JPH0564100U - 空中浮上装置 - Google Patents
空中浮上装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 農薬空中散布や上空写真撮影あるいは遊戯用
に利用可能であるとともに機体方向転換が容易な空中浮
上装置を提供する。 【構成】 操縦席が設けられた本体部と、前記本体部上
方に回転自在に取り付けられ噴射口が設けられた回転翼
部と、を有するとともに前記噴射口から高圧流体発生装
置により発生される高圧流体を噴射させることにより前
記本体部を空中へ浮上させる空中浮上装置において、前
記回転翼部の回転に伴い前記本体部が回転することを抑
止する方向に前記高圧流体を噴射するように構成された
噴射口を本体部に設けることにより、本体部に必然的に
発生するトルクを打ち消すように働くモーメントを生ぜ
しめるとともに機体方向転換を容易にした。
に利用可能であるとともに機体方向転換が容易な空中浮
上装置を提供する。 【構成】 操縦席が設けられた本体部と、前記本体部上
方に回転自在に取り付けられ噴射口が設けられた回転翼
部と、を有するとともに前記噴射口から高圧流体発生装
置により発生される高圧流体を噴射させることにより前
記本体部を空中へ浮上させる空中浮上装置において、前
記回転翼部の回転に伴い前記本体部が回転することを抑
止する方向に前記高圧流体を噴射するように構成された
噴射口を本体部に設けることにより、本体部に必然的に
発生するトルクを打ち消すように働くモーメントを生ぜ
しめるとともに機体方向転換を容易にした。
Description
【0001】
本考案は、本体部の上方に取り付けられている回転翼部を高圧流体噴射により 回転させて空中浮上を行うとともに農薬空中散布や上空写真撮影あるいは遊戯用 に利用可能な空中浮上装置に関し、さらに詳細には、前記回転翼部の回転方向に 対して同方向に高圧流体を噴射するように構成された噴射口を本体部に設けるこ とにより、該空中浮上装置の本体部に働くトルクを制御するとともに機体方向転 換を容易にし、操作性、機体安定性ひいては搭乗者安全性を向上させた空中浮上 装置に関する。
【0002】
空中に浮上し、空中を自由に飛行する空中浮上装置なるものは、従来より各種 機構、構造を有したものが多々知られている。
【0003】 たとえば、動力を要せず、中空球体内の空気を該球体下部に配設された火炎噴 射装置で加熱するか、または該球体内に水素やヘリウム等を注入することにより 該球体を浮上させ、ひいては前記球体下部に吊着された搭乗部に搭乗することに より空中浮遊が楽しめる気球が知られている。
【0004】 また、前記の如く水素やヘリウム等が注入された中空楕円体等を、エンジン等 の動力を用いて推進させるように構成した飛行船が知られている。
【0005】 さらに、動力を要せず、水平方向に延在する固定された二枚の主翼により揚力 を得て、空中飛行を行えるように構成されたグライダーや、前記構成を有したも のにプロペラ駆動装置やジェットエンジン等を搭載して長時間の飛行を可能とし た飛行機(プロペラ機、ジェット機)が知られている。
【0006】 また、本体上方に取り付けられた回転翼を回転させることにより、浮上すると ともに、操縦席からの操作により機首を前方に傾斜させ、前進飛行等を行うよう に構成されたヘリコプターが知られている。
【0007】 特に、前記ヘリコプターは、発動機等を搭載しているとともに該発動機により 主軸の回転を行い、ひいては前記主軸に取り付けられている回転翼を回転させる ことにより、空中浮上を行うように構成されていた。
【0008】 また、前記した気球、飛行船、グライダー、プロペラ機、ジェット機、ヘリコ プターは、それぞれ浮上力を得るために大型化したり、あるいは大型装置を搭載 したりしなければならず、また、大型であるために非経済的であるというような 種々の問題点を有していたが、これらの問題点を克服した空中浮上装置、すなわ ち、本体部の上方に取り付けられている回転翼部を高圧流体噴射により回転させ て空中浮上を行う空中浮上装置(特願平3ー133934)がある。
【0009】 前記高圧流体噴射による空中浮上装置は、回転翼部がベアリングを介して本体 部に回転自在に取り付けられた構造を有しているが、この構造においては、高圧 流体を使用しているため、該高圧流体のベアリングへの流入を防止する軸封装置 が通常取り付けられている。
【0010】 この軸封装置は従来より種々のものが知られているが、たとえばオイルシール 、メカニカルシール、グランドパッキンなど回転部と非回転部が接触して摺動す る接触式のものが好んで用いられている。
