JPH0566354A - 情報記録装置 - Google Patents
情報記録装置Info
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- JPH0566354A JPH0566354A JP3227532A JP22753291A JPH0566354A JP H0566354 A JPH0566354 A JP H0566354A JP 3227532 A JP3227532 A JP 3227532A JP 22753291 A JP22753291 A JP 22753291A JP H0566354 A JPH0566354 A JP H0566354A
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- laser
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Links
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Landscapes
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Optical Head (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マルチビーム半導体レーザーアレイを使用し
た画像記録装置において、半導体レーザーアレイの複数
の半導体レーザー素子間の間隔を狭くすることなく感光
媒体上におけるレーザービームのスポット間隔を狭くす
る。 【構成】 半導体レーザーアレイの複数のレーザー光源
LS個々に一対一に対応して各レーザービーム光の拡が
りを減少させるレンズL2 を設け、各レンズL2 を通過
した光をレンズL1 により結像面P2上に結像させる。
た画像記録装置において、半導体レーザーアレイの複数
の半導体レーザー素子間の間隔を狭くすることなく感光
媒体上におけるレーザービームのスポット間隔を狭くす
る。 【構成】 半導体レーザーアレイの複数のレーザー光源
LS個々に一対一に対応して各レーザービーム光の拡が
りを減少させるレンズL2 を設け、各レンズL2 を通過
した光をレンズL1 により結像面P2上に結像させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル複写機、レ
ーザービームプリンター等の情報記録装置に関し、特に
マルチビーム半導体レーザーアレイのような複数の発光
源を有する光源部を用い、被走査面を同時に複数の走査
線で走査して情報を記録する情報記録装置に関するもの
である。
ーザービームプリンター等の情報記録装置に関し、特に
マルチビーム半導体レーザーアレイのような複数の発光
源を有する光源部を用い、被走査面を同時に複数の走査
線で走査して情報を記録する情報記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、レーザービームプリンターにお
いては、画像信号により変調されたレーザービームが高
速回転するポリゴンスキャナーに照射され、ポリゴンス
キャナーからの反射光が感光体等の記録媒体の表面を主
走査方向に走査し、被走査面上に潜像を形成する。この
潜像は現像されてトナー像となり、このトナー像は例え
ば記録紙上に転写される。
いては、画像信号により変調されたレーザービームが高
速回転するポリゴンスキャナーに照射され、ポリゴンス
キャナーからの反射光が感光体等の記録媒体の表面を主
走査方向に走査し、被走査面上に潜像を形成する。この
潜像は現像されてトナー像となり、このトナー像は例え
ば記録紙上に転写される。
【0003】このようなレーザービームプリンターにお
いて、被走査面上に形成される画像の精細度を高めるた
め、或いは、画像形成に要する時間を短縮するために
は、ポリゴンスキャナーの回転速度を速める必要があ
る。しかしながら、ポリゴンスキャナーの回転速度を高
速化するには、ポリゴンスキャナーの重量,駆動モータ
の回転トルク等の物理的な制約のために限度がある。
いて、被走査面上に形成される画像の精細度を高めるた
め、或いは、画像形成に要する時間を短縮するために
は、ポリゴンスキャナーの回転速度を速める必要があ
る。しかしながら、ポリゴンスキャナーの回転速度を高
速化するには、ポリゴンスキャナーの重量,駆動モータ
の回転トルク等の物理的な制約のために限度がある。
【0004】この問題を解決するために、複数のレーザ
ービームによって被走査面を一度に走査するマルチビー
ムスキャン方式が提案され既に公知となっている。この
マルチビームスキャン方式にあっては当然のことなが
ら、複数のレーザービームスポットをポリゴンスキャナ
ーによる走査方向(以下、主走査方向と呼ぶ)と直角な
方向(以下、副走査方向と呼ぶ)に充分近接させなくて
はならない。このために、複数の半導体レーザーを近接
させて製造する努力がなされており、現在10μm間隔
まで近接させた半導体レーザーアレイが試作されている
(例えば、特開平2ー39583号公報及びR.L.T
hornton et al.,“Propertie
s of closely spaced indep
endently addressable lase
rs fabricated byimpurity−
induced disordering”,App
l.Phys. Lett. 56(17),1623
−1625(1990)参照)。
ービームによって被走査面を一度に走査するマルチビー
ムスキャン方式が提案され既に公知となっている。この
マルチビームスキャン方式にあっては当然のことなが
ら、複数のレーザービームスポットをポリゴンスキャナ
ーによる走査方向(以下、主走査方向と呼ぶ)と直角な
方向(以下、副走査方向と呼ぶ)に充分近接させなくて
はならない。このために、複数の半導体レーザーを近接
させて製造する努力がなされており、現在10μm間隔
まで近接させた半導体レーザーアレイが試作されている
(例えば、特開平2ー39583号公報及びR.L.T
hornton et al.,“Propertie
s of closely spaced indep
endently addressable lase
rs fabricated byimpurity−
induced disordering”,App
l.Phys. Lett. 56(17),1623
−1625(1990)参照)。
【0005】また、複数のレーザービームスポットの間
隔を光学的工夫によって近づける方法も知られており、
光ファイバーないし光導波路を用いる方法(特開昭54
ー7328号公報)、プリズムないし反射鏡を用いる方
法(特開昭59ー15218号公報)等がある。また、
半導体レーザーアレイを傾けて実効的に副走査方向のレ
ーザービームスポット間隔を小さくする方法(特開昭5
4ー38130号公報)、飛び越し走査を用いて複数回
の走査によってレーザービームスポット間の隙間を埋め
ていく方法(特開昭56ー110960号公報)等が知
られている。
隔を光学的工夫によって近づける方法も知られており、
光ファイバーないし光導波路を用いる方法(特開昭54
ー7328号公報)、プリズムないし反射鏡を用いる方
法(特開昭59ー15218号公報)等がある。また、
半導体レーザーアレイを傾けて実効的に副走査方向のレ
ーザービームスポット間隔を小さくする方法(特開昭5
4ー38130号公報)、飛び越し走査を用いて複数回
の走査によってレーザービームスポット間の隙間を埋め
ていく方法(特開昭56ー110960号公報)等が知
られている。
【0006】飛び越し走査の一例を図19に示す。この
例では、2本のレーザービームLB1,LB2によって
飛び越し走査を行っている。図19において、dx は電
子写真的に定義されるレーザースポット径で、ある光強
度分布を有するレーザービームを用いた時に最終的に得
られる像のスポット径である(以下、電子写真的スポッ
ト径と呼ぶ)。レーザービームのスポット径は一般には
光強度がスポット中心の1/e(パワーでは1/e2 )
となる直径で定義される。このように定義されるスポッ
ト径を光学的スポット径と呼びd0 で表す。以下特にこ
とわりのない限り、レーザービーム光の結像スポット径
はこの光学的スポット径の定義に基づいたものである。
例では、2本のレーザービームLB1,LB2によって
飛び越し走査を行っている。図19において、dx は電
子写真的に定義されるレーザースポット径で、ある光強
度分布を有するレーザービームを用いた時に最終的に得
られる像のスポット径である(以下、電子写真的スポッ
ト径と呼ぶ)。レーザービームのスポット径は一般には
光強度がスポット中心の1/e(パワーでは1/e2 )
となる直径で定義される。このように定義されるスポッ
ト径を光学的スポット径と呼びd0 で表す。以下特にこ
とわりのない限り、レーザービーム光の結像スポット径
はこの光学的スポット径の定義に基づいたものである。
【0007】図20に光学的スポット径と電子写真スポ
ット径の関係を示す。光学的スポット径d0 と電子写真
的スポット径dx との比をスポット径補正係数kと呼
び、kを次式のように定義する。
ット径の関係を示す。光学的スポット径d0 と電子写真
的スポット径dx との比をスポット径補正係数kと呼
び、kを次式のように定義する。
【0008】k=d0 /dx ・・・・・(1) kの値は用いる電子写真のプロセスによって異なる。光
の当たったところにトナーを付着させる反転現像のプロ
セスでは、1.4≦k≦1.6が望ましく、光の当たら
ないところにトナーを付着させる正転現像のプロセスで
は、1.5≦k≦1.8が望ましいことが知られてい
る。
の当たったところにトナーを付着させる反転現像のプロ
セスでは、1.4≦k≦1.6が望ましく、光の当たら
ないところにトナーを付着させる正転現像のプロセスで
は、1.5≦k≦1.8が望ましいことが知られてい
る。
【0009】2本のレーザービームLB1,LB2によ
って被走査面P0上に結像する2つのスポットの中心の
間隔r3 はr3 =3dx である。1回の主走査毎に2d
x だけ副走査が行われるので、図19中に示されるよう
に1回目の走査でレーザービームLB2によって第2走
査ラインが走査され、2回目の走査でレーザービームL
B1によって第1走査ライン、レーザービームLB2に
よって第4走査ラインが走査されるというように以下順
次隙間なく走査されていくことになる。すなわち、各回
の走査では隙間が生じるのであるが、ある回で走査した
走査ラインを次回の走査では飛び越して走査していくこ
とにより、全体としては隙間なく走査することになる。
って被走査面P0上に結像する2つのスポットの中心の
間隔r3 はr3 =3dx である。1回の主走査毎に2d
x だけ副走査が行われるので、図19中に示されるよう
に1回目の走査でレーザービームLB2によって第2走
査ラインが走査され、2回目の走査でレーザービームL
B1によって第1走査ライン、レーザービームLB2に
よって第4走査ラインが走査されるというように以下順
次隙間なく走査されていくことになる。すなわち、各回
の走査では隙間が生じるのであるが、ある回で走査した
走査ラインを次回の走査では飛び越して走査していくこ
とにより、全体としては隙間なく走査することになる。
【0010】先に説明した各発光点を10μm間隔に近
接させた半導体レーザーアレイ(特開平2ー39583
号公報等参照)を用いて、図19に示されるような飛び
越し走査を行えば、原理的には高精細度,高速のマルチ
ビームレーザープリンターを作ることが可能であるよう
に思われる。
接させた半導体レーザーアレイ(特開平2ー39583
号公報等参照)を用いて、図19に示されるような飛び
越し走査を行えば、原理的には高精細度,高速のマルチ
ビームレーザープリンターを作ることが可能であるよう
に思われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は以下に述べる理由によって、前述のマルチビームレー
ザープリンターに必要な10μm間隔の半導体レーザー
アレイの製作は容易ではないという問題があった。10
μmまで間隔を近づけた場合、まず問題となるのは隣接
する半導体レーザー素子の熱的結合(サーマルクロスト
ーク)である。このサーマルクロストークを実用に耐え
るレベルまで下げるには、半導体レーザー素子の発振し
きい値を約10mA程度という低い値にしなくてはなら
ないことが判明した。この低い発振しきい値を有する半
導体レーザー素子は、AlGaAs系の赤外領域である
780nm前後で発振する半導体レーザーであれば現在
の技術を用いて製造することができる。しかし、さらに
短波長の680nm前後の可視領域で発振するAlGa
InP系の半導体レーザーにおいてはこの値より数倍高
い発振しきい値のものしか製造することができない。
は以下に述べる理由によって、前述のマルチビームレー
ザープリンターに必要な10μm間隔の半導体レーザー
アレイの製作は容易ではないという問題があった。10
μmまで間隔を近づけた場合、まず問題となるのは隣接
する半導体レーザー素子の熱的結合(サーマルクロスト
ーク)である。このサーマルクロストークを実用に耐え
るレベルまで下げるには、半導体レーザー素子の発振し
きい値を約10mA程度という低い値にしなくてはなら
ないことが判明した。この低い発振しきい値を有する半
導体レーザー素子は、AlGaAs系の赤外領域である
780nm前後で発振する半導体レーザーであれば現在
の技術を用いて製造することができる。しかし、さらに
短波長の680nm前後の可視領域で発振するAlGa
InP系の半導体レーザーにおいてはこの値より数倍高
い発振しきい値のものしか製造することができない。
【0012】レーザープリンターにおいては電子写真の
プロセスを用いるが、本来電子写真は、原稿からの反射
光で直接感光媒体を露光する複写機用に開発されたもの
であるため、780nm前後の赤外光に感度のある感光
体は少ない。レーザープリンター用に特別に開発された
ものには780nm前後の赤外光に感度のあるものがあ
るが、主に寿命と信頼性の点では性能があまり芳しくな
い。通常の複写機用には赤外光に感度のある感光体の必
要はないため、もしも半導体レーザービーム光源の発光
波長を可視領域にすることができれば、感光体を通常の
複写機用と共用することができ、コスト面からも非常に
有利である。また、AlGaAs系の780nm前後で
発振する半導体レーザーを用いる場合においても、高速
プリンター用に大きな光出力が必要な時はしきい値だけ
を下げても駆動時には大きな電流を流さねばならず、や
はりサーマルクロストークの問題が生じてくる。
プロセスを用いるが、本来電子写真は、原稿からの反射
光で直接感光媒体を露光する複写機用に開発されたもの
であるため、780nm前後の赤外光に感度のある感光
体は少ない。レーザープリンター用に特別に開発された
ものには780nm前後の赤外光に感度のあるものがあ
るが、主に寿命と信頼性の点では性能があまり芳しくな
い。通常の複写機用には赤外光に感度のある感光体の必
要はないため、もしも半導体レーザービーム光源の発光
波長を可視領域にすることができれば、感光体を通常の
複写機用と共用することができ、コスト面からも非常に
有利である。また、AlGaAs系の780nm前後で
発振する半導体レーザーを用いる場合においても、高速
プリンター用に大きな光出力が必要な時はしきい値だけ
を下げても駆動時には大きな電流を流さねばならず、や
はりサーマルクロストークの問題が生じてくる。
【0013】以上述べたように可視領域の680nm前
後で発振するAlGaInP系の半導体レーザーで半導
体レーザーアレイを作ることが望ましいが、現状の技術
を用いて680nm前後で発振するサーマルクロストー
クが充分小さい10μm間隔の半導体レーザーアレイを
製造することは困難であるという問題があった。また、
低しきい値の780nm前後で発振する半導体レーザー
を用いる場合においても、より大出力の半導体レーザー
アレイではサーマルクロストークが充分小さい10μm
間隔の半導体レーザーアレイを製造することは困難であ
るという問題があった。
後で発振するAlGaInP系の半導体レーザーで半導
体レーザーアレイを作ることが望ましいが、現状の技術
を用いて680nm前後で発振するサーマルクロストー
クが充分小さい10μm間隔の半導体レーザーアレイを
製造することは困難であるという問題があった。また、
低しきい値の780nm前後で発振する半導体レーザー
を用いる場合においても、より大出力の半導体レーザー
アレイではサーマルクロストークが充分小さい10μm
間隔の半導体レーザーアレイを製造することは困難であ
るという問題があった。
【0014】そこで本発明は、半導体レーザーアレイの
複数の半導体レーザー素子間の間隔を狭くすることなく
感光媒体上におけるレーザービームのスポット間隔を狭
くすることを目的とする。
複数の半導体レーザー素子間の間隔を狭くすることなく
感光媒体上におけるレーザービームのスポット間隔を狭
くすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本出願の第1発明は、独立に駆動可能な複数のレー
ザービーム光源を概ね一直線上に配列した光源部と、該
光源部より供給される複数のレーザービーム光をその配
列方向とは交差する方向に周期的に偏向する偏向手段
と、該偏向手段からの複数のレーザービーム光を感光媒
体上に結像させる光学系とを備えた情報記録装置におい
て、前記光源部の複数のレーザービーム光源個々に一対
一に対応して前記各レーザービーム光の拡がりを減少さ
せる光学的手段を配設したことを特徴とする。なお、こ
こでいうレーザービーム光の拡がりを減少させる光学的
手段とは、具体的には凸レンズのように集光させる働き
を有する光学部品のことである。
に、本出願の第1発明は、独立に駆動可能な複数のレー
ザービーム光源を概ね一直線上に配列した光源部と、該
光源部より供給される複数のレーザービーム光をその配
列方向とは交差する方向に周期的に偏向する偏向手段
と、該偏向手段からの複数のレーザービーム光を感光媒
体上に結像させる光学系とを備えた情報記録装置におい
て、前記光源部の複数のレーザービーム光源個々に一対
一に対応して前記各レーザービーム光の拡がりを減少さ
せる光学的手段を配設したことを特徴とする。なお、こ
こでいうレーザービーム光の拡がりを減少させる光学的
手段とは、具体的には凸レンズのように集光させる働き
を有する光学部品のことである。
【0016】本出願の第2発明は、本出願の第1発明の
構成において、特に、前記レーザービーム光の拡がりを
減少させる光学的手段をレーザービーム光を概ね幾何光
学的平行光に変えるコリメーター光学系とし、このコリ
メーター光学系の像側主平面と前記感光媒体の結像面と
が前記結像光学系に対して光学的共役関係となる構成と
した。
構成において、特に、前記レーザービーム光の拡がりを
減少させる光学的手段をレーザービーム光を概ね幾何光
学的平行光に変えるコリメーター光学系とし、このコリ
メーター光学系の像側主平面と前記感光媒体の結像面と
が前記結像光学系に対して光学的共役関係となる構成と
した。
【0017】本出願の第3発明は、本出願の第1発明ま
たは第2発明の構成において、特に、前記光源部をアレ
イ状に一体形成されたレーザーアレイとし、前記レーザ
ービーム光の拡がりを減少させる光学的手段をアレイ状
に一体形成されたマイクロレンズアレイとする構成とし
た。なお、ここでいうマイクロレンズアレイとは、直径
が10μm〜数mm程度の微小なレンズの群からなるレ
ンズアレイを意味する。
たは第2発明の構成において、特に、前記光源部をアレ
イ状に一体形成されたレーザーアレイとし、前記レーザ
ービーム光の拡がりを減少させる光学的手段をアレイ状
に一体形成されたマイクロレンズアレイとする構成とし
た。なお、ここでいうマイクロレンズアレイとは、直径
が10μm〜数mm程度の微小なレンズの群からなるレ
ンズアレイを意味する。
【0018】本出願の第4発明は、本出願の第3発明の
構成において、特に、前記マイクロレンズアレイはシリ
ンドリカルレンズアレイであり該シリンドリカルレンズ
のレンズとして作用する方向と前記レーザーアレイの配
列方向とを概ね一致させた構成とした。
構成において、特に、前記マイクロレンズアレイはシリ
ンドリカルレンズアレイであり該シリンドリカルレンズ
のレンズとして作用する方向と前記レーザーアレイの配
列方向とを概ね一致させた構成とした。
【0019】本出願の第5発明は、本出願の第3発明或
いは第4発明において、前記レーザーアレイを同一基板
上に形成された半導体レーザーアレイである構成とし
た。
いは第4発明において、前記レーザーアレイを同一基板
上に形成された半導体レーザーアレイである構成とし
た。
【0020】本出願の第6発明は、本出願の第1発明か
ら第5発明において、前記感光媒体上の複数のレーザー
ビーム光の走査方法として飛び越し走査を用いた構成と
した。
ら第5発明において、前記感光媒体上の複数のレーザー
ビーム光の走査方法として飛び越し走査を用いた構成と
した。
【0021】
【作用】本出願の第1発明の構成の記録装置を用いれ
ば、レーザービーム光の拡がり角を減少させることがで
き、実効的に被走査面上の結像スポットの間隔を近接さ
せることができる。
ば、レーザービーム光の拡がり角を減少させることがで
き、実効的に被走査面上の結像スポットの間隔を近接さ
せることができる。
【0022】図1に本出願の第1発明の概略の構成を示
す。複数のレーザービーム光源LSより拡がり角θ1 で
出射したレーザービーム光は、各レーザービーム光源L
Sに対応して設けられたレンズL2 によって拡がり角を
θ2 に減少させられる。これにより、結像レンズL1 か
ら光学的に見たレーザービーム光源LSの位置は、図1
の見掛けの光源面P1にあることと等価となる。結像レ
ンズL1 によって見掛けの光源面P1と結像面P2が光
学的共役関係にあり、横倍率β=f2 /f1である場合
の結像面P2上のレーザービーム光の結像スポット径を
d2とする。なお、f1 は光源面P1と結像レンズL1
との距離、f2 は結像レンズL1 と結像面P2との距離
である。また、図2に示したように、レンズL2 を用い
ないで結像レンズL3 によって横倍率β=f2 /f1 で
結像した場合の結像面P2上のレーザービーム光の結像
スポット径をd1 とする。上述の二つの光学系を比較す
ると、レーザービーム光源LSの間隔rすなわち結像ス
ポットの間隔rは等しいにもかかわらず、結像スポット
径は、d2の方がd1 より大きくなる。このようになる
理由について図3を用いて説明する。
す。複数のレーザービーム光源LSより拡がり角θ1 で
出射したレーザービーム光は、各レーザービーム光源L
Sに対応して設けられたレンズL2 によって拡がり角を
θ2 に減少させられる。これにより、結像レンズL1 か
ら光学的に見たレーザービーム光源LSの位置は、図1
の見掛けの光源面P1にあることと等価となる。結像レ
ンズL1 によって見掛けの光源面P1と結像面P2が光
学的共役関係にあり、横倍率β=f2 /f1である場合
の結像面P2上のレーザービーム光の結像スポット径を
d2とする。なお、f1 は光源面P1と結像レンズL1
との距離、f2 は結像レンズL1 と結像面P2との距離
である。また、図2に示したように、レンズL2 を用い
ないで結像レンズL3 によって横倍率β=f2 /f1 で
結像した場合の結像面P2上のレーザービーム光の結像
スポット径をd1 とする。上述の二つの光学系を比較す
ると、レーザービーム光源LSの間隔rすなわち結像ス
ポットの間隔rは等しいにもかかわらず、結像スポット
径は、d2の方がd1 より大きくなる。このようになる
理由について図3を用いて説明する。
【0023】被走査面P3におけるレーザービーム光の
結像スポットの直径d0 は、結像光学系に入射するレー
ザービーム光のビーム径をD、波長をλ、結像光学系の
焦点距離をf2 、円周率をπとすると次式で表されるこ
とが知られている。
結像スポットの直径d0 は、結像光学系に入射するレー
ザービーム光のビーム径をD、波長をλ、結像光学系の
焦点距離をf2 、円周率をπとすると次式で表されるこ
とが知られている。
【0024】d0 =4f2 λ/πD ただし、d0 は光学的スポット径で、光振幅がスポット
中心の1/e(パワーでは1/e2 )となる直径であ
る。結像光学系に入射するレーザービーム光のビーム径
Dは、θ1 をレーザービーム光源LSからのレーザービ
ーム光の拡がり角、コリメーターレンズL4 の焦点距離
をf3 とすると次式で表される。
中心の1/e(パワーでは1/e2 )となる直径であ
る。結像光学系に入射するレーザービーム光のビーム径
Dは、θ1 をレーザービーム光源LSからのレーザービ
ーム光の拡がり角、コリメーターレンズL4 の焦点距離
をf3 とすると次式で表される。
【0025】D=2f3 sin(θ1 /2) ただし、レーザービーム光の拡がり角θ1 は、図4に示
すように、レーザービーム光の主線上の光強度を1に規
格化した時に単位角度当たりの光振幅が1/e(パワー
では、1/e2 )となる角度である。なお、図4の例で
は、レーザービーム光源LSとして発光素子間隔がrで
ある半導体レーザーアレイLSAを使用している。な
お、光源が半導体レーザーである場合、レーザービーム
光の拡がり角を、図4のようにレーザービーム光主線上
単位角度当たり光強度が半分(光振幅は1/√2)とな
る角度(FWHM:全角半値幅)で表すことも多く区別
を要する。
すように、レーザービーム光の主線上の光強度を1に規
格化した時に単位角度当たりの光振幅が1/e(パワー
では、1/e2 )となる角度である。なお、図4の例で
は、レーザービーム光源LSとして発光素子間隔がrで
ある半導体レーザーアレイLSAを使用している。な
お、光源が半導体レーザーである場合、レーザービーム
光の拡がり角を、図4のようにレーザービーム光主線上
単位角度当たり光強度が半分(光振幅は1/√2)とな
る角度(FWHM:全角半値幅)で表すことも多く区別
を要する。
【0026】したがって、結像光学系の副走査方向の横
倍率β=f2 /f1 とすると、被走査面P3におけるレ
ーザービーム光の結像スポットの副走査方向の直径d0
は結局次式で表されることになる。
倍率β=f2 /f1 とすると、被走査面P3におけるレ
ーザービーム光の結像スポットの副走査方向の直径d0
は結局次式で表されることになる。
【0027】 d0 =2λβ/πsin(θ1 /2) ・・・・・(2) すなわち、結像スポットの直径d0 は、横倍率βと拡が
り角θ1により一義的に決定される。
り角θ1により一義的に決定される。
【0028】(2)式の関係を図1及び図2に適用する
とスポット径d1 とd2 は次式で表される。
とスポット径d1 とd2 は次式で表される。
【0029】d1 =2λβ/πsin(θ1 /2) d2 =2λβ/πsin(θ2 /2) ここで、拡がり角θ1 とθ2 の関係は、幾何光学の結像
関係の式を用いて、α=a/bとすると次式で表せる。
但し、aはレーザービーム光源LSとレンズL2 との間
の距離、bは見掛けの光源面P1とレンズL2 との間の
距離である。
関係の式を用いて、α=a/bとすると次式で表せる。
但し、aはレーザービーム光源LSとレンズL2 との間
の距離、bは見掛けの光源面P1とレンズL2 との間の
距離である。
【0030】θ2 =aθ1 /b=αθ1 以上よりスポット径d1 とd2 との関係は次式のように
なる。
なる。
【0031】d2 =αβd1 ・・・・・(3) 結像面での二つのスポットの間隔はβrである。βを固
定してαを変えれば、結像面での結像スポット間隔を一
定に保ったまま結像スポット径を増加させることができ
る。これを利用して、結像光学系の横倍率βを適当に調
整して所要の走査線間隔を得れば、実効的に結像スポッ
ト間隔を近づけたのと同様の効果が得られることにな
る。したがって、本出願の第1の発明の構成によれば、
αとβを調整することにより、結像面でのスポット径と
スポット間隔を変えることができる。
定してαを変えれば、結像面での結像スポット間隔を一
定に保ったまま結像スポット径を増加させることができ
る。これを利用して、結像光学系の横倍率βを適当に調
整して所要の走査線間隔を得れば、実効的に結像スポッ
ト間隔を近づけたのと同様の効果が得られることにな
る。したがって、本出願の第1の発明の構成によれば、
αとβを調整することにより、結像面でのスポット径と
スポット間隔を変えることができる。
【0032】次に、本出願の第2発明の構成によればレ
ーザービーム光の拡がり角を特に小さくすることができ
る。
ーザービーム光の拡がり角を特に小さくすることができ
る。
【0033】本出願の第2発明の記録装置の概略の構成
を図5に示す。この構成の作用について以下説明する。
先に説明した図1において、レンズL2 によってレーザ
ービーム光を平行ビームに変える場合を考えると、幾何
光学的には見掛けの光源面が無限遠に去り、θ2 =0と
なる。しかしながら、より厳密に波動光学的にこのよう
な系を検討すると拡がり角θ2 は、0ではないある拡が
り角θ3 を持つことになる。なお、図5中f0 はレンズ
L2 の焦点距離である。
を図5に示す。この構成の作用について以下説明する。
先に説明した図1において、レンズL2 によってレーザ
ービーム光を平行ビームに変える場合を考えると、幾何
光学的には見掛けの光源面が無限遠に去り、θ2 =0と
なる。しかしながら、より厳密に波動光学的にこのよう
な系を検討すると拡がり角θ2 は、0ではないある拡が
り角θ3 を持つことになる。なお、図5中f0 はレンズ
L2 の焦点距離である。
【0034】いま、図6に示すような光学系を考えて、
幾何光学的平行ビームに変換された時のビーム径をD1
とすると、拡がり角θ3 は次式で表される。
幾何光学的平行ビームに変換された時のビーム径をD1
とすると、拡がり角θ3 は次式で表される。
【0035】 θ3 =2sin-1(2λ/πD1 ) ・・・・(4) これは、θ3 なる拡がり角を有するレーザービーム光源
がコリメーターレンズL4 の位置にあることと等価であ
る。したがって図5に示すように、コリメーターレンズ
L2 の像側主平面(見掛けの光源面)P1と被走査面
(結像面)P2とを光学的共役関係にすることができ
る。この時の被走査面P2上の結像スポット径d3 は次
式で表される。但し、β=f2 /f1 である。
がコリメーターレンズL4 の位置にあることと等価であ
る。したがって図5に示すように、コリメーターレンズ
L2 の像側主平面(見掛けの光源面)P1と被走査面
(結像面)P2とを光学的共役関係にすることができ
る。この時の被走査面P2上の結像スポット径d3 は次
式で表される。但し、β=f2 /f1 である。
【0036】 d3 =2λβ/πsin(θ3 /2) ・・・・(5) (5)式に(4)式を代入すると次式を得る。
【0037】d3 =βD1 ・・・・(6) また、被走査面(結像面)P2上の結像スポット間隔r
i は次式で表される。
i は次式で表される。
【0038】ri =βr ・・・・(7) なお、以上の計算にはレーザービーム光がレンズL2 に
よってけられる効果は考慮していない。レンズL2 の有
効径が有限である場合、(4)式は次式のようになる。
よってけられる効果は考慮していない。レンズL2 の有
効径が有限である場合、(4)式は次式のようになる。
【0039】 θ3 =2sin-1(2λ/πD1 )/A ・・・・(8) Aはアポダイゼーション定数であり、このAの代表的な
値としては、レーザービーム光が中心のパワーの1/e
2 となる径でけられる時はA=1.39、レーザービー
ム光が中心のパワーの1/2となる径でけられる時はA
=1.97である。レンズL2 の有効径が無限大の時に
はA=1となる。このような現象はレーザービーム光の
アポダイゼイションと呼ばれている。ただし、この現象
を考える時は全体の光学系で最もけられの大きいところ
について検討する必要がある。したがって、後述の第1
実施例のように、レンズL2 より後に、より小さな絞り
がある場合はまず(4)式で拡がり角を計算したうえで
この小さい絞りによるアポダイゼイションを計算する必
要がある。
値としては、レーザービーム光が中心のパワーの1/e
2 となる径でけられる時はA=1.39、レーザービー
ム光が中心のパワーの1/2となる径でけられる時はA
=1.97である。レンズL2 の有効径が無限大の時に
はA=1となる。このような現象はレーザービーム光の
アポダイゼイションと呼ばれている。ただし、この現象
を考える時は全体の光学系で最もけられの大きいところ
について検討する必要がある。したがって、後述の第1
実施例のように、レンズL2 より後に、より小さな絞り
がある場合はまず(4)式で拡がり角を計算したうえで
この小さい絞りによるアポダイゼイションを計算する必
要がある。
【0040】本出願の第3発明の構成によれば、アレイ
状に一体形成されたレーザーアレイを光源とし、図1或
いは図5に示されるレンズL2 を一体形成されたマイク
ロレンズアレイとすることにより、本出願の第1発明及
び本出願の第2発明の構成の実現を容易にすることがで
きる。なお、マイクロレンズアレイとは、直径が10μ
m〜数mm程度の微小なレンズの群からなるレンズアレ
イを意味する。
状に一体形成されたレーザーアレイを光源とし、図1或
いは図5に示されるレンズL2 を一体形成されたマイク
ロレンズアレイとすることにより、本出願の第1発明及
び本出願の第2発明の構成の実現を容易にすることがで
きる。なお、マイクロレンズアレイとは、直径が10μ
m〜数mm程度の微小なレンズの群からなるレンズアレ
イを意味する。
【0041】ここで一体形成されたマイクロレンズアレ
イを用いない場合のレンズのアライメント精度について
以下考察する。いま、図7に示すように、一方のレーザ
ービーム光源LSが距離δ0 だけ光軸に垂直方向にずれ
た場合を考えてみる。すると、被走査面P2上では、次
式に示す距離δ1 だけ結像スポットの位置がずれること
になる。
イを用いない場合のレンズのアライメント精度について
以下考察する。いま、図7に示すように、一方のレーザ
ービーム光源LSが距離δ0 だけ光軸に垂直方向にずれ
た場合を考えてみる。すると、被走査面P2上では、次
式に示す距離δ1 だけ結像スポットの位置がずれること
になる。
【0042】δ1 =βδ0 ・・・・(9) 実際のレーザービームプリンターに図5のような光学系
を採用した場合を考えると、後述の第1実施例にも示す
ように、β=1/16前後である。また、例えば800
spi(1インチ当たり800本)の解像度のレーザー
ビームプリンターを考えると、電子写真的スポット径は
約30μmという値になり、前述のスポット径補正係数
kを考慮にいれて、被走査面P2上の光学的スポット径
は約50μm程度の値になる。被走査面P2上の結像ス
ポットの位置の許容誤差は、電子写真的スポット径の5
%程度であるので、δ1 は約1.5μm以内、したがっ
てδ0 は24μmという値になる。
を採用した場合を考えると、後述の第1実施例にも示す
ように、β=1/16前後である。また、例えば800
spi(1インチ当たり800本)の解像度のレーザー
ビームプリンターを考えると、電子写真的スポット径は
約30μmという値になり、前述のスポット径補正係数
kを考慮にいれて、被走査面P2上の光学的スポット径
は約50μm程度の値になる。被走査面P2上の結像ス
ポットの位置の許容誤差は、電子写真的スポット径の5
%程度であるので、δ1 は約1.5μm以内、したがっ
てδ0 は24μmという値になる。
【0043】マイクロレンズとは、一般には直径が0.
1〜数mm程度の微小なレンズを意味するが、現在の製
造技術で作り得る最小径は直径数百μmであるので、マ
イクロレンズの間隔rを500μmとすれば、製造精度
はδ0 /r=4.8×10-2というようなオーダーの値
になる。これは個別のマイクロレンズを並べて機械的に
調整して実現するのにはやや困難な値である。同様のこ
とはレーザービーム光源についても当てはまる。しかし
ながら、フォトリソグラフィーを用いてレーザーアレイ
やマイクロレンズアレイを作る場合は、この程度の精度
を得るのはさして難しくない。フォトマスクの寸法精度
は今日では10-6以上である。また、金型を用いて射出
成型によって作られたプラスチックないしガラスのマイ
クロレンズアレイも4.8×10-2という精度を達成す
ることができる。
1〜数mm程度の微小なレンズを意味するが、現在の製
造技術で作り得る最小径は直径数百μmであるので、マ
イクロレンズの間隔rを500μmとすれば、製造精度
はδ0 /r=4.8×10-2というようなオーダーの値
になる。これは個別のマイクロレンズを並べて機械的に
調整して実現するのにはやや困難な値である。同様のこ
とはレーザービーム光源についても当てはまる。しかし
ながら、フォトリソグラフィーを用いてレーザーアレイ
やマイクロレンズアレイを作る場合は、この程度の精度
を得るのはさして難しくない。フォトマスクの寸法精度
は今日では10-6以上である。また、金型を用いて射出
成型によって作られたプラスチックないしガラスのマイ
クロレンズアレイも4.8×10-2という精度を達成す
ることができる。
【0044】次にレーザーアレイとマイクロレンズアレ
イを用いた場合のアライメント精度について考察する。
レーザーアレイ及びマイクロレンズアレイの寸法に誤差
がないと仮定し、図8に示すように半導体レーザーアレ
イLSAとマイクロレンズアレイPMAが距離δa だけ
ずれた場合を考える。先に説明した図7からも明らかな
ように、ふたつの結像スポットは同じ方向に同じ量δb
=βδa だけずれる。しかしながら、マルチビームのレ
ーザービームプリンターにおいては、ふたつの結像スポ
ットの相対的位置関係が重要であり、このような絶対的
な位置の誤差の発生は実用上支障がない。
イを用いた場合のアライメント精度について考察する。
レーザーアレイ及びマイクロレンズアレイの寸法に誤差
がないと仮定し、図8に示すように半導体レーザーアレ
イLSAとマイクロレンズアレイPMAが距離δa だけ
ずれた場合を考える。先に説明した図7からも明らかな
ように、ふたつの結像スポットは同じ方向に同じ量δb
=βδa だけずれる。しかしながら、マルチビームのレ
ーザービームプリンターにおいては、ふたつの結像スポ
ットの相対的位置関係が重要であり、このような絶対的
な位置の誤差の発生は実用上支障がない。
【0045】本出願の第4発明の構成によれば、一体形
成されたレーザーアレイと一体形成されたマイクロレン
ズアレイのアライメント調整をさらに容易にすることが
できる。被走査面上で結像スポットの間隔を近接させる
必要のあるのはレーザーアレイの配列方向だけである。
したがって、レーザーアレイの配列方向のレーザーの拡
がり角のみを減少させればよい。前記マイクロレンズア
レイをシリンドリカルレンズアレイとし、シリンドリカ
ルレンズのレンズとして作用する方向をレーザーアレイ
の配列方向と一致させることにより、レーザーアレイの
配列方向のレーザーの拡がり角のみを減少させることが
できる。この場合、シリンドリカルレンズのレンズとし
て作用しない方向に、マイクロレンズアレイないしレー
ザーアレイがずれてもレーザービームの結像に影響を与
えないので、この方向のアライメント精度は低くても良
い。
成されたレーザーアレイと一体形成されたマイクロレン
ズアレイのアライメント調整をさらに容易にすることが
できる。被走査面上で結像スポットの間隔を近接させる
必要のあるのはレーザーアレイの配列方向だけである。
したがって、レーザーアレイの配列方向のレーザーの拡
がり角のみを減少させればよい。前記マイクロレンズア
レイをシリンドリカルレンズアレイとし、シリンドリカ
ルレンズのレンズとして作用する方向をレーザーアレイ
の配列方向と一致させることにより、レーザーアレイの
配列方向のレーザーの拡がり角のみを減少させることが
できる。この場合、シリンドリカルレンズのレンズとし
て作用しない方向に、マイクロレンズアレイないしレー
ザーアレイがずれてもレーザービームの結像に影響を与
えないので、この方向のアライメント精度は低くても良
い。
【0046】本出願の第5発明の構成によれば、半導体
レーザーアレイを、製造精度が高いフォトリソグラフィ
ーを用いて同一基板上に製造するので、前述のレーザー
アレイ間隔に必要とされる精度δ0 /r=4.8×10
-2を実現することができる。
レーザーアレイを、製造精度が高いフォトリソグラフィ
ーを用いて同一基板上に製造するので、前述のレーザー
アレイ間隔に必要とされる精度δ0 /r=4.8×10
-2を実現することができる。
【0047】本出願の第6発明の構成によれば、光量損
失を最小限に抑えつつ、被走査面上の結像スポット間隔
を実用上充分な距離まで近づけることができる。電子写
真プロセスでは、スポット径補正係数kの最適値がk=
1.5前後であるので(1)式から明らかなように、電
子写真的スポット径dx は光学的スポット径d0 より小
さくなってしまう。一方(6)式及び(7)式からd3
/ri =D1 /rという関係が成り立つので、図9に示
すように、レンズL2 の端同志を可能な限り近づけて
も、結像スポットは電子写真的には充分密に近接させる
ことができない。すなわち、レンズの直径がほぼ光学的
スポット径に等しくなるので、二つのレンズが重なりで
もしない限り結像スポットを電子写真的には充分密に近
接させることができない。
失を最小限に抑えつつ、被走査面上の結像スポット間隔
を実用上充分な距離まで近づけることができる。電子写
真プロセスでは、スポット径補正係数kの最適値がk=
1.5前後であるので(1)式から明らかなように、電
子写真的スポット径dx は光学的スポット径d0 より小
さくなってしまう。一方(6)式及び(7)式からd3
/ri =D1 /rという関係が成り立つので、図9に示
すように、レンズL2 の端同志を可能な限り近づけて
も、結像スポットは電子写真的には充分密に近接させる
ことができない。すなわち、レンズの直径がほぼ光学的
スポット径に等しくなるので、二つのレンズが重なりで
もしない限り結像スポットを電子写真的には充分密に近
接させることができない。
【0048】これを解決するためには、後述の第1実施
例に示すように適当な位置に光学的絞りを設ける方法が
あるが、この方法ではかなりの光量損失が生じてしま
う。本出願の第1発明から第5発明の構成に加えて飛び
越し走査の構成を加えることにより、このような光量損
失の発生を防ぐことができる。
例に示すように適当な位置に光学的絞りを設ける方法が
あるが、この方法ではかなりの光量損失が生じてしま
う。本出願の第1発明から第5発明の構成に加えて飛び
越し走査の構成を加えることにより、このような光量損
失の発生を防ぐことができる。
【0049】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0050】図10は本発明の第1実施例を示す構成斜
視図である。また、図11,図12は図10の光学系を
偏向面に垂直でかつ光軸を含む面で見て展開した図であ
り、図13,図14は図10の光学系を偏向面に水平で
光軸を含む面で見て展開した図である。
視図である。また、図11,図12は図10の光学系を
偏向面に垂直でかつ光軸を含む面で見て展開した図であ
り、図13,図14は図10の光学系を偏向面に水平で
光軸を含む面で見て展開した図である。
【0051】マルチビーム半導体レーザーアレイ1は、
同一基板上に2個の独立駆動可能な半導体レーザー素子
1aを500μmの間隔で並べて一体的に形成したもの
である。半導体レーザー素子1aの配列方向は、主走査
方向に対して直角方向、すなわち、副走査方向である。
また、半導体レーザー素子1aの接合面は、半導体レー
ザー素子1aの配列方向に平行な方向に拡がっているも
のとする。この半導体レーザー素子1aは、AlGaI
nP系のもので発光波長は680nmである。また、拡
がり角は、半導体レーザー素子1aの接合面に水平な方
向に関してθa =12°、半導体レーザー素子1aの接
合面に垂直な方向に関してθb =50°である。拡がり
角の定義は前述のようにパワーで1/e2 となる角度で
ある。
同一基板上に2個の独立駆動可能な半導体レーザー素子
1aを500μmの間隔で並べて一体的に形成したもの
である。半導体レーザー素子1aの配列方向は、主走査
方向に対して直角方向、すなわち、副走査方向である。
また、半導体レーザー素子1aの接合面は、半導体レー
ザー素子1aの配列方向に平行な方向に拡がっているも
のとする。この半導体レーザー素子1aは、AlGaI
nP系のもので発光波長は680nmである。また、拡
がり角は、半導体レーザー素子1aの接合面に水平な方
向に関してθa =12°、半導体レーザー素子1aの接
合面に垂直な方向に関してθb =50°である。拡がり
角の定義は前述のようにパワーで1/e2 となる角度で
ある。
【0052】半導体レーザーアレイ1より出射したレー
ザービーム光は、平板マイクロレンズアレイ2を通っ
て、まず半導体レーザー素子の接合面に水平方向にコリ
メートされる(図11参照)。平板マイクロレンズアレ
イ2は、凸レンズのシリンドリカルレンズとして作用す
る分布屈折率型レンズになっており、レンズとして作用
する方向は接合面に水平方向となっている。平板マイク
ロレンズアレイ2の構成の一例を図15に示す。
ザービーム光は、平板マイクロレンズアレイ2を通っ
て、まず半導体レーザー素子の接合面に水平方向にコリ
メートされる(図11参照)。平板マイクロレンズアレ
イ2は、凸レンズのシリンドリカルレンズとして作用す
る分布屈折率型レンズになっており、レンズとして作用
する方向は接合面に水平方向となっている。平板マイク
ロレンズアレイ2の構成の一例を図15に示す。
【0053】平板マイクロレンズアレイ2は、ガラス基
板2a上にタリウムイオン等のイオン拡散によって分布
屈折率型のシリンドリカルレンズ2bを形成することに
より構成されている。図中、2cはイオン拡散領域を示
している。これは、ガラス基板2aにフォトリソグラフ
ィーによりマスクを形成した後、タリウムイオン等を含
む溶融塩に浸漬してガラス基板中にタリウムイオン等を
拡散させると、タリウムイオン等の濃度が高いところは
屈折率が高くなるという現象を利用して分布屈折率型の
シリンドリカルレンズ2bを形成したものである。な
お、平板マイクロレンズアレイの製法自体は既に公知の
ものである(例えば、山本,山崎、昭和58年度電子通
信学会全国総合大会、1083(1983)参照)。
板2a上にタリウムイオン等のイオン拡散によって分布
屈折率型のシリンドリカルレンズ2bを形成することに
より構成されている。図中、2cはイオン拡散領域を示
している。これは、ガラス基板2aにフォトリソグラフ
ィーによりマスクを形成した後、タリウムイオン等を含
む溶融塩に浸漬してガラス基板中にタリウムイオン等を
拡散させると、タリウムイオン等の濃度が高いところは
屈折率が高くなるという現象を利用して分布屈折率型の
シリンドリカルレンズ2bを形成したものである。な
お、平板マイクロレンズアレイの製法自体は既に公知の
ものである(例えば、山本,山崎、昭和58年度電子通
信学会全国総合大会、1083(1983)参照)。
【0054】上記平板マイクロレンズアレイ2の焦点距
離は例えば2000μm(2.0mm)、NA(開口
数)は約0.1、レンズのレンズとして作用する方向の
有効径は約400μm(0.4mm)である。これはレ
ーザービーム光の中心のパワーの1/e2 となるところ
に絞りを入れた場合に相当し(8)式においてA=1.
39とおいた場合に対応する。また、2つのシリンドリ
カルレンズ2bの間隔は、半導体レーザー素子1aの間
隔と等しく500μmである。
離は例えば2000μm(2.0mm)、NA(開口
数)は約0.1、レンズのレンズとして作用する方向の
有効径は約400μm(0.4mm)である。これはレ
ーザービーム光の中心のパワーの1/e2 となるところ
に絞りを入れた場合に相当し(8)式においてA=1.
39とおいた場合に対応する。また、2つのシリンドリ
カルレンズ2bの間隔は、半導体レーザー素子1aの間
隔と等しく500μmである。
【0055】上記平板マイクロレンズアレイ2を通過し
たレーザービーム光は、次に、凸レンズのシリンドリカ
ルレンズ3によって、半導体レーザー素子1aの接合面
に垂直方向にコリメートされる(図13参照)。次い
で、凹レンズのシリンドリカルレンズ4によって一旦レ
ーザービーム光は拡げられた後、凸レンズのシリンドリ
カルレンズ5によって再びコリメートされる。コリメー
トされたレーザービーム光は、光学的絞り6によって絞
られてから、凸レンズのシリンドリカルレンズ7によっ
てポリゴンスキャナー8のミラー8a上に、半導体レー
ザー素子1aの接合面に水平方向にだけ結像される(図
11参照)。この時、半導体レーザー素子1aの接合面
に垂直方向にはレーザービーム光は平行光である(図1
3参照)。ポリゴンスキャナー8によって偏向されたレ
ーザービーム光は、f−θレンズ9、凸レンズのシリン
ドリカルレンズ10を介して、感光媒体11面上に結像
される。シリンドリカルレンズ7とシリンドリカルレン
ズ10は、いわゆるアナモルフィック光学系を形成して
おり、ポリゴンスキャナー8の面倒れ補正を行ってい
る。ポリゴンスキャナー8によって走査される方向が前
述の主走査方向である。本実施例では半導体レーザー素
子1aの接合面に垂直な方向と主走査方向とが対応して
いる。感光媒体11の回転方向12が前述の副走査方向
であり、この方向は本実施例では半導体レーザー素子の
接合面に水平な方向に対応している。感光媒体11上に
描画された光学像I1 ,I2 は、図示しない一般的な電
子写真のプロセスによって現像される。
たレーザービーム光は、次に、凸レンズのシリンドリカ
ルレンズ3によって、半導体レーザー素子1aの接合面
に垂直方向にコリメートされる(図13参照)。次い
で、凹レンズのシリンドリカルレンズ4によって一旦レ
ーザービーム光は拡げられた後、凸レンズのシリンドリ
カルレンズ5によって再びコリメートされる。コリメー
トされたレーザービーム光は、光学的絞り6によって絞
られてから、凸レンズのシリンドリカルレンズ7によっ
てポリゴンスキャナー8のミラー8a上に、半導体レー
ザー素子1aの接合面に水平方向にだけ結像される(図
11参照)。この時、半導体レーザー素子1aの接合面
に垂直方向にはレーザービーム光は平行光である(図1
3参照)。ポリゴンスキャナー8によって偏向されたレ
ーザービーム光は、f−θレンズ9、凸レンズのシリン
ドリカルレンズ10を介して、感光媒体11面上に結像
される。シリンドリカルレンズ7とシリンドリカルレン
ズ10は、いわゆるアナモルフィック光学系を形成して
おり、ポリゴンスキャナー8の面倒れ補正を行ってい
る。ポリゴンスキャナー8によって走査される方向が前
述の主走査方向である。本実施例では半導体レーザー素
子1aの接合面に垂直な方向と主走査方向とが対応して
いる。感光媒体11の回転方向12が前述の副走査方向
であり、この方向は本実施例では半導体レーザー素子の
接合面に水平な方向に対応している。感光媒体11上に
描画された光学像I1 ,I2 は、図示しない一般的な電
子写真のプロセスによって現像される。
【0056】いま、800spi(1インチ当たり80
0本)の解像度のレーザービームプリンターを考える
と、電子写真的スポット径は32μm(=25400μ
m/800本)となり、したがって、副走査方向のピッ
チも32μmとなる。また、スポット径補正係数k=
1.5とすると、必要な光学的スポット径は48μmと
なる。前記平板マイクロレンズアレイ2の像側主平面と
感光媒体面11とは光学的共役関係にあり、その横倍率
βはマイクロレンズアレイ2のレンズのピッチが副走査
方向のピッチに変換されることになるので、β=32μ
m/500μm=0.064(≒1/16)である。光
学的絞り6の口径は、主走査、副走査方向共にレーザー
ビーム光のパワーがビーム中心の1/2となる径とし
た。この時の光量は、光学的絞り6を入れない時に比べ
約半分に減少する。光学的絞り6がない場合、感光媒体
面11上の結像スポットの副走査方向の光学的スポット
径は約24μmとなり、これを絞ることにより、光学的
スポット径が48μmとなる。なぜなら、(5)式に
(8)式を代入するとd3 =AβD1 となり、1/2に
絞ることによりA=1.97となるので、d3も2倍と
なる。また、感光媒体面11上の結像スポットの径は主
走査方向は約24μmとした。
0本)の解像度のレーザービームプリンターを考える
と、電子写真的スポット径は32μm(=25400μ
m/800本)となり、したがって、副走査方向のピッ
チも32μmとなる。また、スポット径補正係数k=
1.5とすると、必要な光学的スポット径は48μmと
なる。前記平板マイクロレンズアレイ2の像側主平面と
感光媒体面11とは光学的共役関係にあり、その横倍率
βはマイクロレンズアレイ2のレンズのピッチが副走査
方向のピッチに変換されることになるので、β=32μ
m/500μm=0.064(≒1/16)である。光
学的絞り6の口径は、主走査、副走査方向共にレーザー
ビーム光のパワーがビーム中心の1/2となる径とし
た。この時の光量は、光学的絞り6を入れない時に比べ
約半分に減少する。光学的絞り6がない場合、感光媒体
面11上の結像スポットの副走査方向の光学的スポット
径は約24μmとなり、これを絞ることにより、光学的
スポット径が48μmとなる。なぜなら、(5)式に
(8)式を代入するとd3 =AβD1 となり、1/2に
絞ることによりA=1.97となるので、d3も2倍と
なる。また、感光媒体面11上の結像スポットの径は主
走査方向は約24μmとした。
【0057】次に、本発明の第2実施例として飛び越し
走査を用いた場合について以下に述べる。
走査を用いた場合について以下に述べる。
【0058】図10に示される構成において、光学系の
パラメーターを変更し図19に示した飛び越し走査を併
用する。半導体レーザーアレイ1の2個の半導体レーザ
ー素子1aの間隔を1000μm(1mm)、また、平
板マイクロレンズ2の2個のシリンドリカルレンズ2b
の間隔も1000μm(1mm)とし、横倍率βをβ=
0.093(≒1/11)とする。光学的絞り6の口径
を大きくし、副走査方向の結像スポットの光学的スポッ
ト径をほぼ48μmとする。これは平板マイクロレンズ
によってけられたレーザービーム光がそのまま結像する
ことになる。この状態では光学的絞り6は迷光防止とし
てしか機能せず、光量損失はほとんど生じない。他の光
学系のパラメーターは第1実施例の時と同様である。
パラメーターを変更し図19に示した飛び越し走査を併
用する。半導体レーザーアレイ1の2個の半導体レーザ
ー素子1aの間隔を1000μm(1mm)、また、平
板マイクロレンズ2の2個のシリンドリカルレンズ2b
の間隔も1000μm(1mm)とし、横倍率βをβ=
0.093(≒1/11)とする。光学的絞り6の口径
を大きくし、副走査方向の結像スポットの光学的スポッ
ト径をほぼ48μmとする。これは平板マイクロレンズ
によってけられたレーザービーム光がそのまま結像する
ことになる。この状態では光学的絞り6は迷光防止とし
てしか機能せず、光量損失はほとんど生じない。他の光
学系のパラメーターは第1実施例の時と同様である。
【0059】上述の構成により、感光媒体面11上の結
像スポットの副走査方向の電子写真的スポット径は約3
2μm、2つの結像スポットの間隔は約96μmとな
り、図19の飛び越し走査の関係を満たす。
像スポットの副走査方向の電子写真的スポット径は約3
2μm、2つの結像スポットの間隔は約96μmとな
り、図19の飛び越し走査の関係を満たす。
【0060】なお、上述の図10に示す実施例において
は、イオン拡散によって分布屈折率型のシリンドリカル
レンズを形成した平板マイクロレンズアレイ2を使用し
たが、この平板マイクロレンズアレイ2に代えて、図1
6に示すようなガラス基板2a上に電子線リソグラフィ
によって形成された一対のフレネルレンズ形式のシリン
ドリカルレンズ2dを形成したシリンドリカルレンズア
レイを用いることもできる。なお、このような半導体レ
ーザーのコリメーター用のマイクロフレネルレンズは、
米国他:「低収差可視小型コリメート半導体レーザ」,
1990年度電子情報通信学会春季全国大会、C−26
5(1990)に記載されているような技術を利用して
製造することができる。
は、イオン拡散によって分布屈折率型のシリンドリカル
レンズを形成した平板マイクロレンズアレイ2を使用し
たが、この平板マイクロレンズアレイ2に代えて、図1
6に示すようなガラス基板2a上に電子線リソグラフィ
によって形成された一対のフレネルレンズ形式のシリン
ドリカルレンズ2dを形成したシリンドリカルレンズア
レイを用いることもできる。なお、このような半導体レ
ーザーのコリメーター用のマイクロフレネルレンズは、
米国他:「低収差可視小型コリメート半導体レーザ」,
1990年度電子情報通信学会春季全国大会、C−26
5(1990)に記載されているような技術を利用して
製造することができる。
【0061】更に、図10の実施例に示される平板マイ
クロレンズアレイ2の代わりに図17に示すようなプラ
スチックないしガラスの透明成形素材2eを射出成型す
ることにより一対のシリンドリカルレンズ2fを形成し
たシリンドリカルレンズアレイ2gを用いることもでき
る。
クロレンズアレイ2の代わりに図17に示すようなプラ
スチックないしガラスの透明成形素材2eを射出成型す
ることにより一対のシリンドリカルレンズ2fを形成し
たシリンドリカルレンズアレイ2gを用いることもでき
る。
【0062】なお、図10に示す平板マイクロレンズア
レイ2に代えて、図16に示すシリンドリカルレンズア
レイや、図17に示す射出成型シリンドリカルレンズア
レイを使用した場合にも、飛び越し走査を併用すること
も可能である。
レイ2に代えて、図16に示すシリンドリカルレンズア
レイや、図17に示す射出成型シリンドリカルレンズア
レイを使用した場合にも、飛び越し走査を併用すること
も可能である。
【0063】また更に、図10の実施例に示されるマル
チビーム半導体レーザーアレイ1と平板マイクロレンズ
アレイ2の代わりに図18に示すようなレーザーアレイ
とマイクロレンズアレイを一体形成したマルチビーム半
導体レーザーアレイを用いても良い。図18のマルチビ
ーム半導体レーザーアレイにおいては、個別の半導体レ
ーザー素子21a〜21dに対応してシリンドリカルレ
ンズ22a〜22dが配設されている。シリンドリカル
レンズ22a〜22dは半導体レーザー素子と同じ材
料、例えばAlGaAsやAlGaInPからなる基板
20をドライエッチングによってレンズ状に加工したも
のである。このような構造および製法は既に公知である
(例えば、嶋田,大口:「マイクロレンズ集積形半導体
レーザ(II)」、1991年電子情報通信学会度春季
全国大会、C−251(1991)参照)。なお、シリ
ンドリカルレンズ22a〜22dの材料としては、上記
に限定されるものではなく、SiO2 やプラスチック等
であっても良い。この場合は図18に示すマルチビーム
半導体レーザーアレイの端面23及びテラス24をドラ
イエッチング等によって形成した後、SiO2 やプラス
チック等の膜を適当な方法、例えばスパッタリングやキ
ャスティングによって形成してから、エッチングしてシ
リンドリカルレンズ22a〜22dを形成すれば良い。
チビーム半導体レーザーアレイ1と平板マイクロレンズ
アレイ2の代わりに図18に示すようなレーザーアレイ
とマイクロレンズアレイを一体形成したマルチビーム半
導体レーザーアレイを用いても良い。図18のマルチビ
ーム半導体レーザーアレイにおいては、個別の半導体レ
ーザー素子21a〜21dに対応してシリンドリカルレ
ンズ22a〜22dが配設されている。シリンドリカル
レンズ22a〜22dは半導体レーザー素子と同じ材
料、例えばAlGaAsやAlGaInPからなる基板
20をドライエッチングによってレンズ状に加工したも
のである。このような構造および製法は既に公知である
(例えば、嶋田,大口:「マイクロレンズ集積形半導体
レーザ(II)」、1991年電子情報通信学会度春季
全国大会、C−251(1991)参照)。なお、シリ
ンドリカルレンズ22a〜22dの材料としては、上記
に限定されるものではなく、SiO2 やプラスチック等
であっても良い。この場合は図18に示すマルチビーム
半導体レーザーアレイの端面23及びテラス24をドラ
イエッチング等によって形成した後、SiO2 やプラス
チック等の膜を適当な方法、例えばスパッタリングやキ
ャスティングによって形成してから、エッチングしてシ
リンドリカルレンズ22a〜22dを形成すれば良い。
【0064】このように、複数の半導体レーザー素子2
1a〜21dとこれに対応してシリンドリカルレンズ2
2a〜22dとを共通の基板上に一括して形成すること
により、記録装置の組み立てに要する工数を低減し、製
造が容易になる。更に、マルチビーム半導体レーザーア
レイとマイクロレンズアレイの光学的アライメントも不
用になり、調整に要する工数を低減することができる。
1a〜21dとこれに対応してシリンドリカルレンズ2
2a〜22dとを共通の基板上に一括して形成すること
により、記録装置の組み立てに要する工数を低減し、製
造が容易になる。更に、マルチビーム半導体レーザーア
レイとマイクロレンズアレイの光学的アライメントも不
用になり、調整に要する工数を低減することができる。
【0065】特に、先に述べたような飛び越し走査を行
う場合には、被走査面上の結像スポット間隔が広いため
に走査光学系に要求される機械精度が高いものが必要に
なるが、図18に示す構成を採用することによりレーザ
ー素子とシリンドリカルレンズとの間の位置精度を高め
ることができ、飛び越し走査を行う場合に都合がよい。
う場合には、被走査面上の結像スポット間隔が広いため
に走査光学系に要求される機械精度が高いものが必要に
なるが、図18に示す構成を採用することによりレーザ
ー素子とシリンドリカルレンズとの間の位置精度を高め
ることができ、飛び越し走査を行う場合に都合がよい。
【0066】以上の実施例は電子写真のプロセスに基づ
くものであるが、本発明は電子写真以外のプロセスを用
いた記録装置に対しても適用できる。すなわち、電子写
真用感光体の代わりに通常の感光フィルムを走査する記
録装置、あるいは、レーザービーム光の熱効果を利用し
て描画を行う感熱記録、光磁気記録等にも適用可能であ
る。ただし、これらの場合は前述の(1)式のkの最適
値は電子写真プロセスを用いた場合と必ずしも一致する
とは限らないので、用いる記録プロセスに応じてレーザ
ービーム光源の間隔は別途実験的に定める必要がある。
くものであるが、本発明は電子写真以外のプロセスを用
いた記録装置に対しても適用できる。すなわち、電子写
真用感光体の代わりに通常の感光フィルムを走査する記
録装置、あるいは、レーザービーム光の熱効果を利用し
て描画を行う感熱記録、光磁気記録等にも適用可能であ
る。ただし、これらの場合は前述の(1)式のkの最適
値は電子写真プロセスを用いた場合と必ずしも一致する
とは限らないので、用いる記録プロセスに応じてレーザ
ービーム光源の間隔は別途実験的に定める必要がある。
【0067】また、画像の記録に限らず、光メモリにお
ける多重トラック記録のような情報の記録や記憶にも本
発明を適用することができる。
ける多重トラック記録のような情報の記録や記憶にも本
発明を適用することができる。
【0068】
【発明の効果】前述の本発明の記録装置によれば、半導
体レーザー素子の間隔が広い半導体レーザーアレイを用
いても、被走査面上のレーザービーム光の結像スポット
間隔を充分近接させることができる。そのため、半導体
レーザーアレイの製造が容易になり、発光波長の短いA
lGaInP系の半導体レーザーアレイや大出力の半導
体レーザーアレイを実用化することができ、その結果、
高速、高解像度のレーザービームプリンターを製造する
ことが可能となる。
体レーザー素子の間隔が広い半導体レーザーアレイを用
いても、被走査面上のレーザービーム光の結像スポット
間隔を充分近接させることができる。そのため、半導体
レーザーアレイの製造が容易になり、発光波長の短いA
lGaInP系の半導体レーザーアレイや大出力の半導
体レーザーアレイを実用化することができ、その結果、
高速、高解像度のレーザービームプリンターを製造する
ことが可能となる。
【図1】 複数のレーザービーム光源に対して個別のレ
ンズが設けられた本発明の概略の構成を示す図である。
ンズが設けられた本発明の概略の構成を示す図である。
【図2】 複数のレーザービーム光源に対して共通のレ
ンズのみが設けられた光学系の結像関係を示す図であ
る。
ンズのみが設けられた光学系の結像関係を示す図であ
る。
【図3】 レーザービームの結像光学系を模式的に示し
た図である。
た図である。
【図4】 半導体レーザーから出射するレーザー光強度
の放射角依存性を示す図である。
の放射角依存性を示す図である。
【図5】 図1に示す構成においてレーザービーム光を
幾何光学的に平行ビームに変換した場合を示す図であ
る。
幾何光学的に平行ビームに変換した場合を示す図であ
る。
【図6】 幾何光学的に平行ビームに変換されたレーザ
ービーム光が波動光学的には拡がりを持つことを示す図
である。
ービーム光が波動光学的には拡がりを持つことを示す図
である。
【図7】 図5に示す光学系においてレーザービーム光
源の内ひとつだけが所定の位置からずれた場合の結像関
係を示す図である。
源の内ひとつだけが所定の位置からずれた場合の結像関
係を示す図である。
【図8】 図5に示す光学系においてレーザービーム光
源及びレンズをアレイ化した場合において、レーザービ
ームアレイとレンズアレイの相対位置がずれた場合の結
像関係を示す図である。
源及びレンズをアレイ化した場合において、レーザービ
ームアレイとレンズアレイの相対位置がずれた場合の結
像関係を示す図である。
【図9】 図5に示す光学系において結像面上で結像ス
ポット間隔が電子写真的にはまだ充分近接しないことを
示す図である。
ポット間隔が電子写真的にはまだ充分近接しないことを
示す図である。
【図10】 本発明に係わる情報記録装置の一実施例の
概略の構成を示す斜視図である。
概略の構成を示す斜視図である。
【図11】 図10の光学系を偏向面に垂直でかつ光軸
を含む面で見て展開したポリゴンスキャナー以前の図で
ある。
を含む面で見て展開したポリゴンスキャナー以前の図で
ある。
【図12】 図10の光学系を偏向面に垂直でかつ光軸
を含む面で見た展開したポリゴンスキャナー以降の図で
ある。
を含む面で見た展開したポリゴンスキャナー以降の図で
ある。
【図13】 図10の光学系を偏向面に水平でかつ光軸
を含む面で見て展開したポリゴンスキャナー以前の図で
ある。
を含む面で見て展開したポリゴンスキャナー以前の図で
ある。
【図14】 図10の光学系を偏向面に水平でかつ光軸
を含む面で見た展開したポリゴンスキャナー以降の図で
ある。
を含む面で見た展開したポリゴンスキャナー以降の図で
ある。
【図15】 ガラス基板へのイオン拡散によって形成さ
れた分布屈折率型のシリンドリカルレンズアレイを示す
斜視図である。
れた分布屈折率型のシリンドリカルレンズアレイを示す
斜視図である。
【図16】 ガラス基板上に形成されたフレネルレンズ
のシリンドリカルレンズアレイを示す斜視図である。
のシリンドリカルレンズアレイを示す斜視図である。
【図17】 射出成型によって形成されたガラスまたは
プラスチックのシリンドリカルレンズアレイを示す斜視
図である。
プラスチックのシリンドリカルレンズアレイを示す斜視
図である。
【図18】 レーザーアレイとマイクロレンズアレイを
一体形成したマルチビーム半導体レーザーアレイの一実
施例の構成斜視図である。
一体形成したマルチビーム半導体レーザーアレイの一実
施例の構成斜視図である。
【図19】 飛び越し走査の原理を示す図で、被走査面
上のレーザー光の結像スポットと走査ラインの関係を示
す図である。
上のレーザー光の結像スポットと走査ラインの関係を示
す図である。
【図20】 レーザー光の結像スポットのスポットの中
心からの距離と光強度の関係を示す図である。
心からの距離と光強度の関係を示す図である。
1:マルチビーム半導体レーザーアレイ、1a:半導体
レーザー素子、2:平板マイクロレンズアレイ、2a:
ガラス基板、2b,2d,3,4,5,7,10:シリ
ンドリカルレンズ、2c:イオン拡散領域、6:光学的
絞り、8:ポリゴンスキャナー、8a:ミラー、9:f
−θレンズ、11:感光媒体、12:感光媒体の回転方
向、20:基板、21a〜21d:半導体レーザー素
子、22a〜22d:シリンドリカルレンズ、23:端
面、24:テラス、D:ビーム径、FWHM:レーザー
光の拡がり角の全角半値幅、I1,I2:光学像、
L1 :結像レンズ、L2 :レンズ、L3 :結像レンズ、
L4 :コリメーターレンズ、LB1,LB2:レーザー
ビーム、LS:レーザービーム光源、LSA:半導体レ
ーザーアレイ、P0:被走査面、P1:見掛け上の光源
面、P2:結像面(被走査面)、PMA:マイクロレン
ズアレイ、a:レンズとレーザービーム光源との距離、
b:レンズと見掛け上の光源面との距離、d0 :光学的
スポット径、d1 ,d2 ,d3 :結像スポット径、
dx :電子写真的スポット径、f0 :L2 レンズの焦点
距離、f1 :コリメーターレンズの焦点距離、f2 :結
像レンズの焦点距離、f2 :コリメーターレンズの焦点
距離、p:走査ピッチ、r:レーザービーム光源の間
隔、ri :結像スポット間隔、β:光学系の横倍率、δ
0 ,δ1 ,δa ,δb :ずれた距離、θ1 ,θ2 ,
θ3 ,θa ,θb レーザー光の拡がり角、λ:半導体レ
ーザー素子の発光波長
レーザー素子、2:平板マイクロレンズアレイ、2a:
ガラス基板、2b,2d,3,4,5,7,10:シリ
ンドリカルレンズ、2c:イオン拡散領域、6:光学的
絞り、8:ポリゴンスキャナー、8a:ミラー、9:f
−θレンズ、11:感光媒体、12:感光媒体の回転方
向、20:基板、21a〜21d:半導体レーザー素
子、22a〜22d:シリンドリカルレンズ、23:端
面、24:テラス、D:ビーム径、FWHM:レーザー
光の拡がり角の全角半値幅、I1,I2:光学像、
L1 :結像レンズ、L2 :レンズ、L3 :結像レンズ、
L4 :コリメーターレンズ、LB1,LB2:レーザー
ビーム、LS:レーザービーム光源、LSA:半導体レ
ーザーアレイ、P0:被走査面、P1:見掛け上の光源
面、P2:結像面(被走査面)、PMA:マイクロレン
ズアレイ、a:レンズとレーザービーム光源との距離、
b:レンズと見掛け上の光源面との距離、d0 :光学的
スポット径、d1 ,d2 ,d3 :結像スポット径、
dx :電子写真的スポット径、f0 :L2 レンズの焦点
距離、f1 :コリメーターレンズの焦点距離、f2 :結
像レンズの焦点距離、f2 :コリメーターレンズの焦点
距離、p:走査ピッチ、r:レーザービーム光源の間
隔、ri :結像スポット間隔、β:光学系の横倍率、δ
0 ,δ1 ,δa ,δb :ずれた距離、θ1 ,θ2 ,
θ3 ,θa ,θb レーザー光の拡がり角、λ:半導体レ
ーザー素子の発光波長
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】 θ3 =2sin-1(2λ/πD1 )・A ・・・・(8) Aはアポダイゼーション定数であり、このAの代表的な
値としては、レーザービーム光が中心のパワーの1/e
2 となる径でけられる時はA=1.39、レーザービー
ム光が中心のパワーの1/2となる径でけられる時はA
=1.97である。レンズL2 の有効径が無限大の時に
はA=1となる。このような現象はレーザービーム光の
アポダイゼイションと呼ばれている。ただし、この現象
を考える時は全体の光学系で最もけられの大きいところ
について検討する必要がある。したがって、後述の第1
実施例のように、レンズL2 より後に、より小さな絞り
がある場合はまず(4)式で拡がり角を計算したうえで
この小さい絞りによるアポダイゼイションを計算する必
要がある。
値としては、レーザービーム光が中心のパワーの1/e
2 となる径でけられる時はA=1.39、レーザービー
ム光が中心のパワーの1/2となる径でけられる時はA
=1.97である。レンズL2 の有効径が無限大の時に
はA=1となる。このような現象はレーザービーム光の
アポダイゼイションと呼ばれている。ただし、この現象
を考える時は全体の光学系で最もけられの大きいところ
について検討する必要がある。したがって、後述の第1
実施例のように、レンズL2 より後に、より小さな絞り
がある場合はまず(4)式で拡がり角を計算したうえで
この小さい絞りによるアポダイゼイションを計算する必
要がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】いま、800spi(1インチ当たり80
0本)の解像度のレーザービームプリンターを考える
と、電子写真的スポット径は32μm(=25400μ
m/800本)となり、したがって、副走査方向のピッ
チも32μmとなる。また、スポット径補正係数k=
1.5とすると、必要な光学的スポット径は48μmと
なる。前記平板マイクロレンズアレイ2の像側主平面と
感光媒体面11とは光学的共役関係にあり、その横倍率
βはマイクロレンズアレイ2のレンズのピッチが副走査
方向のピッチに変換されることになるので、β=32μ
m/500μm=0.064(≒1/16)である。光
学的絞り6の口径は、主走査、副走査方向共にレーザー
ビーム光のパワーがビーム中心の1/2となる径とし
た。この時の光量は、光学的絞り6を入れない時に比べ
約半分に減少する。マイクロレンズでけられることによ
る光量損失を含めると全体で約60%の光量が失われる
計算になる。光学的絞り6がない場合、感光媒体面11
上の結像スポットの副走査方向の光学的スポット径は約
24μmとなり、これを絞ることにより、光学的スポッ
ト径が48μmとなる。なぜなら、(5)式に(8)式
を代入するとd3 =AβD1 となり、1/2に絞ること
によりA=1.97となるので、d3 も2倍となる。ま
た、感光媒体面11上の結像スポットの径は主走査方向
は約24μmとした。
0本)の解像度のレーザービームプリンターを考える
と、電子写真的スポット径は32μm(=25400μ
m/800本)となり、したがって、副走査方向のピッ
チも32μmとなる。また、スポット径補正係数k=
1.5とすると、必要な光学的スポット径は48μmと
なる。前記平板マイクロレンズアレイ2の像側主平面と
感光媒体面11とは光学的共役関係にあり、その横倍率
βはマイクロレンズアレイ2のレンズのピッチが副走査
方向のピッチに変換されることになるので、β=32μ
m/500μm=0.064(≒1/16)である。光
学的絞り6の口径は、主走査、副走査方向共にレーザー
ビーム光のパワーがビーム中心の1/2となる径とし
た。この時の光量は、光学的絞り6を入れない時に比べ
約半分に減少する。マイクロレンズでけられることによ
る光量損失を含めると全体で約60%の光量が失われる
計算になる。光学的絞り6がない場合、感光媒体面11
上の結像スポットの副走査方向の光学的スポット径は約
24μmとなり、これを絞ることにより、光学的スポッ
ト径が48μmとなる。なぜなら、(5)式に(8)式
を代入するとd3 =AβD1 となり、1/2に絞ること
によりA=1.97となるので、d3 も2倍となる。ま
た、感光媒体面11上の結像スポットの径は主走査方向
は約24μmとした。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】図10に示される構成において、光学系の
パラメーターを変更し図19に示した飛び越し走査を併
用する。半導体レーザーアレイ1の2個の半導体レーザ
ー素子1aの間隔を1000μm(1mm)、また、平
板マイクロレンズ2の2個のシリンドリカルレンズ2b
の間隔も1000μm(1mm)とし、横倍率βをβ=
0.093(≒1/11)とする。光学的絞り6の口径
を大きくし、副走査方向の結像スポットの光学的スポッ
ト径をほぼ48μmとする。これは平板マイクロレンズ
によってけられたレーザービーム光がそのまま結像する
ことになる。この場合の光量損失は、マイクロレンズで
けられることによるものだけと考えてよいので大体14
%程度になる。他の光学系のパラメーターは第1実施例
の時と同様である。
パラメーターを変更し図19に示した飛び越し走査を併
用する。半導体レーザーアレイ1の2個の半導体レーザ
ー素子1aの間隔を1000μm(1mm)、また、平
板マイクロレンズ2の2個のシリンドリカルレンズ2b
の間隔も1000μm(1mm)とし、横倍率βをβ=
0.093(≒1/11)とする。光学的絞り6の口径
を大きくし、副走査方向の結像スポットの光学的スポッ
ト径をほぼ48μmとする。これは平板マイクロレンズ
によってけられたレーザービーム光がそのまま結像する
ことになる。この場合の光量損失は、マイクロレンズで
けられることによるものだけと考えてよいので大体14
%程度になる。他の光学系のパラメーターは第1実施例
の時と同様である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/18 9170−4M
Claims (6)
- 【請求項1】 独立に駆動可能な複数のレーザービーム
光源を概ね一直線上に配列した光源部と、該光源部より
供給される複数のレーザービーム光をその配列方向とは
交差する方向に周期的に偏向する偏向手段と、該偏向手
段からの複数のレーザービーム光を感光媒体上に結像さ
せる光学系とを備えた情報記録装置において、前記光源
部の複数のレーザービーム光源個々に一対一に対応して
前記各レーザービーム光の拡がりを減少させる光学的手
段を配設したことを特徴とする情報記録装置。 - 【請求項2】 前記レーザービーム光の拡がりを減少さ
せる光学的手段はレーザービーム光を概ね幾何光学的平
行光に変えるコリメーター光学系であり、該コリメータ
ー光学系の像側主平面と前記感光媒体の結像面とが前記
結像光学系に対して光学的共役関係であることを特徴と
する請求項1記載の情報記録装置。 - 【請求項3】 前記光源部はアレイ状に一体形成された
レーザーアレイであり、前記レーザービーム光の拡がり
を減少させる光学的手段はアレイ状に一体形成されたマ
イクロレンズアレイであることを特徴とする請求項1或
いは請求項2記載の情報記録装置。 - 【請求項4】 前記マイクロレンズアレイはシリンドリ
カルレンズアレイであり該シリンドリカルレンズのレン
ズとして作用する方向と前記レーザーアレイの配列方向
とを概ね一致させたことを特徴とする請求項3記載の情
報記録装置。 - 【請求項5】 前記レーザーアレイは同一基板上に形成
された半導体レーザーアレイであることを特徴とする請
求項3或いは請求項4記載の情報記録装置。 - 【請求項6】 前記感光媒体上の複数のレーザービーム
光の走査方法として飛び越し走査を用いたことを特徴と
する請求項1から請求項5記載の情報記録装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3227532A JP2576077B2 (ja) | 1991-09-07 | 1991-09-07 | 情報記録装置 |
| US08/386,594 US5619488A (en) | 1991-09-07 | 1995-02-10 | Information recording device |
| US08/738,705 US5737300A (en) | 1991-09-07 | 1996-10-28 | Optical dish device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3227532A JP2576077B2 (ja) | 1991-09-07 | 1991-09-07 | 情報記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0566354A true JPH0566354A (ja) | 1993-03-19 |
| JP2576077B2 JP2576077B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=16862386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3227532A Expired - Fee Related JP2576077B2 (ja) | 1991-09-07 | 1991-09-07 | 情報記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2576077B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5465265A (en) * | 1992-06-24 | 1995-11-07 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Multi-beam laser light source and multi-beam semiconductor laser array |
| US5715078A (en) * | 1994-03-24 | 1998-02-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Optical exposure unit and image forming unit used in optical exposure unit |
| EP0871953A4 (en) * | 1995-10-23 | 2000-02-09 | Lots Technology Inc | TWO-DIMENSIONAL MATRIX OF MODULABLE LIGHT SOURCES |
| US6243126B1 (en) | 2000-03-09 | 2001-06-05 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus in which a laser beam is applied from a semiconductor laser to scan an image carrier, and method of controlling the apparatus |
| US7342699B2 (en) | 2004-12-24 | 2008-03-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Scanner apparatus and image forming apparatus including a lens having a thin portion formed to extend in one scanning direction |
| JP2008192780A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Ricoh Co Ltd | 面発光レーザモジュール、光走査装置、画像形成装置、光伝送モジュール及び光伝送システム |
| JP2008276231A (ja) * | 2007-04-30 | 2008-11-13 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | マルチカラーレーザディスプレイ用のビーム結合器およびマルチカラーレーザディスプレイ |
| US7492694B2 (en) | 2002-04-15 | 2009-02-17 | Ricoh Company, Ltd. | Optical pickup device and optical disk drive using the same |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5472049A (en) * | 1977-11-18 | 1979-06-09 | Ricoh Co Ltd | Simultaneous scanning system of plural beams |
| JPS6315077U (ja) * | 1986-07-15 | 1988-02-01 | ||
| JPH01178914A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-17 | Fuji Photo Film Co Ltd | マルチ半導体レーザ光源装置 |
-
1991
- 1991-09-07 JP JP3227532A patent/JP2576077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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| US5838479A (en) * | 1994-03-24 | 1998-11-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Optical exposure unit and image forming unit used in optical exposure unit |
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| US6243126B1 (en) | 2000-03-09 | 2001-06-05 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus in which a laser beam is applied from a semiconductor laser to scan an image carrier, and method of controlling the apparatus |
| US7492694B2 (en) | 2002-04-15 | 2009-02-17 | Ricoh Company, Ltd. | Optical pickup device and optical disk drive using the same |
| US7342699B2 (en) | 2004-12-24 | 2008-03-11 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Scanner apparatus and image forming apparatus including a lens having a thin portion formed to extend in one scanning direction |
| US7355772B2 (en) | 2004-12-24 | 2008-04-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Scanner and image forming apparatus including a pre-deflection lens that has a width reduced by an emission-side concavity and that converges light incident on areas other than the thinned portion |
| JP2008192780A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Ricoh Co Ltd | 面発光レーザモジュール、光走査装置、画像形成装置、光伝送モジュール及び光伝送システム |
| JP2008276231A (ja) * | 2007-04-30 | 2008-11-13 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | マルチカラーレーザディスプレイ用のビーム結合器およびマルチカラーレーザディスプレイ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2576077B2 (ja) | 1997-01-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |