JPH0569204A - 硬質層被覆炭化タングステン基超硬合金製切削工具 - Google Patents
硬質層被覆炭化タングステン基超硬合金製切削工具Info
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- JPH0569204A JPH0569204A JP25315591A JP25315591A JPH0569204A JP H0569204 A JPH0569204 A JP H0569204A JP 25315591 A JP25315591 A JP 25315591A JP 25315591 A JP25315591 A JP 25315591A JP H0569204 A JPH0569204 A JP H0569204A
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- cemented carbide
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた性能を示す硬質層被覆WC基超硬合金
製切削工具を提供する。 【構成】(1) WC基超硬合金基体の表面に、Tiの
炭化物および炭窒化物の内の1種の単層または2種の複
層からなりさらに平均結晶粒度が0.01〜0.5μm
の範囲内にあって内面の平均結晶粒度は粗く表面の平均
結晶粒度は細かく内面から表面に向かって単調に減少し
ている平均層厚:5〜20μmの硬質層を被覆してなる
硬質層被覆WC基超硬合金製切削工具。 (2) 上記(1)の硬質層被覆WC基超硬合金製切削
工具の上にさらにTiCO、TiCNO、TiN、Al
2 O3 の単層またはそれらの複層からなる上部層で構成
された平均層厚:0.1〜10μmの上部層を被覆して
なる硬質層被覆WC基超硬合金製切削工具。
製切削工具を提供する。 【構成】(1) WC基超硬合金基体の表面に、Tiの
炭化物および炭窒化物の内の1種の単層または2種の複
層からなりさらに平均結晶粒度が0.01〜0.5μm
の範囲内にあって内面の平均結晶粒度は粗く表面の平均
結晶粒度は細かく内面から表面に向かって単調に減少し
ている平均層厚:5〜20μmの硬質層を被覆してなる
硬質層被覆WC基超硬合金製切削工具。 (2) 上記(1)の硬質層被覆WC基超硬合金製切削
工具の上にさらにTiCO、TiCNO、TiN、Al
2 O3 の単層またはそれらの複層からなる上部層で構成
された平均層厚:0.1〜10μmの上部層を被覆して
なる硬質層被覆WC基超硬合金製切削工具。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速断続切削や、高
送りおよび高切込みなどの過酷な条件の重切削に用いた
場合に優れた性能を示す硬質層被覆炭化タングステン基
超硬合金製切削工具に関するものである。
送りおよび高切込みなどの過酷な条件の重切削に用いた
場合に優れた性能を示す硬質層被覆炭化タングステン基
超硬合金製切削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、炭化タングステン基超硬合金基
体(以下、WC基超硬合金基体という)の表面に、化学
蒸着法または物理蒸着法によりTiCまたはTiCNの
単層またはこれらの複層で構成された硬質層(以下、硬
質層という)を被覆してなる硬質層被覆WC基超硬合金
製切削工具は知られている。
体(以下、WC基超硬合金基体という)の表面に、化学
蒸着法または物理蒸着法によりTiCまたはTiCNの
単層またはこれらの複層で構成された硬質層(以下、硬
質層という)を被覆してなる硬質層被覆WC基超硬合金
製切削工具は知られている。
【0003】さらに上記硬質層を下部層とし、その下部
層および下部層の上に形成されたTiCO、TiCN
O、TiN、Al2 O3 の単層またはそれらの複層から
なる上部層で構成された平均層厚:0.5〜20μmの
被覆層を形成してなる硬質層被覆WC基超硬合金製切削
工具も知られている。
層および下部層の上に形成されたTiCO、TiCN
O、TiN、Al2 O3 の単層またはそれらの複層から
なる上部層で構成された平均層厚:0.5〜20μmの
被覆層を形成してなる硬質層被覆WC基超硬合金製切削
工具も知られている。
【0004】これら硬質層被覆WC基超硬合金製切削工
具の硬質層の特性を向上させる手段として硬質層の結晶
粒を微細化すると有効であることも知られている。
具の硬質層の特性を向上させる手段として硬質層の結晶
粒を微細化すると有効であることも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記硬質層の
厚さが薄い場合には結晶粒の微細化は維持されるが、そ
の厚さが5μm以上になると層厚の増加にともない表面
に向かって結晶粒度が増大して表面部の平均粒度は0.
5μmを越えるようになり、かかる表面に向かって結晶
粒度が大きくなった硬質層は、表面からクラックが入り
やすくかつ表面部での摩耗が激しく、かかる表面結晶粒
度の大きな硬質層被覆WC基超硬合金製切削工具を高速
断続切削に用いた場合に十分な耐摩耗性を得ることはで
きず硬質層が剥離し、早期に異常摩耗が発生するという
ことが分ったのである。
厚さが薄い場合には結晶粒の微細化は維持されるが、そ
の厚さが5μm以上になると層厚の増加にともない表面
に向かって結晶粒度が増大して表面部の平均粒度は0.
5μmを越えるようになり、かかる表面に向かって結晶
粒度が大きくなった硬質層は、表面からクラックが入り
やすくかつ表面部での摩耗が激しく、かかる表面結晶粒
度の大きな硬質層被覆WC基超硬合金製切削工具を高速
断続切削に用いた場合に十分な耐摩耗性を得ることはで
きず硬質層が剥離し、早期に異常摩耗が発生するという
ことが分ったのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
硬質層の結晶粒度が大きいほど通常のWC基超硬合金基
体に対する密着強度は優れており、一方、硬質層の結晶
粒は微細であるほど耐摩耗性は向上し、クラックが入り
難いことに着目し、高速断続切削に用いた場合にも一層
の長寿命を示す硬質層被覆WC基超硬合金製切削工具を
得るべく研究を行っていたところ、(1)WC基超硬合
金基体に被覆する硬質層の結晶粒度をできるだけ微細な
0.01〜0.5μmの範囲内に保持し、(2)基体に
対する密着性を考慮して基体との接触面部の結晶粒度を
最も大きくし、結晶粒度を内面から表面に向かって単調
に減少せしめ表面部の結晶粒度を最も小さくする、上記
(1)および(2)の要件を兼ね備えた硬質層は、基体
に対する密着性に優れかつクラックが入り難く耐摩耗性
に優れている、という知見を得たのである。
硬質層の結晶粒度が大きいほど通常のWC基超硬合金基
体に対する密着強度は優れており、一方、硬質層の結晶
粒は微細であるほど耐摩耗性は向上し、クラックが入り
難いことに着目し、高速断続切削に用いた場合にも一層
の長寿命を示す硬質層被覆WC基超硬合金製切削工具を
得るべく研究を行っていたところ、(1)WC基超硬合
金基体に被覆する硬質層の結晶粒度をできるだけ微細な
0.01〜0.5μmの範囲内に保持し、(2)基体に
対する密着性を考慮して基体との接触面部の結晶粒度を
最も大きくし、結晶粒度を内面から表面に向かって単調
に減少せしめ表面部の結晶粒度を最も小さくする、上記
(1)および(2)の要件を兼ね備えた硬質層は、基体
に対する密着性に優れかつクラックが入り難く耐摩耗性
に優れている、という知見を得たのである。
【0007】この発明は、かかる知見にもとづいて成さ
れたものであって、WC基超硬合金基体の表面に、Ti
CおよびTiCNの内の1種の単層または2種の複層か
らなる平均層厚:5〜20μmの硬質層を被覆してなる
切削工具において、上記硬質層は、全体の平均結晶粒度
が0.01〜0.5μmの範囲内にあり、かつ内面から
表面に向かって単調に減少している硬質層被覆WC基超
硬合金製切削工具を特徴とするものであり、さらに、上
記硬質層を下部層とし、その下部層の上にTiCO、T
iCNO、TiNおよびAl2 O3 の単層またはそれら
の複層からなる上部層で構成された平均層厚:0.1〜
10μmの被覆層を形成してなる硬質層被覆WC基超硬
合金製切削工具を特徴とするものである。
れたものであって、WC基超硬合金基体の表面に、Ti
CおよびTiCNの内の1種の単層または2種の複層か
らなる平均層厚:5〜20μmの硬質層を被覆してなる
切削工具において、上記硬質層は、全体の平均結晶粒度
が0.01〜0.5μmの範囲内にあり、かつ内面から
表面に向かって単調に減少している硬質層被覆WC基超
硬合金製切削工具を特徴とするものであり、さらに、上
記硬質層を下部層とし、その下部層の上にTiCO、T
iCNO、TiNおよびAl2 O3 の単層またはそれら
の複層からなる上部層で構成された平均層厚:0.1〜
10μmの被覆層を形成してなる硬質層被覆WC基超硬
合金製切削工具を特徴とするものである。
【0008】この発明の硬質層被覆WC基超硬合金製切
削工具の硬質層または下部層を形成するには、まず所定
の形状および成分組成を有するWC基超硬合金基体を化
学蒸着装置内に装入し、基体が化学蒸着を実施する温度
になるまでの十分な時間保持するか又はその温度になる
まで加熱したのち化学蒸着を実施すると、基体表面に結
晶粒度の大きな硬質層が形成され、基体に対する密着性
に優れた硬質層が形成される。
削工具の硬質層または下部層を形成するには、まず所定
の形状および成分組成を有するWC基超硬合金基体を化
学蒸着装置内に装入し、基体が化学蒸着を実施する温度
になるまでの十分な時間保持するか又はその温度になる
まで加熱したのち化学蒸着を実施すると、基体表面に結
晶粒度の大きな硬質層が形成され、基体に対する密着性
に優れた硬質層が形成される。
【0009】WC基超硬合金基体を化学蒸着の実施温度
に至ることなく化学蒸着が行われると、基体との接触面
部の結晶粒度が小さくなり、そのために上記硬質層のW
C基超硬合金基体に対する十分な密着性が得られなくな
る。
に至ることなく化学蒸着が行われると、基体との接触面
部の結晶粒度が小さくなり、そのために上記硬質層のW
C基超硬合金基体に対する十分な密着性が得られなくな
る。
【0010】続いて、化学蒸着を継続するが、化学蒸着
の反応温度を連続的に下げていくと、形成される硬質層
の結晶粒は微細化し、最終的に表面部における結晶粒が
最も微細化された硬質層が得られる。
の反応温度を連続的に下げていくと、形成される硬質層
の結晶粒は微細化し、最終的に表面部における結晶粒が
最も微細化された硬質層が得られる。
【0011】このようにして作製された硬質層の硬さお
よび強度は全体的に向上するのみならず、表面からのク
ラック発生や急激な摩耗進行がなく、過酷な条件の切削
に対しても優れた特性を長期に渡って示すことができる
のである。なお、この発明において、硬質層の平均結晶
粒度が内面から表面に向かって単調に減少していると
は、マクロ的に見て平均結晶粒度が内面から表面に向か
って減少していることを意味するもので、ミクロ的にみ
て連続的な減少であることが好ましいが、化学蒸着の反
応温度の変動などによりミクロ的にみて不連続的な減少
となることは避けられず、ミクロ的に不連続的な減少で
あっても硬質層全体として内面から表面に向かって平均
結晶粒度が減少していればよく、またいかなる形態の減
少であっても良い。
よび強度は全体的に向上するのみならず、表面からのク
ラック発生や急激な摩耗進行がなく、過酷な条件の切削
に対しても優れた特性を長期に渡って示すことができる
のである。なお、この発明において、硬質層の平均結晶
粒度が内面から表面に向かって単調に減少していると
は、マクロ的に見て平均結晶粒度が内面から表面に向か
って減少していることを意味するもので、ミクロ的にみ
て連続的な減少であることが好ましいが、化学蒸着の反
応温度の変動などによりミクロ的にみて不連続的な減少
となることは避けられず、ミクロ的に不連続的な減少で
あっても硬質層全体として内面から表面に向かって平均
結晶粒度が減少していればよく、またいかなる形態の減
少であっても良い。
【0012】この発明の硬質層または下部層の全体の平
均結晶粒度が0.01〜0.5μmの範囲内にあるよう
に限定したのは、硬質層または下部層の全体の平均結晶
粒度が0.01μm未満では、硬質層がアモルファス状
となり、所望の耐摩耗性が得られないので好ましくな
く、一方、0.5μmを越えると、耐摩耗性、耐クラッ
ク性ともに急激に低下するので好ましくない理由による
ものである。さらに、硬質層または下部層の平均層厚を
5〜20μmにしたのは、硬質層の平均層厚が5μm未
満では、十分な耐摩耗性が得られないので好ましくな
く、一方、20μmを越えると靭性が低下し欠損しやす
くなるので好ましくない理由によるものである。また、
上部層の平均層厚を0.1〜10μmにしたのは、硬質
層の平均層厚が0.1μm未満では、十分な耐摩耗性が
得られないので好ましくなく、一方、10μmを越える
と靭性が低下し欠損しやすくなるので好ましくない理由
によるものである。
均結晶粒度が0.01〜0.5μmの範囲内にあるよう
に限定したのは、硬質層または下部層の全体の平均結晶
粒度が0.01μm未満では、硬質層がアモルファス状
となり、所望の耐摩耗性が得られないので好ましくな
く、一方、0.5μmを越えると、耐摩耗性、耐クラッ
ク性ともに急激に低下するので好ましくない理由による
ものである。さらに、硬質層または下部層の平均層厚を
5〜20μmにしたのは、硬質層の平均層厚が5μm未
満では、十分な耐摩耗性が得られないので好ましくな
く、一方、20μmを越えると靭性が低下し欠損しやす
くなるので好ましくない理由によるものである。また、
上部層の平均層厚を0.1〜10μmにしたのは、硬質
層の平均層厚が0.1μm未満では、十分な耐摩耗性が
得られないので好ましくなく、一方、10μmを越える
と靭性が低下し欠損しやすくなるので好ましくない理由
によるものである。
【0013】
【実施例】つぎに、この発明の硬質層被覆WC基超硬合
金製切削工具を実施例に基づいて具体的に説明する。実
施例1 表1に示される配合組成とほぼ同一の組成を有し、JI
S規格のSNG432に相当する形状を有するスローア
ウエイチップを用意し、このスローアウエイチップをW
C基超硬合金基体A〜Eとした。
金製切削工具を実施例に基づいて具体的に説明する。実
施例1 表1に示される配合組成とほぼ同一の組成を有し、JI
S規格のSNG432に相当する形状を有するスローア
ウエイチップを用意し、このスローアウエイチップをW
C基超硬合金基体A〜Eとした。
【0014】
【表1】
【0015】表1に示されるWC基超硬合金基体A〜E
の表面に、いずれも圧力:100torrの下で表2〜
表5に示される成分組成の反応ガスを表2〜表5に示さ
れる反応時間流しながら、表2〜表5に示される反応開
始時の反応温度から反応終了時の反応温度へ連続的に低
化させる条件で化学蒸着し、本発明被覆切削工具1〜8
を製造した。
の表面に、いずれも圧力:100torrの下で表2〜
表5に示される成分組成の反応ガスを表2〜表5に示さ
れる反応時間流しながら、表2〜表5に示される反応開
始時の反応温度から反応終了時の反応温度へ連続的に低
化させる条件で化学蒸着し、本発明被覆切削工具1〜8
を製造した。
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】
【0019】
【表5】
【0020】表2〜表5に示される条件で化学蒸着して
形成された本発明被覆切削工具1〜8の硬質層の平均層
厚、並びに基体近傍および表面近傍の結晶粒の平均粒度
を測定し、その測定結果を表6〜表7に示した。なお、
上記結晶粒の平均粒度の測定は、Heynの方法を用
い、硬質層の破面をSEM写真をとり、この写真上に描
いた円の直径(L)が切断する平均粒子数(N)を測定
し、L/Nを粒子の平均直径=平均粒度とした。ただ
し、この場合、両端の粒子が境界で切られる場合は1/
2個として計算した。
形成された本発明被覆切削工具1〜8の硬質層の平均層
厚、並びに基体近傍および表面近傍の結晶粒の平均粒度
を測定し、その測定結果を表6〜表7に示した。なお、
上記結晶粒の平均粒度の測定は、Heynの方法を用
い、硬質層の破面をSEM写真をとり、この写真上に描
いた円の直径(L)が切断する平均粒子数(N)を測定
し、L/Nを粒子の平均直径=平均粒度とした。ただ
し、この場合、両端の粒子が境界で切られる場合は1/
2個として計算した。
【0021】さらに、上記本発明被覆切削工具1〜8を
用い、 被削材:SNCM439(ブリネル硬さ:260)スリ
ット材、 切削速度:200m/min、 送り:0.3m/rev.、 切込み:2mm、 切削時間:15min.、 冷却油:なし、 の条件で高速断続切削試験を行い、切刃の逃げ面摩耗幅
を測定するとともに、切刃状況も観測し、それらの結果
を表6〜表7に示した。
用い、 被削材:SNCM439(ブリネル硬さ:260)スリ
ット材、 切削速度:200m/min、 送り:0.3m/rev.、 切込み:2mm、 切削時間:15min.、 冷却油:なし、 の条件で高速断続切削試験を行い、切刃の逃げ面摩耗幅
を測定するとともに、切刃状況も観測し、それらの結果
を表6〜表7に示した。
【0022】
【表6】
【0023】
【表7】
【0024】実施例2 実施例1で得られた本発明被覆切削工具1〜8の硬質層
を下部層とし、この下部層の上に、さらに表8〜表9に
示される厚さのTiCO、TiN、TiCNOおよびA
l2 O3 のうちの1種の単層または2種以上の複層から
なる上部層を化学蒸着法により形成し、本発明被覆切削
工具9〜16を作製した。
を下部層とし、この下部層の上に、さらに表8〜表9に
示される厚さのTiCO、TiN、TiCNOおよびA
l2 O3 のうちの1種の単層または2種以上の複層から
なる上部層を化学蒸着法により形成し、本発明被覆切削
工具9〜16を作製した。
【0025】上記上部層を化学蒸着法により形成する条
件は、下記の通りである。 (a)TiN層の場合 温度:980℃、圧力:100torr、 反応ガス組成:4%TiCl4 −8%N2 −88%H2 (b)TiCN層の場合 温度:1000℃、圧力:100torr、 反応ガス組成:4%TiCl4 −3%CH4 −4%N2
−89%H2 (c)TiCO層の場合 温度:1000℃、圧力:100torr、 反応ガス組成:4%TiCl4 −6%CO−90%H2 (d)TiCNO層の場合 温度:1000℃、圧力:100torr、 反応ガス組成:4%TiCl4 −3%CO−3%N2 −
90%H2 (e)Al2 O3 層の場合 温度:1000℃、圧力:100torr、 反応ガス組成:3%AlCl3 −5%CO2 −92%H
2
件は、下記の通りである。 (a)TiN層の場合 温度:980℃、圧力:100torr、 反応ガス組成:4%TiCl4 −8%N2 −88%H2 (b)TiCN層の場合 温度:1000℃、圧力:100torr、 反応ガス組成:4%TiCl4 −3%CH4 −4%N2
−89%H2 (c)TiCO層の場合 温度:1000℃、圧力:100torr、 反応ガス組成:4%TiCl4 −6%CO−90%H2 (d)TiCNO層の場合 温度:1000℃、圧力:100torr、 反応ガス組成:4%TiCl4 −3%CO−3%N2 −
90%H2 (e)Al2 O3 層の場合 温度:1000℃、圧力:100torr、 反応ガス組成:3%AlCl3 −5%CO2 −92%H
2
【0026】このようにして作製された本発明被覆切削
工具9〜16についても、実施例1で行った高速断続切
削試験の条件と同一の条件で高速断続切削試験を行い、
その結果を表8〜表9に示した。
工具9〜16についても、実施例1で行った高速断続切
削試験の条件と同一の条件で高速断続切削試験を行い、
その結果を表8〜表9に示した。
【0027】
【表8】
【0028】
【表9】
【0029】従来例 通常のWC基超硬合金基体の表面に、所定の条件により
表10に示される平均結晶粒度および平均層厚を有する
硬質層を被覆した従来被覆切削工具1〜6を作製した。
表10に示される平均結晶粒度および平均層厚を有する
硬質層を被覆した従来被覆切削工具1〜6を作製した。
【0030】従来被覆切削工具1および2は、被覆硬質
層の平均結晶粒度がこの発明の0.01〜0.5μmの
範囲内にあるが、平均結晶粒度が基体近傍から表面近傍
に向かって大きくなる点でこの発明の条件を満足せず、
従来被覆切削工具3および4は、被覆硬質層の平均結晶
粒度が基体近傍から表面近傍に向かって変化しない点で
この発明の条件を満足せず、さらに従来被覆切削工具5
および6は、被覆硬質層の平均結晶粒度がいずれも0.
5μmを越えている点でこの発明の条件を満足しないも
のである。
層の平均結晶粒度がこの発明の0.01〜0.5μmの
範囲内にあるが、平均結晶粒度が基体近傍から表面近傍
に向かって大きくなる点でこの発明の条件を満足せず、
従来被覆切削工具3および4は、被覆硬質層の平均結晶
粒度が基体近傍から表面近傍に向かって変化しない点で
この発明の条件を満足せず、さらに従来被覆切削工具5
および6は、被覆硬質層の平均結晶粒度がいずれも0.
5μmを越えている点でこの発明の条件を満足しないも
のである。
【0031】表10に示される従来被覆切削工具1〜6
を用い、実施例1で行った高速断続切削試験の条件と同
一の条件で高速断続切削試験を行ったところ、切削時間
の15分前にいずれも異常摩耗が発生し、その異常摩耗
が発生した時間を表10に示した。
を用い、実施例1で行った高速断続切削試験の条件と同
一の条件で高速断続切削試験を行ったところ、切削時間
の15分前にいずれも異常摩耗が発生し、その異常摩耗
が発生した時間を表10に示した。
【0032】
【表10】
【0033】
【発明の効果】表1〜表10に示された結果から、結晶
粒の平均粒度が0.01〜0.5μmの範囲内にありか
つ内面から表面に向かって結晶粒度が単調に減少してい
る硬質層を被覆した本発明被覆切削工具は、長時間に渡
って異常摩耗が発生せず、優れた切削性能を示すが、こ
の発明の条件を満足しない従来被覆切削工具は、いずれ
も短時間で寿命に至ることが分かる。
粒の平均粒度が0.01〜0.5μmの範囲内にありか
つ内面から表面に向かって結晶粒度が単調に減少してい
る硬質層を被覆した本発明被覆切削工具は、長時間に渡
って異常摩耗が発生せず、優れた切削性能を示すが、こ
の発明の条件を満足しない従来被覆切削工具は、いずれ
も短時間で寿命に至ることが分かる。
【0034】したがって、この発明の硬質層被覆WC基
超硬合金製切削工具を用いることにより、従来よりも切
削工具の交換回数を減らすことができ、産業上すぐれた
効果をそうするものである。
超硬合金製切削工具を用いることにより、従来よりも切
削工具の交換回数を減らすことができ、産業上すぐれた
効果をそうするものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 炭化タングステン基超硬合金基体の表面
に、Tiの炭化物および炭窒化物の内の1種の単層また
は2種の複層からなる平均層厚:5〜20μmの硬質層
を被覆してなる切削工具において、 上記硬質層の結晶粒の平均粒度は、0.01〜0.5μ
mの範囲内にあり、かつ内面から表面に向かって単調に
減少していることを特徴とする硬質層被覆炭化タングス
テン基超硬合金製切削工具。 - 【請求項2】 炭化タングステン基超硬合金基体の表面
に、Tiの炭化物および炭窒化物の内の1種の単層また
は2種の複層からなる平均層厚:5〜20μmの下部層
と、炭酸化チタン、炭窒酸化チタン、窒化チタンおよび
酸化アルミニウムの内の1種の単層または2種以上の複
層からなる平均層厚:0.1〜10μmの上部層を被覆
してなる切削工具において、 上記下部層の結晶粒の平均粒度は、0.01〜0.5μ
mの範囲内にあり、かつ内面から表面に向かって単調に
減少していることを特徴とする硬質層被覆炭化タングス
テン基超硬合金製切削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25315591A JPH0569204A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 硬質層被覆炭化タングステン基超硬合金製切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25315591A JPH0569204A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 硬質層被覆炭化タングステン基超硬合金製切削工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0569204A true JPH0569204A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=17247296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25315591A Withdrawn JPH0569204A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | 硬質層被覆炭化タングステン基超硬合金製切削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0569204A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6238148B1 (en) * | 1996-08-08 | 2001-05-29 | Mitsubishi Materials Corporation | Cemented carbide cutting tool |
| JP2011067883A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp | 表面被覆切削工具 |
| JP2012096302A (ja) * | 2009-10-30 | 2012-05-24 | Mitsubishi Materials Corp | 耐チッピング性にすぐれた表面被覆切削工具 |
| JP2012096303A (ja) * | 2010-03-23 | 2012-05-24 | Mitsubishi Materials Corp | 耐チッピング性にすぐれた表面被覆切削工具 |
| EP2495057A4 (en) * | 2009-10-30 | 2014-11-05 | Mitsubishi Materials Corp | SURFACE-FINISHED CUTTING TOOL WITH EXCELLENT SPAN RESISTANCE |
| CN107475659A (zh) * | 2017-08-31 | 2017-12-15 | 无锡科特金属表面处理有限公司 | 一种等离子喷涂制备碳化钨涂层的方法 |
| JP2020531300A (ja) * | 2017-08-31 | 2020-11-05 | ヴァルター アーゲー | TiAlNナノレイヤー膜を備える耐摩耗性PVD工具コーティング |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP25315591A patent/JPH0569204A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6238148B1 (en) * | 1996-08-08 | 2001-05-29 | Mitsubishi Materials Corporation | Cemented carbide cutting tool |
| JP2011067883A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp | 表面被覆切削工具 |
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| EP2495057A4 (en) * | 2009-10-30 | 2014-11-05 | Mitsubishi Materials Corp | SURFACE-FINISHED CUTTING TOOL WITH EXCELLENT SPAN RESISTANCE |
| JP2012096303A (ja) * | 2010-03-23 | 2012-05-24 | Mitsubishi Materials Corp | 耐チッピング性にすぐれた表面被覆切削工具 |
| CN107475659A (zh) * | 2017-08-31 | 2017-12-15 | 无锡科特金属表面处理有限公司 | 一种等离子喷涂制备碳化钨涂层的方法 |
| JP2020531300A (ja) * | 2017-08-31 | 2020-11-05 | ヴァルター アーゲー | TiAlNナノレイヤー膜を備える耐摩耗性PVD工具コーティング |
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Legal Events
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