JPH0564588A - 短い重鎖を有するヒトプロテインcおよび活性化ヒトプロテインc - Google Patents
短い重鎖を有するヒトプロテインcおよび活性化ヒトプロテインcInfo
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- JPH0564588A JPH0564588A JP3228687A JP22868791A JPH0564588A JP H0564588 A JPH0564588 A JP H0564588A JP 3228687 A JP3228687 A JP 3228687A JP 22868791 A JP22868791 A JP 22868791A JP H0564588 A JPH0564588 A JP H0564588A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】安定性の向上したヒトプロテインC又は活性ヒ
トプロテインCを提供する。 【構成】活性化ヒトプロテインCの重鎖C末が天然型の
ものより数個削除された構造の蛋白。
トプロテインCを提供する。 【構成】活性化ヒトプロテインCの重鎖C末が天然型の
ものより数個削除された構造の蛋白。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、短い重鎖を有するヒト
プロテインCまたは活性化ヒトプロテインCに関するも
のである。さらに詳しくは抗凝固剤または線溶促進剤と
して使用し得る短鎖のヒトプロテインCまたは活性化ヒ
トプロテインCに関するものである。
プロテインCまたは活性化ヒトプロテインCに関するも
のである。さらに詳しくは抗凝固剤または線溶促進剤と
して使用し得る短鎖のヒトプロテインCまたは活性化ヒ
トプロテインCに関するものである。
【0002】ここで、本明細書において、アミノ酸配列
はIUPAC―IUB生化学委員会(CBN)で採用さ
れた方法により略記するものとし、たとえば下記の略号
を用いる。
はIUPAC―IUB生化学委員会(CBN)で採用さ
れた方法により略記するものとし、たとえば下記の略号
を用いる。
【0003】Ala L―アラニン Arg L―アルギニン Asn L―アスパラギン Asp L―アスパラギン酸 Cys L―システイン Gln L―グルタミン Glu L―グルタミン酸 Gly グリシン His L―ヒスチジン Ile L―イソロイシン Leu L―ロイシン Lys L―リジン Met L―メチオニン Phe L―フェニルアラニン Pro L―ブロリン Ser L―セリン Thr L―スレオニン Trp L―トリプトファン Tyr L―チロシン Val L―バリン
【0004】また、DNAの配列はれそを構成する各デ
オキシリボヌクレオチドに含まれる塩基の種類で略記す
るものとし、たとえば下記の略号を用いる。
オキシリボヌクレオチドに含まれる塩基の種類で略記す
るものとし、たとえば下記の略号を用いる。
【0005】 A アデニン(デオキシアデニル酸を示す。) C シトシン(デオキシシチジル酸を示す。) G グアニン(デオキシグアニル酸を示す。) T チミン (デオキシチミジル酸を示す。)
【0006】
【従来の技術】プロテインCは血漿セリンプロテアーゼ
前駆体の一種であって、血小板や血管内皮細胞の表面
で、トロンビンとそのレセプターであるトロンボモジュ
リンとの複合体による限定分解を受けて活性化され、セ
リンプロテアーゼである活性化プロテインC(以下AP
Cという)に変換される。APCは血液凝固系の活性化
第5因子および活性化第8因子を選択的に分解すること
によって抗凝固活性を発揮する。この活性はプロテイン
Sによって増強されることが知られている。また、AP
Cは組織プラスミノーゲンアクチベータの阻害剤である
PAI-1 を切断することにより、線溶促進活性をもつと考
えられている。
前駆体の一種であって、血小板や血管内皮細胞の表面
で、トロンビンとそのレセプターであるトロンボモジュ
リンとの複合体による限定分解を受けて活性化され、セ
リンプロテアーゼである活性化プロテインC(以下AP
Cという)に変換される。APCは血液凝固系の活性化
第5因子および活性化第8因子を選択的に分解すること
によって抗凝固活性を発揮する。この活性はプロテイン
Sによって増強されることが知られている。また、AP
Cは組織プラスミノーゲンアクチベータの阻害剤である
PAI-1 を切断することにより、線溶促進活性をもつと考
えられている。
【0007】ヒトプロテインCのアミノ酸配列について
は既に、Proc.Natl.Acad.Sci .USA ,82,4673-467
7 (1985)等で明らかなように、Gla ドメインおよびエ
ピダーマルグロースファクター(EGF)様ドメインを
アミノ末端側に有する軽鎖(分子量約21,000)と活性化
ぺプチドおよび触媒ドメインからなる重鎖(分子量約4
1,000)とがジスルフィド結合したもの(2本鎖型)で
ある。
は既に、Proc.Natl.Acad.Sci .USA ,82,4673-467
7 (1985)等で明らかなように、Gla ドメインおよびエ
ピダーマルグロースファクター(EGF)様ドメインを
アミノ末端側に有する軽鎖(分子量約21,000)と活性化
ぺプチドおよび触媒ドメインからなる重鎖(分子量約4
1,000)とがジスルフィド結合したもの(2本鎖型)で
ある。
【0008】具体的には天然型ヒトプロテインCは図1
に示すように、軽鎖はアミノ末端Ala からカルボキシル
末端のLeu まで155個のアミノ酸からなり、重鎖はア
ミノ末端のAsp からカルボキシル末端のPro まで262 個
のアミノ酸からなっており、軽鎖と重鎖は細胞中で(H
2 N―)軽鎖-Lys-Arg- 重鎖(―COOH)の形で生合
成され、細胞から分泌される過程でLys-Arg が切断さ
れ、2本鎖化される。軽鎖と重鎖とは、軽鎖のアミノ末
端から141番目のCys と重鎖のアミノ末端から120
番目のCys との間でS―S結合で結合している。
