JPH0570250A - 出銑樋用流し込み樋材 - Google Patents
出銑樋用流し込み樋材Info
- Publication number
- JPH0570250A JPH0570250A JP3267033A JP26703391A JPH0570250A JP H0570250 A JPH0570250 A JP H0570250A JP 3267033 A JP3267033 A JP 3267033A JP 26703391 A JP26703391 A JP 26703391A JP H0570250 A JPH0570250 A JP H0570250A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- runner
- powder
- flowed
- molten iron
- pitch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Blast Furnaces (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高炉出銑樋用の流し込み樋材の寿命の延長を図
る。 【構成】炭化珪素を70〜90wt% 含有する母材に、金属シ
リコン粉末 1〜3wt%、炭化硼素粉末0.5 〜 3.0 wt%およ
び高融点ピッチ粉末 1〜3wt%を添加してなることを特徴
とする出銑樋用流し込み樋材。
る。 【構成】炭化珪素を70〜90wt% 含有する母材に、金属シ
リコン粉末 1〜3wt%、炭化硼素粉末0.5 〜 3.0 wt%およ
び高融点ピッチ粉末 1〜3wt%を添加してなることを特徴
とする出銑樋用流し込み樋材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉出銑樋内張り用流
し込み樋材など酸性スラグと接触する箇所に使用するキ
ャスタブル耐火物に関するものである。
し込み樋材など酸性スラグと接触する箇所に使用するキ
ャスタブル耐火物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在高炉の出銑樋のスラグライン部分に
は、炭化珪素を多量に含有する高炭化珪素質の流し込み
樋材が使用されている。この流し込み樋材の強度を向上
させる方法としては、炭化硼素とアルミナ超微粉との反
応によるAl2O3 と B2O3 との固溶体の形成による方法が
あげられる。また金属シリコンとカーボンブラックなど
の微細な炭素源を添加することで、炭化珪素を形成さ
せ、流し込み樋材の強度を向上させる方法もある。
は、炭化珪素を多量に含有する高炭化珪素質の流し込み
樋材が使用されている。この流し込み樋材の強度を向上
させる方法としては、炭化硼素とアルミナ超微粉との反
応によるAl2O3 と B2O3 との固溶体の形成による方法が
あげられる。また金属シリコンとカーボンブラックなど
の微細な炭素源を添加することで、炭化珪素を形成さ
せ、流し込み樋材の強度を向上させる方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高炭化珪素質の流し込
み樋材の強度向上については、従来のアルミナ微粉と
炭化硼素粉末との固溶体の形成による強化方法では樋材
の施工性に問題があり、金属シリコン粉末とカーボン
ブラックの反応で炭化珪素を形成させる方法では、形成
された炭化珪素が酸化され易いという欠点があった。
み樋材の強度向上については、従来のアルミナ微粉と
炭化硼素粉末との固溶体の形成による強化方法では樋材
の施工性に問題があり、金属シリコン粉末とカーボン
ブラックの反応で炭化珪素を形成させる方法では、形成
された炭化珪素が酸化され易いという欠点があった。
【0004】
【課題解決のための手段】本発明は、以上のような現状
に鑑み、高強度および高靱性の高炭化珪素質の流し込み
樋材を提供するものである。即ち炭化珪素を70〜90wt%
含有する母材に、金属シリコン粉末 1〜3wt%、炭化硼素
粉末0.5 〜 3.0 wt%および高融点ピッチ粉末 1〜3wt%を
添加してなることを特徴とする出銑樋用流し込み樋材で
ある。
に鑑み、高強度および高靱性の高炭化珪素質の流し込み
樋材を提供するものである。即ち炭化珪素を70〜90wt%
含有する母材に、金属シリコン粉末 1〜3wt%、炭化硼素
粉末0.5 〜 3.0 wt%および高融点ピッチ粉末 1〜3wt%を
添加してなることを特徴とする出銑樋用流し込み樋材で
ある。
【0005】
【作用】炭化珪素を70wt% 以上含む流し込み樋材の強度
向上策について、金属シリコン─高融点ピッチ─炭化硼
素の複合効果を図った。すなわち金属シリコン粉末と高
融点ピッチ粉末によって、その組織中にβ-SiCのウィス
カーを形成させ、強度の向上を図った。さらに炭化硼素
(B4C) 粉末を加えることによって、形成されたβ-SiCの
ウィスカーの酸化分解を防ぎ強度の維持を図るものであ
る。流し込み樋材の成分の反応機構を述べる。まずピッ
チの有機成分中の炭素の反応(1) 式がおこり、この反応
によって全体のCO分圧(Pco) が上がる。 2C+O2→ 2CO(g) ─(1) 次に金属シリコンの炭化(2) 式がおこる。 Si(s) +CO(g) →SiC(s)+CO2(g)─(2) P coが大となるため(2) と同時に次の炭化硼素(B4C) の
先行酸化すなわち(3)式がおこる。 B4C(s)+6CO(g)=2B2O3(l)+7C(s) ─(3) B4C がない場合には(2) で生成したボンドのSiC の酸化
(4) 式がおこる。 SiC(s)+2CO(g)=SiO2(s) +3C(s) ─(4) B4C がある場合は(3) の反応が優先的におこり(4) の反
応は進行しない。従って形成されたβ-SiCのボンドとし
てのウイスカ−は酸化されず強度の上昇に寄与する。金
属シリコン粉末が1 wt%以下では焼結効果がなく、3 wt
%以上では液相生成量が多くなり、溶損量が増加する。
また炭化硼素が0.5 wt%以下では顕著な効果がなく、3
wt%以上になると、B2O3-SiO2 系の液相が多く生成さ
れ、かえって溶損が大きくなる。ピッチについては、1
wt%以下ではスラグに対する浸透抑制効果が少なく、前
述の(1) 式の反応によるP coが充分に上がらず、したが
って(2)式によるβ-SiCが形成されにくい。3 wt%以上
になると脱炭による組織の高気孔率化をもたらし、耐用
性を低下させる。
向上策について、金属シリコン─高融点ピッチ─炭化硼
素の複合効果を図った。すなわち金属シリコン粉末と高
融点ピッチ粉末によって、その組織中にβ-SiCのウィス
カーを形成させ、強度の向上を図った。さらに炭化硼素
(B4C) 粉末を加えることによって、形成されたβ-SiCの
ウィスカーの酸化分解を防ぎ強度の維持を図るものであ
る。流し込み樋材の成分の反応機構を述べる。まずピッ
チの有機成分中の炭素の反応(1) 式がおこり、この反応
によって全体のCO分圧(Pco) が上がる。 2C+O2→ 2CO(g) ─(1) 次に金属シリコンの炭化(2) 式がおこる。 Si(s) +CO(g) →SiC(s)+CO2(g)─(2) P coが大となるため(2) と同時に次の炭化硼素(B4C) の
先行酸化すなわち(3)式がおこる。 B4C(s)+6CO(g)=2B2O3(l)+7C(s) ─(3) B4C がない場合には(2) で生成したボンドのSiC の酸化
(4) 式がおこる。 SiC(s)+2CO(g)=SiO2(s) +3C(s) ─(4) B4C がある場合は(3) の反応が優先的におこり(4) の反
応は進行しない。従って形成されたβ-SiCのボンドとし
てのウイスカ−は酸化されず強度の上昇に寄与する。金
属シリコン粉末が1 wt%以下では焼結効果がなく、3 wt
%以上では液相生成量が多くなり、溶損量が増加する。
また炭化硼素が0.5 wt%以下では顕著な効果がなく、3
wt%以上になると、B2O3-SiO2 系の液相が多く生成さ
れ、かえって溶損が大きくなる。ピッチについては、1
wt%以下ではスラグに対する浸透抑制効果が少なく、前
述の(1) 式の反応によるP coが充分に上がらず、したが
って(2)式によるβ-SiCが形成されにくい。3 wt%以上
になると脱炭による組織の高気孔率化をもたらし、耐用
性を低下させる。
【0006】
【実施例】表1は本発明の実施例および比較例の配合表
である。S1〜S3はピッチを添加した場合の実施例であ
り、S4〜S6はピッチを添加しない比較例である。尚、原
材料はすべて市販品を使用した。
である。S1〜S3はピッチを添加した場合の実施例であ
り、S4〜S6はピッチを添加しない比較例である。尚、原
材料はすべて市販品を使用した。
【0007】
【表1】
【0008】図1にピッチを添加しない場合と添加した
場合について、炭化硼素量と熱間曲げ強さの関係を示
す。ピッチを添加しない場合には炭化硼素量を増しても
強度は上がらず、ピッチを添加した場合には炭化硼素量
に比例して強度の向上が見られる。図2には炭化硼素粉
末の添加量と、15500C X 5 hの条件で実施した高炉スラ
グによるロータリー法浸食試験の結果との関係を示す。
炭化硼素粉末の増量につれて、耐食性がよくなり、ピッ
チ添加品の効果が顕著に出た。ピッチ添加品はピッチ無
添加品に比べて熱間曲げ強さが向上し、耐食性も良くな
っている。
場合について、炭化硼素量と熱間曲げ強さの関係を示
す。ピッチを添加しない場合には炭化硼素量を増しても
強度は上がらず、ピッチを添加した場合には炭化硼素量
に比例して強度の向上が見られる。図2には炭化硼素粉
末の添加量と、15500C X 5 hの条件で実施した高炉スラ
グによるロータリー法浸食試験の結果との関係を示す。
炭化硼素粉末の増量につれて、耐食性がよくなり、ピッ
チ添加品の効果が顕著に出た。ピッチ添加品はピッチ無
添加品に比べて熱間曲げ強さが向上し、耐食性も良くな
っている。
【0009】
【発明の効果】本発明に係わる高炉出銑樋用の流し込み
樋材を使用することにより、溶銑および溶滓流に対し耐
磨耗性が要求される出銑樋の寿命の延長が図れた。
樋材を使用することにより、溶銑および溶滓流に対し耐
磨耗性が要求される出銑樋の寿命の延長が図れた。
【0010】
【図1】炭化硼素の添加量と熱間曲げ強さの関係を示す
特性図。
特性図。
【図2】炭化硼素の添加量とロ−タリ−法侵食試験の関
係を示す特性図。
係を示す特性図。
Claims (1)
- 【請求項1】炭化珪素を70〜90wt% 含有する母材に、金
属シリコン粉末 1〜3wt%、炭化硼素粉末0.5 〜 3.0 wt%
および高融点ピッチ粉末 1〜3wt%を添加してなることを
