JPH0569379U - 油汲出ポンプにおけるホースの端部受装置 - Google Patents

油汲出ポンプにおけるホースの端部受装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラム缶内の油類を所定分量汲み出すための
汲出ポンプのホース端部を保持し、ホースから油が垂れ
落ちるのを防止する装置を提供する。 【構成】 カップ状本体18の基部22に筒状の挿入部
24を設けてこれをドラム缶上部の空気抜穴28に挿入
・固定するように成すとともに、カップ状本体18内部
の中心部に栓体20を設け、ホース14の端部をこの栓
体20又はカップ状本体18の内周面に嵌合させてホー
ス14の端部を閉鎖するとともに、同端部を保持・固定
するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はドラム缶の油取出口にセットされた汲出ポンプにおけるホースの端 部を受けて固定する装置に関する。
【0002】 [従来の技術及び考案が解決しようとする課題] 工場等においては、ドラム缶置場にドラム缶を置き、その取出口に汲出ポンプ をセットしてドラム缶内から所定量の分量の潤滑油その他の油類を汲み出してこ れを必要な現場に補給するといったことが一般に行われている。 また家庭等においても、ドラム缶内から所定分量の灯油を汲み出し、これをス トーブ等の機器に補給するといったことが行われている。
【0003】 ところでドラム缶上部の取出口にセットした汲出ポンプは、通常油汲出後もそ のセット状態のままとしておくことが多いが、この場合汲出ポンプから伸び出し たホース端部の始末が問題となる。
【0004】 従来一般には、図6に示しているようにドラム缶の横に容量20l位のペール 缶100を置きその内部にホース102の端部を垂しておくか、或いはホース1 02端部を汲出ポンプ104に紐等で縛り付けておくか、又はホース102端部 をそのままドラム缶の上面に載せておくかしているが、ホース102端部をペー ル缶100内に垂しておく場合、ペール缶100が風で倒れたり或いは人が歩行 中等に誤って蹴って倒したりすることがあり、この場合ペール缶100内の油が 周囲にこぼれたり、飛散したりする。
【0005】 またホース102端部を汲出ポンプ104に縛り付けておく場合、ホース10 2端部が開放状態であるのでそこから虫やゴミ等が内部に入り込み、油で濡れた ホース102内面に付着してしまうといった問題を生ずる。
【0006】 更にホース102端部をドラム缶上にそのまま載せておく場合、ホース102 内に残った油がドラム缶上にこぼれ出し、ドラム缶上面を汚すといった問題を生 ずる。
【0007】 また何れの場合においても、ホース102端部の油を受けるためのペール缶1 00やホース102の端部等から流れ出した油によって周辺環境が汚れ、工場美 化が求められている昨今において問題となるのみならず、これら油類に引火の恐 れがあり、加えてホース102端部から垂れ落ちた油が無駄に失われるといった 数々の問題が生じていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のホース端部受装置はこのような課題を解決するために案出されたもの であり、その要旨は、ドラム缶上部の空気抜穴内に挿入・固定される筒状の挿入 部をカップ状本体の基部に有するとともに、該カップ状本体内部の中心部におい て立ち上がる栓体を有し、該ドラム缶上部の油取出口にセットされた汲出ポンプ のホースの端部を該カップ状本体の上端開口より挿入させた上、前記栓体を該ホ ース端部の内部に嵌入させるか又は該ホース端部の外周面を該カップ状本体の周 壁部の内周面に嵌合させることにより、該ホース端部を固定するように成された ことにある。
【0009】 [作用及び考案の効果] 本考案の装置によれば、ドラム缶上部の取出口にセットされた状態の汲出ポン プのホースの端部を閉鎖状態に保持・固定することができる。
【0010】 即ちカップ状本体基部の筒状の挿入部をドラム缶上部に設けてある空気抜穴に 挿入・固定することにより、ホース端部受装置をドラム缶に装着することができ 、そして汲出ポンプにより油を所定分量汲み出した後、ホース端部を本装置の栓 体に差し込むことで、ホース端部を栓体により閉鎖状態に保持・固定できる。 或いはまた、ホース端部をカップ状本体の周壁部の内周面に嵌合させることで 、ホース端部を同じく閉鎖状態に保持・固定することができる。
【0011】 これによりホース内部に残った油類がドラム缶上或いは周辺に垂れ落ちて環境 を汚染したり、垂れ落ちた油類に引火して火災を招くといった危険を回避できる 。 更にホース端部から油が垂れ落ちることが無くなるので、油が無駄に失われる といったことも防止できる。
【0012】 本発明においては、上記栓体の外周面を下側から上側に向かって径が漸次小さ くなるようなテーパ面と成すことができる。この場合、汲出ポンプにおける様々 な太さのホースの端部を、かかる栓体にて確実に閉鎖することができる利点が生 ずる。
【0013】 また更に、この栓体の外周面に沿って上下に溝を形成するとともに、カップ状 本体の底部にこの溝と筒状の挿入部内部とを連通する連通路を設けておけば、ホ ース内部に残った油類をこれら溝,連通路を通じてドラム缶内に戻すことができ る利点が生ずる。
【0014】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図2において10はドラム缶で、12は汲出ポンプ、14はポンプ12から伸 び出したホースである。
【0015】 ドラム缶10の上部には空気抜穴28(図1参照)が設けてあり、この空気抜 穴28にホースの端部受装置16が装着されている。
【0016】 ホースの端部受装置16は、ここではプラスチック製のものであって、図1, 図3及び図4に示しているようにカップ状本体18と、カップ状本体18の内部 の中心部において立ち上がる栓体20とを有している。
【0017】 カップ状本体18は、円筒状の基部22とこれに差込・固定されたほぼ円筒形 状の筒体24とから成っており、その下部には下向きに延び出す雄ねじ管部(挿 入部)26が設けられていて、この雄ねじ管部26が空気抜穴28の雌ねじにね じ込み・固定されている。
【0018】 上記筒体24の外周面には環状突起30が形成されており、この環状突起30 と、基部22の内周面に形成された環状溝33との弾性嵌合に基づいて筒体24 が抜け止めされている。
【0019】 尚この筒体24の内周面は、下側から上側にかけて内径が漸次大きくなるよう なテーパ面とされている。一方前記栓体20の外周面は、これとは逆向きのテー パ面、即ち下側から上側に進むにつれて外径が漸次小さくなるようなテーパ面と されている。
【0020】 栓体20の外周面には、上下に延びる溝32が形成されている。この溝32は 、ホース14内部からの油を流出案内するためのものであり、そしてこの溝32 を伝って流れた油をドラム缶10内に戻すため、前記カップ状本体18の底部に は貫通穴34,環状溝36,連通溝38がそれぞれ設けられている。
【0021】 以上のように構成された装置16をドラム缶10上部に取り付けておいた場合 、汲出ポンプ12にてドラム缶10内の油を所定分量汲み出した後、ホース14 の先端部をホース端部受装置16の栓体20に差し込んでおくことで、ホース1 4からの油の垂れ落ちを防止することができるとともに、ホース14端部を閉鎖 状態に保持することができる。 これにより垂れ落ちた油により周辺環境が汚れたり、或いは垂れ落ちた油に引 火して火災を招くといった危険を回避できる。
【0022】 またホース14内部に残った油は、栓体20の溝32,貫通穴34,環状溝3 6,連通溝38を通じてドラム缶10内に戻されるから、油が無駄に失われると いったことも防止できる。
【0023】 尚、本例では栓体20の外周面がテーパ面とされているため、ホース14の内 径が種々異なっていても支障なくこれを栓体20に差込・固定することができる 。
【0024】 一方ホース14内径が大き過ぎて栓体20に差し込めない場合、カップ状本体 18における筒体24の内周面がホース14端部の外周面に嵌合し、これを保持 ・固定する。この場合においてもホース14内部に残った油は上記溝32,貫通 穴34,環状溝36,連通溝38を通じてドラム缶10内に戻ることができる。
【0025】 以上はあくまで本考案の一例であって、本考案においては例えば図5に示して いるように筒体24の外周面下部に雄ねじ部40を設け、この雄ねじ部40を、 基部22の雌ねじ部42にねじ込むことで固定及び抜け止めするようにしても良 く、或いは筒体24と基部22とを一体に構成することも勿論可能である。その 外栓体20を所定角度回転させることにより、栓体20に形成した溝32と雄ね じ管26の内部とを連通させる連通路を遮断するようにしても良く、この場合ド ラム缶内の臭気が外部に漏れるのを防止でき、また雨水等がこの連通路をつたっ てドラム缶内に入り込むのを防止できる利点が生じる。その他本考案は、その主 旨を逸脱しない範囲において、様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるホース端部受装置の断
面図である。
【図2】同装置をドラム缶に装着した状態で示す斜視図
である。
【図3】図1及び図2におけるホース端部受装置の分解
斜視図である。
【図4】図1におけるIV−IV断面図である。
【図5】本考案の他の実施例であるホース端部受装置の
断面図である。
【図6】本考案の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 ドラム缶 12 汲出ポンプ 14 ホース 16 ホース端部受装置 18 カップ状本体 20 栓体 26 雄ねじ管部 28 空気抜穴 32 溝 34 貫通穴 36 環状溝 38 連通溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム缶上部の空気抜穴内に挿入・固定
    される筒状の挿入部をカップ状本体の基部に有するとと
    もに、該カップ状本体内部の中心部において立ち上がる
    栓体を有し、該ドラム缶上部の油取出口にセットされた
    汲出ポンプのホースの端部を該カップ状本体の上端開口
    より挿入させた上、前記栓体を該ホース端部の内部に嵌
    入させるか又は該ホース端部の外周面を該カップ状本体
    の周壁部の内周面に嵌合させることにより、該ホース端
    部を固定するように成されたことを特徴とする油汲出ポ
    ンプにおけるホースの端部受装置。
  2. 【請求項2】 前記栓体の外周面が下側から上側に向か
    って径が漸次小さくなるようなテーパ面と成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の油汲出ポンプにおけ
    るホースの端部受装置。
  3. 【請求項3】 前記栓体の外周面に沿って上下に溝が形
    成されると共に、前記カップ状本体の底部に該溝と前記
    筒状の挿入部の内部とを連通させる連通路が設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の油汲出ポ
    ンプにおけるホースの端部受装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0165663U (ja) * 1987-10-16 1989-04-26

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JPH0165663U (ja) * 1987-10-16 1989-04-26

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