JPH0569450A - 繊維強化樹脂材の成形方法および成形装置 - Google Patents

繊維強化樹脂材の成形方法および成形装置

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JPH0569450A
JPH0569450A JP4052597A JP5259792A JPH0569450A JP H0569450 A JPH0569450 A JP H0569450A JP 4052597 A JP4052597 A JP 4052597A JP 5259792 A JP5259792 A JP 5259792A JP H0569450 A JPH0569450 A JP H0569450A
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JP
Japan
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roll
fiber
mold
resin material
reinforced resin
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Application number
JP4052597A
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English (en)
Inventor
Yuzo Hayakawa
雄三 早川
Tsuneo Hirai
恒夫 平井
Tsuguo Katayama
傳生 片山
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリプレグシートのSMC材等から成形品を
得るための繊維強化樹脂材の成形方法および成形装置で
あって、特に、繊維の配向を制御し、方向に対する強度
に等方性あるいは異方性を与えることが出来るように
し、 かつ、連続成形も可能とするものである。 【構成】 半硬化の繊維強化樹脂材を金型とロールの間
で複数回押圧することにより、所定の圧下率として賦形
すると共に繊維方向を制御し、 該賦形後に連続して硬化
処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化樹脂材の成形
方法および成形装置に関し、詳しくは、ガラス繊維等の
強化繊維に、高温硬化剤等を配合した不飽和ポリエステ
ル樹脂あるいはエポキシ樹脂を含浸してなる半硬化成形
材(SMC材、TMC材)を、所要の形状および所要の繊
維方向で、連続的あるいは定尺で成形する方法および成
形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガラス繊維、カーボン繊
維等の強化繊維、樹脂および硬化剤等の原材料からなる
複合材を所要の形状に成形する方法としては、成形時に
上記原材料を混合しながら成形するウェット材料からの
成形方法と、上記原材料を予め半硬化状のシート状等に
成形したプリプレグシート、例えば、SMC材あるいは
TMC材等の繊維強化樹脂材を用い、該複合材をプレス
成形するドライ材料からの成形方法とがある。
【0003】上記した成形方法のうち、SMC材等を用
いるドライ材料からの成形方法は、ウェット材料から成
形する場合に生じる環境上の問題がなく、かつ、SMC
材等は成形時に取り扱い容易であり、かつ、表面光沢に
優れると共に、寸法精度が高く、複雑な形状の成形品も
成形できる等の利点を有するため、上記複合材の成形方
法として広く用いられる。
【0004】上記繊維強化樹脂材からなる複合材のドラ
イ成形は、通常、プレス、金型を用いた加熱圧縮成形法
で行っており、例えば、下型の型面に沿った所定形状に
裁断した複合材を下型内部に挿入した後、上型を高圧で
圧下し、該上型の型面と下型の型面とで囲まれたキャビ
ティの形状に沿って複合材を成形している。かつ、該プ
レス成形を高温で行い賦形と同時に硬化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のプレス成形方法では、一度に、例えば、1.2M
Paの高圧を複合材に負荷するために急激な流動が生
じ、該流動で樹脂中の強化繊維の向きが、意図しない特
定方向に偏よる配向性が生じて、繊維の方向性を制御で
きない問題が生じている。通常、このような成形に用い
られる複合材では、繊維は特定方向に配向されておら
ず、略均等に全方向に向けられており、よって、方向に
対する強度が均等な等方性を有する素材として形成され
ている。しかしながら、 上記したように、プレス成形時
に繊維が意図しない特定の方向に向いてしまう配向性が
生じる問題がある。よって、例えば、完成した成形品に
おいて等方性の強度が要求される場合に、方向により強
度差が生じて上記要求に応えられない問題が生じる。あ
るいは、特定の一定方向の強度を他の方向よりも大きく
した所謂異方性の強度が要求される場合、上記特定方向
に繊維方向が向くように制御することが困難で、上記要
求に応えられない問題があった。
【0006】さらに、高エネルギーをかけてプレス成形
で一度に賦形する場合、各部によって流動が不均一に生
じ、そのために、剥離、層間ずれ、層間うねり等が生じ
易いと共に、原材料が均一な分布とならず、成形欠陥が
生じやすい欠点もある。また、SMC材等の繊維強化樹
脂材をプレス成形する場合、金型形状の制約により、長
尺の製品の成形が出来ず、定尺物でも制限を受ける。
【0007】そのため、従来、この種の繊維強化樹脂材
から連続成形品を製造する場合、前記ウエット材料から
の成形方法が用いられ、連続強化繊維を樹脂に含浸させ
た後にダイスの型穴内を大きな引き抜き力をかけて引き
出す方法が用いられている。
【0008】しかしながら、上記ウエット材料から連続
成形品を成形する場合、大きな引き抜き力を要するため
消費動力が多大となるほか、連続繊維を用いなけらばな
らず、該連続繊維は高価であるため、コストが高くなる
欠点がある。また、複数本の繊維を集合した状態で引き
抜くが、繊維の並びが乱れ易いため、機械的性質に問題
があると共に、大径のものは成形できず、形状が限定さ
れる等の欠点がある。
【0009】本発明は、上記した種々の問題に鑑みてな
されたものであり、SMC材等の繊維強化樹脂材からな
るドライ材料を用いて成形する方法において、前記賦形
時に生じる繊維配向性を制御することにより、等方性あ
るいは異方性の強度を選択的に得ることが出来るように
し、かつ、ドライ材料を用いて連続成形を可能とする成
形方法および成形装置を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、微少加工を重
畳的に施し、繊維強化樹脂材に段階的圧下を加えること
により、前記プレス成形では困難であった繊維配向性の
制御を可能とすると共に、該成形時における不均一な流
動の欠点を解消するものである。
【0011】即ち、本発明は、対向配置した金型とロー
ルとの間に、強化繊維に樹脂を含浸して形成した半硬化
の繊維強化樹脂材を配置し、上記ロールおよび/あるい
は金型の間で上記繊維強化樹脂材を相対的に移動させ
て、所要の圧下率に達するまで複数回押圧し、該押圧に
より強化繊維に所要の方向を与えると共に繊維強化樹脂
材に所要の形状を賦形することを特徴とする繊維強化樹
脂材の成形方法を提供するものである。
【0012】上記ロールと対向配置する金型は、平型あ
るいは円形型(ロール型)のいずれでもよく、平型の場合
は該金型あるいは対向するロールを往復移動させる構成
とし、また、円形型では該金型あるいは対向するロール
を移動させたり回転させる構成としている。上記ロール
型の金型の場合、 外周面に凹凸等の形状を有するもの、
あるいは凹凸形状を有しないものも含む。よって、表裏
両面が平滑な平板形状が成形品の形状である場合には、
対向配置するロールと同一形状のロール型金型となる。
【0013】上記繊維強化樹脂材が所要の圧下率に達す
るまで行う複数回の押圧は、従来の一度の押圧で賦形す
る場合に比較して当然のことながら遥かに低圧である。
上記押圧は、最終圧下率が70%とすることが好まし
い。かつ、該最終圧下率に達するまで低圧で行う1回の
圧下率および圧下回数は形状や厚さに応じて可変である
が、1回の圧下率が小さい程、材料の流動が小さく、繊
維が配向しにくい。よって、例えば、1回の圧下率を最
終圧下率の1/5〜1/100程度として、この微少圧
下を重畳的に繰り返すことが好ましい。
【0014】上記半硬化の繊維強化樹脂材を複数回押圧
して、強化繊維に与える方向を全方向に均等に向くよう
に制御し、方向に対する強度が均等な等方性を有する成
形品として賦形する場合には、供給方向に間隔をあけて
多段に配置するロールおよび/あるいは金型の間で上記
繊維強化樹脂材を相対移動させる速度を均一速度と、か
つ、ロール径を均一とすることが好ましい。
【0015】一方、上記半硬化の繊維強化樹脂材を複数
回押圧して、強化繊維に与える方向を特定の一方向に制
御して、方向に対する強度が異なる異方性を有する成形
品として賦形する場合には、ロールおよび/あるいは金
型の間で繊維強化樹脂材を相対移動させる速度を供給方
向に沿って順次可変となるようにロール回転速度を変
え、あるいは、ロール回転速度は一定としてロール径を
変えることが好ましい。その際、繊維強化樹脂材の供給
方向の上流側を下流側より速度を遅くすることにより、
繊維強化樹脂材の繊維を押出方向に配向させ、押出方向
の強度を他の方向よりも高めることが出来る。逆に、上
流側を下流側より速度を速くすることにより、押出方向
と直交する方向に繊維方向を配向させて、押出方向と直
交する方向の強度を他の方向の強度より高めることが出
来る。
【0016】上記繊維強化樹脂材は高温硬化剤を含み、
上記金型とロールとによる低圧での賦形は常温の半硬化
状態で行い、賦形後に高温で硬化している。即ち、賦形
と硬化とは別個かつ連続的に行うことを特徴としてい
る。
【0017】本発明は、上記成形方法を実施する装置と
して、対向配置したロールと金型と、上記ロールあるい
は金型の少なくとも一方を他方に対して押圧する手段
と、上記ロールあるいは金型の少なくとも一方を移動お
よび/あるいは回転させる駆動手段を備え、ロールおよ
び/あるいは金型の間に繊維強化樹脂材を相対的に移動
させて所要の圧下率となるまで複数回押圧し、繊維に所
要の方向を与えると共に繊維強化樹脂材に所要の形状を
賦形する構成としていることを特徴とする繊維強化樹脂
材の成形装置を提供するものである。
【0018】連続的に繊維強化樹脂製品を製造する装置
においては、上記対向配置するロールと金型を、繊維強
化樹脂材の供給方向に沿って間隔をあけて複数対配置
し、供給側の下流にいくに従って対向配置するロールと
金型の間の距離を狭くして圧下率を高める構成としてい
る。
【0019】上記繊維強化樹脂材の供給方向に沿って配
置する複数対のロールと金型の移動および/あるいは回
転速度を調整して可変することにより、あるいは/およ
びロール径を変えることにより、前記したように、繊維
の方向を任意の一定方向に制御し、異方性を有する強度
を持たせることが出来る。逆に、上記移動あるいは/お
よび回転速度を一定速度とし、かつ、ロール径を一定と
することにより、繊維の方向を全方向に略均等に配向制
御し、等方性を有する強度を持たせることが出来る。
【0020】上記した成形装置においては、いずれも賦
形手段に連続して、成形した繊維強化樹脂材を加熱して
硬化する硬化手段を連設している。かつ、賦形手段に
は、金型とロールとによる繊維強化樹脂材の賦形時にロ
ール押圧方向以外の方向に繊維強化樹脂材が変形するの
を拘束する拘束ロールを設けている。
【0021】上記本発明に係わる成形装置で使用される
繊維強化樹脂材としては、チョップドストランドに不飽
和ポリエステル樹脂と充填剤、増粘剤、離型剤、顔料な
どを混合した樹脂コンパウンドを含浸し、ポリエチレン
シートで両面をおおい、次に熟成温度 (約40℃)で樹
脂コンパウンドを増粘し、非粘着化したシート材料から
なるFRPの一種であるSMC (シート・モルディング
・コンパウンド)材が好適に用いられる。
【0022】
【作用】上記のように、本発明に係る成形方法では、所
定の最終圧下率に達するまで、低圧で複数回の圧下を行
うため、材料の流動が少なく、材料の不均一な分布を防
止出来ると共に、ロール径および/あるいは一回の圧下
量、ロール回転速度を変えることにより繊維の配向を制
御することが可能となる。例えば、上記複数対配置する
ロールおよび/或いは金型とによる繊維強化樹脂材に与
える移動速度を制御することにより、強化繊維が特定の
方向に流れて配向が生じるのを防止して、機械的強度の
等方性を確保し、所要の強度に達しない方向を無くして
強度を向上することが出来る。あるいは、特定の方向に
大きな強度を有するようにすることも可能であり、成形
品の機械的性質を任意に制御して、向上させることがで
きる。
【0023】また、ドライ材料からなる繊維強化樹脂材
を用いた連続成形が可能となり、しかも、押し出し成形
であるため、引き抜き成形と比較して、繊維強化樹脂材
を搬送するための消費動力を低減出来る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1から図6は第1実施例に係わる定尺物の成形
品の成形装置および成形方法を示すものである。図中、
1は平型の金型、2はロール、3は所定寸法に裁断した
SMC材であり、上記金型1とロール2とは常温でSM
C材に対して所定の形状を賦形する賦形手段を構成し、
図6に示すように、賦形手段に連続して加熱装置からな
る硬化手段4を設けている。
【0025】上記金型1とロール2とからなる賦形手段
は、断面矩形状のSMC材3を図5に示す如き、プレー
ト部3cの下面中央よりリブ部3dを突出させた断面T
字状に成形するものである。固定した金型1は上面に開
口したキャビティ1aの底面1bの中央部に、長さ方向
に沿って凹部1cを有する形状としている。SMC材3
は上記キャビティ1a内に、図1および図3に示すよう
に、その下面3aをキャビティ底面1b上に載置した状
態で挿入される。ロール2は金型1の上面開口1dより
キャビティ1a内に嵌入させており、上方に配置する押
圧手段(図示せず)と連結してキャビティの底面側(型面
側)に押圧されると共に、 駆動手段(図示せず)と連結し
て、 回転しながら矢印方向に往復移動させるようにして
いる。
【0026】上記成形装置により賦形する際、ロール2
を圧下しながら回転および往復移動させる。ロール2が
金型1の一端より他端まで回転移動する間に低圧での圧
下が1回行われ、折り返して回転移動する間に次回の圧
下がなされ、これを繰り返すことにより、最終圧下率に
達するまで、低圧で所要回数の圧下がなされる。このロ
ール2による圧下で、キャビティ底面1b上に載置され
たSMC材3は、その底面3aが凹部1c内に徐々に流
入してリブ部3dを成形すると共に、底面1b上のプレ
ート部3cの厚さが減少し、最終的には図4で示すよう
に、凹部1c内にSMC材3が完全に充填されて断面T
字状に賦形される。
【0027】上記した金型1とロール2とによる賦形は
常温下でSMC材の半硬化状態を保持しつつなされ、賦
形完了後に、図6に示すように、金型1に保持した状態
でSMC材をコンベア5で硬化手段4へ搬入する。該硬
化手段4内でヒータあるいは温風器等の加熱手段6によ
り80〜150℃程度で所要時間加熱し、高温硬化剤を
添加しているSMC材3を賦形した状態で硬化する。こ
のように、金型内で保持したSMC材が硬化が完了した
後、硬化手段4より搬出し、続いて、次のSMC材を保
持した金型を硬化手段4へ搬入してSMC材を硬化し
て、硬化処理を行っている。
【0028】図7及び図8は本発明の第2実施例を示
し、断面矩形状のSMC材3を第1実施例と同様のプレ
ート部とリブ部とからなる断面T字形状に成形するもの
である。該第2実施例では、金型保持テーブル10を設
置し、該テーブル10上に第1実施例と同一の断面形状
を有する平型の金型11を移動自在に載置し、かつ、該
テーブル10の搬送経路に沿って、図示の如き、上部ロ
ール12および下部ロール13とを備えた賦形手段を設
置し、該賦形手段で金型11内のSMC材3に段階的に
低圧の圧下をかけると共に、金型11を下流側へ搬送す
るようにしている。
【0029】即ち、テーブル10の下面側に下部ロール
13を設置し、該下部ロール13の支軸13aにギヤ1
4を固定し、該ギヤ14をモータ15により回転される
ギヤ16と噛み合わせて、下部ロール13を図中矢印方
向へ回転させている。テーブル10の下面側には切欠部
10aを設け、下部ロール13の上端面を金型11の下
面に当接させ、金型11を下部ロール13の回転反力に
より矢印方向へ押し出すようにしている。
【0030】上記下部ロール13と対向した上方位置に
上部ロール12を回転自在に支軸12aで支持して配置
し、該上部ロール12が金型11のキャビテイ11a内
に嵌入し、キャビテイ11a内に挿入されるSMC材3
を圧下するようにしている。かつ、上部ロール12の支
軸12aの軸受17に圧下用送りねじ機構18の作動ロ
ッド19の下端を連結し、該送りねじ機構18により所
要の圧下率で上部ロール12を圧下している。尚、搬送
経路の下流端に熱風炉からなる硬化手段(図示せず)を配
置し、 金型11のキャビテイ11a内で所定の形状を賦
形されたSMC材3を加熱して硬化処理するようにして
いる。
【0031】尚、上記圧下用送りねじ機構の代わりに、
エアシリンダ等の他の適宜な手段を用いてもよい。
【0032】上記第2実施例においては、金型11のキ
ャビテイ11a内に挿入されたSMC材3は、金型11
が下部ロール13の回転により搬送されることにより、
金型11内に挿入された状態で、搬送経路に沿って搬送
される。搬送途中で上下ロール設置部において、上部ロ
ール12により低圧で圧下され、該圧下が順次配置した
上部ロール12により段階的になされる。この時、上記
したように、送りねじ機構18により圧下しているた
め、高精度での圧下が可能であると共に、SMC材から
の反力が精度に及ぼす影響を低減することができる。最
終ロールにより最終圧下率に達して、所定の形状に賦形
され、続いて、加熱手段により硬化が為される。
【0033】図9、図10および図11は本発明の第3
実施例を示し、円筒形状のSMC材3’を所定長さで裁
断した定尺物に対して、図11に示すような、外周面の
中央部に突出したリブ部3'aを成形するものである。 図
中、20は円形の金型、21がロールであり、金型20
は外周面の中央部に環状に凹設したキャビティ20aを
設け、該キャビティ20aの底面の中央に更に環状の凹
部20bを形成している。該金型20は押圧手段(図示
せず)により矢印方向に押圧していると共に、回転手段
(図示せず)により矢印方向に回転させている。 該金型2
0の外周の一側方に対向してロール21を回転自在に配
置しており、金型20を上記押圧手段によりロール21
側に押圧している。
【0034】該第3実施例では、上記SMC材3’を金
型20とロール21の間に配置し、外周部の一部を金型
20のキャビティ20a内に挿入する。該状態で金型2
0をロール21側に押圧すると共に回転することによ
り、キャビティ20a内のSMC材3’は金型20とロ
ール21との間で低圧で押圧され、キャビティ20aの
底面の凹部20b内にSMC材3’が流動していく。ま
た、金型20の回転の反力によりSMC材3’は逆方向
に回転され、SMC材3’の外周が順次金型20とロー
ル21との間で押圧される。SMC材3’が1回転する
間に金型20とロール21とで全周にわたる円環状の圧
下が1回なされ、該回転を所要回数行うことによりSM
C材3’は所定の圧下率に達し、図11に示すように中
央部にリブ部3'aを突出した形状に賦形される。この賦
形は常温で半硬化状態でなされ、賦形完了後に、加熱し
て硬化処理している。
【0035】図12、図13および図14は本発明の第
4実施例を示し、断面矩形のSMC材3”を連続的に供
給して、図13に示す如き湾曲した曲線部材とすると共
に、図14に示すごとき、曲線部材の外周面に外方へ突
出したリブ部3"aを成形するものである。
【0036】上記第4実施例では、湾曲させた搬送経路
にそって、金型30とロール31とからなる賦形兼押出
手段を所要間隔をあけて設置している。金型30は上記
第3実施例と同様な形状であり、押圧手段(図示せず)に
よりロール31側に押圧すると共に、回転駆動手段(図
示せず)で矢印方向に回転させている。ロール31は所
定位置で矢印方向に回転させている。
【0037】上記SMC材3”は上記金型30とロール
31との間を挿通する際、ロール31と金型30との間
で押圧されて、金型30の型面に沿って賦形されると共
に、金型30とロール31との回転反力により矢印で示
す下流側へ押し出される。金型30とロール31とを湾
曲した搬送経路に沿って配置していることにより、押し
出されるSMC材3”は曲線状に湾曲していく。上記金
型30とロール31とによる低圧の押圧を段階的にかけ
て所定の圧下率に達するまで行う。所定の圧下率に達し
て、 賦形作用が完了すると、続いて、加熱して硬化処理
している。
【0038】図15及び図16は本発明の第5実施例を
示す。該第5実施例は前記第3実施例と同様な円筒状の
SMC材3’”を同様な金型20とロール21とで賦形
するものであり、該賦形時に金型20とロール21によ
る押圧で、押圧方向以外の方向、例えば押圧方向と直交
する方向に変形しないようにする一対の拘束ロール25
を配置している。該拘束ロール25は、固定軸26に回
転自在に軸支しており、SMC材3'"の端面部3'"bに
当接するように配置している。
【0039】図16に示すように、SMC材3'"が金型
20とロール21の間を通過して矢印28で示す方向に
押圧された際、該押圧方向とは直交する方向27にも力
が加わり、該方向に伸張しようとする。しかしながら、
上記拘束ロール25を設けていることにより、上記矢印
27方向の力によるSMC材3'"の変形は拘束され、リ
ブ部3'"aへの充填性が向上する。
【0040】第5実施例のその他の構成及び作動は、上
記第3実施例と同様であるので、同様の符号を付して説
明を省略する。尚、上記拘束ロールは、上記した他の実
施例にも適用することができる。例えば、上記図12か
ら図14に示す第4実施例においても、対向配置した金
型30とロール31からなる賦形兼押出手段に拘束ロー
ルを付設してもよい。
【0041】前記第1実施例から第5実施例では、いず
れも駆動側ロールの回転速度は一定速度とし、SMC材
を上流端より硬化手段に連続する下流端まで一定速度で
搬送している。上記したロールを均一速度で回転するこ
とにより、SMC材を均一速度で搬送するようにした上
記実施例についての実験例について、下記に記載する
【0042】
【実験例】図17に示す如きSMC材からなるテストピ
ース40を設け、該テストピース40を前記第2実施例
で示す成形装置により図18に示す如き断面T字形状に
成形し、該成形品41の密度および曲げ強度を測定し
た。
【0043】上記テストピース40は断面矩形状の平板
形状で、長さLは300mm、 幅Bは50mm、 厚さW1は
10mmである。 一方、成形品41はその上面プレート部
41aの厚さW2は3mm又は5mmであり、下面より突出
したリブ41bの幅Brを10mm、 高さHrを8mmとして
いる。
【0044】上記テストピース40の組成は不飽和ポリ
エステル樹脂14.3重量%、熱可塑性樹脂溶液、硬化
剤、その他14.3重量%、炭酸カルシウム51.4重量
%、ガラス繊維20重量%であり、ガラスファイバーの
繊維長さは1インチである。上記硬化剤としては、TB
PB(ターシャリ−ブチルパーオキシンベンゾエイト)を
使用している。
【0045】上記テストピースの成形は、圧下率Rにつ
いてはR=0.50とR=0.70、毎回の圧下量Eにつ
いてはE=0.25mm、 E=0.50mm、 ロール径Dにつ
いてはD=φ60、D=φ120のそれぞれ2種を設定
し、それぞれの条件を変更して成形を行った。上記圧下
率Rは加工前の素材初期厚さをto、 加工後の厚さをtと
する時、 R=(to−t)/toとしている。 また、 圧下量E
は1パス当たりの圧下量である。
【0046】圧下回数は、E=0.25mmの場合には、
W2が3mmのときは28回、5mmのときは20回であ
り、E=0.50mmの場合には、W2が3mmのときは1
4回、5mmのときは10回である。
【0047】強度試験は3点曲げテストで、成形品の長
手方向に対しプレート部についてJIS.K7055に
基づいて行った。
【0048】まず、圧下率が密度および強度に及ぼす影
響について測定した。即ち、D=φ60のロールを用い
た成形品の平均密度および最大曲げ応力の値を毎回の圧
下量別に測定した。該測定結果を図19に示す。図19
より明らかなように、密度についてはE=0.50mm、
E=0.25mmとも、R=0.50よりもR=0.70の
ものが高い値を示している。これは圧下率を大きく設定
するほど密度も増加し、内部状態の良い成形品が得られ
ることを示している。 しかしながら、 圧下率がR=0.
70を越えると、 成形段階でSMC材の剥離、層間ズ
レ、しゅう曲などが同時におこり、成形不能となる。一
方、最大曲げ応力についても、密度と同様に圧下率の高
いものが高い値を示しており、これは密度の増加に起因
して最大曲げ応力も高くなるとみなされる。該実験結果
より、最終圧下率を70%とすることが好適であること
が判明した。
【0049】また、上記図19から、毎回圧下量をE=
0.50mm、E=0.25mmと変えても、 密度に対する影
響は小さいものであることがわかる。 しかし、 毎回圧下
量を大きく設定したE=0.50mmの方がプレート部の
最大曲げ応力が高くなることが顕著にあらわれている。
【0050】次に、ロール径D=φ60、D=φ120
による成形品の密度および最大曲げ応力への影響を測定
した。その結果を図20に示す。図20より明らかなよ
うに、ロール径を大きくするとリブ部に対してプレート
部の密度が大きくなり、逆にロール径を小さくするとリ
ブ部に対してプレート部の密度が小さくなっている。こ
れは、加工速度の差によりロール径が小さい時には材料
は断面リブ方向、即ち、圧下方向へ流動する。一方、ロ
ール径が大きい時は長手方向へ流動すると見られる。同
様に、プレート部における最大曲げ応力もロール径が小
さいものより大きいものが高い値を示している。
【0051】上記の実験結果より、毎回圧下量が大き
く、かつ、ロール径を大きく設定するほど、材料は長手
方向に流れる傾向が大となり、同時にガラス繊維配向は
水平方向に2次元的に配向しやすくなるため、プレート
部の曲げ強度が増加すると見られる。逆に毎回圧下量を
小さく、かつ、ロール径を小さく設定する程、材料は断
面リブ方向へ流れる傾向が大きくなり、よって、プレー
ト部ではガラス繊維が2次元的に配向せず、曲げ強度が
小さいことが確認できた。
【0052】上記した実験より、ロールの回転速度は一
定とした場合、圧下量およびロール径を適宜に設定する
ことにより、繊維の配向を制御して、目的に応じた強度
を有する成形品を得ることができることが判明した。即
ち、所要の特定方向に大きな強度を持つ異方性を有する
成形品の成形が可能となることが確認できた。また逆
に、材料の流れが長手方向および断面リブ方向へと全体
に渡って均一に流れるようにして、補強繊維の配向をな
くし、全方向における強度が均一な等方性を有する成型
品を成形出来ることも確認できた。
【0053】図21から図26は本発明の第6実施例お
よびその変形例を示す。上記したように、第1実施例か
ら第5実施例ではSMC材を搬送するロールを一定速度
で回転し、よって、SMC材を一定速度で搬送しながら
微少の押圧を多段に作用させている。これらの実施例に
おいては、ロール径を一定とした場合、SMC材の内部
の強化繊維を特定の方向に偏らせずに、全方向に均等に
配向され、強度的に等方性を有する成形品を成形するこ
とが出来る。よって、特定の一方向に繊維方向を偏らせ
る場合には、ロール径を変えて繊維方向を偏らせて、強
度的に異方性を有するようにしている。
【0054】上記第6実施例では、供給方向に沿って並
設する複数対のロールとロール型金型の径は一定とし
て、同一径のロールを用いて、その回転速度を変えるこ
とにより、繊維方向を特定の一定方向に偏らせて強度的
に異方性を賦与するものである。
【0055】即ち、図21において、4段に配置するロ
ール50Aと円形金型51A,50Bと51B,50Cと
51C,50Dと51DによるSMC材3の移動速度を
可変としている。図中、下側に配置するロール50A〜
50Dは固定して、夫々連結した駆動手段(図示せず)に
よって矢印方向に回転し、 かつ、 その回転速度は上流端
側のロール50Aを最も遅くし、下流側に向かって順次
速くして、下流端のロール50Dを最も高速で回転させ
ている。尚、 SMC材の移動速度は平均0.5〜2m/
min(最大5m/min)であり、この範囲の移動速度
となるように、上記ロール50A〜50Dの夫々の回転
速度を設定している。
【0056】上側に配置する金型51A〜51Dは図2
2に示すように外周面の両側部に環状の溝52を有する
円形ロールからなり、回転自在に支持されている。か
つ、各金型51A〜51Dは前記図7および図8に示す
送りねじ機構18により調節し上流端の金型51Aより
下流端の金型51Dにかけて順次ロール50A〜50D
の夫々の間の距離Sを狭くしている。
【0057】上記ロールと金型間の距離Sは、その隣接
する距離Sの差を、 本実施例では2〜25mmの範囲で順
次狭くしている。 この隙間距離の差は急激に狭くするよ
り緩やかに狭くする方が好ましく、 よって、SMC材の
厚さと成形品の厚さの差が大きい場合には、 対向配置す
るロールと金型の個数を増加させれることが好ましい。
【0058】上記ロール50A〜50Dおよび金型51
A〜51Dの直径は、本実施例ではφ200の一定に設
定している。また、下側の隣接するロール間にはSMC
材をガイドする回転自在で小径の保持ロール55を配置
している。
【0059】上記構成の賦形手段に連続して、硬化手段
4、切断手段56、完成品載置台57を配置しており、
これらは、賦形手段より連続的に賦形されて搬送されて
くるSMC材を連続的に硬化し、この硬化した成形品を
所定長さで切断し、かつ、切断した完成品を載置台に順
次搭載するものである。上記賦形手段により成形される
成形品3'"の形状は図23に示す凹形状である。よっ
て、硬化手段4には図24に示すように凹形状のガイド
穴58を貫通して形成している。該硬化手段4は上流端
より下流端に向けて、ガイド部4A、1次硬化部4B、
2次硬化部4C、3次硬化部4Dを構成し、上記ガイド
穴58のガイド部4A、1次硬化部4Bでは賦形手段で
賦形された外周面との間にクリアランスを有する寸法に
設定しているが、2次硬化部4CではSMC材の熱的特
性に応じて、その外周面より一回り小さい寸法あるいは
一回り大きい寸法に設定している。尚、硬化手段4内の
温度は本実施例においては150℃に設定している。
【0060】上記構成とした第7実施例によれば、下流
側のロールの回転速度を上流側のロールの回転速度より
も速くしているため、(図25(A)において太線矢印
が回転速度の速い方を示している)SMC材3に下流方
向への引張りが生じて、図25(B)に示すように、SM
C材の内部の強化繊維Fは引張方向に配向する、即ち、
図中、水平方向に配向するようになる。 この作用が多段
配置のロールと金型の間で連続的になされることによ
り、 下流端のロールと金型の間を通過したSMC材で
は、 その内部の強化繊維Fの方向が水平方向の特定の一
方向に揃った状態となる。
【0061】上記した状態で、硬化手段4を通過して硬
化させた後、切断装置56で所定長さに切断される。そ
の際、硬化手段4の第2硬化部4Cにおいて表面に平滑
性が賦与される。上記のように製造された成形品は、繊
維が配向した方向が他の方向と比較して強度が高い異方
性を有する製品となる。
【0062】図26は第6実施例の変形例を示し、上記
実施例とは逆に、上流端に配置するロール50Aの回転
速度を全ロール中で最大に速く設定し、下流端に行くに
従い順次回転速度が遅くなるように設定している。即
ち、図中、太線で示す方が回転速度が速いことを現して
いる。
【0063】上記のように、下流側の回転速度を遅くす
ると、上流側に向かって圧縮が生じることとなり、図2
6(B)に示すように、SMC材3の内部の強化繊維Fは
押し出し方向とは直交する方向に配向するようになる。
この作用を多段に配置したロールと金型の間で順次行う
ことにより、下流端のロールと金型間を通過したSMC
材の強化繊維Fの向きは上記押し出し方向と直交する方
向に揃うこととなる。よって、完成した成形品において
は、上記SMC材の押し出し方向と直交する方向が強度
の大きな異方性を有する製品となる。
【0064】尚、上記強化繊維の配向は順次生じるもの
であり、よって、多段に配置するロールと金型の個数あ
るいは回転速度を調整することにより、図25(B)と図
26(B)に示す方向の中間の傾斜方向に繊維の向きを揃
えることも出来る。即ち、任意の特定方向に繊維方向を
配向させることが可能となり、成形品の用途に応じて所
要の方向の強度を他の方向より強度を高めることが出来
る。
【0065】上記したように、賦形手段として種々の構
成のものを用いることが出来ると共に、硬化手段とし
て、図27に示す装置を用いることが出来る。上記図2
7に示す硬化装置は円筒形状に成形したSMC材3を硬
化するものであり、円筒形状のSMC材3の内周側を保
持する内周面保持ロール60と外周面を保持する外周面
保持ロール61を設け、これら保持ロール60と61を
所要温度に加熱している。
【0066】上記した保持ロール60,61で保持され
るSMC材は、前記硬化手段4と同様に、順次、形状保
持、1次硬化、表面平滑性を与える2次硬化、最終の3
次硬化がなされる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる繊維強化樹脂材の成形方法および成形装置を用
いると、プリプレグシートからなるSMC材、TMC材
などのドライ材料から成形品を成形する際に、強化繊維
の方向性を制御することが可能で、意図しない方向に繊
維が偏る配向性を生じさせることなく成形出来る。よっ
て、例えば、繊維が全方向に均等に向く等方性を有する
成形品を得ることが出来ると共に、所要の特定方向に繊
維方向を向ける異方性を有する成形品を得ることも出来
る。
【0068】上記のように繊維の配向性を制御して成形
品に所要の強度を与えることが出来るために、良好な機
械的性質を有するものを得ることが出来る。また、圧下
率を増加させるに従い、密度および最大曲げ応力を増加
することが出来る利点もある。
【0069】また、この種の繊維強化樹脂材から連続成
形を行うことが出来ると共に、該連続成形時に引き抜き
力をかけて繊維強化樹脂材を引き抜く必要がなく、賦形
手段により押し出されるために、繊維強化樹脂材の搬送
に要する消費動力を大幅に減少出来る。さらに、該連続
成形により成形される形状に殆ど制限を受けない。
【0070】特に、本発明ではドライ材料からなる繊維
強化樹脂材からの成形方法および成形装置であるため、
ウエット材料からの成形の場合と比較して、環境上の問
題がないと共に、成形品を精度よく成形出来る等の種々
の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の成形装置を示す概略正
面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1の断面図である。
【図4】 賦形完了時の図3と同様な図面である。
【図5】 第1実施例で成形された成形品の斜視図であ
る。
【図6】 賦形手段に硬化手段を連続配置した成形装置
の概略図である。
【図7】 本発明の第2実施例の成形装置を示す正面図
である。
【図8】 図7の断面図である。
【図9】 本発明の第3実施例の概略正面図である。
【図10】 図9の平面図である。
【図11】 第3実施例の成形品を示す断面図である。
【図12】 本発明の第4実施例の概略構成図である。
【図13】 第4実施例の成形品を示す一部平面図であ
る。
【図14】 図13の断面図である。
【図15】 第5実施例を示す概略図である。
【図16】 図15の一部断面図である。
【図17】 実験例のテストピースの素材を示す斜視図
である。
【図18】 上記テストピースの成形品を示す断面図で
ある。
【図19】 実験例の実験結果を示すグラフである。
【図20】 同上
【図21】 第6実施例の製造装置を示す全体図であ
る。
【図22】 第6実施例のロールと金型を示す図面であ
る。
【図23】 第6実施例の成形品の断面図である。
【図24】 第6実施例の硬化手段の断面図である。
【図25】 (A)(B)は第6実施例の作用を説明する図
面である。
【図26】 (A)(B)は第6実施例の変形例の作用を説
明する図面である。
【図27】 硬化手段の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11 金型 2,12 ロール 3 SMC材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置した金型とロールとの間に、強
    化繊維に樹脂を含浸して形成した半硬化の繊維強化樹脂
    材を配置し、上記ロール及び/あるいは金型の間で上記
    繊維強化樹脂材を相対的に移動させて、所要の圧下率に
    達するまで複数回押圧し、該押圧により強化繊維に所要
    の方向を与えると共に繊維強化樹脂材に所要の形状を賦
    形することを特徴とする繊維強化樹脂材の成形方法。
  2. 【請求項2】 上記複数回の押圧により強化繊維に与え
    る方向は、強化繊維を全方向に均等に配向させ、方向に
    対する強度が均等な等方性を有する成形品として賦形し
    ていることを特徴とする請求項1記載の成形方法。
  3. 【請求項3】 上記複数回の押圧により強化繊維に与え
    る方向は、特定の一方向とし、方向に対する強度が異な
    る異方性を有する成形品として賦形していることを特徴
    とする請求項1記載の成形方法。
  4. 【請求項4】 金型とロールとによる賦形後に、連続し
    て硬化処理することを特徴とする前記請求項のいずれか
    1項に記載の成形方法。
  5. 【請求項5】 対向配置したロールと金型と、 上記ロールあるいは金型の少なくとも一方を他方に対し
    て押圧する手段と、 上記ロールあるいは金型の少なくとも一方を移動および
    /あるいは回転させる駆動手段を備え、 ロールと金型の間に繊維強化樹脂材を相対的に移動させ
    て所要の圧下率となるまで複数回押圧し、繊維に所要の
    方向を与えると共に繊維強化樹脂材に所要の形状を賦形
    する構成としていることを特徴とする繊維強化樹脂材の
    成形装置。
  6. 【請求項6】 上記対向配置するロールと金型は繊維強
    化樹脂材の供給方向に沿って間隔をあけて複数対配置
    し、供給下流に行くに従って対向配置するロールと金型
    の間の距離を狭くして圧下率を高める構成としている請
    求項5記載の成形装置。
  7. 【請求項7】 上記繊維強化樹脂材の供給方向に沿って
    配置する複数対のロールの回転速度を可変して繊維の方
    向を任意の一定方向に制御する構成としている請求項
    5、6のいずれか1項に記載の成形装置。
  8. 【請求項8】 上記繊維強化樹脂材の供給方向に沿って
    配置する複数対のロールと金型の移動速度および/ある
    いは回転速度を可変して繊維の方向を任意の一定方向に
    制御する構成としている請求項5、6のいずれか1項に
    記載の成形装置。
  9. 【請求項9】 上記金型とロールとからなる賦形手段
    に連続して、賦形した繊維強化樹脂材を加熱して硬化す
    る硬化手段を連設している請求項5、6、7、8のいず
    れか1項に記載の成形装置。
  10. 【請求項10】 上記金型とロールとによる賦形時に繊
    維強化樹脂材が押圧方向以外の方向に変形するのを抑止
    する拘束ロールを設けていることを特徴とする請求項
    5、6、7、8、9のいずれか1項に記載の成形装置。
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