JPH0568311A - 被覆電線の被覆層除去装置 - Google Patents
被覆電線の被覆層除去装置Info
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- JPH0568311A JPH0568311A JP3227929A JP22792991A JPH0568311A JP H0568311 A JPH0568311 A JP H0568311A JP 3227929 A JP3227929 A JP 3227929A JP 22792991 A JP22792991 A JP 22792991A JP H0568311 A JPH0568311 A JP H0568311A
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Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
- Knives (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被覆電線から被覆層を除去する装置におい
て、V刃による切り込みで切り込み残りを最小とする。 【構成】 被覆電線に対して対向して配置されるV字状
の一対の刃物と、上記一対の刃物を被覆電線に向けて相
互に近接作動させ、芯線を残して被覆層を両側より切り
込む直線駆動手段と、上記駆動手段による刃物での切り
込み後に切り込んだ状態のまま刃物を回転させて切り残
している絶縁層の切り込み行う刃物回転手段とを備えて
いる。
て、V刃による切り込みで切り込み残りを最小とする。 【構成】 被覆電線に対して対向して配置されるV字状
の一対の刃物と、上記一対の刃物を被覆電線に向けて相
互に近接作動させ、芯線を残して被覆層を両側より切り
込む直線駆動手段と、上記駆動手段による刃物での切り
込み後に切り込んだ状態のまま刃物を回転させて切り残
している絶縁層の切り込み行う刃物回転手段とを備えて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被覆電線の被覆層除去装
置に関し、詳しくは、芯線を絶縁層で被覆した被覆電線
の端部に接続用の圧着端子を圧着するため、該端子圧着
工程に先立って行う電線端部の被覆層を除去するための
装置において、 一対の刃物(所謂、 皮ムキ・ブレード)に
よる被覆層の切り込み残りが最小となるようにするもの
である。
置に関し、詳しくは、芯線を絶縁層で被覆した被覆電線
の端部に接続用の圧着端子を圧着するため、該端子圧着
工程に先立って行う電線端部の被覆層を除去するための
装置において、 一対の刃物(所謂、 皮ムキ・ブレード)に
よる被覆層の切り込み残りが最小となるようにするもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、被覆電線を所定寸法に切断すると
共に切断刃部の両端の被覆層を除去する装置は、図9に
示すように、取付台1に切断刃2を挟んで被覆除去用刃
物3,4を取り付けたブレードユニット5を被覆電線6
を挟んで上下または左右に対向して配置している。動作
時に、上記ブレードユニット5を近接移動させて、上下
一対の切断刃2により被覆電線6を切断すると同時に両
側の上下一対の刃物3,4により被覆電線6の被覆層7
の切り込みを行い、切込後に、切断された被覆電線6を
互いに後退移動させ、該移動時に切り込まれた被覆層7
を切断刃1と刃物2、切断刃1と刃物3の間に夫々挟ん
だ状態で、切断されていない芯線8を引き抜くことによ
り、芯線8より切り込まれた被覆層7を除去するように
している。
共に切断刃部の両端の被覆層を除去する装置は、図9に
示すように、取付台1に切断刃2を挟んで被覆除去用刃
物3,4を取り付けたブレードユニット5を被覆電線6
を挟んで上下または左右に対向して配置している。動作
時に、上記ブレードユニット5を近接移動させて、上下
一対の切断刃2により被覆電線6を切断すると同時に両
側の上下一対の刃物3,4により被覆電線6の被覆層7
の切り込みを行い、切込後に、切断された被覆電線6を
互いに後退移動させ、該移動時に切り込まれた被覆層7
を切断刃1と刃物2、切断刃1と刃物3の間に夫々挟ん
だ状態で、切断されていない芯線8を引き抜くことによ
り、芯線8より切り込まれた被覆層7を除去するように
している。
【0003】上記被覆除去用刃物3,4は 通常、図1
0に示すように、角度θの鋭角に切り込まれたV刃から
なり、これらV刃を被覆電線6の直径方向に対向して配
置、すり合わされるように被覆電線6に切り込ませるこ
とにより、被覆層7の全周に切り込みを行っている。
0に示すように、角度θの鋭角に切り込まれたV刃から
なり、これらV刃を被覆電線6の直径方向に対向して配