特徴とする出銑樋用流し込み樋材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3267033A JPH0570250A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 出銑樋用流し込み樋材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3267033A JPH0570250A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 出銑樋用流し込み樋材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570250A true JPH0570250A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=17439120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3267033A Pending JPH0570250A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 出銑樋用流し込み樋材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0570250A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5908567A (en) * | 1995-04-19 | 1999-06-01 | Komatsu Ltd. | Electrode for plasma arc torch |
| CN101717254A (zh) * | 2009-12-01 | 2010-06-02 | 陕西盛华冶化有限公司 | 硅钙铁合金电炉出铁口的砌筑材料及维护技术 |
| WO2014126095A1 (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-21 | 黒崎播磨株式会社 | 高炉樋用キャスタブル耐火物 |
| JP2017019673A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | 新日鐵住金株式会社 | アルミナ−炭化珪素−カーボン系不定形耐火物 |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP3267033A patent/JPH0570250A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5908567A (en) * | 1995-04-19 | 1999-06-01 | Komatsu Ltd. | Electrode for plasma arc torch |
| CN101717254A (zh) * | 2009-12-01 | 2010-06-02 | 陕西盛华冶化有限公司 | 硅钙铁合金电炉出铁口的砌筑材料及维护技术 |
| WO2014126095A1 (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-21 | 黒崎播磨株式会社 | 高炉樋用キャスタブル耐火物 |
| JP2017019673A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | 新日鐵住金株式会社 | アルミナ−炭化珪素−カーボン系不定形耐火物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3593101B2 (ja) | 炭素質耐火物及びその製造方法 | |
| Zhang | Next generation carbon-containing refractory composites | |
| CN1084150A (zh) | 中间包水口用氮化硅结合碳化硅耐火材料 | |
| JP2002020177A (ja) | 高炭化珪素含有不定形耐火物 | |
| JPH05262559A (ja) | 不焼成炭素含有れんが | |
| JP2767354B2 (ja) | 転炉出鋼口スリーブれんが | |
| JPH0733513A (ja) | マグネシア・カーボン質れんがおよびその製造方法 | |
| JP2000319063A (ja) | マグネシア−炭素質不焼成れんがおよびそれを内張りした溶鋼真空脱ガス処理装置 | |
| GB2131790A (en) | Carbon-containing refractory | |
| JP2610280B2 (ja) | 高炉出銑孔用マッド材 | |
| JP2966009B2 (ja) | 高耐食性,高耐スポーリング性ZrB▲下2▼―黒鉛質耐火物の製造方法 | |
| JPH0737343B2 (ja) | 溶銑予備処理容器用不定形耐火物 | |
| JPH08231277A (ja) | 高炉出銑孔閉塞用マッド材 | |
| SU1583460A1 (ru) | Чугун | |
| JPH0319183B2 (ja) | ||
| JPH0578180A (ja) | カーボンフアイバー含有耐火物 | |
| JP2010059037A (ja) | 不焼成炭素含有耐火物 | |
| JP4537632B2 (ja) | 炭素質耐火物及びその製造方法 | |
| JP2019217538A (ja) | スライディングプレート耐火物 | |
| JP2968542B2 (ja) | 耐火材 | |
| SU1571096A1 (ru) | Чугун | |
| SU1310108A1 (ru) | Способ повышени стойкости футеровки ковшей | |
| JPH08259312A (ja) | 転炉出鋼口スリ−ブ用低カ−ボン質MgO−C耐火物 | |
| JPH05319902A (ja) | 炭素含有塩基性耐火物 | |
| JPH11116336A (ja) | 黒鉛坩堝 |