JPH0569050A - プレス機械 - Google Patents
プレス機械Info
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- JPH0569050A JPH0569050A JP3255744A JP25574491A JPH0569050A JP H0569050 A JPH0569050 A JP H0569050A JP 3255744 A JP3255744 A JP 3255744A JP 25574491 A JP25574491 A JP 25574491A JP H0569050 A JPH0569050 A JP H0569050A
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Abstract
広い範囲のクッション荷重について均圧状態でのプレス
加工を行えるプレス機械を提供する。 【構成】 板状の被加工物6を上型3および下型9によ
って強圧して加工するプレス機械1であって、下型9に
油圧シリンダ54〜54を介して所定ストローク移動可
能に設けられ、プレス加工中に被加工物6の非加工部位
を上型3に押圧する複数本のクッションピン52〜52
によって、被加工物6にプレス加工中にシワ等が発生す
ることが防がれて滑らかな加工面が得られる。また初期
油圧調整手段59〜70によって油圧シリンダ54〜5
4に供給される初期油圧が調整されて初期油圧の関数で
ある均圧領域が変化させられる。このように均圧領域を
変化させることによって、クッションピン本数やプレス
型構造を変更することなく、広い範囲のクッション荷重
について均圧状態でのプレス加工が行われる。
Description
ンによるしわ押さえ力を均等とするための均圧化装置を
備えたプレス機械に関し、特に広いプレス荷重の範囲に
わたってしわ押さえ力を均圧化することができるプレス
機械に関する。
加工部位でない部分をクッションピンで押さえながら加
工することによって、しわ等の発生を防いで滑らかな加
工面を得るようにしたものがある。この場合、クッショ
ンピンや各構成部品の精度不良あるいは磨耗等によって
各クッションピンと被加工物との接触状態に差が生じ、
加工時にクッションピンに印加される加圧力、すなわち
加工中のしわ等の発生を防ぐためのしわ押さえ力がクッ
ションピンごとに不均一となることがある。そこで、こ
の不均一を解消するためのクッションピン均圧化装置が
開発され、例えば実開平1−60721号公報において
開示されている。この装置においては各クッションピン
の下に油圧シリンダが配置されており、この油圧シリン
ダによってクッションピンの接触状態に関与する上述の
如き誤差要因を吸収して解消する仕組みになっている。
ョン圧(しわ押さえ力)が全てのクッションピンについ
て等しくなる状態、いわゆる均圧状態を得るための条件
について考える。一般に、クッションピンに設けられた
油圧シリンダに供給される初期油圧をP0 、油量を
V0 、油圧シリンダ内のクッションピンの平均追い込み
量をXav、クッション荷重をF、油圧シリンダ断面積を
S、使用シリンダ本数(すなわちクッションピン本数)
をn、油の体積弾性係数をKとすると、次式(1)が成
り立つ。 Xav=(F−nSP0 )V0 /(n2 S2 K) …(1) この式(1)において、横軸にクッション荷重F、縦軸
にクッションピン本数nをとり、油圧シリンダの平均追
い込み量Xavをパラメータとして特性線図を描くと、例
えば図5に示されるようなグラフが得られる。
avが余り小さいと、短いクッションピンについてはクッ
ション圧がかからない状態となり、一方平均追い込み量
Xavが余り大きいと、プレス加工においてはプレススラ
イドの下降スピードが速い時点でクッションパッドに衝
突するため、クッションピンがストローク端まで押し切
られて、いわゆる胴突き状態になってしまう。このよう
に、Xavが小さすぎても大きすぎても、全てのクッショ
ンピンに均等なクッション圧がかかる均圧状態にはなら
ない。このような理由から、均圧状態が得られるのは油
圧シリンダの平均追い込み量Xavがある上限と下限の間
の領域に限られる。例えば図5に示される例では、油圧
シリンダの平均追い込み量XavがXb mm≦Xav≦Xd
mmの領域Rにおいて均圧状態が得られる。このような
領域Rは均圧領域と呼ばれる。この均圧領域Rは、前述
の式(1)からわかるように、クッションピンに設けら
