JPH0567736U - 屋内の段差解消用スロープ - Google Patents

屋内の段差解消用スロープ

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JPH0567736U
JPH0567736U JP1987992U JP1987992U JPH0567736U JP H0567736 U JPH0567736 U JP H0567736U JP 1987992 U JP1987992 U JP 1987992U JP 1987992 U JP1987992 U JP 1987992U JP H0567736 U JPH0567736 U JP H0567736U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】屋内の段差解消用スロープに関して、大量生産
が可能でコストダウンを図れるとともに、段差の高さや
幅等の状況に容易に対応でき、かつその設置を素人でも
簡単にできるようにする。 【構成】非金属材料製の縦断側面ほぼ3角形状または5
角形状で、その傾斜面1に転倒防止用の凹凸部4が、下
面に位置ズレ防止用の凹凸部5が、また上下方向へネジ
釘等8用の通孔6が各々形成された単一の部材Aを、床
面7に載置固定する。またはそれと同じ上段用部材B
と、非金属材料製で上面の一部と下面が平行な縦断側面
ほぼ台形状で、上段用部材Bとほぼ同一勾配の傾斜面1
に転倒防止用の凹凸部4が、また上面および下面に接触
する他の部材の位置ズレ防止用の凹凸部5と係合可能な
位置ズレ防止用の凹凸部5が、かつ上下方向へネジ釘等
8用の通孔6が各々形成された下段用部材Cを、複数段
に重ねて固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般家庭や会社その他の屋内で、身体障害者や高齢者等のために、 各部屋毎の敷居による段差や玄関の上がり口や浴室等における段差を解消するた めに用いるスロープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
屋内の段差は、健常者が生活する上では何の問題もないが、身体障害者や高齢 者等にとっては屋内でも移動できないことになる。また、介護者が付いる場合で も、段差を乗り越えさすことは介護者に多大の労力を必要とする。
【0003】 そこで、従来は屋内の段差を解消するため、大工に依頼して各段差に応じた木 製のスロープを作っもらい、設置している場合が多い(例えば財団法人経済調査 会発行、吉田紗栄子著「あんしん・かいてきシルバー住宅」参照)。また既製品 として例えばアルミ合金製のスロープも一部には用意されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の木製スロープを各段差に応じて設置することは、専門家 である大工の手造りによるため、かなりの費用がかかり段差の解消が必要な場合 でも実現し難いことがある。また木材でスロープを作るのに、段差の状況によっ ては、家屋の改装工事が必要となる場合もあった。
【0005】 他方、アルミ合金製のスロープは、多くの段差の状況に対応するため、製造者 や販売者は予め高さ・幅について多種類のものを用意しておく必要がある。また それを屋内で設置するのに、専門の施工業者の手によらねばならず、やはりかな りの費用がかかることになった。
【0006】 本考案は、上記従来の屋内の段差解消用スロープの問題点を解決しようとする ものである。即ち、大量生産が可能でコストダウンを図れるとともに、段差の高 さや幅等の状況に容易に対応でき、かつその設置を素人でも簡単にできるような 屋内の段差解消用スロープを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る屋内の段差解消用スロープの第1は、 非金属材料製の縦断側面ほぼ3角形状または5角形状の単一の部材Aで、その 傾斜面1に転倒防止用の凹凸部4を形成するとともに、下面に位置ズレ防止用の 凹凸部5を形成し、かつ上下方向へネジ釘等8用の通孔6を穿設してなるもので ある(図3参照)。
【0008】 本考案に係る屋内の段差解消用スロープの第2は、 1個の上段用部材Bとその下に敷く1枚以上の下段用部材Cとからなり、 上段用部材Bは、非金属材料製の縦断側面ほぼ3角形状または5角形状で、そ の傾斜面1に転倒防止用の凹凸部4を形成するとともに、下面に位置ズレ防止用 の凹凸部5を形成し、かつ上下方向へネジ釘等8用の通孔6を穿設してあり、 下段用部材Cは、同じく非金属材料製で上面の一部と下面が平行な縦断側面ほ ぼ台形状で、上段用部材Bとほぼ同一勾配に形成された傾斜面1に転倒防止用の 凹凸部4を形成するとともに、上面および下面に接触する他の部材の位置ズレ防 止用の凹凸部5と係合可能な位置ズレ防止用の凹凸部5を形成し、かつ上下方向 へネジ釘等8用の通孔6を穿設してなるものである(図1・図2・図4参照)。
【0009】 上記構成において、上記第1の考案は、単一で設置しスロープを形成するもの であり、上記第2の考案は、2段以上に重ねて設置しスロープを形成するもので ある。
【0010】 材料の非金属材料は、例えば硬質ゴム製・硬質プラスチック製・圧縮パルプ製 ・パーティクルボード(削片板)製・廃棄プラその他のクズの集成材製等をいう が、カッターナイフまたはノコギリ等で切断可能なものであれば他のものでもよ い。また全体を同一材料で形成する必要はなく、上記材料を2種以上用いたもの でもよい。
【0011】 各傾斜面1の勾配は、段差が例えば3ないし6cm程度の小さい場所で用いる ものでは、高さに対して底長を1対1ないし1対4(勾配で1ないし4分の1) 程度に、また段差が例えば10cm程度以上の大きい場所で用いるものでは、同 じく1対7(勾配で7分の1)程度以上の緩やかなものにするのが望ましい。
【0012】 各傾斜面1の転倒防止用凹凸部4は、例えば車椅子の車輪の空転や歩行者の足 が滑るのを防止するためのものである。また上面や下面の各位置ズレ防止用凹凸 部5は、設置状態時に接触する上面または下面間のズレを防止し、また床面7と 接触する下面のズレを防止するため、互いに係合し合うもので、その形状は問わ ない。
【0013】
【作用】
上記構成の屋内の段差解消用スロープの設置状態は、次のようになる。 1)段差が、小さい場合は、上記第1における縦断側面ほぼ3角形状または5 角形状の部材Aを単一で用いればよい(図3参照)。 即ち、敷居2により段差が生じている場所の床面7上に該部材Aを載置する。 そして該部材Aの側面9が敷居2の側面に接する状態で、通孔6にネジ釘等8を ねじ込みまたは打ち込んで、床面7上に固定すればよい。
【0014】 上記設置時に、該部材Aが段差より高過ぎる場合は、該部材Aが非金属材料製 であるから、カッターナイフまたはノコギリにて、該部材Aを段差に合う高さの 位置で、水平状にカットして用いればよい(図1参照)。またスロープの横幅が 広過ぎる場合にも、同じく該部材Aを必要な横幅にノコギリ等で縦方向に切断除 去して、所望の横幅を得ればよい。
【0015】 上記の如くに設置されたこのスロープにより段差が無くなっており、その傾斜 面1に転倒防止用凹凸部4が形成してあるので、車椅子の車輪が空転したり歩行 者の足が滑ったりすることがない。また下面に形成した位置ズレ防止用凹凸部5 が、床面7とのズレ防止に役立っている。
【0016】 2)段差が大きくて、上記第1の単一の部材Aを用いても高さが足りない場合 には、上記第2の上段用部材Bと1枚以上の下段用部材Cとの組合せのものを重 ねて用いればよい(図1・図2・図4参照)。 即ち、例えば上がり口3の如く比較的大きい段差が生じている場所の床面7上 に、縦断側面ほぼ台形状の下段用部材Cを1枚以上敷いて、その上に縦断側面ほ ぼ3角形状または5角形状の上段用部材Bを載置する。その際、接触する各部材 B,Cの上面と下面の各位置ズレ防止用凹凸部5を互いに係合させて一体化し、 その状態で上段用部材Bの通孔6から、下段用部材Cの通孔6にネジ釘等8をね じ込みまたは打ち込んで床面7上に固定し、スロープを形成すればよい。
【0017】 上記設置時に、上段用部材Bの下に1枚の下段用部材Cを敷いても未だ段差よ り低い場合は、更にその下に1枚以上の下段用部材Cを敷けばよい。また上段用 部材Bの下に1枚の下段用部材Cを敷いたのでは段差より低く、2枚の下段用部 材Cを敷くと段差より高過ぎるような場合は、上記1)の場合と同様に非金属材 料製である上段用部材Bの上部部分を、カッターナイフまたはノコギリにて段差 に合う高さの位置で水平状にカットすればよい(図1参照)。なお横幅が広過ぎ る場合も、上記と同様に必要な横幅になるように上・下段用の部材B,Cをノコ ギリ等で縦方向に切断して横幅を小さくすればよい。
【0018】 上記の如く設置されたこのスロープは、玄関の上がり口3の如く比較的大きい 段差があった場合でも、各部材B,Cの傾斜面1,1により段差を無くして連続 する傾斜面が形成されており、かつ各傾斜面1,1には転倒防止用凹凸部4,4 が形成してあるので、車椅子の車輪が空転したり歩行者の足が滑ったりすること がなくなる。また接触する下段用部材Bの上面と、上段用部材Cの下面の各位置 ズレ防止用凹凸部5が互いに係合しているので、車椅子や歩行者により横方向へ の力が加わっても、互いの位置がズレることがない。さらに床面7と接する下段 用部材C下面の位置ズレ防止用凹凸部5が、床面7とのズレ防止に役立つ。
【0019】 なお、上記いずれの場合も高さの調節は、上記の如く単一の部材Aまたは上段 用部材Aの上部を水平上にカットする以外に、例えば単一の部材Aあるいは積み 重なった上・下段用の部材B,Cを、高い方の部分で縦方向にカットし残った縦 断側面ほぼ3角形状または5角形状の低い方の部分でスロープを形成するように してもよい。
【0020】
【実施例】
イ)図3は、本考案に係る屋内の段差解消用スロープの内で、例えば敷居2に よる段差の如く例えば3cm程度以下の小さい段差がある場所に、スロープを形 成する場合を示している。
【0021】 即ち、単一の部材Aを用いるものであり、材質は全体が非金属材料特に切断が 容易な硬質ゴム製とし、形状を縦断側面ほぼ直角3角形状としてある。その高さ は3cm程度で傾斜面1の勾配は2分の1程度として、該傾斜面1の転倒防止用 凹凸部4は比較的浅いものを多数形成してある。また下面の位置ズレ防止用凹凸 部5は、凹部と凸部が碁盤目状に交互に多数個形成してある。ネジ釘等8または 釘用の通孔6は、上部から下部寄りまでの内径がネジ釘等8の頭の外径に近いも のとし、その下部を細孔としてある。
【0022】 ロ)図1・図2は例えば玄関の上がり口3の如く段差がやや大きく、例えば4 ない9cm程度の段差のある場所にスロープを形成する場合を示し、上段用部材 Bと1枚以上の下段用部材Cとを用いる場合を示している。
【0023】 即ち、上段用部材Bは上記と同様なもので、材質を全体が硬質ゴム製とし、形 状を縦断側面ほぼ直角3角形状としたものであるが、高さは3cm程度とし、そ の傾斜面1の勾配は4分の1程度に緩いものとしてある。下面には上記と同様に 凹部と凸部を碁盤目状に交互に多数個並んだ位置ズレ防止用凹凸部5が形成して ある。他方、下段用部材Cは複数枚からなり、上段用部材Bと同じ材質だが、上 面と下面が平行な縦断側面ほぼ台形状としてあり、その高さは1cmまたは2c m程度にして、各傾斜面1は上段用部材Bと同じ勾配としてある。傾斜面1の転 倒防止用凹凸部4は上記と同様に比較的浅い凹凸部を多数形成し、また上面と下 面の各位置ズレ防止用凹凸部5も、上記と同様に凹部と凸部が碁盤目状に交互に 多数個並んだものにしてある。なお下段用部材Cの通孔6は細孔としてある。
【0024】 ハ)図4は更に段差が大きく、例えば10cm以上の段差がある場所で用いる ものであり、これも上段用部材Bと1枚以上の下段用部材Cとでスロープを形成 するものである。 即ち、この上段用部材Bは、上記上段用部材Bと類似しているが、その高さは 10cm程度で、傾斜面1の勾配は8分の1程度に一層緩くしてある。他方下段 用部材Cも、上記ロ)で述べた下段用部材Cと類似しているが、その高さは2c mないし3cm程度として、該傾斜面1は上段用部材Bと同じ勾配としてある。 該傾斜面1の転倒防止用凹凸部4、上面や下面の各位置ズレ防止用凹凸部5も、 上記ロ)で述べた下段用部材Cと同じにしてある。
【0025】 なお、上記の高さや勾配として示した数値は一例であって、これに限定するも のではない。また上記いずれの場合も、設置時に各接触する面に接着剤を塗布し て載置固定してもよい。各部材A,B,Cには切断用の寸法目盛り形成しておい てもよい。
【0026】
【考案の効果】
以上で明らかな如く、本考案に係る屋内の段差解消用スロープは、大量生産が 可能でコストダウンを図れるとともに、段差の高さや幅等の状況に容易に対応で き、かつその設置は素人でも簡単にできる。
【0027】 即ち、屋内の段差は身体障害者や高齢者、さらに介護者にとっても厄介なもの で、従来は大工に依頼して各段差に応じた木製のスロープを設置することが多か った。しかし、専門家の大工の手造りによるためかなりの費用がかかるし、段差 の状態によっては家屋の改装工事が必要となり、段差の解消が必要な状況でも実 現し難いことが少なくない。また既製品としてアルミ合金製のスロープも一部に はあるが、各種の段差の状態に対応するため、製造者や販売者は予め高さ・幅に ついて多種類のものを用意する必要があり、かつ専門の施工業者の手で設置せね ばならず、これもかなりの費用がかかった。
【0028】 これに対して本考案に係る屋内の段差解消用スロープは、硬質ゴムその他の非 金属材料製であるため、圧縮成形その他の手段で大量生産できる。それゆえ、従 来の大工による手作りのスロープに比べ大幅にコストダウンを図れ、安価に提供 できるので、スロープが必要な段差がある場合には、誰もが設置がし易くなる。
【0029】 また小さい段差のための単一の部材や、大きい段差のための上段用の部材と下 段用の部材を用意しておくことで、それを単一または複数段に積み重ねて用いれ ば、小さい段差にも大きい段差にも対応してスロープを形成することができる。
【0030】 しかも、各部材が硬質ゴムその他の非金属材料製であるため、設置したスロー プが段差より多少高くなっても、部材の一部をカッターナイフやノコギリ等で切 断除去すれば、段差に合ったスロープを形成でき、専門の施工業者の手によらず とも素人が日曜大工で容易かつ迅速に設置できる。スロープの横幅についても同 様に、カッターナイフやノコギリ等で切断除去することで任意の幅にできる。
【0031】 なお、傾斜面に形成した転倒防止用の凹凸部により、車椅子の車輪が空転した り歩行者の足が滑ったりすることがない。下面や上面に形成した位置ズレ防止用 の凹凸部により、床面との間や接触する上・下段用部材間でズレが生じることが ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る屋内の段差解消用スロープの実施
例の拡大縦断側面図である。
【図2】図1で示す実施例の斜視図である。
【図3】本考案に係る屋内の段差解消用スロープの他の
実施例の斜視図である。
【図4】本考案に係る屋内の段差解消用スロープの更に
他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
A−単一の部材 B−上段用部材
C−下段用部材 1−傾斜面 2−敷居
3−上がり口 4−転倒防止用凹凸部 5−位置ズレ防止用凹凸部
6−通孔 7−床面 8−ネジ釘等
9−側面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】非金属材料製の縦断側面ほぼ3角形状また
    は5角形状の単一の部材Aで、その傾斜面1に転倒防止
    用の凹凸部4を形成するとともに、下面に位置ズレ防止
    用の凹凸部5を形成し、かつ上下方向へネジ釘等8用の
    通孔6を穿設してなる、屋内の段差解消用スロープ。
  2. 【請求項2】1個の上段用部材Bとその下に敷く1枚以
    上の下段用部材Cとからなり、 上段用部材Bは、非金属材料製の縦断側面ほぼ3角形状
    または5角形状で、その傾斜面1に転倒防止用の凹凸部
    4を形成するとともに、下面に位置ズレ防止用の凹凸部
    5を形成し、かつ上・下方向へネジ釘等8用の通孔6を
    穿設してあり、 下段用部材Cは、同じく非金属材料製で上面の一部と下
    面が平行な縦断側面ほぼ台形状で、上段用部材Bとほぼ
    同一勾配に形成された傾斜面1に転倒防止用の凹凸部4
    を形成するとともに、上面および下面に接触する他の部
    材の位置ズレ防止用の凹凸部5と係合可能な位置ズレ防
    止用の凹凸部5を形成し、かつ上下方向へネジ釘等8用
    の通孔6を穿設してなる、屋内の段差解消用スロープ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006052078A1 (en) * 2004-11-12 2006-05-18 Jung Han Kwon Inclined block structure
JP2013500061A (ja) * 2009-07-21 2013-01-07 ゴードン,ジュリアン,ディー. 単一の供給源による身体障害者の在宅介護用アセンブリ
JP2018141358A (ja) * 2018-05-17 2018-09-13 株式会社Lixil 出入口用建具
JP2023007723A (ja) * 2021-07-02 2023-01-19 積水化成品工業株式会社 路面段差解消ユニットおよび路面段差解消方法

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