JPH0571354U - 外壁補修クリップ - Google Patents
外壁補修クリップInfo
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- JPH0571354U JPH0571354U JP4103091U JP4103091U JPH0571354U JP H0571354 U JPH0571354 U JP H0571354U JP 4103091 U JP4103091 U JP 4103091U JP 4103091 U JP4103091 U JP 4103091U JP H0571354 U JPH0571354 U JP H0571354U
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 外装タイルを貼着してなる外壁補修に際し、
タイルの支持、特にタイル側縁部の支持を確実にして剥
落事故を防止する。 【構成】 補修用の目地穴に挿入する挿入脚部と、タイ
ル表面を支持する支持腕31とからなり、挿入脚部は先
端湾曲部22から拡開させたバネ状部材として機能させ
る。また、挿入脚の上端部を折曲成形して、タイル側縁
部を押圧支持する隅角支持部32を設けた。
タイルの支持、特にタイル側縁部の支持を確実にして剥
落事故を防止する。 【構成】 補修用の目地穴に挿入する挿入脚部と、タイ
ル表面を支持する支持腕31とからなり、挿入脚部は先
端湾曲部22から拡開させたバネ状部材として機能させ
る。また、挿入脚の上端部を折曲成形して、タイル側縁
部を押圧支持する隅角支持部32を設けた。
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は外装タイルの剥落を防止する外壁補修クリップに係り、特に外装タイ
ルを確実に押圧支持できるクリップの形状構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビルの外壁等に使用される装飾タイルは、例えば図7に示すように、コンクリ
ート外壁1にモルタル層2を設け、該モルタル層2上にセメント3を介してタイ
ル4を貼着固定してゆく。
【0003】
ところが年月の経過とともに、コンクリート外壁1とモルタル層2との間に剥
離(符号10で示す部分)が生ずることがあり、タイル4が剥落し易い状態とな
るため、建築後一定期間を経過したときはタイル4の剥落を防止するための外壁
補修が必要となる。
【0004】
かかる外壁補修は従来、図8に示すように、目地5に所定径の目地穴6を穿設
し、この目地穴6をコンクリート外壁1内部まで到達せしめてそこへエポキシ樹
脂等の接着剤7を注入する方法が一般であつた。また接着強度を増すために、図
9に示すように目地穴6内に金属ピン8を埋設して接着剤7を注入する工法もあ
る。
【0005】
しかし、これらの一般工法では、コンクリート外壁1の内部、特に目地穴6に
連通する部分にひび割れ9がある場合、接着剤7がひび割れ9に侵入拡散する結
果、目地穴6内に十分な接着剤が残らず、剥離層10部分の接着強度を十分に確
保出来ない場合がある。また、タイル4を貼着させているセメント3の接着強度
が低下している場合には、目地穴6に接着剤7を充填してもタイル4の剥落を防
止できない。
【0006】
そこで、図10に示すように、目地穴6にタイル4を抑えるためのT字状の補
修クリップ11を装填する方法が用いられるようになった。この補修クリップ1
1は、目地穴6に挿入される直線状の脚部12と、タイル4を抑えるための直線
状の腕部13を備えており、目地穴6に接着剤7を充填した後、脚部12を目地
穴6に挿入してタイル4を抑えるものである。腕部13を設けたことにより、セ
メント3の接着力が低下してもタイル4を上側から押圧支持できるので、前記一
般工法に比べてタイル4の剥落をより効果的に防止できる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来のT字型補修ピンは、脚部の端末に腕部を直角に固
着配設しただけのものであるから、外装タイルに対する支持押圧力、特にタイル
縁端部、すなわちタイル側面、隅角部、そして縁部表面にかけての支持が不十分
であり、腕部13とタイル表面との間に若干でも隙間が生じていると、セメント
3の接着力が低下した場合等においてタイルの剥落を防止できないという問題が
ある。
【0008】
腕部13とタイル表面との間の隙間は、目地5を挟んだ左右両方のタイル4a
、4bに段差Hがある場合等に生ずるものであり、このような段差Hは、タイル
4の肉厚寸法のばらつきによつて生ずるだけでなく、セメントやモルタル層の厚
みにばらつきが生じている場合にも生ずる。タイル4a、4bに段差Hがある場
合、従来の補修ピンでは、腕部13が、脚部12に固定された直線構造で変形し
にくいことから、この段差Hを吸収することが出来ないわけである。
【0009】
そこで本考案の目的は、タイル縁部の押圧支持を確実にする点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
外装タイルの補修目地穴に挿入する挿入脚と、該挿入脚後端部に連結されタイ
ル縁端部を支持する支持腕とを備える外壁補修クリップであって、前記挿入脚は
、目地穴内径に応じた所定径を有する先端湾曲部と、該先端湾曲部から後方に向
かって次第に拡開する直線状の拡開部と、該拡開部に連続しタイル側縁部に当接
できる当接部とを備える一方、前記支持腕は、該当接部後端から折曲した隅角支
持部と、該隅角支持部から延設した表面支持部とを備えることを特徴とする外壁
補修クリップ。
【0011】
【作用】
本考案に係る外壁補修クリップは、湾曲先端部に連続する直線状の拡開部がバ
ネとして働く。すなわち、拡開部はその最大径位置において目地穴内壁に当接し
、所定圧で内壁に抗する。この拡開部に連続する当接部、およびこの当接部から
折曲された隅角支持部は、タイル側縁部およびタイル隅角部をバネ圧に応じた押
圧力にて確実に押圧支持する。
【0012】
また支持腕は当接部から折曲して連続させているので、木槌等によるクリップ
の打ち込み時に比較的容易に変形し(或いは挿入脚部分が微妙に変形して)、左
右のタイルに段差がある時でもその段差を吸収してタイル縁端部を確実に支持で
きる。
【0013】
【実施例】
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
図2は本考案に係る外壁補修クリップの一例を示すものであり、図1はこの補
修クリップを目地穴へ挿入した状態を示すものである。
外壁補修クリップ20は、ステンレス鋼等の鋼線を曲げ成形したもので、目地
穴に挿入されるべき挿入脚21と、タイル縁端部を押圧支持する支持腕31とを
備える。
【0014】
挿入脚21は、湾曲成形した先端湾曲部22と、この先端湾曲部22から後方
に向かつて拡開する拡開部23と、タイル側縁に当接する当接部24とを備え、
拡開部23から当接部24にかけての連絡部25を左右互いにクロスさせている
。
【0015】
また、当接部24から略90度の折曲により隅角支持部32を形成し、表面支
持部33を延設してある。
【0016】
先端湾曲部22の曲径は目地幅(目地穴)寸法に応じて設定する。挿入脚をク
ロスさせるタイプの、この補修クリップ20は、目地幅が8ミリメートル以上の
場合に適用するのが好ましい。拡開部23の拡開角度θは、拡開部寸法Kおよび
目地幅Mの相関により設定する。同様に連絡部25、当接部24の各寸法は、目
地穴深さ、目地幅、目地深さ等の諸数値に基づいて決定する。ここで目地幅M、
目地深さDは、図4に示す寸法数値をいう。
【0017】
例えば、目地幅8〜12ミリメートル、目地深さ0〜3ミリメートルの場合、
図2中に示す各寸法は次の通りである(単位ミリメートル)。
支持腕寸法S; S=12
当接部寸法T; T=5
連絡部寸法R; R=10
当接部までの脚長K; K=33
最大拡開部寸法Z; Z=14
【0018】
また、例えば、目地幅13ミリメートル以上、目地深さ0〜3ミリメートルの
場合、上記数値は、
支持腕寸法S; S=12
当接部寸法T; T=5
連絡部寸法R; R=11
当接部までの脚長K; K=33
最大拡開部寸法Z; Z=20
とする。
【0019】
勿論これらの数値は、補修クリップ20の材質、使用環境等によっても適宜変
更すべきもので、例えば図3に示すように数値変更によって形状も種々の態様を
示す。
【0020】
次に、この補修クリップ20の作用について説明する。
図1に示すように、この補修クリップ20はタイル目地にドリル等で開設した
目地穴35に挿入して使用する。この場合、目地穴35には、まずエポキシ樹脂
等の接着剤36を注入しておき、その後補修クリップ20を装填する。この装填
に際し、拡開部23の最大拡開ポイントPが目地穴35の内壁に接して収縮し、
当接部24が拡開動作して目地穴35への侵入が妨げられるので、木槌等によっ
て支持腕31を打ちつけ、挿入脚21を目地穴35内に押し込む。このとき、拡