れた油圧回路の初期油圧P0 、油量V0 、油圧シリンダ
断面積S、および油の体積弾性係数Kによって変化す
る。
来の技術においては初期油圧P0 を変えることができ
ず、また油量V0 、油圧シリンダ断面積S、油の体積弾
性係数Kはいずれも一定であるため、均圧領域Rがクッ
ション荷重Fおよびクッションピン本数nについて一義
的に決まってしまう。従って、被加工物の材質や厚さ等
を変更するため、あるいは試打プレス機械において最適
加工条件を探索するためにクッション荷重Fを変更する
と、この均圧領域Rから外れてしまう場合がある。この
ような場合に希望するクッション荷重Fで均圧領域にお
いてプレス加工を行うためには、クッションピン本数n
あるいはプレス型の構造等を変更しなければならず、大
きな労力と時間を要するという問題点があった。そこで
本発明においては、クッションピン本数やプレス型構造
を変更することなく、広い範囲のクッション荷重につい
て均圧状態でのプレス加工を行うことができるプレス機
械を提供することを目的とする。
に、本出願の請求項1の発明に係るプレス機械は次のよ
うに構成されている。すなわちこのプレス機械は、板状
の被加工物を上型および下型によって強圧して加工する
プレス機械であって、前記上型または下型の一方に油圧
シリンダを介して所定ストローク移動可能に設けられ、
プレス加工中に前記被加工物の非加工部位を前記上型ま
たは下型の他方に押圧する複数本のクッションピンと、
前記油圧シリンダに供給される初期油圧を調整する初期
油圧調整手段とを有する。
記全部のクッションピンが油圧シリンダのストローク端
まで押し切られることなく各油圧シリンダに共通に作用
する油圧でプレス荷重と釣り合っているときに生ずるべ
き油圧の値である均圧値を算出する均圧値算出手段と、
前記油圧シリンダ内の油圧を検出する油圧検出手段と、
該検出された油圧と前記算出された均圧値とを比較して
均圧状態か否かを判定する均圧判定手段と、該判定結果
に応じて前記初期油圧調整手段により調整される初期油
圧を指示する初期油圧指示手段とを付加した構成として
もよい。
載のプレス機械によると、板状の被加工物が上型および
下型によって強圧されて加工されるプレス機械におい
て、上型または下型の一方に油圧シリンダを介して複数
本のクッションピンが所定ストローク移動可能に設けら
れている。そしてこの複数本のクッションピンが、プレ
ス加工中に被加工物の非加工部位を他方の型に押圧する
ことによって、しわ等の発生が防がれて滑らかな加工面
が得られるようにされている。ここで、油圧シリンダに
供給される初期油圧を調整する初期油圧調整手段が設け
られているために、この初期油圧調整手段で油圧シリン
ダへ供給される初期油圧が調整されることによって、初
期油圧と相関関係にある均圧領域が変化させられる。こ
のように均圧領域が変化させられることによって、クッ
ションピン本数やプレス型構造を変更することなく、広
い範囲のクッション荷重について均圧状態でのプレス加
工が行われるのである。
場合には、均圧値算出手段によって均圧値が算出され
る。ここで均圧値とは全部のクッションピンが油圧シリ
ンダのストローク端まで押し切られることなく、各油圧
シリンダに共通に作用する油圧でプレス荷重と釣り合っ
ているときに生ずるべき油圧の値をいう。また、油圧検
出手段によって油圧シリンダ内の油圧が検出される。そ
して、算出された均圧値と検出された油圧とが均圧判定
手段において比較されて均圧状態か否かが判定され、均
圧状態でなければ初期油圧が変更される。このようにし
て、より確実に均圧状態でのプレス加工が行われる。
および図5を参照して説明する。図1は、本発明の請求
項1に係るプレス機械の実施例1を示す部分縦断面図で
ある。図1において参照符号1がプレス機械であり、こ
のプレス機械1は以下のように構成されている。参照符
号3はプレススライド2と同プレススライド2に固定さ
れた上金型4で構成される上型である。この上型3は上
下方向に移動可能であり、その下方に下型9が固定され
ている。次にこの下型9について説明する。8はボルス
タ10に固定された下金型、12はボルスタ10を支持
するプレスキャリアで、このプレスキャリア12はベー
ス14上に固定されている。前記上金型4および下金型
8の中央部分には、円筒形の成形部4aおよび8aが設
けられている。そして上金型4および下金型8の間に被
加工物6が載置され、プレス圧力によって上型成形部4
aおよび下型成形部8aの間で被加工物6の加工部位が
