JPH0569347U - 車両搭載型クレーンにおけるエンジンアクセルの制御装置 - Google Patents

車両搭載型クレーンにおけるエンジンアクセルの制御装置

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JPH0569347U JP979792U JP979792U JPH0569347U JP H0569347 U JPH0569347 U JP H0569347U JP 979792 U JP979792 U JP 979792U JP 979792 U JP979792 U JP 979792U JP H0569347 U JPH0569347 U JP H0569347U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 方向切換弁の操作に連動したアクセル制御を
キャンセルし得るようにして、作業性、操作性の向上を
図ったエンジンアクセル制御装置。 【構成】 エンジンのアクセルレバー2に連結されたア
クセル作動手段Eと、方向切換弁4の操作量に対応した
信号を出力する第1操作量信号発生手段Aと、手動操作
手段Cの操作量に対応した信号を出力する第2操作量信
号発生手段Bと、第2操作量信号発生手段Bから信号が
出力されていない場合に、第1操作量信号発生手段Aか
らの出力信号に基づきアクセル作動手段Eをしてアクセ
ルレバー2を作動せしめる一方、第2操作量信号発生手
段Bから信号が出力されている場合に、第1操作量信号
発生手段Aからの出力信号の如何にかかわらず第2操作
量信号発生手段Bからの出力信号によりアクセル作動手
段Eをしてアクセルレバー2を作動せしめる制御手段D
とを備えた制御装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両搭載型クレーンにおけるエンジンアクセルの制御装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
車両搭載型クレーンにおけるエンジンアクセルの制御装置としては、従来一般 には方向切換弁による各種油圧アクチュエータの作動制御とは別にアクセル制御 手段を設け、両操作を同時に行いながら所要のクレーン作業を行うようにしてい たが、このように油圧アクチュエータの制御とアクセル制御とを同時に行うもの においてはその操作性が低劣であるという問題があり、これを解決する一つの手 段として、例えば油圧アクチュエータ制御用のスプール式の方向切換弁に、方向 切換及び油量調整を行う本来のストロークの外側に、これらの機能には関与しな いオーバストローク域を設定し、このオーバストローク域においてその操作量に 対応してエンジンのアクセル制御を行うようにし、もって方向切換弁の操作のみ によって油圧アクチュエータの制御とアクセル制御とを同時に行うことができる ようにしたものが知られている。
【0003】 ところが、このように方向切換弁のオーバストローク域を利用してアクセル制 御を行うものにおいては、スプールのストロークが長くなる分だけオーバストロ ーク域でのスプール付勢用スプリングの付勢力が大きくなり、結果的にアクセル 制御時の操作力が大きくなり、操作の軽快性という点において問題が生じた。
【0004】 このような事情から、方向切換弁にオーバストローク域を設けることなく本来 のストローク範囲内においてアクセル制御を行うようにしたものが開発されてい る。例えば、方向切換弁のストロークを6mmとした場合、ストローク0mm〜4mm の範囲内においては方向切換と油量制御のみ行い、ストローク4mm〜6mmの範囲 内においては方向切換と油量制御の他にアクセル制御をも同時に行なうようにし ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようにエンジンのアクセル制御を方向切換弁の本来のストロー ク範囲内において行うようにした場合には、オーバストロークを設定したものに 比して、方向切換弁の方向切換・油量調整のみに関与するストロークが小さくな り、またこれが所定ストローク以上操作された場合には自動的にエンジン回転数 の上昇制御が行なわれることから、例えばエンジンがアイドリング運転あるいは 中速運転されている状態で方向切換弁をフルストロークに設定して行う作業(即 ち、低荷重・高速作業)はその機構上困難であり、また方向切換・流量調整専用 のストローク域が狭くなりこの範囲でのシビアな制御が行いにくいことから、低 速での作業が要求される重荷重作業時とかインチング作業時において上記方向切 換弁の操作量が誤操作により本来作業者が要求しないアクセル制御域にまで達し てエンジンが不用意に吹き上がる、等のことが懸念されるものであり、クレーン 作業における作業性あるいは操作性という点において改善すべき余地がある。
【0006】 そこで本考案は、方向切換弁の操作量に対応したアクセル制御を行いつつも、 必要に応じて該方向切換弁の操作に連動したアクセル制御をキャンセルし得るよ うにすることで、クレーン作業における作業態様を拡大するとともに不用意なエ ンジンの吹き上がりを防止し、もって作業性、操作性の向上を図るようにした車 両搭載型クレーンにおけるエンジンアクセルの制御装置を提供せんとしてなされ たものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案ではかかる課題を解決するための具体的手段として、図1Aに示すよう に、車両のシャーシフレーム上に搭載された基台に対して旋回動可能に旋回台を 取り付けてこれを旋回台駆動用アクチュエータにより旋回駆動させるとともに、 該旋回台にはブーム起伏駆動用油圧アクチュエ−タにより起伏動せしめられるブ ームと、ウィンチ駆動用アクチュエ−タにより巻き上げ巻き下げ自在に駆動され るウィンチとを設ける一方、上記車両のエンジンによって駆動される油圧発生装 置からの圧油を人為操作されるスプール式の方向切換弁4を介して上記各油圧ア クチュエ−タに供給するようにした車両搭載型クレーンにおいて、上記エンジン のアクセルレバー2に連結されその変位により該アクセルレバー2を作動せしめ るアクセル作動手段Eと、上記方向切換弁4の操作量に対応して検出される検出 値をアクセル制御に関与する信号として出力する第1操作量信号発生手段Aと、 人為操作される手動アクセル操作手段Cの操作量に対応した信号を出力する第2 操作量信号発生手段Bと、上記第2操作量信号発生手段Bから操作信号が出力さ れていない場合には上記第1操作量信号発生手段Aからの出力信号に基づき上記 アクセル作動手段Eをして上記アクセルレバー2を作動せしめる一方、上記第2 操作量信号発生手段Bから操作信号が出力された場合には上記第1操作量信号発 生手段Aからの出力信号の如何にかかわらず該第2操作量信号発生手段Bからの 出力信号により上記アクセル作動手段Eをして上記アクセルレバー2を作動せし める制御手段Dとを備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】
本考案ではかかる構成とすることによって次のような作用が得られる。
【0009】 手動アクセル操作手段Cが操作されていない場合には、油圧アクチュエータ制 御用の方向切換弁4の操作量に対応して第1操作量信号発生手段Aから出力され る信号に基づきアクセル作動手段Eをしてエンジン回転数の上昇制御が行なわれ る。即ち、方向切換弁4の制御のみによって油圧アクチュエータの作動制御とエ ンジンのアクセル制御とが連動して同時に行なわれるものである。
【0010】 これに対して、方向切換弁4の操作に対応して第1操作量信号発生手段Aから 信号が出力されている場合であっても、手動アクセル操作手段Cが操作され第2 操作量信号発生手段Bから該操作量に対応した信号が出力された場合には、制御 手段Dにより上記第1操作量信号発生手段Aからの信号出力にもかかわらず第2 操作量信号発生手段Bからの出力信号に基づいてアクセル作動手段Eによるエン ジン回転数の上昇制御が行なわれる。従って、この場合には、油圧アクチュエー タの作動制御は方向切換弁4によって、またエンジンのアクセル制御は手動アク セル操作手段Cの操作量によって、それぞれ別々に制御される。
【0011】
【考案の効果】
従って、本考案の車両搭載型クレーンにおけるエンジンアクセルの制御装置に よれば次のような効果が得られる。
【0012】 手動アクセル操作手段が操作されていない場合においては、油圧アクチュエー タ制御用の方向切換弁の操作量に対応して自動的にエンジン回転数の上昇制御が 実行されることから、例えば油圧アクチュエータの制御とエンジンのアクセル制 御とを別々に行わなければならない場合に比して、クレーンの操作性が向上せし められる。
【0013】 一方、必要に応じて手動アクセル操作手段を操作することにより方向切換弁の 制御とは別に該手動アクセル操作手段の操作量に対応したアクセル制御を行うこ とが可能であることから、例えばエンジンのアイドリングあるいは中速運転状態 において方向切換弁をフルストローク位置に設定してのクレーン作業が可能であ るとか、インチング作業時等において不用意にエンジン回転数が上昇するという ようなこともなく安心して所要の作業を行うことができ、クレーン装置の作業性 、操作性の向上に寄与し得るものである。
【0014】
【実施例】
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本考案の車両搭載型クレーンにおける エンジンアクセルの制御装置を具体的に説明する。
【0015】 第1実施例 図1Bには、本考案の第1実施例にかかる車両搭載型クレーンにおけるエンジ ンアクセルの制御装置の制御系統図の一部が示されている。この車両搭載型クレ ーンは、車両駆動用のエンジン1によって駆動される油圧ポンプ3(実用新案登 録請求の範囲中の油圧発生装置に該当する)から吐出される圧油をブームの起伏 用油圧シリンダ5等の各油圧アクチュエータに供給するようになっている。そし て、この油圧シリンダ5は、人為操作される六ポート三位置型の方向切換弁4に よってその作動が制御される。即ち、方向切換弁4の位置切り換えにより作動方 向が制御され、また方向切換弁4の操作量(即ちスプール4aの移動量)により作 動速度が制御されるようになっている。さらに、油圧シリンダ5の最高作動速度 は、上記エンジン1の回転速度に支配され、エンジン回転数が上昇するに従って 作動速度が上昇するようになっている。従って、実際のクレーン作業に際しては 作業条件に応じて上記エンジン1の回転速度を制御する必要があり、この実施例 においては後述する如き構成によりこれを達成するようにしている。尚、上記ス プール4aの操作量は第1ポテンショメータ26によって検出され、後述のコン トロールユニット6に入力される。
【0016】 エンジン1側に設けられたアクセルレバー2は、操作ワイヤ11を介して揺動 レバー10の一端に連結されている。さらに、この揺動レバー10の中段部には 、リターンスプリング9により常時一方側に付勢されたロッド8をもつアクセル シリンダ7の上記ロッド8の一端8aが連結されている。
【0017】 このアクセルシリンダ7は、第1油室7aと第2油室7bの二つの油室を有し、 その第1油室7aには第1油路51を介して第1制御弁15が、また第2油室7b には第2油路52を介して第2制御弁16が、それぞれ接続されている。この各 制御弁15,16は、それぞれソレノイドコイル17,18を備えた三ポート二位 置型の切換弁で構成されるものであって、後述するコントロールユニット6から の制御信号を受けて作動し、上記第1油室7aと第2油室7bを択一的に上記油圧 ポンプ3側に接続し得るようになっている。
【0018】 具体的には、上記第1油室7a側が油圧ポンプ3側に、第2油室7bがタンク1 4側にそれぞれ接続された状態においては、上記ロッド8がリターンスプリング 9の付勢力に抗して矢印d方向に移動し、上記揺動レバー10が矢印f方向に回動 することで上記アクセルレバー2はエンジン回転数を上昇させる方向(UPと略記) へ操作される。一方、上記第1油室7aがタンク14側に、第2油室7bが油圧ポ ンプ3側にそれぞれ接続されると、上記ロッド8が矢印c方向に移動し、上記揺 動レバー10が矢印e方向に回動して上記操作ワイヤ11に対する引張力が解除 されることで、上記アクセルレバー2はスプリング23のバネ力によりエンジン 回転数を低下させる方向(DOWNと略記)へ操作されることとなる。尚、上記ロッド 8の作動位置は、第3ポテンショメータ28によって検出され、後述するコント ロールユニット6に入力される。
【0019】 一方、上記揺動レバー10とは別に、必要に応じて手動操作される手動アクセ ル操作レバー21が設けられている。この手動アクセル操作レバー21はスプリ ング22によってDOWN側に常時付勢されるとともに、その回動位置(操作量)は第 2ポテンショメータ27によって検出され、コントロールユニット6に入力され る。
【0020】 上記コントロールユニット6は、上記第1ポテンショメータ26から入力され る方向切換弁4の操作量に対応した信号と、上記第2ポテンショメータ27から 入力される上記手動アクセル操作レバー21の操作量に対応した信号と、上記第 3ポテンショメータ28から入力される上記ロッド8の作動位置(即ち、上記ア クセルレバー2の回動位置)に対応した信号とに基づき、上記各制御弁15,16 をして上記アクセルシリンダ7の作動を制御せしめる。
【0021】 具体的には、図2のフロ−チャ−トに示すように、先ず第1ポテンショメータ 26と第2ポテンショメータ27の出力をそれぞれ読み込む(ステップS1)。次 に、上記手動アクセル操作レバー21が、UP側に操作されたかどうかを判定する (ステップS2)。
【0022】 ここで、手動アクセル操作レバー21が操作されていない場合には、第1ポテ ンショメータ26からの出力信号に基づき、エンジン回転数を上記方向切換弁4 の操作量に対応した回転数に設定すべく、上記各制御弁15,16のソレノイド コイル17,18に制御信号を出力する。これにより、上記方向切換弁4の操作 量に対応して自動的にエンジン回転数を制御する所謂オートアクセル状態が実現 されるものである。尚、この場合、上記各制御弁15,16は、第3ポテンショ メータ28の出力値と、予じめ上記方向切換弁4の操作量に対応して設定したエ ンジン回転数マップ値とに基づきフィードバック制御される。
【0023】 一方、上記手動アクセル操作レバー21が操作された場合には、作業者から手 動アクセル制御の要求が出されたと判断し、この場合には上記第1ポテンショメ ータ26からの信号入力にもかかわらず、第2ポテンショメータ27からの出力 信号に基づき、エンジン回転数を該手動アクセル操作レバー21の操作量に対応 した回転数に設定すべく、上記各制御弁15,16のソレノイドコイル17,18 に制御信号を出力する。これにより、エンジン回転数は手動アクセル操作レバー 21の操作量のみによって制御されることとなり、上記オートアクセル状態が解 除されるものである。尚、この場合も、上記各制御弁15,16は、第3ポテン ショメータ28の出力値と、予じめ上記手動アクセル操作レバー21の操作量に 対応して設定したエンジン回転数マップ値とに基づきフィードバック制御される 。
【0024】 このように、この実施例のものにおいては、手動アクセル操作レバー21が操 作されていない場合には、方向切換弁4の操作量に対応してエンジン回転数を上 昇制御することでクレーン装置の操作性を良好ならしめる一方、上記手動アクセ ル操作レバー21が操作された場合には該手動アクセル操作レバー21の操作量 に応じてエンジン回転数を上昇制御することでアクセル制御と油圧シリンダ5の 作動制御とを別系統とすることができるものである。
【0025】 従って、例えば、低速での作業が要求される重荷重作業あるいはインチング作 業時等においては、方向切換弁4の操作量に基づくオートアクセル状態で作業を 行うと、アクセル制御域の分だけ方向切換弁4の全ストロークに占める方向切換 ・油量調整に専用のストローク範囲が狭くなることから、作業中に誤って方向切 換弁4が方向・流量調整専用ストローク域を越えてアクセル制御域まで操作され エンジン回転数が不用意に吹き上がって作業が困難になるということも考えられ るが、このような場合には手動アクセル操作レバー21を操作して手動によりエ ンジン回転数を設定するようにすれば、例え方向切換弁4の操作量がアクセル制 御域まで達したとしても何等エンジン回転数は変化しないので、低速での作業が 確実に行えることとなり、その作業性あるいは操作性が向上せしめられるもので ある。また、同様のことは、エンジンをアイドリング運転して静かに作業するこ とが要求される夜間作業等においても言える。
【0026】 さらに、従来のものにおいては、エンジンをアイドリングあるいは中速運転し た状態のまま方向切換弁4をフルストローク位置まで操作して作業を行うという ようなことはその機構上からして不可能であったが、この実施例のものにおいて は上記手動アクセル操作レバー21によってエンジン回転数を制御するようにす ることによりこれが容易に可能となるものであって、それだけクレーン装置の作 業態様の拡大が図れることとなるものである。
【0027】 なお、この実施例においては、第1ポテンショメータ26が実用新案登録請求 の範囲中の第1操作量信号発生手段Aに、第2ポテンショメータ27が実用新案 登録請求の範囲中の第2操作量信号発生手段Bに、手動アクセル操作レバー21 が実用新案登録請求の範囲中の手動アクセル操作手段Cに、コントロールユニッ ト6が実用新案登録請求の範囲中の制御手段Dに、アクセルシリンダ7と各制御 弁15,16とが実用新案登録請求の範囲中のアクセル作動手段Eに、それぞれ 該当する。
【0028】 第2実施例 図3には本考案の第2実施例にかかる車両搭載型クレーンにおけるエンジンア クセルの制御装置の制御系統図を示している。この実施例のものは、上記第1実 施例のものが手動アクセル操作レバー21の操作量に対応した信号をコントロー ルユニット6に入力し、該コントロールユニット6において該手動アクセル操作 レバー21の操作の有無を判断し、アクセルシリンダ7を方向切換弁4の操作量 あるいは手動アクセル操作レバー21の操作量に対応して作動制御するようにし ていたのに対して、手動アクセル操作レバー21が操作された場合にはアクセル シリンダ7の作動を強制的にキャンセルして該手動アクセル操作レバー21によ って直接アクセルレバー2を操作するようにしたものである。従って、この実施 例のものは、上記第1実施例の構成に若干の追加・変更を行った構成となってい る。以下、第1実施例のものと異なる部分について説明し、これと同一構成部分 についてはその説明を省略する。
【0029】 手動アクセル操作レバー21は、操作ワイヤ31を介して直接揺動レバー10 に連結されている。そして、この場合、アクセルシリンダ7の作動に伴う揺動レ バー10の揺動を許容し、また手動アクセル操作レバー21により直接揺動レバ ー10を揺動可能とするために上記揺動レバー10と上記手動アクセル操作レバ ー21及びアクセルシリンダ7のロッド8との連結部分は図4に示される如き構 成とされている。
【0030】 即ち、ロッド8の一端8aには縦方向に所定深さのスリット12が形成されて おり、このスリット12内に上記揺動レバー10が挿脱自在に嵌挿されている。 そして、この両者は、上記ロッド8がエンジン回転数を上昇させる方向(矢印d方 向)に移動する場合には、該スリット12のスリット底面12aが揺動レバー10 の端面10aに当接係合し、これによって該揺動レバー10は矢印f方向に回動せ しめられる。これに対して、揺動レバー10が操作ワイヤ31によって強制的に 矢印f方向へ回動せしめられる場合には、該揺動レバー10がスリット12から そのまま抜け出ることで両者の係合が解除される(換言すれば、揺動レバー10 の矢印f方向への回動が許容される)ようになっている。
【0031】 また、上記操作ワイヤ31の端部に設けた索端金具32には長穴33が形成さ れており、該長穴33内に揺動レバー10側に設けた連結ピン34が摺動可能に 嵌挿されている。従って、手動アクセル操作レバー21が操作されない状態でア クセルシリンダ7が作動してロッド8により揺動レバー10が矢印f方向に回動 する場合には、該揺動レバー10と手動アクセル操作レバー21とは非係合とさ れる一方、手動アクセル操作レバー21がUP側に操作され操作ワイヤ31が引か れた場合には、上記長穴33と連結ピン34が係合し上記手動アクセル操作レバ ー21は揺動レバー10と連結され、該揺動レバー10はロッド8の動きとは無 関係にそのまま矢印f方向に回動せしめられることとなる。
【0032】 一方、上記第1制御弁15を介して上記第1油路51と選択的に連通せしめら れることで上記油圧ポンプ3からの圧油をアクセルシリンダ7の第1油室7aに 供給する第3油路53には、ON−OFF切り換えされる第3制御弁19が介設 されている。そして、この第3制御弁19は上記手動アクセル操作レバー21の 操作に連動して作動するようになっており、該手動アクセル操作レバー21が操 作されていない場合には開弁し、操作されている場合には閉弁するようにその作 動特性が設定されている。従って、手動アクセル操作レバー21が操作されてい ない場合には第3制御弁19が開弁し、アクセルシリンダ7はコントロールユニ ット6からの制御信号を受けて作動する上記各制御弁15,16によりその作動 が制御される(即ち、オートアクセル状態とされる)。
【0033】 これに対して、手動アクセル操作レバー21が操作されている場合には第3制 御弁19が閉弁することから、上記コントロールユニット6から制御信号が出力 されていてもアクセルシリンダ7はそのまま固定され何等アクセル制御は行わな い。従って、この場合には、手動アクセル操作レバー21の操作により操作ワイ ヤ31及び操作ワイヤ11を介して直接アクセルレバー2がUP側に作動され、所 要のアクセル制御が行なわれる。これによりオートアクセル状態が解除され、油 圧シリンダ5の作動制御は方向切換弁4により、エンジン1のアクセル制御は手 動アクセル操作レバー21によりそれぞれ別々に行なわれることとなる。
【0034】 このように、この実施例のものにおいては、オートアクセル状態であっても手 動アクセル操作レバー21が操作された場合には上記アクセルシリンダ7の作動 を機械的にキャンセルし、該手動アクセル操作レバー21によるアクセル制御を 可能としたものであり、手動アクセル操作レバー21が操作された場合にオート アクセル状態を電気的にキャンセルする上記第1実施例とはキャンセル手法が異 なるものの、これと同様の作用効果が期待できるものである。
【0035】 また、この実施例のものにおいては、手動アクセル操作レバー21を操作ワイ ヤ31を介して揺動レバー10に連結すること、及び油圧回路中に第3制御弁5 3を設けることにより従来のオートアクセル機構を備えたものにそのまま適用で きるという利点もある。
【0036】 尚、この実施例においては、第1ポテンショメータ26が実用新案登録請求の 範囲中の第1操作量信号発生手段Aに、手動アクセル操作レバー21が実用新案 登録請求の範囲中の第2操作量信号発生手段B及び手動アクセル操作手段Cに、 コントロールユニット6及び第3制御弁19が実用新案登録請求の範囲中の制御 手段Dに、さらにアクセルシリンダ7と各制御弁15,16及び手動アクセル操 作レバー21が実用新案登録請求の範囲中のアクセル作動手段Eに、それぞれ該 当する。
【0037】 第3実施例 図5には本考案の第3実施例にかかる車両搭載型クレーンにおけるエンジンア クセルの制御装置の系統図が示されている。この実施例のものは基本構成は上記 第2実施例のものと同様であり、これと異なる点は、上記第2実施例のものが第 3制御弁19によってアクセルシリンダ7の作動をキャンセルしていたのに対し て、この実施例のものにおいては上記第1制御弁15に設けたソレノイドコイル 17への電気回路中に手動アクセル操作レバー21の操作に連動してこれを開成 するスイッチ13を設け、これによってアクセルシリンダ7の作動をキャンセル するようにした点である。
【0038】 このため、この実施例のものにおいては、例えオートアクセル状態であっても 手動アクセル操作レバー21が所定量以上操作された場合にはこれに連動して上 記スイッチ13が開成し上記第1制御弁15が作動停止されることで上記方向切 換弁4の操作量に対応してのアクセルシリンダ7の作動がキャンセルされ、エン ジン1のアクセル制御は手動アクセル操作レバー21のみによって行なわれるも のである。従って、この実施例のものにおいても、上記第2実施例と同様の作用 効果が得られるものである。
【0039】 尚、この実施例においては、第1ポテンショメータ26が実用新案登録請求の 範囲中の第1操作量信号発生手段Aに、手動アクセル操作レバー21が実用新案 登録請求の範囲中の第2操作量信号発生手段B及び手動アクセル操作手段Cに、 コントロールユニット6とスイッチ13が実用新案登録請求の範囲中の制御手段 Dに、さらにアクセルシリンダ7と各制御弁15,16及び手動アクセル操作レ バー21が実用新案登録請求の範囲中のアクセル作動手段Eに、それぞれ該当す る。
【0040】 第4実施例 図6には本考案の第4実施例にかかる車両搭載型クレーンにおけるエンジンア クセルの制御装置の系統図が示されている。この実施例のものは、上記第2、第 3実施例のものが第3制御弁19あるいはスイッチ13を設けてこれによりアク セルシリンダ7の作動をキャンセルするようにしていたのに対して、該アクセル シリンダ7の作動そのものはこれを許容する一方、該アクセルシリンダ7のロッ ド8と揺動レバー10との係合状態を手動アクセル操作レバー21の操作に連動 して切り換えることで、手動アクセル操作レバー21が操作された場合には、方 向切換弁4の操作量によらず、該手動アクセル操作レバー21の操作量のみに対 応したアクセル制御を可能としたものである。
【0041】 このような作用を実現するための具体的手段としては、図6〜図8に示すよう に、上記ロッド8の一端8aに第1端面41と第2端面42とを階段状に形成し 、方向切換弁4の操作量に対応したアクセル制御を行うオートアクセル状態にお いては、上記第1端面41を上記揺動レバー10に当接係合させ、該ロッド8の 進退変位を該揺動レバー10に伝達して所定のアクセル制御を行わしめる一方( 図7参照)、手動アクセル操作レバー21が操作された場合には、これに連動し て上記ロッド8を90°回転させて上記第1端面41と揺動レバー10との係合 を解除し、該揺動レバー10を第2端面42より外方側に位置せしめるようにし ている。尚、この場合、上記第2端面42の位置は、上記ロッド8が最も矢印d 方向に移動した状態(図8の実線図示状態)においても該揺動レバー10と当接し ないように該揺動レバー10との間で相対的に設定される。従って、ロッド8が 矢印cーd方向へ変位する場合、揺動レバー10は該ロッド8に対して図8に実線 図示する位置と鎖線図示する位置との間において相対変位し、該ロッド8との係 合解除状態が維持されるものである。
【0042】 一方、このロッド8を上記手動アクセル操作レバー21の操作に連動して回転 させるために、上記ロッド8の他端8bにはレバー45を介してエアシリンダ4 4が取り付けられ、さらにこのエアシリンダ44はエアバルブ46によって加圧 エア供給源47からの加圧エアを給排することで作動せしめられるようになって いる。そして、このエアバルブ46は、上記手動アクセル操作レバー21が操作 されていない状態においてはエア室44aを大気に開放し、該手動アクセル操作 レバー21が操作された場合には加圧エア供給源47を上記エア室44aに接続 するようになっている。
【0043】 従って、この実施例のものにおいては、手動アクセル操作レバー21の操作量 が所定量以下である場合には、図6及び図7に示すようにロッド8の第1端面4 1が揺動レバー10と当接係合することから、方向切換弁4の操作量に対応して コントロールユニット6から出力される制御信号に基づいて各制御弁15,16 が制御され、これによってアクセルシリンダ7をしてのアクセル制御が行なわれ る(オートアクセル状態)。一方、該手動アクセル操作レバー21が操作された場 合には、その変位に対応してエアバルブ46が開弁し、エアシリンダ44により ロッド8が90°回転せしめられることで上記揺動レバー10と第1端面41と の係合が解除され、該ロッド8の変位はなんら揺動レバー10には伝達されない 。
【0044】 このため、方向切換弁4の操作に対応して上記アクセルシリンダ7が作動状態 にあっても、エンジン1のアクセル制御は方向切換弁4の操作とは無関係に手動 アクセル操作レバー21の操作量に対応して行なわれることとなる(オートアク セル解除状態)。従って、かかる作動により、この実施例のものにおいても、上 記第2、第3実施例のものと同様の作用効果が期待できるものである。
【0045】 この実施例においては、第1ポテンショメータ26が実用新案登録請求の範囲 中の第1操作量信号発生手段Aに、手動アクセル操作レバー21が実用新案登録 請求の範囲中の第2操作量信号発生手段B及び手動アクセル操作手段Cに、コン トロールユニット6とエアバルブ46及びロッド8が実用新案登録請求の範囲中 の制御手段Dに、さらにアクセルシリンダ7と各制御弁15,16及び手動アク セル操作レバー21が実用新案登録請求の範囲中のアクセル作動手段Eに、それ ぞれ該当する。
【0046】 尚、上記各実施例においては、方向切換弁4を手動制御弁で構成しているが、 本考案の他の実施例においてはこれを電気的に制御されるソレノイド弁で構成し 、該方向切換弁4の制御信号そのものを直接アクセル制御信号として取り出すこ ともできるものである。
【0047】 さらに、上記各実施例においては手動アクセル操作レバー21の操作の有無に よってオートアクセル状態及びオートアクセル解除状態を選択するようにしてい るが、本考案の実施例においては、例えば上記手動アクセル操作レバー21とは 別にモード選択スイッチを設け、該モード選択スイッチをオートアクセル位置に 設定した時には方向切換弁4の操作量に対応したアクセル制御が行なわれ、オー トアクセル解除位置に設定した時には例え方向切換弁4が操作されてもアクセル 制御を行わないようにすることもできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本考案の機能ブロック図である。
【図1B】本考案の第1実施例にかかるエンジンアクセ
ルの制御装置における制御系統図である。
【図2】図1Bに示した制御装置における制御フロ−チ
ャ−トである。
【図3】本考案の第2実施例にかかるエンジンアクセル
の制御装置における制御系統図である。
【図4】図3のIV部の拡大斜視図である。
【図5】本考案の第3実施例にかかるエンジンアクセル
の制御装置における制御系統図である。
【図6】本考案の第4実施例にかかるエンジンアクセル
の制御装置における制御系統図である。
【図7】図6のVII部の拡大斜視図である。
【図8】図7の状態変化図である。
【図9】図6のIX部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1はエンジン、2はアクセルレバー、3は油圧ポンプ、
4は方向切換弁、5は油圧シリンダ、6はコントロール
ユニット、7はアクセルシリンダ、8はロッド、9はリ
ターンスプリング、10は揺動レバー、11は操作ワイ
ヤ、12はスリット、13はスイッチ、15は第1制御
弁、16は第2制御弁、17はソレノイドコイル、18
はソレノイドコイル、19は第3制御弁、21は手動ア
クセル操作レバー、22はスプリング、26は第1ポテ
ンショメータ、27は第2ポテンショメータ、28は第
3ポテンショメータ、31は操作ワイヤ、32は索端金
具、33は長穴、34は連結ピン、41は第1端面、4
2は第2端面、44はエアシリンダ、45はレバー、4
6はエアバルブ、47は加圧エア供給源である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のシャーシフレーム上に搭載された
    基台に対して旋回動可能に旋回台を取り付けてこれを旋
    回台駆動用アクチュエータにより旋回駆動させるととも
    に、該旋回台にはブーム起伏駆動用油圧アクチュエ−タ
    により起伏動せしめられるブームと、ウィンチ駆動用ア
    クチュエ−タにより巻き上げ巻き下げ自在に駆動される
    ウィンチとを設ける一方、上記車両のエンジンによって
    駆動される油圧発生装置からの圧油を人為操作されるス
    プール式の方向切換弁を介して上記各油圧アクチュエ−
    タに供給するようにした車両搭載型クレーンにおいて、
    上記エンジンのアクセルレバーに連結されその変位によ
    り該アクセルレバーを作動せしめるアクセル作動手段
    と、 上記方向切換弁の操作量に対応して検出される検出値を
    アクセル制御に関与する信号として出力する第1操作量
    信号発生手段と、 人為操作される手動アクセル操作手段の操作量に対応し
    た信号を出力する第2操作量信号発生手段と、 上記第2操作量信号発生手段から操作信号が出力されて
    いない場合には上記第1操作量信号発生手段からの出力
    信号に基づき上記アクセル作動手段をして上記アクセル
    レバーを作動せしめる一方、上記第2操作量信号発生手
    段から操作信号が出力された場合には上記第1操作量信
    号発生手段からの出力信号の如何にかかわらず該第2操
    作量信号発生手段からの出力信号により上記アクセル作
    動手段をして上記アクセルレバーを作動せしめる制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする車両搭載型クレーンにおける
    エンジンアクセルの制御装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5768543A (en) * 1980-10-17 1982-04-26 Hitachi Constr Mach Co Ltd Control device for engine
JPH0213143U (ja) * 1988-06-30 1990-01-26

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