に示すように、軽鎖はアミノ末端Ala からカルボキシル
末端のLeu まで155個のアミノ酸からなり、重鎖はア
ミノ末端のAsp からカルボキシル末端のPro まで262 個
のアミノ酸からなっており、軽鎖と重鎖は細胞中で(H
2 N―)軽鎖-Lys-Arg- 重鎖(―COOH)の形で生合
成され、細胞から分泌される過程でLys-Arg が切断さ
れ、2本鎖化される。軽鎖と重鎖とは、軽鎖のアミノ末
端から141番目のCys と重鎖のアミノ末端から120
番目のCys との間でS―S結合で結合している。
【0009】ヒトプロテインCから活性化ヒトプロテイ
ンCへの変換は、ヒトプロテインCの重鎖のアミノ末端
(以下、N末という)から12番目のアミノ酸から重鎖
のN末のアミノ酸までの活性化ポリペプチドが除去され
ることによって行われる。従って、活性化ヒトプロティ
ンCのアミノ酸配列はヒトプロテインCのアミノ酸配列
において、ヒトプロテインCのアミノ酸配列から、重鎖
のN末から12番目のアミノ酸から重鎖のN末のアミノ
酸までのすべてを除いたものであるがC末端側のアミノ
酸の活性に及ぼす影響や構造の安定性等に関しては明ら
かでない。
ンCへの変換は、ヒトプロテインCの重鎖のアミノ末端
(以下、N末という)から12番目のアミノ酸から重鎖
のN末のアミノ酸までの活性化ポリペプチドが除去され
ることによって行われる。従って、活性化ヒトプロティ
ンCのアミノ酸配列はヒトプロテインCのアミノ酸配列
において、ヒトプロテインCのアミノ酸配列から、重鎖
のN末から12番目のアミノ酸から重鎖のN末のアミノ
酸までのすべてを除いたものであるがC末端側のアミノ
酸の活性に及ぼす影響や構造の安定性等に関しては明ら
かでない。
【0010】
【発明の目的】ヒトプロテインC(以下PCと略す)か
ら活性化ヒトプロテインC(以下APCと略す)を製造
するためには適当な活性化剤、例えばトロンビン、トロ
ンビン―トロンボモジュリン複合体等をPCに作用させ
活性化ペプチドをPCより除去する必要がある。
ら活性化ヒトプロテインC(以下APCと略す)を製造
するためには適当な活性化剤、例えばトロンビン、トロ
ンビン―トロンボモジュリン複合体等をPCに作用させ
活性化ペプチドをPCより除去する必要がある。
【0011】我々は活性化操作の際に、活性化のペプチ
ドと共に、PCに由来する他のペプチド特に重鎖のC末
端側ペプチドがPCより除去されるものが存在し、それ
は短い重鎖を有するにもかかわらず生理活性が尚も存在
することを見い出した。
ドと共に、PCに由来する他のペプチド特に重鎖のC末
端側ペプチドがPCより除去されるものが存在し、それ
は短い重鎖を有するにもかかわらず生理活性が尚も存在
することを見い出した。
【0012】このようなPCの重視のC末端アミノ酸を
含むペプチドが除去されたPC又はAPCは、既に酵素
の作用を受けたものであるため、最も安定性の高いPC
又はAPCとなっている。
含むペプチドが除去されたPC又はAPCは、既に酵素
の作用を受けたものであるため、最も安定性の高いPC
又はAPCとなっている。
【0013】
【発明の構成】すなわち本発明は、基本的に天然型のヒ
トプロテインCまたは活性化ヒトプロテインCの構造を
有し、天然型の活性化ヒトプロテインCで計算して重鎖
におけるアミノ末端が239番目〜246番目のいずれ
かのアミノ酸末端であることを特徴とする重鎖を持った
PC又はAPCに関するものである。
トプロテインCまたは活性化ヒトプロテインCの構造を
有し、天然型の活性化ヒトプロテインCで計算して重鎖
におけるアミノ末端が239番目〜246番目のいずれ
かのアミノ酸末端であることを特徴とする重鎖を持った
PC又はAPCに関するものである。
【0014】上述のPC又はAPCの一次構造はPC又
はAPCにおける最も安定な構造であると共に当該AP
Cは十分な生理活性を有している。
はAPCにおける最も安定な構造であると共に当該AP
Cは十分な生理活性を有している。
【0015】PCの性質としては、例えば、本発明の蛋
白をプロテインC活性化酵素で処理することにより、抗
凝固活性、線溶促進活性、アミダーゼ活性等を有するよ
うになること等が挙げられる。
白をプロテインC活性化酵素で処理することにより、抗
凝固活性、線溶促進活性、アミダーゼ活性等を有するよ
うになること等が挙げられる。
【0016】すなわち、本発明のPCは、天然型のヒト
プロテインCと同じくプロテインC活性化酵素で処理す
ることにより本発明のAPCに変換される。ここでプロ
テインC活性化酵素としては、トロビン、トロンビン―
トロンボモジュリン複合体、蛇毒等が挙げられる。
プロテインCと同じくプロテインC活性化酵素で処理す
ることにより本発明のAPCに変換される。ここでプロ
テインC活性化酵素としては、トロビン、トロンビン―
トロンボモジュリン複合体、蛇毒等が挙げられる。
【0017】また、これらの本発明のAPCを得るため
には遺伝子工学的手法も用いる事が出来る。すなわち、
重鎖C末端に存在するペプチドをあらかじめ欠失させて
おくことにより、安定な構造を活性化前に得ることが出
来る。
には遺伝子工学的手法も用いる事が出来る。すなわち、
重鎖C末端に存在するペプチドをあらかじめ欠失させて
おくことにより、安定な構造を活性化前に得ることが出
来る。
【0018】また、さらに重鎖N末端に存在する活性化
ペプチドも同時に欠失させておくことにより直接本発明
のAPCとして発現させることも可能である。
ペプチドも同時に欠失させておくことにより直接本発明
のAPCとして発現させることも可能である。
【0019】また、APC活性としては、前述したとお
り、凝固系の活性化第5因子および活性化第8因子を選
択的に分解する抗凝固活性、並びに組織プラスミノーゲ
ンアクチベーターの阻害剤であるPAI-1 と反応してPAI-
1 を失活させることに起因する線溶活性等があげられ
る。
り、凝固系の活性化第5因子および活性化第8因子を選
択的に分解する抗凝固活性、並びに組織プラスミノーゲ
ンアクチベーターの阻害剤であるPAI-1 と反応してPAI-
1 を失活させることに起因する線溶活性等があげられ
る。
【0020】本発明において、本発明の蛋白をコードす
るDNA配列とは、それを含有するプラスミドを宿主に
導入し、培養せしめたときに、本発明の性質を有する蛋
白が結果的に発現されるDNA配列であればよく、その
中間に構造遺伝子以外の他の遺伝子(例えばイントロ
ン)が介在していてもよい。
るDNA配列とは、それを含有するプラスミドを宿主に
導入し、培養せしめたときに、本発明の性質を有する蛋
白が結果的に発現されるDNA配列であればよく、その
中間に構造遺伝子以外の他の遺伝子(例えばイントロ
ン)が介在していてもよい。
【0021】本発明の蛋白をコードするDNA断片は、
宿主ベクター系に応じて適当に選ばれた発現用ベクター
に組み込まれる。そのような発現ベクターの具体例とし
ては、アデノウイルス主要後期プロモーター、SV40
初期プロモーター、SV40後期プロモーター、マウス
メタロチオネイン1・プロモーター、MMTV(マウス
乳頭腫ウイルス)プロモーター、RSV(ラウス肉腫ウ
イルス)プロモーター等を有するプラスミドベクターあ
るいはBovineパピローマウイルス等のウイルス由来のベ
クター等が用いられる。
宿主ベクター系に応じて適当に選ばれた発現用ベクター
に組み込まれる。そのような発現ベクターの具体例とし
ては、アデノウイルス主要後期プロモーター、SV40
初期プロモーター、SV40後期プロモーター、マウス
メタロチオネイン1・プロモーター、MMTV(マウス
乳頭腫ウイルス)プロモーター、RSV(ラウス肉腫ウ
イルス)プロモーター等を有するプラスミドベクターあ
るいはBovineパピローマウイルス等のウイルス由来のベ
クター等が用いられる。
【0022】前記DNA断片のかかるベクターへの組み
込みはそれ自体既知の方法で行うことができ、例えばMi
ura O. et al., J. Clin. Invest. 83,1598-1604 (19
89)等の文献に記載の方法によって行うことができる。
込みはそれ自体既知の方法で行うことができ、例えばMi
ura O. et al., J. Clin. Invest. 83,1598-1604 (19
89)等の文献に記載の方法によって行うことができる。
【0023】一方、宿主用の動物細胞とししてはヒトま
たはヒト以外の動物細胞のいずれであってもよく、例え
ばCHO, C127, BHK,Cos1,Cos7,LM,NIH3T3,293 ,He
la等があげられ、中でも CHO, BHK,293 が好ましい。
たはヒト以外の動物細胞のいずれであってもよく、例え
ばCHO, C127, BHK,Cos1,Cos7,LM,NIH3T3,293 ,He
la等があげられ、中でも CHO, BHK,293 が好ましい。
【0024】上記発現型ベクターのこれらの細胞へのト
ランスフェクションも、また当該分野でよく知られたそ
れ自体公知の方法によって行うことができ、例えばSpan
didos D.A. and Wilkie N.M.,Expression of Exogenous
DNA in Mammalian Cells, Ed. Hames B.D.an Higgins
S.J. Transcription and Translation,IRL Press ,Ox
ford,ppl-48等の文献記載の方法によって行うことがで
きる。
ランスフェクションも、また当該分野でよく知られたそ
れ自体公知の方法によって行うことができ、例えばSpan
didos D.A. and Wilkie N.M.,Expression of Exogenous
DNA in Mammalian Cells, Ed. Hames B.D.an Higgins
S.J. Transcription and Translation,IRL Press ,Ox
ford,ppl-48等の文献記載の方法によって行うことがで
きる。
【0025】かくして得られた形質転換細胞は、それぞ
れの細胞に適合した条件下に常法で培養し、それ培養液
から目的とする本発明の蛋白を回収することができる。
れの細胞に適合した条件下に常法で培養し、それ培養液
から目的とする本発明の蛋白を回収することができる。
【0026】本発明のPC又はAPCの定量法は特開昭
61-283868 号公報によって示された方法を用いることが
できる。この方法によれば、Gla をもつヒトプロテイン
Cおよび/または活性化ヒトプロテインCの活性を有す
る蛋白のみを測定することもできる。
61-283868 号公報によって示された方法を用いることが
できる。この方法によれば、Gla をもつヒトプロテイン
Cおよび/または活性化ヒトプロテインCの活性を有す
る蛋白のみを測定することもできる。
【0027】本発明のPC又はAPCの精製には、バリ
ウム吸着法、イオン交換クロマトグラフィー法を含む天
然型ヒトプロテインCの精製法を応用することができる
が、カルシウムイオンによるGla ドメインのコンホメー
ション変化を認識する抗ヒトプロテインCモノクローナ
ル抗体を使用したアフィニティカラムクロマトグラフィ
ーを用いるのが特に好ましい(特開昭64-85091号公報参
照)。この方法は、Gla を有するPC又はAPCのみを
精製できる点と、EDTAという温和な溶離剤が使える
点で優れた方法である。
ウム吸着法、イオン交換クロマトグラフィー法を含む天
然型ヒトプロテインCの精製法を応用することができる
が、カルシウムイオンによるGla ドメインのコンホメー
ション変化を認識する抗ヒトプロテインCモノクローナ
ル抗体を使用したアフィニティカラムクロマトグラフィ
ーを用いるのが特に好ましい(特開昭64-85091号公報参
照)。この方法は、Gla を有するPC又はAPCのみを
精製できる点と、EDTAという温和な溶離剤が使える
点で優れた方法である。
【0028】本発明のPCの活性は、あらかじめ蛇毒
(プロタック、アメリカンダイアグノスチカ社製)で活
性化して合成基質(PCa 、アメリカンダイアグノスチカ
社製)の切断活性で調べた。本発明のPC及びAPCは