強圧されて、円筒形にプレス加工されるのである。
および下型成形部8aの円筒形の周囲をリング状に囲ん
で、リング状しわ押さえ50が配設されている。このリ
ング状しわ押さえ50は、複数のクッションピン52〜
52の上端に支持されており、各クッションピン52の
下端は、油圧シリンダ54を介してダイクッション20
のクッションパッド16に連結されている。このように
して、クッションピン52〜52は所定ストロークだけ
移動可能に油圧シリンダ54〜54に嵌合している。ダ
イクッション20は、前記クッションパッド16と、ク
ッションパッド16を支持するクッションシリンダ1
8、同クッションシリンダ18に嵌合してクッションシ
リンダ18をスライドさせるダイクッションプレート2
2、およびエア配管24、エアタンク26、エアレギュ
レータ28、圧力エア源30によって構成されている。
クッションシリンダ18とダイクッションプレート22
の間には、圧力エア源30からエアレギュレータ28で
定まる所定のエア圧が、エアタンク26、エア配管24
を通じて供給されるようになっている。
は、まず前記リング状しわ押さえ50上に被加工物6が
載置されて、プレススライド2が下降させられる。この
プレススライド2の下降力が上金型4と下金型8の間の
プレス力となって、被加工物6がプレス加工される。と
同時に、前記プレススライド2の下降力がクッションピ
ン52〜52を介してダイクッション20に伝達され、
ダイクッション20は一定のクッション圧すなわちしわ
押さえ力を発生する。このようにして、クッションピン
52〜52によって被加工物6の非加工部位(上型成形
部4a、下型成形部8aに当接しない部分)が、上金型
4の下面に押圧されながらプレス加工が行われることに
よって、加工中に被加工物6にしわ等が発生するのが防
止されて、滑らかな仕上がり面が得られるのである。
型9に油圧シリンダ54〜54を介して所定ストローク
移動可能に設けられ、プレス加工中に被加工物6の非加
工部位を上型3に押圧する複数本のクッションピンとし
て機能する。
通の油圧配管56およびフレキシブルチューブ58を介
して、給油配管59に接続されている。この給油配管5
9は逆流防止弁62を介して油圧ポンプ64に接続され
ており、さらに給油配管59の途中には油圧調整バルブ
60が設けられている。油圧調整バルブ60は電磁ソレ
ノイド方式による開閉バルブであり、この油圧調整バル
ブ60が開になると給油配管59中の油が油タンク66
に排出される。これによって、油圧ポンプ64から逆流
防止弁62を介して供給される油圧が調整され、給油配
管59からフレキシブルチューブ58および油圧配管5
6を介して、前記油圧シリンダ54〜54に供給され
る。さらに、油圧ポンプ64の運転・停止と油圧調整バ
ルブ60における油圧調整は、コントロールボックス7
0によって制御される。なお、油タンク66に排出され
た油は、戻り配管68を通じて自動的に油圧ポンプ64
に戻される。
バルブ60、逆流防止弁62、油圧ポンプ64、油タン
ク66、戻り配管68およびコントロールボックス70
からなる給油装置は、各油圧シリンダ54〜54に供給
される油量を保証するとともに、供給される初期油圧を
調整する機能を有している。従って、給油装置59〜7
0は、油圧シリンダ54〜54に供給される初期油圧を
調整する初期油圧調整手段を構成している。
う際に、各クッションピン52〜52がいわゆる均圧状
態にあれば、油圧シリンダ54〜54内には共通の油圧
が発生し、これによって各クッションピン52〜52間
のクッション圧の不均一が吸収されて全面にわたって均
一なしわ押さえ力が発生し、より良好な仕上げ面が得ら
れる。そこで次に、以上の構成を有する本実施例のプレ
ス機械1によって、均圧状態でのプレス加工を実施する
方法について説明する。
びクッションピン本数nについて均圧状態が得られる領
域Rは、油圧シリンダ54の平均追い込み量Xavをパラ
メータとして図5のようなグラフで示される。通常の特
性を有する従来のプレス機械では、図5のXb mm≦X
av≦Xd mmの範囲で例示される領域Rにおいていわゆ
る均圧状態が得られる。すなわち、図5のXb mm≦X
av≦Xd mmの領域Rが均圧領域となる。
ように限られた範囲となる理由は、次のように説明され
る。通常の特性を有する従来のプレス機械においては、
クッションピンの長さのバラツキ、クッションパッドの
傾き、プレススライドの傾き、および油圧シリンダの取
り付け高さのバラツキ、といった要因がクッション荷重
の不均一の原因となる。これらの各要因の二乗平方和が
Xb mm近くになるとすると、油圧シリンダをXb mm
以上は追い込まないと確率的に全てのクッションピンが
均圧状態にはならない。一方、先に述べたように、プレ
ス加工においてはプレススライドの下降スピードが速い
時点でクッションパッドに衝突するため、油圧シリンダ
のストロークがXs mmであるとすると、微速で降ろし
た場合の油圧シリンダの追い込み量がXs mmより数m
m小さいXd mm以内でないと、高速の場合にはシリン
ダが行き過ぎるためにクッションピンがストローク端ま
で押し切られて、いわゆる胴突きになってしまう。この
ような理由から、均圧状態が得られるのは油圧シリンダ
の平均追い込み量XavがXb mm≦Xav≦Xd mmとい
ったある範囲内の領域Rに限られるのである。なお、こ
れらの範囲Xa mm〜Xf mmは、実際のプレス機械に
おいては例えば1mm〜4mm程度の範囲になり、また
均圧領域Rの幅は例えば2mm程度となる。
Fおよびクッションピン本数nを変数とし、油圧シリン
ダの平均追い込み量Xavをパラメータとして示される。
そしてこの関係は、前述の式(1)に示されるように、
給油装置59〜70から油圧シリンダ54〜54に供給
される初期油圧P0 、油圧シリンダ内の油量V0 、油圧
シリンダ断面積S、および油の体積弾性係数Kに依存す
る。従来のプレス機械においては初期油圧P0 を変更す
ることができなかったため、均圧領域Rは図5に示され
るように機械製造段階で一義的に決まってしまい、要求
されるクッション荷重Fの大きさによってはこの均圧領
域Rから外れることがあった。
いては、油圧シリンダへ供給される初期油圧P0 を調整
する初期油圧調整手段59〜70が設けられているため
に、初期油圧P0 を変更することによって図4に示され
るように均圧領域Rを変化させることができ、広い範囲
のクッション荷重Fとクッションピン本数nの組合せに
ついて均圧状態が得られる。
も機械的な構成は図5に示される従来のプレス機械と類
似しているため、油圧シリンダ54〜54の平均追い込
み量XavがXb mm≦Xav≦Xd mmの範囲において均
圧状態が得られる。そこで異なる初期油圧のXav=Xb
mmの境界とXav=Xd mmの境界が一致するように各
初期油圧を選択すれば、初期油圧の変更を最小限にして
均圧領域を連続的に拡大することができる。本実施例の
プレス機械1においては、図4に示されるようにP0 =
P01、P02、P03の三種類の初期油圧によって、
それぞれ対応する均圧領域R01、R02、R03が得られ、
均圧領域を連続的に拡大することができる。このように
均圧領域Rを変化させることによって、クッションピン
本数nやプレス型構造を変更することなく、広い範囲の
クッション荷重Fについて均圧状態でのプレス加工を行
うことができるのである。
照して説明する。なお、実施例1と同等の部材について
は、同一番号を付して説明を省略する。図2は、本発明
の請求項1に係るプレス機械の実施例2を示す部分縦断
面図である。本実施例に係るプレス機械201において
は、油圧シリンダ54〜54へ供給される初期油圧P0
を調整する初期油圧調整手段が、一端がフレキシブルチ
ューブ58に接続され他端が三本に分岐した給油配管2
59と、その三本の先端に各々接続された三組の逆流防
止弁262a〜cと油圧ポンプ264a〜c、そして油
圧調整バルブ260と油タンク266およびコントロー
ルボックス270によって構成されている。
れぞれ異なる油圧によって油を送り出すように調整され
ている。本実施例においては、初期油圧P0の調整は、
この異なる油圧をもつ三組の油圧ポンプ264a〜cを
コントロールボックス270で選択することによって行
われる。また、本実施例においては、電磁ソレノイド方
式の油圧調整バルブ260によって油タンク266に油
を排出するのみであり、自動的に油を油圧ポンプ264
a〜cに戻すための戻り配管は設けられていない。その
他の点については実施例1と同様である。従って、三組
の油圧ポンプ264a〜cの油圧を、図4に示される必
要な三種類の初期油圧P0 =P01、P02、P03に
対応する油圧に予め設定しておけば、要求されるクッシ
ョン荷重Fとクッションピン本数nの組合せに応じて、
単に運転する油圧ポンプを切換えるだけで均圧状態での
プレス加工が実施できる。従って、コントロールボック
ス270における制御が簡単になるという利点がある。
油圧調整バルブ260においては、諸条件の変動による
誤差が生じたときのみ微調整を行えばよい。
3を参照して説明する。なお、実施例1あるいは実施例
2と同等の部材については、同一番号を付して説明を省
略する。図3は、本発明の請求項2に係るプレス機械の
実施例3を示す部分縦断面図である。本実施例に係るプ
レス機械301においては、油圧シリンダ54〜54に
供給される初期油圧P0 を調整する給油装置は以下のよ
うに構成されている。
9が接続されており、この給油配管79の先端には逆流
防止弁84を介して油圧ポンプ86が接続されている。
また給油配管79の途中には減圧弁80を介して油タン
ク82が接続されている。さらに油タンク82から油を
自動的に油圧ポンプ86に戻すための戻り配管83が設
けられている。従って、本実施例においては、給油配管
79、減圧弁80、油タンク82、戻り配管83、逆流
防止弁84、および油圧ポンプ86によって初期油圧調
整手段が構成されている。前記給油配管79には油圧セ
ンサ88が取り付けられており、前記給油配管79、フ
レキシブルチューブ58、油圧配管56を通じて、油圧
シリンダ54〜54内の油圧を測定できるようになって
いる。この油圧センサ88には測定された油圧に対応す
る出力信号を増幅するための増幅器90が接続されてお
り、さらにこの増幅された信号はA/D変換器92によ
ってA/D変換されて、演算部94において演算が行わ
れる。これらの演算結果等は、CRTディスプレイを用
いた表示部96において表示される。
処理装置)、メモリ装置等からなるコンピュータシステ
ムを有しており、この制御ユニット98においてプレス
荷重等のプレス加工条件が入力され、入力されたプレス
加工条件から均圧値が算出される。これらの入力や算出
の結果も、適宜前記表示部96で表示される。ここで均
圧値とは、全部のクッションピン52〜52がストロー
ク端まで押し切られることなく各油圧シリンダに共通に
作用する油圧でプレス荷重と釣り合っているときに生ず
るべき油圧の値をいう。この均圧値の具体的な算出方法
については後述する。そして、算出された均圧値と検出
された油圧とが比較されて均圧状態か否かが判定され、
この判定結果に応じて、制御ユニット98からの出力信
号によって前記減圧弁80および油圧ポンプ86が制御
されて、油圧シリンダ54〜54へ供給される初期油圧
が変化させられる。
4〜54内の油圧を検出する油圧検出手段として機能
し、制御ユニット98は均圧値を算出する均圧値算出手
段として機能する。また、増幅器90、A/D変換器9
2、演算部94および制御ユニット98は、算出された
均圧値と検出された油圧とを比較して均圧状態か否かを
判定する均圧判定手段として機能する。そして制御ユニ
ット98は、判定結果に応じて初期油圧調整手段79、
80、82、83、84、86により調整される油圧を
指示する油圧指示手段として機能するのである。
調整は、以下のように行われる。最初設定した初期油圧
P0 が高すぎる場合、クッションピン52〜52の長さ
のバラツキによって、短いクッションピンにしわ押さえ
50が当接していない状態でダイクッション20を押し
下げることになる。ここで、追い込まれていないクッシ
ョンピンがn本のうちm本存在する場合、検出油圧PS
は次式(2)で表される。 PS =F/(n−m)S …(2) また、均圧値P1 は次式(3)で表される。 P1 =F/nS …(3) 従って式(2)と式(3)より、油圧センサ88によっ
て検出された油圧をPS 、均圧状態における油圧(均圧
値)をP1 とすると、PS >P1 の関係となり、不均圧
の状態となる。そこで油圧指示手段によって初期油圧調
整手段に初期油圧P0 を下げる指示がされ、均圧状態と
なるような適切な初期油圧P0 が設定される。
と、クッションピン52〜52の一部もしくは全部が油
圧シリンダ54のストローク端まで押し切られた胴突き
状態で、ダイクッション20を押し下げることになる。
ここで、n本のクッションピンのうちm本が胴突き状態
となっている場合には、それらの油圧シリンダには油圧
より大きな力PB が働くので、クッション荷重Fは次式
(4)で表される。 F=(n−m)SP1 +mSPB …(4) このとき、検出油圧PS は次式(5)で表される。 PS =(F−mSPB )/{(n−m)S} =(nSP1 −mSPB )/{(n−m)S} …(5) ここで、SPB >SP1 であるので、式(5)より次式
(6)が得られる。 PS =(nSP1 −mSPB )/{(n−m)S} <(nSP1 −mSP1 )/{(n−m)S}=P1 …(6) 従ってPS <P1 となり、不均圧の状態となる。そこで
油圧指示手段によって初期油圧調整手段に初期油圧P0
を上げる指示がされる。
均圧の状態であり、追い込まれていないクッションピン
が存在する。また、PS <P1 のときも不均圧の状態で
あるが、この場合は胴突き状態にあるクッションピンが
存在する。これに対してPS =P1 のときは、全てのク
ッションピンに共通の油圧が作用している均圧状態であ
る。
ン本数がnのプレス型において、初期油圧P0 =P04
の状態で加圧したとき、初期油圧がクッション荷重に対
して高すぎるためn本のクッションピンのうちm本が追
い込まれなかったとする。この場合は、有効ピン本数が
(n−m)となるため、油圧センサ88に検出される荷
重PS は前記の式(2)で表され、PS>P1 となって
不均圧状態となる。そこで、制御ユニット98によって
初期油圧調整手段79〜86に信号が送られ、初期油圧
がP0 =P05(<P04)に下げられる。その後、再
びテスト加圧が行われる。P0 の値が下げられたことに
よって、追い込まれていないクッションピン本数mが小
さくなり、検出油圧PS も小さくなる。これでもまだ不
充分であれば、さらに初期油圧P0 が下げられて、有効
ピン本数がnとなり、PS =P1 の均圧状態となるまで
繰り返される。このようにして例えば初期油圧がP0 =
P06(<P05)のときに、均圧状態が達成される。
06)に設定されたとすると、初期油圧がクッション荷
重に対して低すぎるため一部のクッションピンが胴突き
状態となる。この場合には、一部のプレス荷重(圧力)
が油に伝わらずにクッションピンに直接伝えられるた
め、検出油圧PS が小さくなる。そこで、初期油圧P0
が徐々に上げられて、PS =P1 の均圧状態となる初期
油圧P0 の値P0 =P06が決定される。
されると、後はこのP0 の値が制御ユニット98のメモ
リ装置に記憶されて、プレス加工が実施される。この加
工中において、油圧シリンダ54内の油圧の値がクッシ
ョンピン52が上死点にある状態で油圧センサ88によ
って検出される。その検出油圧PS の値が設定された初
期油圧P0 の値に保たれているかどうかが制御ユニット
98によって判定されて、もし検出油圧PS が設定され
た初期油圧P0 の値と一致しない場合には、初期油圧P
0 の値を変えるための操作が表示部96の画面に表示さ
れる。前記油圧センサ88は、最初のテスト加圧で上述
の如く初期油圧P0 を決定する間は、加圧状態での検出
油圧PS を検出して演算部94に信号を送り、一旦初期
油圧P0 の適正値が決定されると、実際の初期油圧P0
(上死点での検出油圧PS )をプレス加工中に検出して
監視する役目に切換わるのである。
01においては、検出された実際の油圧に基づいて均圧
状態か否かが判定され、均圧状態になるまで初期油圧が
変化させられることによって、より確実に均圧領域での
プレス加工が行われる。
ションピンを設けて被加工物を上型に押圧する構造とし
ているが、これを逆にして上型にクッションピンを設け
て被加工物を下型に押圧する構造としてもよい。また実
施例3においては、単に検出油圧PS と均圧値P1 の大
小関係のみを判定して、それに応じて初期油圧を上げる
か下げるかするだけの制御を行っているが、検出油圧P
S と均圧値P1 の差に応じて初期油圧を上下させる調整
幅を制御するようにすれば、より早く均圧状態を得るこ
とができる。さらに、実施例1においては一組、実施例
2においては三組の逆流防止弁および油圧ポンプを用い
ているが、必要に応じてそれ以外の数を用いても構わな
い。ダイクッションの機構を始めとして、プレス機械の
他の部分の構成、形状、サイズ、材質、配置等について
も、上記各実施例に限定されるものではない。
シリンダおよび給油装置の油圧を油圧センサによって常
時監視できるため、不慮のトラブルによる油漏れや過大
油圧の発生等の事故を検知し、また未然に防止すること
ができる。さらにプレス加工条件の変動を油圧によって
検知し出力することによって、安定したプレス加工を行
わせることもできる。
される初期油圧を変化させる油圧可変手段が設けられた
クッションピン均圧装置を創出したために、様々な大き
さのクッション荷重に対して均圧領域を自由に設定する
ことができる。これによって、任意のプレス機械、プレ
ス型、あるいはワーク形状について均圧領域における生
産を行うことが可能になり、極めて実用的なプレス機械
のクッションピン均圧装置となる。さらに本発明の波及
的な効果として、 (1) 均圧領域が拡大されるため、プレス品のしわ押さえ
・割れ防止に最適なクッションピン本数およびクッショ
ン荷重を選択することができ歩留りが向上する。また、
設計段階での自由度が大きくなる。 (2) 異なる大きさ・プレス能力のプレス機械間でも容易
に均圧領域を一致させられるため、異なるプレス機械間
での品質再現も容易にできる。といった利点も得られ
る。
縦断面図である。
縦断面図である。
縦断面図である。
重とクッションピン本数の関係を、油圧シリンダの平均
追い込み量および初期油圧をパラメータとして示した図
である。
ッションピン本数の関係を、油圧シリンダの平均追い込
み量をパラメータとして示した図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 板状の被加工物を上型および下型によっ
て強圧して加工するプレス機械であって、 前記上型または下型の一方に油圧シリンダを介して所定
ストローク移動可能に設けられ、プレス加工中に前記被
加工物の非加工部位を前記上型または下型の他方に押圧
する複数本のクッションピンと、 前記油圧シリンダに供給される初期油圧を調整する初期
油圧調整手段、 とを有するプレス機械。 - 【請求項2】 請求項1に記載のプレス機械において、
前記全部のクッションピンがストローク端まで押し切ら
れることなく各油圧シリンダに共通に作用する油圧でプ
レス荷重と釣り合っているときに生ずるべき油圧の値で
ある均圧値を算出する均圧値算出手段と、 前記油圧シリンダ内の油圧を検出する油圧検出手段と、 該検出された油圧と前記算出された均圧値とを比較して
均圧状態か否かを判定する均圧判定手段と、 該判定結果に応じて前記初期油圧調整手段により調整さ
れる初期油圧を指示する初期油圧指示手段、とを付加し
た請求項1に記載のプレス機械。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3255744A JP2871225B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | プレス機械 |
| DE69203679T DE69203679T2 (de) | 1991-09-04 | 1992-09-03 | Hydraulische Polsteranordnung für eine Presse mit verstellbarer hydraulischer Energieversorgung zum Einstellen des Anfangdruckes der Zylinder der Druckbolzen. |
| EP92308015A EP0531140B1 (en) | 1991-09-04 | 1992-09-03 | Hydraulic cushioning system for press, having hydraulic power supply including means for adjusting initial pressure to pressure-pin cylinders |
| US07/940,354 US5299444A (en) | 1991-09-04 | 1992-09-03 | Hydraulic cushioning system for press, having hydraulic power supply including means for adjusting initial pressure to be applied to pressure-pin cylinders |
| CA002077595A CA2077595C (en) | 1991-09-04 | 1992-09-04 | Hydraulic cushioning system for press, having hydraulic power supply including means for adjusting initial pressure to be applied to pressure-pin cylinders |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3255744A JP2871225B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | プレス機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0569050A true JPH0569050A (ja) | 1993-03-23 |
| JP2871225B2 JP2871225B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=17283030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3255744A Expired - Lifetime JP2871225B2 (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-06 | プレス機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2871225B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US5701778A (en) * | 1994-03-03 | 1997-12-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Press having gas cylinders of plastically deformable members for even distribution of blank-holding force on pressure member through cushion pins |
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| CN112706239A (zh) * | 2021-01-20 | 2021-04-27 | 贺州市桂山新能源有限责任公司 | 一种冷压机上活动压板的位移平衡控制装置及其控制方法 |
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1991
- 1991-09-06 JP JP3255744A patent/JP2871225B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| EP3536415A1 (en) | 2018-03-05 | 2019-09-11 | Aida Engineering Ltd. | Cushion pin pressure equalizing device, die cushion device with cushion pin pressure equalizing function and cushion pin pressure equalizing method |
| CN110227751A (zh) * | 2018-03-05 | 2019-09-13 | 会田工程技术有限公司 | 缓冲销压力均衡装置、具有缓冲销压力均衡功能的模具缓冲装置和缓冲销压力均衡方法 |
| US11110505B2 (en) | 2018-03-05 | 2021-09-07 | Aida Engineering, Ltd. | Cushion pin pressure equalizing device, die cushion device with cushion pin pressure equalizing function and cushion pin pressure equalizing method |
| CN110227751B (zh) * | 2018-03-05 | 2022-09-13 | 会田工程技术有限公司 | 缓冲销压力均衡装置、具有缓冲销压力均衡功能的模具缓冲装置和缓冲销压力均衡方法 |
| CN112706239A (zh) * | 2021-01-20 | 2021-04-27 | 贺州市桂山新能源有限责任公司 | 一种冷压机上活动压板的位移平衡控制装置及其控制方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2871225B2 (ja) | 1999-03-17 |
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