスチツク
は、芳香族ジカルボン酸とアルキレングリコール
とから形成されたポリエステルである。 芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、ナフタレンジカルボンサン等を挙
げることができ、アルキレングリコールとして
は、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール等を挙げることができ
る。 本発明において、噴射剤や内容物及び各種溶媒
等に対する耐薬品性の面からポリブチレンテレフ
タレート(以下PBTと略すことがある)やポリ
エチレンテレフタレート(以下PETと略すこと
がある)が最も好適に使用される。 またPBT乃至はPETが50重量%以上含有され
ているという条件で他のポリエステルとのブレン
ド物も好適に使用できる。 また上記ポリエステルは、密度法で測定した結
晶化度が20乃至40%、特に25乃至40%の範囲にあ
ることが良好な耐熱性を得る上で望ましい。 また本発明においては、上記ポリエステル中に
配合される繊維補強剤としては、径が12乃至15μ
m及び長さが3乃至6mm以上のガラス繊維が好適
に使用されるが、このガラス繊維は、容器に成形
された状態において、長さが少なくとも0.2mm以
上、特に0.5mm以上であることが望ましい。即ち、
ガラス繊維の長さが0.2mmよりも短くなると、補
強剤としての機能が低下し、容器の機械的特性が
不満足となる傾向がある。 本発明において、上述したガラス繊維は、容器
素材全体当り5乃至30重量%、特に10乃至20重量
%の割合で配合される。 本発明においては、上記ポリエステル及びガラ
ス繊維以外にも、本発明の目的を損わない限りに
おいて、必要により無機充填剤、顔料、酸化防止
剤及び帯電防止剤等のそれ自体公知の他の配合剤
を配合することができる。 容器及び製法 本発明のプラスチツク製エアゾール包装容器の
側断面図を示す第1図において、この容器は筒状
胴部1、底部2及び肩部3から成つている容器本
体と、ノズル20とから成る。肩部3にはノズル
取付用口部4が形成されており、この口部にノズ
ル20が取付けられている。 本発明の容器は、前述した容器素材から構成さ
れているが、胴部1と肩部3とを射出成形により
一体に成形し、次いで個別に成形した底部2との
熱融着を行なう。この逆に、胴部1と底部2とを
射出成形により一体に成形し、次いで個別に成形
した肩部3との熱融着を行なつてもよい。 また、胴部1、底部2及び肩部3とを射出成形
により一体に形成してもよい。 射出成形に際しては、射出速度を50mm/sec以
上とし、通常の射出速度(40〜50mm/sec)より
も大とするとともに、射出ノズル出口温度をポリ
エステルの融点+30℃以上の温度とし、一般に採
用される温度範囲(融点+20〜30℃)よりも高く
することが必要である。 即ち、射出ノズル出口付近の温度が低かつた
り、或いは射出速度が遅い場合には、配合ガラス
繊維の分断が多くなり、該ガラス繊維の長さが
0.2mmよりも短かくなり、補強剤としての機能を
示さなくなる傾向がある。 また本発明においては、結晶化度が25乃至40%
となる様にポリエステルの結晶化を行なうことが
望ましい。 この結晶化は、用いるポリエステルの種類及び
ガラス繊維の配合量によつても異なるが、ガラス
繊維の配合量を15〜20重量%とした時、ポリブチ
レンテレフレートの場合には射出金型を60乃至
100℃に加熱しておき、5乃至15秒間保持してお
くことにより行われ、また同条件下でポリエチレ
ンテレフタレートの場合には射出金型を80乃至
120℃に加熱しておき、射出樹脂を5乃至15秒間
保持しておけばよい。 また、底部を別個に成形し、これに射出成形に
より一体に形成された肩部及び胴部を組み合わせ
る場合には、これらの2つの部材を超音波ウエル
デンイング等の手段によつて熱融着させることに
よつて行われる。 かくして得られたプラスチツク製容器本体は、
これにノズル機構20を取り付け、内容物及び噴
射剤を充填し、エアゾール包装容器として最終製
品とされる。 本発明のエアゾール包装容器においては、噴射
剤としてジメチルエーテル(DME)含有ガスが
使用されるが、このガスはLPG(液化石油ガス)
との混合ガスの形で使用され、通常10〜90%が
DMEである。勿論フロンガスとの混合ガスであ
つてもよい。 尚、内容物及び噴射剤の充填は、底部が別個に
成形される場合には、通常底部の溶封に先立つ
て、ノズルの取り付け及びシールを行なつた後に
行われ、最終的に底部の溶封が行われて製品とさ
れる。 上述した本発明の包装容器は、耐熱圧製に優れ
ており、胴部内壁に格別に補強板等を設ける必要
は無いが、容器の形状を楕円形や角型状とする場
合には、必要により上記の様な補強板を設けるこ
ともできる。 (発明の効果) 本発明のエアゾール包装容器は、容器基質に特
定のポリエステルを用いるため、噴射剤として使
用されるジメチルエーテルを含有ガスに対しての
耐性に優れており、長期間の保存に際しても容器
自体の劣化及び減量が有効に回避される。 また本発明の包装容器は、容器基質にポリエス
テルとともにガラス繊維が配合されていることか
ら耐熱圧性に優れており、高温度の環境下に長時
間保持された場合にも変形、軟化等の不都合を生
ずることはなく、寸法精度も良好である。 本発明の次の例で説明する。 (実施例) 試料容器の作成 比重1.31のポリブチレンテレフタレート
(PBT)に、直径15μ、長さ6m/mのガラス繊
維を15wt%ブレンドした比重1.41のガラス繊維入
PBTを、5オンスの射出成形機で射出し、胴部、
底部及び肩部が一体に成形された射出成形品(肉
厚1.5m/m、内容積20c.c.)を作り、試料容器と
した。 なた、PBTの代わりにポリエチレンテレフタ
レート(PET)を使用し、同様に試料容器を作
成した。 更に比較のため、ポリアミド、アクリロニトリ
ル及びガラス繊維を配合していないPBTを用い
て同様の試料容器を作成した。 耐圧試験 前記各試料容器を水で満注にし、所定のバルブ
を装着し、水圧試験機で試料容器内に水圧を加
え、容器が変形又は破壊する時の圧力を観た。 結果を第1表に示した。
に関するもので、より詳細には噴射剤としてジメ
チルエーテル含有ガスが充填されたプラスチツク
製エアゾール包装容器に関する。 (従来の技術) プラスチツクをエアゾール容器のような耐圧容
器の製造に用いることは古くから知られており、
例えば特開昭46−2484号公報には、ポリエステル
等のプラスチツクをその融点以下の熱弾性温度範
囲内で成形することにより、噴射剤に対し不透過
性で耐圧性に優れた容器を製造することが記載さ
れている。 また、アクリロニトリル−スチレン樹脂を素材
とした小容量エアゾル容器も既に実用に供されて
いる。 (発明が解決しようとする問題点) エアゾール包装容器においては、噴射剤として
フツ化塩化炭化水素であるフロンガスが広く使用
されているが、最近になつてフロンガスの環境汚
染が問題となり、その使用が制限される傾向にあ
る。 この様なフロンガスの代替品としてジメチルエ
ーテルが検討されているが、この場合にはプラス
チツク壁に対する透過性や腐食という問題を生
じ、このために噴射剤としてジメチルエーテルを
用いたプラスチツク製エアゾール包装容器は未だ
実用化されるに至つていない。 また、プラスチツク製エアゾール包装容器は、
普通の家屋内での使用に際しては満足すべき結果
を与えるとしても、未だ耐熱圧製の点で十分満足
し得るものでなかつた。例えば、エアゾール容器
は、自動車の室内に放置されることがあり、この
場合にはエアゾール容器の温度が70℃程度迄達す
ることがある。このような高温では充填された噴
射剤の圧力がかなり上昇すると共に、容器を構成
するプラスチツクが軟化し或いは軟化しないとし
ても熱変形を生じ易くなるため、亀裂乃至破裂を
生じるという問題がある。 従つて本発明は、噴射剤としてジメチルエーテ
ル含有ガスを用いたプラスチツク製エアゾール包
装容器を提供することを目的とする。 また本発明の他の目的は、噴射剤として使用さ
れるジメチルエーテルに対しても耐性を有すると
ともに、熱と圧力とが同時に作用する保存条件下
においても、変形や破壊に対して優れた耐性を示
すプラスチツク製エアゾール包装容器を提供する
ことにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明によれば、筒状胴部、底部及びノズル取
付用口部を備えた肩部から形成された容器本体
と、該口部に取付けられたノズルとから成り、内
容物及び噴射剤が充填されているプラスチツク製
エアゾール包装容器において、 該容器本体の各部は、芳香族ジカルボン酸とア
ルキレングリコールから形成されたポリエステル
及び該ポリエステル中に配合された繊維補強剤か
ら成り、且つ噴射剤としてジメチルエーテル含有