開部23の最大拡開部Pおよび当接部24と連絡部25との折曲ポイントQとが
、打ちつけ時の衝撃によって僅かながらも変形し、この結果、支持腕31はタイ
ル37縁端部に当接しつつ確実にタイル37を支持固定する。隅角支持部32の
折曲角度は略90度であるが、木槌等による打込時に角度が若干変化することが
あり、前記ポイントP,Qの角度変化と相併って、支持腕21によるタイル縁端
部の支持を確実なものとすることができる。
【0021】
また、この外壁補修クリップ20によれば、コンクリート外壁1とモルタル層
2との間に剥離が生じ、あるいはセメント3の接着力が低下してタイル37が支
持腕21を押圧した場合、隅角支持部32の角度が90度以上に拡開するので、
数年後の再補修点検時に、支持腕21の拡開程度によって、再補修を要するか否
かを容易に判別することができる。従来のT字型補修ピンの場合は、支持腕は折
曲されておらず、溶接等の手段により腕中央部が脚部に固定されていたので押圧
による曲げに対して折曲の場合よりも剛性があり、再補修を要するか否かの判別
は困難であった。また、この剛性のため従来の補修ピンでは、ピン装填時に腕部
の変形を生じ難く、左右のタイルに段差がある場合でも隙間を吸収することが出
来ず、タイル表面と腕部との間に隙間が生じて支持力を低下させる原因となった
が、この補修クリップ20によればかかる問題も解消することができる。
【0022】
さらに、この補修クリップ20によれば、補修後の美観品質を向上させること
が出来る。すなわち、外装タイルの補修にあっては、目地外部に補修金具等が露
出しないことが望ましい。従来一般に用いられた接着剤の注入工法は、このよう
な前提において採用されていた。しかし、接着剤の注入だけではタイルの剥落を
完全に防止することは困難であり、場合によっては人命に関わる事故にも発展す
る危険性があることから、見栄えを犠牲にしてもタイルの剥落をより確実に防止
出来るT字型の補修ピンが用いられることになったわけである。ところが、この
T字型補修ピン11は、図5に示すように、目地5を跨いで露出するので遠目で
も補修跡が目立ち、工事の品質感を低下させていた。このため、工事発注に際し
ては、かなりの高層階でなければ補修ピン11の使用を認めないビル保有者が少
なくない。一方、この補修クリップ20によれば、同図に示すように目地5を跨
ぐことなく装着出来るので、支持腕21の配色をタイル37の色に合わせておく
ことにより、低階層においても補修跡は殆ど識別できない程度に美観品質を高め
ることが可能となる。事故の危険性は高層部タイルの剥落において特に高まるか
ら、このような美観品質の向上は、補修クリップ20の使用可能位置を低め、事
故発生率も比例的に減少させる。
【0022】
図6は、本考案に係る補修クリップの第二の実施例を示すものである。
この補修クリップ40は、支持腕41と挿入脚42とを備え、挿入脚42をク
ロスさせることなく略直線状に形成した。挿入脚42は、先端湾曲部43、拡開
部44、当接部45からなり、支持腕41は前記実施例と同様、隅角支持部46
、表面支持部47を備える。
【0023】
挿入脚42をこのように直線状に形成すると、目地幅が特に狭い場合(例えば
7ミリメートル以下の場合)に挿入がさせ易くなり、補修工事の困難性が軽減さ
れる。補修に当たっては、目地穴に接着剤を充填して補修クリップ40を挿入す
る点は、前記実施例と同様であるが、挿入時に拡開部44が狭まるに従って当接
部45同士の間隔も狭くなるため、前記クロスさせたクリップよりも挿入時の抵
抗が少ない。しかしタイル縁端部を確実に支持する点は前記クリップと同様であ
り、接着剤が固まった後は、挿入時の状態でクリップ40が固定するので抜け落
ちが生ずることもない。
【0024】
尚、前記実施例においては、この補修クリップをステンレス等の鋼線を曲げ成
形する旨説明したが、材質はその他の金属、樹脂でも良く、また材質形状も線材
に限らず板状部材であっても構わない。また特に低層部にクリップを使用する場
合は、支持腕の長さを可能な限り短縮し、外部への露出面積を抑えるのが望まし
い。また配色もタイルに合わせるのが望ましい。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る外壁補修ピンによれば、湾曲先端部に連続す
る直線状の拡開部がバネとして働き、これに連続する当接部、およびこの当接部
から折曲された隅角支持部は、タイル側縁部およびタイル隅角部をバネ圧に応じ
て確実に支持し、タイルの剥落を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る外壁補修クリップの使用状態例を
示す外壁の断面図である。 【図2】図1に示した外壁補修クリップの構造例を示す
正面図である。 【図3】本考案に係る外壁補修クリップの他の形状例を
示す正面図である。 【図4】タイル目地を例示するタイル貼着面の断面図で
ある。 【図5】本考案に係る外壁補修クリップの露出程度を従
来の補修ピンの露出具合と比較して示した図である。 【図6】本考案に係る外壁補修クリップの他の実施例を
示す正面図である。 【図7】外装タイルの剥落状態を例示する外壁断面図で
ある。 【図8】従来の外壁補修工法を例示する外壁断面図であ
る。 【図9】従来の外壁補修工法を例示する外壁断面図であ
る。 【図10】T字ピンを用いた従来の補修工法を示す外壁
断面図である。 【符号の説明】 20、40 外壁補修クリップ 21、42 挿入脚 22、43 先端湾曲部 23、44 拡開部 24、45 当接部 25 連絡部 31、41 支持腕 32、46 隅角支持部 33、47 表面支持部 35 目地穴 36 接着剤
示す外壁の断面図である。 【図2】図1に示した外壁補修クリップの構造例を示す
正面図である。 【図3】本考案に係る外壁補修クリップの他の形状例を
示す正面図である。 【図4】タイル目地を例示するタイル貼着面の断面図で
ある。 【図5】本考案に係る外壁補修クリップの露出程度を従
来の補修ピンの露出具合と比較して示した図である。 【図6】本考案に係る外壁補修クリップの他の実施例を
示す正面図である。 【図7】外装タイルの剥落状態を例示する外壁断面図で
ある。 【図8】従来の外壁補修工法を例示する外壁断面図であ
る。 【図9】従来の外壁補修工法を例示する外壁断面図であ
る。 【図10】T字ピンを用いた従来の補修工法を示す外壁
断面図である。 【符号の説明】 20、40 外壁補修クリップ 21、42 挿入脚 22、43 先端湾曲部 23、44 拡開部 24、45 当接部 25 連絡部 31、41 支持腕 32、46 隅角支持部 33、47 表面支持部 35 目地穴 36 接着剤
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 外装タイルの補修目地穴に挿入する挿入脚と、該挿入脚
後端部に連結されタイル縁端部を支持する支持腕とを備
える外壁補修クリップであって、 前記挿入脚は、目地穴内径に応じた所定径を有する先端
湾曲部と、該先端湾曲部から後方に向かって次第に拡開
する直線状の拡開部と、該拡開部に連続しタイル側縁部
に当接できる当接部とを備える一方、前記支持腕は、該
当接部後端から折曲した隅角支持部と、該隅角支持部か
ら延設した表面支持部とを備えることを特徴とする外壁
補修クリップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4103091U JPH0571354U (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 外壁補修クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4103091U JPH0571354U (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 外壁補修クリップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0571354U true JPH0571354U (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=12597003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4103091U Withdrawn JPH0571354U (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 外壁補修クリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0571354U (ja) |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP4103091U patent/JPH0571354U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950615 |