JPH0562365A - 磁気記録再生装置の復調方法 - Google Patents
磁気記録再生装置の復調方法Info
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- JPH0562365A JPH0562365A JP3222931A JP22293191A JPH0562365A JP H0562365 A JPH0562365 A JP H0562365A JP 3222931 A JP3222931 A JP 3222931A JP 22293191 A JP22293191 A JP 22293191A JP H0562365 A JPH0562365 A JP H0562365A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気記録再生装置の復調方法に関し、ニュー
ラル・ネットを用いて再生信号から直接、上位計算機に
戻せる復調データを信頼性良く得る磁気記録再生装置の
復調方法の提供を目的とする。 【構成】 上位計算機からのデータが磁気記録に適する
符号化されて記憶された磁気記録媒体からのあらゆるサ
ンプル値列に対応した符号化前データを出力するように
パーセプトロンを学習させる段階1と、シリアルな再生
信号を遅延要素列に入力して遅延量Tdの時間間隔ずつ
ずれたN種類の信号に変換するデータ変換段階2と、こ
のN種類の信号をサンプル周期Ts=N×Tdで並列に
サンプリングしてパラレル信号を得るサンプリング段階
3と、得られたN個のサンプル値をパーセプトロンに入
力し,M個の出力素子の値を閾値と比較し,N個のサン
プルから成る入力データ列の状態を判断して,これに対
応する復調データを出力するデータ復調段階4とを備え
る磁気記録再生装置の復調方法である。
ラル・ネットを用いて再生信号から直接、上位計算機に
戻せる復調データを信頼性良く得る磁気記録再生装置の
復調方法の提供を目的とする。 【構成】 上位計算機からのデータが磁気記録に適する
符号化されて記憶された磁気記録媒体からのあらゆるサ
ンプル値列に対応した符号化前データを出力するように
パーセプトロンを学習させる段階1と、シリアルな再生
信号を遅延要素列に入力して遅延量Tdの時間間隔ずつ
ずれたN種類の信号に変換するデータ変換段階2と、こ
のN種類の信号をサンプル周期Ts=N×Tdで並列に
サンプリングしてパラレル信号を得るサンプリング段階
3と、得られたN個のサンプル値をパーセプトロンに入
力し,M個の出力素子の値を閾値と比較し,N個のサン
プルから成る入力データ列の状態を判断して,これに対
応する復調データを出力するデータ復調段階4とを備え
る磁気記録再生装置の復調方法である。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体からの再生信号
を逐次復調する磁気記録再生装置の復調方法に関し、特
に、再生信号に或る規則性がある記録媒体からの再生信
号、例えば、磁気ディスク装置の再生信号の復調を、ニ
ューラル・ネットを用いて行う磁気記録再生装置の復調
方法に関する。
を逐次復調する磁気記録再生装置の復調方法に関し、特
に、再生信号に或る規則性がある記録媒体からの再生信
号、例えば、磁気ディスク装置の再生信号の復調を、ニ
ューラル・ネットを用いて行う磁気記録再生装置の復調
方法に関する。
【0002】コンピュータシステムの高速化に伴い、外
部記憶装置としての磁気ディスク装置に対しても高速
化、大容量化が要求されている。このため、磁気ディス
ク装置の復調回路の扱う信号は周波数が高くなり、媒体
上の記録密度(BPI)が上昇して信号品質が劣化して
しまう。従って、ヘッド−媒体系の改善ばかりでなく、
磁気ディスク装置からの再生信号の復調回路系における
信号品質の改善策が必要とされている。
部記憶装置としての磁気ディスク装置に対しても高速
化、大容量化が要求されている。このため、磁気ディス
ク装置の復調回路の扱う信号は周波数が高くなり、媒体
上の記録密度(BPI)が上昇して信号品質が劣化して
しまう。従って、ヘッド−媒体系の改善ばかりでなく、
磁気ディスク装置からの再生信号の復調回路系における
信号品質の改善策が必要とされている。
【0003】
【従来の技術】一般に、磁気ディスク装置は、上位の計
算機から送られてくるデータを磁気ディスクに記録する
が、実際には、記録時にこの送られてくるデータを磁気
記録に適するように並び変える符号化が行われ、その符
号化データが磁気ディスクに記録される。そして、磁気
ディスクから再生された信号の復調時には、まず、再生
信号から符号化されたデータを取り出し、これを復号し
て上位計算機に送り返せるデータに加工することが行わ
れている。
算機から送られてくるデータを磁気ディスクに記録する
が、実際には、記録時にこの送られてくるデータを磁気
記録に適するように並び変える符号化が行われ、その符
号化データが磁気ディスクに記録される。そして、磁気
ディスクから再生された信号の復調時には、まず、再生
信号から符号化されたデータを取り出し、これを復号し
て上位計算機に送り返せるデータに加工することが行わ
れている。
【0004】図5はこのような磁気ディスク装置におけ
る復調回路の従来の構成を示すものである。磁気ヘッド
70により再生された信号は、磁気ヘッド70の近くに
配置されたプリアンプ71により増幅された後、自動利
得制御回路(AGC) 72、波形等化回路73、及び低
域通過フィルタ (LPF)74を通り、復調処置を行う
に当たって十分な振幅となってP点に到達する。
る復調回路の従来の構成を示すものである。磁気ヘッド
70により再生された信号は、磁気ヘッド70の近くに
配置されたプリアンプ71により増幅された後、自動利
得制御回路(AGC) 72、波形等化回路73、及び低
域通過フィルタ (LPF)74を通り、復調処置を行う
に当たって十分な振幅となってP点に到達する。
【0005】P点においてこの信号は2つに分けられ、
一方は微分回路75へ、他方はレベルスライス回路77
へ導かれる。微分回路75で微分された信号はQ点を経
てゼロクロス検出回路76へ入力され、微分波形のゼロ
クロス点に対応したゼロクロスパルスが生成される。そ
して、ゼロクロス検出回路76からのバルスはR点を経
てゲート回路78に入力される。他方、レベルスライス
回路77に入力されたP点の出力は予め設定された所定
のスライスレベル電圧と比較され、信号波形がレベルス
ライス電圧を越えた時にレベルスライスゲートが開かれ
て、信号がレベルスライス回路77からS点を経てゲー
ト回路78に入力される。ゲート回路78はゼロクロス
パルスとゲート信号により、再生信号のピークとは無関
係なパルスを除去し、プリアンプ71から入力されるア
ナログ信号のピーク点に対応するパルス化データを発生
する。
一方は微分回路75へ、他方はレベルスライス回路77
へ導かれる。微分回路75で微分された信号はQ点を経
てゼロクロス検出回路76へ入力され、微分波形のゼロ
クロス点に対応したゼロクロスパルスが生成される。そ
して、ゼロクロス検出回路76からのバルスはR点を経
てゲート回路78に入力される。他方、レベルスライス
回路77に入力されたP点の出力は予め設定された所定
のスライスレベル電圧と比較され、信号波形がレベルス
ライス電圧を越えた時にレベルスライスゲートが開かれ
て、信号がレベルスライス回路77からS点を経てゲー
ト回路78に入力される。ゲート回路78はゼロクロス
パルスとゲート信号により、再生信号のピークとは無関
係なパルスを除去し、プリアンプ71から入力されるア
ナログ信号のピーク点に対応するパルス化データを発生
する。
【0006】図6(a) 〜(e) は図5の従来の復調回路に
示した各点P〜Tにおける波形を示している。図6(a)
はP点におけるヘッド70の再生波形信号であり、図6
(b)はQ点における波形で、P点における波形の微分波
形である。従って、この波形には再生波形のピークとは
無関係なパルスが含まれる。また、図6(c) はR点にお
けるゼロクロス検出回路76の出力波形で、Q点におけ
る波形が零点を過ったときにハイレベル"H" になる信号
である。更に、図6(d) はS点におけるレベルスライス
回路77の出力波形であり、レベルスライス回路77に
設定されているスライスレベル電圧VHとVL (図6(a) に
示す) をP点における再生信号が越えたときにハイレベ
ル"H" になる。図6(e)はT点におけるゲート回路78
からの出力波形を示しており、再生波形のピークとは無
関係のパルスが除去された復調データである。
示した各点P〜Tにおける波形を示している。図6(a)
はP点におけるヘッド70の再生波形信号であり、図6
(b)はQ点における波形で、P点における波形の微分波
形である。従って、この波形には再生波形のピークとは
無関係なパルスが含まれる。また、図6(c) はR点にお
けるゼロクロス検出回路76の出力波形で、Q点におけ
る波形が零点を過ったときにハイレベル"H" になる信号
である。更に、図6(d) はS点におけるレベルスライス
回路77の出力波形であり、レベルスライス回路77に
設定されているスライスレベル電圧VHとVL (図6(a) に
示す) をP点における再生信号が越えたときにハイレベ
ル"H" になる。図6(e)はT点におけるゲート回路78
からの出力波形を示しており、再生波形のピークとは無
関係のパルスが除去された復調データである。
【0007】このように、従来回路によれば、再生信号
のピークに対応したパルス化データを得ることができ
る。
のピークに対応したパルス化データを得ることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように構成された従来の復調回路では、記録データの
"1" に対応するピークの検出をレベルスライスと微分波
形のゼロクロス点検出とで行っている。従って、3ビッ
トパターンにおける中央のピークのように、波形を観察
した時、前後の関係からピークと予想されてもスライス
レベルを下回った場合ピークとしては認識されず復調誤
りとなってしまうことがあり、また、記録データの"0"
に対応する部分でもスライスレベルを越えることによ
り、ピークとして認識されてしまうという問題がある。
このように、従来の復調方法では、記録データの"0" に
対応する部分のレベルが記録データの"1" に対応するピ
ークのレベルを上回った場合、復調不可能になってしま
うのである。よって、更に高密度記録を行う場合には、
扱う信号の品質がますます劣化し、S/Nの低下や分解
能の低下を引き起こすことになる。
ように構成された従来の復調回路では、記録データの
"1" に対応するピークの検出をレベルスライスと微分波
形のゼロクロス点検出とで行っている。従って、3ビッ
トパターンにおける中央のピークのように、波形を観察
した時、前後の関係からピークと予想されてもスライス
レベルを下回った場合ピークとしては認識されず復調誤
りとなってしまうことがあり、また、記録データの"0"
に対応する部分でもスライスレベルを越えることによ
り、ピークとして認識されてしまうという問題がある。
このように、従来の復調方法では、記録データの"0" に
対応する部分のレベルが記録データの"1" に対応するピ
ークのレベルを上回った場合、復調不可能になってしま
うのである。よって、更に高密度記録を行う場合には、
扱う信号の品質がますます劣化し、S/Nの低下や分解
能の低下を引き起こすことになる。
【0009】本発明は前記従来の磁気記録再生装置のよ
うに、再生信号にある規則性のある再生信号の復調方法
における問題点を解消し、再生信号中に従来のスライス
レベルを下回る"1" 信号や、スライスレベルを越える
"0" 信号が含まれる場合でも、"1" 信号は"1" として、
"0" 信号は"0" として復調し、更には、再生信号から直
接、上位計算機に戻せる復調データが得られる、信頼性
の高い磁気記録再生装置の復調方法を、ニューラル・ネ
ットを用いて提供することを目的としている。
うに、再生信号にある規則性のある再生信号の復調方法
における問題点を解消し、再生信号中に従来のスライス
レベルを下回る"1" 信号や、スライスレベルを越える
"0" 信号が含まれる場合でも、"1" 信号は"1" として、
"0" 信号は"0" として復調し、更には、再生信号から直
接、上位計算機に戻せる復調データが得られる、信頼性
の高い磁気記録再生装置の復調方法を、ニューラル・ネ
ットを用いて提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の磁気記録再生装置の復調方法の原理構成が第1図に
示される。第1図に示すように、本発明は、上位の計算
機からのデータを磁気記録に適した符号化を行って磁気
記憶媒体に記憶する磁気記録再生装置における、磁気記
録媒体より再生した信号から符号化前の上位計算機から
のデータを復調する方法であって、パーセプトロンの学
習段階1では、N個の入力素子とL個の隠れ素子,M個
の出力素子,及びこれらを結ぶ2段のニューロン層から
なるパーセプトロンに、磁気記録媒体からのあらゆるN
個のサンプル値に対応した符号化前のデータを出力する
ような学習が実行される。データ変換段階2では、前記
磁気記録媒体からのシリアルな再生信号が、直列に接続
したデータビット周期と同一、または短い遅延量Tdを
持つN−1個の遅延要素列に入力され、前記再生信号が
遅延量Tdの時間間隔ずつずれたN種類の信号に変換さ
れる。サンプリング段階3では、このN種類の信号に対
して、遅延量TdのN倍のサンプル周期Tsの並列なサ
ンプリングが行われてパラレル信号が得られる。そし
て、データ復調段階4では、得られたN個のサンプル値
が、前記パーセプトロンに入力され、M個の出力素子の
値が閾値と比較され、N個のサンプルから成る入力デー
タ列の状態が判断されてこれに対応する復調データが出
力される。
明の磁気記録再生装置の復調方法の原理構成が第1図に
示される。第1図に示すように、本発明は、上位の計算
機からのデータを磁気記録に適した符号化を行って磁気
記憶媒体に記憶する磁気記録再生装置における、磁気記
録媒体より再生した信号から符号化前の上位計算機から
のデータを復調する方法であって、パーセプトロンの学
習段階1では、N個の入力素子とL個の隠れ素子,M個
の出力素子,及びこれらを結ぶ2段のニューロン層から
なるパーセプトロンに、磁気記録媒体からのあらゆるN
個のサンプル値に対応した符号化前のデータを出力する
ような学習が実行される。データ変換段階2では、前記
磁気記録媒体からのシリアルな再生信号が、直列に接続
したデータビット周期と同一、または短い遅延量Tdを
持つN−1個の遅延要素列に入力され、前記再生信号が
遅延量Tdの時間間隔ずつずれたN種類の信号に変換さ
れる。サンプリング段階3では、このN種類の信号に対
して、遅延量TdのN倍のサンプル周期Tsの並列なサ
ンプリングが行われてパラレル信号が得られる。そし
て、データ復調段階4では、得られたN個のサンプル値
が、前記パーセプトロンに入力され、M個の出力素子の
値が閾値と比較され、N個のサンプルから成る入力デー
タ列の状態が判断されてこれに対応する復調データが出
力される。
【0011】前述のパーセプトロンは、最適なニューロ
ン層の重みを磁気記録再生装置の出荷前に学習により記
憶手段に書き込み、稼働時にこの記憶手段から重みデー
タをニューロン層に与えることにより、復調が行われる
ようにする。なお、磁気記録再生装置の復調器は、装置
の稼働時、或いは時間間隔をおいて定期的に、複数の学
習パターンにより複数回ずつ学習を行い、この学習ルー
チンにより求められたニューロン層の重みデータで記憶
手段に記憶されたニューロン層の重みデータを書き換え
る形態でも良い。
ン層の重みを磁気記録再生装置の出荷前に学習により記
憶手段に書き込み、稼働時にこの記憶手段から重みデー
タをニューロン層に与えることにより、復調が行われる
ようにする。なお、磁気記録再生装置の復調器は、装置
の稼働時、或いは時間間隔をおいて定期的に、複数の学
習パターンにより複数回ずつ学習を行い、この学習ルー
チンにより求められたニューロン層の重みデータで記憶
手段に記憶されたニューロン層の重みデータを書き換え
る形態でも良い。
【0012】
【作用】本発明の磁気記録再生装置の復調器によれば、
磁気記録再生装置からの再生信号は、データビット周期
と同一、または短い遅延量Tdを持つN−1個の遅延要
素によって、遅延量Tdの時間間隔ずつずれたN種類の
信号として出力され、この遅延量TdのN倍のサンプル
周期Tsで並列にサンプリングされてニューラルネット
に入力される。ニューラルネットには、予め再生信号の
データ列の状態に応じてこれを上位計算機からのデータ
に変換する学習パターンが記憶されており、ニューラル
ネットでは、入力されたN個のサンプルから成る入力デ
ータ列の状態を判断して、これに対応する復調データが
出力される。この時、複数の学習パターンにより複数回
ずつ学習が行われ、この学習ルーチンにより求められた
ニューロン層の重みデータを使用して復調が行われる。
磁気記録再生装置からの再生信号は、データビット周期
と同一、または短い遅延量Tdを持つN−1個の遅延要
素によって、遅延量Tdの時間間隔ずつずれたN種類の
信号として出力され、この遅延量TdのN倍のサンプル
周期Tsで並列にサンプリングされてニューラルネット
に入力される。ニューラルネットには、予め再生信号の
データ列の状態に応じてこれを上位計算機からのデータ
に変換する学習パターンが記憶されており、ニューラル
ネットでは、入力されたN個のサンプルから成る入力デ
ータ列の状態を判断して、これに対応する復調データが
出力される。この時、複数の学習パターンにより複数回
ずつ学習が行われ、この学習ルーチンにより求められた
ニューロン層の重みデータを使用して復調が行われる。
【0013】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は本発明の磁気記録再生装置の復調器
の一実施例の構成を示すものである。本発明は、磁気記
録媒体からの再生信号から記録データの復調を行う磁気
記録再生装置の復調器であるが、以下には再生信号に正
負のピークが必ず交互に現れる磁気ディスク装置の再生
信号を例にとって以後説明する。なお、磁気ディスク装
置においては、前述のように、上位の計算機から送られ
てくるデータを磁気ディスクに記録する際に、上位の計
算機から送られてくるデータを磁気記録に適するように
並び変える符号化が行われ、その符号化データが磁気デ
ィスクに記録される。そして、磁気ディスクから再生さ
れた再生信号は、直接的には、この符号化されたデータ
に対応するものとする。
に説明する。図2は本発明の磁気記録再生装置の復調器
の一実施例の構成を示すものである。本発明は、磁気記
録媒体からの再生信号から記録データの復調を行う磁気
記録再生装置の復調器であるが、以下には再生信号に正
負のピークが必ず交互に現れる磁気ディスク装置の再生
信号を例にとって以後説明する。なお、磁気ディスク装
置においては、前述のように、上位の計算機から送られ
てくるデータを磁気ディスクに記録する際に、上位の計
算機から送られてくるデータを磁気記録に適するように
並び変える符号化が行われ、その符号化データが磁気デ
ィスクに記録される。そして、磁気ディスクから再生さ
れた再生信号は、直接的には、この符号化されたデータ
に対応するものとする。
【0014】図2には、N個の連続したサンプル値を基
に復調を行う場合を示しており、磁気記録の特徴、およ
び使用する符号等の条件から得られる、N個の連続する
サンプル値が取り得る状態の総数がM個である場合を示
している。図において、21は遅延要素列であり、遅延
時間τ=Td(Td はデータ周期) を持つN−1個の遅延
素子から構成される。この遅延要素列21に入力される
磁気ディスク装置(図示せず)からの再生信号は、互い
に遅延時間Td だけ時間のずれたN−1個の信号に分け
られて遅延要素列21から出力される。
に復調を行う場合を示しており、磁気記録の特徴、およ
び使用する符号等の条件から得られる、N個の連続する
サンプル値が取り得る状態の総数がM個である場合を示
している。図において、21は遅延要素列であり、遅延
時間τ=Td(Td はデータ周期) を持つN−1個の遅延
素子から構成される。この遅延要素列21に入力される
磁気ディスク装置(図示せず)からの再生信号は、互い
に遅延時間Td だけ時間のずれたN−1個の信号に分け
られて遅延要素列21から出力される。
【0015】再生信号と、互いに時間時間Td だけ時間
のずれたN−1個の信号の合計N個の信号はN個のサン
プルとして、N個の入力素子22と、L個の隠れ素子2
3と、M個の出力素子24、及びこれらを結ぶ2段のニ
ューロン層26、27からなるパーセプトロン20に入
力される。パーセプトロン20の出力素子24の数M
は、磁気記録媒体からの再生信号のN個のサンプル値の
取りうるパターンの数である。そして、パーセプトロン
は、以下に説明する学習により、あるデータパターンが
入力素子22に入力された時に、それに対応する出力素
子24に出力信号が出るように、各ニューロン層26、
27の重みが決定される。
のずれたN−1個の信号の合計N個の信号はN個のサン
プルとして、N個の入力素子22と、L個の隠れ素子2
3と、M個の出力素子24、及びこれらを結ぶ2段のニ
ューロン層26、27からなるパーセプトロン20に入
力される。パーセプトロン20の出力素子24の数M
は、磁気記録媒体からの再生信号のN個のサンプル値の
取りうるパターンの数である。そして、パーセプトロン
は、以下に説明する学習により、あるデータパターンが
入力素子22に入力された時に、それに対応する出力素
子24に出力信号が出るように、各ニューロン層26、
27の重みが決定される。
【0016】パーセプトロン20の各ニューロン層2
6、27は、それぞれVij, Wijで表される重みを持
ち、隠れ素子23、及び出力素子24の値Yp Zq は次
の、式のようになる。 Yp =σ(ΣWkp・Xk ) … Zq =σ(ΣVpq・Yp ) … 但し、Σはk=0〜Nまでの和をとり、0≦p≦L, 0
≦q≦Mであるものとする。そして、σ(S)は次式で
定義する。
6、27は、それぞれVij, Wijで表される重みを持
ち、隠れ素子23、及び出力素子24の値Yp Zq は次
の、式のようになる。 Yp =σ(ΣWkp・Xk ) … Zq =σ(ΣVpq・Yp ) … 但し、Σはk=0〜Nまでの和をとり、0≦p≦L, 0
≦q≦Mであるものとする。そして、σ(S)は次式で
定義する。
【0017】 σ(S)=1/(1+exp(−S)) … いま、学習パターンの集合をXとし、パーセプトロンの
出力をh(X)、目標関数をd(X)とすれば、それぞ
れは次のように表される。 h(X)=(h0(X),h1(X),h2(X),…hq (X),…hM (X)) … d(X)=(d0(X),d1(X),d2(X),…dq (X),…dM (X)) … 但し、hq (X) =Zq であり、次の, ´式のよう
に、目標関数dq (X)は、Xの学習パターンのうち、
qの学習パターンについては、"1" を、その他の学習パ
ターンのときは"0" を出力するものとする。
出力をh(X)、目標関数をd(X)とすれば、それぞ
れは次のように表される。 h(X)=(h0(X),h1(X),h2(X),…hq (X),…hM (X)) … d(X)=(d0(X),d1(X),d2(X),…dq (X),…dM (X)) … 但し、hq (X) =Zq であり、次の, ´式のよう
に、目標関数dq (X)は、Xの学習パターンのうち、
qの学習パターンについては、"1" を、その他の学習パ
ターンのときは"0" を出力するものとする。
【0018】 dq (X) = 1(qの学習パターンのとき) … dq (X) = 0(その他の学習パターンのとき) … ´ また、学習パターンXを与えたときの隠れ素子23の状
態をf(X)とし、次の式で表す。 f(X)=(f0(X),f1(X),f2(X),…fp (X),…fL (X)) … 以上をもとに、{h(X)−d(X)}2 が最小になる
ように、隠れ素子23と出力素子24間のニューロン層
27の重みVpq, 及び入力素子22と隠れ素子23間の
ニューロン層26の重みWkpを決定する手順を図3に示
す。
態をf(X)とし、次の式で表す。 f(X)=(f0(X),f1(X),f2(X),…fp (X),…fL (X)) … 以上をもとに、{h(X)−d(X)}2 が最小になる
ように、隠れ素子23と出力素子24間のニューロン層
27の重みVpq, 及び入力素子22と隠れ素子23間の
ニューロン層26の重みWkpを決定する手順を図3に示
す。
【0019】ステップ301 ではニューロン層27の重み
Vpqとニューロン層26の重みWkpとを任意に定める。
次いで、ステップ302 において、式、 Vpq=Vpq−ΔΣδ2q(X) ・fp(X) を用いてp=0,1,2,…,L、q=0,1,2,
…,Mについて隠れ素子23と出力素子24間の重みV
pqを更新し、続いてステップ303 において、式、 Wkp=Wkp−ΔΣδ1p(X) ・X を用いてk=0,1,2,…,N、p=0,1,2,
…,Lについて隠れ素子23と入力素子22間の重みW
kpを更新する。ただし、上式において、δ1p(X) とδ2q
(X) は次式, で表され、Σはq=0〜Mの和をとる
ものとする。
Vpqとニューロン層26の重みWkpとを任意に定める。
次いで、ステップ302 において、式、 Vpq=Vpq−ΔΣδ2q(X) ・fp(X) を用いてp=0,1,2,…,L、q=0,1,2,
…,Mについて隠れ素子23と出力素子24間の重みV
pqを更新し、続いてステップ303 において、式、 Wkp=Wkp−ΔΣδ1p(X) ・X を用いてk=0,1,2,…,N、p=0,1,2,
…,Lについて隠れ素子23と入力素子22間の重みW
kpを更新する。ただし、上式において、δ1p(X) とδ2q
(X) は次式, で表され、Σはq=0〜Mの和をとる
ものとする。
【0020】 δ1p(X) ={Σδ2q(X) ・Vpq}・fp(X) ・(1−fp(X)) … δ2q(X) ={hq(X)−dq(X)}hq(X)・(1−hq(X)) … 続くステップ304 では誤差{h(X)−d(X)}2 が
十分小さいか否かが判定され、小さくない時(NO)はステ
ップ302 に戻ってステップ302, 303を繰り返し、十分小
さい時(YES)はステップ305 にてこのルーチンを終了す
る。
十分小さいか否かが判定され、小さくない時(NO)はステ
ップ302 に戻ってステップ302, 303を繰り返し、十分小
さい時(YES)はステップ305 にてこのルーチンを終了す
る。
【0021】このようにして、以上の実施例ではN個の
サンプル値のあるパターンがパーセプトロン20に入力
された時に、そのパターンに1対1に対応した出力素子
24に出力が出るようにニューロン層26とニューロン
層27の最適な重みWkpとVpqを学習によって求める。
最適なニューロン層26,27の重みWkpとVpqは磁気
記録再生装置の出荷前に学習により決定してROMに記
憶させておき、稼働時にこのROMから重みデータをニ
ューロン層26,27にそれぞれ与えるようにする。
サンプル値のあるパターンがパーセプトロン20に入力
された時に、そのパターンに1対1に対応した出力素子
24に出力が出るようにニューロン層26とニューロン
層27の最適な重みWkpとVpqを学習によって求める。
最適なニューロン層26,27の重みWkpとVpqは磁気
記録再生装置の出荷前に学習により決定してROMに記
憶させておき、稼働時にこのROMから重みデータをニ
ューロン層26,27にそれぞれ与えるようにする。
【0022】前述のニューロン層26とニューロン層2
7に与える学習パターンは、磁気ディスクの磁化状態に
応じて再生されたデータから、一挙に上位の計算機から
のデータを復号するようにする。この学習について図4
を用いて説明する。例えば、上位の計算機から与えられ
るデータが“101011”であったとし、このデータ
が、符号機41によって磁気記録に適したデータ“10
0101”に変換されて磁気ディスク42に記録された
とする。この場合、磁気ディスク42からのヘッド43
による再生信号は波形44で示されるような形となる。
従来はこの波形44を復調して磁気記録に適したデータ
“100101”を求め、これを復号器45を用いて上
位の計算機から与えられるシリアルデータのパラレル変
換データ“101011”を得ていたが、本発明では、
この波形44に対して、ニューロン層26とニューロン
層27に与える学習パターンにより、磁気記録に適した
データ“100101”を求めることなく、一挙に上位
の計算機から与えられるシリアルデータのパラレル変換
データ“101011”を求めるようにしている。
7に与える学習パターンは、磁気ディスクの磁化状態に
応じて再生されたデータから、一挙に上位の計算機から
のデータを復号するようにする。この学習について図4
を用いて説明する。例えば、上位の計算機から与えられ
るデータが“101011”であったとし、このデータ
