JPH0566141B2 - - Google Patents

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JPH0566141B2
JPH0566141B2 JP3150277A JP15027791A JPH0566141B2 JP H0566141 B2 JPH0566141 B2 JP H0566141B2 JP 3150277 A JP3150277 A JP 3150277A JP 15027791 A JP15027791 A JP 15027791A JP H0566141 B2 JPH0566141 B2 JP H0566141B2
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JP
Japan
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capsule
cap
container
vial
view
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JP3150277A
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English (en)
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JPH04253863A (ja
Inventor
Tadashi Aoki
Kyonori Okada
Seizo Sunago
Jun Futagawa
Koji Ikeda
Shuji Hasegawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Nisso KK
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Nisso KK
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Publication date
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Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd, Nisso KK filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP3150277A priority Critical patent/JPH04253863A/ja
Publication of JPH04253863A publication Critical patent/JPH04253863A/ja
Publication of JPH0566141B2 publication Critical patent/JPH0566141B2/ja
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  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は点滴注射に用い
られる輸液容器に関するものであり、医療の分野
で用いられる。
【0002】
【従来の技術】 従来より病院等の医療機関にお
いては、バイアル等の容器に入つた粉末薬剤ある
いは凍結乾燥薬剤を溶解して輸液として点滴注射
に用いるが、この際に、上記薬剤の入つた容器と
その薬剤の溶解液の入つた容器とを両頭針あるい
は連結管等の接続用具を用いて接続し、溶解液を
薬剤の入つた容器に移し、薬剤を溶解している。
【0003】 ところがこの操作は繁雑で手間がかか
る上に、外気中で薬剤の入つた容器に接続用の穴
をあける操作を行なうので、中の薬剤が汚染され
る可能性がある。
【0004】 そこで上記のような問題を解消したも
のとして、特表昭61−501129号公報に示されるよ
うな輸液容器が提案されている。
【0005】 この輸液容器は図23に示されている
ように、薬剤容器であるバイアル121を収容す
るカプセル122と、薬液取出口を有する溶解液
の入つた可撓性容器123とが、チユーブ124
で接続されたものである。そしてチユーブ124
内には、バイアル121側に中空の穿刺針125
が取りつけられ、可撓性容器123側に破断部材
126が取りつけられている。前記破断部材12
6はチユーブ124内の通路を閉じており、液体
の流通を阻止している。カプセル122の上部に
は可撓性部材からなるキヤツプ127がシール性
を保ちつつ取り付けられている。該可撓性部材は
人手による下降運動を可能とするように実質上変
形自在である。
【0006】 使用に際しては、カプセル122上部
のキヤツプ127の平垣な中央部材129を指で
押してバイアル121を押し下げ、穿刺針125
でバイアル121のゴム栓128を貫き可撓性容
器123とバイアル121とをまず連結する(図
24参照)。ついで、チユーブ124内の破断部
材126を手で折り曲げ、それによりチユーブ1
24内の通路を開通させ、薬剤と溶解液とを混合
するようになつている。
【0007】 一方、両容器間を連通せしめて、それ
らの内容物を混合する方法として、図24〜26
に示される手段を応用することが考えられる(実
開昭63−46148号公報参照)。
【0008】 前記公報によれば、薬剤Lが収容され
ている容器本体101の首部102に図26に示
されるような溝が形成されており、使用前にあつ
ては、蓋103の凸部104は溝105と嵌合さ
せられている(図25参照)。そして、使用に際
しては、蓋103の凸部104を前記溝105か
らいつたんはずし、ついで同じく首部102に形
成された別のらせん状の溝106に嵌め、蓋10
3を回転することにより当該蓋103を容器本体
101の方向へと移動させるのである。これによ
り、鋭角に形成された薬液流出筒107の下端部
108が容器本体101の口部に溶着された薄膜
109を突き破つて外部との連通状態がえられ
る、とされている(図27参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 しかしなが
ら、図23〜24に示される従来技術では、キヤ
ツプ127を下方へ移動させてバイアル121を
押し下げるようにしているため、連通操作時にカ
プセル122の内圧が上昇し、連通操作をスムー
ズに行なうことができないばあいがある。また、
キヤツプ127を指で下方へ押す際に爪キヤツプ
127を傷つけ、当該キヤツプ127が破れて無
菌性が破損される惧れもある。
【0010】 また、図25〜27に示される従来技
術では、薬液容器の使用時、すなわち容器内部の
薬液と外部とを連通状態にするときに、いつたん
蓋をはずして、再度別の溝に嵌めなければなら
ず、薬膜109や薬液流出筒107の鋭利部分な
どが大気中の細菌に汚染されてしまい、この細菌
が薬液中に混入してしまう惧れがある。また、蓋
自身が下方へ移動するため連通操作時に容器の内
圧が上昇し、連通操作をスムーズに行なうことが
できないばあいがある。
【0011】 本発明は、叙上の事情に鑑み、使用時
にキヤツプはずすことなく、無菌性を保ちつつ連
通操作を行うことができるとともにスムーズに連
通操作を行なうことができる輸液容器を提供する
ことを目的する。
【0012】
【課題を解決するための手段】 本発明の輸液容
器は、 (a) 内部に溶解液または希釈液が収納され、上端
に閉鎖膜で閉鎖された液体通路部を有する可撓性
容器と、 (b) 該可撓性容器に連結されており、その内面に
ガイドが形成されたカプセルと、 (c) 口部が刺通可能な栓で密封されており、前記
カプセル内に保持される薬剤容器と、 (d) 前記可撓性容器の内部と薬剤容器の内部とを
連通する連通手段と、 (e) 前記カプセルに気密に被冠された、前記薬剤
容器を下降させるためのキヤツプと、 (f) 前記カプセルのガイドの溝に嵌まるガイド棒
を備えており、かつ薬剤容器の底部に嵌められた
押え部材 とからなり、前記キヤツプの頂部下面に円弧状の
板からなる一対のカムが軸対称に形成されてお
り、前記押え部材とカムとが係合しており、キヤ
ツプの回転により前記カムが押え部材を介して薬
剤容器を下方へ移動させ、前記連通手段によつて
薬剤容器の内部と可撓性容器の内部とが連通され
るように構成されたことを特徴としている。
【0013】
【作用】 本発明においては、キヤツプ頂部の下
面に形成されたカムと、薬剤容器の底部に嵌めら
れた押え部材とを用いて、キヤツプの回転運動を
押え部材の下降運動へと転換させており、しかも
この転換をキヤツプを被冠したままで行うことが
できるので細菌の侵入を完全に防止することがで
きる。また、キヤツプ自身は回転運動を行うだけ
で下方に移動することがないので連通操作時に容
器の内圧が上昇することはない。
【0014】
【実施例】 つぎに添付図面に基づき本発明の輸
液容器を説明する。
【0015】 図1は本発明の一実施例にかかわる輸
液容器の要部断面図、図2はカプセルの縦断面
図、図3はカプセルの平面図、図4はカプセルの
係合突起の拡大図、図5はカプセルの結合部の拡
大断面図、図6は押下げ機構の一部破断斜視図、
図7は制動手段の正面図、図8は制動手段の平面
図、図9は刺通順序制御機構の一部破断斜視図、
図10は液体通路部の縦断面図、図11はラバー
ストツパの縦断面図、図12〜14は前記実施例
の刺通動作順序を示す断面図、図15〜16は懸
架手段の一例を示す斜視図、図17は本発明の他
の実施例にかかわる輸液容器のキヤツプを示す一
部破断斜視図、図18は前記キヤツプをカプセル
に装着した状態の水平断面図、図19は前記他の
実施例にかかわる輸液容器のカプセルの縦断面
図、図20は前記他の実施例における輸液容器の
カプセルとバツグの結合構造を示す斜視図、図2
1は前記他の実施例におけるバツグの薬液取出口
を示す一部断面図、図22は本発明において用い
られる穿刺針の他の例を示す一部断面図である。
【0016】 図1に基づき、まず本実施例の全体構
成を説明する。
【0017】 同図において、1は可撓性容器(以
下、バツグという)、2はカプセル、3は薬剤容
器としての薬剤バイアル(以下単に、バイアルと
いう)、4キヤツプである。
【0018】 バツグ1は溶解液を入れる容器で、軟
質の塩化ビニル樹脂やポリオレフイン系樹脂、エ
チレン酢酸ビニル共重合体などの可撓性に富む材
料で形成された容器である。なおポリオレフイン
系樹脂は耐薬品性に優れ、溶解液中への溶出物も
少ないので好ましい。バツグ1の上端には液体通
路部11が形成されており、また下端には薬液取
出口13が形成されている。
【0019】 カプセル2はバイアル3を収容するた
めの略円筒状の容器であり、ポリオレフイン系樹
脂などの材料で形成されている。カプセル2の上
端は開放されており、下端には底部15が形成さ
れている。また底部15の下面には液体通路部1
1を結合するための結合部16が形成されてい
る。この結合部16に前記液体通路部11を挿入
することによりカプセル2とバツグ1とが連結さ
れる。
【0020】 カプセル2の内部にはバイアル3が収
納されている。このバイアル3は公知のガラス製
またはプラスチツク製のバイアルであり、内部に
は固体状の薬剤が入れられている。バイアル3は
その口部17が下向きになるように収納され、口
部17は刺通可能なゴム栓で密封されている。カ
プセル2内部において、バイアル3の口部17と
カプセル底部15との間には穿刺針7が固着され
た制動手段6が配置されている。この制動手段6
は穿刺針7の刺通順序を制御するものであり、詳
細は後述する。
【0021】 カプセル2の上部にはキヤツプ4が気
密に被冠されている。キヤツプ4はバイアル3を
無菌的に保護するとともに、バイアル3を押し下
げる働きを奏するものである。キヤツプ4の上面
には懸架手段18が設けられている。この懸架手
段18は輸液容器を吊り下げるためのもので、た
とえば第13〜14図に示されるような、フツク
に引つ掛けるための懸垂環18aと懸垂帯18b
とからなり、懸垂環18bはヒンジ部18cで折
り曲げうるようにしたものが用いられる。
【0022】 つぎに前記輸液容器の各部の構成を詳
細に説明する。
【0023】 図2〜5にはカプセル2の詳細が示さ
れている。略円筒状のカプセル2は軸方向に沿つ
て上方から順に、上端部21、中間部22、下端
部23を有している。上端部21は前記キヤツプ
4が被冠される部分であり、上端部21の下端外
周には係合突起24が環状に形成されている(図
4参照)。カプセル2の内壁面においては、上端
部21から下端部23にかけてガイド25が形成
されている。このガイド25は2本の幅広の縦リ
ブ25a,25bによつて、摺動溝25cを形成
したもので、カプセル中心軸に対し軸対称に2カ
所形成されている。このガイド25は、後述する
押え部材を回転不能に拘束し、軸方向への移動の
みを案内するものである。
【0024】 また前記ガイド25より90゜ずれた位
置において、カプセル2の内壁面には中間部22
の部分に、ガイド26が形成されている。このガ
イド26は2本の縦リブ26a,26bによつて
溝26cを形成したもので、これもカプセル中心
軸に対し軸対称に2カ所形成されている。またガ
イド26の最下段には掛止部27が形成されてい
る。ガイド26は前記制動手段6を回動不能に拘
束し、掛止部27は制動手段6の刺通順序を制御
するために設けられている。
【0025】 さらにカプセル2内壁面には、リブ2
8が縦方向(図2における上下方向のことをい
う)に形成されており、このリブ28はカプセル
2内でバイアル3を垂直に保持し、かつ外力を加
えたときは軸方向移動自在に保持するものであ
る。
【0026】 カプセル2の底部15には孔29が穿
孔されている。この孔29は穿刺針7を通すとと
もに、後述するラバーストツパ41を挿入する孔
である。
【0027】 結合部16は底部15の下面に孔29
と同軸に形成されている。この結合部16は図5
に示れているように、二重筒であり、あいだの環
状溝31内に液体通路部11の上端部が挿入され
るようになつている。そして該溝31の内壁には
係合溝32が形成されている。
【0028】 さてつぎに、キヤツプ4を用いた容器
押し下げ機構を図6に基づき説明する。
【0029】 キヤツプ4は頂部46と筒状の側壁4
7とを有する筒状体である(なお頂部46上面に
は懸架手段18が設けられているが図6では図示
されていない)。側壁47の下端部内周面には環
状の係合溝50が形成されている。キヤツプ4を
カプセル2の上端部21に被せると、係合溝50
がカプセル2の係合突起24に嵌まり、キヤツプ
4はカプセル2に対し回転自在であり、軸方向移
動不能に取りつけられる。キヤツプ4の頂部46
下面には2枚のカム48が形成されている。この
カム48は約140゜の角度にわたつて形成された円
弧状の板で軸対称に一対設けられている。そして
各カム48の高さは一直線状に変化している。一
方、カプセル2の内部にはバイアル3が入れられ
ており、カプセル2の上端開口にはバイアル3の
底部3aが位置している。そしてバイアル3の底
部3aには押え部材8が嵌められている。
【0030】 押え部材8は梁51とその両端に垂下
されたガイド棒52からなるカスガイ状の部材で
あり、各ガイド棒52の上端には斜面に形成され
たカムフオロア部53が形成されている。ガイド
棒52はカプセル2の内面に形成されたガイド2
5の溝25cに嵌まり、回転不能かつ軸方向移動
自在にガイドされ昇降する。
【0031】 以上の構成により、カプセル2の上端
部21にキヤツプ4を嵌合した状態で、キヤツプ
4を回転させると、カム48が押え部材8のカム
フオロア部53に当接して押え部材8とともにバ
イアル3をカプセル2内で下方に押し下げること
ができる。
【0032】 つぎに制動手段6による連通順序の制
御機構を第7〜9図に基づき説明する。
【0033】 第7〜9図には制動手段6が示されて
いる。この制動手段6は腕部54と、その両端に
立設された係止部55と、係止部55より内側に
立設された押圧部56とを有し、ポリプロピレン
などの可撓性のある合成樹脂により成形されてい
る。係止部55の先端には係止爪57が横方向外
向きに突出している。また押圧部56の頭部はバ
イアル3の首部19に嵌まる形状となつている。
2個の押圧部56間の間隔はバイアル3の口部1
7の外径より小さく、首部19の外径よりもやや
大きい大きさである。また押圧部56と係止部5
5との間には係止部55が内側に撓むだけの〓間
が設けられている。前記腕部54の中央下部には
穿刺針7のハブ58が一体に成形されており、そ
の中心の孔59には穿刺針7の針体が挿入され、
固着されている。
【0034】 前記制動手段6は、図9に示されるよ
うにカプセル2内部に入れられ係止爪57がカプ
セル2の掛止部27に当接するように装着され
る。この制動手段6と穿刺針7により特許請求の
範囲にいう連通手段が構成されている。なお、連
通手段としては、特表昭61−501129号公報に示さ
れている破断部材からなる連通手段を含む公知の
連通手段を用いることができる。
【0035】 本発明において、バイアル3に入れら
れる薬剤の一例としてはつぎのものがある。
【0036】 抗生物質としては、セフアゾリンナト
リウム、セフチゾキシムナトリウム、塩酸セフオ
チアム、塩酸セフメノキシム、セフアセトリルナ
トリウム、セフアマンドールナトリウム、セフア
ロリジン、セフアタキシムナトリウム、セフオテ
タンナトリウム、セフオペラゾンナトリウム、セ
フスロジンナトリウム、セフテゾールナトリウ
ム、セフピラミドナトリウム、セフメタゾールナ
トリウム、セフロキシムナトリウムなどのセフエ
ム系抗生物質、またアンピシリンナトリウム、カ
ルベニシリンナトリウム、スルベニシリンナトリ
ウム、チカルシリンナトリウムなどのペニシリン
系抗生物質がある。抗腫瘍剤としては、マイトマ
イシンC、フルオロウラシル、テガフール、シタ
ラビンなどがある。抗潰瘍剤としては、フアモチ
ジン、塩酸ラニチジン、シメチジンなどがある。
【0037】 バツグ1に入れられる溶解液として
は、たとえば生理食塩水、5%ブドウ糖液、注射
用蒸溜水のほか、各種の電解質を含む溶液が用い
られる。
【0038】 液体通路部11はバツグ1と同じ材質
の、たとえばポリオレフイン系樹脂などで成形さ
れた筒状体であり、図10に示されているように
上端部33と下端部34とを有している。上端部
33の外周には係合突起35とフランジ36とが
形成されている。係合突起35は前記結合部16
の係合溝32に嵌まり該液体通路部11を結合部
16から抜けないようにしつかりと結合する。下
端部34はバツグ1の本体にインパルスシーラ、
加熱金型、高周波ウエルダー、超音波発生装置な
どの手段で溶着されている。
【0039】 前記液体通路部11の筒体内部には閉
鎖膜38が一体形成されている。この閉鎖膜38
は全体または一部の肉厚が薄い膜で、穿刺針7で
刺通されるまでは、バツグ1内を液密に保つ働き
を奏する。
【0040】 図11にはラバーストツパ41が示さ
れている。ラバーストツパ41は溶解液がカプセ
ル2内にリークするのを防ぐための底部42を備
えたゴム製の筒状体であり、筒体43の上端部内
周面には環状リブ44が形成されている。このリ
ブ44は穿刺針7の後述するハブ外周に密着する
ものである。前記底部42の内周面中央には円錐
形の切り欠き45が形成され、穿刺針7を刺通し
たときに刃先によつてゴムが切り取られ、それが
穿刺針7内に詰まる事故の発生を防止している。
このラバーストツパ41は前記液体通路部11の
カプセル2側内周に嵌められると、前記底部42
は液体通路部11中の閉鎖膜38のカプセル2側
表面に接触するようになつている。
【0041】 つぎに以上のようにして組み立てられ
た輸液容器の連通動作を図12〜14に基づき説
明する。
【0042】 キヤツプ4を矢印A方向に回転させて
いくと、カム48が押え部材8を押し下げるの
で、バイアル3は下降させられる。バイアル3の
口部17が制動手段6の押圧部56を外方に押し
曲げると、該押圧部56と係止爪57との間隔が
狭くなるので係止爪57が掛止部27から抜け出
ようとしても押圧部56に当つて、抜け出せなく
なりバイアル3が下降するにもかかわらず、制動
手段6は下降することがない。
【0043】 さらにキヤツプ4を矢印A方向に回転
させると、バイアル3が下降して、その口部17
が制動手段6の2個の押圧部56の間にはさまれ
る。このとき口部17内のゴム栓20が穿刺針7
の上側の刃により刺通される。
【0044】 穿刺針7の刺通が完了するまでは上記
のように押圧部56と係止爪57との〓間が狭い
ので、制動手段6は下降しないが、刺通の完了と
同時に押圧部56がほぼ直立した状態に復帰し係
止爪57との間の〓間が大きくなる(図13参
照)。これにより制動手段6が掛止部27から脱
出して下降しうる状態となる。
【0045】 さらにキヤツプ4を矢印A方向に廻す
と、バイアル3が下降するが、係止部55が内側
に撓められるので、制動手段6も一緒に下降する
(図14参照)。そうして、穿刺針7の下側の刃に
よりラバーストツパ41の底部42と液体通路部
11の閉鎖膜38とが連続的に刺通される。これ
により、バイアル3の内部とバツグ1の内部とが
穿刺針7により連通される。このように、先にカ
プセル2内のバイアル3のゴム栓20を刺通し、
ついでバツグ1の閉鎖膜38を刺通するようにし
ているので、バツグ1内の溶解液がカプセル2内
に洩れることがない。なおハブ58の周囲にはラ
バーストツパ41の環状リブ44が最初から密着
しており、穿刺針7による閉鎖膜38の刺通の初
期段階でも溶解液の洩れを防止している。
【0046】 このようにして、バイアル3とバツグ
1とが連通すると、バツグ1を圧迫したり、もん
だりして内部の溶解液の一部をバイアル3内に送
り込んで、バイアル3内の薬剤を溶解する。そし
て再びバツグ1を圧迫したり、もんだりすると、
バイアル3内の薬液は、バツグ1内に戻る。戻さ
れた薬液はバツグ1の薬液取出口13に輸液チユ
ーブなどを接続して輸液として用いられる。
【0047】 つぎに本発明の他の実施例を図17〜
21に基づき説明する。なお、以下の説明以外の
事項は前記実施例と実質的に変るところはない。
【0048】 図17はキヤツプ4を上下転倒して示
した一部破断図である。キヤツプ4の側壁47と
カム48との間には頂部46に密着するようにリ
ング状のゴムパツキン61が入れられている。こ
のように、ゴムパツキン61を入れたときはカプ
セル2の上端面とキヤツプ4の内壁面とが密閉さ
れるので、気密性が高くなるという利点がある。
【0049】 また同図において、押え部材8は梁5
1の中央に嵌合孔62が形成されたものが用いら
れており、一方キヤツプ4の頂部46の内壁面中
央には突起63が形成されている。押え部材8は
嵌合孔62を突起63に嵌合することにより、簡
単には脱落しないように保持される。したがつて
本発明の輸液容器を組み立てる際、押え部材8を
図示のごとく嵌合させておけば、勝手に脱落しな
いので、組立作業が容易となる。なお、組立完了
後に使用する際、キヤツプ4を回わしてカム48
で押え部材8を押し下げれば、嵌合孔62と突起
63との嵌合は簡単に外れることはもちろんであ
る。
【0050】 図17〜18に示されたキヤツプ4の
カム48は、エンド部分にストツパ64が形成さ
れている。このストツパ64は、リブ65とリブ
66とその間の溝64aからなり、リブ66は斜
面に形成されている。一方、カプセル2は図18
〜19に示されるように、その内周に形成された
リブ28の一方が上端部21まで延びたリブ延長
部28aを有している。
【0051】 そして、キヤツプ4をカプセル2に被
せ、図18に示すようにキヤツプ4を回まわした
ときは、ちようどバイアル3を押し下げきつたと
きに、ストツパ64がリブ延長部28aに嵌り合
うようになつている。なおリブ66は斜面に形成
されているので、リブ延長部28aを乗り越える
ときは抵抗は小さくなつており、しかしいつたん
溝64aの中にリブ延長部28aが入つたきは、
両サイドのリブ65,66がリブ延長部28aに
当るので、キヤツプ4の回転は阻止される。
【0052】 本実施例ではこのようなストツパ64
を備えているので、ゴム栓20が穿刺針7に貫か
れたときの弾発力によつて、バイアル3が上方に
押し上げられようとしても、これを阻止すること
ができる。したがつて、穿刺針7によるゴム栓2
0の刺通を完全にすることができる。
【0053】 図19に示されるように、本実施例に
おいては、カプセル2内の掛止部27の上方位
置、すなわちガイド26の下方位置に突起67が
形成されている。この突起67は、制動手段6を
その係止爪57が掛止部27上に位置するよう
に、カプセル2に入れたとき、前記係止爪57の
上方に位置し、これと当接しうるようになつてい
る。したがつて、この突起67は輸液容器の組み
立て中に、制動手段6の勝手な動きを阻止しうる
ことから、組み立て作業を容易にする利点を有す
る。
【0054】 図20には、本実施例におけるカプセ
ル2とバツグ1の結合構造が示されている。カプ
セル2の結合部16には結合孔68が穿孔され、
またバツグ1の液体通路部11には係合突起69
が設けられており、これらは互いに嵌合して結合
されるようになつている。第19図にはその結合
状態が示されている。
【0055】 上記のような結合孔68と結合突起6
9による結合は結合強度が高く、結合後は容易に
外れないという利点がある。
【0056】 本実施例におけるラバーストツパ41
は、図19に示されているように結合部16の内
周壁71の内部に挿入されている。このラバース
トツパ41はその底部42が全体に薄肉にされた
もので、前記実施例の図11に示されるラバース
トツパ41のような切り欠きは形成されていな
い。しかし、底部42全体が薄肉にされているこ
とで、穿刺針7の刺通抵抗は図11のラバースト
ツパ41と同様に低減されている。
【0057】 本実施例の薬液取出口13が、図21
に示されている。同図に示されているように、薬
液取出口13の底端にはフランジ72が形成さ
れ、該フランジ72には栓キヤツプ75が接合さ
れている。この栓キヤツプ75内にはゴム栓73
が挿入されており、該ゴム栓73の底面にはシー
ル74が貼着されている。シール74の材料とし
てはプラスチツクシートなどを用いうる。このシ
ール74は輸液容器を使用する直前まで貼着して
おき、使用開始時に剥がせばよい。このようなシ
ール74を用いることにより、ゴム栓73の表面
の汚染を防止することができる。
【0058】 以上に示した実施例においても、図1
〜16に示した実施例と同様に、キヤツプを取り
はずすことなく装着したままで回転させるだけで
薬剤と溶解液との混合を無菌的に行うことができ
る。
【0059】 以上の各実施例において、穿刺針7は
いずれも1本の流体通路をもつものであつたが、
本発明においては2本の流体通路をもつ穿刺針1
0を用いることもできる。そのような穿刺針10
は、たとえば図22に示されているように2本の
流体通路10a,10bが形成されたものであ
り、この穿刺針10においては、一方の通路を空
気が通り、他方の通路を液体が通るので、液体の
通過が早いという利点がある。したがつて、薬剤
と溶解液の混合をより短時間で行いうるという作
用を奏する。
【0060】 以上に種々の実施例を説明したが、本
発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の変更例
を採用することができる。
【0061】
【発明の効果】 以上説明したとおり、本発明の
輸液容器によれば、キヤツプをカプセルに被冠し
たままで当該キヤツプを回転させるだけの操作で
薬剤と溶解液との混合を行うことができるので、
輸液中に細菌が侵入するのを確実に防止すること
ができる。また、キヤツプ自身は回転運動を行う
だけで下方に移動することがないので連通操作時
に容器の内圧が上昇することはなく、スムーズに
連通操作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかわる輸液容器の
要部断面図である。
【図2】カプセルの縦断面図である。
【図3】カプセルの平面図である。
【図4】カプセルの係合突起の拡大図である。
【図5】カプセルの結合部の拡大断面図である。
【図6】押下げ機構の一部破断斜視図である。
【図7】制動手段の正面図である。
【図8】制動手段の平面図である。
【図9】刺通順序制御機構の一部破断斜視図であ
る。
【図10】液体通路部の縦断面図である。
【図11】ラバーストツパの縦断面図である。
【図12】前記実施例の刺通動作順序を示す断面図
である。
【図13】前記実施例の刺通動作順序を示す断面図
である。
【図14】前記実施例の刺通動作順序を示す断面図
である。
【図15】懸架手段の一例を示す斜視図である。
【図16】懸架手段の一例を示す斜視図である。
【図17】本発明の他の実施例にかかわる輸液容器
のキヤツプを示す一部破断斜視図である。
【図18】前記キヤツプをカプセルに装着した状態
の水平断面図である。
【図19】前記他の実施例にかかわる輸液容器のカ
プセルの縦断面図である。
【図20】前記他の実施例における輸液容器のカプ
セルとバツグの結合構造を示す斜視図である。
【図21】前記他の実施例におけるバツグの薬液取
出口を示す一部断面図である。
【図22】本発明において用いられる穿刺針の他の
例を示す一部断面図である。
【図23】従来の輸液容器の一部正面断面図であ
る。
【図24】従来の輸液容器の使用状態説明図であ
る。
【図25】従来の薬液容器の使用前の縦断面図であ
る。
【図26】容器本体の首部の斜視図である。
【図27】使用時の状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1 可撓性容器 2 カプセル 3 薬剤容器 4 キヤツプ 6 制動手段 7 穿刺針 10 穿刺針 8 押え部材 11 液体通路部 16 結合部 20 ゴム栓 38 閉鎖膜 58 ハブ 64 ストツパ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 内部に溶解液または希釈液が
    収納され、上端に閉鎖膜で閉鎖された液体通路部
    を有する可撓性容器と、 (b) 該可撓性容器に連結されており、その内面に
    ガイドが形成されたカプセルと、 (c) 口部が刺通可能な栓で密封されており、前記
    カプセル内に保持される薬剤容器と、 (d) 前記可撓性容器の内部と薬剤容器の内部とを
    連通する連通手段と、 (e) 前記カプセルに気密に被冠された、前記薬剤
    容器を下降させるためのキヤツプと、 (f) 前記カプセルのガイドの溝に嵌まるガイド棒
    を備えており、かつ薬剤容器の底部に嵌められた
    押え部材 とからなり、前記キヤツプの頂部下面に円弧状の
    板からなる一対のカムが軸対称に形成されてお
    り、前記押え部材とカムとが係合しており、キヤ
    ツプの回転により前記カムが押え部材を介して薬
    剤容器を下方へ移動させ、前記連通手段によつて
    薬剤容器の内部と可撓性容器の内部とが連通され
    るように構成されたことを特徴とする輸液容器。
  2. 【請求項2】 前記キヤツプが、その頂面に懸架
    手段を有したものである請求項1記載の輸液容
    器。
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