触媒ドメインについては天然型と同一であるので、合成
基質切断活性をもって、本来の活性である抗凝固活性、
線溶促進活性を表わすことができる。
(プロタック、アメリカンダイアグノスチカ社製)で活
性化して合成基質(PCa 、アメリカンダイアグノスチカ
社製)の切断活性で調べた。本発明のPC及びAPCは
触媒ドメインについては天然型と同一であるので、合成
基質切断活性をもって、本来の活性である抗凝固活性、
線溶促進活性を表わすことができる。
【0029】
【実施例】本発明の実施例では、次の方法を用いた。組換PC(以下rPCと略す)の作製 rPCは既知の遺伝子組換技術、すなわち特開昭64−
85084号公報に記載されている方法により作製し
た。
85084号公報に記載されている方法により作製し
た。
【0030】PCの活性化 (1)活性化反応 rPC溶液を限外濾過膜YM10を装着したアミコン濃
縮器(アミコン、グレースジャパン)で2mg/mlに濃縮
し、0.05M Tris/HClpH7.5 0.1
5M NaCl緩衝液で透析した。上述の2mg/mlのr
PC溶液1860μlに、2.7mg/mlウシトロンビン
溶液(持田製薬)69μlと500mM Na2 EDT
Aを含むTBS溶液1065μlとを加え約3mlとし
た。溶液を十分に混合後、rPCを活性化するために混
合溶液を恒温槽で37℃にて3hrインキュベートし
た。
縮器(アミコン、グレースジャパン)で2mg/mlに濃縮
し、0.05M Tris/HClpH7.5 0.1
5M NaCl緩衝液で透析した。上述の2mg/mlのr
PC溶液1860μlに、2.7mg/mlウシトロンビン
溶液(持田製薬)69μlと500mM Na2 EDT
Aを含むTBS溶液1065μlとを加え約3mlとし
た。溶液を十分に混合後、rPCを活性化するために混
合溶液を恒温槽で37℃にて3hrインキュベートし
た。
【0031】(2)APCの精製 上記インキュベートした混合溶液中からトロンビンを除
去し、APCを精製するために、陽イオン交換カラムを
用いた。
去し、APCを精製するために、陽イオン交換カラムを
用いた。
【0032】APCを含む上述の混合溶液を3mlの0.
02M MES(2−(N−morpholino)ethan Sulfur
ic acid )/Tris pH6.0、0.05M Na
Cl緩衝液を加えることにより2倍に希釈した。希釈し
た溶液を同じ緩衝液で平衡化した1.5cmφ×4cmのS
―Sepharose Fast Flow カラム(ファルマシア)に通し
た。カラムを同じ緩衝液で洗浄した後、カラムに吸着し
たAPCを0.05〜1.0M NaClの直線グラジ
エントで溶出し、素通り画分と、0.3〜0.5M N
aCl画分とに含まれていた。トロンビンは約0.6M
NaClにて溶出されていた。APCとトロンビンと
はこの操作でほぼ完全に分離することができる。APC
を含む画分を合わせ、約30mlの0.02M MES/
TrispH6.0緩衝液をNaCl濃度を減少させる
ために加えた。
02M MES(2−(N−morpholino)ethan Sulfur
ic acid )/Tris pH6.0、0.05M Na
Cl緩衝液を加えることにより2倍に希釈した。希釈し
た溶液を同じ緩衝液で平衡化した1.5cmφ×4cmのS
―Sepharose Fast Flow カラム(ファルマシア)に通し
た。カラムを同じ緩衝液で洗浄した後、カラムに吸着し
たAPCを0.05〜1.0M NaClの直線グラジ
エントで溶出し、素通り画分と、0.3〜0.5M N
aCl画分とに含まれていた。トロンビンは約0.6M
NaClにて溶出されていた。APCとトロンビンと
はこの操作でほぼ完全に分離することができる。APC
を含む画分を合わせ、約30mlの0.02M MES/
TrispH6.0緩衝液をNaCl濃度を減少させる
ために加えた。
【0033】PCの活性化において遊離されたペプチド
のアミノ酸配列解析 トロンビンによるPCの活性化反応において、PCとト
ロンビンを上述の条件で反応させた混合溶液100μl
を遠心型限外濾過装置セントリコン10(アミコン)を
用いて限外濾過した。次いで得られた濾液約80μlに
含まれる遊離ペプチドを下記の条件で単離した。 (条件) カラム:バイダックC18カラム(4.6mm径×250
mm長、218TP54) 溶離液A:0.1%トリフルオロ酢酸、1vol%アセ
トニトリル水溶液 溶離液B:0.1%トリフルオロ酢酸、99.9vol
%アセトニトリル 流速:0.5ml/min カラム温度:室温 検出:215nm
のアミノ酸配列解析 トロンビンによるPCの活性化反応において、PCとト
ロンビンを上述の条件で反応させた混合溶液100μl
を遠心型限外濾過装置セントリコン10(アミコン)を
用いて限外濾過した。次いで得られた濾液約80μlに
含まれる遊離ペプチドを下記の条件で単離した。 (条件) カラム:バイダックC18カラム(4.6mm径×250
mm長、218TP54) 溶離液A:0.1%トリフルオロ酢酸、1vol%アセ
トニトリル水溶液 溶離液B:0.1%トリフルオロ酢酸、99.9vol
%アセトニトリル 流速:0.5ml/min カラム温度:室温 検出:215nm
【0034】検出されたすべてのピークを分取し、凍結
乾燥後アセトニトリル/水=1/1(vol /vol )100
μlで再溶解し、477Aプロテインシーケンサー(A
BI)でアミノ酸配列を解析したところ、次の表に示す
配列のペプチドが確認された。
乾燥後アセトニトリル/水=1/1(vol /vol )100
μlで再溶解し、477Aプロテインシーケンサー(A
BI)でアミノ酸配列を解析したところ、次の表に示す
配列のペプチドが確認された。
【0035】 NH2 ―Ser ―His ―Leu ―COOH NH2 ―Arg ―Ser ―His ―Leu ―COOH(配列番号
1) NH2 ―Lys ―Arg ―Ser ―His―Leu ―COOH(配列
番号2) NH2 ―Asp ―Thr ―Glu ―Asp ―Gln ―Glu ―Asp
―Gln ―Val ―Asp―Pro ―Arg ―HOOH(配列番号3) NH2 ―Ser ―Trp ―Ala ―Pro―COOH(配列番号
4)
1) NH2 ―Lys ―Arg ―Ser ―His―Leu ―COOH(配列
番号2) NH2 ―Asp ―Thr ―Glu ―Asp ―Gln ―Glu ―Asp
―Gln ―Val ―Asp―Pro ―Arg ―HOOH(配列番号3) NH2 ―Ser ―Trp ―Ala ―Pro―COOH(配列番号
4)
【0036】PCのアミノ酸配列データより、これらペ
プチドは,,が軽鎖C末端配列に由来し、が重
鎖N末端配列(アクティベーションペプチド)に由来
し、が重鎖C末端配列に由来することが確認された。
さらに、ウシトロンビンに上記の〜の配列は存在し
ないことから、これらのペプチドはウシトロンビンの自
己分解物ではない。
プチドは,,が軽鎖C末端配列に由来し、が重
鎖N末端配列(アクティベーションペプチド)に由来
し、が重鎖C末端配列に由来することが確認された。
さらに、ウシトロンビンに上記の〜の配列は存在し
ないことから、これらのペプチドはウシトロンビンの自
己分解物ではない。
【0037】従って、活性化されたPCの重鎖C末端ア
ミノ酸は図1のアミノ酸:246番のLys を含めてそれ
よりもN末側に存在する。
ミノ酸は図1のアミノ酸:246番のLys を含めてそれ
よりもN末側に存在する。
【0038】活性化プロテインCのH鎖C末端配列の解
析 50mM Tris−0.15M NaCl−20mM
EDTA(pH7.4)の緩衝液1mlに溶解してい
る、精製されたrPC1mg及び活性化rPC1mg(重量
は280nmにおける吸光度により次式を用いて測定)
の溶液に5mgのジチオスレイトール、4mlの6Mグアニ
ジン塩酸−0.5M Tris バッファー(pH8.
3)を加え窒素雰囲気下で65℃にて4hr加温するこ
とにより重鎖と軽鎖とを結合しているジスルフィド結合
を還元し、重鎖、軽鎖を分離した。次いでこの溶液に2
00μlの43mg/mlのモノヨード酢酸水溶液(pH4
〜6)を加え、37℃で30min 加温し、SH基をカル
ボキシル化することにより、SH基の再酸化を防いだ。
この様にして得られた溶液を、10倍の8M ウレア溶
液を徐々に加えつつ、限外濾過膜YM10(アミコン)
を装着した限外濾過装置(アミコン)(型番8MC)に
て限外濾過し、溶液中より低分子化合物を除去した。こ
の重鎖と軽鎖とを含む溶液より重鎖を単離するためにポ
リFカラム(デュポン社製)を用いて逆相液体クロマト
グラフィーを下記の条件で行った。
析 50mM Tris−0.15M NaCl−20mM
EDTA(pH7.4)の緩衝液1mlに溶解してい
る、精製されたrPC1mg及び活性化rPC1mg(重量
は280nmにおける吸光度により次式を用いて測定)
の溶液に5mgのジチオスレイトール、4mlの6Mグアニ
ジン塩酸−0.5M Tris バッファー(pH8.
3)を加え窒素雰囲気下で65℃にて4hr加温するこ
とにより重鎖と軽鎖とを結合しているジスルフィド結合
を還元し、重鎖、軽鎖を分離した。次いでこの溶液に2
00μlの43mg/mlのモノヨード酢酸水溶液(pH4
〜6)を加え、37℃で30min 加温し、SH基をカル
ボキシル化することにより、SH基の再酸化を防いだ。
この様にして得られた溶液を、10倍の8M ウレア溶
液を徐々に加えつつ、限外濾過膜YM10(アミコン)
を装着した限外濾過装置(アミコン)(型番8MC)に
て限外濾過し、溶液中より低分子化合物を除去した。こ
の重鎖と軽鎖とを含む溶液より重鎖を単離するためにポ
リFカラム(デュポン社製)を用いて逆相液体クロマト
グラフィーを下記の条件で行った。
【0039】 カラム:ポリFカラム(6.2mmφ×80mm、デュポン) 溶離液A:0.1M NH4 HCO3 (pH8.0 ) 溶離液B:アセトニトリル 流速:0.5ml/min カラム温度:室温 検出:215nm
【0040】重鎖を含むピーク(SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動にて分子量4万〜4万5千のバンド
が確認されたもの)を凍結乾燥し、50mM Phosphate
−1M ウレア バッファー(pH8.0)200μl
を加えて再溶解し、0.2μgのエンドプロティナーゼ
Asp−N(ベーリンガーマンハイム)を加え、37℃
で6hr加温して、H鎖中のアスパラギン酸のN末端側
ペプチド結合を切断した。
アミドゲル電気泳動にて分子量4万〜4万5千のバンド
が確認されたもの)を凍結乾燥し、50mM Phosphate
−1M ウレア バッファー(pH8.0)200μl
を加えて再溶解し、0.2μgのエンドプロティナーゼ
Asp−N(ベーリンガーマンハイム)を加え、37℃
で6hr加温して、H鎖中のアスパラギン酸のN末端側
ペプチド結合を切断した。
【0041】この反応液に含まれるペプチドを下記の条
件で逆相クロマトグラフィーにて分離した。 (条件) カラム:バイダックC18カラム(4.6mm径×250
mm長、218TP54) 溶離液A:0.1%トリフルオロ酢酸、1vol%アセ
トニトリル水溶液 溶離液B:0.1%トリフルオロ酢酸、99.9vol
%アセトニトリル 流速:0.5ml/min カラム温度:室温 検出:215nm
件で逆相クロマトグラフィーにて分離した。 (条件) カラム:バイダックC18カラム(4.6mm径×250
mm長、218TP54) 溶離液A:0.1%トリフルオロ酢酸、1vol%アセ
トニトリル水溶液 溶離液B:0.1%トリフルオロ酢酸、99.9vol
%アセトニトリル 流速:0.5ml/min カラム温度:室温 検出:215nm
【0042】検出されたすべてのピークを分取し、各ピ
ーク中に含まれるペプチドの配列解析を行ったところ、
重鎖C末端近傍の配列としては次に示す配列が、確認さ
れた。
ーク中に含まれるペプチドの配列解析を行ったところ、
重鎖C末端近傍の配列としては次に示す配列が、確認さ
れた。
【0043】 NH2 ―Asp ―Lys ―Glu ―Ala ―Pro
―Gln ―Lys ―Ser ―Trp ―Ala―Pro ―COOH(配列番
号5) NH2 ―Asp ―Trp ―Ile ―His ―Gly ―His ―Ile
―Arg ―COOH(配列番号6)
―Gln ―Lys ―Ser ―Trp ―Ala―Pro ―COOH(配列番
号5) NH2 ―Asp ―Trp ―Ile ―His ―Gly ―His ―Ile
―Arg ―COOH(配列番号6)
【0044】は重鎖C末端側ペプチドに由来し(アミ
ノ酸 No.240 〜250 )、はとそのN末端とで結合し
ていたペプチドに由来する(アミノ酸 No.232 〜239
)。これらのペプチド断片はrPC,活性化rPC両
者において検出されたが、rPCにおけるペプチドと
ペプチドとのモル比(アミノ酸組成分析により測定)
を100とすると、活性化rPCにおいては21であっ
た。
ノ酸 No.240 〜250 )、はとそのN末端とで結合し
ていたペプチドに由来する(アミノ酸 No.232 〜239
)。これらのペプチド断片はrPC,活性化rPC両
者において検出されたが、rPCにおけるペプチドと
ペプチドとのモル比(アミノ酸組成分析により測定)
を100とすると、活性化rPCにおいては21であっ
た。
【0045】また、rPC,活性化rPC両者におい
て、ペプチドの量はほぼ同量であった。従って、活性
化rPCにおいてはC末端アミノ酸としてアミノ酸 No.
239 のArg から No.246 のLys のいづれかを有するH鎖
が存在する。
て、ペプチドの量はほぼ同量であった。従って、活性
化rPCにおいてはC末端アミノ酸としてアミノ酸 No.
239 のArg から No.246 のLys のいづれかを有するH鎖
が存在する。
【0046】配列番号:1 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:C末端フラグメント 配列 Arg Ser His Leu 1
【0047】配列番号:2 配列の長さ:5 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:C末端フラグメント 配列 Lys Ars Ser His Leu 1 5
【0048】配列番号:3 配列の長さ:12 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:N末端フラグメント 配列 Asp Thr Glu Asp Gln Glu Asp Gln Val Asp Pro Arg 1 5 10
【0049】配列番号:4 配列の長さ:4 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:C末端フラグメント 配列 Ser Trp Ala Pro 1
【0050】配列番号:5 配列の長さ:11 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:C末端フラグメント 配列 Asp Lys Glu Ala Pro Gln Lys Ser Trp Ala Pro 1 5 10
【0051】配列番号:6 配列の長さ:8 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド フラグメント型:中間部フラグメント 配列 Asp Trp Ile His Gly His IleArg 1 5
【図1】天然型活性化ヒトプロテインCの構造を、軽鎖
N末のプレープロリーダーシークエンス及びアクティベ
ーションペプチドを付加した形で示すものである。
N末のプレープロリーダーシークエンス及びアクティベ
ーションペプチドを付加した形で示すものである。
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】具体的には天然型ヒトプロテインCは図1
に示すように、軽鎖はアミノ末端Ala からカルボキシル
末端のLeu まで155個のアミノ酸からなり、重鎖はア
ミノ末端のAsp からカルボキシル末端のPro まで262 個
のアミノ酸からなっており、軽鎖と重鎖は細胞中で(H
2 N―)軽鎖-Lys-Arg- 重鎖(―COOH)の形で生合
成され、細胞から分泌される過程でLys-Arg が切断さ
れ、2本鎖化される。軽鎖と重鎖とは、軽鎖のアミノ末
端から141番目のCys と重鎖のアミノ末端から120
番目のCys との間でS―S結合で結合している。また、
Glaドメインは9個のカルシウム結合性アミノ酸、すな
わちγ−カルボキシグルタミン酸(Gla)残基を含むこ
とが知られている。
に示すように、軽鎖はアミノ末端Ala からカルボキシル
末端のLeu まで155個のアミノ酸からなり、重鎖はア
ミノ末端のAsp からカルボキシル末端のPro まで262 個
のアミノ酸からなっており、軽鎖と重鎖は細胞中で(H
2 N―)軽鎖-Lys-Arg- 重鎖(―COOH)の形で生合
成され、細胞から分泌される過程でLys-Arg が切断さ
れ、2本鎖化される。軽鎖と重鎖とは、軽鎖のアミノ末
端から141番目のCys と重鎖のアミノ末端から120
番目のCys との間でS―S結合で結合している。また、
Glaドメインは9個のカルシウム結合性アミノ酸、すな
わちγ−カルボキシグルタミン酸(Gla)残基を含むこ
とが知られている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】このようなPCの重鎖のC末端アミノ酸を
含むペプチドが除去されたPC又はAPCは、既に酵素
の作用を受けたものであるため、最も安定性の高いPC
又はAPCとなっている。
含むペプチドが除去されたPC又はAPCは、既に酵素
の作用を受けたものであるため、最も安定性の高いPC
又はAPCとなっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】APCを含む上述の混合溶液を3mlの0.
02M MES(2−(N−morpholino)ethan Sulfur
ic acid )/Tris pH6.0、0.05M Na
Cl緩衝液を加えることにより2倍に希釈した。希釈し
た溶液を同じ緩衝液で平衡化した1.5cmφ×4cmのS
―Sepharose Fast Flow カラム(ファルマシア)に通し
た。カラムを同じ緩衝液で洗浄した後、カラムに吸着し
たAPCを0.05〜1.0M NaClの直線グラジ
エントで溶出し、APCは素通り画分と、0.3〜0.
5M NaCl画分とに含まれていた。トロンビンは約
0.6M NaClにて溶出されていた。APCとトロ
ンビンとはこの操作でほぼ完全に分離することができ
る。APCを含む画分を合わせ、約30mlの0.02M
MES/Tris pH6.0緩衝液をNaCl濃度
を減少させるために加えた。
02M MES(2−(N−morpholino)ethan Sulfur
ic acid )/Tris pH6.0、0.05M Na
Cl緩衝液を加えることにより2倍に希釈した。希釈し
た溶液を同じ緩衝液で平衡化した1.5cmφ×4cmのS
―Sepharose Fast Flow カラム(ファルマシア)に通し
た。カラムを同じ緩衝液で洗浄した後、カラムに吸着し
たAPCを0.05〜1.0M NaClの直線グラジ
エントで溶出し、APCは素通り画分と、0.3〜0.
5M NaCl画分とに含まれていた。トロンビンは約
0.6M NaClにて溶出されていた。APCとトロ
ンビンとはこの操作でほぼ完全に分離することができ
る。APCを含む画分を合わせ、約30mlの0.02M
MES/Tris pH6.0緩衝液をNaCl濃度
を減少させるために加えた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】PCの活性化において遊離されたペプチド
のアミノ酸配列解析 トロンビンによるPCの活性化反応において、PCとト
ロンビンを上述の条件で反応させた混合溶液100μl
を遠心型限外濾過装置セントリコン10(アミコン)を
用いて4℃にて限外濾過した。次いで得られた濾液約8
0μlに含まれる遊離ペプチドを下記の条件で高速液体
クロマトグラフィー(HPLC)にて単離した。 (条件) カラム:バイダックC18カラム(4.6mm径×250
mm長、218TP54) 溶離液A:0.1%トリフルオロ酢酸、1vol%アセ
トニトリル水溶液 溶離液B:0.1%トリフルオロ酢酸、99.9vol
%アセトニトリル 流速:0.5ml/min カラム温度:室温 検出:215nm
のアミノ酸配列解析 トロンビンによるPCの活性化反応において、PCとト
ロンビンを上述の条件で反応させた混合溶液100μl
を遠心型限外濾過装置セントリコン10(アミコン)を
用いて4℃にて限外濾過した。次いで得られた濾液約8
0μlに含まれる遊離ペプチドを下記の条件で高速液体
クロマトグラフィー(HPLC)にて単離した。 (条件) カラム:バイダックC18カラム(4.6mm径×250
mm長、218TP54) 溶離液A:0.1%トリフルオロ酢酸、1vol%アセ
トニトリル水溶液 溶離液B:0.1%トリフルオロ酢酸、99.9vol
%アセトニトリル 流速:0.5ml/min カラム温度:室温 検出:215nm
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】検出されたすべてのピークを分取し、凍結
乾燥後アセトニトリル/水=1/1(vol /vol )100
μlで再溶解し、477Aプロテインシーケンサー(ア
プライドバイオシステムズ)でアミノ酸配列を解析した
ところ、次の表に示す配列のペプチドが確認された。
乾燥後アセトニトリル/水=1/1(vol /vol )100
μlで再溶解し、477Aプロテインシーケンサー(ア
プライドバイオシステムズ)でアミノ酸配列を解析した
ところ、次の表に示す配列のペプチドが確認された。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】活性化プロテインCのH鎖C末端配列の解
析 50mM Tris−0.15M NaCl−20mM
EDTA(pH7.4)の緩衝液1mlに溶解してい
る、精製されたrPC1mg及び活性化rPC1mg(重量
は280nmにおける吸光度により次式{「PC,活性
化PCの重量(mg/ml)」=「280nmにおける吸光
度」÷1.4}を用いて測定)の溶液に5mgのジチオス
レイトール、4mlの6Mグアニジン塩酸−0.5M T
ris バッファー(pH8.3)を加え窒素雰囲気下
で65℃にて4hr加温することにより重鎖と軽鎖とを
結合しているジスルフィド結合を還元し、重鎖、軽鎖を
分離した。次いでこの溶液に200μlの43mg/mlの
モノヨード酢酸水溶液(pH4〜6)を加え、37℃で
30min 加温し、SH基をカルボキシル化することによ
り、SH基の再酸化を防いだ。この様にして得られた溶
液を、10倍の8M 尿素溶液を徐々に加えつつ、限外
濾過膜YM10(アミコン)を装着した限外濾過装置
(アミコン)(型番8MC)にて限外濾過し、溶液中よ
り低分子化合物を除去した。この重鎖と軽鎖とを含む溶
液より重鎖を単離するためにポリFカラム(デュポン社
製)を用いて逆相液体クロマトグラフィーを下記の条件
で行った。
析 50mM Tris−0.15M NaCl−20mM
EDTA(pH7.4)の緩衝液1mlに溶解してい
る、精製されたrPC1mg及び活性化rPC1mg(重量
は280nmにおける吸光度により次式{「PC,活性
化PCの重量(mg/ml)」=「280nmにおける吸光
度」÷1.4}を用いて測定)の溶液に5mgのジチオス
レイトール、4mlの6Mグアニジン塩酸−0.5M T
ris バッファー(pH8.3)を加え窒素雰囲気下
で65℃にて4hr加温することにより重鎖と軽鎖とを
結合しているジスルフィド結合を還元し、重鎖、軽鎖を
分離した。次いでこの溶液に200μlの43mg/mlの
モノヨード酢酸水溶液(pH4〜6)を加え、37℃で
30min 加温し、SH基をカルボキシル化することによ
り、SH基の再酸化を防いだ。この様にして得られた溶
液を、10倍の8M 尿素溶液を徐々に加えつつ、限外
濾過膜YM10(アミコン)を装着した限外濾過装置
(アミコン)(型番8MC)にて限外濾過し、溶液中よ
り低分子化合物を除去した。この重鎖と軽鎖とを含む溶
液より重鎖を単離するためにポリFカラム(デュポン社
製)を用いて逆相液体クロマトグラフィーを下記の条件
で行った。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】重鎖を含むピーク(SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動にて分子量4万〜4万5千のバンド
が確認されたもの)を凍結乾燥し、50mM Phosphate
−1M 尿素 バッファー(pH8.0)200μlを
加えて再溶解し、0.2μgのエンドプロティナーゼA
sp−N(ベーリンガーマンハイム)を加え、37℃で
6hr加温して、H鎖中のアスパラギン酸のN末端側ペ
プチド結合を切断した。
アミドゲル電気泳動にて分子量4万〜4万5千のバンド
が確認されたもの)を凍結乾燥し、50mM Phosphate