置、すり合わされるように被覆電線6に切り込ませるこ
とにより、被覆層7の全周に切り込みを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記V刃でのすり合わ
せ式では、被覆電線のサイズ、種類により刃物の被覆層
断面積に対する切り込み面積が大きく変化する問題があ
る。例えば、芯線サイズが同一で被覆層の肉厚が変化す
る場合、被覆層の肉厚が薄くなるに従って切り込み面積
比が小さく、切り込み残り面積比が多くなる。具体的に
は、芯線0.8mm、 被覆層肉厚0.45mmの被覆電線で
は、被覆層に全体断面積に対するV刃による切り込み面
積比92.2%、切り込み残り面積比が7.8%、芯線
0.8mm、 被覆層肉厚0.3mmの被覆電線では、 切り込み
面積比86.8%、切り込み残り面積比13.2%、芯線
0.8mm、 被覆層肉厚0.2mmの被覆電線では、切り込み
面積比62.0%、切り込み残り面積比38%に達して
いる。また、被覆層の肉厚が同一で芯線サイズが変化す
る場合、芯線サイズが多きくなる程、切り込み面積比が
小さく、切り込み残り面積比が多くなる。
せ式では、被覆電線のサイズ、種類により刃物の被覆層
断面積に対する切り込み面積が大きく変化する問題があ
る。例えば、芯線サイズが同一で被覆層の肉厚が変化す
る場合、被覆層の肉厚が薄くなるに従って切り込み面積
比が小さく、切り込み残り面積比が多くなる。具体的に
は、芯線0.8mm、 被覆層肉厚0.45mmの被覆電線で
は、被覆層に全体断面積に対するV刃による切り込み面
積比92.2%、切り込み残り面積比が7.8%、芯線
0.8mm、 被覆層肉厚0.3mmの被覆電線では、 切り込み
面積比86.8%、切り込み残り面積比13.2%、芯線
0.8mm、 被覆層肉厚0.2mmの被覆電線では、切り込み
面積比62.0%、切り込み残り面積比38%に達して
いる。また、被覆層の肉厚が同一で芯線サイズが変化す
る場合、芯線サイズが多きくなる程、切り込み面積比が
小さく、切り込み残り面積比が多くなる。
【0005】上記したように、被覆電線のサイズ、種類
により切り込み面積が大きく変化するため、使用するV
刃を被覆電線サイズ、種類に応じて交換する必要があ
り、作業性が悪いと共に、他種類の刃を用意しておく必
要があり、部品点数および部品管理の点で問題があっ
た。
により切り込み面積が大きく変化するため、使用するV
刃を被覆電線サイズ、種類に応じて交換する必要があ
り、作業性が悪いと共に、他種類の刃を用意しておく必
要があり、部品点数および部品管理の点で問題があっ
た。
【0006】また、V刃を電線サイズに応じて交換した
場合においても、図10に示すように、V刃のV溝角度
θを小さくして鋭角にするほどV溝頂部の切り込み残り
R1が多くなり、逆にV溝角度θを大きくして、例え
ば、図11に示すようにθ=90°にすると両側部分の
切り込み残りR2が多くなる。
場合においても、図10に示すように、V刃のV溝角度
θを小さくして鋭角にするほどV溝頂部の切り込み残り
R1が多くなり、逆にV溝角度θを大きくして、例え
ば、図11に示すようにθ=90°にすると両側部分の
切り込み残りR2が多くなる。
【0007】さらに、被覆層が薄肉の場合、切り込み深
さの割合を十分に取れないため、特に、切り込み面積比
が少なく、切り込み残り面積比が多くなる。
さの割合を十分に取れないため、特に、切り込み面積比
が少なく、切り込み残り面積比が多くなる。
【0008】上記のように、切り込み残り面積が多くな
ると、電線を引き抜いて行う被覆層除去時に、被覆層の
樹脂が引きちぎられる形で被覆層の剥離がなされ、最悪
時には剥離がなされない状態も生じる。
ると、電線を引き抜いて行う被覆層除去時に、被覆層の
樹脂が引きちぎられる形で被覆層の剥離がなされ、最悪
時には剥離がなされない状態も生じる。
【0009】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、被覆層の肉厚が薄く、且つ芯線径が大きいタイプ
の最も切り込み残り面積比が多くなりやすい被覆電線に
対しても、切り込み面積比を90%以上、言い替える
と、切り込み残り面積比を10%以下とすることが出
来、かつ、各種サイズの電線に対して上記切り込み面積
比以上の面積比で切り込みが行えるようにすることを目
的としている。
ので、被覆層の肉厚が薄く、且つ芯線径が大きいタイプ
の最も切り込み残り面積比が多くなりやすい被覆電線に
対しても、切り込み面積比を90%以上、言い替える
と、切り込み残り面積比を10%以下とすることが出
来、かつ、各種サイズの電線に対して上記切り込み面積
比以上の面積比で切り込みが行えるようにすることを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、被覆電線に対して対向して配置されるV
