JPH056600A - テープテンシヨン調整機構 - Google Patents

テープテンシヨン調整機構

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JPH056600A
JPH056600A JP3184046A JP18404691A JPH056600A JP H056600 A JPH056600 A JP H056600A JP 3184046 A JP3184046 A JP 3184046A JP 18404691 A JP18404691 A JP 18404691A JP H056600 A JPH056600 A JP H056600A
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tape
tension
reel
arm
pin
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素直 久代
Masato Yamaguchi
正人 山口
Keisuke Ikegami
啓祐 池上
Kenichi Fukahori
健一 深堀
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    • G—PHYSICS
    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/43—Control or regulation of mechanical tension of record carrier, e.g. tape tension

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープローディング完了状態でテープに接触
するテンレギピンを支持した回動自在なテンレギアーム
と、一端が該テンレギアームと連結されて該テンレギア
ームにテンレギピンがテープと接触する方向への回動力
を付勢することでテンレギピンを介してテープにテンシ
ョンを与える引張バネとを備えたテープテンション調整
機構において、テープローディングが行なわれる前にお
いては引張バネの緊張を緩めておくことができて、引張
バネとして小さなものを用いることができる。 【構成】 一端がテンレギアーム56と連結された引張
バネ68の他端を回動自在な緊張レバー65と連結し、
該緊張レバーはテープローディングが行なわれるとき押
圧部材72により押圧されて引張バネを緊張させる位置
へと移動され、その位置に保持され、それ以外のときは
位置規制を解かれて引張バネを緊張させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なテープテンション
調整機構に関する。詳しくは、テープカセットから引き
出されたテープが所定のパスを通されたテープローディ
ング完了状態でテープに接触するテンレギピンと、該テ
ンレギピンを支持した回動自在なテンレギアームと、一
端が該テンレギアームと連結されて該テンレギアームに
テンレギピンがテープと接触する方向への回動力を付勢
することでテンレギピンを介してテープにテンションを
与える引張バネとを備えたテープテンション調整機構に
関するものであり、テープローディングが行なわれる前
の状態においては引張バネの緊張を緩めておくことがで
きて、引張バネとして小さなものを用いることができ、
それにより、この種のテープテンション調整機構の形状
を小さくすることができる新規なテープテンション調整
機構を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】テーププレーヤにおいては、テープが適
度なテンションを与えられた状態で走行されることが必
要であり、また、そのテンションはできるだけ一定の強
さに保持されることが必要である。特に、ビデオテープ
プレーヤ(VTR)等においては、記録や再生が行なわ
れるとき、ヘッドドラムの外周面に対する磁気テープの
巻付はできるだけ安定に保持されることが重要な条件で
あり、テープテンションが適度でなかったり、あるい
は、変動したりすると上記巻付状態が極めて不安定にな
ってしまう。
【0003】このため、この種のテーププレーヤにあっ
ては、通常、磁気テープの走行系にテープテンション調
整機構を設けている。
【0004】そして、テープテンション調整機構として
は、テープカセットから引き出された磁気テープが所定
のパスを通るようにされたテープローディング完了状態
で磁気テープと接触するテンレギピンと、該テンレギピ
ンを支持したテンレギアームと、一端が該テンレギアー
ムと連結されて該テンレギアームにテンレギピンがテー
プと接触する方向への回動力を付勢することでテンレギ
ピンを介してテープにテンションを与える引張バネとを
備えたものが多い。
【0005】図10はそのように構成された従来のテー
プテンション調整機構の一例aを示すものである。
【0006】同図において、bはVTR、cはVTRb
に使用されるテープカセット、dはテープカセットcの
カセットケース、e、e´はカセットケースdの内部に
回転自在に収納されたテープリールであり、磁気テープ
fの両端がこれらテープリールe、e´に各別に固定さ
れ、かつ、所定量巻装されると共に、テープリールeと
e´との間の部分がテープローディングが行なわれる前
の状態ではカセットケースdの前面の両端部に形成され
たテープ出口から外へ導出されてカセットケースdの前
面に設けられたテープ引出用凹部gの前面に沿って延び
るようにされている。
【0007】hはその外周面に沿って移動する図示しな
い回転磁気ヘッドを備えたヘッドドラム、i、i´はテ
ープリールe、e´が各別に係合されるリール台であ
り、一方のテープリールe(以下、「Sリール」と言
う。)が係合される一方のリール台i(以下、「S側リ
ール台」と言う。)の下部にはブレーキドラムjが設け
られている。
【0008】k、kはテープローディング用の移動ガイ
ド、lはピンチローラ、mはフリダシガイドであり、こ
れら移動ガイドk、k、ピンチローラl、フリダシガイ
ドm及び後述するテンレギピンはテープカセットcがV
TRbに装着されると、実線で示すように、相対的に、
テープ引出用凹部g内に位置され、そして、テープロー
ディングが行なわれると2点鎖線で示すローディング完
了位置へと移動され、それにより、磁気テープfがカセ
ットケースdから所定量引き出されてその一部がヘッド
ドラムhに巻き付けられたパスを通され、また、ピンチ
ローラlは磁気テープfを挟んでキャプスタンnに圧着
され、磁気テープfは定速で回転されるキャプスタンn
とそれに圧着されたピンチローラlとにより走行される
ようになる。
【0009】oはテンレギアームであり、その一端部が
図示しないシャーシに水平方向へ回動自在に支持される
と共にその他端部には円柱状をしたテンレギピンpが立
設されている。
【0010】qは一端部がシャーシに固定され他端部が
テンレギアームoの回動支点より他端に寄った位置に連
結されたテンレギバンドであり、その中間部は前記ブレ
ーキドラムjの外周面を取り巻くように位置されてい
る。
【0011】rはシャーシに固定されたバネ掛部材、s
はその一端部が上記バネ掛部材rに係着された引張バネ
であり、その他端部はテンレギアームoの回動支点部よ
り他端に寄った位置に係着されている。
【0012】従って、この引張バネsの引張力によっ
て、テンレギアームoには同図における反時計回り方向
への回動力が付勢され、そして、該テンレギアームoは
テープローディングが行なわれる前の初期状態において
は、左側の移動ガイドkによって実線で示す初期位置に
保持されている。
【0013】そして、テープローディングが行なわれる
と、移動ガイドk、kが前進するので、テンレギアーム
oは初期位置における保持が解除されて引張バネsの引
張力により反時計回り方向へ回動され、それにより、2
点鎖線で示す位置へと移動されてテンレギピンpがテー
プローディング完了状態の磁気テープfに略直交する方
向から弾接され、テンレギバンドqの中間部がブレーキ
ドラムjに巻き付けられる。
【0014】しかして、磁気テープfにはこれに上記し
たように接触されるテンレギピンpにより適度なテンシ
ョンが与えられる。そして、そのテンションが高められ
たときは磁気テープfがテンレギピンpを押圧すること
でテンレギアームoが時計回り方向へ回動されてテンレ
ギバンドqのブレーキドラムjに対する締付力が弱めら
れ、それにより、S側リール台i及びそれと一体的に回
転されるSリールeの回転の負荷が弱められるのと磁気
テープfのテンレギピンpに対する巻付角度が浅くなる
こととによってバックテンションが低下し、また、磁気
テープfのテンションが低くなったときはテンレギアー
ムoが更に時計回り方向へ回動されてテンレギバンドq
のブレーキドラムjに対する締付力が強められ、それに
より、S側リール台i及びSリールeの回転の負荷が強
められるのと磁気テープfのテンレギピンpに対する巻
付角度が深くなることとによってバックテンションが高
められる。
【0015】このようにして、磁気テープfのテンショ
ンが常に略一定となるように調整される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のテープ
テンション調整機構aにあっては、引張バネsに大きな
もの、即ち、巻径や巻数が大きなものを用いることを余
儀無くされるという問題がある。
【0017】即ち、上記引張バネsは、本来、テンレギ
アームpが磁気テープfに接触した状態で稍緊張されて
比較的小さいエネルギー、即ち、テンレギピンpが磁気
テープfを軽く押圧するだけの回動力をテンレギアーム
oに与えるエネルギーを蓄える程度のもので足りるので
あるが、テンレギアームoは初期状態においてはテープ
ローディング完了状態のときの位置よりかなり離間した
位置に保持されるので、このとき引張バネsは、図10
を見て分かるように、テープローディング完了状態にお
ける長さよりかなり伸長され、従って、引張バネsに
は、このように伸長された状態でも元の状態に戻るエネ
ルギーを失わないだけの弾性限度を有する、即ち、巻径
や巻数の大きなものを用いることが必要になる。
【0018】このことが、この種のテープテンション調
整機構の小型化を妨げる原因の一つになっていた。
【0019】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明テープテ
ンション調整機構は、上記した課題を解決するために、
一端が、テンレギアーム、即ち、テープローディング完
了状態でテープに接触するテンレギピンを支持した回動
自在なテンレギアームと連結されて該テンレギアームに
テンレギピンがテープと接触する方向への回動力を付勢
することでテンレギピンを介してテープにテンションを
与える引張バネの他端部を移動自在な緊張レバーに連結
し、該緊張レバーはテープローディングの完了と略同時
に上記引張バネを緊張させる位置へと移動され、それ以
外のときは引張バネを緊張させない位置に保持されるよ
うにしたものである。
【0020】
【作用】従って、本発明テープテンション調整機構にあ
っては、引張バネはテープローディング完了状態でのみ
緊張されるので、引張バネとしてはテープに与えるテン
ションに応じた比較的小さいものを用いることができ、
その分、テープテンション調整機構を小型化することが
できる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明テープテンション調整機構の
詳細を添付図面に示した実施例に従って説明する。
【0022】尚、図面に示した実施例は、本発明を、外
形の形状及び寸法等が規格統一された8mmビデオ規格
に従い、かつ、2つのテープリールの間の軸間距離を拡
大することができるようにしたテープカセットを使用す
るビデオテーププレーヤ1におけるテープテンション調
整機構に適用したものである。
【0023】先ず、ビデオテーププレーヤ1に使用する
テープカセットの一例2を説明する(図1乃至図4参
照)。
【0024】3はテープカセット2のカセットケースで
あり、厚み方向から見て長方形状をした2つのハーフが
一体的に結合されて成る比較的薄い箱型をしており、そ
の前面3aの左右両端部にはテープ出口4、4が形成さ
れ、該テープ出口4、4にはカセットケース3の厚み方
向へ延びるカセット内ガイド5、5が設けられている。
【0025】カセットケース3内には磁気テープ6が巻
装された一対のテープリール7、8、即ち、供給側テー
プリール7(以下、「Sリール」と言う。)及び巻取側
テープリール8(以下、「Tリール」と言う。)が回転
自在に、かつ、互いの間の軸間距離を拡縮し得るように
移動自在に収納されている。
【0026】9、9はリール保持板であり、カセットケ
ース3内の底部に左右両側へ各別に偏倚して位置され、
かつ、前端部がカセットケース3の底板10に回動自在
に支持されており、このようなリール保持板9、9に2
つのテープリール7、8が各別に、かつ、回転自在に支
持されている。そして、リール保持板9、9は2つのテ
ープリール7、8の間の軸間距離を8mmビデオ規格によ
る標準の軸間距離(以下、「標準軸間距離」と言う。)
に保持している標準位置と、図4に示す開き位置、即
ち、2つのテープリール7、8間の軸間距離を上記標準
軸間距離よりある程度長い距離(以下、「拡大軸間距
離」と言う。)にした開き位置との間で移動され、該開
き位置へはテーププレーヤ1によるリール台移動動作が
行なわれるときそれに従って移動され、それ以外のとき
は標準位置に保持される。
【0027】9a、9aはリール保持板9、9の回動端
部に形成された連動用孔である。
【0028】磁気テープ6はSリール7から出て一方の
カセット内ガイド5に巻き付けられてカセットケース3
外に導出され、他方のカセット内ガイド5に巻き付けら
れたところからカセットケース3内に導入されてTリー
ル8に達しており、従って、磁気テープ6の一部は2つ
のカセット内ガイド5、5間に張設された状態でカセッ
トケース3の前面3aに沿って位置している。
【0029】カセットケース3の底板10には左右のカ
セット内ガイド5と5との間に張架される磁気テープ6
の後方の部分を大きく切り欠いた切欠10aが形成され
ており、該切欠10aは概ね前拡がりの台形状をしてい
る。そして、該切欠10aはリール保持板9、9が開き
位置へと移動することでその全体が開口される(図4参
照)。
【0030】尚、カセットケース3の内部のうち上記切
欠10aと対応した凹部状の空間11が記録又は再生時
にヘッドドラム等が挿入されるマウス部になっている。
【0031】また、テープリール7、8はそのテープ巻
付部であるハブ12、12の下端部がリール保持板9、
9のリール支持孔9b、9b内に位置することでリール
保持板9、9に回転自在に支持されると共に、底板10
に形成された長孔10b、10bを通してカセットケー
ス3外へ臨んでいる(図3参照)。
【0032】13はカセットケース3の前面3aを開閉
するための蓋体であり、図3に実線で示すようにカセッ
ト内ガイド5、5間に張架された磁気テープ6を前方か
ら覆うように位置とした閉塞位置と同図に2点鎖線で示
すように磁気テープ6の前側を開放した開放位置との間
を移動され、該開放位置への移動はテーププレーヤ1の
開蓋機構によって行なわれ、それ以外のときは閉塞位置
に保持される。
【0033】テープカセット2は以上のように構成され
ており、従って、該テープカセット2はそのカセットケ
ース3の前面3aが蓋体13により閉塞され、かつ、2
つのテープリール7、8間の軸間距離が標準軸間距離と
なっている状態でテーププレーヤ1に装着される。
【0034】テーププレーヤ1は固定シャーシ14をベ
ースとする固定部15とスライドシャーシ16をベース
とする可動部17とから成る。
【0035】固定シャーシ14はテープカセット2の平
面形状より一回り大きく、かつ、左右方向(図1におけ
る左方へ向かう方向を左側とし、右方へ向かう方向を右
側とする。また、同図における下方へ向かう方向を前側
とし、上方へ向かう方向を後側とする。以下の説明にお
いて向きを示すときはこの方向によるものとする。尚、
テープカセット2に関しては前後が逆になっている。)
に長い長方形の平板状をした主部18とその左右両側縁
から立ち上げられた背の低い案内壁19、19とから成
り、該案内壁19、19には前後方向へ延びる案内溝1
9a、19aが形成されている。また、主部18の上面
の前端部左右両端には案内支柱20、20が立設されて
おり、該案内支柱20、20はテープカセット2の厚み
の3分の1位の高さを有している。
【0036】そして、固定シャーシ14の主部18の上
面には、その中央部後端寄りの位置にはヘッドドラム2
1が固定され、更に、該ヘッドドラム21の左脇にはメ
インモータ22が右脇にはキャプスタンモータ23がそ
れぞれ固定されており、該キャプスタンモータ23から
はキャプスタン24が上方へ向って突出されている。
【0037】25、25´は後述するテープローディン
グブロックの移動系路を案内するためのガイド部材であ
り、ヘッドドラム21に後方から略接するように配置さ
れ、かつ、いずれも右上がりに傾斜しており、左側のガ
イド部材25の左端部には固定テープガイド26が立設
され、該固定テープガイド26は稍前倒れに傾斜してい
る。
【0038】尚、ヘッドドラム21は、固定シャーシ1
4に固定された固定ドラム21aと、該固定ドラム21
aに回転自在に支持された回転ドラム21bと、固定ド
ラム21aと回転ドラム21bとの間に位置した状態で
回転ドラム21bに支持されヘッドドラム21の外周面
に沿って移動する図示しない複数の回転磁気ヘッド等か
ら成り、磁気テープ6に対する記録又は再生が行なわれ
るときは回転ドラム21bが高速で回転され、その回転
は図示しないドラムモータにより行なわれる。
【0039】固定部15のその余の部分については後述
する。
【0040】スライドシャーシ16は固定シャーシ14
の主部18と略同じ大きさの平板状をした主部27とそ
の左右両側縁から立ち上げられた側壁28、28及び前
側縁から立ち上げられた前面壁29とから成り、主部2
7の左右両側部には前後方向へ延びる被案内溝30、3
0が形成され、また、側壁28、28の後端部下縁から
突出片31、31が垂設されており、該突出片31、3
1には被案内ピン32、32が左方へ向かって突設され
ている。
【0041】そして、上記被案内ピン32、32は固定
シャーシ14に形成された案内溝19a、19aに摺動
自在に、また、固定シャーシ14に立設された前記案内
支柱20、20の上端部はスライドシャーシ16の被案
内溝30、30にそれぞれ摺動自在に係合されており、
これにより、スライドシャーシ16は固定シャーシ14
より稍高い位置にあって該固定シャーシ14に前後方向
へ摺動自在に支持される。
【0042】尚、このようなスライドシャーシ16は、
図1に示すようにその後端部が固定シャーシ14の前端
部と対向した引出位置と、図4に示すようにその全体が
固定シャーシ14と対向した引込位置との間を移動さ
れ、その移動は前記メインモータ22と固定シャーシ1
4に設けられたカムギヤ33を含む図示しない移動機構
によって行なわれる。
【0043】スライドシャーシ16の主部27の後側縁
の中央部には後方へ向って開口した略U字形の比較的大
きな切欠34が形成されており、スライドシャーシ16
が引込位置へと移動すると、上記切欠34内にヘッドド
ラム21が位置する(図4参照)。
【0044】35はSリール7が係合されるS側リール
台、36はTリール8が係合されるT側リール台であ
り、これら2つのリール台35、36は平ギヤ状をした
ギヤ部37、37と、該ギヤ部37、37より稍高いと
ころに位置した略円板状のリール載置部38、38と、
該リール載置部38、38の中心部から突出したリール
係合軸39、39等から成り、S側リール台35にはそ
の軸方向においてギヤ部37とリール載置部38との間
に位置したブレーキドラム40が設けられている。
【0045】そして、このようなリール台35、36は
そのリール載置部38、38から上の部分がスライドシ
ャーシ16の主部27から上方へ突出するように位置す
ると共に、互いの間の軸間距離を拡縮されるように移動
自在に設けられている。
【0046】即ち、41、41´は2つのリール台3
5、36を各別に支持した平板状のリール台レバーであ
り、左側のリール台レバー41(以下、「S側リール台
レバー」と言う。)は略前後方向に長い長方形状をして
おり、右側のリール台レバー41´(以下、「T側リー
ル台レバー」と言う。)は略前後方向に長いクランク状
をしている。
【0047】そして、これらリール台レバー41、41
´はスライドシャーシ16の主部27より稍低い高さに
位置し、かつ、水平方向では該主部27の前端側へ偏倚
した部分の左半部及び右半部と各別に対応したところに
位置すると共に、その各後端部が主部27に下方へ向け
て突設された支持軸42、42に水平方向へ回動自在に
支持されており、初期状態においてはスライドシャーシ
16との間に架け渡された引張バネ43、43の引張力
によって図1に示す初期位置、即ち、2つのリール台3
5と36との間の軸間距離が前記標準軸間距離と同じ長
さになる初期位置に保持され、スライドシャーシ16が
引込位置へ向けて移動を開始するときそれに先立って開
き位置、即ち、リール台35と36との間の軸間距離が
前記拡大軸間距離と同じ長さになる開き位置へと移動さ
れる。この移動も前記カムギヤ33を有する移動機構に
より行なわれる。
【0048】そして、主部27の中央部と左右両端との
間の略中間の部分には比較的大きく、かつ、長孔状をし
たリール台挿通孔27a、27aが形成されており、リ
ール台35、36のリール載置部38、38から上の部
分はこれらリール台挿通孔27a、27aを通して上方
へ突出されている。
【0049】44、44はリール台レバー41、41´
の回動端部に立設された連動ピンであり、スライドシャ
ーシ16の主部27に形成され上記支持軸42、42を
中心とする円弧状に延びる長孔27b、27bを通して
上方へ突出されている。
【0050】スライドシャーシ16の主部27のうち切
欠34の左脇の位置には略左右方向に延び、かつ、右端
が開口した比較的短い案内溝45が形成され、また、上
記切欠34の右脇の位置には支持座46が取着されてお
り、該支持座46には左端が開口した比較的短い案内溝
46aが形成されると共にその後端部に固定傾斜ガイド
47が立設され、該固定傾斜ガイド47は稍前倒れに傾
斜している。
【0051】48、48´はテープローディングを行な
うためのテープローディングブロックであり、移動ベー
ス49、49´と、該移動ベース49、49´に支持さ
れたガイドローラ50、50´及び移動傾斜ガイド5
1、51´等から成り、スライドシャーシ16が引込位
置に至る前の状態では前記左右の案内溝45、46aに
各別に移動自在に支持されている。
【0052】52は一端部にピンチローラ53が回転自
在に支持されたピンチローラアーム、54は一端部にフ
リダシガイド55が立設されたフリダシアーム、56は
一端部にテンレギピン57が立設されたテンレギアーム
であり、これらピンチローラアーム52、フリダシアー
ム54及びテンレギアーム56はその他端部がスライド
シャーシ16に回動自在に支持されており、初期状態、
即ち、スライドシャーシ16が引出位置に来ている状態
においては、図1に示すように、ピンチローラ53は右
側のテープローディングブロック48´の右脇の位置
に、フリダシガイド55はピンチローラ53の略右脇の
位置に、そして、テンレギピン57は左側のテープロー
ディングブロック48の左脇の位置にそれぞれ保持され
る。
【0053】可動部17のその余の部分については後述
する。また、上記テンレギアーム46及びテンレギピン
57を有するテープテンション調整機構については後に
詳しく説明する。
【0054】前記したように、リール台35、36等は
スライドシャーシ16の内側の空間58内に位置されて
おり、該空間58がテープカセット2が着脱自在に装着
されるカセット装着部になっている。
【0055】該カセット装着部58に対するテープカセ
ット2の装着及び取出はスライドシャーシ16が引出位
置に来ている状態で行なわれる。
【0056】そして、カセット装着部58にテープカセ
ット2が装着されると、リール台35、36のリール係
合軸39、39が相対的にテープリール7、8のハブ1
2、12のリール台係合孔12a、12aに挿入され、
それにより、Sリール7がS側リール台35と、Tリー
ル8がT側リール台36とそれぞれ一体的に回転するよ
うに係合される。
【0057】また、リール台レバー41、41´に立設
された連動ピン44、44がリール保持板9、9の連動
用孔9a、9aに各別に挿通されて、Sリール7を支持
しているリール保持板9とS側リール台レバー41と
が、また、Tリール8を支持しているリール保持板9と
T側リール台41´とがそれぞれ一体的に移動し得るよ
うに連係される。
【0058】また、テープカセット2がカセット装着部
58に装着されると、上記ローラガイド50、50´、
移動傾斜ガイド51、51´、ピンチローラ53、フリ
ダシガイド55及びテンレギピン57はカセットケース
3の前面に位置している磁気テープ6の内側に位置され
る(図1及び図2参照)。
【0059】尚、テープカセット2の蓋体13はカセッ
ト装着部58の上面を開閉する図示しないカバーを閉じ
る動作に従って開放位置へと移動され、また、該カバー
が閉じられることによりカセットケース3がスライドシ
ャーシ16の主部27の上面に圧着される。
【0060】以上のようにしてテープカセット2がカセ
ット装着部58に装着される。
【0061】そこで、スライドシャーシ16を引き込む
ための指令が為されると、先ず、リール台レバー41、
41´がリール保持板9、9と共に開き位置へと移動さ
れて2つのテープリール7と8との間の距離が拡大され
た後、スライドシャーシ16が引込位置へと移動され
る。
【0062】この移動により、ヘッドドラム21がカセ
ットケース3のマウス部11内に挿入されて該ヘッドド
ラム21の前端部が2つのテープリール7と8との間に
位置されると共に、該ヘッドドラム21の外周面の略前
方を向いた部分とローラガイド50、50´、固定テー
プガイド26、固定傾斜ガイド47及びキャプスタン2
4に磁気テープ6が巻き付けられる。
【0063】そして、スライドシャーシ16が引込位置
に来ると、スライドシャーシ16の左右の案内溝45と
固定シャーシ14に設けられたガイド部材25の案内溝
25aとが、また、スライドシャーシ16の案内溝46
aと固定シャーシ14の案内溝25´aとが、それぞれ
連続される。
【0064】この状態から左側のローディングブロック
48は左側の案内溝45a−25aを経て、右側のロー
ディングブロック48´は右側の案内溝46a−25´
aを経てそれぞれヘッドドラム21の略真後ろのローデ
ィング完了位置へと移動する。
【0065】尚、案内溝25a、25´aは右上がりに
傾斜しているので、左側のテープローディングブロック
48はテープカセット2のテープ出口4、4より稍高い
ところまで変位され、右側のテープローディングブロッ
ク48´は上記テープ出口4、4より稍低いところに変
位される。
【0066】そして、スライドシャーシ16が引込位置
へ向けて移動を開始すると、フリダシアーム54は固定
シャーシ14に設けられた図示しない案内カムにより稍
後方へ回動され、それにより、フリダシガイド55に磁
気テープ6が巻き付けられ、また、テンレギアーム56
はその初期位置における保持を解除されることで後述す
る引張バネの引張力により略後方へ回動され、それによ
り、テンレギピン57に磁気テープ6が巻き付けられ、
このテンレギピン57に付勢された回動力によって磁気
テープ6に適度な張力が与えられる。
【0067】更に、ピンチローラアーム52はスライド
シャーシ16が引込位置に到達するのと略同時に固定シ
ャーシ14に設けられた図示しないカムによって稍右方
へ回動され、それにより、スライドシャーシ16が引込
位置に到達するのと略同時にピンチローラ53が磁気テ
ープ6を挟んでキャプスタン24に圧着される。
【0068】以上の状態がテープローディング完了状態
であり、この状態で磁気テープ6は所要のパスを通され
る。即ち、磁気テープ6はSリール7から出た後、左側
のカセット内ガイド5−テンレギピン57−固定テープ
ガイド26−ローラガイド50−移動傾斜ガイド51−
ヘッドドラム21−移動傾斜ガイド51´−ローラガイ
ド50´−固定傾斜ガイド47−キャプスタン24−フ
リダシガイド55−右側のカセット内ガイド5にこの順
序で巻き付けられてTリール8に達するというパスを通
され、ヘッドドラム21の外周面には、略一周螺旋状
に、即ち、左側の移動傾斜ガイド51を離れてヘッドド
ラム21への巻付が始まる巻付開始位置から巻付終了位
置へ行くに従って下方へ変位するように巻き付けられ、
テンレギピン57から左側の移動傾斜ガイド51に至る
迄の間のパス及び右側の移動傾斜ガイド51´から固定
傾斜ガイド47に至るまでの間のパスは上方へ緩やかに
変位される。
【0069】磁気テープ6に対する記録又は再生はこの
状態から磁気テープ6がキャプスタン24とピンチロー
ラ53とによって走行せしめられ、かつ、ヘッドドラム
21の回転部が回転されることによって行なわれる。
【0070】59は固定シャーシ14の上面の前端部略
中央に設けられた首振りレバーであり、その回動端部に
はキャプスタンモータ23の回転を伝達されて回転する
アイドラギヤ60が支持されており、磁気テープ6がノ
ーマル方向、即ち、Sリール7から引き出されてTリー
ル8に巻取られてゆく方向へ走行されるときは上記アイ
ドラギヤ60がT側リール台36のギヤ部37の大ギヤ
37aと噛合(図面ではこの状態を示してある。)して
該T側リール台36をテープ巻取方向、即ち、上方から
見て時計回り方向へ回転させ、また、磁気テープ6が上
記ノーマル方向と反対のリバース方向へ走行されるとき
はアイドラギヤ60がS側リール台35のギヤ部37と
噛合して該S側リール台35をテープ巻取方向、即ち、
反時計回り方向へ回転させる。
【0071】尚、テープカセット2を取り出すときはス
ライドシャーシ16が引出位置へと移動されると共に、
テープアンローディグ、即ち、テープリールへのテープ
の巻取が行なわれる。即ち、この場合は、先ず、テープ
ローディングブロック48、48´がスライドシャーシ
16の案内溝45、46a側に移動されてスライドシャ
ーシ16に戻された後、スライドシャーシ16が引出位
置に戻され、それにより、ヘッドドラム21がテープカ
セット2のマウス部11から出て行くと共にピンチロー
ラ53、フリダシガイド55及びテンレギピン57が初
期状態における位置へと戻される。そして、テープロー
ディングブロック48、48´の移動の開始と同時にS
リール7がテープ巻取方向へ回転され、それにより、磁
気テープ6が弛み無くSリール7に巻き取られる。
【0072】61はテープテンション調整機構であり、
該テープテンション調整機構61は前記テンレギアーム
56及びテンレギピン57と、スライドシャーシ16に
回動自在に支持された緊張レバーと、テンレギアーム5
6と上記緊張レバーとの間に架設された引張バネと、S
側リール台35のブレーキドラム40に巻き付けられた
テンレギバンドと、固定シャーシ14に設けられた押圧
部材等から成る。
【0073】テンレギアーム56は左右方向に長い板状
をしており、その左端部62はその余の部分63より稍
低いところに位置され、この左端部62がスライドシャ
ーシ16の主部27の左端部後端から下方へ突出した支
持軸64に回動自在に支持されており、左端部62を除
いた部分63はスライドシャーシ16の主部27と略同
じ高さに位置している。
【0074】そして、テンレギアーム56の回動端部に
は円柱状をしたテンレギピン57が立設され、該テンレ
ギピン57は稍左側へ傾斜した姿勢で設けられている。
【0075】テンレギアーム56の左端部62を除いた
部分63にはその後側縁の左端部に略左後方を向いた被
保持縁63aが形成されると共に、回動端寄りの位置に
はバネ掛孔63bが形成され、また、左端部62の右端
部にはバンド連結孔62aが形成されている。
【0076】65は緊張レバーであり、比較的小さく、
かつ、細幅な平板状をしており、テンレギアーム56の
左端部62の後方でスライドシャーシ16に回動自在に
支持されている。即ち、スライドシャーシ16の左側壁
28の後端縁からは支持部66が右方へ突出されてお
り、該支持部66の先端部下縁からは水平なレバー支持
片66aが前方へ向けて突出され、該レバー支持片66
aの略中央部には支持軸67が下方へ向けて突設されて
いる。そして、該支持軸67に緊張レバー65の中間部
が回動自在に支持されており、このような緊張レバー6
5はテンレギアーム56の左端部62を除いた部分63
と略同じ高さに位置している。
【0077】65aは緊張レバー65の一端部に形成さ
れたバネ掛孔である。
【0078】68はテープローディング完了状態でテン
レギアーム56に反時計回り方向への回動力を付勢する
ための引張バネであり、その一端部はテンレギアーム5
6に形成されたバネ掛孔63bに係着され、他端部は緊
張レバー65のバネ掛孔65aに係着されている。
【0079】69は初期状態においてテンレギアーム5
6の位置を規制する規制ピンであり、スライドシャーシ
16と固定シャーシ14との間の相対的な移動に従って
動作する図示しない制御手段により移動され、初期状態
においては図7に示すようにテンレギアーム56の回動
支点の略右後方の位置(以下、「規制位置」と言う。)
に保持され、スライドシャーシ16が引込位置へ向けて
の移動を開始した後引込位置に到達する前に図8に示す
ように規制位置より稍左方へ寄った位置(以下、「規制
解除位置」と言う。)へと移動される。
【0080】そして、規制ピン69が上記規制位置に来
ているとき、テンレギアーム56はその被保持縁63a
が規制ピン69に当接することでそれ以上反時計回り方
向へ回動するのを阻止され、また、この状態で、緊張レ
バー65はその回動支点とバネ掛孔65aとを結ぶ直線
がテンレギアーム56のバネ掛孔63bを通る姿勢にさ
れ(図7参照)、かつ、引張バネ68は弛み防止のため
にほんの少し緊張され、それによってテンレギアーム5
6及び緊張レバー65の位置が規定される。即ち、初期
状態において、テンレギアーム56は略左右方向へ延び
る姿勢となってテンレギピン57を左側のテープローデ
ィングブロック48の左脇に位置させる初期位置に保持
され、また、緊張レバー65は左後方から右前方へ延び
る姿勢となった待機位置に保持される。
【0081】70は紐状をしたテンレギバンドであり、
その一端部はテンレギアーム56に形成されたバンド連
結孔62aを通してテンレギアーム56に連結され、他
端部は前記S側リール台レバー41に取着されたバンド
固定部材71に固定され、その中間の部分はS側リール
台35のブレーキドラム40を略右側から取り巻くよう
に位置している。
【0082】尚、上記テンレギバンド70の長さは、テ
ンレギアーム56が初期位置に来ている状態でブレーキ
ドラム40に巻き付くこと無く稍弛みを生ずる長さにな
っている。
【0083】72はテープローディングの完了と略同時
に上記緊張レバー65を押圧して該緊張レバー65を反
時計回り方向へ回動させる押圧部材であり、固定シャー
シ14の主部18の上面の後端部左端、即ち、上方から
見て待機位置に来ている緊張レバー65の左端部65b
(以下、「被押圧部」と言う。)と対向した位置に固定
されており、その上端部は緊張レバー65と同じ高さに
位置している。
【0084】そこで、規制ピン69は前記したようにス
ライドシャーシ16が引込位置へ向けての移動を開始し
た後所定のタイミングで規制解除位置へと移動されるの
で、テンレギアーム56に対する初期位置への保持は少
なくともスライドシャーシ16が引込位置に到達する前
に解除される。そして、スライドシャーシ16が引込位
置に到達するのと略同時に前記押圧部材72が緊張レバ
ー65の被押圧部65bに衝突して該被押圧部65bを
前方へ押圧し、それにより、緊張レバー65が反時計回
り方向へ回動される。すると、該緊張レバー65の一端
部はそれまでの位置より後方へ変位するので、引張バネ
68が緊張されると共に、テンレギアーム56が反時計
回り方向へ回動され、それにより、テンレギピン57が
磁気テープ6に接触し、その接触は引張バネ68により
テンレギアーム56に付勢された回動力によって適度な
弾発力を伴なって行なわれる。図8はこの状態を示して
いる。
【0085】これにより、磁気テープ6に適度なテンシ
ョンが与えられる。
【0086】尚、緊張レバー65には、引張バネ68に
より時計回り方向への回動力が付勢されるが、同方向へ
の回動は押圧部材72によって阻止される。
【0087】しかして、引張バネ68は初期状態におい
ては殆ど緊張されず、テープローディングの完了と略同
時に緊張される。
【0088】また、テンレギアーム56が反時計回り方
向へ回動されると、テンレギバンド70のテンレギアー
ム56と連結された位置が略後方へ移動するのでテンレ
ギバンド70も緊張され、その中間部がブレーキドラム
40に巻き付けられる。
【0089】尚、テープテンションの変動とそれに伴な
うテンレギアーム56の変位及びテンレギバンド70に
よるS側リール台35に対する負荷の制御等は前述した
従来のテープテンション調整機構aにおけると同様であ
る。
【0090】テープアンローディングが行なわれると、
緊張レバー65の位置規制が解除されて引張バネ68の
緊張が解かれると共に、テンレギアーム56が初期位置
へと移動される。即ち、テープアンローディングが行な
われるときはスライドシャーシ16が前方へ移動される
ので、押圧部材72は相対的に後方へ移動されて緊張レ
バー65に対する押圧が解除される。すると、緊張レバ
ー65はそれまで緊張されていた引張バネ68の引張力
によって時計回り方向へ回動され、また、緊張レバー6
5がそのように回動されることによって引張バネ68の
緊張が解かれる。そして、規制ピン69が規制位置へと
移動されてテンレギアーム56を初期位置に戻す。
【0091】テープテンション調整機構61の動作は以
上のように行なわれる。
【0092】尚、前記したように、テンレギピン57は
稍傾斜しているので、テープローディング完了状態にお
けるテープパスを上下方向へ変位させる機能も担ってお
り、その分、傾斜ガイドの数が少なくて済んでいる。即
ち、ヘッドドラム21における前記巻付開始位置はカセ
ット装着部58に装着されたテープカセット2のテープ
出口4、4より稍高くなっており、従って、左側のテー
プ出口4とヘッドドラム21の巻付開始位置との間のパ
スは該ヘッドドラム21に近づくに従って上方へ変位さ
れ、この変位を緩やかにするためにはある程度の数の傾
斜ガイドを必要とするが、この実施例では、本来テープ
テンション調整用の部材であるテンレギピン57を傾斜
させることで傾斜ガイドとしての機能も果たすようにし
ている。従って、その分傾斜ガイドの数及び該傾斜ガイ
ドを配置するためのスペースを少なくすることができ、
それが、ビデオテーププレーヤ1の小型化に寄与してい
る。
【0093】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テープテンション調整機構は、テープカセッ
トから引き出されたテープが所定のパスを通されたテー
プローディング完了状態でテープに接触するテンレギピ
ンを支持した回動自在なテンレギアームと、一端が該テ
ンレギアームと連結されて該テンレギアームにテンレギ
ピンがテープと接触する方向への回動力を付勢すること
でテンレギピンを介してテープにテンションを与える引
張バネとを備えたテープテンション調整機構であって、
引張バネの他端部を移動自在な緊張レバーに連結し、該
緊張レバーはテープローディングの完了と略同時に上記
引張バネを緊張させる位置へと移動されそれ以外のとき
は引張バネを緊張させない位置に保持されるようにした
ことを特徴とする。
【0094】従って、本発明テープテンション調整機構
にあっては、引張バネはテープローディング完了状態で
のみ緊張されるので、引張バネとしてはテープに与える
テンションに応じた比較的小さいものを用いることがで
き、その分、テープテンション調整機構を小型化するこ
とができる。
【0095】尚、前記実施例においては、緊張レバーを
シャーシに回動自在に支持すると共に、テープローディ
ングが行なわれるとき緊張レバーに対して相対的に移動
されて該緊張レバーを押圧する押圧部材を設け、緊張レ
バーは、テープローディングが行なわれていないときは
初期位置に保持されたテンレギピン及び引張バネにより
該引張バネを緊張させない位置に保持され、テープロー
ディングが行なわれるときに押圧部材により押圧される
ことで回動して引張バネを緊張させる位置へと移動され
るようにしたが、このようにすることによって、緊張レ
バーの位置制御を行なうための手段が極めて簡単なもの
で済む。
【0096】もっとも、本発明においては、緊張レバー
の位置制御を行なうための手段がこのようなものに限ら
れることはなく、また、緊張レバーは直線方向へ移動自
在なものであっても良い。
【0097】また、前記実施例では、テンレギアームは
リール台のブレーキドラムに巻き付けられるテンレギバ
ンドを連結したバンド方式のものを示したが、本発明を
適用し得るテープテンション調整機構がこのような方式
のものに限られることは無い。
【0098】この他、実施例に示した各部の構造ないし
は形状、更にはテーププレーヤの種類及び動作方式等は
本発明を実施するに当っての具体化のほんの一例を示し
たものであり、これらによって本発明の技術的範囲が限
定的に解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図9と共に本発明テープテンション調
整機構をビデオテーププレーヤにおけるテープテンショ
ン調整機構に適用した実施の一例を示すもので、本図は
初期状態におけるテーププレーヤ全体を示す平面図であ
る。
【図2】テーププレーヤの要部を拡大して示す斜視図で
ある。
【図3】図1のIII−III線に沿う拡大断面図であ
る。
【図4】テープローディング完了状態をテープカセット
を切断して示す拡大平面図である。
【図5】テープテンション調整機構の一部を拡大して示
す斜視図である。
【図6】テープテンション調整機構の別の一部を拡大し
て示す斜視図である。
【図7】初期状態におけるテープテンション調整機構を
拡大して示す平面図である。
【図8】テープローディング完了状態におけるテープテ
ンション調整機構を拡大して示す平面図である。
【図9】図7のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】従来のテープテンション調整機構の一例を示
す平面図である。
【符号の説明】
2 テープカセット 6 テープ 56 テンレギアーム 57 テンレギピン 61 テープテンション調整機構 65 緊張レバー 68 引張バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深堀 健一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 テープカセットから引き出されたテープ
    が所定のパスを通されたテープローディング完了状態で
    テープに接触するテンレギピンを支持した回動自在なテ
    ンレギアームと、一端が該テンレギアームと連結されて
    該テンレギアームにテンレギピンがテープと接触する方
    向への回動力を付勢することでテンレギピンを介してテ
    ープにテンションを与える引張バネとを備えたテープテ
    ンション調整機構であって、引張バネの他端部を移動自
    在な緊張レバーに連結し、該緊張レバーはテープローデ
    ィングの完了と略同時に上記引張バネを緊張させる位置
    へと移動されそれ以外のときは引張バネを緊張させない
    位置に保持されるようにしたことを特徴とするテープテ
    ンション調整機構。
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