JPH056265A - デジタル乗算回路 - Google Patents
デジタル乗算回路Info
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- JPH056265A JPH056265A JP3183263A JP18326391A JPH056265A JP H056265 A JPH056265 A JP H056265A JP 3183263 A JP3183263 A JP 3183263A JP 18326391 A JP18326391 A JP 18326391A JP H056265 A JPH056265 A JP H056265A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 用いられているCMOS型デジタル乗算器の
演算中の消費電流の低減を図り、よってデジタル乗算回
路全体での消費電力量をも低減する。 【構成】 ゼロ判別手段10は、乗数Xと被乗数Yとの
少なくとも一方の値がゼロであることを判別する。タイ
ミング手段12は、前記ゼロ判別手段10でゼロである
と判別された場合には、CMOS型デジタル乗算器20
での演算を停止させる。乗算結果ゼロ手段14は、前記
ゼロ判別手段でゼロであると判別された場合には、乗算
結果を強制的にゼロにする。従って、乗数Xと被乗数Y
との少なくとも一方の値がゼロである場合には、消費電
力の大きいCMOS型デジタル演算器20での演算を行
わないようにする。これにより、デジタル乗算回路全体
の消費電力量の低減を図る。
演算中の消費電流の低減を図り、よってデジタル乗算回
路全体での消費電力量をも低減する。 【構成】 ゼロ判別手段10は、乗数Xと被乗数Yとの
少なくとも一方の値がゼロであることを判別する。タイ
ミング手段12は、前記ゼロ判別手段10でゼロである
と判別された場合には、CMOS型デジタル乗算器20
での演算を停止させる。乗算結果ゼロ手段14は、前記
ゼロ判別手段でゼロであると判別された場合には、乗算
結果を強制的にゼロにする。従って、乗数Xと被乗数Y
との少なくとも一方の値がゼロである場合には、消費電
力の大きいCMOS型デジタル演算器20での演算を行
わないようにする。これにより、デジタル乗算回路全体
の消費電力量の低減を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2進数の乗数と2進数
の被乗数とを入力し、これら乗数と被乗数との乗算結果
を出力するCMOS型デジタル乗算器を用いたデジタル
乗算回路に係り、特に、消費電力量の低減が可能なデジ
タル乗算回路に関する。
の被乗数とを入力し、これら乗数と被乗数との乗算結果
を出力するCMOS型デジタル乗算器を用いたデジタル
乗算回路に係り、特に、消費電力量の低減が可能なデジ
タル乗算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、2進数の乗数と2進数の被乗数と
を入力し、これら乗数と被乗数との乗算結果を出力する
デジタル乗算器として、直並列型乗算器や、並列型乗算
器が知られている。
を入力し、これら乗数と被乗数との乗算結果を出力する
デジタル乗算器として、直並列型乗算器や、並列型乗算
器が知られている。
【0003】この直並列型乗算器には、例えば、被乗数
のビット数分の全加算器を用い、乗数を1ビットずつ入
力して、乗算結果を順次加算しシフトしていくものがあ
る。又、この直並列型乗算器には、被乗数のビット数分
の全加算器を用い、シフトレジスタで乗数をシフトしな
がら1ビットずつ入力して乗算し、この際の乗算結果を
順次加算することにより、最終的な乗算結果を得るとい
うものもある。
のビット数分の全加算器を用い、乗数を1ビットずつ入
力して、乗算結果を順次加算しシフトしていくものがあ
る。又、この直並列型乗算器には、被乗数のビット数分
の全加算器を用い、シフトレジスタで乗数をシフトしな
がら1ビットずつ入力して乗算し、この際の乗算結果を
順次加算することにより、最終的な乗算結果を得るとい
うものもある。
【0004】前記並列型乗算器には、例えば、部分積を
求めるAND回路と、部分和を求める全加算器とでなる
並列乗算器単位回路をアレー状に並べて構成したものが
ある。
求めるAND回路と、部分和を求める全加算器とでなる
並列乗算器単位回路をアレー状に並べて構成したものが
ある。
【0005】このようなデジタル乗算器は、多くのゲー
ト回路を用いて構成されるものである。
ト回路を用いて構成されるものである。
【0006】特に、乗数のビット数や被乗数のビット数
が増加すると、用いられるゲート数は非常に多くなり、
デジタル乗算器やデジタル乗算器を用いたデジタル乗算
回路全体の消費電力を増加させてしまう。
が増加すると、用いられるゲート数は非常に多くなり、
デジタル乗算器やデジタル乗算器を用いたデジタル乗算
回路全体の消費電力を増加させてしまう。
【0007】近年、このようなデジタル乗算回路の消費
電力を低減するため、CMOS(complementary metal-
oxide-semiconductor )プロセス技術を用いたCMOS
型デジタル乗算器が開発されている。
電力を低減するため、CMOS(complementary metal-
oxide-semiconductor )プロセス技術を用いたCMOS
型デジタル乗算器が開発されている。
【0008】このCMOS型デジタル乗算器は、演算を
行っていないときの消費電力はほとんどゼロとなる。
行っていないときの消費電力はほとんどゼロとなる。
【0009】図11は、従来の、CMOS型デジタル乗
算器を用いたデジタル乗算回路の論理回路図である。
算器を用いたデジタル乗算回路の論理回路図である。
【0010】この図11において、CMOS型乗算器2
0は、4ビットの2進数の乗数Xと4ビットの2進数の
被乗数Yとの乗算を行う、並列型乗算器である。
0は、4ビットの2進数の乗数Xと4ビットの2進数の
被乗数Yとの乗算を行う、並列型乗算器である。
【0011】この図11に示されるデジタル乗算回路に
おいては、前記CMOS型乗算器20での演算中に、乗
数X(X0〜X3)を保持するD型フリップフロップF
X0〜FX3と、被乗数Y(Y0〜Y3)を保持するD
型フリップフロップFY0〜FY3とが用いられてい
る。
おいては、前記CMOS型乗算器20での演算中に、乗
数X(X0〜X3)を保持するD型フリップフロップF
X0〜FX3と、被乗数Y(Y0〜Y3)を保持するD
型フリップフロップFY0〜FY3とが用いられてい
る。
【0012】又、前記CMOS型乗算器20からの乗算
結果z (z 0〜z 7)は、D型フリップフロップFZ0
〜FZ7で、次の乗算結果z (z 0〜z 7)の出力まで
保持されている。
結果z (z 0〜z 7)は、D型フリップフロップFZ0
〜FZ7で、次の乗算結果z (z 0〜z 7)の出力まで
保持されている。
【0013】前記D型フリップフロップFX0〜FX3
は、クロックCKのポジティブエッジ(L状態からH状
態への立上り)で、それぞれ乗数X0〜X3を保持し、
それぞれ乗数x 0〜x 3を前記CMOS型乗算器20へ
出力する。
は、クロックCKのポジティブエッジ(L状態からH状
態への立上り)で、それぞれ乗数X0〜X3を保持し、
それぞれ乗数x 0〜x 3を前記CMOS型乗算器20へ
出力する。
【0014】前記D型フリップフロップFY0〜FY3
は、クロックCKのポジティブエッジで、それぞれ被乗
数Y0〜Y3を保持し、それぞれ被乗数y 0〜y 3を前
記CMOS型乗算器20へ出力する。
は、クロックCKのポジティブエッジで、それぞれ被乗
数Y0〜Y3を保持し、それぞれ被乗数y 0〜y 3を前
記CMOS型乗算器20へ出力する。
【0015】前記D型フリップフロップFZ0〜FZ7
は、クロックCKのポジティブエッジでそれぞれ前記C
MOS型乗算器から出力される乗算結果z 0〜z 7を保
持し、最終的な演算結果として、それぞれ乗算結果Z0
〜Z7を出力する。
は、クロックCKのポジティブエッジでそれぞれ前記C
MOS型乗算器から出力される乗算結果z 0〜z 7を保
持し、最終的な演算結果として、それぞれ乗算結果Z0
〜Z7を出力する。
【0016】図12は、従来の前述のデジタル乗算回路
のタイムチャートである。
のタイムチャートである。
【0017】この図12においては、図11を用いて前
述した、クロックCKと、乗数X(X0〜X3)と、被
乗数Y(Y0〜Y3)と、乗数x (x 0〜x 3)と、被
乗数y (y 0〜y 3)と、乗算結果z (z 0〜z 7)
と、乗算結果Z(Z0〜Z7)と、CMOS型乗算器2
0の消費電流(絶対値)との、相互のタイミング関係が
示されている。
述した、クロックCKと、乗数X(X0〜X3)と、被
乗数Y(Y0〜Y3)と、乗数x (x 0〜x 3)と、被
乗数y (y 0〜y 3)と、乗算結果z (z 0〜z 7)
と、乗算結果Z(Z0〜Z7)と、CMOS型乗算器2
0の消費電流(絶対値)との、相互のタイミング関係が
示されている。
【0018】この図7において、クロックCKの第n −
1番目のパルスのポジティブエッジで、乗数X0〜X3
は、それぞれD型フリップフロップFX0〜FX3で保
持される。
1番目のパルスのポジティブエッジで、乗数X0〜X3
は、それぞれD型フリップフロップFX0〜FX3で保
持される。
【0019】このとき、被乗数Y0〜Y3も、D型フリ
ップフロップFY0〜FY3で保持される。
ップフロップFY0〜FY3で保持される。
【0020】この後、クロックCKの第n −1番目のパ
ルスのネガティブエッジ(H状態からL状態への立下
り)までに、D型フリップフロップFX0〜FX3の出
力は、それぞれ、第n −1番目の乗数X0〜X3に従っ
た、第n −1番目の乗数x 0〜x 3を出力する。
ルスのネガティブエッジ(H状態からL状態への立下
り)までに、D型フリップフロップFX0〜FX3の出
力は、それぞれ、第n −1番目の乗数X0〜X3に従っ
た、第n −1番目の乗数x 0〜x 3を出力する。
【0021】又、このとき、D型フリップフロップFY
0〜FY3は、それぞそれ前記第n−1番目の被乗数Y
0〜Y3に従って、第n −1番目の被乗数y 0〜y 3を
出力する。
0〜FY3は、それぞそれ前記第n−1番目の被乗数Y
0〜Y3に従って、第n −1番目の被乗数y 0〜y 3を
出力する。
【0022】保持されたビットデータに従って、D型フ
リップフロップFX0〜FX3、FY0〜FY3の出力
が変化すると、これに従ってCMOS型乗算器20の出
力は変化する。
リップフロップFX0〜FX3、FY0〜FY3の出力
が変化すると、これに従ってCMOS型乗算器20の出
力は変化する。
【0023】クロックCKの第n 番目のパルスのポジテ
ィブエッジまでに、該CMOS型乗算器20の第n −1
番目の乗算結果z 0〜z 7の出力が確定する。
ィブエッジまでに、該CMOS型乗算器20の第n −1
番目の乗算結果z 0〜z 7の出力が確定する。
【0024】又、このクロックCKの第n 番目のパルス
のポジティブエッジには、D型フリップフロップFZ0
〜FZ7は、それぞれ乗算結果z 0〜z 7を保持し、こ
の後、それぞれ乗算結果Z0〜Z7を出力する。
のポジティブエッジには、D型フリップフロップFZ0
〜FZ7は、それぞれ乗算結果z 0〜z 7を保持し、こ
の後、それぞれ乗算結果Z0〜Z7を出力する。
【0025】なお、この図12の最下段に示されるとお
り、CMOS型デジタル乗算器20の消費電流は、乗算
結果z 0〜z 7が確定しているクロックCKのポジティ
ブエッジ近傍ではほぼゼロである。
り、CMOS型デジタル乗算器20の消費電流は、乗算
結果z 0〜z 7が確定しているクロックCKのポジティ
ブエッジ近傍ではほぼゼロである。
【0026】このように、デジタル乗算回路のデジタル
乗算器をCMOSプロセス技術を用いたCMOS型デジ
タル乗算器とすることにより、消費電力量の低減を図る
ことができる。
乗算器をCMOSプロセス技術を用いたCMOS型デジ
タル乗算器とすることにより、消費電力量の低減を図る
ことができる。
【0027】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前述の
ようにCMOSプロセス技術を用いてデジタル乗算器を
構成するようにしても、入力された乗数と被乗数とに従
った乗算の演算中の消費電力を大きく削減することはで
きない。
ようにCMOSプロセス技術を用いてデジタル乗算器を
構成するようにしても、入力された乗数と被乗数とに従
った乗算の演算中の消費電力を大きく削減することはで
きない。
【0028】例えば、図12において、最下段に示され
るとおり、CMOS型デジタル乗算器20の消費電流
は、入力される乗数x 0〜x 3及び被乗数y 0〜y 3に
従った演算が行われているクロックCKのネガティブエ
ッジの近傍ではピークとなってしまっている。
るとおり、CMOS型デジタル乗算器20の消費電流
は、入力される乗数x 0〜x 3及び被乗数y 0〜y 3に
従った演算が行われているクロックCKのネガティブエ
ッジの近傍ではピークとなってしまっている。
【0029】図2は、CMOS型デジタル乗算器を構成
しているCMOS型ゲートの一例、即ちCMOS型イン
バータゲートの回路図である。
しているCMOS型ゲートの一例、即ちCMOS型イン
バータゲートの回路図である。
【0030】この図2において、CMOS型インバータ
ゲートは、PチャネルMOSトランジスタTPと、Nチ
ャネルMOSトランジスタTNとで構成されている。
ゲートは、PチャネルMOSトランジスタTPと、Nチ
ャネルMOSトランジスタTNとで構成されている。
【0031】この図2において、入力部分Aには入力信
号電圧Vi が印加されている。又、出力部分Bからは出
力信号電圧Vo が出力される。
号電圧Vi が印加されている。又、出力部分Bからは出
力信号電圧Vo が出力される。
【0032】入力信号電圧Vi がL状態、即ち0Vとな
ると、PチャネルMOSトランジスタTPはオン状態と
なり、NチャネルMOSトランジスタTNはオフ状態と
なる。
ると、PチャネルMOSトランジスタTPはオン状態と
なり、NチャネルMOSトランジスタTNはオフ状態と
なる。
【0033】従って、このときの出力信号電圧Vo は、
H状態、即ち電源電圧VDDとなり、静電容量Cには電
荷が充電される。
H状態、即ち電源電圧VDDとなり、静電容量Cには電
荷が充電される。
【0034】一方、入力信号電圧Vi がH状態、即ち電
源電圧VDDとなると、PチャネルMOSトランジスタ
TPはオフ状態となり、NチャネルMOSトランジスタ
TNはオン状態となる。
源電圧VDDとなると、PチャネルMOSトランジスタ
TPはオフ状態となり、NチャネルMOSトランジスタ
TNはオン状態となる。
【0035】従って、このときの出力信号電圧Vo は、
ほぼ0Vとなり、静電容量Cに蓄えられていた電荷が放
電される。
ほぼ0Vとなり、静電容量Cに蓄えられていた電荷が放
電される。
【0036】なお、符号I1は電源側トランジスタ、即
ちPチャネルMOSトランジスタTPに流れる電流であ
る。符号I2は、グランド側トランジスタ、即ちNチャ
ネルMOSトランジスタTNに流れる電流である。符号
Iは、出力部分Bから静電容量Cへ流れる出力電流であ
る。
ちPチャネルMOSトランジスタTPに流れる電流であ
る。符号I2は、グランド側トランジスタ、即ちNチャ
ネルMOSトランジスタTNに流れる電流である。符号
Iは、出力部分Bから静電容量Cへ流れる出力電流であ
る。
【0037】なお、静電容量Cは、インバータゲートの
出力部分Bの負荷となる、配線容量と次段ゲート入力容
量との和である静電容量である。
出力部分Bの負荷となる、配線容量と次段ゲート入力容
量との和である静電容量である。
【0038】図3は、図2で前述したCMOS型インバ
ータゲートの、経過時間に従った各部の電圧と電流のグ
ラフである。
ータゲートの、経過時間に従った各部の電圧と電流のグ
ラフである。
【0039】この図3のグラフでは、図2で前述した、
入力信号電圧Vi と、出力信号電圧Vo と、電源側トラ
ンジスタ電流I1と、グランド側トランジスタ電流I2
と、出力電流Iの経過時間に従ったグラフが示されてい
る。
入力信号電圧Vi と、出力信号電圧Vo と、電源側トラ
ンジスタ電流I1と、グランド側トランジスタ電流I2
と、出力電流Iの経過時間に従ったグラフが示されてい
る。
【0040】この図3において、入力信号電圧Vi のポ
ジティブエッジの直後には、グランド側トランジスタ電
流I2には、静電容量CからNチャネルMOSトランジ
スタTNに流れ込む放電電流idが発生している。
ジティブエッジの直後には、グランド側トランジスタ電
流I2には、静電容量CからNチャネルMOSトランジ
スタTNに流れ込む放電電流idが発生している。
【0041】この放電電流idは、出力信号電圧Vo が電
源電圧VDDから0Vになるために、静電容量Cに蓄え
られていた電荷がNチャネルMOSトランジスタTNに
流れ込むための電流である。
源電圧VDDから0Vになるために、静電容量Cに蓄え
られていた電荷がNチャネルMOSトランジスタTNに
流れ込むための電流である。
【0042】又、この入力信号電圧Vi のポジティブエ
ッジの直後には、電源側トランジスタ電流I1として、
貫通電流ikが流れる。
ッジの直後には、電源側トランジスタ電流I1として、
貫通電流ikが流れる。
【0043】この貫通電流ikは、入力信号電圧Vi のポ
ジティブエッジの直後の短時間に生じてしまう、Pチャ
ネルMOSトランジスタTPとNチャネルMOSトラン
ジスタTNとが共にオン状態となってしまうことによる
電流である。
ジティブエッジの直後の短時間に生じてしまう、Pチャ
ネルMOSトランジスタTPとNチャネルMOSトラン
ジスタTNとが共にオン状態となってしまうことによる
電流である。
【0044】一方、入力信号電圧Vi のネガティブエッ
ジでは、電源側トランジスタ電流I1として、充電電流
icが流れる。
ジでは、電源側トランジスタ電流I1として、充電電流
icが流れる。
【0045】この充電電流icは、出力信号電圧Vo が0
Vから電源電圧VDDに変化するために、PチャネルM
OSトランジスタTPから静電容量Cへの充電電流が生
じるための電流である。
Vから電源電圧VDDに変化するために、PチャネルM
OSトランジスタTPから静電容量Cへの充電電流が生
じるための電流である。
【0046】又、この入力信号電圧Vi のネガティブエ
ッジでは、グランド側トランジスタ電流I2として、貫
通電流ikが流れる。
ッジでは、グランド側トランジスタ電流I2として、貫
通電流ikが流れる。
【0047】この貫通電流ikは、入力信号電圧Vi のネ
ガティブエッジの直後の短時間に、PチャネルMOSト
ランジスタTPとNチャネルMOSトランジスタTNと
が共にオン状態となってしまうことにより生じる電流で
ある。
ガティブエッジの直後の短時間に、PチャネルMOSト
ランジスタTPとNチャネルMOSトランジスタTNと
が共にオン状態となってしまうことにより生じる電流で
ある。
【0048】なお、出力部分Bから静電容量Cへと流れ
る出力電流Iは、前記電源側トランジスタ電流I1と前
記グランド側トランジスタ電流I2との和となる。
る出力電流Iは、前記電源側トランジスタ電流I1と前
記グランド側トランジスタ電流I2との和となる。
【0049】又、この出力電流Iは、入力信号電圧Vi
のポジティブエッジの直後でマイナスのピークとなり、
入力信号電圧Vi のネガティブエッジの直後でプラスの
ピークとなる。
のポジティブエッジの直後でマイナスのピークとなり、
入力信号電圧Vi のネガティブエッジの直後でプラスの
ピークとなる。
【0050】以上説明した通り、CMOS型インバータ
ゲート等、CMOS型ゲートは、出力が変化するとき
に、消費電流がピークとなる。
ゲート等、CMOS型ゲートは、出力が変化するとき
に、消費電流がピークとなる。
【0051】従って、このようなCMOS型ゲートを用
いたCMOS型乗算器は、演算中に消費電流を発生し、
定常状態では消費電流はほぼゼロとなる。
いたCMOS型乗算器は、演算中に消費電流を発生し、
定常状態では消費電流はほぼゼロとなる。
【0052】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、2進数の乗数と2進数の被乗数とを
入力し、これら乗数と被乗数との乗算結果を出力するC
MOS型デジタル乗算器を用いたデジタル乗算回路にお
いて、前記乗数と前記被乗数とに従った乗算の演算中の
CMOS型デジタル乗算器の消費電流の低減を図り、よ
って、当該デジタル演算回路全体での消費電力量を低減
することが可能な、デジタル乗算回路を提供することを
目的とする。
くなされたもので、2進数の乗数と2進数の被乗数とを
入力し、これら乗数と被乗数との乗算結果を出力するC
MOS型デジタル乗算器を用いたデジタル乗算回路にお
いて、前記乗数と前記被乗数とに従った乗算の演算中の
CMOS型デジタル乗算器の消費電流の低減を図り、よ
って、当該デジタル演算回路全体での消費電力量を低減
することが可能な、デジタル乗算回路を提供することを
目的とする。
【0053】
【課題を達成するための手段】本発明は、2進数の乗数
と2進数の被乗数とを入力し、これら乗数と被乗数との
乗算結果を出力するCMOS型デジタル乗算器を用いた
デジタル乗算回路において、前記乗数と前記被乗数との
少なくとも一方の値がゼロであることを判別するゼロ判
別手段と、該ゼロ判別手段でゼロであると判別された場
合には、乗算結果を強制的にゼロにする乗算結果ゼロ手
段と、前記ゼロ判別手段でゼロであると判別された場合
には、前記CMOS型デジタル乗算器での演算を停止さ
せるタイミング手段とを備えたことにより、前記課題を
達成したものである。
と2進数の被乗数とを入力し、これら乗数と被乗数との
乗算結果を出力するCMOS型デジタル乗算器を用いた
デジタル乗算回路において、前記乗数と前記被乗数との
少なくとも一方の値がゼロであることを判別するゼロ判
別手段と、該ゼロ判別手段でゼロであると判別された場
合には、乗算結果を強制的にゼロにする乗算結果ゼロ手
段と、前記ゼロ判別手段でゼロであると判別された場合
には、前記CMOS型デジタル乗算器での演算を停止さ
せるタイミング手段とを備えたことにより、前記課題を
達成したものである。
【0054】
【作用】本発明は、図2及び図3を用いて前述した、C
MOS型デジタル乗算器を構成するCMOS型ゲートの
消費電流に関する特性に着目してなされたものである。
MOS型デジタル乗算器を構成するCMOS型ゲートの
消費電流に関する特性に着目してなされたものである。
【0055】又、発明は、乗算という演算の性質を分析
してなされたものである。
してなされたものである。
【0056】即ち、乗数と被乗数との乗算においては、
乗数あるいは被乗数の少なくとも一方の値がゼロである
場合には、演算をするまでもなく、乗算結果がゼロとな
ることを見出してなされたものである。
乗数あるいは被乗数の少なくとも一方の値がゼロである
場合には、演算をするまでもなく、乗算結果がゼロとな
ることを見出してなされたものである。
【0057】図1は、本発明の要旨を示すブロック図で
ある。
ある。
【0058】この図1において、CMOS型デジタル演
算器20は、乗数Xと被乗数Yとの乗算の演算を行っ
て、乗算結果Zを出力するものである。
算器20は、乗数Xと被乗数Yとの乗算の演算を行っ
て、乗算結果Zを出力するものである。
【0059】ゼロ判別手段10は、乗数Xと被乗数Yと
の少なくとも一方の値がゼロであることを判別する。
の少なくとも一方の値がゼロであることを判別する。
【0060】タイミング手段12は、前記ゼロ判別手段
でゼロであると判別された場合には、前記CMOS型デ
ジタル乗算器での演算を停止させる。
でゼロであると判別された場合には、前記CMOS型デ
ジタル乗算器での演算を停止させる。
【0061】乗算結果ゼロ手段14は、前記ゼロ判別手
段でゼロであると判別された場合には、乗算結果Zを強
制的にゼロにする。
段でゼロであると判別された場合には、乗算結果Zを強
制的にゼロにする。
【0062】これは、乗数X又は被乗数Yの少なくとも
一方の値がゼロである場合には、CMOS型デジタル乗
算器20で演算を行うまでもなく、乗算結果Zの値
“0”を得ることができるからである。
一方の値がゼロである場合には、CMOS型デジタル乗
算器20で演算を行うまでもなく、乗算結果Zの値
“0”を得ることができるからである。
【0063】本発明においては、新たに、前記ゼロ判別
手段10と、タイミング手段12と、乗算結果ゼロ手段
14とを備えなければならない。
手段10と、タイミング手段12と、乗算結果ゼロ手段
14とを備えなければならない。
【0064】しかしながら、これら新たに備えなければ
ならない構成に用いられるゲート数は、CMOS型デジ
タル乗算器20に用いられるゲート数に比べ、はるかに
少ない。
ならない構成に用いられるゲート数は、CMOS型デジ
タル乗算器20に用いられるゲート数に比べ、はるかに
少ない。
【0065】従って、本発明でこのような新しい構成を
備えたとしても、これによる消費電流の増加や、集積度
の低下等の問題は極めて小さい。
備えたとしても、これによる消費電流の増加や、集積度
の低下等の問題は極めて小さい。
【0066】一方、本発明によれば、乗数Xと被乗数Y
との少なくとも一方の値がゼロである場合には、非常に
多くのCMOS型ゲートが用いられているCMOS型デ
ジタル乗算器20の演算が行われないために、消費電流
を削減することができる。
との少なくとも一方の値がゼロである場合には、非常に
多くのCMOS型ゲートが用いられているCMOS型デ
ジタル乗算器20の演算が行われないために、消費電流
を削減することができる。
【0067】特に、乗数と被乗数との少なくとも一方の
値がゼロである場合が比較的頻繁な分野で、本発明を適
用したデジタル乗算回路を多数用いた場合には、該電子
回路全体の消費電力量を効果的に低減することができ
る。
値がゼロである場合が比較的頻繁な分野で、本発明を適
用したデジタル乗算回路を多数用いた場合には、該電子
回路全体の消費電力量を効果的に低減することができ
る。
【0068】なお、本発明のゼロ判別手段は、乗数Xの
値がゼロであることのみを判別するものであってもよ
く、あるいは被乗数Yの値がゼロであることのみを判別
するものであってもよい。このようなゼロ判別手段を用
いたデジタル乗算回路であっても、デジタル乗算回路の
利用分野によっては、効果的に消費電力量を軽減できる
からである。即ち、乗数Xの値のみがゼロとなる頻度の
高い場合や、被乗数Yの値のみがゼロとなる頻度が高い
場合等は、このようなゼロ判別手段でも、本発明の作用
及び効果を察知することができる。
値がゼロであることのみを判別するものであってもよ
く、あるいは被乗数Yの値がゼロであることのみを判別
するものであってもよい。このようなゼロ判別手段を用
いたデジタル乗算回路であっても、デジタル乗算回路の
利用分野によっては、効果的に消費電力量を軽減できる
からである。即ち、乗数Xの値のみがゼロとなる頻度の
高い場合や、被乗数Yの値のみがゼロとなる頻度が高い
場合等は、このようなゼロ判別手段でも、本発明の作用
及び効果を察知することができる。
【0069】なお、本発明の乗算結果ゼロ手段14は、
ゼロ判別手段10の出力に従って動作するものであって
もよく、あるいは、タイミング手段12の出力に従っ
て、即ち、間接的にゼロ判別手段10の出力に従って動
作するものであってもよい。
ゼロ判別手段10の出力に従って動作するものであって
もよく、あるいは、タイミング手段12の出力に従っ
て、即ち、間接的にゼロ判別手段10の出力に従って動
作するものであってもよい。
【0070】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
【0071】図4は、本発明の実施例の論理回路図であ
る。
る。
【0072】この図4において、符号20、FX0〜F
X3、FY0〜FY3、FZ0〜FZ7、X0〜X3、
x 0〜x 3、Y0〜Y3、y 0〜y 3、Z0〜Z7、z
0〜z 7、CKは、前述の図6の同符号のものと同一の
ものである。
X3、FY0〜FY3、FZ0〜FZ7、X0〜X3、
x 0〜x 3、Y0〜Y3、y 0〜y 3、Z0〜Z7、z
0〜z 7、CKは、前述の図6の同符号のものと同一の
ものである。
【0073】この図4の本発明の適用されたデジタル乗
算回路では、特に、ゼロ判別手段10と、タイミング手
段12と、乗算結果ゼロ手段14とが備えられている。
算回路では、特に、ゼロ判別手段10と、タイミング手
段12と、乗算結果ゼロ手段14とが備えられている。
【0074】前記ゼロ判別手段10は、合計2個の4入
力NORゲート10a、10b と、1個のNORゲート
10c とで構成されている。
力NORゲート10a、10b と、1個のNORゲート
10c とで構成されている。
【0075】4入力NORゲート10a は、乗数X0〜
X3が全てL状態である場合に、出力がH状態となる。
X3が全てL状態である場合に、出力がH状態となる。
【0076】4入力NORゲート10b は、被乗数Y0
〜Y3が全てL状態である場合に、出力がH状態とな
る。
〜Y3が全てL状態である場合に、出力がH状態とな
る。
【0077】これら4入力NORゲート10a の出力及
び10b の出力を入力しているNORゲート10c の出
力は、乗数X又は被乗数Yの少なくとも一方の値がゼロ
である場合に、出力がL状態となる。
び10b の出力を入力しているNORゲート10c の出
力は、乗数X又は被乗数Yの少なくとも一方の値がゼロ
である場合に、出力がL状態となる。
【0078】前記タイミング手段12は、合計2個のD
型フリップフロップ12a 、12bと、ANDゲート1
2c と、インバータゲート12d と、遅延素子12e と
で構成されている。
型フリップフロップ12a 、12bと、ANDゲート1
2c と、インバータゲート12d と、遅延素子12e と
で構成されている。
【0079】前記インバータゲート12d と遅延素子1
2e には、クロックCKを反転し、且つ遅延した信号a
を出力する。
2e には、クロックCKを反転し、且つ遅延した信号a
を出力する。
【0080】なお、これらインバータゲート12d と遅
延素子12e とによる遅延時間の合計は、クロックCK
周期の約1/4の時間である。
延素子12e とによる遅延時間の合計は、クロックCK
周期の約1/4の時間である。
【0081】前記D型フリップフロップ12a は、前記
信号a のポジティブエッジで、前記ゼロ判別手段10の
NORゲートの出力を保持し、これを信号c として出力
する。
信号a のポジティブエッジで、前記ゼロ判別手段10の
NORゲートの出力を保持し、これを信号c として出力
する。
【0082】前記ANDゲート12c は、前記信号c と
クロックCKとの論理積を、信号dとして出力する。
クロックCKとの論理積を、信号dとして出力する。
【0083】前記D型フリップフロップ12b は、前記
信号a のポジティブエッジで、前記信号c の状態を保持
し、これを信号e として出力する。
信号a のポジティブエッジで、前記信号c の状態を保持
し、これを信号e として出力する。
【0084】従って、このD型フリップフロップ12b
の出力する信号e は、前述のD型フリップフロップ12
a の出力する信号c を、信号a の1サイクル分だけ遅延
させた信号となる。即ち、信号a のポジティブエッジ
で、信号c の状態が信号e へシフトする。
の出力する信号e は、前述のD型フリップフロップ12
a の出力する信号c を、信号a の1サイクル分だけ遅延
させた信号となる。即ち、信号a のポジティブエッジ
で、信号c の状態が信号e へシフトする。
【0085】このようなタイミング手段12が出力する
信号d は、D型フリップフロップFX0〜FX3及びF
Y0〜FY3に入力される。
信号d は、D型フリップフロップFX0〜FX3及びF
Y0〜FY3に入力される。
【0086】この信号d は、乗数Xの値と被乗数Yの値
とが共にゼロでない場合には、クロックCKとほぼ同じ
信号となる。従って、この場合には、D型フリップフロ
ップFX0〜FX3、FY0〜FY3、及びCMOS型
乗算器20は、前述の図11のデジタル乗算回路とほぼ
同じ動作を行う。
とが共にゼロでない場合には、クロックCKとほぼ同じ
信号となる。従って、この場合には、D型フリップフロ
ップFX0〜FX3、FY0〜FY3、及びCMOS型
乗算器20は、前述の図11のデジタル乗算回路とほぼ
同じ動作を行う。
【0087】一方、乗数Xと被乗数Yとの少なくとも一
方の値がゼロである場合には、この信号d はL状態とな
る。従って、この場合には、D型フリップフロップFX
0〜FX3、FY0〜FY3の出力は、乗数X及び被乗
数Yの値が変化しても変化せず、CMOS型乗算器20
の消費電流はほぼゼロとなる。
方の値がゼロである場合には、この信号d はL状態とな
る。従って、この場合には、D型フリップフロップFX
0〜FX3、FY0〜FY3の出力は、乗数X及び被乗
数Yの値が変化しても変化せず、CMOS型乗算器20
の消費電流はほぼゼロとなる。
【0088】前記タイミング手段12が出力する前記信
号e は、合計8個のANDゲートで構成される乗算結果
ゼロ手段14に入力される。
号e は、合計8個のANDゲートで構成される乗算結果
ゼロ手段14に入力される。
【0089】この信号e は、乗数Xと被乗数Yとの少な
くとも一方の値がゼロとなり、これに従って値がゼロで
ある乗算結果ZあるいはZAを出力するタイミングとな
ったときにL状態となる。
くとも一方の値がゼロとなり、これに従って値がゼロで
ある乗算結果ZあるいはZAを出力するタイミングとな
ったときにL状態となる。
【0090】従って、このとき、この乗算結果ゼロ手段
14のそれぞれのANDゲートは、CMOS型乗算器2
0の出力する乗算結果z 0〜z 7のそれぞれの論理状態
に拘らず、それぞれL状態の乗算結果ZA0〜ZA7を
出力する。
14のそれぞれのANDゲートは、CMOS型乗算器2
0の出力する乗算結果z 0〜z 7のそれぞれの論理状態
に拘らず、それぞれL状態の乗算結果ZA0〜ZA7を
出力する。
【0091】乗算結果ゼロ手段14から出力される乗算
結果ZA0〜ZA7は、合計8個のD型フリップフロッ
プFZ0〜FZ7に入力される。
結果ZA0〜ZA7は、合計8個のD型フリップフロッ
プFZ0〜FZ7に入力される。
【0092】図5は、本発明の実施例の各信号のタイム
チャートである。
チャートである。
【0093】この図5において、前述の図4で示され
た、クロックCK、信号a 〜信号e 、乗数X(X0〜X
3)、被乗数Y(Y0〜Y3)、乗数x 0〜x 3、被乗
数y 0〜y 3、乗算結果z 0〜z 7、乗算結果ZA0〜
ZA7、乗算結果Z(Z0〜Z7、及びCMOS型乗算
器20の消費電流のタイムチャートが示されている。
た、クロックCK、信号a 〜信号e 、乗数X(X0〜X
3)、被乗数Y(Y0〜Y3)、乗数x 0〜x 3、被乗
数y 0〜y 3、乗算結果z 0〜z 7、乗算結果ZA0〜
ZA7、乗算結果Z(Z0〜Z7、及びCMOS型乗算
器20の消費電流のタイムチャートが示されている。
【0094】この図5のタイムチャートにおいて、第n
−2番目から第n +5番目の乗数X(X0〜X3)及び
第n −2番目から第n +5番目の被乗数Y(Y0〜Y
3)のうち、第n 番目の乗数X(X0〜X3)の値のみ
がゼロとなっている。
−2番目から第n +5番目の乗数X(X0〜X3)及び
第n −2番目から第n +5番目の被乗数Y(Y0〜Y
3)のうち、第n 番目の乗数X(X0〜X3)の値のみ
がゼロとなっている。
【0095】従って、第n 番目の乗算結果ZA0〜ZA
7、及び第n 番目の乗算結果Z0〜Z7の値はゼロとな
る。
7、及び第n 番目の乗算結果Z0〜Z7の値はゼロとな
る。
【0096】本実施例のデジタル乗算回路では、乗数X
と被乗数Yとが共にゼロではない場合には、D型フリッ
プフロップFX0〜FX3、FY0〜FY3のそれぞれ
に入力されている信号d は、クロックCKとほぼ同じ信
号となる。
と被乗数Yとが共にゼロではない場合には、D型フリッ
プフロップFX0〜FX3、FY0〜FY3のそれぞれ
に入力されている信号d は、クロックCKとほぼ同じ信
号となる。
【0097】又、このように乗数Xと被乗数Yとが共に
ゼロではない場合には、信号e がH状態となり、乗算結
果ゼロ手段14から出力される乗算結果ZA0〜ZA7
は、それぞれCMOS型乗算器20から出力される乗算
結果z 0〜z 7の論理状態と等しくなる。
ゼロではない場合には、信号e がH状態となり、乗算結
果ゼロ手段14から出力される乗算結果ZA0〜ZA7
は、それぞれCMOS型乗算器20から出力される乗算
結果z 0〜z 7の論理状態と等しくなる。
【0098】従って、本実施例のデジタル乗算回路にお
いて、乗数Xと被乗数Yとが共にゼロではない場合に
は、乗数X、被乗数Y、乗数x 、被乗数y、乗算結果z
、乗算結果Z(=乗算結果ZA)のタイミングは、そ
れぞれ前述した図12の同符号のタイミングとほぼ同じ
である。
いて、乗数Xと被乗数Yとが共にゼロではない場合に
は、乗数X、被乗数Y、乗数x 、被乗数y、乗算結果z
、乗算結果Z(=乗算結果ZA)のタイミングは、そ
れぞれ前述した図12の同符号のタイミングとほぼ同じ
である。
【0099】一方、本実施例のデジタル乗算回路では、
乗数Xと被乗数Yとの少なくとも一方の値がゼロである
場合、例えばこの図5において値がゼロである第n 番目
の乗数Xの場合には、本実施例独特の動作がなされ、C
MOS型乗算器20の消費電流の低減が図られる。
乗数Xと被乗数Yとの少なくとも一方の値がゼロである
場合、例えばこの図5において値がゼロである第n 番目
の乗数Xの場合には、本実施例独特の動作がなされ、C
MOS型乗算器20の消費電流の低減が図られる。
【0100】この図5のタイムチャートにおいて、第n
番目の乗数X(値がゼロである)と、同じく第n 番目の
被乗数Yにおいては、ゼロ判別手段10から出力される
信号b がL状態となる。
番目の乗数X(値がゼロである)と、同じく第n 番目の
被乗数Yにおいては、ゼロ判別手段10から出力される
信号b がL状態となる。
【0101】又、この信号b を入力するD型フリップフ
ロップ12a は、信号a の第n 番目のパルスのポジティ
ブエッジで該信号bのL状態を保持し、L状態の信号c
の出力を行う。
ロップ12a は、信号a の第n 番目のパルスのポジティ
ブエッジで該信号bのL状態を保持し、L状態の信号c
の出力を行う。
【0102】この信号c がL状態となると、ANDゲー
ト12c の出力である信号d は、クロックCKの状態に
拘らず、常にL状態となる。
ト12c の出力である信号d は、クロックCKの状態に
拘らず、常にL状態となる。
【0103】従って、値がゼロである第n 番目の乗数X
と第n 番目の被乗数Yとの乗算の際には、D型フリップ
フロップFX0〜FX3は前回の第n −1番目の乗数X
を保持したままとなり、又、乗数x の値は第n −1番目
の乗数Xの値となる。
と第n 番目の被乗数Yとの乗算の際には、D型フリップ
フロップFX0〜FX3は前回の第n −1番目の乗数X
を保持したままとなり、又、乗数x の値は第n −1番目
の乗数Xの値となる。
【0104】又、値がゼロである第n 番目の乗数X及び
第n 番目の被乗数Yとの乗算の場合には、D型フリップ
フロップFY0〜FY3は前回の第n −1番目の被乗数
Yの値を保持したままとなり、被乗数y の値は第n −1
番目の被乗数Yの値となる。
第n 番目の被乗数Yとの乗算の場合には、D型フリップ
フロップFY0〜FY3は前回の第n −1番目の被乗数
Yの値を保持したままとなり、被乗数y の値は第n −1
番目の被乗数Yの値となる。
【0105】従って、値がゼロである第n 番目の乗数X
と第n 番目の被乗数Yとの乗算の際には、CMOS型乗
算器20への入力は変化せず、該CMOS型乗算器20
での乗算の演算は行われず、該CMOS型乗算器20の
消費電流はほぼゼロとなる。
と第n 番目の被乗数Yとの乗算の際には、CMOS型乗
算器20への入力は変化せず、該CMOS型乗算器20
での乗算の演算は行われず、該CMOS型乗算器20の
消費電流はほぼゼロとなる。
【0106】この後、共に値がゼロではない次の第n +
1番目の乗数Xと第n +1番目の被乗数Yとの入力に従
って、ゼロ判別手段10の出力である信号b はH状態と
なる。
1番目の乗数Xと第n +1番目の被乗数Yとの入力に従
って、ゼロ判別手段10の出力である信号b はH状態と
なる。
【0107】又、信号a の第n +1番目のパルスのポジ
ティブエッジで、この信号b を入力しているD型フリッ
プフロップ12a はH状態を保持し、H状態の信号c の
出力を行う。又、この第n +1番目の信号a のポジティ
ブエッジには、D型フリップフロップ12b は、この信
号a の第n +1番目のポジティブエッジの直前の信号c
のL状態を保持し、L状態の信号e を出力する。
ティブエッジで、この信号b を入力しているD型フリッ
プフロップ12a はH状態を保持し、H状態の信号c の
出力を行う。又、この第n +1番目の信号a のポジティ
ブエッジには、D型フリップフロップ12b は、この信
号a の第n +1番目のポジティブエッジの直前の信号c
のL状態を保持し、L状態の信号e を出力する。
【0108】従って、CMOS型乗算器20で乗算の演
算が行われた場合に該CMOS型乗算器20から乗算結
果z が出力されるタイミングで、乗算結果ゼロ手段14
の合計8個のANDゲートにはL状態の信号e が入力さ
れ、該乗算結果ゼロ手段14から出力される乗算結果Z
A0〜ZA7は、全てゼロとなる。
算が行われた場合に該CMOS型乗算器20から乗算結
果z が出力されるタイミングで、乗算結果ゼロ手段14
の合計8個のANDゲートにはL状態の信号e が入力さ
れ、該乗算結果ゼロ手段14から出力される乗算結果Z
A0〜ZA7は、全てゼロとなる。
【0109】従って、D型フリップフロップFZ0〜F
Z7は、第n +1番目のクロックCKのポジティブエッ
ジで、値がゼロである第n 番目の乗数Xと第n 番目の被
乗数Yとの、値がゼロである乗算結果Zを出力する。
Z7は、第n +1番目のクロックCKのポジティブエッ
ジで、値がゼロである第n 番目の乗数Xと第n 番目の被
乗数Yとの、値がゼロである乗算結果Zを出力する。
【0110】又、この図5のタイムチャートで示されて
いるように、クロックCKの第n 番目のパルスのポジテ
ィブエッジの付近から第 n+1番目のパルスのポジティ
ブエッジ付近までの期間においては、CMOS型乗算器
20の消費電流はほぼゼロとなっている。
いるように、クロックCKの第n 番目のパルスのポジテ
ィブエッジの付近から第 n+1番目のパルスのポジティ
ブエッジ付近までの期間においては、CMOS型乗算器
20の消費電流はほぼゼロとなっている。
【0111】このように、本実施例によれば、乗数Xと
被乗数Yとの少なくとも一方の値がゼロである場合には
CMOS型デジタル乗算器の消費電流をほぼゼロとする
ことができ、よってデジタル乗算回路全体での消費電力
量の低減を図ることが可能である。
被乗数Yとの少なくとも一方の値がゼロである場合には
CMOS型デジタル乗算器の消費電流をほぼゼロとする
ことができ、よってデジタル乗算回路全体での消費電力
量の低減を図ることが可能である。
【0112】なお、本発明の適用されたデジタル乗算回
路は、用いられるデジタル乗算回路の乗数と被乗数との
少なくとも一方の値がゼロとなる頻度が高い分野で用い
た場合に、消費電力量の低減効果をより発揮することが
できる。
路は、用いられるデジタル乗算回路の乗数と被乗数との
少なくとも一方の値がゼロとなる頻度が高い分野で用い
た場合に、消費電力量の低減効果をより発揮することが
できる。
【0113】このような効果をより発揮できる応用分野
として、発明者は、テレビ受信信号に原信号と共に重畳
されてしまっているゴースト信号を除去し、ゴースト画
面を改善するというゴーストキャンセラに用いられるデ
ジタルフィルタの応用分野を見出している。
として、発明者は、テレビ受信信号に原信号と共に重畳
されてしまっているゴースト信号を除去し、ゴースト画
面を改善するというゴーストキャンセラに用いられるデ
ジタルフィルタの応用分野を見出している。
【0114】従来から、所定の周波数応答の伝達関数
は、ある種のインパルス応答によって実現することが可
能であることが知られている。又、このような所定の周
波数応答となる伝達関数のインパルス応答を求め、電子
機器等に利用するための様々な理論が知られている。
は、ある種のインパルス応答によって実現することが可
能であることが知られている。又、このような所定の周
波数応答となる伝達関数のインパルス応答を求め、電子
機器等に利用するための様々な理論が知られている。
【0115】このような理論に従って、所定の周波数応
答を得るために、複数の遅延素子を用いて、異なる遅延
時間の複数の遅延信号が、それぞれの遅延信号の信号レ
ベルを異ならせて合成された出力信号を得るためのディ
ジタルフィルタとし、これにより対応するインパルス応
答のフィルタを実現したものがある。
答を得るために、複数の遅延素子を用いて、異なる遅延
時間の複数の遅延信号が、それぞれの遅延信号の信号レ
ベルを異ならせて合成された出力信号を得るためのディ
ジタルフィルタとし、これにより対応するインパルス応
答のフィルタを実現したものがある。
【0116】このような複数の遅延素子を用いたディジ
タルフィルタには、有限インパルス応答(finite impul
se response 、FIR)フィルタ(以降、FIRフィル
タと呼ぶ)や無限インパルス応答(infinite impulse r
espouse 、IIR)フィルタ(以降、IIRフィルタと
呼ぶ)が知られている。
タルフィルタには、有限インパルス応答(finite impul
se response 、FIR)フィルタ(以降、FIRフィル
タと呼ぶ)や無限インパルス応答(infinite impulse r
espouse 、IIR)フィルタ(以降、IIRフィルタと
呼ぶ)が知られている。
【0117】図6は、FIRフィルタのブロック図であ
る。
る。
【0118】この図6において、合計n 個の遅延素子D
1 〜Dnは直列接続され、各接続部分には様々な遅延時
間の遅延信号を得るための合計 n+1個のタップを備え
ている。又、入力端子INから入力されたフィルタ入力
信号は、遅延素子D1 と係数C0 を乗算する乗算器M0
とのそれぞれの入力に入力される。更に、これら n+1
個のそれぞれ遅延時間の異なる遅延信号の入力に、それ
ぞれの係数C0 〜Cnを乗算して、それぞれ任意の信号
レベルの遅延出力信号を得ることのできる合計n+1個
の乗算器M1 〜Mn が、前記各タップ毎に配置されてい
る。これら合計n+1個の乗算器M0 〜Mn からの遅延
出力信号は、加算器AD1 〜ADn で加算され、フィル
タ出力信号として出力端子OUTに出力される。
1 〜Dnは直列接続され、各接続部分には様々な遅延時
間の遅延信号を得るための合計 n+1個のタップを備え
ている。又、入力端子INから入力されたフィルタ入力
信号は、遅延素子D1 と係数C0 を乗算する乗算器M0
とのそれぞれの入力に入力される。更に、これら n+1
個のそれぞれ遅延時間の異なる遅延信号の入力に、それ
ぞれの係数C0 〜Cnを乗算して、それぞれ任意の信号
レベルの遅延出力信号を得ることのできる合計n+1個
の乗算器M1 〜Mn が、前記各タップ毎に配置されてい
る。これら合計n+1個の乗算器M0 〜Mn からの遅延
出力信号は、加算器AD1 〜ADn で加算され、フィル
タ出力信号として出力端子OUTに出力される。
【0119】このようなFIRフィルタにおいては、入
力端子INから所定位置(所定遅延時間)となる遅延素
子の出力側のタップから遅延信号を得、これら所定の遅
延信号を各タップ毎に配置された乗算器により所望の信
号レベルの遅延出力信号とし、これら遅延出力信号全て
を加算器で加算して最終的なフィルタ出力としている。
力端子INから所定位置(所定遅延時間)となる遅延素
子の出力側のタップから遅延信号を得、これら所定の遅
延信号を各タップ毎に配置された乗算器により所望の信
号レベルの遅延出力信号とし、これら遅延出力信号全て
を加算器で加算して最終的なフィルタ出力としている。
【0120】これにより、このようなFIRフィルタに
おいては、入力端子INに入力されたフィルタ入力信号
の、所望のインパルス応答のフィルタ出力信号を得るこ
とができるようにしている。
おいては、入力端子INに入力されたフィルタ入力信号
の、所望のインパルス応答のフィルタ出力信号を得るこ
とができるようにしている。
【0121】又、従来から、種々のフィルタを利用し
て、テレビの受信信号からゴースト信号を除去し、ゴー
スト画面を改善するという技術が開示されている。
て、テレビの受信信号からゴースト信号を除去し、ゴー
スト画面を改善するという技術が開示されている。
【0122】図7は、受信信号に原信号と共に重畳され
てしまっているゴースト信号による、ゴースト画面の説
明図である。
てしまっているゴースト信号による、ゴースト画面の説
明図である。
【0123】この図7において、画像I0 は原信号によ
る実像であり、画像I1 は受信信号中に原信号に重畳さ
れてしまっているゴースト信号によるゴーストである。
る実像であり、画像I1 は受信信号中に原信号に重畳さ
れてしまっているゴースト信号によるゴーストである。
【0124】図8は、ゴーストの発生過程を説明するた
めの電波伝播図である。
めの電波伝播図である。
【0125】この図8において、放送局120から放射
された放送電波の直達波Bは、最短距離により受信アン
テナ124へ到着する。一方、放送局120から放射さ
れた放送電波の一部は、鉄筋コンクリートビルディング
122a や122b に反射した反射波C及びDとして受
信アンテナ124へ到着する。これら反射波C及びD
は、直達波Bの伝播する距離よりも長い距離を伝播する
ことになるので、前記直達波Bに比べ、伝播時間が長く
なってしまう。又、これら鉄筋コンクリートビルディン
グ122a や122b の放送電波の反射面は、ある程度
の広さを有するものであるので、これら反射波C及びD
のそれぞれの伝播時間は幅のあるもので、それぞれ反射
波C及びDは伝播時間の近接した多数の反射波の合成信
号のようになる。
された放送電波の直達波Bは、最短距離により受信アン
テナ124へ到着する。一方、放送局120から放射さ
れた放送電波の一部は、鉄筋コンクリートビルディング
122a や122b に反射した反射波C及びDとして受
信アンテナ124へ到着する。これら反射波C及びD
は、直達波Bの伝播する距離よりも長い距離を伝播する
ことになるので、前記直達波Bに比べ、伝播時間が長く
なってしまう。又、これら鉄筋コンクリートビルディン
グ122a や122b の放送電波の反射面は、ある程度
の広さを有するものであるので、これら反射波C及びD
のそれぞれの伝播時間は幅のあるもので、それぞれ反射
波C及びDは伝播時間の近接した多数の反射波の合成信
号のようになる。
【0126】従って、受信アンテナ124に発生する受
信信号は、原信号の他に、時間的な遅れのあるゴースト
信号が重畳されてしまっている受信信号となってしま
う。
信信号は、原信号の他に、時間的な遅れのあるゴースト
信号が重畳されてしまっている受信信号となってしま
う。
【0127】図9は、原信号と、原信号にゴースト信号
が重畳されてしまっている受信信号との波形図である。
が重畳されてしまっている受信信号との波形図である。
【0128】この図9において、原信号Sx (t )は、
高さ1の方形波により表わされている。又、この図9に
おける受信信号Sy (t )には、直達波による高さ1の
方形波g0と、複数の反射波によるゴースト信号の方形波
g1〜g5とが重畳されてしまっている。
高さ1の方形波により表わされている。又、この図9に
おける受信信号Sy (t )には、直達波による高さ1の
方形波g0と、複数の反射波によるゴースト信号の方形波
g1〜g5とが重畳されてしまっている。
【0129】又、これら重畳されてしまっている反射波
によるゴースト信号の方形波g1、g2、g3、g4、g5は、直
達波による原信号の方形波g0よりも、それぞれ、遅れ時
間Δt1、Δt2、Δt3、Δt4、Δt5に遅延されてしまって
いる。又、これらゴースト信号の方形波g1、g2、g3、g
4、g5の信号レベルは、それぞれ、a1、−a2、a3、a4、
−a5となっている。
によるゴースト信号の方形波g1、g2、g3、g4、g5は、直
達波による原信号の方形波g0よりも、それぞれ、遅れ時
間Δt1、Δt2、Δt3、Δt4、Δt5に遅延されてしまって
いる。又、これらゴースト信号の方形波g1、g2、g3、g
4、g5の信号レベルは、それぞれ、a1、−a2、a3、a4、
−a5となっている。
【0130】この図9に示される受信信号Sy (t )を
式で表わすと次のようになる。
式で表わすと次のようになる。
【0131】 Sy (t )= x(t )+a1 x( t−Δt1)−a2 x( t−Δt2) +a3 x( t−Δt3)+a4 x( t−Δt4) −a5 x( t−Δt5) ………(1)
【0132】この(1)式を変形して、Sx (t )を求
めると次のようになる。
めると次のようになる。
【0133】 Sx (t )= y(t )−a1 x( t−Δt1)+a2 x( t−Δt2) −a3 x( t−Δt3)−a4 x( t−Δt4) +a5 x( t−Δt5) ………(2)
【0134】即ち、この(2)式の演算により、受信信
号Sy (t )に重畳されてしまっているゴースト信号を
除去することができる。
号Sy (t )に重畳されてしまっているゴースト信号を
除去することができる。
【0135】この(2)式の演算を行い、ゴースト信号
を受信信号から効果的に除去することが、従来から、前
述のFIRフィルタを用いて行われている。
を受信信号から効果的に除去することが、従来から、前
述のFIRフィルタを用いて行われている。
【0136】このFIRフィルタはディジタルフィルタ
によって実現することができるが、近年ディジタルフィ
ルタの価格低下に伴い、ディジタルフィルタにより構成
されたFIRフィルタによる種々のゴーストキャンセラ
が開発されている。
によって実現することができるが、近年ディジタルフィ
ルタの価格低下に伴い、ディジタルフィルタにより構成
されたFIRフィルタによる種々のゴーストキャンセラ
が開発されている。
【0137】図10は、FIRフィルタを用いたゴース
トキャンセラを示すブロック図である。
トキャンセラを示すブロック図である。
【0138】この図10において、入力端子INから入
力された入力信号(受信信号)は、64段の遅延素子に
より構成されるディジタルフィルタのFIRフィルタを
通過し、加算器ADの2つの入力のうちの1つの入力に
入力される。
力された入力信号(受信信号)は、64段の遅延素子に
より構成されるディジタルフィルタのFIRフィルタを
通過し、加算器ADの2つの入力のうちの1つの入力に
入力される。
【0139】又、この加算器ADの出力は、遅延素子が
576段によって構成されるディジタルフィルタのFI
Rフィルタ112に入力され、このFIRフィルタ11
2の出力は、前記加算器ADの2つの入力のうちのもう
1つの入力に入力される。即ち、このFIRフィルタ1
12と加算器ADとはIIRフィルタを構成しており、
この加算器ADの出力はこのゴーストキャンセラの出力
端子OUTにも接続されている。
576段によって構成されるディジタルフィルタのFI
Rフィルタ112に入力され、このFIRフィルタ11
2の出力は、前記加算器ADの2つの入力のうちのもう
1つの入力に入力される。即ち、このFIRフィルタ1
12と加算器ADとはIIRフィルタを構成しており、
この加算器ADの出力はこのゴーストキャンセラの出力
端子OUTにも接続されている。
【0140】この図10において、FIRフィルタ11
0は、受信アンテナから該ゴーストキャンセラまでの間
の同軸ケーブル等による波形歪みを補正するためのイコ
ライザ部を構成している。
0は、受信アンテナから該ゴーストキャンセラまでの間
の同軸ケーブル等による波形歪みを補正するためのイコ
ライザ部を構成している。
【0141】又、加算器ADとFIRフィルタ112と
により構成されるIIRフィルタは、前述の(2)式の
演算、即ち、異なる遅延時間の複数の遅延信号をそれぞ
れの遅延信号の信号レベルを異ならせて加算し、ゴース
ト信号を除去するゴースト除去部を構成している。
により構成されるIIRフィルタは、前述の(2)式の
演算、即ち、異なる遅延時間の複数の遅延信号をそれぞ
れの遅延信号の信号レベルを異ならせて加算し、ゴース
ト信号を除去するゴースト除去部を構成している。
【0142】この図10のFIRフィルタ112は、ク
ロック周波数fck (=4fsc =4×3.58MHz )が
15.32MHz とされているので、44μs 程度の範
囲のゴーストを除去するためには、600タップ程度必
要とされる。
ロック周波数fck (=4fsc =4×3.58MHz )が
15.32MHz とされているので、44μs 程度の範
囲のゴーストを除去するためには、600タップ程度必
要とされる。
【0143】従って、この図10のFIRフィルタ11
2は、576タップを有している。即ち、この図10の
FIRフィルタ112は、前述の図6のFIRフィルタ
のnが575となったものである。
2は、576タップを有している。即ち、この図10の
FIRフィルタ112は、前述の図6のFIRフィルタ
のnが575となったものである。
【0144】このような図10に示されるゴーストキャ
ンセラにおいて、前述の図9に示されるような受信信号
Sy (t )から反射波によるゴースト信号の方形波g1〜
g5を除去するためには、これら方形波g1〜g5に対応する
遅れ時間Δt1〜Δt5に対応したタップ及びゴーストの拡
がりに対応したこれらの遅れ時間近傍に対応したタップ
の乗算器M0 〜Mn の係数をゼロ以外とする。
ンセラにおいて、前述の図9に示されるような受信信号
Sy (t )から反射波によるゴースト信号の方形波g1〜
g5を除去するためには、これら方形波g1〜g5に対応する
遅れ時間Δt1〜Δt5に対応したタップ及びゴーストの拡
がりに対応したこれらの遅れ時間近傍に対応したタップ
の乗算器M0 〜Mn の係数をゼロ以外とする。
【0145】従って、ゴーストの除去に際しては、57
6個の乗算器M0 〜Mn (n =575)のほとんどの乗
算の係数はゼロとなる。
6個の乗算器M0 〜Mn (n =575)のほとんどの乗
算の係数はゼロとなる。
【0146】従って、本発明のデジタル乗算回路をこの
ようなデジタルフィルタを用いたゴーストキャンセラに
応用した場合には、ゴーストキャンセラ全体の消費電力
量を非常に削減することができる。
ようなデジタルフィルタを用いたゴーストキャンセラに
応用した場合には、ゴーストキャンセラ全体の消費電力
量を非常に削減することができる。
【0147】ゴーストキャンセラ等に用いられているデ
ジタルフィルタは、用いられている乗算器1個当たりの
ゲート数は、通常千ゲート以上となる。
ジタルフィルタは、用いられている乗算器1個当たりの
ゲート数は、通常千ゲート以上となる。
【0148】従って、ゴーストキャンセラ等に用いられ
るデジタルフィルタは、1チップ化することが困難で、
複数のチップに分割して製作されている。
るデジタルフィルタは、1チップ化することが困難で、
複数のチップに分割して製作されている。
【0149】近年、半導体製造技術の進歩による微細化
により、LSI(large scale integrated circuit)の
動作速度も向上されている。このため、例えば乗算器の
クロック周波数を更に4倍にすることにより、1個の乗
算器を4個相当に用い、乗算器の使用数を1/4にする
ことも行われている。
により、LSI(large scale integrated circuit)の
動作速度も向上されている。このため、例えば乗算器の
クロック周波数を更に4倍にすることにより、1個の乗
算器を4個相当に用い、乗算器の使用数を1/4にする
ことも行われている。
【0150】しかしながら、乗算器の消費電力量は、乗
算器の個数ではなく、乗算の演算回数で決まるため、消
費電力量は低減することはできず、高集積化の問題とな
っている。
算器の個数ではなく、乗算の演算回数で決まるため、消
費電力量は低減することはできず、高集積化の問題とな
っている。
【0151】しかしながら、本発明の適用された乗算器
をデジタルフィルタに用いることにより、デジタルフィ
ルタの消費電力量の低減を図ることができ、より高集積
化を図ることも可能である。
をデジタルフィルタに用いることにより、デジタルフィ
ルタの消費電力量の低減を図ることができ、より高集積
化を図ることも可能である。
【0152】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、2
進数の乗数と2進数の被乗数とを入力し、これら乗数と
被乗数との乗算結果を出力するCMOS型デジタル乗算
器を用いたデジタル乗算回路において、前記乗数と前記
被乗数とに従った乗算の演算中の前記CMOS型デジタ
ル乗算器の消費電流の低減を図り、よって当該デジタル
乗算回路全体での消費電力量をも低減することができる
という優れた効果を得ることができる。
進数の乗数と2進数の被乗数とを入力し、これら乗数と
被乗数との乗算結果を出力するCMOS型デジタル乗算
器を用いたデジタル乗算回路において、前記乗数と前記
被乗数とに従った乗算の演算中の前記CMOS型デジタ
ル乗算器の消費電流の低減を図り、よって当該デジタル
乗算回路全体での消費電力量をも低減することができる
という優れた効果を得ることができる。
【図1】図1は、本発明の要旨を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図2は、CMOS型デジタル乗算器に用いられ
るCMOS型ゲートの一例であるCMOS型インバータ
ゲートの回路図である。
るCMOS型ゲートの一例であるCMOS型インバータ
ゲートの回路図である。
【図3】図3は、前記CMOS型インバータゲートの、
経過時間に従った各部の電圧及び電流のグラフである。
経過時間に従った各部の電圧及び電流のグラフである。
【図4】図4は、本発明の実施例の論理回路図である。
【図5】図5は、前記実施例の各部の信号のタイムチャ
ートである。
ートである。
【図6】図6は、前記実施例が応用できるFIRフィル
タのブロック図である。
タのブロック図である。
【図7】図7は、テレビ受信信号に原信号と共に重畳さ
れてしまっているゴースト信号による、ゴースト画面の
説明図である。
れてしまっているゴースト信号による、ゴースト画面の
説明図である。
【図8】図8は、ゴーストの発生過程を説明するための
電波伝播図である。
電波伝播図である。
【図9】図9は、原信号と、原信号にゴースト信号が重
畳されてしまっている受信信号との波形図である。
畳されてしまっている受信信号との波形図である。
【図10】図10は、FIRフィルタを用いたゴースト
キャンセラのブロック図である。
キャンセラのブロック図である。
【図11】図11は、CMOS型デジタル乗算器を用い
た従来のデジタル乗算回路の論理回路図である。
た従来のデジタル乗算回路の論理回路図である。
【図12】図12は、前記従来のデジタル乗算回路の各
部の信号のタイムチャートである。
部の信号のタイムチャートである。
10…ゼロ判別手段、 10a 、10b …4入力NORゲート、 10c …NORゲート、 12…タイミング手段、 12a 、12b 、FX0〜FX3、FY0〜FY3、 FZ0〜FZ7…D型フリップフロップ、 12c …ANDゲート、 12d …インバータゲート、 12e …遅延素子、 14…乗算結果ゼロ手段、 20…CMOS型乗算器、 TP…PチャネルMOSトランジスタ、 TN…NチャネルMOSトランジスタ、 Vi …入力信号電圧、 Vo …出力信号電圧、 C…静電容量、 I1…電源側トランジスタ電流、 I2…グランド側トランジスタ電流、 I…出力電流、 VDD…電源電圧、 a 〜e …信号、 CK…クロック、 X、X0〜X3、x 、x 0〜x 3…乗数、 Y、Y0〜Y3、y 、y 0〜y 3…被乗数、 Z、Z0〜Z7、z 、z 0〜z 7、ZA、ZA0〜ZA
7…乗算結果、 AD、AD1〜ADn …加算器、 D、D1〜Dn …遅延素子、 M、M0〜Mn …乗算器。
7…乗算結果、 AD、AD1〜ADn …加算器、 D、D1〜Dn …遅延素子、 M、M0〜Mn …乗算器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】2進数の乗数と2進数の被乗数とを入力
し、これら乗数と被乗数との乗算結果を出力するCMO
S型デジタル乗算器を用いたデジタル乗算回路におい
て、前記乗数と前記被乗数との少なくとも一方の値がゼ
ロであることを判別するゼロ判別手段と、該ゼロ判別手
段でゼロであると判別された場合には、乗算結果を強制
的にゼロにする乗算結果ゼロ手段と、前記ゼロ判別手段
でゼロであると判別された場合には、前記CMOS型デ
ジタル乗算器での演算を停止させるタイミング手段と、
を備えたことを特徴とするデジタル乗算回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3183263A JPH056265A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | デジタル乗算回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3183263A JPH056265A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | デジタル乗算回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH056265A true JPH056265A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=16132611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3183263A Pending JPH056265A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | デジタル乗算回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH056265A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10220400B2 (en) | 2014-09-22 | 2019-03-05 | Canyon Corporation | Push pump dispenser |
| JP2023030754A (ja) * | 2021-08-24 | 2023-03-08 | キヤノン株式会社 | ニューラルネットワーク演算装置、ニューラルネットワーク演算装置の制御方法およびプログラム |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP3183263A patent/JPH056265A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10220400B2 (en) | 2014-09-22 | 2019-03-05 | Canyon Corporation | Push pump dispenser |
| JP2023030754A (ja) * | 2021-08-24 | 2023-03-08 | キヤノン株式会社 | ニューラルネットワーク演算装置、ニューラルネットワーク演算装置の制御方法およびプログラム |
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