【0011】 これらの接触式の軸封装置においては、潤滑剤を用いても回転翼部と本体部の 間に、すべり摩擦が大小違いはあるにしても必然的に生じ、また、本体部にその すべり摩擦力すなわちトルクが回転翼部の回転方向と同方向に生じるため、本体 部が回転翼部の回転方向と同方向に回転してしまうという現象がおこることは避 けられないものである。
【0012】 このため、接触式の軸封装置を使用した場合には、該トルクを制御する装置を 本体部に設置することが望まれる。
【0013】 空中浮上装置において本体部にトルクが発生するという現象は、前記したヘリ コプターにおいても存在する。
【0014】 この場合は、ヘリコプターのメインローターの回転方向と逆方向に本体部が回 転してしまうが、このトルクを打ち消すためにヘリコプターには機体後尾にテー ルローターが設けられている。
【0015】 このテールローターは、前記メインローターと同調して回転し、機体に対して ほぼ水平になる回転軸で駆動されているもので、機体回転方向と逆方向に空気を 加速し、推力を生ぜしめて必然的に生じるトルクを打ち消すとともに機体の方向 転換を可能にしている。
【0016】 また、空中浮上装置における機体回転を制御するものとして、前記したプロペ ラ機やジェット機の垂直尾翼に広く採用されている方向舵がある。
【0017】 この方向舵は、該方向舵両面の空気流の速さの違いにより生じる、該方向舵両 面にかかる圧力差、を利用して機体にモーメントを生ぜしめることにより機体回 転および機体方向の制御を行うものである。
【0018】 前記方向舵を有する空中浮上装置において本体部にトルクが発生するという現 象が生じた場合、空中浮上装置の本体部の回転方向と逆方向にモーメントを生じ る方向に方向舵を操舵すればよい。
【0019】
しかしながら、前記高圧流体噴射による空中浮上装置に前記トルク制御・機体 方向制御装置を使用した場合、以下に記すような様々な問題点があった。
【0020】 すなわち、前記テールローターを使用した場合においては、該テールローター を、回転翼部と連動させて回転させたり、該テールローター専用のエンジンを搭 載したりするため、装置が複雑となり、重量化してしまうとともに高価となり、 さらには該重量化のために回転翼部回転による揚力を大きくしなければならず大 型化してしまうという問題点があった。
【0021】 また、前記方向舵を使用した場合においては、該方向舵を人間の手足で操作す るため、大きいモーメントや強風を受けた場合、大きな操舵力すなわち腕力や脚 力が必要となり、トルク制御・機体方向制御が困難になることが多く、操作性が 悪いとともに機体安定性および搭乗者に対する安全性に欠けるという問題点があ った。
【0022】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、前記回転翼部の回転方向に 対して同方向に高圧流体を噴射するように構成された噴射口を本体部に設けるこ とにより、前記空中浮上装置の本体部に働くトルクを制御するとともに機体方向 転換を容易にし、操作性、機体安定性ひいては搭乗者安全性を向上させた空中浮 上装置を提供するものである。
【0023】
上記課題を達成するため、本考案は、操縦席が設けられた本体部と、前記本体 部上方に回転自在に取り付けられ噴射口が設けられた回転翼部と、を有するとと もに前記噴射口から高圧流体発生装置により発生される高圧流体を噴射させるこ とにより前記本体部を空中へ浮上させる空中浮上装置において、前記回転翼部の 回転に伴い前記本体部が回転することを抑止する方向に本体部から前記高圧流体 を噴射するようにしたことを特徴とする空中浮上装置を提供することにより上記 課題を解決するものである。
【0024】 また、高圧流体発生装置を本体部に搭載もしくは本体部外に設置し、前記高圧 流体発生装置により発生される高圧流体を分岐させることにより、前記回転翼部 の回転に伴い前記本体部が回転することを抑止する方向に高圧流体を噴射するよ うに構成された噴射口を、本体部に設けたことを特徴とする前記空中浮上装置を 提供することにより上記課題を達成するものである。
【0025】
本考案における空中浮上装置は、本体部に高圧流体噴射口を設けることにより 、本体部に発生するトルクを制御しているので、装置が簡易化され、軽量化され るとともに回転翼部回転による揚力が小さくて済み、小型化することができる。
【0026】 また、本考案における空中浮上装置は、本体部に設けられた噴射口からの高圧 流体噴射が回転翼部と回転方向と同方向にされるので、本体部には回転翼部の回 転方向と逆方向にモーメントが生じ、さらには該モーメントを高圧流体の噴射量 を調節することにより制御できるので、本体部に生じるトルクを制御することが できる。
【0027】 また、本考案における空中浮上装置は、本体部に設けられた噴射口からの高圧 流体噴射量を調節することにより、本体部に生じる必然的なトルクと該トルクと 逆方向のモーメントのバランスをとり、またその強度比変更もできるので、機体 の方向を維持・静止させることができるとともに機体の方向を任意の方向に変え ることができる。
【0028】 さらには、本考案における空中浮上装置は、本体部に設けられた噴射口からの 高圧流体噴射制御に腕力や脚力を必要としないので、本体部が大きいモーメント や強風を受けた場合においても、トルク制御・機体方向制御が容易であり、操作 性が向上し機体安定性および搭乗者に対する安全性も向上する。
【0029】
以下本考案に係わる空中浮上装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0030】 図1は本考案に係わる空中浮上装置の一実施例を示す側面図、図2は同実施例 を示す正面図、図3は同実施例の回転翼部を示す要部断面図、図4は同実施例の 軸封装置を示す断面図、図5は本考案に係わる空中浮上装置の他の実施例を示す 側面図である。
【0031】 本考案における空中浮上装置10は、図に示すように操縦席が設けられた本体 部30と、前記本体部30上方に回転自在に取り付けられ噴射口52が設けられ た回転翼部50と、を有するとともに前記噴射口52から高圧流体発生装置72 、74により発生される高圧流体を噴射させることにより前記本体部30を空中 へ浮上させる空中浮上装置10において、前記回転翼部50の回転方向に対して 同方向に高圧流体を噴射するように構成された噴射口76を、本体部30に設け ることにより構成されている。
【0032】 前記本体部30は、操縦者が搭乗し操縦を行うための操縦席31と、軽量且つ 高強度を有したジュラルミン等からなる、回転翼部50等を支持するための鉛直 上部長手方向に延在する支柱33と、前記支柱33上方に装着されたマスト53 と、前記操縦席31下方に脚39を介して取り付けられている着陸用のスキッド 38と、により構成されている。
【0033】 また、前記本体部30には、コンプレッサー74とその動力源72とからなる 高圧流体発生装置が搭載されている。
【0034】 前記動力源72はガソリンエンジンを有し、その燃焼エネルギーによりコンプ レッサー74が作動するように構成されている。
【0035】 また、前記操縦席31には、前記空中浮上装置10を前進、並びに左右旋回さ せる操作を行うための操舵レバー34と、該空中浮上装置10の上昇、および下 降操作を行うための高度操作レバー36と、本体部30の方向維持・変換を行う ためのペダル78を有している。
【0036】 図1ないし図2においては、前記ペダル78は、コンプレッサー74から連通 するゴムホースなどの耐圧性可撓管Aに連通するとともに噴射口76を有してい るジュラルミン製噴射管41に取り付けられ、踏込をやめたら弾性部材により踏 込前の定位置に戻るように構成されている。
【0037】 また、前記噴射管41には、バルブ82が設けられ、該バルブ82により高圧 流体の噴射量が調節できるようになっており、該バルブ82は前記ペダル78の 踏込量により制御されるように構成されている。
【0038】 図5においては、前記ペダル78は、操縦席31に連結されたペダル取付杆に 取り付けられ、踏込をやめたら弾性部材により踏込前の定位置に戻るように構成 されている。
【0039】 また、図5においては、コンプレッサー74から連通するゴムホースなどの耐 圧性可撓管Aに連通するとともに噴射口76を有しているジュラルミン製噴射管 43が本体部30上方に設けられており、該噴射口76からの高圧流体噴射量が 、バルブ45およびそのバルブ45の開閉用杆85を介して前記ペダル78の踏 込量により調節されるように構成されている。
【0040】 図1、2、5においては、前記噴射口76は、回転翼部50の回転方向と逆方 向のモーメントが本体部30に生じるような方向に向けられている。
【0041】 前記可撓管Aは、コンプレッサー74に連通するとともに分岐し、高圧流体の 回転翼部50への供給と噴射管41、43への供給が同時に行えるようになって いるため、一組のコンプレッサー74および動力源72で空中浮上が行えるよう になっている。
【0042】 前記マスト53は、通路53aが穿孔されており、さらに該マスト53先端に はベアリング67および軸封装置70を介して多岐管51が回転自在に取り付け られているとともに、該マスト53基端には上下に摺動可能な球面軸受65を介 して操作機構55が取り付けられている。
【0043】 前記軸封装置70は、いわゆるオイルシールであり、前記本体部30に設けら れたパッキン溝80に挿入された合成ゴム製弾性パッキン部材86が、回転翼摺 動部84に当接する構造を有している。
【0044】 前記パッキン部材86は、回転翼部50の回転がスムースになるように潤滑剤 が塗布されるとともに高圧流体のベアリング67への流入を防止する働きをする 。
【0045】 前記多岐管51には、前記通路53aと連通した通路51aが穿孔されており 、該通路51a両端には中空円筒状の接続管61が嵌着されているとともに、中 央部が開口された楕円盤形状の揺動体57が図1ないし図2に示すように支点P において揺動自在に取り付けられている。
【0046】 前記操作機構55は、球面軸受65に当接することにより揺動するように構成 された非回転部55bと、該非回転部55bにベアリング66を介して回転自在 に取り付けられている回転部55aにより構成されている。
【0047】 また、前記揺動体57両端においては、該揺動体57を挟装するようにして連 結体59が設けられているとともに、該連結体59は、勾配(ピッチ角)が変更 自在となるようにして前記揺動体57に取り付けられている。
【0048】 さらに、前記連結体59先端方向においては、通路50bが連通されていると ともに先端部50aに噴射口52が穿孔されている回転翼部50が挟着されるよ うに構成されている。
【0049】 前記の如く回転翼部50を挟着している連結体59は、前記操作機構55と第 三のリンク63を介して連結されるように構成されているため、前記高度操作レ バー36を操作することにより該勾配変更が成される。
【0050】 すなわち、前記高度操作レバー36は、第二のリンク37を介して前記操作機 構55の非回転部55bに連結されているとともに、該リンク機構により操作機 構55を上下動するように構成されているため、前記高度操作レバー36を手前 にひくと、該リンク機構により操作機構55が下方移動し、前記第三のリンク6 3が連結体59縁部を牽引することとなり、該連結体59、ひいては回転翼部5 0のピッチ角が増大し、揚力が増大することにより、空中浮上装置10が上昇を 伴う。
【0051】 さらに、前記高度操作レバー36を手前に押すと、該リンク機構により操作機 構55が上方移動し、前記第三のリンク63が連結体59縁部を上方に押圧する こととなり、該連結体59、ひいては回転翼部50のピッチ角が減少し、揚力が 減少することにより、空中浮上装置10が下降を伴う。
【0052】 また、前記操舵レバー34は、支持部材46、47に支持されたフレキシブル ケーブルよりなる第一のリンク35を介して操作機構55の非回転部55bに連 結されているとともに、該リンク機構により操作機構55を左右に傾斜可能なよ うに構成されているため、前記操舵レバー34を右方に傾けると、前記操作機構 55も傾斜され、ひいては回転翼部50の右方傾斜がなされるため、空中浮上装 置10が右旋回を伴い、前記操舵レバー34を左方に傾けると、前記操作機構5 5も傾斜され、ひいては回転翼部50の左方傾斜がなされるため、空中浮上装置 10が左旋回を伴う。
【0053】 前記可撓管A先端は、前記マスト53基端に接続され、さらに前記接続管61 と回転翼部50基端は、可撓管A同様にゴムホース等からなる可撓管Bを介して 連結されており、これにより高圧流体は、可撓管A、通路53a、通路51a、 接続管61、および通路50bを経由して回転翼部50の先端部50aに穿孔さ れている噴射口52から噴射されるようになる。
【0054】 次に、本考案に係わる空中浮上装置10の使用方法、使用状況について説明す る。
【0055】 まず、使用場所、たとえば遊戯場に空中浮上装置10を設置し、搭乗者は操縦 席31に腰掛け、足をペダル78に載せて、手を高度操作レバー36および操舵 レバー34にかける。
【0056】 前記の如くして準備が完了したら、高圧流体発生装置の駆動を行い、圧縮空気 を回転翼部50に供給することにより、該圧縮空気を前記噴射口52から噴射し 、回転翼部50を回転させる。
【0057】 回転翼部50の回転が安定状態となったら、操縦席31に着いた操縦者は、高 度操作レバー36を手前に引き、空中浮上装置10を浮上させる。
【0058】 このとき、空中浮上装置10は、 接触式の軸封装置70を使用しているため 、潤滑剤を用いても回転翼摺動部84とマスト53の間に、すべり摩擦が必然的 に生じ、また、マスト53にそのすべり摩擦力すなわちトルクが回転翼部50の 回転方向と同方向に生じるため、本体部30が回転翼部50の回転方向と同方向 に回転してしまうという現象がおこり、機体方向が一定しない。
【0059】 このため、操縦者はペダル78を踏み込んでバルブ82、45を開くことによ り圧縮空気を噴射口76から噴射させ、本体部30に必然的に発生する前記トル クと逆方向にモーメントを生ぜしめて本体部30の回転を止め、機体方向を一定 させる。
【0060】 機体方向が一定した後においても、ペダル78の踏込量を調節することにより 機体を任意の方向に向けることができる。
【0061】 すなわち、ペダル78の踏込量を調節し噴射口76からの圧縮空気噴射量を加 減することにより、噴射口76からの圧縮空気噴射により生じるモーメントが前 記トルクより大きいときは該モーメント方向に機体は方向転換し、その逆の場合 は該トルク方向に機体は方向転換する。
【0062】 該モーメントと該トルクの大きさが等しくなったとき、本体部30の回転は停 止し、機体方向が一定することになる。
【0063】 この機体方向転換においては、ペダル78の踏込に脚力を必要とせず、自動車 のアクセルペダルと同様な小さい力でペダル78の踏込量を調節できるので、本 体部に大きいトルクが発生したり本体部が強風を受けた場合においても、トルク 制御・機体方向制御が容易であり、操作性が向上し機体安定性および搭乗者に対 する安全性も向上する。
【0064】 このようにして空中浮上装置10が浮上し、機体方向が一定したら、次に操舵 レバー34を操作することにより空中浮上装置10を左右に旋回させ、操縦者す なわち遊戯者は空中浮上を楽しむことができる。
【0065】 なお、本考案に係わる空中浮上装置は上記構成及び方法に限定されるものでは ない。
【0066】 たとえば、噴射管や噴射口の取付位置は上記位置に限定されるものではなく、 本体部に必然的に生じるトルクを打ち消すモーメントを生じる位置であればよい 。
【0067】 なお、このとき噴射口の位置が回転軸から離れているほど、同じ高圧流体噴射 量あたりに生じるモーメントが大きいので、回転軸と噴射口の距離は、発生する トルクの大きさなどを考慮して決めることが望ましい。
【0068】 また、本実施例においては、動力源にガソリンエンジンを使用しているが、ガ ソリンエンジン以外の内燃機関たとえばディーゼル機関、ガス機関などでもよく 、電気式動力源であってもよい。
【0069】 また、本実施例においては、足の踏込すなわちペダルにより高圧流体噴射量の 調節を行っているが、足の踏込に限定されるものではなく、手による操作レバー などによる調節であってもよい。
【0070】 また、本実施例においては、高圧流体として圧縮空気を使用しているが、高圧 水を噴射させることによっても空中浮上を行うことができるものである。
【0071】 また、本実施例においては、高圧流体発生装置を空中浮上装置に搭載している が、該高圧流体発生装置を空中浮上装置外に設置することも可能である。
【0072】
本考案に係わる空中浮上装置は、上記のように構成されているため、以下に記 すような効果を有する。
【0073】 (1)本考案における空中浮上装置は、本体部に高圧流体噴射口を設けること により、本体部に発生するトルクを制御しているので、装置が簡易化され、軽量 化されるとともに回転翼部回転による揚力が小さくて済み、小型化することがで きるという優れた効果を有する。
【0074】 (2)本考案における空中浮上装置は、本体部に設けられた噴射口からの高圧 流体噴射が回転翼部の回転方向と同方向にされるので、本体部には回転翼部の回 転方向と逆方向にモーメントが生じ、さらには該モーメントを高圧流体の噴射量 を調節することにより制御できるので、本体部に生じるトルクを制御することが できるという優れた効果を有する。
【0075】 (3)本考案における空中浮上装置は、本体部に設けられた噴射口からの高圧 流体噴射量を調節することにより、本体部に生じる必然的なトルクと該トルクと 逆方向のモーメントのバランスをとり、またその強度比変更もできるので、機体 の方向を維持・静止させることができるとともに機体の方向を任意の方向に変え ることができるという優れた効果を有する。
【0076】 (4)本考案における空中浮上装置は、本体部に設けられた噴射口からの高圧 流体噴射制御に腕力や脚力を必要としないので、本体部が大きいモーメントや強 風を受けた場合においても、トルク制御・機体方向制御が容易であり、操作性が 向上し機体安定性および搭乗者に対する安全性も向上するという優れた効果を有 する。
【図1】本考案に係わる空中浮上装置の一実施例を示す
側面図
側面図
【図2】同実施例を示す正面図
【図3】同実施例の回転翼部を示す要部断面図
【図4】同実施例の軸封装置を示す断面図
【図5】本考案に係わる空中浮上装置の他の実施例を示
す側面図
す側面図
A 可撓管 B 可撓管 10 空中浮上装置 30 本体部 31 操縦席 33 支柱 34 操舵レバー 35 第一のリンク 36 高度操作レバー 37 第二のリンク 38 スキッド 39 脚 43 噴射管 45 バルブ 46 支持部材 47 支持部材 50 回転翼部 50a 先端部 50b 通路 51 多岐管 51a 通路 52 噴射口 53 マスト 53a 通路 55 操作機構 55a 回転部 55b 非回転部 57 揺動体 59 連結体 61 接続管 63 第三のリンク 65 球面軸受 66 ベアリング 67 ベアリング 70 軸封装置 72 動力源 74 コンプレッサー 76 噴射口 78 ペダル 80 パッキン溝 82 バルブ 83 連結杆 84 回転翼摺動部 85 開閉用杆 86 パッキン部材
Claims (2)
- 【請求項1】 操縦席が設けられた本体部と、前記本体
部上方に回転自在に取り付けられ噴射口が設けられた回
転翼部と、を有するとともに前記噴射口から高圧流体発
生装置により発生される高圧流体を噴射させることによ
り前記本体部を空中へ浮上させる空中浮上装置におい
て、前記回転翼部の回転に伴い前記本体部が回転するこ
とを抑止する方向に本体部から前記高圧流体を噴射する
ようにしたことを特徴とする空中浮上装置。 - 【請求項2】 高圧流体発生装置を本体部に搭載もしく
は本体部外に設置し、前記高圧流体発生装置により発生
される高圧流体を分岐させることにより、前記回転翼部
の回転に伴い前記本体部が回転することを抑止する方向
に高圧流体を噴射するように構成された噴射口を、本体
部に設けたことを特徴とする請求項1記載の空中浮上装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP456192U JPH0564100U (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 空中浮上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP456192U JPH0564100U (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 空中浮上装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564100U true JPH0564100U (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=11587460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP456192U Pending JPH0564100U (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 空中浮上装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0564100U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111409822A (zh) * | 2020-05-16 | 2020-07-14 | 江西通航科技协同创新有限公司 | 一种轻型直升机操纵机构及该机构的使用方法 |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP456192U patent/JPH0564100U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111409822A (zh) * | 2020-05-16 | 2020-07-14 | 江西通航科技协同创新有限公司 | 一种轻型直升机操纵机构及该机构的使用方法 |
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