が、符号機41によって磁気記録に適したデータ“10
0101”に変換されて磁気ディスク42に記録された
とする。この場合、磁気ディスク42からのヘッド43
による再生信号は波形44で示されるような形となる。
従来はこの波形44を復調して磁気記録に適したデータ
“100101”を求め、これを復号器45を用いて上
位の計算機から与えられるシリアルデータのパラレル変
換データ“101011”を得ていたが、本発明では、
この波形44に対して、ニューロン層26とニューロン
層27に与える学習パターンにより、磁気記録に適した
データ“100101”を求めることなく、一挙に上位
の計算機から与えられるシリアルデータのパラレル変換
データ“101011”を求めるようにしている。
【0023】このように、パーセプトロン20の出力素
子24から入力データパターンに1対1に対応する上位
の計算機から与えられるシリアルデータのパラレル変換
データの出力が出るので、出力素子24にはパラレル−
シリアル変換回路25を接続しておけば、復号器を用い
ることなく上位の計算機から与えられたシリアルデータ
を復調データとして得ることができる。
子24から入力データパターンに1対1に対応する上位
の計算機から与えられるシリアルデータのパラレル変換
データの出力が出るので、出力素子24にはパラレル−
シリアル変換回路25を接続しておけば、復号器を用い
ることなく上位の計算機から与えられたシリアルデータ
を復調データとして得ることができる。
【0024】なお、パーセプトロン20のニューロン層
26,27の重みWkpとVpqの学習による決定は、磁気
記録再生装置の出荷前に行うのみでなく、装置の稼働
時、或いは時間間隔をおいて定期的に、複数の学習パタ
ーンにより複数回ずつ学習を行い、この学習ルーチンに
より求められたニューロン層の重みデータでRAM等に
記憶されたニューロン層の重みデータを書き換えるよう
にしても良い。
26,27の重みWkpとVpqの学習による決定は、磁気
記録再生装置の出荷前に行うのみでなく、装置の稼働
時、或いは時間間隔をおいて定期的に、複数の学習パタ
ーンにより複数回ずつ学習を行い、この学習ルーチンに
より求められたニューロン層の重みデータでRAM等に
記憶されたニューロン層の重みデータを書き換えるよう
にしても良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば磁
気記録媒体からの再生信号が、高密度記録により分解能
が低下したり、ノイズにより信号が劣化しても、データ
の復調が復号器を用いることなく可能であり,磁気ディ
スク装置の信頼性向上に寄与するところが大きい。
気記録媒体からの再生信号が、高密度記録により分解能
が低下したり、ノイズにより信号が劣化しても、データ
の復調が復号器を用いることなく可能であり,磁気ディ
スク装置の信頼性向上に寄与するところが大きい。
【図1】本発明の磁気記録再生装置の復調方法を示す原
理構成図である。
理構成図である。
【図2】本発明の磁気記録再生装置の復調方法に使用す
るニューラル・ネットの一実施例の構成を示す構成図で
ある。
るニューラル・ネットの一実施例の構成を示す構成図で
ある。
【図3】図2の磁気記録再生装置の復調器の動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】本発明のニューラル・ネットの動作を説明する
説明図である。
説明図である。
【図5】従来の磁気ディスク装置の復調回路図である。
【図6】従来の図6の回路の各部の動作波形を示す波形
図である。
図である。
20…パーセプトロン 21…遅延要素列 22…入力素子 23…隠れ素子 24…出力素子 25…パラレル−シリアル変換回路 26…ニューロン層 27…ニューロン層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 武典 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 上位の計算機からのデータを磁気記録に
適した符号化を行って磁気記憶媒体に記憶する磁気記録
再生装置において、磁気記録媒体より再生した信号から
符号化前の上位計算機からのデータを復調する方法であ
って、 N個の入力素子とL個の隠れ素子,M個の出力素子,及
びこれらを結ぶ2段のニューロン層からなるパーセプト
ロンに、磁気記録媒体からのあらゆるN個のサンプル値
に対応した符号化前のデータを出力するように学習させ
るパーセプトロンの学習段階(1) と、 前記磁気記録媒体からのシリアルな再生信号を、直列に
接続したデータビット周期と同一、または短い遅延量T
dを持つN−1個の遅延要素列に入力し、前記再生信号
を遅延量Tdの時間間隔ずつずれたN種類の信号に変換
するデータ変換段階(2) と、 このN種類の信号を遅延量TdのN倍のサンプル周期T
sで並列にサンプリングしてパラレル信号を得るサンプ
リング段階(3) と、 得られたN個のサンプル値を、前記パーセプトロンに入
力し,M個の出力素子の値を閾値と比較し,N個のサン
プルから成る入力データ列の状態を判断して,これに対
応する復調データを出力するデータ復調段階(4) と、 を備えることを特徴とする磁気記録再生装置の復調方
法。 - 【請求項2】 前記パーセプトロンの出力素子の数Mが
入力素子の数Nと等しく設定されており、入力素子に入
力したサンプル値と1対1に対応する出力がこの出力素
子が出力され、このN個の復調データ列が前記サンプル
周期Tsでパラレル─シリアル変換されて出力されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置の復
調方法。 - 【請求項3】 前記パーセプトロンの出力素子の数M
が、入力素子の数Nを使用する符号のコードレート数C
r 倍した数だけあり、再生信号の復調と復号が同時に行
われ、これがパラレル─シリアル変換されて出力される
ことを特徴とする第1項記載の復調方法。 - 【請求項4】 最適なニューロン層の重みを磁気記録再
生装置の出荷前に学習により記憶手段に書き込み、稼働
時にこの記憶手段から重みデータを前記ニューロン層に
与えることにより、復調を行うことを特徴とする請求項
1から3のいずれか1項に記載の磁気記録再生装置の復
調方法。 - 【請求項5】 装置の稼働時、或いは時間間隔をおいて
定期的に、複数の学習パターンにより複数回ずつ学習を
行い、この学習ルーチンにより求められたニューロン層
の重みデータで記憶手段に記憶されたニューロン層の重
みデータを書き換えることを特徴とする請求項1から4
の何れか1項に記載の磁気記録再生装置の復調方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3222931A JPH0562365A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 磁気記録再生装置の復調方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3222931A JPH0562365A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 磁気記録再生装置の復調方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0562365A true JPH0562365A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16790115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3222931A Withdrawn JPH0562365A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 磁気記録再生装置の復調方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0562365A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0752702A1 (en) * | 1995-07-07 | 1997-01-08 | Hewlett-Packard Company | Artificial neural network read channel |
| US6335913B1 (en) | 1998-03-20 | 2002-01-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Disk memory device and disk read-out signal processor |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP3222931A patent/JPH0562365A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0752702A1 (en) * | 1995-07-07 | 1997-01-08 | Hewlett-Packard Company | Artificial neural network read channel |
| US6335913B1 (en) | 1998-03-20 | 2002-01-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Disk memory device and disk read-out signal processor |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |