JPH0567706A - 半導体封止用樹脂組成物 - Google Patents

半導体封止用樹脂組成物

Info

Publication number
JPH0567706A
JPH0567706A JP3303392A JP3303392A JPH0567706A JP H0567706 A JPH0567706 A JP H0567706A JP 3303392 A JP3303392 A JP 3303392A JP 3303392 A JP3303392 A JP 3303392A JP H0567706 A JPH0567706 A JP H0567706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
resin
epoxy
formula
semiconductor encapsulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3303392A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Torikai
基之 鳥飼
Koichi Machida
貢一 町田
Mikio Kitahara
幹夫 北原
Takayuki Kubo
隆幸 久保
Kotaro Asahina
浩太郎 朝比奈
Junsuke Tanaka
淳介 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP3303392A priority Critical patent/JPH0567706A/ja
Publication of JPH0567706A publication Critical patent/JPH0567706A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ポリマレイミド(A)、エポキシ樹脂(B)、
エポキシ硬化剤(C)および無機充填剤(D)の総量1
00重量部に0.3〜2.0重量部の炭素数22〜32
の長鎖脂肪酸と2価の金属元素からなるケン価脂肪酸塩
(E)からなる半導体封止用樹脂組成物。 【効果】表面実装型の半導体装置を封止した場合、優れ
た離型性を有し、かつ優れた半田耐熱と成形性および耐
湿性を示す信頼性の高い樹脂封止型半導体装置を得るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体封止用樹脂組成物
に関わり、特に耐熱性、成形性および耐湿性に優れた半
導体封止用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器、電子部品、とりわけ半導体の
分野では、高密度実装化、多機能化の傾向にありこれを
封止する材料には、実装工程における高温半田に対し
て、耐熱性に優れた樹脂組成物の開発が強く望まれてい
る。
【0003】従来、半導体封止用樹脂組成物としては、
o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂に代表される
エポキシ樹脂、その硬化剤およびシリカを主成分とする
樹脂組成物が成形性、信頼性の点で優れているため、主
流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近の傾向として樹脂
封止型半導体装置については、前述の高密度実装化の流
れにより表面実装型の半導体装置に変わりつつある。
【0005】このような表面実装型の半導体装置におい
ては、従来の挿入型半導体装置と違って、基盤への半田
付け工程において半導体装置全体が200℃以上の半田
付け温度に曝される。この際、封止樹脂にクラックが発
生し、半導体装置の信頼性を大幅に低下させるという問
題が生じてきた。
【0006】この点から、例えば特開平2−13833
0号公報等では、樹脂強度の向上を目的として耐熱性に
優れたイミド系の樹脂を使用する研究が多くなされて来
たが、イミド系樹脂の硬化物は、可撓性、成形性の点で
問題があり、エポキシ樹脂と併用することにより成形性
と耐熱性のバランスを取ることが検討されてきた。
【0007】しかしながら、イミド系樹脂は、離型性が
悪く、脱型時成形物が金型に付着するという問題があ
る。これは従来エポキシ樹脂系に使用されていた内部離
型剤が、イミド樹脂系への相溶性が乏しく、樹脂組成物
中への均一分散が困難で、その結果金型への離型剤のブ
リードが不均一となり、成形物が部分的に金型へ付着す
るためである。
【0008】この問題を解決するために、内部離型剤を
多量に使用すると、半導体素子及びリードフレームとの
密着性が低下し、ひいては耐湿性が低下する原因とな
る。本発明の目的は、耐熱性、成形性および耐湿性に優
れ、かつ成形時の金型からの離型性の向上をはかるイミ
ド樹脂系封止用樹脂組成物の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、エポキシ
樹脂とイミド樹脂を併用して樹脂組成物の耐熱性、成形
性及び耐湿性を向上させる目的で鋭意研究を重ねる中
で、良好な離型性を付与するためには、イミド樹脂に相
溶する離型剤の選択が必要であることを知り、エポキシ
樹脂とイミド樹脂を併用した場合でも密着性を低下させ
ることなく十分な離型性を付与することができ、良好な
成形性と優れた耐熱性および耐湿性を両立させることに
成功し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、 (1) 式(1)(化4)で表わされるポリマレイミド
(A)、エポキシ樹脂(B)、エポキシ硬化剤(C)、
無機充填剤(D)および必須成分として炭素数22〜3
2個の長鎖脂肪酸と2価の金属元素からなる脂肪酸塩
(E)を含有してなることを特徴とする半導体封止用樹
脂組成物、
【0011】
【化4】 (2) 脂肪酸塩(E)の含有量が、ポリマレイミド
(A)、エポキシ樹脂(B)、エポキシ硬化剤(C)の
合計量100重量部に対して、0.3〜2.0重量部で
あることを特徴とする1項記載の半導体封止用樹脂組成
物。
【0012】(3) ポリマレイミド(A)が、式
(2)(化5)および式(3)(化6)で表わされるも
のからなる群より選ばれた少なくとも1種である1項記
載の半導体封止用樹脂組成物。
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】 (式中、1は平均値で0〜10である。) (4) エポキシ樹脂(B)が、1分子中に少なくとも
2個のエポキシ基を有する化合物である1項記載の半導
体封止用樹脂組成物、(5) エポキシ硬化剤(C)が
1分子中に少なくとも2個のフェノール性水酸基を有す
る化合物である1項記載の半導体封止用樹脂組成物、
(6) 無機充填剤(D)が、シリカ、アルミナ、窒化
ケイ素、炭化ケイ素、タルク、ケイ酸カルシウム、マイ
カ、クレー、チタンホワイト、ガラス繊維、カーボン繊
維からなる群より選ばれた少なくとも1種である1項記
載の樹脂組成物、(7) 2価の金属元素が、マグネシ
ウム、カルシウムおよび/または亜鉛である1項記載の
半導体封止用樹脂組成物、(8) 脂肪酸が、ベヘン
酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシ
ン酸およびラクセル酸からなる群より選ばれた少なくと
も1種である1項記載の半導体封止用樹脂組成物であ
る。
【0015】本発明に使用されるポリマレイミド(A)
は、式(1)で表わされる化合物であり、例えば、N,
N’−エチレンビスマレイミド、N,N’−ヘキサメチ
レンビスマレイミド、N,N’−(1,3−フェニレ
ン)ビスマレイミド、N,N’−(1,4−フェニレ
ン)ビスマレイミド、ビス(4−マレイミドフェニル)
メタン、ビス(4−マレイミドフェニル)エーテル、ビ
ス(3−クロロ−4−マレイミドフェニル)メタン、ビ
ス(4−マレイミドフェニル)スルホン、ビス(4−マ
レイミドシクロヘキシル)メタン、1,4−ビス(マレ
イミドメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(マレイ
ミドフェニル)シクロヘキサン、1,4−ビス(マレイ
ミドメチル)ベンゼン、ポリマレイミドフェニルメチレ
ン等の他に本発明においては、次の2種類のポリマレイ
ミドが好ましく用いられる。第1の種類としては下記の
一般式(2)(化7):
【0016】
【化7】 よりなる2価の基を表わし、Xは直接結合、炭素数1〜
10の2価の炭化水素基、六フッ素化されたイソプロピ
リデン、カルボニル、チオ、スルフィニル、スルホニル
またはオキシからなる群より選ばれる基を示す。)で表
わされるビスマレイミドである。このようなビスマレイ
ミドは、通常公知の方法により一般式(4)(化8):
【0017】
【化8】 (R3 は一般式(I)の場合と同じ意味を示す。)で表
わされるジアミンと無水マレイン酸を縮合・脱水反応さ
せて容易に製造できる。 上記のビスマレイミドとして
具体的には、1,3−ビス(3−マレイミドフェノキ
シ)ベンゼン、ビス〔4−(3−マレイミドフェノキ
シ)フェニル〕メタン、1,1−ビス〔4−(3−マレ
イミドフェノキシ)フェニル〕エタン、1,2−ビス
〔4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル〕エタ
ン、1,2−ビス〔4−(3−マレイミドフェノキシ)
フェニル〕エタン、2,2−ビス〔4−(3−マレイミ
ドフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4
−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル〕ブタン、
2,2−ビス〔4−(3−マレイミドフェノキシ)フェ
ニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロ
パン、4,4−ビス(3−マレイミドフェノキシ)ビフ
ェニル、ビス〔4−(3−マレイミドフェノキシ)フェ
ニル〕ケトン、ビス〔4−(3−マレイミドフェノキ
シ)フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(3−マレイミ
ドフェノキシ)フェニル〕スルホキシド、ビス〔4−
(3−マレイミドフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビ
ス〔4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル〕エー
テル等が挙げられる。第2の種類としては、下記の一般
式(3)(化9):
【0018】
【化9】 (式中、lは平均値で0〜10である。)で表わされる
ポリマレイミドである。このようなポリマレイミドは一
般式(5)(化10):
【0019】
【化10】 (式中、lは平均値で0〜10である。)で表わされる
ポリアミンと無水マレイン酸を縮合・脱水反応させて容
易に製造できる。これらのポリマレイミドの1種類また
は2種類以上が使用される。
【0020】エポキシ樹脂(B)は、1分子中に少なく
とも2個のエポキシ基を有するものであれば全て使用可
能である。これらについて、以下に例示する。フェノー
ル、クレゾール、レゾルシーノ等のフェノール類とアル
デヒド類との反応生成物であるノボラック樹脂から誘導
されるノボラック型エポキシ樹脂、および上記のフェノ
ール類とアラルキルエーテル類との反応生成物であるア
ラルキル樹脂から誘導されるアラルキル型エポキシ樹脂
が耐熱性、電気特性の点から好ましい。その他、1分子
中に2個以上の活性水素を有する化合物から誘導される
エポキシ樹脂、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、レゾルシン、ビスヒドロキシジフェニルエーテ
ル、ビスヒドロキシビフェニル、テトラブロムビスフェ
ノールA、トリヒドロキシフェニルメタン、テトラヒド
ロキシフェニルエタン、アルカンテトラキスフェノール
等の多価フェノール類;エチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ジエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール等の多価アルコール類;エチレ
ンジアミン、アニリン、ビス(4−アミノフェニル)メ
タン等のアミン類;アジピン酸、フタル酸、イソフタル
酸等の多価カルボン酸類とエピクロルヒドリンまたは2
−メチルエピクロルヒドリンを反応させて得られるエポ
キシ樹脂があり、これらのエポキシ樹脂の1種類または
2種類以上が使用される。
【0021】また、前記のエポキシ樹脂(B)として、
オイル状、ゴム状等のシリコーン化合物で変性したエポ
キシ樹脂を使用することもできる。例えば、特開昭62
−270617号、特開昭62−273222号に開示
された方法、すなわち、エポキシ樹脂とビニルポリマー
との反応物中にシリコンポリマーの微粒子を分散させる
ことにより製造されるシリコーン変性エポキシ樹脂等が
ある。
【0022】エポキシ硬化剤(C)については公知のも
のが全て使用できるが、特に、1分子中に2個以上のフ
ェノール性水酸基を有する化合物が好ましく使用され
る。具体的には、フェノール、クレゾール、レゾルシノ
ール等のフェノール類とアルデヒド類との反応生成物で
あるノボラックフェノール樹脂、上記のフェノール類と
アラルキルエーテル類との反応生成物であるアラルキル
フェノール樹脂、トリヒドロキシフェニルメタン、テト
ラヒドロキシフェニルエタン、アルカンテトラキスフェ
ノール等の多価フェノール類等が挙げられ、これらの1
種類または2種類以上が使用される。
【0023】また、上記化合物にアミン類、酸無水物を
併用することもできる。上記のアミン類としては、ジア
ミノジフェニルスルホン、ジアミノジフェニルメタン、
ジシアンジアミド、メタフェニレンジアミン、ビス(3
−メチル−4−アミノフェニル)メタン、ビス(4−ア
ミノ−シクロヘキシル)メタン等があり、また酸無水物
としては、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水ピロメリッ
ト酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸等を併用す
ることもできる。
【0024】ポリマレイミド(A)、エポキシ樹脂
(B)およびエポキシ硬化剤(C)の配合量はポリマレ
イミド(A)100重量部に対して、エポキシ樹脂
(B)とエポキシ硬化剤(C)の合計量が、10〜50
0重量部、好ましくは25〜300重量部である。ま
た、エポキシ樹脂(B)とエポキシ硬化剤(C)の割合
は、エポキシ樹脂(B)に対してエポキシ硬化剤(C)
が当量比で0.1〜10の範囲、好ましくは0.5〜2
の範囲である。
【0025】無機充填剤(D)としてはシリカ、アルミ
ナ、窒化ケイ素、炭化ケイ素、タルク、ケイ酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、マイカ、クレー、チタンホワイト
等の粉体;ガラス繊維、カーボン繊維等の繊維体が例示
される。これらの中で熱膨張率と熱伝導率の点から、結
晶シリカおよび/または溶融シリカが好ましい。さら
に、樹脂組成物の成形時の流動性を考えると、その形状
は球形、または球形と不定形の混合物が好ましい。
【0026】無機充填剤(D)の配合量は、ポリマレイ
ミド(A)、エポキシ樹脂(B)およびエポキシ硬化剤
(C)の合計量100重量部に対して100〜900重
量部であることが必要であり、好ましくは200〜60
0重量部である。
【0027】また上記の無機充填剤(D)は、機械的強
度、耐熱性の点から、樹脂との接着性向上の目的でカッ
プリング剤を併用することが好ましく、かかるカップリ
ング剤としては、シラン系、チタネート系、アルミネー
ト系およびジルコアルミネート系等のカップリング剤が
使用できる。その中でもシラン系カップリング剤が好ま
しく、特に、エポキシ樹脂、ポリマレイミドと反応する
官能基を有するシラン系カップリング剤が最も好まし
い。
【0028】かかるシラン系カップリング剤の例として
は、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−
アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、3−アニリノプロピルトリメト
キシシラン、3−グリシドキシプロピルメトキシシラ
ン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン等を挙げることができ、これらの1種類または2種
類以上が使用される。
【0029】本発明において、樹脂組成物を硬化するに
あたっては、硬化促進剤を使用することが望ましい。か
かる硬化促進剤としては、2−メチルイミダゾール、2
−メチル−4−エチルイミダゾール等のイミダゾール
類;トリエタノールアミン、トリエチレンジアミン、N
−メチルモルホリン等のアミン類;トリブチルホスフィ
ン、トリフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン等
の有機ホスフィン類;テトラフェニルホスホニウムテト
ラフェニルボレート、トリエチルアンモニウムテトラフ
ェニルボレート等のテトラフェニルボロン塩類;1,8
−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7およ
びその誘導体がある。
【0030】上記硬化促進剤は、単独で用いても2種類
以上を併用してもよく、また、有機過酸化物やアゾ化合
物等のラジカル開始剤を併用することもできる。これら
硬化促進剤の配合量はポリマレイミド(A)、エポキシ
樹脂(B)およびエポキシ硬化剤(C)の合計量100
樹脂に対して0.01〜10重量部の範囲で用いられ
る。
【0031】本発明において最も重要な成分である内部
離型剤としては、炭素数22個以上の長鎖脂肪酸と2価
の金属元素からなる脂肪酸塩(E)であり、1価の金属
塩だと樹脂との相溶性が良すぎて離型性が悪くなる。3
価以上の金属塩だと樹脂との相溶性が悪く離型剤が不均
一分散となり成形性が悪くなる。
【0032】完全ケン価に使用される金属は2価の金属
元素であり、マグネシウム、カルシウム、亜鉛が好まし
く用いられる。これらの離型剤としては、例えば、ベヘ
ン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリ
シン酸、ラクセル酸のマグネシウム塩、カルシウム塩ま
たは亜鉛塩等が挙げられ、好ましくは、モンタン酸カル
シウム塩、モンタン酸亜鉛塩等が良く、具体的な市販例
としては、モンタン酸カルシウム塩としては Hostamont
CaV102 (ヘキストジャパン(株)製)、モンタン酸亜
鉛塩としては Hostamont VPZnV104 (ヘキストジャパン
(株)製)等として市販されている。
【0033】本発明における、離型剤の配合量は、脂肪
酸塩(E)の含有量がポリマレイミド(A)、エポキシ
樹脂(B)、エポキシ硬化剤(C)の合計量100重量
部に対して0.3〜2.0重量部であり使用量が0.3
重量部未満のものは、離型性が悪く、また使用量が2.
0重量部を越えると半導体素子、リードフレームとの密
着性が低下し、ひいては耐湿性低下の原因となる。
【0034】該樹脂組成物には、上記各成分の他、必要
に応じて、ブロム化合物、アンチモン、リン等の難燃
剤、カーボンブラック等の着色剤、各種シリコーンオイ
ル等を配合し、混合・混練し、成形材料とすることがで
きる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 合成例1 (ポリマレイミド(1))攪拌機、温度計を装着した反
応容器に、無水マレイン酸43.2g(0.44モル)
とアセトン130gを投入し溶解する。これに4,4’
−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル73.6g
(0.2モル)をアセトン515gに溶解した溶液を室
温で滴下し、さらに、23〜27℃で3時間攪拌する。
反応終了後、乾燥してビスマレアミド酸を黄色結晶とし
て得た。
【0036】このビスマレアミド酸112gをアセトン
300gに懸濁させ、トリエチルアミン9.6gを添加
し、室温で30分攪拌する。
【0037】酸化マグネシウム(II)0.4g、酸化コ
バルト(II)・4H2 O 0.04gを添加後、無水酢
酸52gを25℃で30分かけて滴下し、さらに3時間
攪拌する。反応終了後、生成した結晶を濾過、洗浄後、
乾燥してポリマレイミド(1)を得た。収量は84.5
g、理論収量に対する割合は80%、融点は195〜2
00℃であった。
【0038】合成例2 (ポリマレイミド(2))攪拌機、温度計を装着した反
応容器にアニリン111.6g(1.2モル)と、α,
α’−ジクロロ−p−キシレン70.0g(0.4モ
ル)を装入し、窒素ガスを通しながら昇温した。内温3
0℃位から発熱が認められたがそのまま昇温し、85〜
100℃で3時間一定に保った。この後、引き続き昇温
して190〜200℃で20時間反応させた。次いで、
冷却して内温を95℃に下げ、これに15%苛性ソーダ
水溶液230gを加え、攪拌中和を行った。静置後、下
層の水層を分液除去し、飽和食塩水300gを加え、洗
浄分液を行った。次に、窒素気流下で加熱脱水を行った
後、加圧濾過して無機塩等を除いた。これを2〜3To
rrの真空濃縮して未はんりうのアニリンを回収した。
【0039】次に、攪拌機、温度計を装着した反応容器
に無水マレイン酸35.8g(0.358モル)とアセ
トン40gを装入し溶解した。上記アニリン樹脂50g
をアセトン50gに溶解した溶液を滴下すると結晶が析
出し、25℃で3時間攪拌した。その後、トリエチルア
ミン8.5gを添加後、25℃で30分間攪拌する。酸
化マグネシウム(II) 0.35g、酢酸コバルト(II)
・4H2 O 0.035を添加後、無水酢酸45.5g
を装入し、50〜55℃で3時間攪拌し、25℃に冷却
後、反応液を水1l中に攪拌しながら滴下し、生成した
結晶を濾過、水洗後、乾燥して褐色結晶のポリマレイミ
ド(2)を得た。
【0040】このポリマレイミド(2)を高速液体クロ
マトグラフィーにより組成分析した結果、一般式(III)
のl=0は25%、l=1は23%、l=2は17%。
l≧3は35%であった。収量は74.2g、理論収量
に対する割合は98.1%、融点は115〜130℃で
あった。
【0041】(カップリング剤の無機充填剤表面への固
定)平均粒径18μの溶融シリカ(ヒューズレックスR
D−8、(株)龍森製)50重量部および平均粒径20
μの溶融シリカ(ハリミック S−CO、(株)マイク
ロン製)50重量部に対して、N−(2−アミノエチ
ル)3−アミノメチルトリメトキシシラン1重量部を加
え、ヘンシェルミキサーにより20分間混合した。次い
で、この混合物をステンレス製のバットに広げ、110
℃で2時間乾燥し、処理シリカを得た。
【0042】実施例1〜4および比較例1〜3 合成例で得られたポリマレイミド、エポキシ樹脂(o−
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂;EOCN−10
20日本化薬(株)製)、エポキシ硬化剤(ノボラック
フェノール樹脂;PN−80、日本化薬(株)製)およ
び各種離型剤を第1表に示す割合で攪拌機付きフラスコ
に投入し、130℃で5分間溶融混合した後、ステンレ
ス製のバットに広げ、急冷し混合物を得た。これらの混
合物を130℃に調節したホットプレート上に置いたス
ライドガラスの上に小量取り、さらにカバーガラスをか
ぶせ、溶融させる。この後、ホットプレート上よりスラ
イドガラスを取り、室温にて徐冷し、溶融状態を観察し
た。結果を表1に示す。
【0043】
【表1】 実施例5〜9および比較例4〜8 第2表に示す組成(重量部)の配合物をヘンシェルミキ
サーで混合し、さらに100〜130℃の熱ロールにて
3分間溶融・混練した。この混合物を冷却、粉砕し、打
錠して成形用樹脂組成物を得た。
【0044】なお、第2表中で使用した原料で、合成例
1、2によるもの以外は、次のものを使用した。 ・エポキシ樹脂 ;o−クレゾールノボラック型エポキ
シ樹脂(EOCN−1020、日本化薬(株)製) ・エポキシ硬化剤;ノボラックフェノール樹脂(PN−
80、日本化薬(株)製) ・硬化促進剤(1);トリフェニルホスフィン(TP
P、北興化学(株)製) ・硬化促進剤(2);トリエチルアンモニウム・テトラ
フェニルボレート(TEA−K、北興化学(株)製) ・離型剤(1);モンタン酸エステル(金属塩ではな
い)ヘキストワックス E(ヘキストジャパン(株)
製) ・離型剤(2);モンタン酸ナトリウム(1価の金属
塩)Hostamont NAV(ヘキストジャパン
(株)製) ・離型剤(3);ベヘン酸アルミニウム(3価の金属
塩) ・離型剤(4);モンタン酸カルシウム(2価の金属
塩)Hostamont CaV102(ヘキストジャ
パン(株)製) ・離型剤(5);モンタン酸亜鉛(2価の金属塩)Ho
stamont VPZnV104(ヘキストジャパン
(株)製) 以上のようにして得られた成形用樹脂組成物を用いてト
ランスファー成形(180℃、30kg/cm2 、3分
間)により、物性測定用の試験片を成形した。また、フ
ラットパッケージ型半導体装置用リードフレームの素子
搭載部に、四隅に100μ×100μ、厚み1μのアル
ミニウム製ボンディグパット物部とこれらを繋ぐ、幅1
0μのアルミニウム配線を施した試験用素子(10mm
×10mm角)を搭載し、金線でリードフレームとボン
ディングパットを繋いだ後トランスファー成形(180
℃、30kg/cm2 、3分間)により、試験用半導体
装置を得た。これらの試験用成形物は、各試験を行う前
に、180℃で6時間、後硬化を行った。試験結果を第
3表に示す。
【0045】なお、試験方法は次の通りである。 ・ガラス転移温度;TMA法 ・曲げ強度;JIS K−6911 ・離型性;試験用半導体装置を成形後、金型から試験用
半導体装置を離型する際、ランナーの変形、ゲート残り
および金型よりの取り外し易さを5段階に分類して評価
した。 ・V.P.Sテスト;試験用半導体装置を121℃、2
気圧のプレッシャークッカーテスターに24時間放置し
た後、直ちに260℃の溶融半田浴に投入し、パッケー
ジ樹脂にクラックの発生した半導体装置の数を数えた。
【0046】試験値を分数で示し、分子はクラックの発
生した半導体装置の数、分母は試験に供した半導体装置
の総数である。 ・接着力試験;50×70×0.25mmの42アロイ
片2枚に10mmφ厚み2mmに打錠した樹脂組成物を
鋏み、加圧硬化(180℃、30kg/cm2 、3分
間)を行った。この試験片を引っ張り試験機で42アロ
イの長手方向に引っ張り、42アロイ片が剥離した時の
強度を測定し、接着力とした。 ・耐湿性試験;試験用半導体装置を各25個づつ121
℃2気圧のプレッシャークッカーテスターに放置し、一
定時間毎に導通チェックを行い、アルミニウム配線の腐
食による不良発生率が50%に達する時間を判定。
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【発明の効果】実施例および比較例にて説明したごと
く、本発明による半導体樹脂組成物は、イミド樹脂の耐
熱性とエポキシ樹脂の成形性を効率良く付与することが
できると同時にこの樹脂組成物でリフローおよびフロー
半田付け方法が適用される表面実装型の半導体装置を封
止した場合、離型製に優れ、かつ優れた半田耐熱性と成
形性および耐湿性を示し、信頼性の高い樹脂封止型半導
体装置を得ることができ、工業的に有利な発明である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/09 C08L 63/00 NKZ 8416−4J (72)発明者 久保 隆幸 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 朝比奈 浩太郎 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 田中 淳介 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)(化2)で表わされるポリマレ
    イミド(A)、エポキシ樹脂(B)、エポキシ硬化剤
    (C)、無機充填剤(D)および必須成分として炭素数
    22〜32個の長鎖脂肪酸と2価の金属元素からなる脂
    肪酸塩(E)を含有してなることを特徴とする半導体封
    止用樹脂組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 脂肪酸塩(E)の含有量が、ポリマレイ
    ミド(A)、エポキシ樹脂(B)、エポキシ硬化剤
    (C)の合計量100重量部に対して、0.3〜2.0
    重量部であることを特徴とする請求項1記載の半導体封
    止用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ポリマレイミド(A)が、式(2)(化
    2)および式(3)(化3)で表わされるものからなる
    群より選ばれた少なくとも1種である請求項1記載の半
    導体封止用樹脂組成物。 【化2】 【化3】 (式中、1は平均値で0〜10である。)
  4. 【請求項4】 エポキシ樹脂(B)が、1分子中に少な
    くとも2個のエポキシ基を有する化合物である請求項1
    記載の半導体封止用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 エポキシ硬化剤(C)が1分子中に少な
    くとも2個のフェノール性水酸基を有する化合物である
    請求項1記載の半導体封止用樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 無機充填剤(D)が、シリカ、アルミ
    ナ、窒化ケイ素、炭化ケイ素、タルク、ケイ酸カルシウ
    ム、マイカ、クレー、チタンホワイト、ガラス繊維、カ
    ーボン繊維からなる群より選ばれた少なくとも1種であ
    る請求項1記載の半導体封止用樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 2価の金属元素が、マグネシウム、カル
    シウムおよび/または亜鉛である請求項1記載の半導体
    封止用樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 脂肪酸が、ベヘン酸、リグノセリン酸、
    セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸およびラクセル酸
    からなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項1
    記載の半導体封止用樹脂組成物。
JP3303392A 1991-05-16 1992-02-20 半導体封止用樹脂組成物 Pending JPH0567706A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3303392A JPH0567706A (ja) 1991-05-16 1992-02-20 半導体封止用樹脂組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-111488 1991-05-16
JP11148891 1991-05-16
JP3303392A JPH0567706A (ja) 1991-05-16 1992-02-20 半導体封止用樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0567706A true JPH0567706A (ja) 1993-03-19

Family

ID=26371668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3303392A Pending JPH0567706A (ja) 1991-05-16 1992-02-20 半導体封止用樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0567706A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06102714B2 (ja) エポキシ樹脂組成物及び半導体装置
JPH05331263A (ja) 樹脂組成物
JPH0372521A (ja) 半導体封止用樹脂組成物
JP2870903B2 (ja) 半導体封止用樹脂組成物
JPH0567706A (ja) 半導体封止用樹脂組成物
JPH093167A (ja) 樹脂組成物及びこれを用いた樹脂封止型半導体装置
JP3042897B2 (ja) 樹脂組成物
JPH09235353A (ja) 半導体封止用樹脂組成物
JP2825572B2 (ja) 半導体封止用樹脂組成物
JPH0697324A (ja) 樹脂封止型半導体装置
JP2912470B2 (ja) 樹脂組成物
JP2006077096A (ja) 封止用エポキシ樹脂成形材料及び電子部品装置
JPH06157754A (ja) 樹脂組成物
JPH0693085A (ja) 樹脂組成物
JPH0388827A (ja) 半導体封止用樹脂組成物
JP3850111B2 (ja) 半導体封止用樹脂組成物、その製造方法および半導体装置
JP2912467B2 (ja) 樹脂組成物
JPH04359011A (ja) 半導体封止用樹脂組成物
JPH0468018A (ja) 半導体封止用樹脂組成物
JPH04234425A (ja) 半導体封止用樹脂組成物
JP2912469B2 (ja) 樹脂組成物
JPH04226559A (ja) 樹脂組成物
JPH04328118A (ja) 樹脂組成物
JPH0468017A (ja) 半導体封止用樹脂組成物
JP2947644B2 (ja) 樹脂組成物