ガスが充填されていることを特徴とするプラスチ
ツク製エアゾール包装容器が提供される。 本発明において、前記ポリエステルは25乃至40
%、特に30乃至40%の結晶化度を有することが好
ましく、繊維補強剤は全体当り5乃至30重量%、
特に10乃至20重量%の量で含有されていることが
望ましい。 (作用) 本発明のプラスチツク包装容器は、筒状胴部、
底部及びノズル取付用口部を備えた肩部から形成
された容器本体と該口部に取付けられたノズルと
から成つているが、該容器本体の各部を繊維補強
剤を配合したポリブチレンテレフタレート又はポ
リエチレンテレフタレート等のポリエステルから
形成していることが顕著な特徴である。 本発明において用いる芳香族ジカルボン酸とア
ルキレングリコールとから形成されるポリエステ
ルは、ジメチルエーテル含有ガスから成る噴射剤
や、アルコール等をベースとする各種化粧品、ケ
ロシン等をベースとする殺虫剤、各種溶媒をベー
スとする塗料等に対して耐性、即ち耐薬品性を有
しており、しかも機械的強度、剛性、耐衝撃性に
優れているという利点を有する。 これが本発明においてプラスチツクとして前記
ポリエステルを選択する理由である。 また本発明においては、前記ポリエステル中に
繊維補強剤を配合する。 即ち、容器器質にこの様な繊維補強剤が配合さ
れていることによつて、機械的強度、剛性、耐衝
撃性等の機械的特性が満足なものとなり、熱及び
圧力が同時に作用する条件下に容器が保存された
場合にも変形や破壊に対して優れた耐性を示す。 この場合、繊維補強剤が配合されていないと、
容器器壁(胴部)の成形収縮率が大きいため、収
縮歪が大となつて寸法精度が低下し、また機械的
特性も悪化する。 (発明の好適態様) 容器素材 本発明において容器素材に用いるプラスチツク
は、芳香族ジカルボン酸とアルキレングリコール
とから形成されたポリエステルである。 芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、ナフタレンジカルボンサン等を挙
げることができ、アルキレングリコールとして
は、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール等を挙げることができ
る。 本発明において、噴射剤や内容物及び各種溶媒
等に対する耐薬品性の面からポリブチレンテレフ
タレート(以下PBTと略すことがある)やポリ
エチレンテレフタレート(以下PETと略すこと
がある)が最も好適に使用される。 またPBT乃至はPETが50重量%以上含有され
ているという条件で他のポリエステルとのブレン
ド物も好適に使用できる。 また上記ポリエステルは、密度法で測定した結
晶化度が20乃至40%、特に25乃至40%の範囲にあ
ることが良好な耐熱性を得る上で望ましい。 また本発明においては、上記ポリエステル中に
配合される繊維補強剤としては、径が12乃至15μ
m及び長さが3乃至6mm以上のガラス繊維が好適
に使用されるが、このガラス繊維は、容器に成形
された状態において、長さが少なくとも0.2mm以
上、特に0.5mm以上であることが望ましい。即ち、
ガラス繊維の長さが0.2mmよりも短くなると、補
強剤としての機能が低下し、容器の機械的特性が
不満足となる傾向がある。 本発明において、上述したガラス繊維は、容器
素材全体当り5乃至30重量%、特に10乃至20重量
%の割合で配合される。 本発明においては、上記ポリエステル及びガラ
ス繊維以外にも、本発明の目的を損わない限りに
おいて、必要により無機充填剤、顔料、酸化防止
剤及び帯電防止剤等のそれ自体公知の他の配合剤
を配合することができる。 容器及び製法 本発明のプラスチツク製エアゾール包装容器の
側断面図を示す第1図において、この容器は筒状
胴部1、底部2及び肩部3から成つている容器本
体と、ノズル20とから成る。肩部3にはノズル
取付用口部4が形成されており、この口部にノズ
ル20が取付けられている。 本発明の容器は、前述した容器素材から構成さ
れているが、胴部1と肩部3とを射出成形により
一体に成形し、次いで個別に成形した底部2との
熱融着を行なう。この逆に、胴部1と底部2とを
射出成形により一体に成形し、次いで個別に成形
した肩部3との熱融着を行なつてもよい。 また、胴部1、底部2及び肩部3とを射出成形
により一体に形成してもよい。 射出成形に際しては、射出速度を50mm/sec以
上とし、通常の射出速度(40〜50mm/sec)より
も大とするとともに、射出ノズル出口温度をポリ
エステルの融点+30℃以上の温度とし、一般に採
用される温度範囲(融点+20〜30℃)よりも高く
することが必要である。 即ち、射出ノズル出口付近の温度が低かつた
り、或いは射出速度が遅い場合には、配合ガラス
繊維の分断が多くなり、該ガラス繊維の長さが
0.2mmよりも短かくなり、補強剤としての機能を
示さなくなる傾向がある。 また本発明においては、結晶化度が25乃至40%
となる様にポリエステルの結晶化を行なうことが
望ましい。 この結晶化は、用いるポリエステルの種類及び
ガラス繊維の配合量によつても異なるが、ガラス
繊維の配合量を15〜20重量%とした時、ポリブチ
レンテレフレートの場合には射出金型を60乃至
100℃に加熱しておき、5乃至15秒間保持してお
くことにより行われ、また同条件下でポリエチレ
ンテレフタレートの場合には射出金型を80乃至
120℃に加熱しておき、射出樹脂を5乃至15秒間
保持しておけばよい。 また、底部を別個に成形し、これに射出成形に
より一体に形成された肩部及び胴部を組み合わせ
る場合には、これらの2つの部材を超音波ウエル
デンイング等の手段によつて熱融着させることに
よつて行われる。 かくして得られたプラスチツク製容器本体は、
これにノズル機構20を取り付け、内容物及び噴
射剤を充填し、エアゾール包装容器として最終製
品とされる。 本発明のエアゾール包装容器においては、噴射
剤としてジメチルエーテル(DME)含有ガスが
使用されるが、このガスはLPG(液化石油ガス)
との混合ガスの形で使用され、通常10〜90%が
DMEである。勿論フロンガスとの混合ガスであ
つてもよい。 尚、内容物及び噴射剤の充填は、底部が別個に
成形される場合には、通常底部の溶封に先立つ
て、ノズルの取り付け及びシールを行なつた後に
行われ、最終的に底部の溶封が行われて製品とさ
れる。 上述した本発明の包装容器は、耐熱圧製に優れ
ており、胴部内壁に格別に補強板等を設ける必要
は無いが、容器の形状を楕円形や角型状とする場
合には、必要により上記の様な補強板を設けるこ
ともできる。 (発明の効果) 本発明のエアゾール包装容器は、容器基質に特
定のポリエステルを用いるため、噴射剤として使
用されるジメチルエーテルを含有ガスに対しての
耐性に優れており、長期間の保存に際しても容器
自体の劣化及び減量が有効に回避される。 また本発明の包装容器は、容器基質にポリエス
テルとともにガラス繊維が配合されていることか
ら耐熱圧性に優れており、高温度の環境下に長時
間保持された場合にも変形、軟化等の不都合を生
ずることはなく、寸法精度も良好である。 本発明の次の例で説明する。 (実施例) 試料容器の作成 比重1.31のポリブチレンテレフタレート
(PBT)に、直径15μ、長さ6m/mのガラス繊
維を15wt%ブレンドした比重1.41のガラス繊維入
PBTを、5オンスの射出成形機で射出し、胴部、
底部及び肩部が一体に成形された射出成形品(肉
厚1.5m/m、内容積20c.c.)を作り、試料容器と
した。 なた、PBTの代わりにポリエチレンテレフタ
レート(PET)を使用し、同様に試料容器を作
成した。 更に比較のため、ポリアミド、アクリロニトリ
ル及びガラス繊維を配合していないPBTを用い
て同様の試料容器を作成した。 耐圧試験 前記各試料容器を水で満注にし、所定のバルブ
を装着し、水圧試験機で試料容器内に水圧を加
え、容器が変形又は破壊する時の圧力を観た。 結果を第1表に示した。
【表】
耐内容物試験
前記各試料容器にエアゾール製品の内容物を充
填し、50℃の恒温槽内に3週間保存し、容器の劣
化状況及び減量を観察した。 結果を第2表に示した。
填し、50℃の恒温槽内に3週間保存し、容器の劣
化状況及び減量を観察した。 結果を第2表に示した。
【表】
以下:○ 無:○
無:○ 異常無し:○
無:○ 異常無し:○
第1図は、本発明のプラスチツク製エアゾール
包装容器の側断面図を示す図である。
包装容器の側断面図を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 筒状胴部、底部及びノズル取付用口部を備え
た肩部から形成された容器本体と、該口部に取付
けられたノズルとから成り、内容物及び噴射剤が
充填されているプラスチツク製エアゾール包装容
器において、 該容器本体の各部は、芳香族ジカルボン酸とア
ルキレングリコールから形成されたポリエステル
及び該ポリエステル中に配合された繊維補強剤か
ら成り、且つ噴射剤としてジメチルエーテル含有
ガスが充填されていることを特徴とするプラスチ
ツク製エアゾール包装容器。 2 前記ポリエステルがポリブチレンテレフタレ
ート又はポリエチレンテレフタレートである請求
項1記載の包装容器。 3 前記ポリブチレンテレフタレート又はポリエ
チレンテレフタレートは25乃至40%の結晶化度を
有することを特徴とする請求項2記載のエアゾー
ル包装容器。 4 繊維補強剤が全体当り5乃至30重量%の量で
含有されている請求項1記載のエアゾール包装容
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1032730A JPH02214555A (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | プラスチック製エアゾール包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1032730A JPH02214555A (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | プラスチック製エアゾール包装容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02214555A JPH02214555A (ja) | 1990-08-27 |
| JPH0561979B2 true JPH0561979B2 (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=12366958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1032730A Granted JPH02214555A (ja) | 1989-02-14 | 1989-02-14 | プラスチック製エアゾール包装容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02214555A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5480095A (en) * | 1993-09-14 | 1996-01-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Actuator and container for dispensing fluids |
| FR2743356B1 (fr) * | 1996-01-10 | 1998-02-13 | Oreal | Dispositif de produit de consistance liquide a pateuse comportant un dispositif de securite |
| FR2852301B1 (fr) * | 2003-03-13 | 2006-02-10 | Valois Sas | Dispositif de distribution de produit fluide |
| PL2791030T3 (pl) * | 2011-12-05 | 2017-08-31 | Resilux N.V. | Plastikowy zbiornik do ciśnieniowego pakowania produktów i sposób jego wytwarzania |
| US9758294B2 (en) | 2013-01-25 | 2017-09-12 | The Procter & Gamble Company | Components for aerosol dispenser and aerosol dispenser made therewith |
-
1989
- 1989-02-14 JP JP1032730A patent/JPH02214555A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02214555A (ja) | 1990-08-27 |
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Legal Events
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