−1M 尿素 バッファー(pH8.0)200μlを
加えて再溶解し、0.2μgのエンドプロティナーゼA
sp−N(ベーリンガーマンハイム)を加え、37℃で
6hr加温して、H鎖中のアスパラギン酸のN末端側ペ
プチド結合を切断した。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】は重鎖C末端側ペプチドに由来し(アミ
ノ酸 No.240 〜250 )、はとそのN末端とで結合し
ていたペプチドに由来する(アミノ酸 No.232 〜239
)。これらのペプチド断片はrPC,活性化rPC両
者において検出されたが、rPCにおけるペプチドと
ペプチドとのモル比(ペプチドのモル数÷ペプチド
のモル数,アミノ酸組成分析により測定)を100と
すると、活性化rPCにおいては21であった。
ノ酸 No.240 〜250 )、はとそのN末端とで結合し
ていたペプチドに由来する(アミノ酸 No.232 〜239
)。これらのペプチド断片はrPC,活性化rPC両
者において検出されたが、rPCにおけるペプチドと
ペプチドとのモル比(ペプチドのモル数÷ペプチド
のモル数,アミノ酸組成分析により測定)を100と
すると、活性化rPCにおいては21であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 誠一 東京都日野市旭が丘4丁目3番2号 帝人 株式会社東京研究センター内 (72)発明者 市川 弥太郎 東京都日野市旭が丘4丁目3番2号 帝人 株式会社東京研究センター内
Claims (3)
- 【請求項1】天然型活性化ヒトプロテインCにおける重
鎖の239番〜246番のアミノ酸のいずれかをC末端
とする重鎖を有する、ヒトプロテインC又は活性化ヒト
プロテインC。 - 【請求項2】天然型活性化ヒトプロテインCにおける軽
鎖の141番〜155番のアミノ酸のいずれかをC末端
とする軽鎖を有する、請求項1記載のヒトプロテインC
又は活性化ヒトプロテインC。 - 【請求項3】天然型活性化ヒトプロテインCにおける軽
鎖の149番〜155番のアミノ酸のいずれかをC末端
とする軽鎖を有する、請求項1記載のヒトプロテインC
又は活性化ヒトプロテインC。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228687A JPH0564588A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 短い重鎖を有するヒトプロテインcおよび活性化ヒトプロテインc |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3228687A JPH0564588A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 短い重鎖を有するヒトプロテインcおよび活性化ヒトプロテインc |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0564588A true JPH0564588A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16880233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3228687A Pending JPH0564588A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 短い重鎖を有するヒトプロテインcおよび活性化ヒトプロテインc |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0564588A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995011966A1 (en) * | 1993-10-29 | 1995-05-04 | Juridical Foundation The Chemo-Sero-Therapeutic Research Institute | Human activated protein c preparation and process for producing the same |
| AU680894B2 (en) * | 1993-06-18 | 1997-08-14 | Immuno Ag | Use of human protein C for prevention and treatment of depositions of thrombocytes |
| EP1084235A4 (en) * | 1998-06-01 | 2002-03-27 | Lilly Co Eli | HUMAN PROTEIN-C POLYPEPTIDE |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP3228687A patent/JPH0564588A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU680894B2 (en) * | 1993-06-18 | 1997-08-14 | Immuno Ag | Use of human protein C for prevention and treatment of depositions of thrombocytes |
| WO1995011966A1 (en) * | 1993-10-29 | 1995-05-04 | Juridical Foundation The Chemo-Sero-Therapeutic Research Institute | Human activated protein c preparation and process for producing the same |
| AU680563B2 (en) * | 1993-10-29 | 1997-07-31 | Juridical Foundation The Chemo-Sero-Therapeutic Research Institute | Human activated protein C preparation and process for producing the same |
| KR100383063B1 (ko) * | 1993-10-29 | 2003-07-07 | 사이단호진가가쿠오요비겟세이리요호오겐큐쇼 | 사람활성화단백질c제제및이의제조방법 |
| EP0726311B1 (en) * | 1993-10-29 | 2004-06-30 | Juridical Foundation, The Chemo-Sero-Therapeutic Research Institute | Process for preparing human activated protein c |
| EP1084235A4 (en) * | 1998-06-01 | 2002-03-27 | Lilly Co Eli | HUMAN PROTEIN-C POLYPEPTIDE |
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