JPH0568510B2 - - Google Patents
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- JPH0568510B2 JPH0568510B2 JP58110199A JP11019983A JPH0568510B2 JP H0568510 B2 JPH0568510 B2 JP H0568510B2 JP 58110199 A JP58110199 A JP 58110199A JP 11019983 A JP11019983 A JP 11019983A JP H0568510 B2 JPH0568510 B2 JP H0568510B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- weight
- parts
- penetration
- bituminous material
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
発明の関連する技術分野
この発明は、たとえば自動車、鉄道車両等の輸
送機器、機械類などの防振処理(ダンビング処
理)に用いられる振動吸収用組成物に関するもの
で、特に常温から40℃近辺の温度条件下で著しく
優れた防振性のピークを示し、且つ広い温度域で
安定した防振効果を顕現でき、耐寒性、耐熱性、
接着性、遮音性および取り扱い作業性の点でも改
善された、防振複合鋼板のようなサンドイツチダ
ンビング材用の中間層を形成するのに適する振動
吸収用組成物に関するものである。 従来技術 従来、前記輸送機器、機械類などの防振方法の
一つとしてサンドイツチタイプの防振方法が適用
されており、この方法は、例えば金属板の如き基
体表面に粘弾性を有する共重合体樹脂の薄層を設
け、該層上に拘束層、例えば金属板を重ねて接合
一体化させて、金属板/粘弾性共重合体樹脂の薄
層/金属板の構造から成る防振複合鋼板を用いる
方法であるが、かかる複合鋼板については、振動
吸収用の粘弾性中間層として使用される樹脂成分
について、主に複合鋼板と成した後のプレス加工
性に主眼をおいて種々の工夫が試みられ、特公昭
39−12451号、特公昭45−34703号、特公昭45−
35662号、特公昭46−31457号、特公昭46−87898
号、特公昭46−37902号公報等に数多く提案され
ている。しかしながら、これらの樹脂薄層から成
る中間層は防振複合鋼板と成した後の加工性にお
いてその優劣が問われるものであり、中間層の厚
みとしてはせいぜい1mm以下で、防振効果および
遮音性にも自から限界があつた。また特に自動車
を例にとれば安価な歴青系防振シートと較べ経済
性の上からも実用には供し得ないものであつた。 一方、歴青質物、変性剤および充填材から成る
加熱融着型の歴青系防振シートおよび該防振シー
トが自動車の床面に単独で加熱融着されて用いら
れることはよく知られている。これに関連して本
出願人は先に第1パネルと第2パネルとの間に加
熱融着する未発泡性の防振遮音材を介挿するとと
もに加熱して第1パネルと第2パネルに加熱溶着
した車体の防振遮音構造を提案した(特開昭58−
22765号)。該提案においてはパネル間に介挿する
防振遮音材としてアスフアルト、石綿、コールタ
ール等を原材料としたメルシート等が用いられて
いるが、かかる従来公知の歴青系の防振材より成
るシートを用いた場合80〜100℃近辺に防振効果
のピークが認められ、40℃近辺に於ける防振効果
という点で満足し得るものではなかつた。 発明の開示 かかる現状に鑑み発明者らは各種素材を鋭意研
究の結果、特定の軟化点と針入度を有する変性歴
青物に、充填材を配合してなる組成物により、常
温から40℃近辺という常用の温度条件下で極めて
優れた防振性のピークを顕現でき且つ遮音性能を
大幅に向上し得ること、更に取扱い作業性の面で
も改善されたサンドイツチダンビング材用の中間
層を形成し得ることを見出しこの発明を達成する
に至つた。 即ちこの発明は歴青質物をエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体で変性して成る軟化点が60℃〜120℃、
針入度が90〜200の変性歴青質物100重量部に対し
て、50〜200重量部の充填剤を配合して成る振動
吸収用組成物に関するものである。 この発明の振動吸収用組成物は、従来公知の歴
青系防振シートを構成する防振材では歴青質物と
してストレートアスフアルト、ブロンアスフアル
ト等の単独あるいは混合物が使用されているが、
これらのアスフアルト類はJIS規格によれば、例
えばブロンアスフアルトを例に取ると、針入度が
