JPH056512Y2 - - Google Patents

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JPH056512Y2
JPH056512Y2 JP7651286U JP7651286U JPH056512Y2 JP H056512 Y2 JPH056512 Y2 JP H056512Y2 JP 7651286 U JP7651286 U JP 7651286U JP 7651286 U JP7651286 U JP 7651286U JP H056512 Y2 JPH056512 Y2 JP H056512Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、相対的に圧力が変化する対をなす液
圧回路の高圧側をスプールの進退動作を利用して
検出しその結果を電気信号として出力し得るよう
にした高圧側検出装置に関するものである。
[従来の技術] 例えば、農業用トラクタ等に使用される液圧式
の無段変速装置として、エンジン等により駆動さ
れる液圧ポンプと駆動車輪を作動させる液圧モー
タとを対をなす液圧回路を介して閉ループ状に接
続しておき、シフトレバーの操作に応じて前記液
圧ポンプおよび液圧モータの少なくとも一方の容
量を変化させることによつて、その変速比を無段
階に調節し得るようにしたものが知られている。
そして、この種の変速装置においては、液圧ポ
ンプ等の容量を正、負広範囲に制御することによ
つて、車両の前進、停止および後退を連続的に選
択し得るようにしたものも少なくない。ところ
が、このようなものでは、シフトレバーをニユー
トラル位置に操作して車両を停止させようとした
場合に、そのニユートラル操作に伴なう容量可変
制御に微妙な位置づれがあると、その車両が意に
反して微妙に前進あるいは後退することがある。
このような挙動を防止するには、前記液圧ポンプ
と液圧モータとを接続する2本の液圧回路の何れ
が高圧になつているのかを検出し、その高圧側と
低圧側との差圧が車両を動作させ得る値にまで達
しないように、ニユートラル操作に対する補正を
行うことが考えられる。
ところが、現状では、このような場合に好適に
使用し得る簡単な高圧側検出装置は存在しない。
そのため、従来は、前記のような制御を行う場合
には、例えば、前記各液圧回路に圧力センサを設
けておき、これら両圧力センサからの信号に基い
て、何れかの液圧回路が高圧になつているかとい
う判断、および前記両液圧回路間の差圧が許容範
囲内におさまつているか否かという判断をなし、
その判断結果に基いてニユートラルに対する補正
をなすようにしている。そのため、圧力を連続的
に検出する高級な圧力センサが複数個必要になる
とともに、そのセンサからの信号を処理して一定
の判断をなす電子回路が不可欠となる。したがつ
て、システムが複雑化し信頼性を向上させるのが
難しくなる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、以上のような問題点、すなわち、対
をなす液圧回路の高圧側を一定の不感帯を有した
状態で正確に検出するには、高価な圧力センサや
複雑な信号処理装置が必要になるという問題点を
簡単かつ確実に解消することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、かかる目的を達成するために、次の
ような構成を採用したものである。すなわち、本
考案に係る高圧側検出装置は、圧力が相対的に変
化する液圧回路にそれぞれ接続される対をなす圧
力室と、これら両圧力室間の差圧により軸心方向
に進退可能なスプールと、軸心方向に対峙させて
固定部材に形成された対をなす係止面と、これら
両係止面間に遊動可能に配設された対をなす可動
部材と、これらの可動部材を相離れる方向に偏倚
してそれぞれ対応する係止面に弾接させるスプリ
ングと、前記スプール側に設けられ該スプールが
いずれかの方向に作動しようとする際に何れかの
可動部材を対応する係止面から離れる方向に押圧
する押圧面と、このスプールが前記スプリングの
偏倚力に抗しつつ進退した場合にその旨を検知し
て電気信号を出力する位置検出手段とを具備して
なることを特徴とするものである。
[作用] このような構成のものであれば、両液圧回路の
圧力が相対的に変化して、それらに接続された両
圧力室間に差圧が生じると、その差圧によつてス
プールが軸心方向に付勢されるが、その差圧が予
め設定した許容範囲の値である場合には、このス
プールの移動力により前記可動部材を作動させる
ことができないため、スプールは中立位置に保持
されることになる。またエンジン等の振動によつ
て中立位置を離れることはない。
一方、前記差圧が許容値を上まわると、スプー
ルに作用する軸心方向の移動力がスプリングの偏
倚力を上まわることになる。そのため、前記スプ
ールがいずれか一方の可動部材を係止面から離間
する方向に押圧しつつ軸心方向に移動することに
なる。そして、スプールが何れかの方向に移動す
ればその旨の電気的信号が位置検出手段から出力
される。
したがつて、その信号に基いてスプールが何れ
の方向に作動したかを知ることによつて、前記両
液圧回路の何れが高圧側であるかを察知すること
ができる。そして、そのスプールが移動した旨の
信号が出力されているか否かによつて、それら両
液圧回路間の差圧が一定の許容範囲を逸脱したか
否かを知ることができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
この実施例の高圧側検出装置1は、例えば、図
示しない可変容量形液圧ポンプと液圧モータとを
閉ループ状に接続する対をなす液圧回路A,B間
に組み込んで使用される。液圧回路A,Bは、前
記液圧ポンプ等の容量を制御するシフトレバーの
操作により高圧側と低圧側とが随時切換わるよう
になつており、これによつて液圧モータの出力軸
が正・逆回転するようになつている。
本高圧側検出装置1は、このように相対的に圧
力が変化する液圧回路A,Bの高圧側を検出する
ためのもので、ハウジング2のシリンダポート3
内にスプール4が軸心方向にスライド自在に嵌
合させてあり、また、そのハウジング2の一端部
には、スプール4を図中右方に付勢するための液
圧が導入される第1の圧力室5が形成され、ハウ
ジング2の他端部には、前記スプール4を左方に
付勢するための液圧が導入される第2の圧力室6
が形成してある。しかして、これらの圧力室5,
6は、回路接続ポート7,8を介して前記液圧回
路A,Bにそれぞれ接続されている。
詳述すれば、ハウジング2は、前記シリンダポ
ート3と、これに連続する大径孔9とを有したハ
ウジング本体2aを備えており、このハウジング
本体2aの大径孔側開口部には、蓋体2bがシー
ル材2cを介して液密に蓋着してある。一方、前
記スプール4は、前記シリンダポート3にスライ
ド可能に嵌合する摺動部4aを有しており、その
摺動部4aの一端側には小径部4bが、他端側に
は中径部4cがそれぞれ軸心を一致させて一体に
設けてある。そして、前記中径部4cの先端に
は、ボルト部4dが一体に突設してあり、そのボ
ルト部4dの先端に袋ナツト4eが螺着してあ
る。そして、前記ハウジング2の大径孔9部分
に、スプール保持機構10を設けている。
スプール保持機構10は、前記両圧力室5,6
の差圧が設定範囲内(例えば5Kg/cm2以内)に収
つている際に、当該スプール4を中立位置に保持
するためのもので、固定部材たるハウジング2に
形成した対をなす係止面11,12と、これら両
係止面11,12間に遊動可能に配設した対をな
す可動部材13,14と、これらの可動部材1
3,14を相離れる方向に偏倚してそれぞれ対応
する係止面11,12に弾接させるスプリング1
5と、前記スプール4側に設けられ該スプール4
がいずれかの方向に作動しようとする際に何れか
の可動部材13,14を対応する係止面11,1
2から離れる方向に押圧する押圧面16,17と
から構成されている。前記両係止面11,12
は、スプール4の軸心方向に対峙させて設けら
れたもので、一方の係止面11は前記ハウジング
本体2aに形成され、他方の係止面12は蓋体2
bに形成されている。また、前記各可動部材1
3,14は、前記スプール4のボルト部4dの外
周にスライド可能に嵌装させたカツプ状のもの
で、開口端に鍔部13a,14aを有している。
そして、その鍔部13a,14aの外面を前記係
止面11,12に添接させるとともに、その鍔部
13a,14aの内面に前記スプリング15を当
接させている。なお、前記一方の可動部材13を
押圧するための押圧面16は、前記スプール4の
中径部4cの先端に形成されており、他方の可動
部材14を押圧するための押圧面17は、前記袋
ナツト4eの内方端に形成されている。
そして、このスプール4が前記スプール保持機
構10の保持力に抗して軸心方向に進退した場
合に、位置検出手段18からその旨の電気信号を
出力するようにしている。位置検出手段18は、
スプール4の小径部4bの先端に固着した磁石2
1と、前記ハウジング2のシリンダポート3の近
傍に埋設した対をなすリードスイツチ22,23
とを具備してなるものであり、スプール4が進退
動作を行なつて、その磁石21が特定のリードス
イツチ22,23に接近した場合に、そのリード
スイツチ22,23から信号が出力されるように
なつている。具体的には、前記磁石21は環状の
もので前記スプール4の軸心方向に磁化されて
おり、スプール4の先端に取着した磁性材製の極
板24,25により両側から固定されている。一
方、ハウジング2に設けた対をなすリードスイツ
チ22,23は、非磁性材製の細長いケース内に
接点を兼ねる磁性舌片を収容してなる通常のもの
で、その長手方向に作用する磁気を感知して、そ
の接点を閉じるようになつている。そして、これ
らリードスイツチ22,23は、前記ハウジング
2に、スプール4が中立位置の状態で前記磁石2
1が該リードスイツチ22,23間に位置するよ
うに軸心方向に所定間隔をあけて埋設してあ
る。なお、これらのリードスイツチ22,23
は、前記軸心に対して一定角度だけ傾斜させて
設けてあり、前記磁石21が極端に接近した場合
にだけON状態に切り換わるようなつている。そ
して、各リードスイツチ22,23の端子にリー
ド線28を接続し、そのリード線28を切欠部2
9に沿つて外部に導出させている。
このような構成のものであれば、両液圧回路
A,Bの圧力が相対的に変化して、それらに接続
された両圧力室5,6間に差圧が生じると、その
差圧によつてスプール4が軸心方向に付勢される
が、その差圧が予め設定した許容範囲内の値、す
なわち、5Kg/cm2以内の値を示している場合に
は、このスプール4の移動力によつてはいずれの
可動部材13,14をも作動させることができな
いため、スプール4は中立位置に保持されること
になる。
一方、前記差圧が前述した許容値を上まわる
と、スプール4に作用する軸心方向の移動力がス
プリング15の偏倚力を上まわることになる。そ
のため、前記スプール4がいずれか一方の可動部
材13,14を係止面11,12から離間する方
向に押圧しつつ軸心方向に移動することになる。
そして、スプール4が何れかの方向に移動すれ
ば、その旨の電気的信号が位置検出手段18から
出力される。すなわち、スプール4が中立位置に
保持されている場合には、位置検出手段18のリ
ードスイツチ22,23はいずれもOFF状態と
なつている。この状態から、例えば、一方の液圧
回路Aの液圧が他方の液圧回路Bの液圧よりも許
容値を越えて高くなつた場合には、前記スプール
4が一方の可動部材13を係止面11から離間す
る方向に押圧しつつ図中右方向にスライドする。
その結果、スプール4に保持された磁石21が、
一方のリードスイツチ22に接近し、このリード
スイツチ22がON状態に切換る。逆に、他方の
液圧回路Bの液圧が前記液圧回路Aの液圧よりも
許容値を越えて高くなつた場合には、前記スプー
ル4が他方の可動部材14を係止面12から離間
する方向に押圧しつつ図中左方向にスライドす
る。その結果、スプール4に保持された磁石21
が、他方のリードスイツチ23に接近し、このリ
ードスイツチ23がON状態に切換る。
したがつて、そのON、OFF信号に基いてスプ
ール4が何れの方向に作動したかを知ることによ
つて、前記両液圧回路A,Bの何れが高圧側であ
るかを察知することができる。そして、そのスプ
ール4が移動した旨のON信号が出力されている
か否かによつて、それら両液圧回路A,B間の差
圧が一定の許容範囲を逸脱したか否かを知ること
ができる。よつて、このようなものであれば、精
密な圧力センサや複雑な信号処理装置を一切用い
ることなしに、前述した要望に応えることができ
る。すなわち、このようなものであれば、前記許
容値を車両が走行し始めるのに要する差圧よりも
低い値に設定しておけば、ニユートラル時に車両
が意に反して微動する直前で、いずれかのリード
スイツチ22,23がON状態となる。そのた
め、その信号に基いて、液圧ポンプ等の容量制御
誤差を補正するようにすれば、ニユートラル位置
でその車両を確実に停止させておくことが可能と
なる。しかもこのものは、スプリング15の強度
を選定することによつて、不感帯を簡単に設定す
ることができるので、制御の安定化を図ることも
可能となる。
なお、本考案に係る高圧側検出装置の用途は、
以上説明した実施例のものに限定されないのは勿
論であり、種々の流体機械に組み込んで使用する
ことができる。
また、位置検出手段は、図示実施例のものに限
られず、例えば、ホール素子やSND等でスプー
ルの作動状態を検出し得るように構成したもの等
であつてもよい。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、高級
な圧力センサや複雑な信号処理装置を一切用いる
ことなしに、対をなす液圧回路の高圧側を一定の
不感帯を有した状態で正確に検出することができ
る高圧側検出装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す縦断面図であ
る。 1……高圧側検出装置、4……スプール、5,
6……圧力室、11,12……係止面、13,1
4……可動部材、15……スプリング、16,1
7……押圧面、18……位置検出手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力が相対的に変化する液圧回路にそれぞれ接
    続される対をなす圧力室と、これら両圧力室間の
    差圧により軸心方向に進退可能なスプールと、軸
    心方向に対峙させて固定部材に形成された対をな
    す係止面と、これら両係止面間に遊動可能に配設
    された対をなす可動部材と、これらの可動部材を
    相離れる方向に偏倚してそれぞれ対応する係止面
    に弾接させるスプリングと、前記スプール側に設
    けられ該スプールがいずれかの方向に作動しよう
    とする際に何れかの可動部材を対応する係止面か
    ら離れる方向に押圧する押圧面と、このスプール
    が前記スプリングの偏倚力に抗しつつ進退した場
    合にその旨を検知して電気信号を出力する位置検
    出手段とを具備してなることを特徴とする高圧側
    検出装置。
JP7651286U 1986-05-20 1986-05-20 Expired - Lifetime JPH056512Y2 (ja)

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JPS62187828U JPS62187828U (ja) 1987-11-30
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