JPH0567157B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0567157B2 JPH0567157B2 JP62147017A JP14701787A JPH0567157B2 JP H0567157 B2 JPH0567157 B2 JP H0567157B2 JP 62147017 A JP62147017 A JP 62147017A JP 14701787 A JP14701787 A JP 14701787A JP H0567157 B2 JPH0567157 B2 JP H0567157B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydroxy
- trione
- pregnene
- progesterone
- prognene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Steroid Compounds (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、排卵阻止作用等を有するプロゲステ
ロン誘導体を製造するための中間体として利用さ
れる新規物質、7β−ヒドロキシ−4−プレグネ
ン−3,15,20−トリオン及びその製造法に関す
る。 技術的背景 4−プレグネン−3,20−ジオンはプロゲステ
ロンと称せられる黄体ホルモンとして知られてお
り、その誘導体は、排卵阻止作用等を有すること
が知られている。 本発明者は、上記プロゲステロンを基質とし、
これに糸状菌であるアクレモニウム・ストリクタ
ム(Acremonium Strictum)を作用させること
により、上記生物学的活性を有する種々のプロゲ
ステロン誘導体を製造するための中間体として有
用な新規物質、7β−ヒドロキシ−4−プレグネ
ン−3,15,20−トリオンが得られることを見出
し、本発明をなすに至つた。 発明が解決しようとする課題 本発明は、排卵阻止作用等の生物学的活性を有
するプロゲステロン誘導体を製造するための中間
体として利用される7β−ヒドロキシ−4−プレ
グネン−3,15,20−トリオン及びその製造法を
提供することにある。 以下本発明を詳しく説明する。 発明の構成 本発明の特徴は、下記式()で示される新規物
質、7β−ヒドロキシ−4−プレグネン−3,15,
20−トリオンにある。
ロン誘導体を製造するための中間体として利用さ
れる新規物質、7β−ヒドロキシ−4−プレグネ
ン−3,15,20−トリオン及びその製造法に関す
る。 技術的背景 4−プレグネン−3,20−ジオンはプロゲステ
ロンと称せられる黄体ホルモンとして知られてお
り、その誘導体は、排卵阻止作用等を有すること
が知られている。 本発明者は、上記プロゲステロンを基質とし、
これに糸状菌であるアクレモニウム・ストリクタ
ム(Acremonium Strictum)を作用させること
により、上記生物学的活性を有する種々のプロゲ
ステロン誘導体を製造するための中間体として有
用な新規物質、7β−ヒドロキシ−4−プレグネ
ン−3,15,20−トリオンが得られることを見出
し、本発明をなすに至つた。 発明が解決しようとする課題 本発明は、排卵阻止作用等の生物学的活性を有
するプロゲステロン誘導体を製造するための中間
体として利用される7β−ヒドロキシ−4−プレ
グネン−3,15,20−トリオン及びその製造法を
提供することにある。 以下本発明を詳しく説明する。 発明の構成 本発明の特徴は、下記式()で示される新規物
質、7β−ヒドロキシ−4−プレグネン−3,15,
20−トリオンにある。
【式】
上記式()で示される7β−ヒドロキシ−4−プ
レグネン−3,15,20−トリオンは、下記の理化
学的性状を有することにより特定される。 外 観 白色粉末 分子量 344 分子式 C21H28O4 融 点 254〜259℃ EIマススペクトル 第1図に示すとおり。 m/z=344 プロトン核磁気共鳴吸収 第2図に示すとお
り。 13C−核磁気共鳴吸収スペクトル 第3図に示すとおり。 さらに、本発明は、プロゲステロン(4−プレ
グネン−3,20−ジオン)にアクレモニウム・ス
トリクタム(Acremonium Strictum)に属し、
プロゲステロンを7β−ヒドロキシ−4−プログ
ネン−3,15,20−トリオンに変換する能力を有
する菌株を作用させてプロゲステロンを7β−ヒ
ドロキシ−4−プログネン−3,15,20−トリオ
ンに変換させ、これを採取することを特徴とする
7β−ヒドロキシ−4−プログネン−3,15,20
−トリオンの製造法に関する。 課題を解決するための手段 上記式()で示される7β−ヒドロキシ−4−プ
レグネン−3,15,20−トリオンは下記方法によ
り得ることができる。 7β−ヒドロキシ−4−プレグネン−3,15,20
−トリオンの調製 アクレモニウム・ストリクタム
(Acremonium Strictum)NN106株(ハンガリ