0〜5のものの軟化点は130℃以上、5〜10のも
のは110℃以上、10〜20のものは90℃以上、20〜
30のものは80℃以上、30〜40のものは65℃以上の
如く、針入度と軟化点が反比例の関係にある凡用
アスフアルトが使用されているのに対して、主成
分のバインダーとしての変形歴青物の軟化点を60
〜120℃、針入度を90〜200と今まで全く試みられ
たことのない、JIS規格とは全く逆の特定範囲に
設定したもので、このように設定することによ
り、40℃近辺に於て著しく優れた防振性のピーク
を顕現し、且つ取り扱い作業性の改善された防振
シートを得ることを可能にしたものである。 即ちこの発明の組成物は軟化点が60℃〜120℃、
針入度が90〜200をほとんど同時に満足する変性
歴青質物を使用することを必須としており、変性
剤混合後のバインダーとしての変性歴青質物の軟
化点が60℃未満であると、シート状に成形する際
の生産性および車輌等に載置する際の取り扱い作
業性が劣悪で実用には供し得ず、120℃を超える
と防振性のピークが80℃〜100℃の高温度域から
40℃近辺に移行し得ない不具合があり、一方針入
度が90未満であると防振性のピークが80〜100℃
の高温度域から40℃近辺に移行し得ない不具合が
あり、200を超えると10℃以下の低温度域に移行
し過ぎるので好ましくない。即ち、軟化点または
針入度の一方のみが上記範囲にあつてもこの発明
が目的とする効果は顕現できず、軟化点および針
入度の両方が同時に上記範囲内にあることにより
初めて、常温から40℃付近で防振性のピークを示
すと共に、広い温度域で安定した防振効果を示
し、更に耐寒性、耐熱性、接着性、遮音性および
取り扱い作業性に優れたサンドイツチダンビング
材を構成し得るものである。 言い換えれば、JISで規定した凡用の従来公知
のアスフアルトであつては、この発明の組成物に
よるような効果は全く期待できない。これは、例
えばストレートアスフアルトにおいては、針入度
が90〜200のものがあるものの軟化点が約35〜50
℃であり、シート状に成形する際の生産性および
車輌等に載置する際の取扱い作業性が劣悪になる
欠点に加え、積層貯蔵時にブロツキングを起こし
好ましくなく、ブロンアスフアルトに於ては、軟
化点が70〜120℃のものは、針入度は40以下であ
り、防振性のピークが80〜100℃の高温度域に移
行してしまうからである。 この発明において用いる軟化点および針入度と
はJISK2207(1980)5.4および5.3に規定する方法
にて測定した結果のものである。 次にこの発明で歴青質物の変性剤として用いる
熱可塑性物質としては、エチレン−酢酸ビニル共
重合体から成る熱可塑性合成樹脂を用いることが
できる。 更に、可塑剤等の添加剤を加えることは差し支
えないが、添加する場合には上記変性歴青質物
100重量部に対し5重量部未満が好ましい。 歴青質物および変性用熱可塑性物質の配合割合
は歴青質物100重量部に対して変性用熱可塑性物
質2〜20重量部の範囲が好ましく、2重量部未満
では軟化点が低く、組成物から形成した防振シー
トの取扱い作業性、防振シート貯蔵時のブロツキ
ングの面等で不具合があり、20重量部を超えると
加熱融着時に大きな収縮が伴い鋼板の凹凸部に対
する馴じみが悪い不具合を有する。 この発明において、前記変性歴青質物は、歴青
質物と変性用熱可塑性物質を、160〜200℃で1〜
3時間溶融混合してつくるのが好ましい。 このようにして得られた変性歴青質物に混合す
る充填材としては無機質充填材および有機質充填
材を用いることができ、無機質充填材としては、
タルク、クレー、炭酸カルシウム等の粉末状、ア
スベスト、スラツグウール等の繊維状、マイカ、
雲母等の鱗片状、シリカバルーン等の中空球状等
の任意の通常無機充填材として用いられるものの
単独、もしくは2種以上の混合物であつても良
く、また有機質充填材としては合成樹脂粉末、合
成繊維屑等を用いることができる。 上記充填材の配合量は、歴青質物と変性用熱可
塑性物質よりなるバインダーとしての変性歴青質
物100重量部に対して50〜200重量部が好ましい。
配合量が50重量部未満では、シートとして貯蔵す
る場合にブロツキングが起こり、又車両フロアー
等への載置時の作業性が悪く、200重量部を超え
ると、歴青質物が粘結剤としての役割を果たし得
なく粘弾性が減じ、ひいては防振性が低下して好
ましくない。 このように変性歴青質物に充填材を配合して成
る振動吸収用組成物は、常温から約40℃の温度条
件下で著しく優れた防振性のピークを示し、且つ
広い温度域で安定した振動吸収による防振効果を
示すもので、シート状とし、特にサンドイツチ状
の防振構造の中間層として好ましく用いられる。 かかるシート状の中間層を用いサンドイツチ状
の防振構造とする為には、例えば車両等のボデイ
面に中間層を積層し、次いで硬質の拘束層、例え
ば0.2〜0.8mmの鋼板を積層した後、通常の中塗ま
たは上塗の焼き付け炉により熱軟化融着させ三者
を一体化する方法、またはあらかじめ硬質の拘束
層、例えば鋼板に中間層を貼着させたものをボデ
イ面に積層した後、同様の焼き付けにより、熱軟
化融着させ、一体化する方法等による。 この際車両のボデイ面と、拘束層としての鋼板
とは、点溶接または周縁部でのシームレス溶接等
を施すことなく、拘束層は接着性の優れた中間層
を介してボデイ面に積層後、焼き付け等により熱
軟化融着一体化することが肝要で、ボデイと拘束
層が直接部分的に結合している場合、防振性は激
減する。尚熱軟化融着一体化に際しては、100℃
以上で30分程度の焼き付けによればよく、現行自
動車ラインの中塗り又は上塗り焼付炉の利用が経
済的である。 次に拘束層として鋼板を用いる場合のボデイ面
と拘束層の厚さの比率は1:0.1〜2が適当であ
り、鋼板の厚さが薄過ぎると防振性および遮音効
果が著しく低下し、厚過ぎると車両重量軽量化に
反し、不適当である。 また中間層の厚さは1〜8mmが好ましく、この
範囲内であれば満足なる制振効果が得られると共
に、車両重量の著しい増加が生ずることがない。 発明の実施例 実施例 軟化点38℃、針入度180であるアスフアルト100
重量部を加熱溶融し、エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂4重量部および石油樹脂(日石ネオポリ
マー、日本石油化学社製、商品名)4重量部を添
加し、180℃で約1時間混合攪拌した。得られた
変性歴青質物の軟化点は105℃で、針入度は110で
あつた。 上記加熱溶融状態の変性歴青質物65重量部に炭
酸カルシウム30重量部およびアスベスト5重量部
を添加し、混練後、得られた組成物をカレンダー
ロールにて圧延し、厚さ3mmの防振シートを得
た。 比較例 軟化点112℃、針入度7のブロンアスフアルト
60重量部を加熱溶融し、これに炭酸カルシウム35
重量部、アスベスト5重量部を混合混練した後、
カレンダーロールにて圧延し、厚さ3mmの従来公
知の防振シートを得た。 試験例 実施例および比較例で得た防振シートを夫々
180×20mmの大きさに切断し、試料とした。これ
等の試料を夫々200×20×8mmの鋼板に載置し、
更に180×20mm×0.4mmの鋼板を積層し、150℃で
30分間加熱し、一体化し、車両の防振構造体と
し、防振性能試験を行い、得た結果を下表に示
す。 尚測定はオーベスト法(日本音響材料協会出
版「騒音対策ハンドブツク」438頁参照)により
損失係数ηを求めた。ηの値が大きい程防振効果
は高く、0.05以上であれば防振効果があるとされ
ている。
送機器、機械類などの防振処理(ダンビング処
理)に用いられる振動吸収用組成物に関するもの
で、特に常温から40℃近辺の温度条件下で著しく
優れた防振性のピークを示し、且つ広い温度域で
安定した防振効果を顕現でき、耐寒性、耐熱性、
接着性、遮音性および取り扱い作業性の点でも改
善された、防振複合鋼板のようなサンドイツチダ
ンビング材用の中間層を形成するのに適する振動
吸収用組成物に関するものである。 従来技術 従来、前記輸送機器、機械類などの防振方法の
一つとしてサンドイツチタイプの防振方法が適用
されており、この方法は、例えば金属板の如き基
体表面に粘弾性を有する共重合体樹脂の薄層を設
け、該層上に拘束層、例えば金属板を重ねて接合
一体化させて、金属板/粘弾性共重合体樹脂の薄
層/金属板の構造から成る防振複合鋼板を用いる
方法であるが、かかる複合鋼板については、振動
吸収用の粘弾性中間層として使用される樹脂成分
について、主に複合鋼板と成した後のプレス加工
性に主眼をおいて種々の工夫が試みられ、特公昭
39−12451号、特公昭45−34703号、特公昭45−
35662号、特公昭46−31457号、特公昭46−87898
号、特公昭46−37902号公報等に数多く提案され
ている。しかしながら、これらの樹脂薄層から成
る中間層は防振複合鋼板と成した後の加工性にお
いてその優劣が問われるものであり、中間層の厚
みとしてはせいぜい1mm以下で、防振効果および
遮音性にも自から限界があつた。また特に自動車
を例にとれば安価な歴青系防振シートと較べ経済
性の上からも実用には供し得ないものであつた。 一方、歴青質物、変性剤および充填材から成る
加熱融着型の歴青系防振シートおよび該防振シー
トが自動車の床面に単独で加熱融着されて用いら
れることはよく知られている。これに関連して本
出願人は先に第1パネルと第2パネルとの間に加
熱融着する未発泡性の防振遮音材を介挿するとと
もに加熱して第1パネルと第2パネルに加熱溶着
した車体の防振遮音構造を提案した(特開昭58−
22765号)。該提案においてはパネル間に介挿する
防振遮音材としてアスフアルト、石綿、コールタ
ール等を原材料としたメルシート等が用いられて
いるが、かかる従来公知の歴青系の防振材より成
るシートを用いた場合80〜100℃近辺に防振効果
のピークが認められ、40℃近辺に於ける防振効果
という点で満足し得るものではなかつた。 発明の開示 かかる現状に鑑み発明者らは各種素材を鋭意研
究の結果、特定の軟化点と針入度を有する変性歴
青物に、充填材を配合してなる組成物により、常
温から40℃近辺という常用の温度条件下で極めて
優れた防振性のピークを顕現でき且つ遮音性能を
大幅に向上し得ること、更に取扱い作業性の面で
も改善されたサンドイツチダンビング材用の中間
層を形成し得ることを見出しこの発明を達成する
に至つた。 即ちこの発明は歴青質物をエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体で変性して成る軟化点が60℃〜120℃、
針入度が90〜200の変性歴青質物100重量部に対し
て、50〜200重量部の充填剤を配合して成る振動
吸収用組成物に関するものである。 この発明の振動吸収用組成物は、従来公知の歴
青系防振シートを構成する防振材では歴青質物と
してストレートアスフアルト、ブロンアスフアル
ト等の単独あるいは混合物が使用されているが、
これらのアスフアルト類はJIS規格によれば、例
えばブロンアスフアルトを例に取ると、針入度が
0〜5のものの軟化点は130℃以上、5〜10のも
のは110℃以上、10〜20のものは90℃以上、20〜
30のものは80℃以上、30〜40のものは65℃以上の
如く、針入度と軟化点が反比例の関係にある凡用
アスフアルトが使用されているのに対して、主成
分のバインダーとしての変形歴青物の軟化点を60
〜120℃、針入度を90〜200と今まで全く試みられ
たことのない、JIS規格とは全く逆の特定範囲に
設定したもので、このように設定することによ
り、40℃近辺に於て著しく優れた防振性のピーク
を顕現し、且つ取り扱い作業性の改善された防振
シートを得ることを可能にしたものである。 即ちこの発明の組成物は軟化点が60℃〜120℃、
針入度が90〜200をほとんど同時に満足する変性
歴青質物を使用することを必須としており、変性
剤混合後のバインダーとしての変性歴青質物の軟
化点が60℃未満であると、シート状に成形する際
の生産性および車輌等に載置する際の取り扱い作
業性が劣悪で実用には供し得ず、120℃を超える
と防振性のピークが80℃〜100℃の高温度域から
40℃近辺に移行し得ない不具合があり、一方針入
度が90未満であると防振性のピークが80〜100℃
の高温度域から40℃近辺に移行し得ない不具合が
あり、200を超えると10℃以下の低温度域に移行
し過ぎるので好ましくない。即ち、軟化点または
針入度の一方のみが上記範囲にあつてもこの発明
が目的とする効果は顕現できず、軟化点および針
入度の両方が同時に上記範囲内にあることにより
初めて、常温から40℃付近で防振性のピークを示
すと共に、広い温度域で安定した防振効果を示
し、更に耐寒性、耐熱性、接着性、遮音性および
取り扱い作業性に優れたサンドイツチダンビング
材を構成し得るものである。 言い換えれば、JISで規定した凡用の従来公知
のアスフアルトであつては、この発明の組成物に
よるような効果は全く期待できない。これは、例
えばストレートアスフアルトにおいては、針入度
が90〜200のものがあるものの軟化点が約35〜50
℃であり、シート状に成形する際の生産性および
車輌等に載置する際の取扱い作業性が劣悪になる
欠点に加え、積層貯蔵時にブロツキングを起こし
好ましくなく、ブロンアスフアルトに於ては、軟
化点が70〜120℃のものは、針入度は40以下であ
り、防振性のピークが80〜100℃の高温度域に移
行してしまうからである。 この発明において用いる軟化点および針入度と
はJISK2207(1980)5.4および5.3に規定する方法
にて測定した結果のものである。 次にこの発明で歴青質物の変性剤として用いる
熱可塑性物質としては、エチレン−酢酸ビニル共
重合体から成る熱可塑性合成樹脂を用いることが
できる。 更に、可塑剤等の添加剤を加えることは差し支
えないが、添加する場合には上記変性歴青質物
100重量部に対し5重量部未満が好ましい。 歴青質物および変性用熱可塑性物質の配合割合
は歴青質物100重量部に対して変性用熱可塑性物
質2〜20重量部の範囲が好ましく、2重量部未満
では軟化点が低く、組成物から形成した防振シー
トの取扱い作業性、防振シート貯蔵時のブロツキ
ングの面等で不具合があり、20重量部を超えると
加熱融着時に大きな収縮が伴い鋼板の凹凸部に対
する馴じみが悪い不具合を有する。 この発明において、前記変性歴青質物は、歴青
質物と変性用熱可塑性物質を、160〜200℃で1〜
3時間溶融混合してつくるのが好ましい。 このようにして得られた変性歴青質物に混合す
る充填材としては無機質充填材および有機質充填
材を用いることができ、無機質充填材としては、
タルク、クレー、炭酸カルシウム等の粉末状、ア
スベスト、スラツグウール等の繊維状、マイカ、
雲母等の鱗片状、シリカバルーン等の中空球状等
の任意の通常無機充填材として用いられるものの
単独、もしくは2種以上の混合物であつても良
く、また有機質充填材としては合成樹脂粉末、合
成繊維屑等を用いることができる。 上記充填材の配合量は、歴青質物と変性用熱可
塑性物質よりなるバインダーとしての変性歴青質
物100重量部に対して50〜200重量部が好ましい。
配合量が50重量部未満では、シートとして貯蔵す
る場合にブロツキングが起こり、又車両フロアー
等への載置時の作業性が悪く、200重量部を超え
ると、歴青質物が粘結剤としての役割を果たし得
なく粘弾性が減じ、ひいては防振性が低下して好
ましくない。 このように変性歴青質物に充填材を配合して成
る振動吸収用組成物は、常温から約40℃の温度条
件下で著しく優れた防振性のピークを示し、且つ
広い温度域で安定した振動吸収による防振効果を
示すもので、シート状とし、特にサンドイツチ状
の防振構造の中間層として好ましく用いられる。 かかるシート状の中間層を用いサンドイツチ状
の防振構造とする為には、例えば車両等のボデイ
面に中間層を積層し、次いで硬質の拘束層、例え
ば0.2〜0.8mmの鋼板を積層した後、通常の中塗ま
たは上塗の焼き付け炉により熱軟化融着させ三者
を一体化する方法、またはあらかじめ硬質の拘束
層、例えば鋼板に中間層を貼着させたものをボデ
イ面に積層した後、同様の焼き付けにより、熱軟
化融着させ、一体化する方法等による。 この際車両のボデイ面と、拘束層としての鋼板
とは、点溶接または周縁部でのシームレス溶接等
を施すことなく、拘束層は接着性の優れた中間層
を介してボデイ面に積層後、焼き付け等により熱
軟化融着一体化することが肝要で、ボデイと拘束
層が直接部分的に結合している場合、防振性は激
減する。尚熱軟化融着一体化に際しては、100℃
以上で30分程度の焼き付けによればよく、現行自
動車ラインの中塗り又は上塗り焼付炉の利用が経
済的である。 次に拘束層として鋼板を用いる場合のボデイ面
と拘束層の厚さの比率は1:0.1〜2が適当であ
り、鋼板の厚さが薄過ぎると防振性および遮音効
果が著しく低下し、厚過ぎると車両重量軽量化に
反し、不適当である。 また中間層の厚さは1〜8mmが好ましく、この
範囲内であれば満足なる制振効果が得られると共
に、車両重量の著しい増加が生ずることがない。 発明の実施例 実施例 軟化点38℃、針入度180であるアスフアルト100
重量部を加熱溶融し、エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂4重量部および石油樹脂(日石ネオポリ
マー、日本石油化学社製、商品名)4重量部を添
加し、180℃で約1時間混合攪拌した。得られた
変性歴青質物の軟化点は105℃で、針入度は110で
あつた。 上記加熱溶融状態の変性歴青質物65重量部に炭
酸カルシウム30重量部およびアスベスト5重量部
を添加し、混練後、得られた組成物をカレンダー
ロールにて圧延し、厚さ3mmの防振シートを得
た。 比較例 軟化点112℃、針入度7のブロンアスフアルト
60重量部を加熱溶融し、これに炭酸カルシウム35
重量部、アスベスト5重量部を混合混練した後、
カレンダーロールにて圧延し、厚さ3mmの従来公
知の防振シートを得た。 試験例 実施例および比較例で得た防振シートを夫々
180×20mmの大きさに切断し、試料とした。これ
等の試料を夫々200×20×8mmの鋼板に載置し、
更に180×20mm×0.4mmの鋼板を積層し、150℃で
30分間加熱し、一体化し、車両の防振構造体と
し、防振性能試験を行い、得た結果を下表に示
す。 尚測定はオーベスト法(日本音響材料協会出
版「騒音対策ハンドブツク」438頁参照)により
損失係数ηを求めた。ηの値が大きい程防振効果
は高く、0.05以上であれば防振効果があるとされ
ている。
【表】
発明の効果
以上説明してきたように、この発明の振動吸収
用組成物は、歴青質物を熱可塑性物質であるエチ
レン−酢酸ビニル共重合体で変性した、軟化点が
60℃〜120℃、針入度が90〜200である変性歴青質
物に充填剤を配合した構成としたことにより、常
温から40℃近辺という常用の温度条件下で極めて
優れた防振性のピークを示し、前記表の結果から
明らかなように40℃近辺において最も優れた制振
性を示すと共に、広い温度域に亘り良好な制振性
を示し、接着性、耐熱性、耐寒性等の物性面にお
いても優れた性能を示すもので、防振材として極
めて有用なものである。
用組成物は、歴青質物を熱可塑性物質であるエチ
レン−酢酸ビニル共重合体で変性した、軟化点が
60℃〜120℃、針入度が90〜200である変性歴青質
物に充填剤を配合した構成としたことにより、常
温から40℃近辺という常用の温度条件下で極めて
優れた防振性のピークを示し、前記表の結果から
明らかなように40℃近辺において最も優れた制振
性を示すと共に、広い温度域に亘り良好な制振性
を示し、接着性、耐熱性、耐寒性等の物性面にお
いても優れた性能を示すもので、防振材として極
めて有用なものである。
Claims (1)
- 1 歴青質物をエチレン−酢酸ビニル共重合体で
変性して成る軟化点が60℃〜120℃、針入度が90
〜200の変性歴青質物100重量部に対して、50〜
200重量部の充填剤を配合して成ることを特徴と
する振動吸収用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019983A JPS604556A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 振動吸収用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019983A JPS604556A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 振動吸収用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS604556A JPS604556A (ja) | 1985-01-11 |
| JPH0568510B2 true JPH0568510B2 (ja) | 1993-09-29 |
Family
ID=14529556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11019983A Granted JPS604556A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 振動吸収用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS604556A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107976370A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-05-01 | 中交第公路勘察设计研究院有限公司 | 高模量沥青混合料的沥青选型方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH0737335Y2 (ja) * | 1989-12-22 | 1995-08-23 | 富士ゼロックス株式会社 | Lsi(ic)端子の接続基板 |
| EP2474971A1 (en) * | 2010-12-16 | 2012-07-11 | Autoneum Management AG | Constrained-layer damping material |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1983
- 1983-06-21 JP JP11019983A patent/JPS604556A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107976370A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-05-01 | 中交第公路勘察设计研究院有限公司 | 高模量沥青混合料的沥青选型方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS604556A (ja) | 1985-01-11 |
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