JPH0564184U - 木材等の架線運搬装置 - Google Patents
木材等の架線運搬装置Info
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- JPH0564184U JPH0564184U JP329092U JP329092U JPH0564184U JP H0564184 U JPH0564184 U JP H0564184U JP 329092 U JP329092 U JP 329092U JP 329092 U JP329092 U JP 329092U JP H0564184 U JPH0564184 U JP H0564184U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 山林等において伐採した木材を集材して運搬
する木材等の架線運搬装置に関し、搬器の移動に伴う捲
取側と繰出側とのドラム素体の索巻径の大小の変化に起
因する架線の移動速度の変化を捉え、インターロック制
御での両ドラム素体の結合と解除との必要時の操作を容
易且つ簡便に行うことを目的とする。 【構成】 捲取側のドラム素体1aと、繰出側のドラム
素体1′aとの軸部5a,5bを同一軸線上に設けてイ
ンターロック機構部9にて切離可能に結合する構成によ
り木材11等の荷重Wの働きにて繰出側のドラム素体
1′aに発生する回転力を捲取側のドラム素体1aの駆
動力に活用してインターロック制御を行う。
する木材等の架線運搬装置に関し、搬器の移動に伴う捲
取側と繰出側とのドラム素体の索巻径の大小の変化に起
因する架線の移動速度の変化を捉え、インターロック制
御での両ドラム素体の結合と解除との必要時の操作を容
易且つ簡便に行うことを目的とする。 【構成】 捲取側のドラム素体1aと、繰出側のドラム
素体1′aとの軸部5a,5bを同一軸線上に設けてイ
ンターロック機構部9にて切離可能に結合する構成によ
り木材11等の荷重Wの働きにて繰出側のドラム素体
1′aに発生する回転力を捲取側のドラム素体1aの駆
動力に活用してインターロック制御を行う。
Description
【0001】
本考案は、山林等において伐採した木材等を集材して運搬するのに適する木材 等の架線運搬装置に関する。
【0002】
従来、山林等において伐採した木材等を傾斜地、凹地、湿地の地形条件や切株 、立木等の障害物にかかわらず、伐採後の木材を集材して運搬を行うための架線 運搬方法として図8に示すようなランニング・スカイラインといわれる方法があ る。
【0003】 すなわち図8に示すランニング・スカイラインはモータ等の駆動により、回転 可能に例えば台車D上にドラム素体1a,1′aを並列して設けた第1、第2の 1組のウインチ機構部4′A,4′Bと、該ウインチ機構部4′A,4′Bの駆 動により前記ドラム素体1a,1′aに捲揚げ可能および繰出し可能に一端2a ,3a側が捲回される下側架線2および上側架線3と、前記台車D上に搭載した タワーTとともに立木30等の一定高さに取付けられる方向変換用の定滑車30 aを介して前記上側架線3の他端3bが固着される基枠部12a;該基枠部12 aの上部に回転自在に装着され前記上側架線3の上側架線部3Aに移動自在に載 置される2個の移動滑車12b,12b;木材11等の被吊上物を吊上可能に前 記下側架線2の他端2b側に縛束するように前記基枠部12aの下方に装着され た吊滑車12cにより形成される搬器12とから成る構造の架線運搬装置を用い る方法である。
【0004】 そして図8に示すように、この架線運搬装置を使用して木材11を運搬するの には、伐採した木材11等の所望の一端側(鼻先)を前記下側架線2の一端2b に縛束する。
【0005】 その後、一端2a,3aが夫々捲回された第1、第2の1組のウインチ機構部 4′A,4′Bをモータ等の駆動源により駆動して捲取側および繰出側のドラム 素体1a,1′aを夫々回転することにより上側架線3および下側架線2を矢印 イ,ロに示す方向に繰出すとともに捲揚げると、上側架線3の一端3bが結着さ れた基枠部12aを有する搬器12が上側架線3の上側架線部3Aに案内されな がら下側架線2の引張力を受けて移動するので、この搬器12の下方部に装設さ れた吊滑車12cに捲回される下側架線2の他端2b(先端)により縛束された 木材11は傾斜地H等に沿って中空に吊上げられながら所望の場所に運搬され、 集材は行われる。
【0006】 ところが繰出側のドラム素体1′aの上側架線3の繰出量が捲取側のドラム素 体1aよりも多い場合には運搬すべき木材11が下がり、同様に捲取側のドラム 素体1aの下側架線2の捲取量が繰出側のドラム素体1′aの繰出量よりも少な い場合にも搬器12によって吊上げた木材11が下がることになる。
【0007】 このため搬器12が独走するのを防止するのと、上側架線3と下側架線2とを 緊張した状態で木材11の降下を防止しながら木材11を搬器12に吊下げた状 態で運搬を行うのには繰出側のドラム素体1aに木材11の荷重Wに相当する制 動ブレーキ等をかける必要があった。
【0008】 このブレーキ操作には熟練を必要とし、運搬操作に手間がかかる点に鑑み、従 来、図9に示すように繰出側および捲取側の両ドラム素体1′a,1aをその両 ドラム素体1′a,1aに同軸に並列的に設けた歯車やスプロケット50′a, 50aに対して歯車、チェーン51等の動力伝達部品よりなるインターロック機 構部9′を用いて連係することにより、運搬すべき木材11の荷重Wの働きにて 繰出側のドラム素体1′aの回転力を駆動側のドラム素体1aの駆動力に活用し て運転を行うインターロック(馬力回生)制御が行われていた。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら上記従来のインターロック制御は、図9に示すように歯車、チェ ーン51等の動力伝達部品よりなるインターロック機構部9′を用いて並列的に 配置された捲取側のドラム素体1aと繰出側のドラム素体1′aとを連係した構 造であるので、被吊上物の運搬時にはドラム素体1a,1′aの回転速度は同様 になるが、搬器12の移動に伴う捲取側のドラム素体1aと繰出側のドラム素体 1′aとの索巻径R1,R2(上側架線3と下側架線2との巻数)の変化に起因 する下側架線2と上側架線3との移動速度V1,V2(索速度)が変化するのを 無視したものである。
【0010】 すなわち図8および図9に示すように両ドラム素体1a,1′aを連係し、上 側架線3と下側架線2との索速度が均衡するロックポイントNよりも搬器12が 遠くを走行している間は繰出側のドラム素体1′aの索巻径R2の方が捲取側の ドラム素体1aの索巻径R1よりも大きいので、繰出側の上側架線3の方が速く 移動速度V2にて移動して木材11は地面に対し、降下するが、反対にロックポ イントNに搬器12が近くなった元柱寄りにおいては捲取側のドラム素体1aの 索巻径R1の方が繰出側のドラム素体1′aよりも大きく下側架線2の移動速度 V1が大きくなり、木材11は上昇して搬器12の底部に衝合し、索張力が増大 し、搬器12が走行しないという不都合があった。
【0011】 このため従来のインターロック機構部9′においては時々、インターロック機 構部9′のギヤ、チェーン51等をドラム素体1a,1′aから結合を解いて上 側架線3と下側架線2との移動速度V1,V2を調整する必要があるが、捲取側 のドラム素体1aと繰出側のドラム素体1′aとを結合しているギヤ相互の食付 きやスプロケット50a,50′a間に捲回しているチェーン51の結合とその 解除には多くの手間がかかり、操作も難しく実用に供しなかった。
【0012】 しかも木材11の集材中或いは上側架線3と下側架線2との架設中には捲取側 と繰出側の両ドラム素体1a,1′aをインターロック機構部9′の結合から切 離してドラム素体1a,1′aの何れかを単独に運転操作する必要性があるが、 図9に示す従来のインターロック制御は両ドラム素体1a,1′aに同軸に設け た受動側のギヤに対して駆動側のギヤを噛合したり、チェーン51等の動力伝達 部品を両ドラム素体1a,1′aに同軸に設けたスプロケット50a,50′a 間に一度結合してしまうと、再びチェーン51等をスプロケット50a,50′ aに結合するのに手間がかかるものであった。
【0013】 本考案は上記従来の欠点を解決するために被吊上物の運搬中における搬器の移 動に伴う捲取側のドラム素体と繰出側のドラム素体との索巻径の変化に起因する 架線の移動速度の変化を適切に捉え、ブレーキ操作を行うことなく両ドラム素体 の結合および解除の必要時の操作を容易且つ簡便に行うようになし、木材等の被 吊上物の運搬を吊上げ高さが変化せずに安定した状態で行うとともに集材中また は上側架線と下側架線の架設中等における捲取側または繰出側の何れかのドラム 素体の単独運転を可能となすことを目的とする。
【0014】
本考案は上記課題を達成するために、捲取側および繰出側に夫々回転駆動する ドラムを有するウインチ機構部と、該ドラム素体に一端側が捲回され且つ繰出す かまたは捲揚げにより移動自在となる上側架線および下側架線と、前記上側架線 の他端が結着されるとともに該上側架線の上側架線部に移動滑車が載置されて移 動自在に吊下げられる搬器と、該搬器の下部に設けた吊滑車に他端が捲回される ことにより前記下側架線にて木材を吊上げて運搬し、集材する木材等の架線運搬 装置にして、捲取側および繰出側の前記ドラム素体を略同一軸線上に回転可能に 配置するとともに該ドラム素体の軸部をインターロック機構部を介して切離可能 に結合するという手段を採用した。
【0015】
略同一軸線上に配した繰出側のドラム素体の軸と捲取側のドラム素体の軸とを インターロック機構部によって切離可能に結合したので、木材等の被吊上物の運 搬中に繰出側と捲取側との両ドラム素体の索巻径の相違に伴う索(上側架線と下 側架線)の移動速度を考慮し、被吊上物の荷重により繰出側のドラム素体に発生 する回転力を捲取側のドラム素体の駆動力に活用して自動的にインターロック制 御を行うことができるとともに必要時にはインターロック機構部を自動的に切離 して繰出側または捲取側のドラム素体を単独に回転することができる。
【0016】
図1乃至図5は本考案の一実施例を示すものである。 本実施例においてランニング・スカイラインによる架線方法および運搬方法は 図8および図9に示す従来の方法と同様であり、同一部分は同一符号で示す。
【0017】 図1乃至図4において1a,1b;1′a,1′bは下側架線2の捲揚用およ び上側架線3の繰出用の1組のウインチ機構部4A,4Bを形成するためのドラ ム素体であり、このドラム素体1a,1b;1′a;1′bは全体形状が略円筒 形で略同径に形成されて軸5a,5bにて同一軸線上に回転自在に例えば台車D 上に設置される。
【0018】 前記ドラム素体1a,1b;1′a,1′bは駆動源としてのモータM、およ びプーリ6,7、このプーリ6,7に捲回されるベルト8等の適宜動力伝達部品 によって駆動源としてのモータMからの回転力を受動して回転される。
【0019】 9は捲取側のドラム素体1a,1bの軸5aと繰出側のドラム素体1′a,1 ′bの軸5bとを切離可能に結合するインターロック機構部であり、このインタ ーロック機構部9はこの実施例においては同一軸線上に配置される前記軸5a, 5bの衝合端に噛合自在のギヤ10a,10bを装着したギヤ式のものが使用さ れる。
【0020】 このインターロック機構部9は例えば被吊上物としての木材11の吊上げ運搬 中において捲取側のドラム素体1aと繰出側のドラム素体1′aとはギヤ10a ,10bが噛合状態にて連係することにより、被吊上物としての木材11の荷重 Wの働きにて繰出側のドラム素体1′a,1′bに発生する回転力を駆動側とな る捲取側のドラム素体1a,1bに活用してインターロック制御を行う。
【0021】 そしてインターロック機構部9において上側架線3と下側架線2との索速度が 均衡するロックポイントNよりも搬器12が遠くを走行し、繰出側のドラム素体 1′a,1′bの索巻径R2,R′2が捲取側のドラム素体1a,1bの索巻径 R1,R′1よりも大きく繰出側の上側架線3の移動速度V2が速い場合、また 反対にロックポイントNに搬器12が近くなったタワーT(元柱)寄りにおいて 捲取側のドラム素体1a,1bの索巻径R1,R′1の方が繰出側のドラム素体 1′a,1′bの索巻径R2,R′2より大きく下側架線2の移動速度V1が大 きい場合、或いは木材11の集材中または上側架線3と下側架線2との架設中の 必要時に軸5aを軸5bから切離す(図4参照)ことによって両ドラム素体1a ,1′a;1b,1′bの回転を自由に単独回転させ、繰出側の上側架線3と捲 取側の下側架線2との移動速度V1,V2を索巻径R1,R2に合せて調整する 。
【0022】 前記搬器12は台車D上に搭載したタワーTとともに立木30等の一定高さに 取付けられる方向変換用の定滑車30aを介して上側架線3の一端3bが固着さ れる基枠部12aと、基枠部12aの上部に回転自在に装着され上側架線3の上 側架線部3Aに移動自在に載置される2個の移動滑車12b,12bと、木材1 1等の被吊上物を吊上可能に前記下側架線2の他端2bに縛束するように基枠部 12aの下方に装着された吊滑車12cとにより形成される。
【0023】 前記ギヤ10a,10bを噛合自在にすることによりギヤ10a,10bを結 合したり、またはその結合を解除する手段は、略同一軸線上に配置された前記軸 5a,5bの何れか一方または双方、例えば図3および図4に示すように一方の 軸5bを回転自在に支持するための軸受部13を継手部材14を介してシリンダ S1等の駆動によって木材11の集材中、または上側架線3と下側架線2との架 設中等の必要時に略同一軸線上にある一方の軸5bを他方の軸5aから軸線方向 に移動することにより切離して捲取側のドラム素体1a,1bの回転と、繰出側 のドラム素体1′a,1′bの回転とを制御するようになした。
【0024】 1c,1′cは捲取側あるいは繰出側のドラム素体1a,1′aの前方に配し たストレージ・ドラムである。
【0025】 本考案の一実施例は上記構成からなり、先ず木材11を集材し、運搬を行うの には台車D上に搭載したタワーT(元木に相当)と立木30との間に、繰出側の ドラム素体1′aと捲取側のドラム素体1aとに一端2a,3aを夫々捲回した 上側架線3と下側架線2とを定滑車30a等を介して索張りしたり、上側架線3 の他端3bを基枠部12aに取付けるとともに移動滑車12b,12bを上側架 線3の上側架線部3Aに載置することにより搬器12をセットする等の架線作業 等の準備作業や集材作業を行い、所望の木材11の一端側(鼻先)を下側架線2 の一端2bに縛束する。
【0026】 その後、図1に示すように、ウインチ機構部4A,4BをモータM等により駆 動して捲取側および繰出側のドラム素体1a,1′a;1b,1′bを夫々回転 することにより、上側架線3,下側架線2を矢印イ,ロに示す方向に繰出すとと もに捲揚げることによって搬器12を移動するとともに搬器12の下方部に装設 した吊滑車12cに捲回された下側架線2の他端2b(先端)に縛束した被吊上 物としての木材11を傾斜地H等に沿って吊上げながら所望の場所に運搬する点 は従来の架線運搬装置と同様の作用がある。
【0027】 しかしながら本実施例においては上記運搬中に、略同一軸線上に設けた捲取側 のドラム素体1a,1bと繰出側のドラム素体1′a,1′bとの軸5a,5b の衝合端に夫々装設したインターロック機構部9のギヤ10a,10bが直列的 に噛合しているので、操作性が良く、しかも搬器12によって吊上げられる木材 11の荷重Wの働きにより繰出側のドラム素体1′a,1′bに発生する回転力 をギヤ10a,10bを介して捲取側のドラム素体1a,1bに効率良く伝達し て活用するインターロック(馬力回生)によって木材11を傾斜地H等から略一 定の高さhに吊上げた状態で搬器12を移動して木材11を運搬することができ るとともに構造堅牢になる(図1、図2参照)。
【0028】 従って従来のように搬器12の独走を防止したり、吊上げる木材11の降下を 防止するために上側架線3の移動を制動するブレーキ操作は不要になる。
【0029】 さらに図9に示すように並列的に設けた繰出側のドラム素体1′aと捲取側の ドラム素体1aとのスプロケット50′a,50a相互を歯車、チェーン51等 の動力伝達部品にて連係した従来のインターロック機構部9′とは異なり、部品 点数は少なく、製作および組付けは容易となる。
【0030】 しかも木材11の運搬中に上側架線3と下側架線2との索速度が均衡する例え ば図1に示すロックポイントNよりも搬器12が遠くを走行し、繰出側のドラム 素体1′a,1′bの索巻径R2,R′2が捲取側のドラム素体1a,1bの索 巻径R1,R′1より大きく、繰出側の上側架線3の方が捲取側の下側架線2よ りも移動速度V2にて速く移動する場合、また反対にロックポイントNに搬器1 2がタワーTに近くなった(元柱寄り)において、捲取側のドラム素体1a,1 bの索巻径R1,R′1の方が繰出側のドラム素体1′a,1′bの索巻径R2 ,R′2より大きく下側架線2の移動速度V1が大きくなる場合にはシリンダー S1を駆動して略同一軸線上に配置されている軸5bを他方の軸5aに対して軸 方向に移動することによりインターロック機構部9のギヤ10a,10bの噛合 を解いてその結合を解除し、繰出側のドラム素体1′a,1′bから繰出される 上側架線3と、捲取側のドラム素体1a,1bに捲取られる下側架線2との移動 速度V1,V2を自動的に調整する。
【0031】 このようにして所望場所に木材11を運搬する。
【0032】 また図6に示すものは本考案の第2実施例であり、この実施例においては捲取 側のドラム素体1a,1bと繰出側のドラム素体1′a,1′bとを切離可能に 結合するインターロック機構部9を前記実施例のものが略同一軸線上に配置した 軸5a,5bにギヤ10a,10bを切離し可能に噛合するように形成している が、この実施例においては駆動側と受動側との軸5a,5bの衝合端に、大径部 10c1 ,10d1 と小径部10c2 ,10d2 とを夫々同軸に設けた摩擦クラ ッチ盤10c,10dを略同一軸線上に配置したことにより、捲取側のドラム素 体1a,1bの索巻径R1,R′1と繰出側のドラム素体1′a,1′bの索巻 径R2,R′2との大小による上側架線3と下側架線2との夫々の移動速度V1 ,V2の遅速の相違に応じて例えば軸5bを矢印の如く軸方向に移動して摩擦ク ラッチ盤10c,10dを大径部10c1 ,10d1 側相互もしくは小径部10 c2 ,10d2 側相互が接触するように切換操作することにより受動側のドラム 素体1′a,1′bの駆動力を摩擦クラッチ盤10c,10dを介して駆動側の ドラム素体1a,1bに回生するインターロック制御を行う。
【0033】 さらに図7に示すものは本考案の第3実施例であり、この実施例においては同 様にトルクコンバータ20と、捲取側のドラム素体1a,1bと、ベーンモータ 22と、該ベーンモータ22の外周に設けたギヤ部22aに噛合するギヤ部1′ a1 ,1′b1 を外周一側に設けた繰出側のドラム素体1′a, 1′bとを軸5 aを使用して夫々同一軸上に配列するとともに前記ベーンモータ22に対してベ ーンポンプ21を接続し、このベーンポンプ21のロータが一側端に設けられる 軸5′aの他端に装着したギヤ23と、このギヤ23に前記軸5aに装着したギ ヤ24を噛合する構成により、捲取側のドラム素体1a,1bが回転駆動すると 、ベーンモータ22のロータは回転されてギヤ部22aが回転するので、ギヤ部 22aに噛合しているギヤ部1′a1, 1′b1 を有する繰出側のドラム素体1 ′a,1′bは回転され、その回転は入力側にインターロックされて回生され、 索巻径R1,R′1;R2,R′2の大小の相違に起因する上側架線3と下側架 線2との移動速度V1,V2の遅速に応じてベーンポンプ21を駆動してベーン モータ22に送る油量を調整することにより繰出側のドラム素体1bの回転速度 を調整するという油圧制御式のインターロック制御を示している。
【0034】 上記実施例の説明においては2個、並列的に設けた捲取側のドラム素体1a, 1bのうちの1つのドラム素体1aに駆動源としてのモータMを連結することに より、モータMの駆動力を受動して回転するようになしているが、図には示さな いが捲取側の他方のドラム素体1bにモータMを連結したり、または繰出側のド ラム素体1′a,1′bに対して駆動源としてのモータMを動力伝達部品を介し て連結することによりドラム素体,1a,1b;1′a,1′bを回転駆動する ものにおいても本考案は適用できる。
【0035】 しかも上記第1実施例および第2実施例においては同一軸線上に配置した軸5 a,5bのうち捲取側の軸5aに対して繰出側の軸5bを軸線方向にシリンダS 1等の駆動力によって移動自在になしているが、反対に軸5bに対して軸5aを 軸線方向に移動することによりインターロック機構部9を形成するギヤ10a, 10a′または摩擦クラッチ盤10c,10dの結合または結合を解除すること もできる。
【0036】
上述のように本考案は被吊上物の運搬中等における搬器の移動に伴う捲取側の ドラム素体と繰出側のドラム素体との索巻径の変化に起因する架線の移動速度の 変化を適切に捉えて従来のようにブレーキ操作を行うことなく捲取側と繰出側と の両ドラム素体の結合および解除の操作性を容易且つ簡便に行うようになし、木 材等の被吊上物の運搬をその吊上高さが変化せずに安定した状態で行うことがで きるとともに集材中または上側架線および下側架線の架設中等における必要時の 捲取側または繰出側の何れかのドラム素体の単独運転は可能になる。
【図1】ランニング・スカイラインの架線運搬方法を適
用した本考案の一実施例を示す側面図である。
用した本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】同じくインターロック機構部を示す要部の平面
図である。
図である。
【図3】正面図である。
【図4】同じくインターロック機構部を切離した状態の
平面図である。
平面図である。
【図5】(a)は本実施例を形成する繰出側のドラム素
体を示す説明用の側面図である。(b)は捲取側のドラ
ム素体を示す説明用の側面図である。
体を示す説明用の側面図である。(b)は捲取側のドラ
ム素体を示す説明用の側面図である。
【図6】本考案の第2実施例を示す断面図である。
【図7】本考案の第3実施例を示す側面図である。
【図8】従来のランニング・スカイライン架線運搬方法
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図9】従来のインターロック制御を示す側面図であ
る。
る。
1a ドラム素体 1′a ドラム素体 1b ドラム素体 1′b ドラム素体 2 下側架線 3 上側架線 4A ウインチ機構部 4B ウインチ機構部 9 インターロック機構部 12 搬器 12c 吊滑車 D 台車
Claims (2)
- 【請求項1】 捲取側および繰出側に夫々回転駆動する
ドラム素体を有するウインチ機構部と、該両ドラム素体
に一端側が捲回され且つ繰出すかまたは捲揚げにより移
動自在となる上側架線および下側架線と、前記上側架線
の他端が結着されるとともに該上側架線の上側架線部に
移動滑車が載置されて移動自在に吊下げられる搬器と、
該搬器の下部に設けた吊滑車に他端が捲回されることに
より前記下側架線にて木材を吊上げて運搬し、集材する
木材等の架線運搬装置にして、捲取側および繰出側の前
記ドラム素体を略同一軸線上に回転可能に配置するとと
もに該ドラム素体の軸部をインターロック機構部を介し
て切離可能に結合することを特徴とした木材等の架線運
搬装置。 - 【請求項2】 同軸上に配置される捲取側および繰出側
の前記ウインチ機構部の前記ドラム素体と、前記インタ
ーロック機構部とが台車上に運搬可能に設けられたこと
を特徴とする請求項1に記載の木材等の架線運搬装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992003290U JP2585936Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 木材等の架線運搬装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992003290U JP2585936Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 木材等の架線運搬装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564184U true JPH0564184U (ja) | 1993-08-24 |
| JP2585936Y2 JP2585936Y2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=11553267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992003290U Expired - Lifetime JP2585936Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 木材等の架線運搬装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2585936Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016032988A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 有限会社ラボコスタ | 往復担体の可逆駆動装置 |
| WO2019176456A1 (ja) | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 森の機械株式会社 | 架線式搬器 |
| JP7046406B1 (ja) * | 2021-12-07 | 2022-04-04 | 合同会社森林システム研究所 | 集材機及び集材機用ロープ巻き取り装置 |
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|---|---|---|---|---|
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1992
- 1992-01-31 JP JP1992003290U patent/JP2585936Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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|---|---|
| JP2585936Y2 (ja) | 1998-11-25 |
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