ー国立衛生研究所保存株)微工研条寄等2716号
(微工研菌寄第9143号を国際寄託に変更)を、例
えば下記組成の培地に接種して振とう培養を行
う。 培地組成: 麦芽エキス 30(g) ペプトン 20 大豆粉 10 リン酸二水素カリウム 5 硫酸マグネシウム 5 精製水 1000ml 培養終了後、基質としてのプロゲステロンを一
定濃度になるようにジメチルホルムアミドに溶解
した液を、上記培養により得られた培養液に添加
して振とう培養させながら反応を行う。 反応終了後、得られた反応混合液から遠心分離
又は濾過により固形分及び菌体成分を除去し、得
られた上澄より酢酸エチルで抽出を行い、抽出液
から酢酸エチルを除去して粗製画分を得る。次い
で、この画分を少量のクロロホルム又はエタノー
ルに溶解し、シリカゲルカラムに通液してクロロ
ホルム:メタノール(98:2)で溶出、分取して
7β−ヒドロキシ−4−プレグネン−3,15,20
−トリオンを得る。 発明の効果 本発明に係る7β−ヒドロキシ−4−プレグネ
ン−3,15,20−トリオンは、マウス由来のMI
細胞に対して若干の分化誘導活性を示し、ホルモ
ン剤として有用である。 M1細胞に対する分化誘導活性 プロゲステロン − 7β−ヒドロキシ−4−プレグネン −3,15,20−トリオン 50% さらに、本発明の製造法によると、プロゲステ
ロン(4−プレグネン−3,20−ジオン)を2%
前後の高い収率で7β−ヒドロキシ−4−プログ
ネン−3,15,20−トリオンに変換することがで
きる。そして得られた化合物は、前記のように
M1細胞に対して分化誘導活性を持つのでホルモ
ン剤、化学試薬等として有用である。 さらに、この化合物は、排卵阻止作用等の種々
の生物学的活性を有するプロゲステロン誘導体製
造のための中間体となる。例えば、前記化合物
()からジドロゲステロン、酢酸クロロマジン、
ベタメタゾンなどを製造することができ、この化
合物はホルモン剤として有用である。本発明の方
法によると前記化合物()を醗酵法により高い収
率で得ることができるので、この化合物を工業的
有利に製造することができる。 以下実施例により本物質の具体的な製造法を示
す。 実施例 7β−ヒドロキシ−4−プレグネン−3,15,
20−トリオンの製造 アクレモニウム・ストリクタムNN106株(寄
託番号微工研条寄第2716号)を、下記組成の培地
100mlを500ml容の三角フラスコに収容したものに
接種し、ロータリー式振とう培養機を用い、24℃
の温度で200rpmにて48時間培養を行つた。 麦芽エキス 30g ペプトン 20g 大豆粉 10g リン酸二水素カリウム 5g 硫酸マグネシウム 5g 精製水 1000ml 得られた培養液に、基質としての4−プレグネ
ン−3,20−ジオンを0.1g/mlの濃度になるよ
うにジメチルホルムアミドに溶解した液2mlを添
加し、上記同様の培養条件下に24〜48時間反応を
行つた。 反応終了後、培養液を遠心分離に付して固形分
及び菌体成分を除去し、得られた上澄からその1/
3容量の酢酸エチルを用いて3回抽出を行い、ロ
ータリーエバポレーターにて酢酸エチルを除去し
て粗製画分を得た。 次いで、この画分を少量のクロロホルム(又は
メタノール)で溶解し、シリカゲルカラム(20φ
×300mm)に通液し、クロロホルム:メタノール
(98:2)を用いて溶出、分取した。 分取した画分を結晶化させ、この化合物の理化
学的性質を測定したところ、前記〜の性質を
示し、7β−ヒドロキシ−4−プログネン−3,
15,20−トリオンであることが固定された。収率
は出発物質の4−プログネン−3,2−ジオンに
対して2%であつた。
レグネン−3,15,20−トリオンは、下記の理化
学的性状を有することにより特定される。 外 観 白色粉末 分子量 344 分子式 C21H28O4 融 点 254〜259℃ EIマススペクトル 第1図に示すとおり。 m/z=344 プロトン核磁気共鳴吸収 第2図に示すとお
り。 13C−核磁気共鳴吸収スペクトル 第3図に示すとおり。 さらに、本発明は、プロゲステロン(4−プレ
グネン−3,20−ジオン)にアクレモニウム・ス
トリクタム(Acremonium Strictum)に属し、
プロゲステロンを7β−ヒドロキシ−4−プログ
ネン−3,15,20−トリオンに変換する能力を有
する菌株を作用させてプロゲステロンを7β−ヒ
ドロキシ−4−プログネン−3,15,20−トリオ
ンに変換させ、これを採取することを特徴とする
7β−ヒドロキシ−4−プログネン−3,15,20
−トリオンの製造法に関する。 課題を解決するための手段 上記式()で示される7β−ヒドロキシ−4−プ
レグネン−3,15,20−トリオンは下記方法によ
り得ることができる。 7β−ヒドロキシ−4−プレグネン−3,15,20
−トリオンの調製 アクレモニウム・ストリクタム
(Acremonium Strictum)NN106株(ハンガリ
ー国立衛生研究所保存株)微工研条寄等2716号
(微工研菌寄第9143号を国際寄託に変更)を、例
えば下記組成の培地に接種して振とう培養を行
う。 培地組成: 麦芽エキス 30(g) ペプトン 20 大豆粉 10 リン酸二水素カリウム 5 硫酸マグネシウム 5 精製水 1000ml 培養終了後、基質としてのプロゲステロンを一
定濃度になるようにジメチルホルムアミドに溶解
した液を、上記培養により得られた培養液に添加
して振とう培養させながら反応を行う。 反応終了後、得られた反応混合液から遠心分離
又は濾過により固形分及び菌体成分を除去し、得
られた上澄より酢酸エチルで抽出を行い、抽出液
から酢酸エチルを除去して粗製画分を得る。次い
で、この画分を少量のクロロホルム又はエタノー
ルに溶解し、シリカゲルカラムに通液してクロロ
ホルム:メタノール(98:2)で溶出、分取して
7β−ヒドロキシ−4−プレグネン−3,15,20
−トリオンを得る。 発明の効果 本発明に係る7β−ヒドロキシ−4−プレグネ
ン−3,15,20−トリオンは、マウス由来のMI
細胞に対して若干の分化誘導活性を示し、ホルモ
ン剤として有用である。 M1細胞に対する分化誘導活性 プロゲステロン − 7β−ヒドロキシ−4−プレグネン −3,15,20−トリオン 50% さらに、本発明の製造法によると、プロゲステ
ロン(4−プレグネン−3,20−ジオン)を2%
前後の高い収率で7β−ヒドロキシ−4−プログ
ネン−3,15,20−トリオンに変換することがで
きる。そして得られた化合物は、前記のように
M1細胞に対して分化誘導活性を持つのでホルモ
ン剤、化学試薬等として有用である。 さらに、この化合物は、排卵阻止作用等の種々
の生物学的活性を有するプロゲステロン誘導体製
造のための中間体となる。例えば、前記化合物
()からジドロゲステロン、酢酸クロロマジン、
ベタメタゾンなどを製造することができ、この化
合物はホルモン剤として有用である。本発明の方
法によると前記化合物()を醗酵法により高い収
率で得ることができるので、この化合物を工業的
有利に製造することができる。 以下実施例により本物質の具体的な製造法を示
す。 実施例 7β−ヒドロキシ−4−プレグネン−3,15,
20−トリオンの製造 アクレモニウム・ストリクタムNN106株(寄
託番号微工研条寄第2716号)を、下記組成の培地
100mlを500ml容の三角フラスコに収容したものに
接種し、ロータリー式振とう培養機を用い、24℃
の温度で200rpmにて48時間培養を行つた。 麦芽エキス 30g ペプトン 20g 大豆粉 10g リン酸二水素カリウム 5g 硫酸マグネシウム 5g 精製水 1000ml 得られた培養液に、基質としての4−プレグネ
ン−3,20−ジオンを0.1g/mlの濃度になるよ
うにジメチルホルムアミドに溶解した液2mlを添
加し、上記同様の培養条件下に24〜48時間反応を
行つた。 反応終了後、培養液を遠心分離に付して固形分
及び菌体成分を除去し、得られた上澄からその1/
3容量の酢酸エチルを用いて3回抽出を行い、ロ
ータリーエバポレーターにて酢酸エチルを除去し
て粗製画分を得た。 次いで、この画分を少量のクロロホルム(又は
メタノール)で溶解し、シリカゲルカラム(20φ
×300mm)に通液し、クロロホルム:メタノール
(98:2)を用いて溶出、分取した。 分取した画分を結晶化させ、この化合物の理化
学的性質を測定したところ、前記〜の性質を
示し、7β−ヒドロキシ−4−プログネン−3,
15,20−トリオンであることが固定された。収率
は出発物質の4−プログネン−3,2−ジオンに
対して2%であつた。
第1図は、本物質のEIマススペクトルを、第
2図は、本物質のプロトン核磁気共鳴スペクトル
を第3図は本物質の13C−核磁気共鳴スペクトル
をそれぞれ示す。
2図は、本物質のプロトン核磁気共鳴スペクトル
を第3図は本物質の13C−核磁気共鳴スペクトル
をそれぞれ示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記式で示されている7β−ヒドロキシ−4
−プレグネン−3,15,20−トリオン 【式】 2 プロゲステロンにアクレモニウム・ストリク
タム(Acremonium Strictum)に属し、プロゲ
ステロンを7β−ヒドロキシ−4−プログネン−
3,15,20−トリオンに変換する能力を有する菌
株を作用させてプロゲステロンを7β−ヒドロキ
シ−4−プログネン−3,15,20−トリオンに変
換させ、これを採取することを特徴とする7β−
ヒドロキシ−4−プログネン−3,15,20−トリ
オンの製造法
Priority Applications (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62147017A JPS63313798A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 新規な7β―ヒドロキシ―4―プレグネン―3,15,20―トリオン及びその製造法 |
| US07/294,567 US5028722A (en) | 1987-02-06 | 1988-02-05 | Novel 7 β-hydroxy-4-pregnene-3,20-dione derivatives and method for preparing same |
| EP88901463A EP0301102B1 (en) | 1987-02-06 | 1988-02-05 | NOVEL 7$g(b)-HYDROXY-4-PREGNENE-3,20-DIONE DERIVATIVES AND PROCESS FOR THEIR PREPARATION |
| PCT/JP1988/000115 WO1988005782A1 (fr) | 1987-02-06 | 1988-02-05 | NOUVEAUX DERIVES DE 7beta-HYDROXY-4-PREGNENE-3,20-DIONE ET PROCEDES DE PREPARATION |
| AT88901463T ATE69236T1 (de) | 1987-02-06 | 1988-02-05 | Neue 7-g(b)-hydroxy-4-pregnen-3,20-dion-derivate und verfahren zur herstellung. |
| EP90201279A EP0391503B1 (en) | 1987-02-06 | 1988-02-05 | Preparation of 7 beta-hydroxy-4-pregnene-3,20-dione derivatives |
| DE3850260T DE3850260T2 (de) | 1987-02-06 | 1988-02-05 | Herstellung von 7-beta-Hydroxy-4-pregnen-3,20-dion-Derivaten. |
| DE8888901463T DE3866047D1 (de) | 1987-02-06 | 1988-02-05 | Neue 7-g(b)-hydroxy-4-pregnen-3,20-dion-derivate und verfahren zur herstellung. |
| AT90201279T ATE107363T1 (de) | 1987-02-06 | 1988-02-05 | Herstellung von 7-beta-hydroxy-4-pregnen-3,20- dion-derivaten. |
| US07/397,376 US5098630A (en) | 1985-03-08 | 1989-08-21 | Method of molding a solid state image pickup device |
| US07/436,582 US5164302A (en) | 1987-02-06 | 1989-11-15 | Method for preparing 7β-hydroxy-4-pregnene-3,20-dione derivatives |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62147017A JPS63313798A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 新規な7β―ヒドロキシ―4―プレグネン―3,15,20―トリオン及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63313798A JPS63313798A (ja) | 1988-12-21 |
| JPH0567157B2 true JPH0567157B2 (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=15420660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62147017A Granted JPS63313798A (ja) | 1985-03-08 | 1987-06-15 | 新規な7β―ヒドロキシ―4―プレグネン―3,15,20―トリオン及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63313798A (ja) |
-
1987
- 1987-06-15 JP JP62147017A patent/JPS63313798A/ja active Granted
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| JOURNAL OF CHEMICAL ECOLOGY=1987 * |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63313798A (ja) | 1988-12-21 |
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