字状の一対の刃物と、上記一対の刃物を被覆電線に向け
て相互に近接作動させ、芯線を残して被覆層を両側より
切り込む直線駆動手段と、該直線駆動手段による刃物で
の切り込み後に切り込んだ状態のまま刃物を回転させて
切り残している被覆層の切り込みを行う刃物回転手段と
を備えている被覆電線の被覆層除去装置を提供するもの
である。
め、本発明は、被覆電線に対して対向して配置されるV
字状の一対の刃物と、上記一対の刃物を被覆電線に向け
て相互に近接作動させ、芯線を残して被覆層を両側より
切り込む直線駆動手段と、該直線駆動手段による刃物で
の切り込み後に切り込んだ状態のまま刃物を回転させて
切り残している被覆層の切り込みを行う刃物回転手段と
を備えている被覆電線の被覆層除去装置を提供するもの
である。
【0011】上記一対の刃物は90度の切り込み角度を
有するV刃で、その頂点に曲部を設けており、これら一
対の刃物を上記直線駆動手段によりにすり合わせて被覆
層を切り込むようにすると共に、上記刃物回転手段は上
記切り込み状態で45度回転させる構成とすることが好
ましい。
有するV刃で、その頂点に曲部を設けており、これら一
対の刃物を上記直線駆動手段によりにすり合わせて被覆
層を切り込むようにすると共に、上記刃物回転手段は上
記切り込み状態で45度回転させる構成とすることが好
ましい。
【0012】
【作用】上記したように、一対のV刃により被覆層を対
向する両側より切り込んだ状態のまま、即ち、V刃が下
死点に達した位置で電線の周方向に沿って回転させるこ
とにより、V刃の両端部分およびV溝の頂点部分に残る
切り込み残り部分を切り込むことが出来る。
向する両側より切り込んだ状態のまま、即ち、V刃が下
死点に達した位置で電線の周方向に沿って回転させるこ
とにより、V刃の両端部分およびV溝の頂点部分に残る
切り込み残り部分を切り込むことが出来る。
【0013】このように、V刃のすり合せによる切り込
み後に、回転による切り込みを加えるため、V刃での切
り込み残りが多い場合においても回転により切り残され
た部分を切り込むことが出来る。よって、電線サイズに
応じてV刃を交換する必要がなく、他種類のサイズの被
覆電線に対してV刃を共用できる。
み後に、回転による切り込みを加えるため、V刃での切
り込み残りが多い場合においても回転により切り残され
た部分を切り込むことが出来る。よって、電線サイズに
応じてV刃を交換する必要がなく、他種類のサイズの被
覆電線に対してV刃を共用できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1に示す被覆層除去装置は、刃物ユニッ
ト・ベース10を支軸(図示せず)により図中矢印方向に
回転可能に支持しており、該刃物ユニット・ベース10
の下端縁を円弧形状としてギヤ11を形成している。こ
のギヤ11と噛み合う歯車12を刃物ユニット・ベース
10の下部に配置し、該歯車12を回転駆動手段(図示
せず)により回転させることにより、刃物ユニット・ベ
ース10を切込動作時には図示の水平状態から矢印X1
方向へ45度回転させるように設定している。かつ、上
記刃物ユニット・ベース10の回転をガイドするため、
刃物ユニット・ベース10にギヤ形成円弧面と平行な円
弧形状のガイド溝13を穿設し、ガイド溝13内にガイ
ドピン14を挿入しておき、ガイド溝13がガイドピン
14に沿って回転するようにしている。
に説明する。図1に示す被覆層除去装置は、刃物ユニッ
ト・ベース10を支軸(図示せず)により図中矢印方向に
回転可能に支持しており、該刃物ユニット・ベース10
の下端縁を円弧形状としてギヤ11を形成している。こ
のギヤ11と噛み合う歯車12を刃物ユニット・ベース
10の下部に配置し、該歯車12を回転駆動手段(図示
せず)により回転させることにより、刃物ユニット・ベ
ース10を切込動作時には図示の水平状態から矢印X1
方向へ45度回転させるように設定している。かつ、上
記刃物ユニット・ベース10の回転をガイドするため、
刃物ユニット・ベース10にギヤ形成円弧面と平行な円
弧形状のガイド溝13を穿設し、ガイド溝13内にガイ
ドピン14を挿入しておき、ガイド溝13がガイドピン
14に沿って回転するようにしている。
【0015】上記刃物ユニット・ベース10の水平面か
らなる上面には、図中、左右一対の刃物固定台15,1
6を案内レール26に沿って互いに近接・後退方向に直
線的に往復移動可能に取り付けている。これら刃物固定
台15,16には同一線上に互いに逆向きのネジ穴17,
18を移動方向に貫通して形成し、これらネジ穴17,
18にネジ棒19を螺着している。該ネジ棒19の外周
面に図示のように中央部で区切って相互に逆向きの雄ネ
ジ20,21を形成しており、モータの一方向の回転で
刃物固定台15と16が近接移動し、他方向の回転で後
退移動するように設定している。
らなる上面には、図中、左右一対の刃物固定台15,1
6を案内レール26に沿って互いに近接・後退方向に直
線的に往復移動可能に取り付けている。これら刃物固定
台15,16には同一線上に互いに逆向きのネジ穴17,
18を移動方向に貫通して形成し、これらネジ穴17,
18にネジ棒19を螺着している。該ネジ棒19の外周
面に図示のように中央部で区切って相互に逆向きの雄ネ
ジ20,21を形成しており、モータの一方向の回転で
刃物固定台15と16が近接移動し、他方向の回転で後
退移動するように設定している。
【0016】上記ネジ棒19の両側は刃物ユニット・ベ
ース10の上面に固定した軸受23により回転自在に支
持する一方、ネジ棒19の一端を軸受23より突出さ
せ、刃物ユニット・ベース10の上面端部に固定した直
線駆動用モータ22に連結している。よって、モータ2
2の回転で刃物固定台15,16を矢印で示す近接方向
および逆方向の後退位置に直線移動させるようにしてい
る。
ース10の上面に固定した軸受23により回転自在に支
持する一方、ネジ棒19の一端を軸受23より突出さ
せ、刃物ユニット・ベース10の上面端部に固定した直
線駆動用モータ22に連結している。よって、モータ2
2の回転で刃物固定台15,16を矢印で示す近接方向
および逆方向の後退位置に直線移動させるようにしてい
る。
【0017】上記刃物固定台15,16には、互いに対
向する上部壁面より金属製の被覆層除去用V字刃物(以
下、V刃と略す)24,25を突設している。これらV刃
24,25は上記モータ22の駆動による近接直線移動
時にすり合うように位置設定している。
向する上部壁面より金属製の被覆層除去用V字刃物(以
下、V刃と略す)24,25を突設している。これらV刃
24,25は上記モータ22の駆動による近接直線移動
時にすり合うように位置設定している。
【0018】また、V刃24,25は図2に示すように
V溝24a,25aの切り込み角度θを90度に設定し、
かつ、溝頂部にアール24b,25bを設けている。
V溝24a,25aの切り込み角度θを90度に設定し、
かつ、溝頂部にアール24b,25bを設けている。
【0019】さらに、上記一方のV刃24と接続して検
出用電極28を刃物固定台15に取り付け、該検出用電
極28を制御装置(図示せず)に接続し、V刃24が被覆
電線6の被覆層7に切り込んで導電体からなる芯線8と
接触すると、上記検出用電極28で検出し、この検出信
号を制御装置に出力し、制御装置よりモータ22を停止
して直線移動を停止すると同時に歯車12を回転して刃
物ユニット・ベース10を回転作動させるようにしてい
る。
出用電極28を刃物固定台15に取り付け、該検出用電
極28を制御装置(図示せず)に接続し、V刃24が被覆
電線6の被覆層7に切り込んで導電体からなる芯線8と
接触すると、上記検出用電極28で検出し、この検出信
号を制御装置に出力し、制御装置よりモータ22を停止
して直線移動を停止すると同時に歯車12を回転して刃
物ユニット・ベース10を回転作動させるようにしてい
る。
【0020】尚、図1においては示されていないが、V
刃24,25と同一平面上に切断刃および同一形状の被
覆層除去用のV刃を突設している。即ち、前記図9と同
様に切断刃を挟んで両側に被覆層除去用刃物であるV刃
を取り付けている。また、上記対向配置するV刃24,
25の中心部に被覆電線6が位置するように、被覆電線
6の長さ方向の両側を保持する保持具および、被覆電線
切断後に切断された被覆電線6を互いに後退させる方向
に引張する手段を設けている。
刃24,25と同一平面上に切断刃および同一形状の被
覆層除去用のV刃を突設している。即ち、前記図9と同
様に切断刃を挟んで両側に被覆層除去用刃物であるV刃
を取り付けている。また、上記対向配置するV刃24,
25の中心部に被覆電線6が位置するように、被覆電線
6の長さ方向の両側を保持する保持具および、被覆電線
切断後に切断された被覆電線6を互いに後退させる方向
に引張する手段を設けている。
【0021】次に、上記装置の動作を図3を参照して説
明する。まず、刃物ユニット・ベース10を図1に示す
ように、その上面が水平面になるように保持した初期状
態で、モータ22を回転駆動してネジ棒19を回転さ
せ、刃物固定台15,16を互いに近接する方向に直線
移動させる。よって、刃物固定台15,16に取り付け
られたV刃24,25は図3の(a)に示すように被覆電線
6に対して、その直径方向の両側より中央部に配置した
被覆電線6に切り込んでくる。
明する。まず、刃物ユニット・ベース10を図1に示す
ように、その上面が水平面になるように保持した初期状
態で、モータ22を回転駆動してネジ棒19を回転さ
せ、刃物固定台15,16を互いに近接する方向に直線
移動させる。よって、刃物固定台15,16に取り付け
られたV刃24,25は図3の(a)に示すように被覆電線
6に対して、その直径方向の両側より中央部に配置した
被覆電線6に切り込んでくる。
【0022】上記直線移動による切り込みは、図3の
(b)に示すように、V刃24,25のすり合わせにより被
覆電線6の被覆層7の全周を直径方向に対向する両側よ
り切り込んでいる。その際、図4の(a)に示すように、
V刃24,25が90°V刃であり、かつ、V溝の頂部
にアール24b,25bを設けているため、切り込み深さ
を大きく設定でき、よって、図中、斜線で示すV溝頂部
の切り込み残り部R1およびV刃の両側の切り込み残り
部R2の断面積を減少することが出来る。
(b)に示すように、V刃24,25のすり合わせにより被
覆電線6の被覆層7の全周を直径方向に対向する両側よ
り切り込んでいる。その際、図4の(a)に示すように、
V刃24,25が90°V刃であり、かつ、V溝の頂部
にアール24b,25bを設けているため、切り込み深さ
を大きく設定でき、よって、図中、斜線で示すV溝頂部
の切り込み残り部R1およびV刃の両側の切り込み残り
部R2の断面積を減少することが出来る。
【0023】V刃24,25が被覆層7に切りこんで、
芯線8に接触すると、予め該芯線8に電流を流しておく
ことにより、V刃24に電流が流れ、検出用電極28が
検出する。この検出動作により、モータ22を停止し、
V刃24,25を最も近接させた下死点で停止する。モ
ータ22の停止と同時に歯車12を回転し、刃物ユニッ
ト・ベース10を矢印X1方向に45°回転させる。
芯線8に接触すると、予め該芯線8に電流を流しておく
ことにより、V刃24に電流が流れ、検出用電極28が
検出する。この検出動作により、モータ22を停止し、
V刃24,25を最も近接させた下死点で停止する。モ
ータ22の停止と同時に歯車12を回転し、刃物ユニッ
ト・ベース10を矢印X1方向に45°回転させる。
【0024】この刃物ユニット・ベース10の回転で刃
物固定台15,16、V刃24,25も一体となって図1
の点線で示す位置へと回転する。この回転で、図4の
(b)に示すように、V刃24,25が被覆電線6の周方向
に沿って回転することにより、上記切り残されていた部
分R1とR2との切り込みを行う。この回転切り込みに
より上記切り残し部R1とR2とは殆んどきりこまれ、
僅かに、図示のR3の部分が切り残された状態となる。
即ち、切り込まれていない断面積を最小とすることが出
来る。
物固定台15,16、V刃24,25も一体となって図1
の点線で示す位置へと回転する。この回転で、図4の
(b)に示すように、V刃24,25が被覆電線6の周方向
に沿って回転することにより、上記切り残されていた部
分R1とR2との切り込みを行う。この回転切り込みに
より上記切り残し部R1とR2とは殆んどきりこまれ、
僅かに、図示のR3の部分が切り残された状態となる。
即ち、切り込まれていない断面積を最小とすることが出
来る。
【0025】上記実施例の装置により被覆電線の切り込
みを行った場合と、同一のV刃(90°でアール付き)を
用いて直線状の切り込みのみを行い、回転切り込みを行
わない場合とにおける切り込み断面積の比較を行った。
みを行った場合と、同一のV刃(90°でアール付き)を
用いて直線状の切り込みのみを行い、回転切り込みを行
わない場合とにおける切り込み断面積の比較を行った。
【0026】即ち、図5(a),(b),(c),(d)に示すよう
に、被覆層7の肉厚は一定の0.3mmで、 芯線8のサイ
ズを(a)は0.8mm、 (b)は1.0mm、 (c)は1.2mm、 (d)
は1.5mmの4種の被覆電線6について比較テストを行
った。
に、被覆層7の肉厚は一定の0.3mmで、 芯線8のサイ
ズを(a)は0.8mm、 (b)は1.0mm、 (c)は1.2mm、 (d)
は1.5mmの4種の被覆電線6について比較テストを行
った。
【0027】上記テストの結果は図6の表に示す通りで
あり、本発明の回転切り込みを加えた場合は線(I)に示
す如く、最も条件の悪い(d)でも切り込み残りは5%程
度であった。これに対して、従来の直線に切り込んだだ
けで回転を加えない場合は線(II)に示すように、条件の
悪い(d)では切り込み残りは30%近くに達している。
あり、本発明の回転切り込みを加えた場合は線(I)に示
す如く、最も条件の悪い(d)でも切り込み残りは5%程
度であった。これに対して、従来の直線に切り込んだだ
けで回転を加えない場合は線(II)に示すように、条件の
悪い(d)では切り込み残りは30%近くに達している。
【0028】尚、切り込み面積とは図示7において斜線
で示す部分Yであり、切り残し面積は斜線をつけていな
い部分Zである。図中、芯線8はクロス斜線で示してい
る。
で示す部分Yであり、切り残し面積は斜線をつけていな
い部分Zである。図中、芯線8はクロス斜線で示してい
る。
【0029】本発明に係わる被覆層除去装置は図1の実
施例に限定されず、図8に示すように、各刃物固定台1
5,16にそれぞれ刃物ユニット・ベース10',10'を
固定して分割し、各刃物ユニット・ベース10',10'
を歯車11',11'で回転させるようにしてもよい。
尚、他の構成は図1の装置と同様であるため、説明を省
略する。
施例に限定されず、図8に示すように、各刃物固定台1
5,16にそれぞれ刃物ユニット・ベース10',10'を
固定して分割し、各刃物ユニット・ベース10',10'
を歯車11',11'で回転させるようにしてもよい。
尚、他の構成は図1の装置と同様であるため、説明を省
略する。
【0030】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる被覆層除去装置によれば、V刃をすり合わせる
ように近接直線移動させたあと、この切り込み状態のま
まV刃を回転して、上記直線移動により切り込みで切り
残された部分を切り込むため、V刃を電線サイズに応じ
て交換する必要がなくなる。よって、作業性の向上およ
び部品点数の低減を図ることが出来る。
に係わる被覆層除去装置によれば、V刃をすり合わせる
ように近接直線移動させたあと、この切り込み状態のま
まV刃を回転して、上記直線移動により切り込みで切り
残された部分を切り込むため、V刃を電線サイズに応じ
て交換する必要がなくなる。よって、作業性の向上およ
び部品点数の低減を図ることが出来る。
【0031】また、本装置による回転切り込みを加えた
場合は、切り込み断面積を平均して被覆層全体の断面積
の90%以上とすることができる。これに対して、従来
の図10に示す形状のV刃を用いて直線移動での切り込
んだだけの場合は平均69.8%、90°刃を直線移動
するだけの場合は平均78.1%である。このように、
本装置による場合、切り込み断面積が大幅に向上させる
ことが出来る。特に、最も好ましい90°刃、アール付
きで回転切り込みを加えた場合には95.6%なり、飛
躍的に切り込み断面積を向上させることが出来る。
場合は、切り込み断面積を平均して被覆層全体の断面積
の90%以上とすることができる。これに対して、従来
の図10に示す形状のV刃を用いて直線移動での切り込
んだだけの場合は平均69.8%、90°刃を直線移動
するだけの場合は平均78.1%である。このように、
本装置による場合、切り込み断面積が大幅に向上させる
ことが出来る。特に、最も好ましい90°刃、アール付
きで回転切り込みを加えた場合には95.6%なり、飛
躍的に切り込み断面積を向上させることが出来る。
【図1】 本発明に係わる被覆層除去装置の実施例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図2】 図1にV刃の要部拡大図である。
【図3】 (a),(b),(c)はV刃の動作工程を示す図面で
ある。
ある。
【図4】 (a),(b)は被覆電線に対する切り込み動作を
示す図面である。
示す図面である。
【図5】 (a),(b),(c),(d)はテストに用いた被覆電線
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】 テスト結果を示す線図である。
【図7】 図6の被覆層の切り込み断面積と切り残し断
面積とを示す断面図である。
面積とを示す断面図である。
【図8】 本発明に係わる装置の他の実施例を示す概略
正面図である。
正面図である。
【図9】 従来の被覆電線の被覆層除去装置の概略正面
図である
図である
【図10】 従来の被覆層除去用刃物により切り込み例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図11】 同上
6 被覆電線 7 被覆層 8 芯線 10 刃物ユニット・ベース 11 ギヤ 12 歯車 15,16 刃物固定台 17,18 ネジ穴 19 ネジ棒 22 モータ 24,25 被覆層除去刃物(V刃)
Claims (2)
- 【請求項1】 被覆電線に対して対向して配置されるV
字状の一対の刃物と、 上記一対の刃物を被覆電線に向
けて相互に近接作動させ、芯線を残して被覆層を両側よ
り切り込む直線駆動手段と、 上記駆動手段による刃物での切り込み後に切り込んだ状
態のまま刃物を回転させて切り残している絶縁層の切り
込みを行う刃物回転手段とを備えている被覆電線の被覆
層除去装置。 - 【請求項2】 上記一対の刃物は90度の切り込み角度
を有するV刃で、その頂点に曲部を設けており、これら
一対の刃物を上記直線駆動手段によりにすり合わせて被
覆層を切り込むようにすると共に、上記刃物回転手段は
上記切り込み状態で45度回転させる構成としている請
求項1記載の被覆層除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3227929A JPH0568311A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 被覆電線の被覆層除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3227929A JPH0568311A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 被覆電線の被覆層除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0568311A true JPH0568311A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16868505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3227929A Withdrawn JPH0568311A (ja) | 1991-09-09 | 1991-09-09 | 被覆電線の被覆層除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0568311A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007129893A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-05-24 | Komax Holding Ag | ワイヤの導体の径を決定する装置 |
| WO2009016553A1 (en) * | 2007-07-27 | 2009-02-05 | Schleuniger Holding Ag | Method and apparatus for removing a sheath layer from wire -like elements |
| CN103151735A (zh) * | 2011-12-06 | 2013-06-12 | 日特机械工程株式会社 | 线材的保护膜剥离装置以及线材的保护膜剥离方法 |
| CN110518438A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-11-29 | 国网山东省电力公司济南市章丘区供电公司 | 一种用于电力线缆的接线装置 |
| CN114054639A (zh) * | 2021-02-25 | 2022-02-18 | 金鹏科技(长沙)有限公司 | 一种复合线材的加工方法 |
-
1991
- 1991-09-09 JP JP3227929A patent/JPH0568311A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007129893A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-05-24 | Komax Holding Ag | ワイヤの導体の径を決定する装置 |
| US9803970B2 (en) | 2005-10-05 | 2017-10-31 | Komax Holding Ag | Device to determine the diameter of the conductor of a wire |
| WO2009016553A1 (en) * | 2007-07-27 | 2009-02-05 | Schleuniger Holding Ag | Method and apparatus for removing a sheath layer from wire -like elements |
| CN103151735A (zh) * | 2011-12-06 | 2013-06-12 | 日特机械工程株式会社 | 线材的保护膜剥离装置以及线材的保护膜剥离方法 |
| CN110518438A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-11-29 | 国网山东省电力公司济南市章丘区供电公司 | 一种用于电力线缆的接线装置 |
| CN114054639A (zh) * | 2021-02-25 | 2022-02-18 | 金鹏科技(长沙)有限公司 | 一种复合线材的加工方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |