JPH0565212U - 時計バンドの尾錠 - Google Patents

時計バンドの尾錠

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JPH0565212U
JPH0565212U JP1437092U JP1437092U JPH0565212U JP H0565212 U JPH0565212 U JP H0565212U JP 1437092 U JP1437092 U JP 1437092U JP 1437092 U JP1437092 U JP 1437092U JP H0565212 U JPH0565212 U JP H0565212U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強い引張力が働いても離脱する危険がないワ
ンタッチで操作しうる時計バンドの尾錠を与える。 【構成】 略六面体の箱状物の一面に挿入口を有し、内
部に挿入口側がテーパした鍔を有する係合用室、該箱状
物の側面に内側開口および外側開口を備えた小室を設け
操作用ボタン6を可動に配置し、かつ該挿入口と対立す
る面に外側開口を有する小室を設け抓9を有するロック
部材10を抓が外部に露出する状態で配置してなる雌部
材Aと、該係合用室と実質的に同一の寸法であって中央
部に切欠を有し両側に該鍔と係合する凹部を備えている
弾性的に変位し得る係合用突起13を備えた雄部材Bと
から構成される時計バンドの尾錠。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、時計バンドの尾錠に関するものであり、さらに詳細には大きな引張 力が加えられても離脱することのない時計バンドの尾錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、バンドの尾錠には、バンドに穴をあけて、それに棒を差し込んでストッ パーにする方法や、バンドを金具で挟むものなどがあったが、同じ穴を使用した り、同じ位置の部分を挟むことが多いため、一定の部分のみが早く傷んだり、着 脱の操作に手間がかかる等の問題があった。そのために幼児などは、自分で着脱 することが難しかった等、いずれも使用上不便な点が多かった。
【0003】 上記の困難を克服するために、最近は、例えば実開昭56−150407号公 報に見られるように、ワンタッチで操作しうる止め具が種々提案されているが、 ワンタッチで操作しうる止め具は、材料の弾性的変位を利用するものであるため 、大きな引張力が加えられた時、その外力に抗しきれず離脱してしまう危険があ った。この外力によって離脱する危険は、止め具の寸法が大きい時には係合用突 起の噛み合わせの寸法を大きくすることが可能であるので余り問題にならないが 、時計バンドの尾錠のように小さな止め具では、係合用突起の噛み合わせの寸法 が必然的に小さくなるので、割に小さな引張力によっても係合が離脱してしまう という問題が生じる。このために、本考案に類似する構造を有する時計バンドの 尾錠は、未だ実用化されていない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、ワンタッチで操作しえて、しかも引張力によって離脱する惧れのな い極めて小型の尾錠を与えるものであって、殊に時計バンドの尾錠に適するもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、上記課題を解決するために種々検討した結果、前記実開昭56− 150407号公報に記載されたタイプの尾錠において、着脱操作の際には必要 な雄部材の弾性を使用時には剛体化させればその目的が達せられることを見出し 、その手段として雄部材の弾性的変位を阻止するロック部材を設けることに想到 し、本考案を完成した。
【0006】 すなわち、本考案の要旨は、実質的に六面体の箱状物の一面に挿入口1を有し 、内部にそれぞれ対称に挿入口側がテーパした鍔2、2′を有する係合用室、該 箱状物の側面に内側開口3、3′および外側開口4、4′を備えた小室5、5′ を設け、該小室5、5′内に操作用ボタン6、6′を可動に配置し、かつ該挿入 口1と対立する面に外側開口7を有し該係合用室に連通する小室8を設け、該小 室8に抓9を有するロック部材10を抓9が外部に常時露出する状態で配置して なる雌部材Aと、該係合用室と実質的に同一の寸法であって中央部に切欠11を 有し両側に該鍔2、2′と係合する凹部12、12′を備えている弾性的に変位 し得る係合用突起13を備えた雄部材Bとから構成される時計バンドの尾錠に存 する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案をその一具体例につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0008】 図1は、本考案の尾錠の結合時の状態を示す上面図であって、内部の状態を示 すために雌部材のカバーを取り外し、一部断面で示したものであり;図2は本考 案の雄部材の上面図;図3はその雌部材の上面図であって、内部の状態を示すた めにカバーを取り外し一部断面で示したものであり;そして図4は本考案の尾錠 の雌部材をバンドに接続する手段の一例を示す図である。
【0009】 雌部材Aは、実質的に六面体の箱状物の一面に挿入口1を設け、内部にそれぞ れ対称に挿入口側がテーパした鍔2、2′を有する係合用室を有する。雌部材A は、さらに該箱状物の側面に内側開口3、3′および外側開口4、4′を備えた 小室5、5′を有し、該小室5、5′内に操作用ボタン6、6′を可動に配置し てある。そして雌部材Aには、該挿入口1と対立する面に外側開口7を有し該係 合用室に連通する小室8を設けてある。さらに該小室8に抓9を有するロック部 材10を抓9が外部に常時露出する状態で配置してある。
【0010】 なお、図1ではロック部材10がロック状態、すなわち内方に押し込まれた状 態で示してあり、そして図3ではロック部材10がロックしていない状態、すな わち外方に引き出された状態で示してある。
【0011】 雌部材Aの製作方法は任意であるが、例えばカバーを外した雌部材Aの本体を 一体成型し、小室5、5′に予め別に製作しておいた操作用ボタン6、6′を配 置し、かつ小室8に予め別に製作しておいたロック部材10を配置し、その後カ バーを接着することにより容易に実施できる。
【0012】 雄部材Bは、該雌部材Aの係合用室と実質的に同一の寸法であって中央部に切 欠11を有し、両側に該雌部材Aの鍔2、2′と係合する凹部12、12′を備 えている弾性的に変位し得る係合用突起13を有している。雄部材Bは弾性的に 変位しうる係合用突起13を有しているとはいうものの、その材質はいわゆる弾 性体である必要はなく、むしろ材質としては金属や硬質のプラスチックの如き剛 直なものが好ましい。係合用突起の弾性は、中央部に設けられた切欠11によっ て機構的に与えられるものである。切欠11の形状を変化させることによって、 係合用突起の弾性は適当に制御できる。雄部材Bは一体成型により容易に製造で きる。
【0013】 雄部材Bの係合用突起13を雌部材Aの挿入口1から挿入すると、係合用突起 13は雌部材Aのテーパした鍔2、2′によって押圧され、係合用突起13の中 央部に設けられた切欠11が狭くなるように弾性的に変位しながら係合用室中を 進む。係合用突起13の凹部12、12′がテーパした鍔2、2′と合致すると 、鍔2、2′によって加えられていた押圧力は開放され、係合用突起13は弾性 的に正常の位置に戻り、鍔2、2′と凹部12、12′とで係合が完了する。
【0014】 係合が完了した状態では係合用突起13が正常な位置に復しているために、操 作用ボタン6、6′はこの係合用突起13の側面によって押されるために、その 一端が外側開口4、4′を通り雌部材の外方に突出している。尾錠の係合を解除 するには雌部材の外方に突出している操作用ボタン6、6′を内方に押圧するこ とにより内側開口3、3′から操作用ボタンの他端を突出させ、係合用突起13 を押圧することにより、鍔2、2′と凹部12、12′の係合を解除する。この 時係合用突起13は、切欠11の幅が狭くなるように弾性的に変位しているため あるいはその他の理由で、操作用ボタンと係合用突起13との接触角が直角では ないため雄部材を外方へ弾き出す分力が生じるので自動的に離脱が完了する。
【0015】 時計バンドの尾錠の如き小さいものでは、この鍔2、2′と凹部12、12′ との重なりは小さく、通常0.5mm以下でしかない。また、時計バンドの尾錠の 縦横の寸法は15mm、厚さが5mm程度、女性用ではさらに小さいものであるので 、その中に組み込まれる係合用突起13それ自体も小さく、用いうる弾性力を大 きくすることはできない。このために、強い引張力が働くと、雌雄両部材の係合 がはずれて離脱してしまう危険がある。この危険を排除するために、本考案では 、雌部材Aにロック部材10を設けてある。ロック部材10は、雌部材に設けた 小室8の開口7を通して移動可能に配置されている。ロック部材10は抓9を有 しているので、小室8がそのまま係合用室に開放されていても、ロック部材10 が脱落してしまうことはない。しかし希望によっては、小室5、5′と同様に、 小室8と係合用室との間に内側開口を形成させるように仕切り壁を設けることも できる。ロック部材10には、それを操作する為の抓9が設けてあり、抓9によ ってロック部材10を外側に引き出した状態では、ロック部材10は雄部材Bの 係合用突起13とは離れた位置にあり、この状態ではロック部材10の存在は尾 錠に何の影響も与えず、尾錠の着脱は通常どうりに行いうる。図3では、ロック 部材10を引き出した状態ではロック部材10が完全に小室8内に引き込まれた 状態で示してあるが、小室8内にロック部材10が完全に引き込まれることは必 ずしも必要ではない。また、ロック部材10は、図1および図3に示すごとく、 何等の切欠をも有さない剛直な物体とすることもできるが、場合によっては僅か な範囲で弾性的変位が起こりうるように、ごく狭い幅の切欠を雄部材の係合用突 起13と同様に設けてもよい。このようにすると、ロック部材10と係合用突起 13との接触が滑らかに行われる。
【0016】 抓9によってロック部材10を内方に押し込むとロック部材10は係合用突起 13の切欠11を塞ぐ形となる。このために、係合用突起13はもはや弾性的に 変位することができず、したがって、雌雄両部材の間に大きな引張力が働いても 係合が離脱することがなく、また仮に誤って操作用ボタン6、6′を操作したと しても、係合用突起13は弾性的に変位しえないので、このロックした状態では 雌雄両部材の離脱は起こらない。なお、上記したように、ロックした状態では雌 雄両部材の離脱は起こり得ないけれども、雌雄両部材の係合は仮にロック部材が ロックの位置にあるとしても可能である。その理由は、雄部材を雌部材中に押圧 する際その力によって雄部材の進行の邪魔になる位置にあるロック部材は邪魔に ならない位置まで自然に外方に押出されてしまうためである。
【0017】 本考案の尾錠と時計バンドとの接続手段は任意であり、公知、公用の手段ある いは慣用の手段を自由に用いることができる。例えば、バンドと雄部材との接続 は、当業界において慣用されているように、雄部材にバンド固定用の芯棒を設け 、かつバンドの一端にこの芯棒が通る挿通口を設け、該挿通口を通して芯棒を貫 通させ、この芯棒を雄部材に固定し、他方、雌部材とバンドとの接続は、図4に 示したように、雌部材の裏側にバンドが挿通しうる空隙を有するバンド固定具1 4、14′を設け、この二個のバンド固定具14、14′の間にバンド固定用突 起15を設け、バンドを両バンド固定具14、14′の空隙を通すことによって 固定するのも良い。バンド固定具14、14′の空隙は、できれば厚さおよび幅 がバンドの厚さおよび幅と実質的に一致していることが好ましい。バンドにはバ ンド固定用突起15と係合しうる穴もしくは凹みを複数個設けておくのが好まし いが、バンドの材質が皮革、弾性プラスチックないし厚手の織物である場合には 、穴や凹みを特に設ける必要はない。この形式でバンドを尾錠に接続した場合に は、バンドの長さを希望に応じて自由に増減することができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、ワンタッチで着脱が可能な時計バンドの尾錠が与えられ、ロ ック部材の操作によって、極めて小型の尾錠でありながら、強い引張力が働いて も尾錠の離脱の危険を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の尾錠の結合時の状態を示す上面図であ
って、内部の状態を示すために雌部材のカバーを取り外
し、一部断面で示したものである。
【図2】本考案の雄部材の上面図である。
【図3】本考案の雌部材の上面図であって、内部の状態
を示すためにカバーを取り外し一部断面で示したもので
ある。
【図4】本考案の尾錠の雌部材をバンドに接続する手段
の一例を示す図である。
【符号の説明】
A 雌部材 B 雄部材 1 挿入口 2、2′ 鍔 3、3′ 内側開口 4、4′ 外側開口 5、5′ 小室 6、6′ 操作用ボタン 7 外側開口 8 小室 9 抓 10 ロック部材 11 切欠 12、12′ 凹部 13 係合用突起 14、14′ バンド固定具 15 バンド固定用突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に六面体の箱状物の一面に挿入口
    1を有し、内部にそれぞれ対称に挿入口側がテーパした
    鍔2、2′を有する係合用室、該箱状物の側面に内側開
    口3、3′および外側開口4、4′を備えた小室5、
    5′を設け、該小室5、5′内に操作用ボタン6、6′
    を可動に配置し、かつ該挿入口1と対立する面に外側開
    口7を有し該係合用室に連通する小室8を設け、該小室
    8に抓9を有するロック部材10を抓9が外部に常時露
    出する状態で配置してなる雌部材Aと、該係合用室と実
    質的に同一の寸法であって中央部に切欠11を有し両側
    に該鍔2、2′と係合する凹部12、12′を備えてい
    る弾性的に変位し得る係合用突起13を備えた雄部材B
    とから構成される時計バンドの尾錠。
JP1992014370U 1992-02-17 1992-02-17 時計バンドの尾錠 Expired - Lifetime JP2585990Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62166715U (ja) * 1986-04-11 1987-10-22
JPS635813U (ja) * 1986-06-30 1988-01-14
JPH0239015U (ja) * 1988-09-06 1990-03-15

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