JPH0565956B2 - - Google Patents

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JPH0565956B2
JPH0565956B2 JP63078444A JP7844488A JPH0565956B2 JP H0565956 B2 JPH0565956 B2 JP H0565956B2 JP 63078444 A JP63078444 A JP 63078444A JP 7844488 A JP7844488 A JP 7844488A JP H0565956 B2 JPH0565956 B2 JP H0565956B2
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JP
Japan
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optical disk
disk device
vibration
objective lens
lens holder
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Tsutomu Nakamura
Akio Nakano
Teruo Kurosaki
Masao Inago
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、光デイスク装置用防振ゴム材および
光デイスク用制振材に関し、さらに詳しは、温度
変化に対して防振性に大きな変化がない等の優れ
た性質を有する光デイスク装置用防振ゴム材およ
びこの光デイスク装置用防振材を利用した光デイ
スク装置用防振材に関する。 [従来の技術と発明が解決しようとする課題] 近年に至り、オーデイオ製品としてのコンパク
トデイスクプレーヤー装置、あるいは光学式ビデ
オデイスクプレーヤー装置や光デイスクを利用す
るOA機器としての光記憶装置が普及して来てい
る。 コンパクトデイスクプレーヤー装置、光学式ビ
デオデイスクプレーヤー装置、光記憶装置等で
は、光デイスクに形成したピツトに半導体レーザ
ー光を照射し、その反射光を読み取つて、デジタ
ル信号を検出し、音声情報や映像情報を再生して
いる。 前記ピツトは、幅が約0.5〜0.8μm、長さが0.87
〜3.18μm、トラツクのピツチが1.6μmであるよう
に非常に微小な寸法を有し、しかもレコード盤に
おける音溝のように、光デイスク表面に渦巻状に
形成されている。そして、半導体レーザー光は、
光ピツクアツプ装置内に対物レンズにより集光さ
れた光ビームを前記の微小なピツトに照射させる
ようになつている。その場合、高速で回転する光
デイスクの前記ピツトに、半導体レーザービーム
を精度良く追随させなければならない。 また、前記光ピツクアツプ装置は、高速回転す
る光デイスク上の或る位置から他の或る位置へと
移動する場合、移動後においても、移動時の動作
により自らが振動することなく、急激な動作を緩
和して直ちにピツトに追随(ダンピング効果)し
なければならない。 このように、たとえば光ピツクアツプ装置にお
いては、外部からの振動を受けてピツトに対する
追随性が阻害されないこと、光ピツクアツプ装置
が急激に移動しても、移動後直ちにピツトに正確
に追随すること、また急激な移動に対応すること
ができるように、対物レンズを保持する対物レン
ズホルダーが固定部から中立の位置に保持されて
いることが要求される。 このような要求は、従来のレコードプレーヤー
装置におけるピツクアツプに要求される程度とは
格段に相違する、過酷なものである。 前記光ピツクアツプ装置に対する前記要求を満
たすために、従来では、 金属製の薄板あるいは極細の金属ワイヤー
で、たとえば対物レンズを保持する対物レンズ
ホルダーを固定部と連結し、金属板あるいは金
属ワイヤーの有する弾性力に依存する方法、 前記金属製の薄板や金属ワイヤーの基部にゲ
ル状の樹脂を装着し、ゲル状樹脂の弾性吸収率
と金属の弾性力とに依存する方法、 また、前記金属製の薄板や金属ワイヤーにブ
チルゴム等の振動吸収力の優れたゴムを被覆し
たり、あるいは張り合わせたりする方法、 などが実用化されているし、また音響レコードプ
レーヤーにおけるピツクアツプ装置に適用される
ものではあるが、金属製の部材を使用せずに、
シリコーンゴムとブチルゴムやアクリルゴム等を
ブレンドすることにより、振動損失係数(tanδ)
を0.1以上にしてなる制振ゴム部材(特公昭60−
43865号公報参照)で光ピツクアツプ装置におけ
る可動部と固定部とを連結する方法が考えられ
る。 しかしながら、前記の方法では、可動部分の
共振ピークが大きくて安定した信号を検出するこ
とができないと言う問題点がある。たとえば、光
ピツクアツプ装置が急激に移動した場合、対物レ
ンズホルダーの共振が長時間持続して振動がなか
なか停止せず、高速回転するピツトに短時間の内
に追随することができないのである。すなわち、
ダンピング効果に乏しいのである。 前記の方法では、一定量のゲル状樹脂を複雑
に入り組んだ所定の部位に正確に注入するのが困
難であり(低い作業性)、そのような方法は工業
的でないと言う問題点を有する。 前記の方法は、振動損失係数の温度依存性が
大きいから、温度が大きく変化する場所にこの光
デイスク装置を設置する場合には、決して有効な
手段ではない。 また、近年においては、光デイスク装置を自動
車に装着しようとの動きがある。自動車の中は、
通常、車内温度の変化が大きいので、温度依存性
のない部材で光ピツクアツプ装置における防振性
を保障することが、極めて切実な技術的課題とな
つている。 そこで温度依存性の小さな素材としてシリコー
ンゴムが考えられるが、従来のシリコーンゴムは
振動損失係数が小さくて、充分な防振性能を得る
ことができないから、前記の切実な技術的課題を
解決することができない。 さらに、人の体に前記光デイスク装置を装着
し、たとえば歩きながら前記光デイス装置から再
生した音楽等を楽しむことができるような小型の
光デイスク装置も考えられているのであるが、そ
のような小型の光デイスク装置には、従来の固定
設置型の光デイスク装置とは比較にならない程の
防振性能が要求される。 本願発明は前記事情に基づいてなされたもので
ある。 すなわち、本願発明の目的は、極めて高精度の
防振機能を有すると共に、その防振機能が温度に
殆ど依存しない光デイスク装置用防振ゴム材を提
供することである。 本願発明の他の目的は、音響レコードプレーヤ
ーとは比較にならない程、高度に防振する必要の
ある光デイスク装置に好適に利用することのでき
る光デイスク装置用制振ゴム材を提供することで
ある。 [課題を解決するための手段および作用] 前記課題を解決するための本発明の構成は、合
成ゴム100重量部と、比表面積が50m2/g以上で
あるシリカ微粉末10〜150重量部と、式 (ただし、前記式中、R1およびR2は同一また
は異種の非置換または置換1価炭化水素基であ
り、R1およびR2の少なくとのいずれかはフエニ
ル基または炭素数2〜10のアルキル基であり、m
は1〜20、nは0〜20の整数を示す。) で表わされるオルガノポリシロキサン3〜20重量
部とを含有させ、加硫することにより振動損失係
数tanδが0.1以上であると共に弾性率が1×104
1×109dyne/cm2であることを特徴とする光デイ
スク装置用防振ゴム材である。 前記合成ゴムとしては、架橋反応によりゴム弾
性を示すことができれば特に制限がなく、例え
ば、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−メタクリレート共重合
体などのポリオレフイン系合成ゴム、オルガノポ
リシロキサンゴムなどを挙げることができる。 本発明においては、光デイスク装置用防振ゴム
材の力学的性質の温度依存性ができるだけ小さい
ことが望まれることから、前記各種の合成ゴムの
中でも、オルガノポリシロキサンが好適である。 このオルガノポリシロキサンは、式 R3 aSiO(4-a)/2 (ただし、前記式中、R3はメチル基、エチル
基、プロピル基などのアルキル基、ビニル基、プ
ロペニル基、アリル基などのアルケニル基、フエ
ニル基、トリル基などのアリール基、あるいはこ
れらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部ま
たは全部をハロゲン原子、シアノ基、メルカプト
基などで置換した3,3,3−トリフルオロプロ
ピル基、シアノプロピル基、メルカプトプロピル
基などのような同一または異種の非置換または置
換1価炭化水素基を表わし、aは1.95〜2.05の数
である。) で示されるところの、25℃における粘度が
1000cS以上であつて、前記R3の少なくとも50モ
ル%がメチル基である線状構造体であるものが好
ましい。 この種のオルガノポリシロキサンはオリゴマー
として良く知られている環状ポリシロキサンを酸
触媒またはアルカリ触媒の存在下で開環重合する
ことによつて得ることができるし、また、オルガ
ノクロルシランの(共)加水分解物を縮合触媒ま
たは平衡化触媒の存在下に重合することによつて
も得ることができる。 前記オルガノポリシロキサンはその分子鎖末端
がシラノール基、ジメチルビニルシロキシ基、ト
リメチルシロキシ基、メチルフエニルビニルシロ
キシ基などで封鎖されたものであるとされるが、
この硬化物に強度を与えるために、この末端基を
ビニル基含有シロキシ基にしてなるものが好まし
い。 前記オルガノポリシロキサンの重合度について
は、このオルガノポリシロキサンをゴム状物とす
ることができる限りにおいて、オイル状から生ゴ
ム状までのいずれであつても特に制限がないので
あるが、通常、前述のように、25℃における粘度
が1000cS以上になる程度が好ましい。 前記シリカ微粉末としては、煙霧質シリカ、沈
降性シリカ等を使用することができるのである
が、本発明で重要なことは、その比表面積が50
m2/g以上であることである。比表面積が50m2
g未満であると、本発明の光デイスク装置用防振
ゴム材は充分な防振効果を奏さないことがあるか
らである。 さらに本発明において重要なことは、このシリ
カ微粉末の添加量を、前記合成ゴム100重量部に
対して10〜100重量部、好ましくは30〜60重量部
とすることである。 このシリカ微粉末の添加量が10重量部未満であ
ると、光デイスク装置用防振ゴム材の防振効果が
不充分となるし、また100重量部を超えると、光
デイスク装置用防振ゴム材の物性が低下する。 本発明におけるオルガノポリシロキサンは式 (ただし、前記式中、R1およびR2は同一また
は異種の非置換または置換1価炭化水素基であ
り、R1およびR2の少なくとのいずれかはフエニ
ル基または炭素数2〜10のアルキル基であり、m
は1〜20、nは0〜20の整数を示す。) で表わされる。 このオルガノポリシロキサンの中でも好ましい
のは、式 (ただし、式中、rは4〜6の整数を表わす。) あるいは、式 (ただし、式中、pおよびqは2〜4の整数を
表わす。) で示すことができる。 前記オルガノポリシロキサンはたとえばメチル
フエニルジクロロシランの加水分解あるいはジフ
エニルジクロルシランとジメチルクロルシランと
を加水分解することにより得ることができる。 本発明で重要なことは、このオルガノポリシロ
キサン、すなわち、α,ω−ジヒドロキシオルガ
ノポリシロキサンの添加量が、前記合成ゴム100
重量部に対して、3〜20重量部、好ましくは5〜
10重量部であることである。 前記オルガノポリシロキサンの配合量が3重量
部未満であると光デイスク装置用防振ゴム材に充
分な防振機能を付与することができず、また20重
量部を超えて配合してもそれに見合つた防振効果
の向上がない。 本発明の光デイスク装置用防振ゴム材は、前記
合成ゴム、特定のシリカ微粉末及び特定のオルガ
ノポリシロキサンを特定の割合で配合し、加硫す
ることを要する。 前記配合は、前記合成ゴム、前記シリカ微粉末
および前記オルガノポリシロキサンを、二本ロー
ル、ニーダー、バンバリーミキサー等により混練
することにより行うことができる。 この混練の際に、従来から公知の添加剤たとえ
ば、耐熱性向上剤としての酸化チタン、ベンガ
ラ、酸化セリウム、難燃剤としてのハロゲン化
物、酸化アンチモン、各種のカーボンフアンクシ
ヨナルシラン、無機質充填材として石英粉、ケイ
ソウ土等などを添加しても良い。 ここで、前記請求項2に記載の発明において
は、前記合成ゴム、特定のシリカ微粉末及び特定
のオルガノポリシロキサンを特定の割合で含有す
ると共に、老化防止剤を前記合成ゴム100重量部
に対して0.01〜10重量部の割合で含有することを
特徴とするものである。 請求項1に記載の光デイスク装置用防振ゴム材
を構成する各成分の他に老化防止剤を前記特定の
割合で配合しておくと、光デイスク装置用防振ゴ
ム材の防振性をさらに広い温度範囲に亙つて安定
に維持することができる。 前記老化防止剤は、前記混練の際に、あるいは
混練の前に、前記合成ゴム、特定のシリカ微粉末
および特定のオルガノポリシロキサンの全てと共
に、あるいはこれらの一部と共に配合することが
できる。 前記老化防止剤としては、本願発明の目的を阻
害しない限りにおいて従来から公知のものを使用
することができ、たとえば、フエニル−β−ナフ
チルアミンなどのナフチルアミン系、N,N′−
ジフエニルエチレンジアミンなどのジフエニルア
ミン系;N,N′−ジフエニル−p−フエニレン
ジアミンなどのp−フエニレンジアミン系;6−
エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジ
ヒドロキノリンなどのヒドロキノン誘導体;2,
6−ジ−t−ブチル−4−メチルフエノールなど
のモノフエノール系;2,2′−メチレン−ビス−
(4−エチル−6−t−ブチルフエノール)など
のポリフエノール系;4,4′−チオビス−(6−
t−ブチル−3−メチルフエノール)などのチオ
ビスフエノール系;2−メルカプトベンズイミダ
ゾールなどを挙げることができる。 前記各種の中でも好ましいのはアミン系および
フエノール系の老化防止剤である。 前記架橋は、前記配合により得られた配合物あ
るいは混練物に、たとえば有機過酸化物、無機過
酸化物による縮合反応、硫黄加硫等の方法による
硬化反応処理を施すことにより行うことができ
る。 縮合反応を行わしめる前記有機化酸化物として
は、たとえば、ジクミルパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパー
オキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシ
ン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,
3,5−トリメチルシクロヘキサンなどを挙げる
ことができる。 前記硫黄加硫に使用する硫黄系加硫剤として
は、たとえば、硫黄、ジペンタメチレンチウラム
テトラサルフアイド等を挙げることができる。 前記加硫により弾性体が得られるのであるが、
本願発明で重要なことは、前記のようにして得ら
れた弾性体において、その振動損失係数が0.1以
上、好ましくは0.2〜2.0であり、かつ弾性率が1
×104〜1×109dyne/cm2、好ましくは1×105
1×108dyne/cm2であるものが、本発明の光デイ
スク装置用防振ゴム材である。 光デイスク装置用防振ゴム材の振動損失係数が
0.1未満であると、共振点における防振効果が減
少し、また、弾性率が前記範囲を外れると、目的
とする共振周波数が得られない。 なお、振動損失係数および弾性率はJIS K6301
に準拠して測定することができる。 本発明の光デイスク装置用防振ゴム材の振動損
失係数は、請求項1に記載のオルガノポリシロキ
サンの量を変化させることにより、調節すること
ができる。 また、本発明の光デイスク装置用防振ゴム材の
弾性率は、シリカ微粉末の量を変化させることに
よつて、調節することができる。 本発明の光デイスク装置用防振ゴム材は、前述
のように特定の素材を使用した弾性体であるか
ら、弾性率および振動損失係数の温度依存性が殆
ど無く、しかも、その振動損失係数が0.1以上で
あると共に弾性率が1×104〜1×109dyne/cm2
あるから、防振性にすぐれ、かつ急激な動きに対
する緩和性に優れている。 かかる独特の性質を有する光デイスク装置用防
振ゴム材は、音響用レコードプレーヤ装置のみな
らず、光デイスク装置の種々の部所に光デイスク
装置用制振材として好適に使用することができ
る。 たとえば、本願請求項3に記載の光デイスク装
置用制振材は、請求項1に記載の防振用ゴム部材
を棒状体に形成し、その棒状体内に金属弾性体を
挿入してなることを特徴とするものである。 請求項3に記載の光デイスク装置用制振材は、
例えば次のようにして使用される。 光ピツクアツプ装置において、複数本の前記光
デイスク装置用制振材は、それぞれ互いに平行に
配置し、それぞれの一端を固定部に結合すると共
にその他端部を、対物レンズを保持する対物レン
ズホルダーに結合して、使用される。 ここで、前記金属弾性体としては、たとえば、
金属ワイヤーを挙げることができる。 この金属ワイヤーの直径は、通常0.1〜0.12mm
程度である。 このように光デイスク装置用制振材を光ピツク
アツプ装置に使用すると、以下のような効果を奏
する。 すなわち、光デイスク装置中の光ピツクアツプ
装置に搭載されているところの対物レンズホルダ
ーは、光デイスク上の微細なピツトに光ビームを
照射してその反射光を受けることにより光デスク
上の微細な信号を正確に読み出すために、電気信
号によつて駆動するマグネツトと永久磁石との組
合わせによつて、フオーカス方向の動き(デイス
ク面に対する焦点距離を制御する動き)とトラツ
ク方向の動き(デイスクの回転軸とトラツクの中
心軸とのズレによつて不可避的に生じる信号読み
取り時のブレに対して追従する方向での動き)と
を組合わせて正確に変位移動しなければならな
い。そして、本発明の光デイスク装置用防振材
は、前記マグネツトと永久磁石とによつて生じる
対物レンズホルダーの急速な変位移動における運
動エネルギーを吸収し、前記急速な変位移動の速
度を減少させることができるのである。換言する
と、本発明の光デイスク装置用制振材により、磁
力により急速に移動を開始した対物レンズホルダ
ーは、所定の位置を中心にして一定時間の振動後
にその所定位置で静止するのではなく、所定位置
で殆ど振動することなく停止することができるの
である。したがつて、この光ピツクアツプ装置全
体が信号読み取りのために急激に変位しても、光
ピツクアツプ装置に搭載されている対物レンズホ
ルダーの急激な変位が極めて短時間の内に緩和さ
れ、正確な信号の読み出しができるようになるの
である。 また、この光デイスク装置用防振材は、光ピツ
クアツプ装置の受ける外部振動が回動部に伝達す
るのを有効に遮断する。 さらに、この光デイスク装置用制振材は請求項
1に記載の光デイスク装置用防振ゴム材を使用し
ているので、振動損失係数の温度依存性がないか
ら、光ピツクアツプ装置自体あるいは周辺機器の
発熱により防振効果が低下することがない。 本願請求項4に記載の光デイスク装置用制振材
は、前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振
ゴム材が、金属弾性体の一端が挿入されると共に
対物レンズホルダーおよび/または固定部に装着
可能に形成されてなることを特徴とするものであ
る。 請求項4に記載の光デイスク装置用制振材は、
たとえば次のように使用される。 請求項4に記載の光デイスク装置用制振材をた
とえば筒状体に形成する。そして、光ピツクアツ
プ装置において、対物レンズを保持する対物レン
ズホルダーに望む固定部表面の4ケ所に、互いに
長方形または方形の頂点となるような位置関係を
以て、前記筒状体の光デイスク装置用制振材を装
着する。他方、前記対物レンズホルダーの表面に
も、同様の関係を以て、前記筒状体の光デイスク
装置用制振材を装着する。対物レンズホルダーに
装着した光デイスク装置用制振材に金属弾性体の
一端を貫通させて固定すると共に、固定部におけ
る光デイスク装置用制振材には前記金属弾性体の
他端を貫通させて固定する。このようにして、対
物レンズホルダーは、互いに平行に配置されると
共にその端部に光デイスク装置用制振材を備えた
金属弾性体で固定部に保持されることになる。 この場合においても、請求項4に記載の光デイ
スク装置用制振材は、請求項3に記載の光デイス
ク装置用制振材と同様の作用を有する。 請求項5に記載の光デイスク装置用制振材は、
前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振ゴム
材を、固定部と、対物レンズを保持すると共に中
心に設けた貫通孔に支軸を挿通した回動対物レン
ズホルダーとを、前記回動対物レンズホルダーが
前記支軸にたいして回動可能に、連結するように
使用してなることを特徴とするものである。 この場合においても、請求項5に記載の光デイ
スク装置用制振材は、請求項3に記載の光デイス
ク装置用制振材と同様の作用を有する。 請求項6に記載の光デイスク装置用制振材は、
対物レンズを保持する対物レンズホルダーと固定
部とをヒンジ機構で結合してなる光ピツクアツプ
装置において、前記固定部と対物レンズホルダー
との間に配置されると共に、ヒンジ機構における
ヒンジ部の少なくとも一部を囲繞するように、前
記請求項1に記載の光デイスク装置用防振ゴム材
を形成してなることを特徴とするものである。 この場合においても、請求項6に記載の光デイ
スク装置用制振材は、請求項3に記載の光デイス
ク装置用制振材と同様の作用を有する。 請求項7に記載の光デイスク装置用制振材は、
前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振ゴム
材を金属板の少なくとも一面に張設し、対物レン
ズホルダーと固定部とを連結支持してなることを
特徴とするものである。 以上に記載の光デイスク装置用制振材は、光ピ
ツクアツプ装置の急激な変位における対物レンズ
ホルダーの共振を抑制し、また幅広い温度変化に
おいてもダンパー効果を失しなうことがないもの
である。 他方、請求項1および請求項2に記載の光デイ
スク装置用防振ゴム材は、たとえば、光デイスク
装置において該装置内の振動源から発生する内部
振動あるいは該装置外で発生する外部振動を対物
レンズホルダーに伝わるのを有効に防止する光デ
イスク装置用制振材としても使用される。 請求項8に記載の光デイスク装置用制振材は、
前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振ゴム
材を、光デイスクに形成されたピツトに半導体レ
ーザービームを照射することによりデジタル情報
を読み取る光デイスク装置における体に装着可能
なシート状に形成してなることを特徴とするもの
である。 前記請求項9に記載の光デイスク用制振材は、
前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振ゴム
材が、光デイスクに形成されたピツトに半導体レ
ーザービームを照射することによりデジタル情報
を読み取る光デイスク装置におけるトランスと前
記トランスを装着する基板との間に介装されるも
のである。 前記請求項10に記載の光デイスク装置用制振
材は、前記請求項1に記載の光デイスク装置用防
振ゴム材が、光デイスクに形成されたピツトに半
導体レーザービームを照射することによりデジタ
ル情報を読み取る光デイスク装置における体の脚
部に装着されるものである。 前記請求項10に記載の光デイスク装置用制振
材は前記体の脚部の底面に装着されても良いし、
脚部の頭部に装着されて、体と脚部とに挟まれる
状態で脚部に装着されても良い。 前記請求項11に記載の光デイスク装置用制振
材は、前記請求項1に記載の光デイスク装置用防
振ゴム材が、光デイスクに形成されたビツトに半
導体レーザービームを照射することによりデジタ
ル情報を読み取る光デイスク装置におけるメカ部
分のフローテイング材として使用されるものであ
る。 請求項8〜11に記載の光デイスク装置用制振
材は、振動損失が大きく、しかもその振動損失と
弾性率とが温度依存性を有していないので、外部
環境としての温度が大きく変化しても、対物レン
ズホルダーへの振動伝達を有効に防止することが
でき、光デイスクからの高精度の信号読み取りを
実現することができる。 [実施例] (実施例 1) (CH32SiO単位を89.8モル%、(CH3)(CH2
=CH)SiO単位を0.2モル%、および(C6H52
SiO単位を10モル%の割合で含有するところの、
平均重合度が8000であるメチルフエニルポリシロ
キサン生ゴム100重量部と、シリカ微粉末[商品
名;アエロジル200、日本アエロジル(株)製、比表
面積;200m2/g]40重量部と、式 で表わされるジヒドロキシメチルフエニルポリシ
ロキサン10重量部とを、二本ロールで均一に混練
した後、さらにニーダーを使用して150℃で2時
間かけて混練し、熱処理をした。 さらに、ジクミルパーオキシド0.4重量部を加
えて組成物を得た。 この組成物を、100Kg/cm2、170℃の条件で10分
間加熱して厚さ2mmのシートを得た。 このシートにつきJIS K6301に準拠して振動損
失係数および弾性率を測定したところ、25℃にお
ける振動損失係数は0.4であり、また弾性率は5
×107dyne/cm2であり、100℃における振動損失
係数は0.3であり、また弾性率は1×107dyne/cm2
であつた。 (実施例 2〜4) (CH32SiO単位99.83モル%、(CH3)(CH2
CH)SiO単位0.15モル%、および(CH32(CH2
=CH)SiO0.5単位0.02モル%からなる平均重合度
が10000のメチルビニルポリシロキサン生ゴム100
部を2本ロールに巻き付け、これに40部のアエロ
ジル200と、α,ω−ジヒドロキシメチルフエニ
ルポリシロキサン10部を添加して均一に混練して
コンパウンドを製造した。 次いで、このコンパウンドをニーダーで150℃
で2時間熱処理した後、ジフエニルアミン(商品
名ナウガード445、コニロイヤル社製)を0.1部
(実施例2)、0.5部(実施例3)、または1.0(実施
例4)さらに2,5−ジメチル−2,5−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン0.5重量部を加
え、均一に混合し、これを100Kg/cm2、170℃の条
件で15分間加圧加熱して厚さ2mmのシートを得
た。 得られた硬化シートを使用して、JIS K6301に
基づいて力学的特性、tanδを測定したところ第1
表に示す結果が得られた。 (比較例 1) アエロジル200の代わりに比表面積が19m2/g
の石英粉(クリストバライトVXS、(株)龍森社製
商品名)40重量部を使用し、ナウガード445を使
用しない外は前記実施例2〜4と同様にしてシー
トを作成し、諸特性を測定した。結果を第1表に
示す。
【表】 (実施例 5) 光デイスク装置用防振ゴム材を光デイスク用制
振材に使用した例を図面と共に説明する。 第1図に示す光デイスク装置用制振材1aは、
金属製弾性体たとえば金属ワイヤー2の外表面に
前記実施例1におけるのと同様の光デイスク装置
用防振ゴム材3を被覆してなる。 第2図に示すように、この光デイスク装置用制
振材1aは、その一端が、光ピツクアツプ装置に
おける固定部4に装着され、またそ他端が、対物
レンズ5を保持する対物レンズホルダー6に装着
されている。 4本の光デイスク装置用制振材1aがれ互いに
平行に、また各光デイスク装置用制振材1aの固
定部4あるいは対物レンズホルダー6に装着され
る部位が長方形あるいは方形の頂点をなすように
位置している。 4本の光デイスク装置用制振材1aで保持され
た対物レンズホルダー6は、宙つり状態になつて
いる。このように4本の保持部材で対物レンズホ
ルダーを保持する方式を4ワイヤー方式と称され
る。 ここで、光デイスク装置中の光ピツクアツプ装
置に搭載されているところの対物レンズホルダー
6が、光デイスク上の微細なピツトに光ビームを
照射してその反射光を受けることにより光デスク
上の微細な信号を正確に読み出すために、電気信
号によつて駆動するマグネツトと永久磁石との組
合わせによつて、フオーカス方向の動きとトラツ
ク方向の動きとを組合わせて変位移動した場合、
光デイスク装置用制振材1aは、前記マグネツト
と永久磁石とによつて生じる対物レンズホルダー
の急速な変位移動における運動エネルギーを吸収
し、前記急速な変位移動の速度を減少させること
となる。よつて、光デイスク装置用防振材1aに
より、磁力により急速に移動を開始した対物レン
ズホルダー6は、所定の位置を中心にして一定時
間の振動後にその所定位置で静止するのではな
く、所定位置で殆ど振動することなく停止するこ
とができる。したがつて、この光ピツクアツプ装
置全体が信号読み取りのために急激に変位して
も、光ピツクアツプ装置に搭載されている対物レ
ンズホルダー6の急激な変位が極めて短時間の内
に緩和され、正確な信号の読み出しができるよう
になる。 ここで、重量が1.5gであるレンズホルダーに、
太さ0.12mmφおよび長さ14.5mmの燐青銅製のワイ
ヤーに前記実施例1の光デイスク装置用防振ゴム
材を被覆してなる光デイスク装置用制振材を用い
た4ワイヤー方式でレンズホルダーを保持した場
合と、光デイスク装置用防振ゴム材を用いていな
い他は前記と同様の燐青銅製のワイヤーを用した
4ワイヤー方式でレンズホルダーを保持した場合
とを比較したところ、前者の場合にあつては、共
振尖鋭度が後者の場合より30%低下した。 (実施例 6) 第3図に示す光デイスク装置用制振材1bは、
前記実施例1におけるのと同じ光デイスク装置用
防振ゴム材で形成されていて、光ピツクアツプ装
置における固定部4および対物レンズホルダー6
に装着されており、金属ワイヤー2の一端を貫通
して固定している。 この実施例においても前記実施例2におけるの
と同様に、固定部4の対物レンズホルダー6に相
対向する表面において、光デイスク装置用制振材
1bの取り付け位置が長方形あるいは方形の頂点
をなす位置関係を以て、固定部4に、光デイスク
装置用制振材1bを装着している。 同様に、対物レンズホルダー6においても、固
定部4に対応する位置に光デイスク装置用制振材
1bを装着している。 そして、対物レンズホルダー6における光デイ
スク装置用制振材1bと固定部4における光デイ
スク装置用制振材1bとに金属ワイヤー2の一端
および他端を貫通して固定していて、これによつ
て、対物レンズホルダー6が宙つり状態になつて
いる。 この実施例における対物レンズホルダーの保持
方式も4ワイヤー方式である。 (実施例 7) 第4図において、光ピツクアツプ装置は、円筒
形の回動対物レンズホルダー6aとこの回動対物
レンズホルダー6aを中に挟んで相対向して配置
された固定部4aとを備える。この回動対物レン
ズホルダー6aは、前記実施例2〜3におけるの
と同様に、対物レンズ5を有する。またこの回動
対物レンズホルダー6aはその中心に貫通孔10
を設けており、この貫通孔10に支軸11を挿通
している。この回動対物レンズホルダー6aは、
回動方式による対物レンズホルダーである。 この実施例における光デイスク装置用制振材1
dは、光デイスク装置用防振ゴム材で形成されて
いて、第5図に示すように、略細長状部材の中央
部を一方の固定部4aに固着すると共にその両端
を互いに向い合わせるように曲成され、この細長
状部材の端部を回動対物レンズホルダー6aに固
着することにより、回動対物レンズホルダー6a
と固定部4aとを結合するようになつている。ま
た、他方の固定部4aにも、同様に、細長状部材
の中央部を固着すると共に、その両端を互いに向
い合わせるように曲成し、その端部を固定部4a
に固着することにより、回動対物レンズホルダー
6aと他方の固定部4aとを結合するようになつ
ている。 このように、細長状部材である光デイスク装置
用制振材によつて、回動対物レンズホルダー6a
が、向い合う固定部4aに対して宙つり状態にな
つている。 この回動対物レンズホルダー6aは、図示しな
いコイルと永久磁石との組合せにより、規制され
た範囲内で支軸に沿つて平行移動し、あるいは支
軸を中心にして回動可能になつている。 このようにして回動対物レンズホルダーを保持
する方式を、回動方式と称される。 以上のように、この回動方式の回動対物レンズ
ホルダー6aに本発明の光デイスク装置用制振材
を使用しているので、前記実施例5と同様に、こ
の光ピツクアツプ装置全体が信号読み取りのため
に急激に変位しても、光ピツクアツプ装置に搭載
されている回動対物レンズホルダー6の急激な変
位が極めて短時間の内に緩和され、正確な信号の
読み出しができるようになる。 また、この光ピツクアツプ装置に外部からの振
動が加わると、前記細長状部材である光デイスク
装置用制振材は、光デイスク装置用防振ゴム材で
形成されているので、外部振動が回動対物レンズ
ホルダー6aに伝達するのを防止する。したがつ
て、外部振動の影響を受けることなく、正確な信
号の読み出しができるようになる。 (実施例 8) 第5図は固定部と対物レンズを備えた対物レン
ズホルダーとを、対物レンズホルダーの変位可能
に結合するヒンジ機構を示す一部切欠斜視部であ
る。 第5図に示すように、ヒンジ機構12は、光ピ
ツクアツプ装置内に設けられ、固定部4bと対物
レンズを備えた対物レンズホルダー6bとを結合
する。すなわち、固定部4bに固定される基部1
3の略中央に設けた縦長の、左右に回動可能な第
1ヒンジ部14を介して断面コ字状の第1支持部
15を設け、この第1支持部15の水平に突出す
る一対の突起部15aの先端にそれぞれ設けたと
ころの、上下に回動する第2ヒンジ部16を介し
て、水平に並んだ一対の第2支持部17を上下に
設け、この第2支持部17の先端は、上下に回動
可能な第3ヒンジ部18を介して、対物レンズ5
を備えた対物レンズホルダー6bに固着された第
3支持部19を設けてなる。 この実施例の光デイスク装置用制振材1eは、
前記実施例1におけるのと同様の光デイスク装置
用防振ゴム材で形成され、前記縦長の第1ヒンジ
部14をほぼ囲繞するように、略U字状のシート
になつている。なお、このヒンジ機構に適用する
光デイスク装置用制振材1eの形状には特に制限
がなく、ヒンジ機構の様々な形状に応じて、適す
る形状を適宜に採用することができる。 このような対物レンズホルダーの保持方式をヒ
ンジ方式と称される。 この実施例では、前記ヒンジ機構が対物レンズ
5を有する対物レンズホルダー6bの変位を規制
し、光デイスク装置用防振材1eは、前記ヒンジ
部の回動により支持部が他の部材に衝突するとき
のシヨツクによる振動発生を抑制し、また、この
ヒンジ機構を伝達する振動を吸収する。 (実施例 9) 第6図は対物レンズホルダーを示す説明図であ
る。 第6図に示すように、この対物レンズホルダー
6cは外部ホルダー22aと内部ホルダー23b
とを有する。 前記外部ホルダー22aには上方に開口する内
部空間23cを有し、その内部空間23cには内
部ホルダー23bが配置されるる 内部ホルダー23bは、前記内部空間部23c
内で、光デイスク装置用制振材1fにより外部ホ
ルダー22aに保持される。 光デイスク装置用制振材1fは、薄い弾力性金
属板の少なくとも片面にシート状の光デイスク装
置用防振ゴム材を張設してなる。 内部ホルダー23bは4個の光デイスク装置用
制振材1fにより前記空間内に吊下げられてい
る。 すなわち、一対のこの光デイスク装置用制振材
1fの上端部それぞれを、外部ホルダー22aに
おける内部空間23cの内壁に、結合し、また光
デイスク装置用制振材1fの下端部にそれぞれ
を、前記内部ホルダー23bの前記内壁に対する
側面の下端部に、結合し、さらに他の一対の光デ
イスク装置用制振材1fについも、前記と同様に
してその上端部を内部空間の内壁に結合すると共
にその下端部を内部ホルダー23bの下端部に結
合する。4個の光デイスク装置用制振材1fの下
端部で前記内部ホルダー23を吊下げるようにし
て、これを保持するのである。 このような保持の方式を板バネ方式と称され
る。 一方、前記外部ホルダー22aは、固定部に対
し、4枚の光デイスク装置用制振材1Fにより保
持される。 すなわち、前記光デイスク制振材1Fは前記光
デイスク制振材1fと同様に、薄い弾力性金属板
の少なくとも片面にシート状の光デイスク装置用
防振ゴム材を張設してなる。 そして、一対のこの光デイスク制振材1Fそれ
ぞれの一端を前記外部ホルダー22aの上面に適
宜の間隔を設けて結合し、また、それぞれの多端
は図示しない固定部に結合し、さらに、他の一対
のこの光デイスク制振材1Fそれぞれの一端を前
記外部ホルダー22aの下面に適宜の間隔を設け
て結合することにより、外部ホルダー22aが水
平に保持された状態になつている。 なお、第6図において5で示すのは対物レンズ
である。 この実施例では、前記外部ホルダー22aが前
記光デイスク装置用制振材1Fにより固定部(図
示せず。)に対して水平に弾力的に保持されてい
るので、対物レンズホルダー全体がトラツク方向
(第6図中の矢印T方向)に急激に変位した場合
に生じるフオーカス方向(第6図中の矢印F方
向)の振動を前記光デイスク装置用制振材1Fが
吸収し、また前記内部ホルダー23bが外部ホル
ダー22aから光デイスク装置用制振材1fによ
り吊下げられているので、対物レンズホルダー全
体がトラツク方向に急激に変位しても、急激な運
動エネルギーを光デイスク装置用制振材1fが有
効に吸収することにより、外部ホルダー22aお
よび内部ホルダー23bが共振することなく、所
定位置で停止することができる。 したがつて、この光ピツクアツプ装置全体が信
号読み取りのために急激に変位しても、光ピツク
アツプ装置に搭載されている対物レンズホルダー
6の急激な変位が極めて短時間の内に緩和され、
正確な信号の読み出しができるようになる。 なお、この実施例においては、前記光デイスク
装置用制振材1fは内部ホルダー23bを吊下げ
るようにしてこれを保持しているが、他の方式に
より保持するようにしても良い。 すなわち、一対のこの光デイスク装置用制振材
1fの下端部それぞれを、外部ホルダー22aに
おける内部空間23cの内壁の下方に、結合し、
またその光デイスク装置用制振材1fの上端部そ
れぞれを、前記内部ホルダー23bの前記内壁に
対する側面の上端部に、結合し、さらに他の一対
の光デイスク装置用制振材1fについても、前記
と同様にしてその下端部を内部空間の内壁の下方
に結合すると共にその上端部を内部ホルダー23
bの上端部に結合する。その結果、4個の光デイ
スク装置用制振材1fの上端部で前記内部ホルダ
ー23bを支持するようにして、これを保持する
のである。 (実施例 10) 第7図は光デイスク装置の体を示す断面図であ
る。 第7図に示すように、この実施例における光デ
イスク装置用制振材は、前記実施例1におけるの
と同様の光デイスク装置用防振ゴム材のシート2
0であり(ただし、厚みは0.2〜3mm)、光デイス
ク装置の体21の内張りに使用されている。 この実施例における光デイスク装置用制振材
は、たとえば光デイスク装置に加わる外部振動た
とえばスピーカーから発生する音圧あるいは内部
振動たとえばスピーカーから体を通じて伝達され
る振動を吸収して、対物レンズホルダーにおける
正確な信号読み取りを確保する。 (実施例 11) 第8図は光デイスク装置内に設置される電源ト
ランスの設置状態を示す説明図である。 第8図に示すように、この光デスク装置におい
ては、電源トランス24が、基台25に、前記実
施例1におけるのと同様の光デイスク装置用防振
ゴム材のシート1g(ただし、厚みは0.2〜10mm)
を光デイスク装置用制振材としてこれを下敷きに
して設置されている。電源トランス24は、この
電源トランス24の基部に設けたフランジと基台
25とを貫通して螺子止めされたボルト26で固
定されている。また、この実施例においては、前
記ボルト26にはワツシヤーとして前記実施例1
におけるのと同様の光デイスク装置用防振ゴム材
のシート1h(ただし、厚みは0.2〜5mm)が介装
されている。 この実施例における光デイスク装置用制振材1
g,1fは、電源トランス24の自己振動が基台
および対物レンズホルダーに伝達するのを防止
し、その結果として、対物レンズホルダーにおけ
る正確な信号読み取りを確保する。 この場合、光デイスク装置用制振材1g,1h
は、温度により損失係数および弾性率が大幅に変
動しないので、動作時に電源トランス24が発熱
したとしても、安定した制振効果を発揮し、対物
レンズホルダーにおける正確な信号読み取りを確
保する。 (実施例 12) 第9図は光デイスク装置の脚部を示す説明図で
ある。 第9図に示すように、この実施例における光デ
イスク装置用制振材は、前記実施例1におけるの
と同様のシート1i(ただし、厚みは0.2〜20mm)
で形成され、光デイスク装置の体27の脚部28
の底面と設置床面29との間に介装されている。 この実施例における光デイスク装置用制振材1
iは、設置床面29から光デイスク装置に伝わる
各種振動を遮断し、その結果として、対物レンズ
ホルダーにおける正確な信号読み取りを確保す
る。 なお、脚部28の底面に設ける光デイスク装置
用制振材は、この実施例に記載のシートに限ら
ず、適宜の形状の成形物としても良く、前記と同
様の効果を奏する。 (実施例 13) 第10図は光デイスク装置内のメカ部分を示す
説明図である。 前記メカ部分は、光デイスク本体のベース30
の上に、前記実施例11におけるのと同様の光デイ
スク装置用制振1gを介して、4本の(2本は図
示されない。)支持部31が螺子32により、立
設固定されている。 支持部31の上にはローデイングベース33が
設けられる。 ローデイングベース33には軸体35がたとえ
ば、4本(2本は図示されていない。)立設し、
この軸体35は、基板36に設けた貫通孔37に
遊嵌し、しかもこの基板36は前記軸体35に巻
装した略円筒状の光デイスク装置用制振材1jお
よびその光デイスク装置用制振材1jの外周に巻
装したコイルバネ38により弾力的に保持されて
いる。 前記光デイスク装置用制振材1jは、前記実施
例1におけるのと同じ組成物で構成されている。 この基板36には、ターンテーブル39および
これを回転させるモータ40、ならびに対物レン
ズホルダーを内蔵する光ピツクアツプ装置41お
よびこれをトラツク方向に移動させるリニアモー
ター42を装備している。 なお、前記対物レンズホルダーには、前記実施
例におけるのと同様に、4ワイヤー方式、回動方
式、ヒンジ方式あるいは板バネ方式による光デイ
スク装置用制振材が装着されている。 このような構成のメカ部分においては、前記光
デイスク装置用制振材1g,1iおよび1jによ
り、このメカ部分より外部で発生しベース30を
伝わつて来た外部振動が対物レンズホルダー41
に伝達するのが防止され、対物レンズホルダー4
1内に前記方式の何れかの方式による光デイスク
制振材が装着されていることと相まつて、この対
物レンズホルダーは外部振動および対物レンズホ
ルダーの急激な変位があつても、常に正確に光デ
イスクからの情報の読み取りを確保することがで
きる。 [発明の効果] 請求項1に記載の構成によると、光デイスク装
置用防振ゴム材は、特定の原料を使用し、しかも
振動損失係数が0.1以上であり、かつ弾性率が1
×104〜1×109dyne/cm2であるので、光デイスク
装置に伝わる外部振動や光デイスク装置自体から
発生する振動を高精度に防止することができる。
特に、この光デイスク装置用防振ゴム材は振動損
失係数が0.1以上であるので、振動吸収性に優れ、
したがつて、振動の激しい環境下に置かれる光デ
イスク装置の好適な防振ゴム材料となる。さら
に、この光デイスク装置用防振ゴム材の振動損失
係数は温度依存性が殆どないので、温度変化の激
しい自動車内に設置する光デイスク装置にも好適
に適用することのできる光デイスク装置用防振ゴ
ム材となる。 請求項2に記載の構成によると、老化防止剤を
配合してるので、振動損失係数および弾性率の長
期化を図つた光デイスク装置用防振ゴム材を提供
することができる。 前記請求項1および請求項2に記載の光デイス
ク装置用防振ゴム材は、さらに、広い温度範囲内
で弾性率を容易に選択することができ、また圧縮
歪が小さく、容易にしかも防振特性を損なわずに
難燃化することができる。そして、この光デイス
ク装置用防振ゴム材は、耐寒性、耐熱性、耐候
性、耐オゾン性に優れている。 請求項3〜7に記載の構成によると、共振尖鋭
度Qを大幅に低下させることができるので、光ピ
ツクアツプ装置が光デイスク上の信号を読み取る
ために急激に変位したとしても、対物レンズホル
ダーに装着された光デイスク装置用制振材が、前
記光ピツクアツプ装置の急激な運動エネルギーを
吸収して対物レンズホルダーは光デイスクに対し
て正確な情報読み取り位置に停止することがで
き、これによつて、光デイスクからの情報読み取
りを正確に行うことができる。 請求項8〜11に記載の構成によると、光デイ
スク装置の内部振動あるいは外部振動源から発生
する振動が、対物レンズホルダーに伝達するのを
有効に阻止することができる。 したがつて、高速で回転する光デイスクのピツ
トに光ピツクアツプ装置を正確に追随させること
のできる、防振性能に著しく優れた光デイスク装
置用制振材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す光デイスク装
置用制振材を示す断面図、第2図は前記光デイス
ク用制振材を光ピツクアツプ装置に使用した状態
を説明する説明図、第3図は本発明の他の実施例
を示す光デイスク装置用制振材を光ピツクアツプ
装置に使用した状態を示す説明図、第4図は本発
明の他の実施例である光デイスク装置用制振材を
示す平面図、第5図は本発明の他の実施例を示す
一部切欠斜視図、第6図は本発明の他の実施例を
示す一部断面斜視図、第7図は本発明の他の実施
例を示す断面図、第8図は本発明の他の実施例を
示す一部断面説明図、第9図は本発明の他の実施
例を示す説明図および第10図は本発明の他の実
施例を示す説明図である。 1a〜1j……光デイスク装置用制振材、2…
…金属弾性体、4,4a,4b……固定部、5…
…対物レンズ、6,6a,6b……対物レンズホ
ルダー、10……貫通孔、11……支持軸、12
……ヒンジ機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成ゴム100重量部と、比表面積が50m2/g
    以上であるシリカ微粉末10〜150重量部と、式 (ただし、前記式中、R1およびR2は同一また
    は異種の非置換または置換1価炭化水素基であ
    り、R1およびR2の少なくともいずれかはフエニ
    ル基または炭素数2〜10のアルキル基であり、m
    は1〜20、nは0〜20の整数を示す。) で表わされるオルガノポリシロキサン3〜20重量
    部とを含有させ、加硫することにより振動損失係
    数tanδが0.1以上であると共に弾性率が1×104
    1×109dyne/cm2であることを特徴とする光デイ
    スク装置用防振ゴム材。 2 前記請求項1に記載の防振ゴムが老化防止剤
    を、前記合成ゴム100重量部に対して0.01〜10重
    量部の割合で含有することを特徴とする光デイス
    ク装置用防振ゴム材。 3 前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振
    ゴム材を棒状体に形成し、その棒状体内に金属弾
    性体を挿入してなるこを特徴とする光デイスク装
    置用制振材。 4 前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振
    ゴム材が、金属弾性体の一端が挿入されると共に
    対物レンズホルダーおよび/または固定部に装着
    可能に形成されてなることを特徴とする光デイス
    ク装置用制振材。 5 前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振
    ゴム材を、固定部と、対物レンズを保持すると共
    に中心に設けた貫通孔に支軸を挿通した回動対物
    レンズホルダーとを、前記回動対物レンズホルダ
    ーが前記支軸にたいして回動可能に、連結するよ
    うに使用してなることを特徴とする光デイスク装
    置用制振材。 6 対物レンズを保持する対物レンズホルダーと
    固定部とをヒンジ機構で結合してなる光ピツクア
    ツプ装置において、前記固定部と対物レンズホル
    ダーとの間に配置されると共に、ヒンジ機構にお
    けるヒンジ部の少なくとも一部を囲繞するよう
    に、前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振
    ゴム材を形成してなることを特徴とする光デイス
    ク装置用制振材。 7 前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振
    ゴム材を金属板の少なくとも一面に張設し、対物
    レンズホルダーと固定部とを連結支持してなるこ
    とを特徴とする光デイスク装置用制振材。 8 前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振
    ゴム材を、光デイスクに形成されたピツトに半導
    体レーザービームを照射することによりデジタル
    情報を読み取る光デイスク装置における体に装着
    可能なシート状に形成してなることを特徴とする
    光デイスク装置用制振材。 9 前記請求項1に記載の光デイスク装置用防振
    ゴム材が、光デイスクに形成されたピツトに半導
    体レーザービームを照射することによりデジタル
    情報を読み取る光デイスク装置におけるトランス
    と前記トランスを装着する基板との間に介装され
    る光デイスク装置用制振材。 10 前記請求項1に記載の光デイスク装置用防
    振ゴム材が、光デイスクに形成されたピツトに半
    導体レーザービームを照射することによりデジタ
    ル情報を読み取る光デイスク装置における体の脚
    部に装着される光デイスク装置用制振材。 11 前記請求項1に記載の光デイスク装置用防
    振ゴム材が、光デイスクに形成されたピツトに半
    導体レーザービームを照射することによりデジタ
    ル情報を読み取る光デイスク装置におけるメカ部
    分のフローテイング材として使用される光デイス
    ク用制振材。
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